JPH09322517A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

Info

Publication number
JPH09322517A
JPH09322517A JP13400796A JP13400796A JPH09322517A JP H09322517 A JPH09322517 A JP H09322517A JP 13400796 A JP13400796 A JP 13400796A JP 13400796 A JP13400796 A JP 13400796A JP H09322517 A JPH09322517 A JP H09322517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
exciting coil
annular
winding
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13400796A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sato
浩一 佐藤
Hiroyasu Numaya
宏康 沼屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP13400796A priority Critical patent/JPH09322517A/ja
Publication of JPH09322517A publication Critical patent/JPH09322517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一方側のステータの環状ボビンの巻線領域に
端子を固定することで各ステータにおける発生磁界がア
ンバランスとなる場合であっても、ロータを円滑に駆動
することができるステッピングモータを提供する。 【解決手段】 第1,第2のステータ1,2を構成し、
第2のステータ2の第2の環状ボビン20の巻線領域に
は、各励磁コイル7,8に信号供給を行う端子9を埋設
固定し、これら各ステータ1,2を開口部41が形成さ
れた磁性材料からなるカップ状の収納部材4に収納して
ステータ1,2の同心的積層体を形成し、この積層体の
互いに連通する各巻線部12,22内よりなる中空部S
に永久磁石31からなるロータ3を収納して回転自在に
軸支し、収納部材4の開口部41を磁性材料からなる蓋
部材5で閉塞してなり、第1のステータ1を収納部材4
の開口部41側に配置すると共に第2のステータ2を収
納部材4の底壁部44側に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PM(永久磁石)
型ステッピングモータに関し、例えば指示計器の可動部
として用いられる正逆回転が可能なステッピングモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりOA機器、家電製品、自動車等
の分野におけるアクチュエータ部品として、広く用いら
れている構造にPM型ステッピングモータがあり(例え
ば特開平5-161333号公報,特開平3-145960号公報,特開
平1-190249号公報,特開平1-190248号公報参照)、正逆
回転制御が容易であり、また駆動トルクによっては小型
化も容易なことから、近年では交差コイル式計器等のエ
アコア式ムーブメントに変わる計器の可動部として注目
されてきている。
【0003】PM型ステッピングモータの多くは環状ボ
ビンに巻かれた2つの励磁コイルと、これら励磁コイル
に対応する2組の環状ヨークとを組み合わせて2つのス
テータを構成し、これら各ステータを同心的に積層して
その積層体の中空部に回転軸を有する永久磁石よりなる
ロータを内装してなり、各励磁コイルを同時もしくは交
互に励磁し、その励磁極を環状ヨークを通じてロータの
対向面に導いてロータを正逆方向に回転制御するもの
で、各励磁コイルへの信号供給は、通常、環状ボビンに
固定された端子を通じてなされる。この端子は、例えば
特開平5-207725号公報に開示されているように、環状ボ
ビンの励磁コイルが巻線されない外周部に突設された端
子取付部に固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に環状ボビンの外周部に専用の端子取付部を突設する
と、端子取付部が周囲に突出するぶん、ステッピングモ
ータが大型化するので、励磁コイルの巻線領域となる環
状ボビン箇所に、インサート成形や圧入等により端子を
固定することが考えられるが、このように励磁コイルの
巻線領域に端子を固定するには、巻線領域の肉厚を厚く
する必要があり、大型化を避けるために環状ボビンの外
形を変えず巻線領域に端子を固定しようとすると、励磁
コイルの巻線容積が小さくなり、各ステータのうち一方
側のステータに端子を集中して固定する場合は、端子を
有する側のステータは励磁コイルの発生磁界が弱く、こ
れに比べ端子を有さない側のステータは、励磁コイルの
発生磁界が強くなり、従って各励磁コイルの発生磁界が
アンバランスとなり、ロータを円滑に駆動することが難
しくなるという問題がある。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、一方側のステータの環状ボビンの巻線
領域に端子を固定することで各ステータにおける発生磁
界がアンバランスとなる場合であっても、ロータを円滑
に駆動することができるステッピングモータを提供せん
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、両端が開口する円筒状の巻線部に第1の励磁
コイルを巻装する第1の環状ボビンとこの第1の環状ボ
ビンの前記巻線部内周に前記第1の励磁コイルの磁路を
導く一対の第1の環状ヨークとで構成される第1のステ
ータと、両端が開口する円筒状の巻線部に第2の励磁コ
イルを巻装すると共に前記第2の励磁コイルが巻線され
る位置に前記第1,第2の励磁コイルに信号供給を行う
端子を埋設固定してなる第2の環状ボビンとこの第2の
励磁コイルの巻線部内周に前記第2の励磁コイルの磁路
を導く一対の第2の環状ヨークとで構成される第2のス
テータと、これら第1,第2のステータを同心的且つ積
層状態に収納する一側が開口した磁性材料からなるカッ
プ状の収納部材と、この収納部材を通じて前記ステータ
を積層することにより互いに連通する前記各環状ボビン
の巻線部内に形成される中空部に回転自在に収納配置さ
れると共に前記各環状ヨークにて導かれた前記各励磁コ
イルの磁路により回転する永久磁石からなるロータと、
前記収納ケースの開口部を塞ぐ磁性材料からなる蓋部材
とを備えてなり、前記第1のステータが前記収納部材の
開口側に収納配置され、且つ前記第2のステータが前記
収納部材の閉塞側に収納配置されていることを特徴とす
る。
【0007】また本発明は前記第2の励磁コイルの線径
よりも前記第1の励磁コイルの線径を大きくしたことを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を実施例の符号
を参照して説明すると、第1,第2の環状ボビン10,
20の各巻線部12,22に第1,第2の励磁コイル
7,8を巻装し、これら各環状ボビン10,20を各々
外,内ヨーク15,25,16,26からなる第1,第
2の環状ヨーク11,21間に挟装して第1,第2の励
磁コイル7,8の磁路を各巻線部12,22の内周に導
く第1,第2のステータ1,2を構成し、この際、第2
のステータ2の第2の環状ボビン20の巻線領域には、
各励磁コイル7,8に信号供給を行う端子9を埋設固定
し、これら各ステータ1,2を開口部41が形成された
磁性材料からなるカップ状の収納部材4に収納してステ
ータ1,2の同心的積層体を形成し、この積層体の互い
に連通する各巻線部12,22内よりなる中空部Sに永
久磁石31からなるロータ3を収納して回転自在に軸支
し、収納部材4の開口部41を磁性材料からなる蓋部材
5で閉塞してなり、第1のステータ1を収納部材4の開
口部41側に配置すると共に第2のステータ2を収納部
材4の底壁部(閉塞部)44側に配置したことにより、
第2のステータ2の第2の環状ボビン20の巻線領域に
端子9を固定することで第1,第2のステータ1,2に
おける発生磁界が異なる場合であっても、ロータ3の回
転動作を円滑なものとすることができる。
【0009】すなわち、巻線領域に端子9が埋設固定さ
れることにより巻線容積が小さく発生磁界の弱い第2の
環状ボビン20を有する第2のステータ2が、磁気回路
効率の高い収納部材4の底壁部(閉塞部)44側に収納
配置され、一方、巻線領域に端子9が埋設されないこと
により巻線容積が大きく発生磁界の強い第1の環状ボビ
ン10を有する第1のステータ1が、磁気回路効率の低
い収納部材4の開口部41側に収納配置されるので、各
ステータ1,2における発生磁界のアンバランスが相殺
され、ロータ3を円滑に駆動することができる。
【0010】またこの際、各ステータ1,2の環状ボビ
ン10,20に巻線される各励磁コイル7,8のうち、
第2のステータ2の第2の励磁コイル8の線径よりも第
1のステータ1の第1の励磁コイル7の線径を大きく設
定すれば、収納部材4内の磁気回路効率の低い開口部4
1側に収納配置される第1の励磁コイル7の発生磁界を
さらに強めることができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。
【0012】図1は、本発明の第1実施例によるステッ
ピングモータの分解斜視図、図2は図1の組付け状態を
示す断面図、図3は後述する収納部材を断面で示した正
面図であり、本実施例によるステッピングモータは、図
1に示すように、同図中、上側に位置する第1のステー
タ1と、これと略同様の構造を有してその下側に位置す
る第2のステータ2と、これら各ステータ1,2内に配
置されるロータ3と、このロータ3及び各ステータ1,
2を収納する収納部材4と、この収納部材4の前方に配
置される蓋部材5とからなり、図2に示すように図示し
ないモータ駆動回路等を搭載したプリント基板6上に載
置固定される。
【0013】第1のステータ1は、第1の励磁コイル7
を巻装した合成樹脂製の第1の環状ボビン10と、SE
C,SPC,パーマロイ等の鉄系材料により形成された
第1の環状ヨーク11とを備えている。
【0014】第1の環状ボビン10は、両端が開口する
円筒状の巻線部12と、この巻線部12の開口側両端で
周方向に突出するフランジ状の一対の巻線ガイド部1
3,14とを備えている。
【0015】第1の環状ヨーク11は、第1の環状ボビ
ン10の巻線ガイド部13,14を挟んで互いに対向配
置される各々が平板状の外ヨーク15と内ヨーク16と
からなり、これら外,内ヨーク15,16には、第1の
環状ボビン11の巻線部12内周に延設され互いに櫛歯
状に組み合わされる複数の極歯17,18が形成されて
いる。
【0016】第2のステータ2は、第2の励磁コイル8
を巻装した合成樹脂製の第2の環状ボビン20と、SE
C,SPC,パーマロイ等の鉄系材料により形成された
第2の環状ヨーク21とを備えている。
【0017】第2の環状ボビン20は、両端が開口する
円筒状の巻線部22と、この巻線部22の開口側両端で
周方向に突出するフランジ状の一対の巻線ガイド部2
3,24とを備えると共に、第1,第2の励磁コイル
7,8の末端部7a,8aと電気接続される複数の端子
9を有し、これら端子9は、図2に詳しく示すように、
L字状を呈し、巻線ガイド23と巻線部22を含む巻線
領域にインサート成形により埋設固定されている。
【0018】第2の環状ヨーク21は、第2の環状ボビ
ン20の巻線ガイド部23,24を挟んで互いに対向配
置される各々が平板状の外ヨーク25と内ヨーク26と
からなり、これら外,内ヨーク25,26には、第2の
環状ボビン20の巻線部22内周に延設され互いに櫛歯
状に組み合わされる複数の極歯27,28が形成されて
いる。
【0019】ロータ3は、周面に複数の磁極がN,S交
互に一定ピッチで着磁された永久磁石31と、この永久
磁石31の中心に固着された回転軸32を備えている。
【0020】収納部材4は、前方に開口部41を有する
カップ状の磁性材料よりなり、その周壁部42には、第
2の環状ボビン20の巻線ガイド部23より突出する端
子9に対応する切欠部43が形成されると共に、その底
壁部(閉塞部)44には、ロータ3の回転軸32の一端
を軸支する軸受部45(図2参照)が固定されている。
【0021】蓋部材5は、収納部材4の開口部41を閉
塞する磁性材料よりなり、その中央部には、ロータ3の
回転軸32の他端を軸支する軸受部51が固定されてい
る。
【0022】つぎに本実施例によるステッピングモータ
の組み付け例を説明すると、収納部材4の内部に、外ヨ
ーク25,第2の環状ボビン20,内ヨーク26,内ヨ
ーク16,第1の環状ボビン10,外ヨーク15を順次
積層状態に収納すると共に第1の励磁コイル7の末端部
7aを端子9に電気接続して、収納部材4の底壁部44
側に位置する第2のステータ2と、その開口部41側に
位置する第1のステータ1とからなる同心的積層体を設
ける。つぎに、各ステータ1,2の積層体内において互
いに連通する各環状ボビン10,20の巻線部12,2
2内にて形成される中空部Sに、ロータ3を収納し、こ
のロータ3の回転軸32の一端を収納部材4の軸受部4
5で軸受けする。つぎに、収納部材4の開口部41に蓋
部材5を装着してその開口部41を閉塞し、且つ収納部
材4の軸受部51にロータ3の回転軸32の他端を軸支
して完成である。
【0023】このように構成されたステッピングモータ
は、図2に示すように、プリント基板6上に載置され、
端子9の、回転軸32の軸方向に突出する先端部分がプ
リント基板6に半田付け接続され、これによりプリント
基板6に搭載された図示しない駆動回路と第1,第2の
励磁コイル7,8との電気的な通電が果たされる。そし
て端子9を通じた各励磁コイル7,8への信号供給によ
り、各励磁コイル7,8を励磁し、その磁路を各環状ヨ
ーク11,21の各極歯17,18,27,28に導
き、各極歯17,18,27,28に形成される励磁極
とロータ3の永久磁石31の磁極との磁気的吸引作用も
しくは磁気的反発作用によりロータ3を所定ピッチずつ
回転させるものである。
【0024】ここで、収納部材4中にて互いに積層され
た各ステータ1,2に注目すると、図2中、下側に位置
する第2のステータ2の第2の環状ボビン20は、端子
9をインサート成形により埋設固定するために、第1の
環状ボビン10に比して厚肉に形成されており、第2の
環状ボビン20における第2の励磁コイル8の巻線容積
は、第1の環状ボビン10における第1の励磁コイル7
の巻線容積に比して小さくなっている。従って第2の励
磁コイル8による発生磁界は、第1の励磁コイルによる
発生磁界よりも小さくなり、各ステータ1,2における
発生磁界がアンバランスとなり、ロータ3の円滑な回転
動作を妨げる原因となる。
【0025】しかしながら、本実施例では、発生磁界の
弱い第2の環状ボビン20を有する第2のステータ2
を、収納部材4の底壁部44側に配置し、一方、発生磁
界の強い第1の環状ボビン10を有する第1のステータ
1を、収納部材4の開口部41側に配置したので、ロー
タを円滑に駆動することができる。
【0026】すなわち、図3示すように、第2のステー
タ2の場合、励磁コイル8による磁路は、外ヨーク25
を基準にしたとき、外ヨーク25→収納部材4の底壁部
44→周壁部42→内ヨーク26→周壁部42→底壁部
44(→外ヨーク25)を通る磁気回路を構成し、第1
のステータ1の場合も同様に、励磁コイル7による磁路
は、外ヨーク25を基準としたとき、外ヨーク15→蓋
部材5→収納部材4の周壁部42→内ヨーク16→周壁
部42→蓋部材5(→外ヨーク15)を通る磁気回路を
構成するが、両者を比較した場合、第2のステータ2側
は、収納部材4の周壁部42と底壁部44とは連続して
おり、一方、第1のステータ1側は収納部材4の周壁部
42と蓋部材5との間にギャップGが存在しており、こ
のギャップGの存在により第1のステータ1側は、磁気
抵抗が高く、従って第2のステータ2側に比べて磁気回
路効率が低くなる。そこで、発生磁界の弱い第2の環状
ボビン20を有する第2のステータ2を、磁気回路効率
の高い収納部材4の底壁部44側に配置し、一方、発生
磁界の強い第1の環状ボビン10を有する第1のステー
タ1を、磁気回路効率の低い収納部材4の開口部41側
に配置したので、各ステータ1,2における発生磁界の
アンバランスが相殺され、ロータを円滑に駆動すること
ができる。
【0027】また本実施例では、このような構成を採用
しても依然として第2のステータ2側の発生磁界が若干
強かったため、さらに第2の励磁コイル8の線径を第1
の励磁コイル7の線径よりも小さくして設定して、第1
の励磁コイル7の発生磁界が大きく、第2の励磁コイル
の発生磁界が小さくなるようにし、各ステータ1,2に
おける発生磁界が略等しくしている。
【0028】以上のように、本実施例によれば、第1,
第2の環状ボビン10,20の各巻線部12,22に第
1,第2の励磁コイル7,8を巻装し、これら各環状ボ
ビン10,20を各々外,内ヨーク15,25,16,
26からなる第1,第2の環状ヨーク11,21間に挟
装して第1,第2の励磁コイル7,8の磁路を各巻線部
12,22の内周に導く第1,第2のステータ1,2を
構成し、この際、第2のステータ2の第2の環状ボビン
20の巻線領域には、各励磁コイル7,8に信号供給を
行う端子9を埋設固定し、これら各ステータ1,2を開
口部41が形成された磁性材料からなるカップ状の収納
部材4に収納してステータ1,2の同心的積層体を形成
し、この積層体の互いに連通する各巻線部12,22内
よりなる中空部Sに永久磁石31からなるロータ3を収
納して回転自在に軸支し、収納部材4の開口部41を磁
性材料からなる蓋部材5で閉塞してなり、第1のステー
タ1を収納部材4の開口部41側に配置すると共に第2
のステータ2を収納部材4の底壁部44側に配置したこ
とにより、第2のステータ2の第2の環状ボビン20の
巻線領域に端子9を固定することで第1,第2のステー
タ1,2における発生磁界がアンバランスとなる場合で
あっても、ロータ3の回転動作を円滑なものとすること
ができる。
【0029】またこの際、各ステータ1,2の環状ボビ
ン10,20に巻線される各励磁コイル7,8のうち、
第2のステータ2の第2の励磁コイル8の線径よりも第
1のステータ1の第1の励磁コイル7の線径を大きく設
定すれば、収納部材4内の磁気回路効率の低い開口部4
1側に収納配置される第1の励磁コイル7の発生磁界を
さらに強めることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、両端が開
口する円筒状の巻線部に第1の励磁コイルを巻装する第
1の環状ボビンとこの第1の環状ボビンの前記巻線部内
周に前記第1の励磁コイルの磁路を導く一対の第1の環
状ヨークとで構成される第1のステータと、両端が開口
する円筒状の巻線部に第2の励磁コイルを巻装すると共
に前記第2の励磁コイルが巻線される位置に前記第1,
第2の励磁コイルに信号供給を行う端子を埋設固定して
なる第2の環状ボビンとこの第2の励磁コイルの巻線部
内周に前記第2の励磁コイルの磁路を導く一対の第2の
環状ヨークとで構成される第2のステータと、これら第
1,第2のステータを同心的且つ積層状態に収納する一
側が開口した磁性材料からなるカップ状の収納部材と、
この収納部材を通じて前記ステータを積層することによ
り互いに連通する前記各環状ボビンの巻線部内に形成さ
れる中空部に回転自在に収納配置されると共に前記各環
状ヨークにて導かれた前記各励磁コイルの磁路により回
転する永久磁石からなるロータと、前記収納ケースの開
口部を塞ぐ磁性材料からなる蓋部材とを備えてなり、前
記第1のステータが前記収納部材の開口側に収納配置さ
れ、且つ前記第2のステータが前記収納部材の閉塞側に
収納配置されていることにより、一方側のステータの環
状ボビンの巻線領域に端子を固定することで各ステータ
における発生磁界がアンバランスとなる場合であって
も、ロータを円滑に駆動することができるステッピング
モータを提供することができる。
【0031】また本発明は、前記第2の励磁コイルの線
径よりも前記第1の励磁コイルの線径を大きくしたこと
により、第1の励磁コイル7の発生磁界をさらに強める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るステッピングモータ
の分解斜視図である。
【図2】図1に示したステッピングモータの組み付け状
態を示す断面図である。
【図3】収納部材を断面で示した正面図である。
【符号の説明】
1 第1のステータ 2 第2のステータ 3 ロータ 4 収納部材 5 蓋部材 6 プリント基板 7 第1の励磁コイル 8 第2の励磁コイル 9 端子 10 第1の環状ボビン 11 第1の環状ヨーク 20 第2の環状ボビン 21 第2の環状ヨーク 41 開口部 42 底壁部(閉塞部) G ギャップ S 中空部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口する円筒状の巻線部に第1の
    励磁コイルを巻装する第1の環状ボビンとこの第1の環
    状ボビンの前記巻線部内周に前記第1の励磁コイルの磁
    路を導く一対の第1の環状ヨークとで構成される第1の
    ステータと、両端が開口する円筒状の巻線部に第2の励
    磁コイルを巻装すると共に前記第2の励磁コイルが巻線
    される位置に前記第1,第2の励磁コイルに信号供給を
    行う端子を埋設固定してなる第2の環状ボビンとこの第
    2の励磁コイルの巻線部内周に前記第2の励磁コイルの
    磁路を導く一対の第2の環状ヨークとで構成される第2
    のステータと、これら第1,第2のステータを同心的且
    つ積層状態に収納する一側が開口した磁性材料からなる
    カップ状の収納部材と、この収納部材を通じて前記ステ
    ータを積層することにより互いに連通する前記各環状ボ
    ビンの巻線部内に形成される中空部に回転自在に収納配
    置されると共に前記各環状ヨークにて導かれた前記各励
    磁コイルの磁路により回転する永久磁石からなるロータ
    と、前記収納ケースの開口部を塞ぐ磁性材料からなる蓋
    部材とを備えてなり、前記第1のステータが前記収納部
    材の開口側に収納配置され、且つ前記第2のステータが
    前記収納部材の閉塞側に収納配置されていることを特徴
    とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 前記第2の励磁コイルの線径よりも前記
    第1の励磁コイルの線径を大きくしたことを特徴とする
    請求項1記載のステッピングモータ。
JP13400796A 1996-05-29 1996-05-29 ステッピングモータ Pending JPH09322517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13400796A JPH09322517A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 ステッピングモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13400796A JPH09322517A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 ステッピングモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09322517A true JPH09322517A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15118207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13400796A Pending JPH09322517A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 ステッピングモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09322517A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1294661C (en) Brushless dc motor
KR100222313B1 (ko) 스테핑 모터
WO1998019384A1 (fr) Moteur pas-a-pas
JPS63174545A (ja) 小型ブラシレスモ−タ
US6046519A (en) Stepping motor
US6400055B1 (en) Motor
US6323569B1 (en) Stepping motor
JP4748649B2 (ja) 駆動装置
KR20040072041A (ko) 모터
US6861773B2 (en) Stepping motor
JPH09322517A (ja) ステッピングモータ
WO2006134800A1 (ja) ステッピングモータ
JPS63277455A (ja) ハイブリツドモ−タ
JPH01270760A (ja) ハイブリッドモータ
JPH0837770A (ja) 二相モータ
JPH09215305A (ja) ステッピングモータ
JPH09215306A (ja) ステッピングモータ
JPH09163713A (ja) ステッピングモータ
KR100289562B1 (ko) 단상의 브러쉬레스 모터
KR900003985B1 (ko) 인너로터 모터의 유철심형 전기자의 제조방법
KR200334725Y1 (ko) 이련 권선 브러시리스 직류모터
JPH09131035A (ja) 直流小型モータ
JPH09184740A (ja) ステッピングモータ式指示計器
JPH01202143A (ja) 外転型ブラシレスdcモータ
JPH09149590A (ja) ステッピングモータ