JPH09322253A - 位置検知システム - Google Patents

位置検知システム

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JPH09322253A
JPH09322253A JP8137270A JP13727096A JPH09322253A JP H09322253 A JPH09322253 A JP H09322253A JP 8137270 A JP8137270 A JP 8137270A JP 13727096 A JP13727096 A JP 13727096A JP H09322253 A JPH09322253 A JP H09322253A
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JP
Japan
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phs
position detection
csid
stored
general
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Application number
JP8137270A
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English (en)
Inventor
Masao Morita
正夫 森田
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般のPHSサービスシステムを利用し、P
HSサービス側を変更することなく、またPHSシステ
ム利用者のプライバシーを侵害することなく実現できる
位置検知システムを提供する。 【解決手段】 被探索者に位置検知用PHS10を携帯
させ、探索者が一般通話用のPHS20から位置検知用
PHS10を呼び出し、位置検知用PHS10が着信
後、記憶しているCSIDを一般通話用のPHS20に
データ送信し、一般通話用のPHS20が、受信したC
SIDを表示する位置検知システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、徘徊老人や子供や
ペット等の探索等に用いられる位置検知システムに係
り、特に一般のPHSサービスシステムを利用し、PH
Sサービス側を変更することなく、またPHSサービス
システム利用者のプライバシーを侵害することなく実現
できる位置検知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、探索対象の位置を検知するシステ
ムはさまざまあったが、何れも携帯する装置が小型、軽
量でないという現状があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位置検知システムでは、携帯する装置が小型、軽量
でないため携帯性に優れていないという問題点があっ
た。
【0004】そこで、近年広範囲にわたるサービスエリ
アを保持し、且つ携帯性に優れた移動端末を有する簡易
型携帯電話システム(Personal Handy-phone System:P
HS)を使った位置検知システムも考えられるが、これ
には以下のような問題点があった。
【0005】まず第1の問題点は、既存のPHSサービ
スシステムにおいて、PHSサービス制御局で管理記憶
されている移動端末(以降はPHSと呼ぶ)の位置情報
を用いて、PHSの位置検知を行おうとすると、PHS
サービス制御局側で大幅なシステム改造が必要になり、
実現のための負荷が大きいという問題点があった。
【0006】また、PHSサービス制御局で管理記憶さ
れている位置情報は、利用者のプライバシーに係わる情
報であるため、その情報を公開することはプライバシー
の侵害になるという問題点があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、一般のPHSサービスシステムを利用し、PHSサ
ービス側を変更することなく、またPHSシステム利用
者のプライバシーを侵害することなく実現できる位置検
知システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、位置検知システム
において、探索者が所有する一般通話用のPHSから被
検索者の携帯する位置検知用PHSを呼び出すと、前記
位置検知用PHSが、記憶している所在基地局の識別子
であるCSIDを前記一般通話用のPHSに送信し、前
記一般通話用のPHSが、受信した前記CSIDを表示
することを特徴としており、幅広いエリアをサービスし
ているPHSサービスシステムを利用して、一般通話用
のPHSから位置検知用PHSの所在基地局ゾーンのC
SIDを検知できる。
【0009】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、位置検知システムにおいて、探索者
が所有する一般通話用の電話から位置検知サービスセン
ターの位置検知装置を呼び出すと、前記位置検知装置が
被検索者の携帯する位置検知用PHSを呼び出し、前記
位置検知用PHSが、記憶している所在基地局の識別子
であるCSIDを前記位置検知装置に送信し、前記位置
検知装置が、前記CSIDに対応する所在名の音声に変
換して一般通話用の電話に送信し、前記一般通話用の電
話が、受信した前記所在名を音声出力することを特徴と
しており、幅広いエリアをサービスしているPHSサー
ビスシステムを利用して、一般通話用の電話から位置検
知用PHSの所在基地局ゾーンの所在名を音声で検知で
きる。
【0010】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、位置検知システムにおいて、探索者
が所有する一般通話用の電話から位置検知サービスセン
ターの位置検知装置を呼び出して追跡開始を指示する
と、前記位置検知装置が、被検索者の携帯する位置検知
用PHSを呼び出して追跡開始を指示し、前記位置検知
用PHSが、前記追跡開始の指示により追跡モードにな
り、記憶している所在基地局の識別子であるCSIDが
替わる毎に前記CSIDを前記位置検知装置に送信し、
前記位置検知装置が、受信したCSIDを日時と共に蓄
積して記憶し、前記一般通話用の電話から位置検知サー
ビスセンターの位置検知装置を呼び出して径路報告を指
示すると、前記位置検知装置が、記憶しているCSID
と日時を対応する所在名と日時の音声に変換して一般通
話用の電話に送信し、前記一般通話用の電話から位置検
知サービスセンターの位置検知装置を呼び出して追跡終
了を指示すると、前記位置検知装置が、被検索者の携帯
する位置検知用PHSを呼び出して追跡終了を指示し、
前記位置検知用PHSが、前記追跡終了の指示により追
跡モードを解除することを特徴としており、幅広いエリ
アをサービスしているPHSサービスシステムを利用し
て、一般通話用の電話から位置検知用PHSの移動径路
を所在基地局ゾーンの所在名の音声で検知できる。
【0011】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、位置検知システムにおいて、被検索
者の携帯する位置検知用PHSが、記憶している所在基
地局の識別子であるCSIDが替わる毎に、探索者の所
有する一般通話用のPHSを呼び出して前記位置検知用
PHSの識別子であるPSIDと前記CSIDを送信
し、前記一般通話用のPHSが、受信したPSIDとC
SIDをパーソナルコンピュータに出力し、前記パーソ
ナルコンピュータが、入力された前記PSIDと前記C
SIDを入力時刻と共に記憶し、要求に応じて記憶した
入力時刻とPSIDとCSIDとを編集して表示するこ
とを特徴としており、幅広いエリアをサービスしている
PHSサービスシステムを利用して、位置検知用PHS
の移動径路をPC内に記憶し、表示できる。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項4記載の位置検知システムに
おいて、位置検知用PHSが、探索者の所有する一般通
話用のPHSを呼び出す呼設定情報の中にPSIDとC
SIDを組み込んで呼び出し、呼出通知を受け取ると通
話状態確立前に回線接続を切断することを特徴としてお
り、通話料をかけずにPSIDとCSIDを一般通話用
のPHSに送信できる。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項4記載の位置検知システムに
おいて、パーソナルコンピュータで記憶した入力時刻と
PSIDとCSIDとを表形式で編集して表示すること
を特徴としており、位置検知用PHSの移動径路を表形
式で見易く表示できる。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項7記載の発明は、請求項4記載の位置検知システムに
おいて、パーソナルコンピュータで記憶した入力時刻と
PSIDとCSIDとをマップ形式で編集して表示する
ことを特徴としており、位置検知用PHSの移動径路を
マップ形式で見易く表示できる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項に係る発明について、その
実施の形態を図面を参照しながら説明する。本発明の第
1の実施の形態に係る位置検知システムは、図1に示す
ように、探索対象者(被探索者)に位置検知用PHS1
0を携帯させ、探索者の携帯する一般通話用のPHS2
0から位置検知用PHS10を呼び出すと、位置検知用
PHS10が着信後、記憶しているCSIDを一般通話
用のPHS20にデータ送信し、一般通話用のPHS2
0が、受信したCSIDを表示するものなので、PHS
サービスシステムを利用して、一般通話用のPHS20
から位置検知用PHS10の位置検知を実現できる。図
1は、本発明の第1の実施の形態に係る位置検知システ
ムの概略構成図である。
【0016】本発明の説明の前に、一般のPHSサービ
スシステムの位置登録の概略について、図1を使って簡
単に説明する。一般のPHSサービスシステムでは、P
HS加入者がサービスエリア内で電話の着信を受けるた
めに、予め所在する基地局の位置情報をPHSのサービ
ス制御局に記憶させる位置登録が行われている。
【0017】ここで位置登録とは具体的に、基地局4か
ら基地局ゾーン内に、基地局4の位置情報である識別番
号(CSID)が報知されており、PHS10は基地局
4から報知されるCSIDを受信し、PHS10に既に
記憶されている位置情報(CSID)と異なる場合に、
受信したCSIDを記憶して、更にPHS10から自分
のいる基地局ゾーンの基地局4に位置登録信号を送出す
る。
【0018】PHS10からの位置登録信号を受信した
基地局4は、PHS用接続装置及び交換機等と共通信号
線網であるPSTN(Public Switched Telecommunicat
ionNetwork )/ISDN(Integrated Service Digita
l Network)を介してPHSサービス制御局に位置情報
を送信し、PHSサービス制御局で管理され記憶される
ようになっている。そして、PHS10が移動し、所在
の基地局ゾーンが変化すると、新しい基地局4′の位置
情報で登録が行われるようになっている。
【0019】尚、PHSにおけるシステム及びPHS端
末の位置登録については、平成7年2月1日 電気通信
協会発行「やさしいパーソナルハンディホン」小川圭
祐、小林忠男編著者 p13〜p24に記載されてい
る。
【0020】次に、本発明の第1の実施の形態に係る
(第1の)位置検知システムの構成について図2を使っ
て説明する。図2は、本発明の第1の位置検知システム
の構成ブロック図である。
【0021】本発明の第1の位置検知システムは、基本
的にはPHSサービス網9と、基地局4と、更に本発明
の特徴部分である位置検知用PHS10と、一般通話用
PHS(以降は単にPHSと記述する)20とから構成
されている。
【0022】次に、第1の位置検知システムの各部につ
いて具体的に説明する。PHSサービス網9は、従来か
らある一般的なPHSサービスを行うためのサービス網
で、その内部は共通信号線網であるPSTN/ISDN
と、PHSサービス制御局と、交換局と、PHS用接続
装置等から構成されている。
【0023】基地局4は、従来と全く同様で位置情報で
ある自己の識別番号(CSID)を報知し、PHS10
から位置登録信号を受信すると、PHSサービス網9に
対して位置登録要求を行いPHS10の位置登録をPH
Sサービス制御局に通知するものであり、その他一般的
なPHSサービスの基地局として動作するものである。
【0024】位置検知用PHS10は、探索対象者(被
探索者)である徘徊老人や子供やペット等に携帯させる
もので、一般のPHS端末における発呼や通話機能等を
省略して位置検知専用にすることによって小型軽量化し
たPHS端末である。
【0025】そして、位置検知用PHS10の内部は、
位置検知用PHS10を制御する制御部11と、所在の
基地局のCSIDを記憶するCSID記憶部12とから
構成されている。
【0026】制御部11では、従来どうり基地局4から
報知されるCSIDを受信し、既にCSID記憶部12
に記憶されているCISDと異なる場合は受信したCS
IDをCSID記憶部12に記憶し、更に位置登録を行
うようになっている。そして、PHS20からの呼出に
対応する着呼を受信すると、キー入力等を待たずに即座
に着信の制御を行い、それに続いて第1の実施の形態の
特徴部分として、CSID記憶部12に記憶されている
CSIDを呼び出したPHS20に送信するようになっ
ている。
【0027】PHS20は、位置検知用PHS10を携
帯する被探索者を探索しようとする人(探索者)の携帯
する一般通話用の機能を持つPHS端末で、一般的なP
HSの機能に加えて位置検知用PHS10の位置検知を
行う機能が設けられている。位置検知を行う機能を実現
するための構成は、位置検知制御部21と、表示部22
である。位置検知制御部21は、位置検知用PHS10
を呼び出し、位置検知用PHS10に接続後、位置検知
用PHS10から送信されるCSIDを受信し、表示部
22に出力して表示させるものである。
【0028】次に、第1の位置検知システムの動作につ
いて、図2を使って説明する。第1の位置検知システム
では、被探索者が位置検知用PHS10を携帯し、位置
検知用PHS10が移動して基地局ゾーンが替わる度に
位置登録をしながら、所在の基地局4のCSIDをCS
ID記憶部12に記憶している。
【0029】そして、探索者がPHS20を携帯し、位
置検知をするときにPHS20から位置検知用PHS1
0を呼び出し、発呼を受けた位置検知用PHS10が、
着信後CSID記憶部12に記憶されているCSIDを
PHS20に送信し、PHS20がCSIDを受信して
表示部22に表示するようになっている。
【0030】本発明の第1の位置検知システムによれ
ば、探索者の携帯するPHS20から被探索者の携帯す
る位置検知用PHS10を呼び出すと、位置検知用PH
S10が即座に着信し、更に位置検知用PHS10によ
ってCSID記憶部12に記憶されているCSIDがP
HS20に送信され、PHS20で受信されたCSID
が表示部22に表示されるものであるので、探索者の携
帯するPHS20で被探索者の携帯する位置検知用PH
S10の所在する基地局ゾーンを検知できるので、PH
Sサービスシステムを利用してプライバシーを侵害する
ことなく被探索者の位置が検知できる効果がある。
【0031】次に、請求項に係る発明について、第2の
実施の形態を図面を参照しながら説明する。本発明に係
る第2の位置検知システムは、図3に示すように、被探
索者に位置検知用PHS10を携帯させ、探索者が一般
電話25から位置検知サービスセンターの位置検知装置
30を呼び出し、位置検知用PHS10の電話番号を入
力すると、位置検知装置30が位置検知用PHS10を
呼び出し、位置検知用PHS10が着信後、記憶してい
るCSIDを位置検知装置30にデータ送信し、位置検
知装置30が、受信したCSIDに対応する所在名を音
声で一般電話25に送信するものなので、PHSサービ
スシステムを利用して、一般電話から被探索者の位置を
検知できる。図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
位置検知システムの概略構成図である。
【0032】本発明の第2の実施の形態に係る(第2
の)位置検知システムの構成について図4を使って説明
する。図4は、本発明の第2の位置検知システムの構成
ブロック図である。
【0033】本発明の第2の位置検知システムは、基本
的にはPHSサービス網9と、基地局4と、更に本発明
の特徴部分である位置検知用PHS10と、位置検知サ
ービスセンターの位置検知装置30と、一般電話25と
から構成されている。
【0034】次に、第2の位置検知システムの各部につ
いて具体的に説明するが、PHSサービス網9と基地局
4と位置検知用PHS10は第1の位置検知システムと
全く同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0035】一般電話25は、位置検知用PHS10を
携帯する被探索者を探索しようとする人(探索者)の身
近にある一般的な電話機であり、位置検知サービスセン
ターの位置検知装置30を呼び出した後に、探索したい
位置検知用PHS10の電話番号を入力し、位置検知さ
れた所在名の音声情報をスピーカ出力するものである。
【0036】位置検知サービスセンターの位置検知装置
30は、一般電話25からの位置検知サービスの要求に
対応して、位置検知用PHS10を呼び出し、位置検知
用PHS10から送信されたCSIDに対応する所在名
を音声で一般電話25に送信するものである。
【0037】位置検知装置30の内部は、位置検知サー
ビス制御部31と、CS所在情報テーブル32とから構
成されている。CS所在情報テーブル32は、図5に示
すように、基地局4のCSIDに対応する基地局4の所
在名を音声データで予め記憶しているものである。図5
は、本発明の第2の位置検知システムにおけるCS所在
情報テーブル32の例を示す説明図である。
【0038】位置検知サービス制御部31は、位置検知
装置30の制御を行うもので、一般電話25から呼び出
されると、探索を希望する位置検知用PHS10の電話
番号を問い合わせ、一般電話25で電話番号が入力され
て送信されると、受信した電話番号の位置検知用PHS
10を呼び出す。
【0039】そして、位置検知用PHS10から送信さ
れたCSIDを受け取り、CS所在情報テーブル32を
参照してCSIDに対応する所在名の音声データを読み
込み、音声を合成して一般電話25に送信するようにな
っている。
【0040】次に、第2の位置検知システムの動作につ
いて、図4を使って説明する。第2の位置検知システム
では、被探索者が位置検知用PHS10を携帯し、移動
して基地局ゾーンが替わる度に位置登録をしながら、所
在の基地局4のCSIDをCSID記憶部12に記憶し
ている。
【0041】そして、探索者が位置検知をするときに身
近にある一般電話25から位置検知サービスセンターの
位置検知装置30を呼び出し、位置検知用PHS10の
電話番号を入力すると、位置検知装置30が位置検知用
PHS10を呼び出し、発呼を受けた位置検知用PHS
10は、着信後CSID記憶部12に記憶されているC
SIDを位置検知装置30に送信し、位置検知装置30
はCSIDを受信してCS所在情報テーブル32で所在
地に対応づけ、音声で一般電話25に送信するようにな
っている。
【0042】本発明の第2の位置検知システムによれ
ば、探索者が身近な一般電話25から位置検知装置30
を呼び出し、被探索者の携帯する位置検知用PHS10
の電話番号を入力すると、位置検知装置30から位置検
知用PHS10が呼び出され、位置検知用PHS10が
即座に着信し、更に位置検知用PHS10によってCS
ID記憶部12に記憶されているCSIDが位置検知装
置30に送信され、位置検知装置30で受信したCSI
Dが所在名の音声情報に変換されて一般電話25に送信
されるので、探索者が身近にある一般電話25から被探
索者の携帯する位置検知用PHS10の所在地を音声で
検知できるので、PHSサービスシステムを利用してプ
ライバシーを侵害することなく分かりやすく被探索者の
位置が検知できる効果がある。
【0043】次に、請求項に係る発明について、第2の
実施の形態を応用した第3の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。本発明に係る第3の位置検知システム
は、被探索者に位置検知用PHS10を携帯させ、探索
者が一般電話25から位置検知サービスセンターを呼び
出し、位置検知用PHS10の電話番号と追跡開始の指
示を入力すると、位置検知サービスセンターの位置検知
装置30が位置検知用PHS10を呼び出して追跡開始
の指示を送信し、位置検知用PHS10は追跡開始の指
示を受けると追跡モードになって記憶しているCSID
が替わる毎に位置検知装置30に新しいCSIDをデー
タ送信し、位置検知装置30は、受信したCSIDを受
信日時と共に蓄積して記憶し、一般電話25から径路報
告の指示を受けると、蓄積して記憶している受信日時と
CSIDを受信日時と所在名の音声に変換して一般電話
25に送信するものなので、PHSサービスシステムを
利用して、一般電話から被探索者の移動径路を検知でき
る。
【0044】本発明の第3の実施の形態に係る(第3
の)位置検知システムの構成について図6を使って説明
する。図6は、本発明の第3の位置検知システムの構成
ブロック図である。
【0045】本発明の第3の位置検知システムは、基本
的には第2の位置検知システムと同様にPHSサービス
網9と、基地局4と、更に本発明の特徴部分である位置
検知用PHS10′と、位置検知サービスセンターの位
置検知装置30′と、一般電話25′とから構成されて
いる。
【0046】次に、第3の位置検知システムの各部につ
いて具体的に説明するが、PHSサービス網9と基地局
4は第2の位置検知システムと全く同様であるので、こ
こでは説明を省略する。
【0047】一般電話25′は、位置検知用PHS1
0′を携帯する被探索者を探索しようとする人(探索
者)の身近にある一般的な電話機であり、位置検知サー
ビスセンターの位置検知装置30′を呼び出した後に、
探索したい位置検知用PHS10′の電話番号を入力
し、続いて追跡を開始する指示(追跡開始指示)、又は
追跡を終了する指示(追跡終了指示)、又は追跡結果の
径路を報告する指示(径路報告指示)の何れかを入力
し、径路報告指示を入力した場合に被探索者の移動径路
情報の音声をスピーカ出力するものである。
【0048】位置検知サービスセンターの位置検知装置
30′は、一般電話25′からの位置検知サービスの要
求に対応して、追跡制御及び追跡した結果の報告を行う
ものである。
【0049】位置検知装置30′の内部は、位置検知サ
ービス制御部31′と、CS所在情報テーブル32と、
径路記憶テーブル33とから構成されている。CS所在
情報テーブル32は、第2の位置検知システムと全く同
様で、図5に示すように、基地局4のCSIDに対応す
る基地局4の所在名を音声データで予め記憶しているも
のである。
【0050】径路記憶テーブル33は、追跡開始が要求
された位置検知用PHS10′の電話番号毎に、位置検
知用PHS10′から受信した時刻とCSIDを順次記
憶する記憶部である。この順次記憶された時刻とCSI
Dを径路データと呼ぶ。
【0051】位置検知サービス制御部31′は、位置検
知装置30′の制御を行うもので、一般電話25′から
呼び出されると、探索を希望する位置検知用PHS1
0′の電話番号と、追跡開始指示又は追跡終了指示又は
径路報告指示の何れを要求するかを問い合わせ、一般電
話25′から入力された電話番号及び指示に従って処理
を行う。また、位置検知用PHS10′からの呼び出し
に応じて、位置検知用PHS10′から送信されるCS
IDを受信して、受信日時と受信したCSIDを径路記
憶テーブル33に記憶するものである。
【0052】具体的に、追跡開始指示が入力された場合
は、径路記憶テーブル33に追跡開始が要求された位置
検知用PHS10′の電話番号を記憶し、更に位置検知
用PHS10′を呼び出して、追跡開始用の制御信号を
送信する。
【0053】また、追跡終了指示が入力された場合は、
径路記憶テーブル33の追跡終了が要求された位置検知
用PHS10′の電話番号に関するデータを消去し、更
に位置検知用PHS10′を呼び出して、追跡終了用の
制御信号を送信する。
【0054】また、径路報告指示が入力された場合は、
径路記憶テーブル33の径路報告が要求された位置検知
用PHS10′の電話番号に関する径路データを径路記
憶テーブル33から読み出し、CS所在情報テーブル3
2を参照して径路データ内のCSIDに対応する所在名
の音声データを読み込み、時刻と所在名の音声を合成し
て一般電話25に送信するようになっている。
【0055】また、位置検知用PHS10′から呼び出
しがあると、位置検知用PHS10′から送信されるC
SIDを受信して、径路記憶テーブル33の位置検知用
PHS10′の電話番号に対応する径路データ部分に受
信時刻とCSIDを格納するようになっている。
【0056】位置検知用PHS10′は、第1及び第2
の位置検知システムの位置検知用PHS10と同様に、
探索対象者(被探索者)である徘徊老人や子供やペット
等に携帯させ、位置検知専用に動作するPHS端末であ
るが、第1及び第2の位置検知システムの位置検知用P
HS10と大きく異なる点は、発信機能も有する点であ
る。
【0057】そして、位置検知用PHS10′の内部
は、位置検知用PHS10′を制御する制御部11′
と、所在の基地局のCSIDを記憶するCSID記憶部
12とから構成されている。
【0058】制御部11′では、従来どうり基地局4か
ら報知されるCSIDを受信し、既にCSID記憶部1
2に記憶されているCISDと異なる場合は位置登録を
行い、受信したCSIDをCSID記憶部12に記憶す
るようになっている。
【0059】そして、位置検知装置30′からの呼出に
対応する着呼を受信し、続いて追跡開始用の制御信号を
受け取ると、追跡モードの制御に切り替わり、位置検知
装置30′からの呼出に続いて追跡終了用の制御信号を
受け取るまで、追跡モードの制御を行うようになってい
る。
【0060】ここで、追跡モードの制御とは、まず、C
SID記憶部12に記憶されているCSIDを位置検知
装置30′に送信し、以降は、基地局ゾーンを移動して
位置登録を行う毎に、予め設定されている位置検知サー
ビスセンターの位置検知装置30′の番号を呼び出し、
CSID記憶部12に記憶されたCSIDを位置検知装
置30′に送信するようになっている。
【0061】次に、第3の位置検知システムの動作につ
いて、図6を使って説明する。第3の位置検知システム
では、被探索者が位置検知用PHS10′を携帯し、移
動して基地局ゾーンが替わる度に位置登録をしながら、
所在の基地局4のCSIDをCSID記憶部12に記憶
している。
【0062】そして、探索者が被探索者の追跡を開始し
たい時に、身近にある一般電話25′から位置検知サー
ビスセンターの位置検知装置30′を呼び出し、一般電
話25′から位置検知用PHS10′の電話番号が入力
され、更に追跡開始指示が入力されると、位置検知装置
30′で径路記憶テーブル33に位置検知用PHS1
0′の電話番号が記憶され、更に位置検知用PHS1
0′が呼び出されて、追跡開始用の制御信号が送信され
る。
【0063】発呼を受けた位置検知用PHS10′は、
着信後追跡開始用の制御信号を受け取り、以降は追跡モ
ードに切り替わり、基地局ゾーンを移動して位置登録を
行う毎に、位置検知装置30′を呼び出してCSIDを
送信し、位置検知装置30′では受信したCSIDを受
信時刻と共に径路記憶テーブル33に記憶していく。
【0064】そして、探索者が被探索者の移動径路を知
りたい時に、身近にある一般電話25′から位置検知サ
ービスセンターの位置検知装置30′を呼び出し、一般
電話25′から位置検知用PHS10′の電話番号が入
力され、更に径路報告指示が入力されると、位置検知装
置30′で径路記憶テーブル33から位置検知用PHS
10′の電話番号に対応する径路データが読み出され、
CS所在情報テーブル32を使ってCSIDが所在地の
音声データに変換され、時刻と共に音声で一般電話2
5′に送信されるようになっている。
【0065】また、探索者が追跡を終了して良い時に、
身近にある一般電話25′から位置検知サービスセンタ
ーの位置検知装置30′を呼び出し、一般電話25′か
ら位置検知用PHS10′の電話番号が入力され、更に
追跡終了指示が入力されると、位置検知装置30′で径
路記憶テーブル33の位置検知用PHS10′の電話番
号に関するデータが消去され、更に位置検知用PHS1
0′が呼び出されて、追跡終了用の制御信号が送信さ
れ、位置検知用PHS10′では、追跡モードが解除さ
れる。
【0066】本発明の第3の位置検知システムによれ
ば、探索者が身近な一般電話25′から位置検知装置3
0′を呼び出し、被探索者の携帯する位置検知用PHS
10′の電話番号を入力して追跡開始指示を入力する
と、位置検知装置30′から位置検知用PHS10′が
呼び出されて追跡開始の指示が送信され、以降は位置検
知用PHS10′が追跡モードになり、記憶しているC
SIDが替わる毎に位置検知装置30′を呼び出して新
しいCSIDをデータ送信し、位置検知装置30′は、
受信したCSIDを蓄積して記憶し、一般電話25′か
ら径路報告の指示を受けると、蓄積して記憶しているC
SIDを所在名に変換して音声で一般電話25′に送信
するものなので、PHSサービスシステムを利用して、
一般電話から被探索者の移動径路の検知を実現できる効
果がある。
【0067】次に、請求項に係る発明について、第3の
実施の形態を応用した第4の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。本発明に係る第4の位置検知システム
は、図7に示すように、被探索者に位置検知用PHS4
0を携帯させ、位置検知用PHS40は、基地局ゾーン
を移動して位置登録を行う度に、呼設定情報内に自己の
ID(PSID)と所在のCSIDを組み込んで、予め
設定されているPHS50の電話番号を呼び出し、呼び
出しを受けたPHS50では呼設定情報内のPSIDと
CSIDを抽出してPC51に出力し、PC51でPS
IDに対応するCSIDを径路データとして随時記憶
し、記憶した径路データを表形式又はマップ情報と関連
づけてマップ形式で表示するものなので、PHSサービ
スシステムを利用して、位置検知用PHS40の移動径
路を分かりやすく表示できる。図7は、本発明の第4の
実施の形態に係る位置検知システムの概略構成図であ
る。
【0068】本発明の第4の実施の形態に係る(第4
の)位置検知システムの構成について図8を使って説明
する。図8は、本発明の第4の位置検知システムの構成
ブロック図である。
【0069】本発明の第4の位置検知システムは、基本
的にはPHSサービス網9と、基地局4と、更に本発明
の特徴部分である位置検知用PHS40と、PHS50
と、PC51とから構成されている。
【0070】次に、第4の位置検知システムの各部につ
いて具体的に説明するが、PHSサービス網9と基地局
4は第1の位置検知システムと全く同様であるので、こ
こでは説明を省略する。
【0071】位置検知用PHS40は、探索対象者(被
探索者)である徘徊老人や子供やペット等の移動体に携
帯及び設置し、位置検知用にも動作するPHS端末であ
る。そして、第4の位置検知システムの位置検知用PH
S40の特徴部分として、位置登録を行う度に、呼設定
情報に自己のPSIDと所在のCSIDを組み込んで、
予め設定されているPHS50の電話番号を呼び出して
位置情報を転送するPHSである。
【0072】そして、位置検知用PHS40の内部は、
位置検知用PHS40を制御する制御部41と、所在の
基地局のCSIDを記憶するCSID記憶部42と、呼
出PHS番号記憶部43から構成されている。
【0073】CSID記憶部42は、所在の基地局ゾー
ンの基地局4のCSIDを記憶する記憶部である。呼出
PHS番号記憶部43は、位置登録の度にPSIDとC
SIDを転送するPHS50の電話番号を予め記憶して
いる記憶部である。
【0074】制御部41は、従来どうり基地局4から報
知されるCSIDを受信し、既にCSID記憶部42に
記憶されているCISDと異なる場合は位置登録を行
い、受信したCSIDをCSID記憶部42に記憶す
る。
【0075】そして、呼設定情報の発番号に自己のID
(PSID)を設定し、発サブアドレスにCSID記憶
部42に記憶されているCSIDを設定して呼設定情報
を作成し、呼出PHS番号記憶部43に記憶されている
電話番号宛に通常の発信制御を行い、作成した呼設定情
報を基地局4に送信する。
【0076】そして、通常の発信制御シーケンスにおい
て、PHSサービス網からPHS50への呼出が開始さ
れたことを確認すると、発信制御を切断するようになっ
ている。ここで、PHSサービス網からPHS50への
呼出が開始されたことの確認は、位置検知用PHS40
がPHSサービス網から呼出通知を受け取ったことによ
り確認する。その結果、PHS50への接続完了前に切
断されるので、通話料はかからない。
【0077】ここで、位置検知用PHS40からPHS
50への呼出から切断までの制御シーケンスについて図
9を使って具体的に説明する。図9は、本発明の第4の
位置検知システムにおける位置検知用PHS40とPH
S50との間の制御シーケンスを示す説明図である。
【0078】位置検知用PHS40は、所在の基地局4
(CS1)から報知メッセージを受け取り、報知メッセ
ージ内のCSIDと記憶しているCSIDとが異なる場
合に位置登録の制御を行う。そして、位置登録に続いて
オフフックしてPHS50へのダイヤリングを行い、C
S1との間でリンクチャネル確立要求、リンクチャネル
割当が行われる。
【0079】そして、呼設定情報内にPSIDとCSI
Dを組み込んでCS1に送信すると、CS1からPHS
50が所在する基地局4(CS2)を経由してPHS5
0に呼設定情報が送信され、PHS50でPSIDとC
SIDが取り出される。
【0080】その後、PHS50で呼出用のリンガ鳴動
が為されると、PHS50からCS2に呼出通知が送信
され、CS1を経由して呼出通知が位置検知用PHS4
0に送信される。この時、位置検知用PHS40では、
呼設定情報がPHS50で受信されたと判断し、即座に
CS1に対して切断を送信するので、実際に位置検知用
PHS40とPHS50との間は接続されずにPSID
とCSIDの送信が為され、通話料はかからないことに
なる。
【0081】尚、PHSにおける位置登録、発信、着信
の制御シーケンスについては、平成7年2月1日 電気
通信協会発行「やさしいパーソナルハンディホン」小川
圭祐、小林忠男編著者 p68〜p75に記載されてい
る。
【0082】ここで、呼設定情報の発サブアドレスにC
SIDを設定する具体例について、図10、図11を使
って説明する。図10は、PHSサービスシステムにお
けるCSIDの構成を示す説明図であり、図11は、第
4の位置検知システムにおける呼設定情報の発サブアド
レスの構成例を示す説明図である。
【0083】通常、PHSサービスシステムにおけるC
SIDは、図10に示すように、42ビットで構成され
ている。そして、図11に示すように、呼設定情報の発
サブアドレスの3オクテット目のサブアドレス種別を
“010”に設定することによって4オクテット以降を
ユーザ特有サブアドレスとして使用できるので、4〜1
0オクテットまでを使ってCSIDを設定することがで
きる。
【0084】PHS50は、一般通話用のPHSである
が、但し、位置検知用PHS40からの着呼を受ける
と、その呼設定情報内に設定されているPSIDとCS
IDとを抽出し、PC51に出力するようになってい
る。
【0085】PC51は、PHS50から出力されるP
SIDとCSIDの情報を受け取って記憶し、入力部か
ら入力される表示要求に従って、記憶されているPSI
Dの追跡情報を表示するものである。
【0086】PC51は、その内部が位置検知制御部5
2と、マップ情報53と、径路記憶テーブル54と、表
示部55と、入力部56とから構成されている。
【0087】入力部56は、表示要求及び表示方法の入
力を行うものである。径路記憶テーブル54は、PHS
50から受け取ったPSIDとCSIDの情報及び受け
取った日時から成る追跡情報を記憶する記憶部である。
マップ情報53は、CSIDに対応する付近の地図情報
を予め記憶している記憶部である。
【0088】表示部55は、径路記憶テーブル54に記
憶された追跡情報を表示する表示部で、表示方法として
表形式表示と、マップ形式表示とがある。表形式表示と
は、図12に示すように追跡情報を時系列に表形式で表
示するものであり、マップ形式とは、図13に示すよう
に、CSIDの移動径路を地図の形で表示するものであ
る。図12は、第4の位置検知システムにおけるPC5
1での表形式表示例を示す説明図であり、図13は、第
4の位置検知システムにおけるPC51でのマップ形式
表示例を示す説明図である。
【0089】位置検知制御部52は、PC51における
位置検知の制御を行うもので、PHS50から出力され
るPSIDとCSIDの情報を受け取り、日時と共に径
路記憶テーブル54に格納し、入力部56から表示要求
と表示方法を入力すると、径路記憶テーブル54から追
跡情報を読み込み、入力された表示方法に従って追跡情
報を編集して表示部55に出力するものである。
【0090】次に、第4の位置検知システムの動作につ
いて、図8を使って説明する。第4の位置検知システム
では、被探索者が位置検知用PHS40を携帯し、移動
して基地局ゾーンが替わる度に位置登録をしながら、所
在の基地局4のCSIDをCSID記憶部42に記憶
し、更に自己のPSIDとCSID記憶部42に記憶し
たCSIDとを呼設定情報に設定して、呼出PHS番号
記憶部43に記憶されているPHS50の電話番号に発
信する。
【0091】そして、位置検知用PHS40から呼び出
されたPHS50によって、その呼設定情報からPSI
DとCSIDとが抽出されてPC51に出力され、PC
51で日時と共に追跡情報として径路記憶テーブル54
に記憶される。
【0092】そして、PC51の入力部56からの表示
要求に従って、径路記憶テーブル54から読み出された
追跡情報が表示形式又はマップ形式で表示部55に表示
されるようになっている。
【0093】本発明の第4の位置検知システムによれ
ば、被探索者の携帯する位置検知用PHS40から位置
登録が行われる度にPSIDとCSIDの情報がPHS
50に転送され、PHS50からPC51に出力されて
追跡情報として記憶され、表示要求に応じて記憶されて
いる追跡情報が表形式又はマップ形式で表示されるもの
なので、PHSサービスシステムを利用して、被探索者
の移動径路を分かりやすく表示できる効果がある。
【0094】また、位置検知用PHS40からPHS5
0にPSIDとCSIDの情報を転送する際、PSID
とCSIDの情報を呼設定情報に組み込み、両者の接続
が完了する前に切断するので、通話料がかからずに追跡
情報を収集できる効果がある。
【0095】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、探索者の
所有する一般通話用のPHSから被検索者の携帯する位
置検知用PHSを呼び出すと、位置検知用PHSが、記
憶しているCSIDを一般通話用のPHSに送信し、一
般通話用のPHSが、受信したCSIDを表示する位置
検知システムとしているので、一般通話用のPHSから
位置検知用PHSの所在基地局ゾーンのCSIDを検知
でき、幅広いエリアをサービスしているPHSサービス
システムを利用してプライバシーを侵害することなく、
被探索者の位置を容易に検知できる効果がある。
【0096】請求項2記載の発明によれば、探索者の所
有する一般通話用の電話から位置検知サービスセンター
の位置検知装置を呼び出すと、位置検知装置が、被検索
者の携帯する位置検知用PHSを呼び出し、位置検知用
PHSが、記憶しているCSIDを位置検知装置に送信
し、位置検知装置が、受信したCSIDに対応する所在
名の音声に変換して一般通話用の電話に送信し、一般電
話が所在名を音声出力する位置検知システムとしている
ので、一般通話用の電話から位置検知用PHSの所在名
を音声で検知でき、幅広いエリアをサービスしているP
HSサービスシステムを利用してプライバシーを侵害す
ることなく、被探索者の位置を容易に分かり易く検知で
きる効果がある。
【0097】請求項3記載の発明によれば、探索者の所
有する一般通話用の電話から位置検知装置に追跡開始が
指示されると、位置検知装置が、被検索者の携帯する位
置検知用PHSを呼び出して追跡開始を指示し、位置検
知用PHSが、追跡モードになって、記憶しているCS
IDが替わる毎にCSIDを位置検知装置に送信し、位
置検知装置でCSIDを受信日時と共に記憶し、一般通
話用の電話から位置検知装置に径路報告が指示される
と、位置検知装置が、記憶しているCSIDと受信日時
を対応する所在名と日時の音声に変換して一般通話用の
電話に送信する位置検知システムとしているので、一般
通話用の電話から位置検知用PHSの移動径路を音声で
検知でき、幅広いエリアをサービスしているPHSサー
ビスシステムを利用してプライバシーを侵害することな
く、被探索者の移動径路を容易に分かり易く検知できる
効果がある。
【0098】請求項4記載の発明によれば、被検索者の
携帯する位置検知用PHSが、記憶しているCSIDが
替わる毎に、探索者の所有する一般通話用のPHSを呼
び出して自己のPSIDとCSIDを送信し、一般通話
用のPHSが、受信したPSIDとCSIDをPCに出
力し、PCが入力されたPSIDとCSIDを入力時刻
と共に記憶し、探索者からの要求に応じて記憶した入力
時刻とPSIDとCSIDとを編集して表示する位置検
知システムとしているので、位置検知用PHSの移動径
路をPC内に記憶し表示でき、幅広いエリアをサービス
しているPHSサービスシステムを利用してプライバシ
ーを侵害することなく、被探索者の移動径路を容易に分
かり易く検知できる効果がある。
【0099】請求項5記載の発明によれば、位置検知用
PHSが、探索者の所有する一般通話用のPHSを呼び
出す呼設定情報の中にPSIDとCSIDを組み込んで
呼び出し、呼出通知を受け取るとすぐに切断する請求項
4記載の位置検知システムとしているので、通話料をか
けずにPSIDとCSIDを一般通話用のPHSに送信
でき、幅広いエリアをサービスしているPHSサービス
システムを利用してプライバシーを侵害することなく、
被探索者の移動径路を容易に分かり易く且つ経済的に検
知できる効果がある。
【0100】請求項6記載の発明によれば、パーソナル
コンピュータが記憶した入力時刻とPSIDとCSID
とを表形式で表示する請求項4記載の位置検知システム
としているので、被探索者の移動径路を表形式で分かり
易く検知できる効果がある。請求項7記載の発明によれ
ば、パーソナルコンピュータが記憶した入力時刻とPS
IDとCSIDとをマップ形式で表示する請求項4記載
の位置検知システムとしているので、被探索者の移動径
路をマップ形式で分かり易く検知できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る位置検知シス
テムの概略構成図である。
【図2】本発明の第1の位置検知システムの構成ブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る位置検知シス
テムの概略構成図である。
【図4】本発明の第2の位置検知システムの構成ブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第2の位置検知システムにおけるCS
所在情報テーブル32の例を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の位置検知システムの構成ブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る位置検知シス
テムの概略構成図である。
【図8】本発明の第4の位置検知システムの構成ブロッ
ク図である。
【図9】本発明の第4の位置検知システムにおける位置
検知用PHS40とPHS50との間の制御シーケンス
を示す説明図である。
【図10】PHSサービスシステムにおけるCSIDの
構成を示す説明図である。
【図11】本発明の第4の位置検知システムにおける呼
設定情報の発サブアドレスの構成例を示す説明図であ
る。
【図12】第4の位置検知システムにおけるPC51で
の表形式表示例を示す説明図でる。
【図13】第4の位置検知システムにおけるPC51で
のマップ形式表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…PHSサービス制御局、 4,4′…基地局、 9
…PHSサービス網、10,10′,40…位置検知用
PHS、 11,11′,41…制御部、12,42…
CSID記憶部、 20…PHS、 21…位置検知制
御部、 22…表示部、 30,30′…位置検知装
置、 31,31′…位置検知サービス制御部、 32
…CS所在情報テーブル、 33…径路記憶テーブル、
43…呼出PHS番号記憶部、 50…PHS、 5
1…PC、 52…位置検知制御部、 53…マップ情
報、 54…径路記憶テーブル、 55…表示部、 5
6…入力部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 探索者が所有する一般通話用のPHSか
    ら被検索者の携帯する位置検知用PHSを呼び出すと、
    前記位置検知用PHSが、記憶している所在基地局の識
    別子であるCSIDを前記一般通話用のPHSに送信
    し、前記一般通話用のPHSが、受信した前記CSID
    を表示することを特徴とする位置検知システム。
  2. 【請求項2】 探索者が所有する一般通話用の電話から
    位置検知サービスセンターの位置検知装置を呼び出す
    と、前記位置検知装置が被検索者の携帯する位置検知用
    PHSを呼び出し、前記位置検知用PHSが、記憶して
    いる所在基地局の識別子であるCSIDを前記位置検知
    装置に送信し、前記位置検知装置が、前記CSIDに対
    応する所在名の音声に変換して一般通話用の電話に送信
    し、前記一般通話用の電話が、受信した前記所在名を音
    声出力することを特徴とする位置検知システム。
  3. 【請求項3】 探索者が所有する一般通話用の電話から
    位置検知サービスセンターの位置検知装置を呼び出して
    追跡開始を指示すると、前記位置検知装置が、被検索者
    の携帯する位置検知用PHSを呼び出して追跡開始を指
    示し、前記位置検知用PHSが、前記追跡開始の指示に
    より追跡モードになり、記憶している所在基地局の識別
    子であるCSIDが替わる毎に前記CSIDを前記位置
    検知装置に送信し、前記位置検知装置が、受信したCS
    IDを日時と共に蓄積して記憶し、前記一般通話用の電
    話から位置検知サービスセンターの位置検知装置を呼び
    出して径路報告を指示すると、前記位置検知装置が、記
    憶しているCSIDと日時を対応する所在名と日時の音
    声に変換して一般通話用の電話に送信し、前記一般通話
    用の電話から位置検知サービスセンターの位置検知装置
    を呼び出して追跡終了を指示すると、前記位置検知装置
    が、被検索者の携帯する位置検知用PHSを呼び出して
    追跡終了を指示し、前記位置検知用PHSが、前記追跡
    終了の指示により追跡モードを解除することを特徴とす
    る位置検知システム。
  4. 【請求項4】 被検索者の携帯する位置検知用PHS
    が、記憶している所在基地局の識別子であるCSIDが
    替わる毎に、探索者の所有する一般通話用のPHSを呼
    び出して前記位置検知用PHSの識別子であるPSID
    と前記CSIDを送信し、前記一般通話用のPHSが、
    受信したPSIDとCSIDをパーソナルコンピュータ
    に出力し、前記パーソナルコンピュータが、入力された
    前記PSIDと前記CSIDを入力時刻と共に記憶し、
    要求に応じて記憶した入力時刻とPSIDとCSIDと
    を編集して表示することを特徴とする位置検知システ
    ム。
  5. 【請求項5】 位置検知用PHSが、探索者の所有する
    一般通話用のPHSを呼び出す呼設定情報の中にPSI
    DとCSIDを組み込んで呼び出し、呼出通知を受け取
    ると通話状態確立前に回線接続を切断することを特徴と
    する請求項4記載の位置検知システム。
  6. 【請求項6】 パーソナルコンピュータで記憶した入力
    時刻とPSIDとCSIDとを表形式で編集して表示す
    ることを特徴とする請求項4記載の位置検知システム。
  7. 【請求項7】 パーソナルコンピュータで記憶した入力
    時刻とPSIDとCSIDとをマップ形式で編集して表
    示することを特徴とする請求項4記載の位置検知システ
    ム。
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