JPH09321842A - 音声データ伝送方法及び携帯型情報処理装置 - Google Patents

音声データ伝送方法及び携帯型情報処理装置

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JPH09321842A
JPH09321842A JP8136295A JP13629596A JPH09321842A JP H09321842 A JPH09321842 A JP H09321842A JP 8136295 A JP8136295 A JP 8136295A JP 13629596 A JP13629596 A JP 13629596A JP H09321842 A JPH09321842 A JP H09321842A
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JP
Japan
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data
voice
processing device
information processing
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JP8136295A
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Naomasa Nomura
直正 野邑
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯情報処理装置に設けられる無線電話機と赤
外線送受信機とを同時に利用して、電話回線を介した相
手先と赤外線通信路を介した他の情報機器との間で情報
を共有することを可能にする。 【解決手段】電話通信を行なうための無線電話機20
と、他の機器との間でデータ通信を行なうための赤外線
送受信機26とを有する携帯型情報処理装置10におい
て、無線電話機20によって受信した音声情報を赤外線
送受信機26によって送信するための音声データ34に
変換して赤外線送受信機26から送信させると共に、赤
外線送受信機26によって受信した音声・制御データを
無線電話機20によって送信するための音声情報に変換
して無線電話機20から送信させる中央データ処理装置
24を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他の機器との間で
赤外線によるデータ通信を行なう赤外線送受信機を有す
る携帯型情報処理装置及び音声データ伝送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯情報処理装置には、データ通
信を目的とした赤外線送受信機が設けられたものがあ
る。携帯情報処理装置は、屋内で主に利用されている高
機能情報処理装置が持つ情報を一部格納しておき、屋外
等に持ち出して使用されることが多い。そして、屋外に
おいて携帯情報処理装置に格納されたデータに変更等が
あった場合に、高機能情報処理装置に対して赤外線送受
信機を介してデータ送信することによって、高機能情報
処理装置が持つ情報に反映させることができる。
【0003】また、携帯情報処理装置には、屋外等に持
ち出して使用する際の用途を拡大するために無線電話機
の機能が設けられたものがある。無線電話機を持つ携帯
情報処理装置であれば、一般的な音声による通話の他
に、電話回線を介したデータ通信が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の携帯
型情報処理装置では、赤外線送受信機あるいは無線電話
機が設けられているものがある。しかしながら、赤外線
送受信機は、単純にデータを他の情報機器との間で直接
送受信するために利用され、また無線電話機は、電話回
線を介して相手と通話するまたはデータの送受信をする
といった、それぞれ単独の機能を使用しているに過ぎな
かった。
【0005】すなわち、赤外線送受信機あるいは無線電
話機の何れか一方を利用し、電話回線を介した相手先、
あるいは赤外線通信路を介した他の情報機器の何れか一
方としか情報の送受信をすることができなかった。
【0006】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、携帯情報処理装置に設けられる無線電話機
と赤外線送受信機とを同時に利用して、電話回線を介し
た相手先と赤外線通信路を介した他の情報機器との間で
情報を共有することが可能な音声データ伝送方法及び携
帯型情報処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電話通信を行
なうための無線電話機と、他の機器との間でデータ通信
を行なうための赤外線送受信機とを有する携帯型情報処
理装置において、前記無線電話機によって受信した音声
情報を前記赤外線送受信機によって送信するための音声
データに変換して前記赤外線送受信機から他の機器に対
して送信させると共に、前記赤外線送受信機によって受
信した他の機器からの音声データを前記無線電話機によ
って送信するための音声情報に変換して前記無線電話機
から送信させる中央データ処理手段を具備したことを特
徴とする。
【0008】このような構成によれば、無線電話機から
受信した音声情報を、赤外線送受信機から音声データと
して他の情報機器に送信することで、他の情報機器にお
いて音声の再生が可能となる。また、他の情報機器から
の音声データを赤外線送受信機を介して受信して、無線
電話機を介して電話通信路に送出できる。従って、電話
通信路を介した相手との通話に、他の情報機器が第3者
として参加することが可能となる。
【0009】また本発明は、電話通信を行なうための無
線電話機と、他の機器との間でデータ通信を行なうため
の赤外線送受信機とを有する携帯型情報処理装置におい
て、前記無線電話機によって受信した音声情報を前記赤
外線送受信機によって送信するための音声データに変換
して前記赤外線送受信機から他の機器に対して送信させ
ると共に、前記赤外線送受信機によって受信した他の機
器からの音声データを前記無線電話機によって送信する
ための音声情報に変換して前記無線電話機から送信させ
る音声データ制御手段と、前記音声データ制御手段を含
む各部を制御する中央データ処理手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0010】このような構成によれば、電話通信路を介
した相手と赤外線受信機を介した他の情報機器との間の
音声情報の送受信のための処理を音声データ制御手段で
行なうことで、携帯情報処理装置の全体を制御するため
の中央データ処理手段の負担を軽減し、装置本来の性能
低下を回避させることができる。
【0011】また本発明は、他の機器との間でデータ通
信を行なうための赤外線送受信機を有する携帯型情報処
理装置において、音声信号をもとに音声を出力する再生
手段と、音声を入力して音声信号を出力する入力手段
と、前記入力手段から入力された音声信号を前記赤外線
送受信機によって送信するための音声データに変換して
前記赤外線送受信機から他の機器に対して送信させると
共に、前記赤外線送受信機によって受信した他の機器か
らの音声データを音声信号に変換して前記再生手段から
出力させる中央データ処理手段を具備したことを特徴と
する。
【0012】このような構成によれば、無線電話機能を
持たない携帯情報処理装置であっても、赤外線送受信機
を介して無線電話機を持つ外の携帯情報処理装置を利用
することで、電話通信路を介した相手との通話が可能と
なる。従って、電話通信路を介した相手との通話に、第
3者として参加することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は第1実施形態に係わ
る携帯情報処理装置10,12の構成を示すブロック図
である。図1では2つの携帯情報処理装置10,12の
うち、携帯情報処理装置10は、電話通信路14を介し
て電話通信が可能な状態にあるものとする。また、携帯
情報処理装置10は、携帯情報処理装置12と赤外線通
信路16を介してデータ通信が可能である。
【0014】携帯情報処理装置10は、無線電話機2
0、A/D・D/A変換器22、中央データ処理装置2
4、及び赤外線送受信機26が設けられている。無線電
話機20は、中央データ処理装置24の制御のもとで電
話通信路14(公衆回線と接続される)を介した電話に
よる通信(通話、データ通信)を実現するもので、例え
ば携帯電話、PHS(personal handyphone system)等
の機能によって実現される。無線電話機20は、中央デ
ータ処理装置24との間で制御データ32を入出力し、
A/D・D/A変換器22との間で音声信号30を入出
力する。また、無線電話機20には、一般的な電話機と
して通話を行なうために、スピーカとマイクが設けられ
ているものとする。
【0015】A/D・D/A変換器22は、電話通信路
14を介して受信された音声情報に応じた音声信号30
に対してA/D変換して音声データ34を生成し、また
中央データ処理装置24からの音声データ34に対して
D/A変換して音声信号30を生成する。
【0016】中央データ処理装置24は、携帯情報処理
装置10全体を制御するもので、無線電話機20によっ
て受信した音声情報を赤外線送受信機26によって送信
するための音声・制御データに変換して赤外線送受信機
26から携帯情報処理装置12に対して送信させると共
に、赤外線送受信機26によって受信した携帯情報処理
装置12からの音声・制御データ36を無線電話機20
に送信するための音声情報(音声データ)に変換して無
線電話機20から送信させる機能を有する。
【0017】赤外線送受信機26は、中央データ処理装
置24の制御のもとで、赤外線通信路16を介して他の
機器(携帯情報処理装置12)との間で赤外線によるデ
ータ通信(例えばIrDA規格に基づく)を行なう。
【0018】一方、携帯情報処理装置12は、無線電話
機20、A/D・D/A変換器42、中央データ処理装
置44、及び赤外線送受信機46が設けられている。無
線電話機40は、中央データ処理装置44の制御のもと
で電話通信路(公衆回線と接続される)を介した電話に
よる通信(通話、データ通信)を実現するもので、例え
ば携帯電話、PHS(personal handyphone system)等
の機能によって実現される。無線電話機40は、中央デ
ータ処理装置44との間で制御データ52を入出力し、
A/D・D/A変換器42との間で音声信号50を入出
力する。また、無線電話機20には、一般的な電話機と
して通話を行なうために、スピーカとマイクが設けられ
ているものとする。
【0019】A/D・D/A変換器42は、無線電話機
40からの音声信号50に対してA/D変換して音声デ
ータ54を生成し、また中央データ処理装置44からの
音声データ54に対してD/A変換して音声信号50を
生成する。
【0020】中央データ処理装置44は、携帯情報処理
装置12全体を制御するもので、無線電話機40によっ
て受信した音声情報を赤外線送受信機46によって送信
するための音声・制御データに変換して赤外線送受信機
46から携帯情報処理装置10に対して送信させると共
に、赤外線送受信機46によって受信した携帯情報処理
装置10からの音声・制御データ56を無線電話機20
に送信するための音声情報(音声データ)に変換する機
能を有する。
【0021】赤外線送受信機46は、中央データ処理装
置44の制御のもとで、赤外線通信路16を介して他の
機器(携帯情報処理装置10)との間で赤外線によるデ
ータ通信(例えばIrDA規格に基づく)を行なう。
【0022】次に、第1実施形態における動作につい
て、図2及び図3に示すフローチャートを参照しながら
説明する。まず、図2に示すフローチャートを参照しな
がら、携帯情報処理装置10によって電話通信路14を
介した受信した通話による受話データに対する処理につ
いて説明する。
【0023】携帯情報処理装置10の無線電話機20
は、電話通信路14から受話データを入力すると(ステ
ップA1)、アナログ音声信号30を出力すると共に、
音声データ出力を示す制御データ32を中央データ処理
装置24に出力する(ステップA2)。
【0024】A/D・D/A変換器22は、無線電話機
20から出力された音声信号30に対してA/D変換し
(ステップA3)、この変換によって得られた音声デー
タ34を中央データ処理装置24に出力する。
【0025】中央データ処理装置24は、無線電話機2
0からの制御データ32の情報をもとに、A/D・D/
A変換器22からデジタル音声データ34を入力する
(ステップA4)。中央データ処理装置24は、入力し
た音声データ34を、一時、メモリ24aに保存する
(ステップA5)。
【0026】中央データ処理装置24は、赤外線通信路
16を介して音声データを携帯情報処理装置12に送信
するために、音声データに対して制御データを加えた音
声・制御データ36生成し、赤外線送受信機26に出力
する(ステップA6)。また、音声・制御データ36に
は、携帯情報処理装置12の中央データ処理装置44に
対する制御データ(無線電話機40に対して出力すべき
データであることを示す)を含むものとする。
【0027】赤外線送受信機26は、中央データ処理装
置24から出力された音声・制御データ36を赤外線通
信路16を介してデータ通信するため赤外線データに変
調し、携帯情報処理装置12に対して送信する(ステッ
プA7)。
【0028】一方、携帯情報処理装置12の赤外線送受
信機46は、携帯情報処理装置10の赤外線送受信機2
6から送信された赤外線データを受信し、これを復調し
て音声・制御データ56に変換する(ステップA8)。
【0029】中央データ処理装置44は、赤外線送受信
機46によって変換された音声・制御データ56を入力
し、メモリ44aに保存する(ステップA9)。また、
中央データ処理装置44は、音声・制御データ56から
デジタル音声データ54と携帯情報処理装置10の中央
データ処理装置24からの制御データ52とを生成する
(ステップA10)。
【0030】中央データ処理装置44は、デジタル音声
データ54をA/D・D/A変換器42に出力すると共
に、音声データ54を出力したことを示す制御データ5
2を無線電話機40に対して出力する(ステップA1
1)。
【0031】A/D・D/A変換器42は、中央データ
処理装置44から出力された音声データ54をアナログ
音声信号50に変換し、無線電話機40に出力する(ス
テップA12)。
【0032】無線電話機40は、制御データ52の情報
をもとにアナログ音声信号50を入力し(ステップA1
3)、この音声信号50をもとにスピーカより音声とし
て出力する(ステップA14)。
【0033】次に、図3に示すフローチャートを参照し
ながら、携帯情報処理装置12の無線電話機40によっ
て入力された送話データに対する処理について説明す
る。携帯情報処理装置12の無線電話機40は、内蔵ま
たは外部に接続されたマイク(図示せず)から音声(送
話データ)を入力する(ステップB1)。
【0034】無線電話機40は、送話データを入力する
と、アナログ音声信号50を出力すると共に、音声デー
タ出力を示す制御データ52を中央データ処理装置44
に出力する(ステップB2)。
【0035】A/D・D/A変換器42は、無線電話機
40から出力された音声信号50に対してA/D変換し
(ステップB3)、この変換によって得られた音声デー
タ54を中央データ処理装置44に出力する。
【0036】中央データ処理装置44は、無線電話機4
0からの制御データ52の情報をもとに、A/D・D/
A変換器42からデジタル音声データ54を入力する
(ステップB4)。中央データ処理装置44は、入力し
た音声データ54を、一時、メモリ44aに保存する
(ステップB5)。
【0037】中央データ処理装置44は、赤外線通信路
16を介して音声データを携帯情報処理装置10に送信
するために、音声データに対して制御データを加えた音
声・制御データ56生成し、赤外線送受信機46に出力
する(ステップB6)。また、音声・制御データ56に
は、携帯情報処理装置10の中央データ処理装置24に
対する制御データ(無線電話機20に対して出力すべき
データであることを示す)を含むものとする。
【0038】赤外線送受信機46は、中央データ処理装
置44から出力された音声・制御データ56を赤外線通
信路16を介してデータ通信するため赤外線データに変
調し、携帯情報処理装置10に対して送信する(ステッ
プB7)。
【0039】一方、携帯情報処理装置10の赤外線送受
信機26は、携帯情報処理装置12の赤外線送受信機4
6から送信された赤外線データを受信し、これを復調し
て音声・制御データ36に変換する(ステップB8)。
【0040】中央データ処理装置24は、赤外線送受信
機26によって変換された音声・制御データ36を入力
し、メモリ24aに保存する(ステップB9)。また、
中央データ処理装置24は、音声・制御データ36から
デジタル音声データ34と携帯情報処理装置12の中央
データ処理装置44からの制御データ32とを生成する
(ステップB10)。
【0041】中央データ処理装置24は、デジタル音声
データ34をA/D・D/A変換器42に出力すると共
に、音声データ34を出力したことを示す制御データ3
2を無線電話機20に対して出力する(ステップB1
1)。
【0042】A/D・D/A変換器22は、中央データ
処理装置24から出力された音声データ34をアナログ
音声信号30に変換し、無線電話機20に出力する(ス
テップB12)。
【0043】無線電話機20は、制御データ32の情報
をもとにアナログ音声信号30を入力し(ステップB1
3)、この音声信号30をもとにスピーカより音声とし
て出力する。また無線電話機20は、自マイク(図示せ
ず)から入力された音声により送話データと、携帯情報
処理装置12からの送話データとを重ね合わせ、電話通
信路14を介して通話の相手先に送信する(ステップB
14)。
【0044】このようにして、携帯情報処理装置10に
よる電話通信路14を介した通話と並行して、携帯情報
処理装置10と携帯情報処理装置12との間で赤外線通
信路16を介して音声データの送受信を行なうことで、
携帯情報処理装置12が第3者として通話に参加するこ
とが可能となる。
【0045】このためには、携帯情報処理装置10(無
線電話機20)と携帯情報処理装置12(無線電話機4
0)との間における音声データの送受信を、無線電話機
20と通話相手との通話と可能な限り同時間(3者間で
通話する際に不都合を生じない程度の時間)となるよう
に行なう(好ましくは1秒以内)。
【0046】なお、図1に示す構成では、携帯情報処理
装置10におけるA/D・D/A変換器22と、携帯情
報処理装置12におけるA/D・D/A変換器42は、
それぞれ無線電話機20、無線電話機40と別途設けら
れているが、無線電話機20、無線電話機40に内蔵さ
れている構成であっても勿論良い。
【0047】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図4には、第2実施形態における携帯情報処理装
置60の構成を示している。第2実施形態における携帯
情報処理装置60は、無線電話機70、A/D・D/A
変換器72、中央データ処理装置74、音声データ制御
装置76、及び赤外線送受信機78が設けられている。
【0048】無線電話機70は、中央データ処理装置7
4の制御のもとで電話通信路64(公衆回線と接続され
る)を介した電話による通信(通話、データ通信)を実
現するもので、例えば携帯電話、PHS(personal han
dyphone system)等の機能によって実現される。無線電
話機70は、中央データ処理装置74との間で制御デー
タ82を入出力し、A/D・D/A変換器72との間で
音声信号80を入出力する。また、無線電話機70に
は、一般的な電話機として通話を行なうために、スピー
カとマイクが設けられているものとする。
【0049】A/D・D/A変換器72は、電話通信路
64を介して受信された音声情報に応じた音声信号80
に対してA/D変換して音声データ84を生成し、また
音声データ制御装置76からの音声データ84に対して
D/A変換して音声信号80を生成する。
【0050】中央データ処理装置74は、携帯情報処理
装置10全体を制御するもので、無線電話機70と赤外
線送受信機78との間で、それぞれ制御データ82,8
6を送受信する。
【0051】音声データ制御装置76は、無線電話機7
0によって受信した音声情報を赤外線送受信機76によ
って送信するための音声データ88に変換して赤外線送
受信機78に出力すると共に、赤外線送受信機78によ
って受信した携帯情報処理装置62からの音声データ8
8を無線電話機70に送信するための音声情報(音声デ
ータ)に変換する機能を有する。
【0052】赤外線送受信機78は、中央データ処理装
置74の制御のもとで、赤外線通信路66を介して他の
機器(携帯情報処理装置62)との間で赤外線によるデ
ータ通信(例えばIrDA規格に基づく)を行なう。
【0053】なお、携帯情報処理装置62は、図4に示
す携帯情報処理装置60の構成、あるいは第1実施形態
における図1に示す携帯情報処理装置10の構成をもつ
ものとして説明を省略する。
【0054】次に、第2実施形態における動作について
説明する。携帯情報処理装置60の無線電話機70は、
電話通信路64から受話データを入力すると、アナログ
音声信号80を出力すると共に、音声データ出力を示す
制御データ32を中央データ処理装置74に出力する。
【0055】A/D・D/A変換器72は、無線電話機
70から出力された音声信号80に対してA/D変換
し、この変換によって得られた音声データ84を音声デ
ータ制御装置76に出力する。
【0056】中央データ処理装置74は、無線電話機7
0からの制御データ82の情報をもとに、音声データ制
御装置76を制御し、A/D・D/A変換器72からの
デジタル音声データ84を入力させる。音声データ制御
装置76は、中央データ処理装置74の制御のもとで入
力した音声データ84を、一時、メモリ76aに保存す
る。
【0057】音声データ制御装置76は、赤外線通信路
66を介して音声データを携帯情報処理装置62に送信
するための音声データ88生成し、赤外線送受信機78
に出力する。一方、中央データ処理装置74は、音声デ
ータ制御装置76から出力される音声データ88を赤外
線送受信機78から送出させるための制御データ86を
赤外線送受信機78に出力する。
【0058】赤外線送受信機78は、中央データ処理装
置74からの制御データ86をもとに、音声データ制御
装置76からの音声データ88を赤外線データに変調
し、携帯情報処理装置62に対して送信する。なお、制
御データ86には、携帯情報処理装置62の中央データ
処理装置に対する制御情報を含み、赤外線送受信機78
から音声データと共に送信されるものとする。
【0059】一方、携帯情報処理装置62は、携帯情報
処理装置60と同じ構成である場合には、前述した携帯
情報処理装置60における動作と逆の手順による処理を
実行することで音声データに応じた音声を無線電話機の
スピーカ(図示せず)から発声させることができる。
【0060】また、携帯情報処理装置62の無線電話機
のマイク(図示せず)から入力された送話データについ
ては、前述した携帯情報処理装置60と同様の処理を実
行することで、携帯情報処理装置60に対して音声デー
タを送信することができる。
【0061】携帯情報処理装置60は、赤外線送受信機
78を介して受信した音声データ88を、中央データ処
理装置74の制御のもとで音声データ制御装置76によ
って処理し、無線電話機70に(A/D・D/A変換器
72を介して)出力する。
【0062】無線電話機70は、携帯情報処理装置62
からの音声データに基づく音声信号80によりスピーカ
から音声を発声させると共に、電話通信路64を介して
通話相手に対して送信する。
【0063】このようにして、音声データ制御装置76
によって、中央データ処理装置74を経由せずにA/D
・D/A変換器72からの音声データを赤外線送受信機
78に渡し、また赤外線送受信機78からの音声データ
をA/D・D/A変換器72に渡すので、中央データ処
理装置74の処理負担を軽減して携帯情報処理装置60
全体の性能の低下を回避できる。さらに、赤外線通信路
66を介する携帯情報処理装置62との間の音声データ
の送受信を遅滞なく、すなわち通話相手との通話と可能
な限り同時間(3者間で通話する際に不都合を生じない
程度の時間)となるように行なうことができる(好まし
くは1秒以内)。
【0064】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。図5には、第3実施形態における携帯情報処理装
置92の構成を示している。第3実施形態における携帯
情報処理装置92は、スピーカ100、マイク102、
A/D・D/A変換器104、中央データ処理装置10
6、及び赤外線送受信機108が設けられている。つま
り、第3実施形態における携帯情報処理装置92は、無
線電話機を設けることなく、他の携帯情報処理装置90
を通じて電話通信路94を介した相手先と通話できるも
のである。なお、携帯情報処理装置90は、前述した第
1実施形態における図1の携帯情報処理装置10、また
は第2実施形態における図4の携帯情報処理装置60の
構成を持つものとする。
【0065】スピーカ100は、A/D・D/A変換器
104からの出力音声信号110に応じて音声を発声さ
せる。マイク102は、音声を入力して入力音声信号1
12としてA/D・D/A変換器104に出力する。
【0066】A/D・D/A変換器104は、マイク1
02からの入力音声信号112に対してA/D変換して
音声データ114を生成し、また中央データ処理装置1
06からの音声データ114に対してD/A変換して出
力音声信号110を生成してマイク102に出力する。
【0067】中央データ処理装置106は、マイク10
2から入力された音声に応じた入力音声信号112を赤
外線送受信機108によって送信するための音声・制御
データ116に変換して赤外線送受信機108から携帯
情報処理装置90に対して送信させると共に、赤外線送
受信機108によって受信した携帯情報処理装置90か
らの音声・制御データ116を出力音声信号110に変
換してスピーカ100から出力させる。
【0068】赤外線送受信機108は、中央データ処理
装置106の制御のもとで、赤外線通信路96を介して
携帯情報処理装置90との間で赤外線によるデータ通信
(例えばIrDA規格に基づく)を行なう。
【0069】次に、第3実施形態における動作について
説明する。携帯情報処理装置90から中央データ処理装
置106へ音声・制御データ116を送信する処理につ
いては、第1実施形態における携帯情報処理装置10か
ら中央データ処理装置44へ送信する処理と同じものと
して説明を省略する。
【0070】中央データ処理装置106は、赤外線送受
信機108を介して受信した音声・制御データ116の
制御情報をもとに、電話通信路94を通じた通信相手と
の通話用として音声データ114を生成してA/D・D
/A変換器104を介してスピーカ100に出力する。
【0071】また、中央データ処理装置106は、携帯
情報処理装置90との間で音声データの送受信状態にあ
るときにには、赤外線通信路108を介して音声データ
を携帯情報処理装置90に送信するため、マイク102
から出力された入力音声信号112に応じた音声データ
114に対して制御データを加えた音声・制御データ1
16生成し、赤外線送受信機108に出力する。なお、
音声・制御データ116には、携帯情報処理装置90の
中央データ処理装置に対する制御データ(電話通信路9
4を介して出力すべきデータであることを示す)を含む
ものとする。
【0072】なお、携帯情報処理装置92は、携帯情報
処理装置90からの制御データに従って音声データの送
受信が可能な状態にし、携帯情報処理装置90と電話通
信路94を介した相手との通話に第3者として参加する
ようにしても良いし、中央データ処理装置106から携
帯情報処理装置90に対して、音声データ送受信の処理
の実行要求を行なっても良い。
【0073】この場合、携帯情報処理装置92は、第3
者として通話に参加するだけでなく、携帯情報処理装置
90を制御することで携帯情報処理装置90に設けられ
た無線電話機の機能を利用して、電話通信路94を介し
た相手先と直接的に通話するようにしても良い。
【0074】第3実施形態の場合も、第1及び第2実施
形態と同様にして、携帯情報処理装置90と携帯情報処
理装置92との間における音声データの送受信を、電話
通信路94を介した通話相手との通話と可能な限り同時
間(3者間で通話する際に不都合を生じない程度の時
間)となるように行なうものとする(好ましくは1秒以
内)。
【0075】なお、前述した実施形態においては、電話
回線(電話通信路)を介して送受信される音声を、赤外
線通信路を介して他の携帯情報処理装置との間で相互に
送受信するものとして説明しているが、電話回線(電話
通信路)を介してデータ通信を行なう際にも同様にし
て、赤外線通信路を介して他の携帯情報処理装置との間
で相互に送受信するようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、携
帯情報処理装置に設けられる無線電話機と赤外線送受信
機とを同時に利用して、電話回線を介した相手先と赤外
線通信路を介した他の情報機器との間で情報を共有する
ことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる携帯情報処理装
置10,12の構成を示すブロック図。
【図2】第1実施形態における携帯情報処理装置10に
よって電話通信路14を介した受信した通話による受話
データに対する処理を説明するためのフローチャート。
【図3】第1実施形態における携帯情報処理装置12の
無線電話機40によって入力された送話データに対する
処理を説明するためのフローチャート。
【図4】本発明の第2実施形態における携帯情報処理装
置60の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第3実施形態における携帯情報処理装
置92の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10,12,60,92…携帯情報処理装置 20,40,70…無線電話機 22,42,72,104…A/D・D/A変換器 24,44,74,106…中央データ処理装置 26,46,78,108…赤外線送受信機 76…音声データ制御装置 100…スピーカ 102…マイク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 H04M 11/06 H04Q 7/38 H04B 7/26 M H04B 10/105 Z 10/10 109M 10/22 9/00 R H04M 11/06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話通信を行なうための無線電話機と、
    他の機器との間でデータ通信を行なうための赤外線送受
    信機とを有する携帯型情報処理装置において、 前記無線電話機によって受信した音声情報を前記赤外線
    送受信機によって送信するための音声データに変換し、 この変換された音声データを前記赤外線送受信機から他
    の機器に対して送信し、 前記赤外線送受信機によって受信した他の機器からの音
    声データを前記無線電話機によって送信するための音声
    情報に変換し、 この変換された音声信号を前記無線電話機から送信する
    ことを特徴とする音声データ伝送方法。
  2. 【請求項2】 電話通信を行なうための無線電話機と、
    他の機器との間でデータ通信を行なうための赤外線送受
    信機とを有する携帯型情報処理装置において、 前記無線電話機によって受信した音声情報を前記赤外線
    送受信機によって送信するための音声データに変換して
    前記赤外線送受信機から他の機器に対して送信させると
    共に、前記赤外線送受信機によって受信した他の機器か
    らの音声データを前記無線電話機によって送信するため
    の音声情報に変換して前記無線電話機から送信させる中
    央データ処理手段を具備したことを特徴とする携帯型情
    報処理装置。
  3. 【請求項3】 電話通信を行なうための無線電話機と、
    他の機器との間でデータ通信を行なうための赤外線送受
    信機とを有する携帯型情報処理装置において、 前記無線電話機によって受信した音声情報を前記赤外線
    送受信機によって送信するための音声データに変換して
    前記赤外線送受信機から他の機器に対して送信させると
    共に、前記赤外線送受信機によって受信した他の機器か
    らの音声データを前記無線電話機によって送信するため
    の音声情報に変換して前記無線電話機から送信させる音
    声データ制御手段と、 前記音声データ制御手段を含む各部を制御する中央デー
    タ処理手段とを具備したことを特徴とする携帯型情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】 他の機器との間でデータ通信を行なうた
    めの赤外線送受信機を有する携帯型情報処理装置におい
    て、 音声信号をもとに音声を出力する再生手段と、 音声を入力して音声信号を出力する入力手段と、 前記入力手段から入力された音声信号を前記赤外線送受
    信機によって送信するための音声データに変換して前記
    赤外線送受信機から他の機器に対して送信させると共
    に、前記赤外線送受信機によって受信した他の機器から
    の音声データを音声信号に変換して前記再生手段から出
    力させる中央データ処理手段を具備したことを特徴とす
    る携帯型情報処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163534A (ja) * 2000-11-22 2002-06-07 Aruze Corp ポイント交換方法及びポイント交換システム
JP2008061268A (ja) * 2007-09-28 2008-03-13 Toshiba Corp 携帯電話機

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