JPH09321050A - はんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法 - Google Patents

はんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法

Info

Publication number
JPH09321050A
JPH09321050A JP8137056A JP13705696A JPH09321050A JP H09321050 A JPH09321050 A JP H09321050A JP 8137056 A JP8137056 A JP 8137056A JP 13705696 A JP13705696 A JP 13705696A JP H09321050 A JPH09321050 A JP H09321050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
barrier metal
blm
solder ball
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8137056A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Yanagida
敏治 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8137056A priority Critical patent/JPH09321050A/ja
Publication of JPH09321050A publication Critical patent/JPH09321050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/10Bump connectors ; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/11Manufacturing methods
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再配置を行うはんだボールバンプの形成工程
において、バリアメタルと下地材料層との密着強度を改
善したはんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタ
ル形成方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも微量酸素又は微量窒素を含有
したアルゴンガス雰囲気下でスパッタ成膜したCrもし
くはTiを下地材料(フォトレジスト膜6)との密着層
(BLM膜4)として用い、密着性を改善した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はんだボールバン
プ形成工程におけるバリアメタル形成方法に関し、さら
に詳しくは半導体基体の表面にはんだより成るバンプを
形成し、印刷配線基板の表面に形成した電極と面接合す
るフリップチップICの製造工程の一部であるはんだボ
ールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化をより一層進展させる
ためには、部品実装密度を如何に向上させるかが重要な
ポイントとなる。こと半導体ICに関しても、従来のパ
ッケージ実装の代替として、LSIベアチップを直接印
刷配線基板にマウントするフリップチップによる高密度
実装技術の開発が盛んに行なわれている。フリップチッ
プ実装法には、Auスタッドバンプ法や、はんだボール
バンプ法等いくつかの手法があるが、いずれの場合もI
CのAl電極パッドとバンプ材料との間には、密着性向
上や相互拡散防止等を目的にバリアメタルが用いられ
る。
【0003】はんだボールバンプの場合、このバリメタ
ルがバンプの仕上がり形状を左右することから、BLM
(Ball Limiting Metal)と通常呼
ばれている。はんだバンプにおけるBLM膜の構造とし
ては、Cr/Cu/Auの三層構造が最も一般的であ
る。この内、下層のCr膜はAl電極パッドとの密着層
として、Cuははんだの拡散防止層として、そして上層
のAu膜は酸化防止膜として、各々作用する。
【0004】このBLM膜をLSIのAl電極パッド上
にパターニングした後に、はんだ(Sn,Pb)を成膜
し、熱を加えてはんだを溶融して、最終的にはんだボー
ルバンプを形成する。その概略プロセスとして、はんだ
膜のパターン形成を真空蒸着とフォトレジストのリフト
オフを用いて行った場合の1例を図4に示す。
【0005】フリップチップICの接合部は、シリコン
等の半導体基体1上にAl−Cu等の合金からなる電極
パッド2をスパッタやエッチングを用いて形成し、ポリ
イミドやシリコン窒化膜等によって表面保護膜3を全面
に被覆した後、電極パッド2上に開口された部分を形成
して、BLM膜(バリアメタル)4と称せられるCr、
Cu、Au等から成る多層金属膜を形成する(図4
(a)参照)。さらに、このBLM膜4の上に、開口部
5を有するフォトレジスト膜6を形成し(図4(b)参
照)、ウェハ全面にはんだ蒸着膜7を成膜して(図4
(c))、レジストリフトオフによるパターニングを行
った後(図4(d))、熱処理によってはんだを溶融さ
せることで、最終的に(図4(e))に示すような、は
んだボールバンプ8が形成される。
【0006】このときのBLM膜4のパターンが形成さ
れるまでのプロセスフローの概略をフォトレジストのリ
フトオフを用いた場合を一例に図5を用いて説明する。
まず、図5(a)に示されるように、電極パッド2上に
ポリイミド又はシリコン窒化膜等の表面保護膜3を形成
し、所定の寸法に接続孔となる開口部5を設け、更にそ
の上層にフォトレジスト膜6を表面保護膜3よりも大き
な開口径でパターニングする。
【0007】次に、この状態のウェハをスパッタ装置に
セットし、RFプラズマによる成膜前処理(通称逆スパ
ッタ)を行うことにより、フォトレジスト膜6の開口端
をオーバーハング状に変形する(図5(b))。そし
て、引き続き、Cr、Cu、Au等から成る金属多層膜
を連続成膜する。この結果、図5(c)に示されるよう
に、RFプラズマによる成膜前処理によってオーバーハ
ング状に形状制御された下地レジストパターンの側壁面
には、メタルが成膜されることなく、BLM膜4は電極
パッド2上の開口部5とフォトレジスト膜6上とで分断
される。
【0008】そして、最後に、この状態のウェハをレジ
スト剥離液に浸して加熱揺動処理を行うことで、図5
(d)に示されるように、フォトレジスト膜6上に成膜
された不要なBLM膜4bは、レジスト剥離と同時にリ
フトオフされ、開口部5の所定の場所へBLM膜のパタ
ーン4aが形成される。このように、LSIチップの周
辺に配置された電極パッド2上にのみ、はんだバンプ8
を形成することが従来は主流であった。しかしながら、
デバイスの微細化が進み電極パッド8の隣接距離(ピッ
チ)が益々縮小化されている今後のLSIチップでは、
従来通りにバンプを形成することができなくなってく
る。
【0009】即ち、プリント配線基板との接合強度の信
頼性確保の点からバンプ径を縮小化することはできない
ので隣接バンプの接触を避けるためには、電極パッド以
外の場所にバンプを形成することが必要となり、そうす
ると電極パッドから新たにバンプ形成が可能な位置まで
の間で何らかの再配線を行わなければならない。(図6
参照)
【0010】このバンプ再配置のための配線をBLM膜
を用いて行うことができれば、フォトレジストのマスク
パターンを変更するだけで、工程増加を伴うことなく従
来プロセスをそのまま利用できるため、コストや製造効
率の面で非常に都合が良い。この場合のプロセスフロー
の概略を図1に示す。しかしながら、実際のプロセスで
は、これによって新たな問題が発生するようになった。
即ち、BLM膜と下地となるポリイミド膜との界面での
密着性が、従来の場合のようにBLM膜の下地がAl電
極パッドのみとなるものに比べて弱くなり、はんだバン
プを形成してプリント配線基板にフリップチップ実装し
て組み立てた後の製品のバンプ接合部の強度が確保でき
ず、製品セットの信頼性や耐久性にもその影響が及んで
しまうという問題に直面するようになった。こうした背
景から、再配置を行うはんだボールバンプの形成工程に
おいて、バリアメタルと下地材料層との密着強度を改善
し、高い信頼性を有する再配線材料層の形成技術の確立
が切望されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明が解決し
ようとする課題は、再配置を行うはんだボールバンプの
形成工程において、バリアメタルと下地材料層との密着
強度を改善したはんだボールバンプ形成工程におけるバ
リアメタル形成方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のはんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形
成方法は、少なくとも微量酸素を含有したアルゴンガス
雰囲気下でスパッタ成膜したCrもしくはTiを下地材
料(電極パッド、フォトレジスト膜)との密着層として
用いることを特徴とし、密着性を改善した。
【0013】請求項2に記載の本発明のはんだボールバ
ンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法は、少なく
とも微量窒素を含有したアルゴンガス雰囲気下でスパッ
タ成膜したCrもしくはTiを下地材料(電極パッド、
フォトレジスト膜)との密着層として用いることを特徴
とし、密着性を改善した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態について、図1〜図6を参照しつつ説明する。 第1の実施の形態 本実施の形態は、はんだボールバンプ形成プロセスにお
けるBLM膜のパターン形成に本発明を適用したもので
あり、アルゴンガスに酸素を微量添加した混合ガスをプ
ロセスガスに用いてBLM膜をスパッタ成膜した例を図
2を参照しながら説明する。
【0015】本実施の形態においてサンプルとして使用
したウェハ(被処理基板)10は図1(a)に示される
ように、ICの半導体基体1の電極パッド2上にポリイ
ミドまたはシリコン窒化膜等の保護膜3よりも大きな開
口径でパターニングされたものを準備した。
【0016】そして、ここでは図3に示すDCマグネト
ロンスパッタ装置にセットする。このDCマグネトロン
スパッタ装置11は良く知られた装置であり、プロセス
ガス雰囲気のプラズマ処理室12内に、下部の加工ステ
ージ13にウェハ10を固定し、コリメータ14を介し
て上方にスパッタ材料である金属からなるターゲット1
5を配置し、プラズマ処理室12の外部のターゲット1
5に近接した位置に電磁界発生装置16を配置し、ウェ
ハ10とターゲット15間に直流電源17を接続したも
のである。このDCマグネトロンスパッタ装置11は電
磁界の印加によって、プラズマにドリフト運動を起こさ
せて効率よくスパッタ処理ができることが特徴である。
【0017】そして、一例として以下の条件でBLM膜
を成膜した。 1.Cr/〔CrOx〕の成膜(Alとの密着層形成) プロセスガス:Ar/O2 (流量比:95/5scc
m)(圧力 :0.7Pa) DC電力:3.0kW ウェハステージ:室温 ウェハ厚さ:0.1μm 2.Cuの成膜(はんだのバリアメタル形成) プロセスガス:Ar(流量:100sccm)(圧力:
0.7Pa) DC電力:9.0kW ウェハステージ:室温 ウェハ厚さ:1.0μm 3.Auの成膜(バリアメタルの酸化防止膜形成) プロセスガス:Ar(流量:100sccm)(圧力:
0.7Pa) DC電力:3.0kW ウェハステージ:室温 ウェハ厚さ:0.1μm
【0018】成膜処理後のウェハの状態は、概ね図2
(c)に示すように、RFプラズマによる成膜前処理に
よって、オーバーハング状に形状制御された下地レジス
トパターンの側壁面には、メタルが成膜されることな
く、BLM膜4はAl電極パッド4上の開口部とフォト
レジスト膜6上とで分断された状態となった。
【0019】そして、このウェハを一例として、Dim
ethyl sulfoxide(CH3 2 SOとN
−methyl−2−pyrrolidoneCH3
46 Oとから構成されるレジスト剥離液に浸して加
熱揺動処理した結果、図2(d)に示されるように、フ
ォトレジスト膜6上のBLM膜4は、レジストパターン
と同時に剥離除去され、開口部5に臨む所定の場所へB
LM膜の再配線パターン18が形成された。
【0020】この後、高融点はんだ(Pb:Sn=9
7:3)の成膜とパターニングを行い(図1(a)〜
(d))、ウェットバック工程でフラックス塗布と加熱
溶融処理を行った結果、最終的に図1(e)に示すよう
なボールバンプ8と再配置バンプ9が形成された。
【0021】そして、このようにして形成された再配置
バンプ9を有するLSIチップをプリント配線基板にフ
リップチップ実装して組み立てられた製品は、バンプ接
合部での密着強度が向上し、最終的な製品セットの信頼
性及び耐久性が従来に比べて大きく改善されることが確
認できた。
【0022】第2の実施の形態 本第2の実施の形態は、同じくはんだボールバンプ形成
プロセスにおけるBLM膜のパターン形成に本願の発明
を適用したものであり、BLM膜の密着層としてのTi
をアルゴンガスに窒素を微量添加した混合ガスによって
スパッタ成膜した例を図2を参照しながら説明する。
【0023】本第2の実施の形態において、サンプルと
して使用したウェハは、前述の第1の実施の形態例で用
いた図1(a)に示すものと同一であり、重複する説明
は省略する。この状態のウェハ10をDCマグネトロン
スパッタ装置11にセットし、RFプラズマによる成膜
処理を行った後(図2(b))、一例として以下の条件
でBLM膜を成膜した。
【0024】1.Ti〔TiNx〕の成膜(Alとの密
着層形成) プロセスガス:Ar/N2 (流量比:95/5scc
m)(圧力:0.7Pa) DC電力:3.0kW ウェハステージ:室温 ウェハ厚さ:0.1μm 2.Cuの成膜(はんだのバリアメタル形成) プロセスガス:Ar(流量:100sccm)(圧力:
0.7Pa) DC電力:9.0kW ウェハステージ:室温 ウェハ厚さ:0.1μm 3.Auの成膜(バリアメタルの酸化防止膜形成) プロセスガス:Ar(流量:100sccm)(圧力:
0.7Pa) DC電力:3.0kW ウェハステージ:室温 ウェハ厚さ:0.1μm
【0025】上記BLM膜成膜処理後のウェハの状態は
概ね前述の第1の実施の形態と同様、図2(c)に示す
様にRFプラズマによる成膜前処理によってオーバーハ
ング状に形状制御された下地レジストパターンの開口部
側壁面には、BLM膜が成膜されることなく、BLM膜
4電極パッド2上の開口部5とフォトレジスト膜6とで
良好に分断された状態となった。この後、先の第1の実
施の形態と同様にレジストのリフトオフによってBLM
膜の再配線パターンを形成した後、高融点はんだ(P
b:Sn=97:3)の成膜とパターニングを行い(図
4(a)〜(d))、ウェットバック工程でフラックス
塗布と加熱溶融処理を行った結果、図4(e)に示すよ
うなはんだボールバンプ8が形成された。
【0026】そして、このようにして形成された再配置
バンプ9を有するLSIチップをプリント配線基板上に
フリップチップ実装して組み立てられた製品は、第1の
実施の形態と同様、バンプ接合強度が向上し、最終的な
製品セットの信頼性及び耐久性が従来に比べて大きく改
善することができた。
【0027】第3の実施の形態 本第3の実施の形態は同じくハンダボールバンプ形成プ
ロセスにおけるBLM膜のパターン形成に本発明を適用
したものであり、BLM膜の密着層としてのCrの成膜
を、アルゴンガスに酸素を微量添加した混合ガス及びア
ルゴン単独ガスによって、ウェハにRFバイアス電圧を
印加しながらスパッタ成膜した例を図2を参照しながら
説明する。
【0028】本第3の実施の形態においてサンプルとし
て使用したウェハは前述の第1、第2の実施の形態で用
いたものと同じものである(図2(a)参照)。このウ
ェハをDCマグネトロンスパッタ装置11(図3参照)
にセットしRFプラズマによる成膜前処理を行った後
(図2(b)参照)、一例として以下の条件でBLM膜
を成膜した。
【0029】1.Cr〔CrOx〕の成膜(Alとの密
着層形成) プロセスガス:Ar/O2 (流量比:95/5scc
m)(圧力:0.7Pa) DC電力:3.0kW RFバイアス:100V(13.56MHz)、 ウェハステージ:室温 膜厚:0.01μm 2.Crの成膜(Alとの密着層形成) プロセスガス:Ar(100sccm)(圧力:0.7
Pa) DC電力:3.0kW RFバイアス:100V(13.56MHz)、 ウェハステージ:室温 膜厚:0.01μm 3.Cuの成膜(はんだのバリアメタル形成) プロセスガス:Ar(流量:100sccm)(圧力:
0.7Pa) DC電力:9.0kW ウェハステージ:室温 膜厚:1.0μm 4.Auの成膜(バリアメタルの酸化防止膜形成) プロセスガス:Ar(流量:100sccm)(圧力:
0.7Pa) DC電力:1.5kW ウェハステージ:室温 膜厚:0.1μm
【0030】この後、第2の実施の形態と同様に、レジ
ストのリフトオフによって、BLM膜の再配線パターン
を形成した後、高融点はんだ(Pb:Sn=97:3)
の成膜とパターニングを行い(図1(a)〜(d))、
ウェットバック工程でのフラックス塗布と加熱溶融処理
を行った結果、図1(e)に示す様に、はんだボールバ
ンプ8と再配置バンプ9が形成された。
【0031】そして、このようにして形成された再配置
バンプ9を有するLSIチップをプリント配線基板上に
フリップチップ実装して組み立てられた製品は、前述し
た第1、第2の実施の形態に比べてバンプ接合部での密
着強度が一層向上し、かつバリアメタル配線部の低抵抗
化も図ることができるため、最終的な製品セットの信頼
性及び基本性能についても大きな改善効果が確認され
た。
【0032】以上、本発明を3種類の実施の形態に基づ
いて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に何ら限
定されるものではなく、サンプル構造、プロセス装置、
プロセス条件等発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜選択
可能であることは言うまでもない。例えば、本第3の実
施の形態では、はんだバンプのパターン形成方法とし
て、真空蒸着による成膜とフォトレジストのリフトオフ
を用いた場合を示したが、それ以外の電解メッキ等を用
いた製法への適用も可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明の採用により、はんだボールバン
プ形成において、バリアメタルとして用いるBLM膜に
よってバンプの再配置を行う際に、下地のポリイミド膜
とBLM膜との間の密着力が向上し、従来問題となって
いた再配置されたバンプの接合強度が改善され、フリッ
プチップ実装して組み立てられた製品セットで高い信頼
性及び耐久性が得られるようになる。従って、本発明は
微細なデザインルールに基づいて設計され、高集積度、
高性能、高信頼性を要求される半導体装置の製造に極め
て有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】再配置配線を施す場合のはんだバンプ形成のプ
ロセスフローに沿ったウェハの断面図、(a)電極パッ
ドが形成された状態、(b)電極パッド上に表面保護膜
が形成された状態、(c)その上にBLM膜が形成され
た状態、(d)その上にフォトレジスト膜が形成され開
口部がパターニングされた状態、(e)開口部に再配置
されたバンプが形成された状態。
【図2】本発明のBLM膜の形成方法を工程順に示すウ
ェハの断面図、(a)電極パッドに臨む表面保護膜の接
続孔周辺にフォトレジスト膜が形成された状態、(b)
RFプラズマによる前処理によって、フォトレジストパ
ターンの開口端がオーバーハング状に変形した状態、
(c)ウェハ全面にBLM膜が成膜された状態、(d)
レジスト剥離洗浄によるリフトオフでBLM膜パターン
が形成された状態、(e)BLM膜によって電極パッド
から再配線パターンが形成された状態。
【図3】本発明を実施するために用いられるDCマグネ
トロンスパッタ装置の模式図。
【図4】はんだボールバンプの形成プロセスの順にウェ
ハの状態を示す断面図、(a)電極パッド上にBLM膜
が形成された状態、(b)はんだ蒸着膜をリフトオフに
よってパターニングするための表面保護膜が成膜された
状態、(c)ウェハ全面にはんだ蒸着膜が成膜された状
態、(d)フォトレジスト膜のリフトオフによって不要
なはんだ層が除去された状態、(e)ウェットバック工
程によってはんだボールバンプが形成された状態。
【図5】BLM膜パターン形成プロセスに沿ったウェハ
断面図、(a)フォトレジストが形成された状態、
(b)フォトレジストの開口端部がオーバーハング状態
に変形した状態、(c)ウェハ全体にBLM膜が成膜さ
れた状態、(d)BLM膜のパターニングが完成した状
態。
【図6】BLM膜によって再配置されたバンプを有する
ウェハの斜視図。
【符号の説明】
1…半導体基体、2…電極パッド、3…表面保護膜、4
…BLM膜(バリアメタル)、5…開口部、6…フォト
レジスト膜、7…はんだ層、8…はんだボールバンプ、
9…再配置バンプ、10…ウェハ(被処理基板)、11
…DCマグネトロンスパッタ装置、12…プラズマ処理
室、13…加工ステージ、14…コリメータ、15…タ
ーゲット、16…電磁界発生装置、17…直流電源、1
8…再配線パターン、19…再配置電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも微量酸素を含有したアルゴン
    ガス雰囲気下でスパッタ成膜したCrもしくはTiを下
    地材料との密着層として用いることを特徴とするはんだ
    ボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも微量窒素を含有したアルゴン
    ガス雰囲気下でスパッタ成膜したCrもしくはTiを下
    地材料との密着層として用いることを特徴とするはんだ
    ボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも成膜初期にのみ不純物ガスを
    微量添加した不活性ガスを用いてスパッタ成膜したCr
    もしくはTiを前記下地材料層として用いることを特徴
    とする請求項1乃至2に記載のはんだボールバンプ形成
    工程におけるバリアメタル形成方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも被処理基板にバイアス電圧を
    印加しながら、前記下地材料との密着層をスパッタ成膜
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のは
    んだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方
    法。
JP8137056A 1996-05-30 1996-05-30 はんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法 Pending JPH09321050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8137056A JPH09321050A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 はんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8137056A JPH09321050A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 はんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09321050A true JPH09321050A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15189861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8137056A Pending JPH09321050A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 はんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09321050A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6534863B2 (en) 2001-02-09 2003-03-18 International Business Machines Corporation Common ball-limiting metallurgy for I/O sites

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6534863B2 (en) 2001-02-09 2003-03-18 International Business Machines Corporation Common ball-limiting metallurgy for I/O sites

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0166967B1 (ko) 테이프 조립체 본딩용 반도체 디바이스 및 그 제조방법
JP3554685B2 (ja) Icチップを支持基板に接合する方法
US7199036B2 (en) Under-bump metallization layers and electroplated solder bumping technology for flip-chip
US6222279B1 (en) Solder bump fabrication methods and structures including a titanium barrier layer
US5466635A (en) Process for making an interconnect bump for flip-chip integrated circuit including integral standoff and hourglass shaped solder coating
JP3285796B2 (ja) 導電性接触パツド接続方法
US6235551B1 (en) Semiconductor device including edge bond pads and methods
US6583039B2 (en) Method of forming a bump on a copper pad
US20030057559A1 (en) Methods of forming metallurgy structures for wire and solder bonding
US6756184B2 (en) Method of making tall flip chip bumps
EP0939436B1 (en) Manufacture of flip-chip devices
JPH0689919A (ja) ワイヤボンドとはんだ接続の両者を有する電気的内部接続基体および製造方法
KR20000022830A (ko) 반도체 디바이스 및 그 제조 공정
US6179200B1 (en) Method for forming solder bumps of improved height and devices formed
US6639314B2 (en) Solder bump structure and a method of forming the same
US6429046B1 (en) Flip chip device and method of manufacture
US20050026416A1 (en) Encapsulated pin structure for improved reliability of wafer
JPH11145174A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH09148333A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH09321050A (ja) はんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法
JPH09306918A (ja) はんだボールバンプ形成工程におけるバリアメタル形成方法
JP3362574B2 (ja) バリアメタルの形成方法
EP0696055A2 (en) Electronic assemblies and methods of treatment
JPH0745664A (ja) 半導体装置の実装方法
JPH04350940A (ja) 半導体装置の製造方法