JPH09320795A - x線を発生するためのアノード組立体及びx線発生装置 - Google Patents

x線を発生するためのアノード組立体及びx線発生装置

Info

Publication number
JPH09320795A
JPH09320795A JP9019024A JP1902497A JPH09320795A JP H09320795 A JPH09320795 A JP H09320795A JP 9019024 A JP9019024 A JP 9019024A JP 1902497 A JP1902497 A JP 1902497A JP H09320795 A JPH09320795 A JP H09320795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anode
rays
diamond
assembly
electron beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP9019024A
Other languages
English (en)
Inventor
Paul E Larson
イー ラーソン ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Physical Electronics Inc
Original Assignee
Physical Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Physical Electronics Inc filed Critical Physical Electronics Inc
Publication of JPH09320795A publication Critical patent/JPH09320795A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/22Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by measuring secondary emission from the material
    • G01N23/227Measuring photoelectric effect, e.g. photoelectron emission microscopy [PEEM]
    • G01N23/2273Measuring photoelectron spectrum, e.g. electron spectroscopy for chemical analysis [ESCA] or X-ray photoelectron spectroscopy [XPS]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/08Targets (anodes) and X-ray converters
    • H01J2235/081Target material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/12Cooling
    • H01J2235/1204Cooling of the anode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/12Cooling
    • H01J2235/1225Cooling characterised by method
    • H01J2235/1262Circulating fluids

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 x線計器のための新しいアノード組立体を提
供する。 【構成】 x線を発生するためのアノード組立体が、そ
の中を通るチャンネルを持つマウントブロックを有し、
ダイアモンドウェファはチャンネル内を流れる流体冷却
剤と接触状態にある内側表面を持つようブロック内の開
口を横切って密閉的に取り付けられている。あるいは、
より薄いダイアモンド部が、金属ブロックを通して熱伝
導するよう、ブロック内に取り付けられる。ダイアモン
ドの外側表面に接着された金属アノードフィルムは、x
線を発生させるために焦点合わせされた電子ビームを受
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、x線の発生に、そ
して特にx線を発生するためのアノード組立体に、そし
てそのようなアノード組立体を組み込んだ計器の形のx
線発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、x線を用いる表面分析計器のいく
つかの型式が開発されてきた。化学的表面分析のための
1つの手法は、サンプル表面をx線で照射し、そして放
射される光電子を検出することを含む、x線光電子分光
計(XPS)としても知られている、化学分析のための
電子分光学(ESCA)である。光電子エネルギーは、
表面における化学素子を特徴づけ、そして特定の狭いエ
ネルギー帯域の電子のみを検出器に通過させるような、
静電または磁気分析器によってフィルタされる。検出さ
れたビームの強度は、標本表面上または付近の所定の化
学的構成の濃度を標準的に表している。(ワトソンによ
る)米国特許第3,766,381号は、選択されたエ
ネルギーの電子を検出器に送信する半球形静電分析器を
利用するそのような装置を説明している。送信されるエ
ネルギーの範囲を選択することによって、電子エネルギ
ーの分析が実行される。
【0003】最近の開発品は、(ラーソン他による)米
国特許第5,315,113号で説明されているような
走査型x線光電子分光器である。この計器においては、
電子ビームはアノード上に焦点合わせされ、その結果照
射されたスポットからx線の放射が生じる。このx線は
中低のブラッグ結晶モノクロメータのようなコンポーネ
ントによって、化学的に分析されるべきサンプル標本の
表面上に焦点合わせされる。モノクロメータは、標本の
表面上の小さなピクセルエリア上のアノードスポットの
x線イメージを形成する。電子ビームが横方向に進むと
き、標本上のx線スポットもこれに応じて1つのピクセ
ルから次へと進む。放射された光電子は、各ピクセルに
おいてエネルギー分析され、その結果、表面化学のマッ
プが構成される。特定のピクセルエリアが分析のために
選択されることもあり、または電子ビームがラスターさ
れ、その結果x線スポットもまたマッピングのためにラ
スターされることもある。
【0004】ESCA計器のためのアノードは標準的
に、マグネシウムであり、または特にモノクロメータを
持つ計器においては、そのKα x線ラインのためには
アルミニウムである。タングステンのような他の金属は
他の用途におけるx線放射のために用いられる。最大の
x線照射の強度を発生させるため、そしてそれによって
最大の感度を得るためには、電子ビームにおいてハイパ
ワーが望ましい。しかし、殆ど全てのパワーがアノード
においては熱に変換され、そしてアノードの利用寿命を
短くさせる溶解、拡散または他の劣化を生じさせること
になる。このため、普通の動作パワーは、ビーム強度と
アノード寿命との間の妥協である。この理由によって、
アノードは効果的に熱を伝導放射させるべきである。ア
ノード材料を理想的に冷却するためには、数ミクロンの
薄いフィルムの形状とすることである。ESCA計器の
場合には、標準的にアルミニウムまたはマグネシウムフ
ィルムのための基板が水冷された銀または銅であり、し
かしビームパワーは依然として制限されている。銀およ
び銅のサポートを用いるさらに別の問題は、冷却水によ
る、それら柔らかい材料の浸食である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、x線
計器のための新しいアノード組立体を提供することであ
る。特別の目的は、アノードスポットからx線を効果的
に発生させるよう焦点合わせされた電子ビームを受け取
る、そのようなアノード組立体を提供することである。
別の目的は、改善された寿命を持つ、そして/またはア
ノードスポットからの増し加えられたx線強度を持つこ
とができる、そのようなアノード組立体を提供すること
である。さらに別の目的は、x線を発生するためのその
ようなアノード組立体を取り入れた、改善された装置を
提供することである。さらに別の目的は、標本表面の小
さなエリアの化学分析のためのx線光電子分光計の型式
の、そのような装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の、そして他の目的
は、流体冷却剤をその中に受け入れるチャンネルを持つ
サポートブロックと、外側を向いている外側表面ダイア
モンド部を持つようにそのブロック内に取り付けられた
ダイアモンド部と、そして外側表面に貼り付けられた金
属アノードフィルムとを含む、x線を発生するためのア
ノード組立体によって、少なくとも部分的には達成され
る。ダイアモンド部は、流体冷却剤と熱的に伝達する。
アノードフィルムは、金属のx線特性を発生するため
に、衝突した電子ビームを受け取る。ダイアモンド部
は、それによって電子ビームによって加熱されているア
ノード部に関する補償冷却(機能)を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】望ましい実施例においては、サポ
ートブロックは、チャンネルからの開口を持つハウジン
グの形状であり、そしてダイアモンド部は開口を通して
ハウジングに密着するように取り付けられており、その
結果、内側表面が流体冷却剤と接触するようになる。さ
らに望ましいことは、低温度膨張係数を持つモリブデン
のような材料でハウジングを形成し、そしてダイアモン
ド部が開口を横切って水密封された形状となることであ
る。別の実施例においては、サポートブロックが銀また
は銅で形成され、ダイアモンド部は、ブロック内の開口
内に貼り付けられた立方体のようなより薄い部分とな
り、そして流体冷却剤を持つダイアモンド部の熱伝達が
サポートブロックの一部を通して行われる。アノード組
立体は都合よく、アノードフィルムがx線を発生させる
よう電子ビームを受け取る装置の内部に組み込まれるこ
とができ、そして装置はx線を利用するためにx線を受
け取ることができる。一方、特別の装置は、標本表面に
x線を焦点合わせするためのモノクロメータのような焦
点合わせ装置と、そして表面の化学的分析のための光電
子エネルギーアナライザを持つ一般的なx線ミクロ分析
計器である。そのような場合、電子銃はアノードフィル
ム上のアノードスポットから、x線を発生させるよう
に、焦点合わせされた電子ビームを発生させる。電子ビ
ームは、フィルムを覆うアノードスポットを選択的に位
置決めできるよう位置決めされる。
【0008】
【実施例】図1に詳細に描かれている本発明の望ましい
用途は、参照として取り込まれている前述の米国特許第
5,315,113号に説明されている型式の、サンプ
ル標本12の分析を行うための走査形x線モノクロメー
タ計器10にある。そのような計器は、QUANTUM
2000の商標のもとでフィジカルエレクトロニクス社
によって販売されている。電子銃16は、アノード組立
体25のアノードに電子ビーム20を焦点合わせするた
めの適切な電子レンズ装置18を有している。この組立
体は、アノードを横断方向に位置決めするために可動ス
テージ96上に取り付けられている。この銃は、たとえ
ば前述特許において説明されているように、一般的なも
のである。電子ビームはアノード表面上に、標準的に約
5から200μmの直径を持つスポット26(図2)に
焦点合わせされる。このことは、アノードから、そして
特にアノードスポットから、x線27を発生させる結果
となる。
【0009】モノクロメータを持つ計器においては、ア
ノード24は都合よく、モノクロメータとコンパチブル
である、望ましいx線放射エネルギー帯域であるアルミ
ニウムK−アルファを提供するために、アルミニウムで
作られている。より一般的には、この金属は他のESC
A計器におけるマグネシウムまたはタングステン、また
はx線を発生させるためのアノードとして望ましい他の
金属のようないかなる金属であってもよい。電圧源27
を通して、アノードは銃カソードに対して、一般的には
1500ボルトから30kV、そしてより標準的には、
x線を発生するための電子エネルギーを提供するよう1
0KVから20KVだけポジティブとされる。この実施
例においては、アノードはグランド電位またはそれに近
いものであるが、しかし例えば電子銃グランドのよう
な、他の電位となることもできる。
【0010】(図1に1対が示されている)偏向プレー
ト28は、電子銃16からの電子ビーム20を、(図2
の)アノード表面上のアレーロケーション32の中のア
ノードスポット26に向ける。線80を通してプロセッ
サ76によって制御されている偏向制御器30からの電
圧は、ビームを偏向させるためxおよびy軸の両方に配
置された偏向プレートに加えられる。制御器30は、焦
点合わせされた電子ビーム20をアノード表面を横切る
よう位置決めまたはラスターし、そしてx線がアノード
スポットにおいてアノードから放射される。
【0011】このx線は、いかなる望ましい方法におい
ても利用できる。望ましい計器においては、少なくとも
x線の一部はサンプル標本に焦点合わせされ、このこと
は前述米国特許第5,315,113号に説明されてい
るようなブラッグ結晶モノクロメータ34によって行わ
れることが望ましい。そのような結晶は、一般的なロー
ランドサークル46の形状に曲げられ、そしてその形状
上に納められ、ここにおいてアノード24の中心、結晶
34およびサンプル表面12の中心は実質的にそのサー
クル上にある。x線36の焦点合わせはx線スポット3
8を標本表面上のピクセルエリア48と符合させ、x線
スポットはアノードスポット26のx線イメージとな
る。偏向プレートの電圧の調節によって、または電子ビ
ームのラスターによって走査することにより、x線スポ
ットは選択されたピクセルエリアにおいて固定される。
【0012】このx線は、標本における化学的種に関連
した電子エネルギーで、標本の走査ピクセルエリア48
から光電子52を放射させる。走査速度は、(選択され
たスポットに関する)ゼロと100m/秒との間、たと
えば10m/秒、であることができる。このエネルギー
は、電子をアナライザ入り口58内に焦点合わせする一
般的な電子レンズ56を通して、少なくとも電子52の
一部を受け取る半球形アナライザ54のような適切な装
置によって分析される。アナライザの半球形64、66
を横切る線69を通して加えられる、電圧源62からの
選択された電圧によって、選択されたエネルギーの電子
が軌線68の範囲を移動し、アナライザを出て検出器7
0に至る。後者は一般的なマルチチャンネル検出器であ
ってもよい。たとえば、(ゲルラッハ他による)米国特
許第4,048,498号において開示されているよう
な、電子エネルギーの同軸円筒形アナライザのような、
他の分析装置および/または検出器を用いることができ
る。磁気アナライザもまた用いることができる。
【0013】検出された電子の数およびエネルギーに相
当する、検出器70からの信号は、(示されていない適
切な増幅器を通して)線72上で、制御電子機器および
コンピュータ処理を組み合わせた、処理用ユニット76
に運ばれる。これはスペクトルデータを、(図2の)標
本ピクセルエリア48に存在する化学的種の情報に変換
する。この情報は蓄積され、そしてモニタ78上に表示
され、そして/またはプリントされる。(プロセッサを
含む)表示装置を、アナライザ電圧および電子ラスター
装置28、30と共に動作させることにより、標本表面
にわたる化学的種のマッピングが実行され、そして表示
されることができる。
【0014】本発明によるアノード組立体25(図3、
4)においては、ハウジング82の形状をなすマウント
ブロックは、低熱膨張係数を持つ材料で形成されたマウ
ント壁84を持っている。特にモリブデン金属がハウジ
ングには適当である。加工可能なアルミナを基にしたセ
ラミックのようなセラミックも利用できるが、しかし、
電荷ビルドアップを防ぐためにメタライズされなくては
ならない。以下に説明される理由により、ハウジングは
耐火性金属、すなわちタングステン、モリブデン、タン
タルまたはコロンビウム、で形成することが好都合であ
る。マウント壁のための材料がハウジングの残りと同じ
である必要はないが、実質的に全体のハウジングが同じ
材料、つまりモリブデン、から形成されることが望まし
い。ハウジングは、液体入り口90および液体出口92
を持つ、その中に流体冷却剤88を収容するチャンネル
86を有している。
【0015】チャンネルの横の、ハウジングを通る穴9
4は可動ステージ96(図1)に取り付けるために設け
られている。マウント壁は、その中にチャンネルが接続
されている長方形開口98を有し、開口の周囲には棚1
02がある。この棚は流れている液体にウェファをより
接近して置けるよう(示されているように)壁の薄いリ
ングによって形成されることもでき、または単純に同じ
厚さの壁のエッジとして形成されることもできる。開口
および棚には、部分的に壁においてミリングスロット1
06が形成されることができる。チャンネルは都合よく
(マウント壁を含む)ハウジングのブロック部内に形成
され、チャンネル包囲を完成するためにその場所にろう
付けされた底面カバー108を有している。真空中にお
けるアノード動作のために、ハウジングと組み合わせら
れる全てのろう付けは真空密封されなくてはならない。
ガスケットおよび、ネジのようなファスナはろう付けの
代わりに用いることができる。
【0016】開口98を覆うように、ダイアモンドウェ
ファ110が棚102に密着して貼り付けられている。
このウェファは化学蒸着(CVD)またはアークプラズ
マ形成ダイアモンドとして市場で入手可能である。この
ウェファはサポートを提供するのに十分な厚さであり、
しかし他方では実際的に、一般的に約0.1mmと1m
mの間、たとえば6mm・10mm角で0.5mm厚
さ、のように薄いものである。ダイアモンド品質は高い
熱伝導度を提供するものであるべきである。単独の結晶
が理想的であるが、入手できる十分なサイズの材料は、
広い表面に垂直に方向づけられた多角柱構造を持つ多結
晶である。純粋ダイアモンドと同様、特に実質的に全て
が炭素12(C12)であることが望ましいが、しかし
高価である。適切なダイアモンドウェファは、いくつか
の販売元から入手可能であり、それらはオハイオ州ウォ
ーシントンのGEスーパーアブラッシブ社、ニュージャ
ージー州マウントアーリントンのダッべルディハリスダ
イアモンド社、およびマサチューセッツ州ノースボロの
ノートンダイアモンドフィルム社である。ダイアモンド
はモリブデンに、82−18金−ニッケル合金AMS−
4787、これはたとえばウェスゴー社から商標NIO
ROTMのもとで入手できる、を用いてろう付けされる
ことにより貼り付けられることができる。このろうは約
25から50μm厚さが適切である。ダイアモンドをハ
ウジングにろう付けした後の冷却による、せん断ストレ
スの潜在問題を克服するため、ダイアモンドは低膨張係
数を有しているので、ハウジングの少なくともマウント
壁84に関しては、材料が低熱膨張係数を持つことが望
ましい。この係数は約12ppm/℃よりも少なくすべ
きであり、たとえばモリブデンに関しては、6ppm/
℃である。耐火性金属は一般的にこのカテゴリに含まれ
る。
【0017】ダイアモンドウェファの内側表面112
は、流体冷却剤と接触状態にある。ハウジング内のチャ
ンネル86は、ダイアモンドを冷却するため、この内側
表面を横切る速い速度、標準的には約5m/秒で内側表
面を横切る、において液体を効果的に伝えるように構成
されるべきである。流体冷却剤の流れる割合は、(理想
的な熱吸収において)沸騰を許しながらも、バブルを流
し去ることが好都合である。もしよりよい冷却が望まし
いか、または必要であれば、一般的な流体冷却剤または
液体窒素が用いられるが、しかし過冷却はアノード表面
上に汚染物質を濃縮させることがある。
【0018】金属フィルム114は、x線を発生させる
ために衝突する電子ビームを受け取るアノードを提供す
るよう、ダイアモンドウェファ110の外側表面116
に接着されている。フィルムの下のダイアモンド表面1
16に関しては磨かれていることが望ましい。このフィ
ルムは、スッパタリングまたはCVDメタライズのよう
な、一般的なまたは他の望ましい方法によって製造され
る。フィルムのためのアノード金属は、計器に従って選
択され、たとえばそれはマグネシウムであるか、または
上に説明されたようにアルミニウムであることが望まし
い。フィルムは熱伝導のためには可能な限り薄くされる
べきであるが、しかしビームエネルギーの大半がダイア
モンドの中ではなくフィルムの中に消散されるよう十分
に厚くされるべきである。アルミニウムに関するビーム
透過は、10keV電子に関して約0.6μmであり、
そして20keVに関して2.4μmである。浪費され
るエネルギーを最小とするため、フィルム厚さは透過深
さの約2倍にすべきである。こうして後者ビームに関す
る適切なフィルム厚さは、約4μmである。10−20
keVビームからフィルム内へは約1μm直径のブルー
ミングが存在し、これは分解能の、そしてそのためこの
ビームエネルギー範囲におけるフィルムに関する1μm
の最小実際ビーム直径の限界を提供する。他の次元にお
いては、ダイアモンドウェファおよびアノードフィルム
は用いられるアノードエリアの何倍あかのエリアを有す
ることができ、そのため用いられるエリアはオリジナル
のエリアが劣化するときに、ステージ96によってシフ
トされることができる。
【0019】著しい局部的な加熱は入射する電子ビーム
の結果であり、アノードフィルムの破損または急速な劣
化を避けるためにビームパワーを制限する必要が生じ
る。この場合におけるダイアモンドは高い熱伝導度を有
し、熱をフィルムから流体冷却剤に引き落とし、特にア
ノードスポットにおいて電子ビームによってフィルムが
加熱されることを補償する。ビーム直径のマイクロメー
トルあたり0.4ワットの電子ビームパワーが達成され
うるということが決められ、これはアルミニウムフィル
ムのための銀または銅基板を持つ従来構造に反する2倍
である。
【0020】従来装置においては、ビーム電流はアノー
ドおよびそのサポート装置を電気的に流れることによっ
て測定されているが、しかしこれは特に冷却水を用いる
場合には難しく、そして不正確である。本発明の構造に
よれば、電流はより容易に測定される。
【0021】電流を測定するために、たとえば絶縁ブッ
シング120内に保持された機械ネジ118によってカ
バーされたモリブデンハウジングの上に取り付けられ、
そして電気的に絶縁されたスプリングコンタクト116
(図3、4)によって電気的にアノードフィルムと接触
するための装置が形成される。コンタクトの一方の端
は、アノードフィルムに押しつけられている。電気的リ
ード122は、ネジ止めされているスプリングコンタク
トから、アノード電流を測定するための電流計124を
通して、標準的に50−100ボルト(たとえば90ボ
ルト)である、低電圧源125の正端子にまで接続す
る。低電圧源は、不可欠なものではないが、しかし何よ
りもアノードから逃げることのある低エネルギー2次電
子を収集することにより、より正確な電流測定を可能と
する。アノードは比較的小さく、そしてダイアモンド境
界により電気的に良好に絶縁されているため、電流測定
は簡単であり、そして誤差を生じさせうる漏れ電流の影
響を受けない。もし、アノード電流を直接的に測定する
ことが必要でもなく、また望ましいことでなければ、ア
ノードはダイアモンドのエッジにまでアノードフィルム
を拡張することにより、これが接地されたハウジングに
接触するようにして、接地されることができる。電子銃
カソードは、高電圧電源27の負側に接続され、そして
電子はカードとアノードとの間の電位差に直接的に比例
するエネルギーでアノードに衝突する。ビームパワー
は、この電位差とビーム電流との積である。
【0022】アノード表面に接近したマウント壁におけ
る1つまたは1対であることが望ましい直交スロット1
26(または単独エッジ)が電子ビーム幅の決定のため
に都合よく用いられる。このビームはスロットのエッジ
(または単独のエッジ)を横切って移動し、そして2次
電流がアノード上に取り付けられた電極127によって
収集される。この電流は、たとえば横断の間に1つのレ
ベルから他のレベルへと変化することが観察できるオシ
ロスコープ上のパターンとしてモニタされることがで
き、変化におけるパターンの幅がビーム幅を表してい
る。都合よいことに、示されているように、この電極信
号はリード129上をコンピュータ76に向かい、ここ
ではこれがディジタル化される。プレート制御信号のさ
らに別の入力を用いて、ビーム幅が計算され、そして表
示される。
【0023】銀および銅の従来ハウジングによれば、ビ
ームによりスロット126のエッジにおける溶解が存在
した。モリブデンのような耐火性金属の使用は、この劣
化の型式に抵抗する。もしそのような金属が用いられる
と、マウント壁84に関してはモリブデンであることの
みが必要となり、ハウジングの残りの部分はステンレス
鋼のような他の望ましい材料であってもよい。しかし、
耐火性金属の完全なハウジングが実際的であることが知
られている。
【0024】これまでは、モノクロメータを用いて焦点
あわせされるx線を発生するための集約された電子ビー
ムを持つ計器を目的としていたが、他の用途も存在す
る。たとえば前述の米国特許第3,766,381号で
説明されているような、ESCA計器は、走査が存在し
ない状態で、x線励起の結果として固体表面から放射さ
れる光電子のエネルギー分析を提供するために用いられ
る。そのような計器においては、アノードのためにマグ
ネシウムがアルミニウムに変わるものとして用いられ
る。焦点合わせされた電子ビームまたはアノードスポッ
トが存在しないため、走査形x線計器におけるような集
中された加熱は存在しない。しかしながら、アノード組
立体が組み込まれている場合には、アノードへの電子の
高パワービューは、極端な加熱を結果的にもたらし、そ
してそのようなアノード組立体は電子ビームパワーをよ
り増加させることを可能とする。タングステンのような
他の金属もアノードとして望ましいものである。
【0025】(図5の)ESCAのためのアノード組立
体128の実施例においては、この組立体は変更された
構造を有している。この場合、ハウジング130は円筒
形の終端を横断して密封されたマウント壁132を持つ
円筒形である。アノードフィルム136を持つダイアモ
ンドウェファ134は、末端壁132における開口を中
央で覆うように貼り付けられている。ハウジング内の軸
チューブ138は、流体冷却剤140をダイアモンドに
向けて流し、そして流体冷却剤はチューブとハウジング
円筒形142の間を流れ出る。電子ビーム144は一方
の側に設けられた加熱されたフィラメント146によっ
て供給され、その結果放射される光電子147のパスの
外側にある。このフィルムはフィラメントに関して、ア
ノード的である。
【0026】(図6の)x線を発生させるためのさらに
別の実施例においては、ダイアモンドは、たとえば立方
体または宝石形状のより薄い部分148の形状となって
いる。このダイアモンドは液体流体冷却剤がそこを通る
チャンネル152を持つマウントブロック150内のダ
イアモンドの形状に相当する開口内に貼り付けられてい
る。この立方体ダイアモンドは、ブロックと熱的接触を
持つようろう付けされた、その5つの内部表面を有して
いる。(示されていない別の配置においては、ダイアモ
ンド表面の少なくともいくつかは流体冷却剤と接触して
いる。)ダイアモンドの外側表面158は、対向的(外
向き)である。アノードフィルム160は外側表面に接
着されている。このアノードフィルムは金属の特性を示
すx線164を発生させるために衝突する電子ビーム1
62を再び受け取り、そしてダイアモンド部は電子ビー
ムによって加熱されているアノードフィルムに関して補
償の冷却(機能)を提供する。この構造においては、ダ
イアモンド部のいくつかの側は熱をさらに消費させるよ
う助ける。ダイアモンドの直接的冷却のないこの実施例
においては、銀または銅のような高導電性金属がハウジ
ングとして望ましい。
【0027】本発明によるアノード組立体は、いくつか
の利点を有している。アノードの改善された冷却はより
高い感度のためのより高い電子ビームパワーを可能と
し、または従来電流レベルであればより長いアノード寿
命を可能とし、または中間的なパワーレベルにおいて
は、改善された感度およびより長い寿命の両方を可能と
する。硬いダイアモンドは、銀または銅で作られたハウ
ジングの寿命を以前には制限していた、または望まれて
いたより低いパワーレベルに以前には制限していた浸食
に抵抗する。アノードのための電気的に絶縁されたダイ
アモンド基板は電子ビーム電流の便利な、正確な監視を
可能とする。ダイアモンド基板は、実質的に熱によるダ
メージ、さらにまた特に界面拡散による銀およびう銅の
劣化を免除する。ビームサイズは測定のために用いられ
るスロットエッジを破損させることなく、耐火性金属ハ
ウジング上でより効果的に測定可能である。
【0028】本発明が特定の実施例を参照しながら上で
詳細に説明されたとはいえ、本発明の精神および添付さ
れている特許請求の範囲に含まれる種々の変形および変
更は当業技術者にとっては明らかとなるであろう。この
ため、本発明は添付されている特許請求の範囲またはそ
の同等物によって制限されるのみであることを意図して
いる。
【0029】
【発明の効果】x線計器のための新しいアノード組立体
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだ計器の詳細図。
【図2】図1の計器におけるアノード、標本およびモノ
クロメータの詳細見取り図。
【図3】図1の計器内に組み込まれるアノード組立体の
上面図。
【図4】図3の4−4において切り取られた長さ方向断
面図。
【図5】本発明のアノード組立体の別の実施例の長さ方
向断面図。
【図6】本発明のアノード組立体のさらに別の実施例の
半透視見取り図。
【符号の説明】
10 x線モノクロメータ計器 12 サンプル標本 16 電子銃 18 電子レンズ装置 20 電子ビーム 24 アノード 25 アノード組立体 26 ポット 27 x線 28 偏向プレート 30 偏向制御器 32 アレーロケーション 34 結晶モノクロメータ 36 x線 38 x線スポット 48 ピクセルエリア 52 電子 54 半球形アナライザ 56 電子レンズ 58 アナライザ入り口 62 電圧源 64,66 半球形 69 線 70 検出器 72 線 76 処理用ユニット 78 モニタ 80 線 82 ハウジング 84 マウント壁 86 チャンネル 88 流体冷却剤 92 液体出口 94 穴 96 可動ステージ 98 長方形開口 102 棚 106 ミリングスロット 108 底面カバー 110 ダイアモンドウェファ 112 内側表面 114 金属フィルム 116 ダイアモンド表面 118 ネジ 120 絶縁ブッシング 122 電気的リード 124 電流計 125 低電圧源 126 直交スロット 127 電極 128 アノード組立体 129 リード 130 ハウジング 132 マウント壁 136 アノードフィルム 138 軸チューブ 140 流体冷却剤 142 ハウジング円筒形 144 電子ビーム 146 フィラメント 147 光電子 148 より薄い部分 158 外側表面 160 アノードフィルム 162 電子ビーム 164 x線

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 x線を発生するためのアノード組立体に
    おいて、その中に流体冷却剤受けるチャンネルを持つサ
    ポートブロックと、外側表面ダイアモンド部が外側を向
    くようにブロック内に取り付けられたダイアモンド部
    と、そして外側表面に接着された金属アノードフィルム
    とを含み、ダイアモンド部は熱的に流体冷却剤と伝達
    し、そしてアノードフィルムは金属の特性を示すx線を
    発生するために衝突する電子ビームを受け、これによっ
    て、ダイアモンド部は、電子ビームによって加熱されて
    いるアノード部に関して補償する冷却(機能)を提供す
    ることを特徴とする、x線を発生するためのアノード組
    立体。
  2. 【請求項2】 サポートブロックがチャンネルからの開
    口を持つハウジングの形状であり、そしてダイアモンド
    部が開口を横切ってハウジングに密着して取り付けら
    れ、その結果内側表面が流体冷却剤と接触するような、
    請求項第1項記載の組立体。
  3. 【請求項3】 ハウジングが、低熱膨張係数を持つ材料
    で形成されているマウント壁を含み、マウント壁はチャ
    ンネルからの開口をその中に有し、そしてダイアモンド
    部は開口を横切ってマウント壁に密着して設けられたダ
    イアモンドウェファの形状をなしているような、請求項
    第2項に記載の組立体。
  4. 【請求項4】 マウント壁が耐火性金属で形成されてい
    るような、請求項第3項に記載の組立体。
  5. 【請求項5】 耐火性金属がモリブデンであるような、
    請求項第4項に記載の組立体。
  6. 【請求項6】 ハウジングがモリブデンで形成されてい
    るような、請求項第5項に記載の組立体。
  7. 【請求項7】 マウント壁が、電子ビームの幅を決定す
    るために電子ビームがその中を横断する1つのスロット
    または1対の直交スロットを持つような、請求項第4項
    に記載の組立体。
  8. 【請求項8】 アノードフィルムがアルミニウムまたは
    マグネシウムであるような、請求項第1項に記載の組立
    体。
  9. 【請求項9】 アノードフィルムがアルミニウムである
    ような、請求項第8項に記載の組立体。
  10. 【請求項10】 電気的にアノードフィルムと接触する
    ための接触装置をさらに含むような、請求項第1項に記
    載の組立体。
  11. 【請求項11】 サポートブロックが銀または銅で形成
    され、そしてダイアモンド部の流体冷却剤との熱伝達が
    サポートブロックの一部を通して行われるような、請求
    項第1項に記載の組立体。
  12. 【請求項12】 x線を発生させるための装置におい
    て、電子ビームを発生させるための電子装置と、アノー
    ドフィルムからx線を発生させるよう電子ビームを受け
    取るために設けられた金属アノードフィルムを持つアノ
    ード組立体と、そしてx線を利用するためにx線を受け
    取る利用装置とを含み、ここにおいてアノード組立体は
    その中に流体冷却剤受けるチャンネルを持つサポートブ
    ロックと、外側に面した外側表面ダイアモンド部を持つ
    ように、ブロック内に取り付けられたダイアモンド部
    と、そして外側表面に接着された金属アノードフィルム
    とを含み、アノード部は流体冷却剤と熱的に伝達し、そ
    してアノードフィルムは金属の特性を表すx線を発生す
    るよう衝突した電子ビームを受け取り、それにより電子
    ビームによって加熱されたアノード部に関する補償のた
    めの冷却(機能)を提供することを特徴とするx線発生
    装置。
  13. 【請求項13】 サポートブロックがチャンネルからの
    開口を持つハウジングの形状をなし、そしてダイアモン
    ド部が開口を横切ってハウジングに密着して取り付けら
    れ、その結果、内側表面が流体冷却剤と接触するよう
    な、請求項第12項に記載のx線発生装置。
  14. 【請求項14】 マウント壁が低熱膨張係数を持つ材料
    で形成され、マウント壁がチャンネルからの開口をその
    中に有し、そしてダイアモンド部が開口を横切ってマウ
    ント壁に密着して取り付けられたダイアモンドウェファ
    の形状をなすような、請求項第13項に記載のx線発生
    装置。
  15. 【請求項15】 マウント壁が耐火性金属で形成される
    ような、請求項第12項に記載のx線発生装置。
  16. 【請求項16】 耐火性金属がモリブデンであるよう
    な、請求項第15項に記載のx線発生装置。
  17. 【請求項17】 ハウジングがモリブデンで形成されて
    いるような、請求項第16項に記載のx線発生装置。
  18. 【請求項18】 マウント壁が、電子ビームの幅を決定
    するために電子ビームを横断するための1つのスロット
    または1対の直交スロットをその中に持つような、請求
    項第15項に記載のx線発生装置。
  19. 【請求項19】 アノードフィルムがアルミニウムまた
    はマグネシウムであるような、請求項第12項に記載の
    x線発生装置。
  20. 【請求項20】 アノードフィルムがアルミニウムであ
    るような、請求項第19項に記載のx線発生装置。
  21. 【請求項21】 電気的にアノードフィルムと接触する
    ための接触装置をさらに含み、そして電流測定装置が、
    アノードフィルムへの電子ビーム電流を測定するために
    接触装置と電子装置との間に接続されているような、請
    求項第12項に記載のx線発生装置。
  22. 【請求項22】 サポートブロックが銀または銅で形成
    され、そしてダイアモンド部の、流体冷却剤との熱的伝
    達がサポートブロックの1部を通して行われるような、
    請求項第12項に記載のx線発生装置。
  23. 【請求項23】 電子装置が、アノードフィルム上のア
    ノードスポットからx線を発生させるよう焦点合わせさ
    れた電子ビームを発生するための電子銃を含み、そして
    利用装置が、分析エリアにおける化学的種の特性を示す
    電子エネルギーをもって分析エリアから光電子が放射さ
    れるように、標本表面上の分析エリア上に前記x線の一
    部を焦点合わせするため少なくともx線の一部を受け取
    る焦点合わせ装置と、電子エネルギーを分析するために
    光電子の少なくとも一部を受け取るアナライザ装置と、
    そして電子エネルギーを、そしてそれによって標本表面
    の化学的種を表す標本情報を発生するためアナライザ装
    置と共に動作する処理用装置とを含むような、標本表面
    の分析のための計器の形態をなすような、請求項第12
    項に記載の装置。
  24. 【請求項24】 サポートブロックがチャンネルからの
    開口を持つモリブデンハウジングの形状をなし、ダイア
    モンド部が流体冷却剤と接触状態にある内側表面を持つ
    よう、開口を横切ってハウジングに密閉的に取り付けら
    れたダイアモンドウェファの形状であり、そしてアノー
    ドフィルムがアルミニウムであるような、請求項第25
    項に記載の装置。
  25. 【請求項25】 サポートブロックが銀または銅で形成
    され、そして流体冷却剤とのダイアモンド部の熱的伝達
    がサポートブロックの一部を通して行われるような、請
    求項第24項に記載の装置。
  26. 【請求項26】 焦点合わせ装置が中低ブラッグ結晶モ
    ノクロメータを含むような、請求項第23項に記載の装
    置。
  27. 【請求項27】 電子装置が、アノードフィルム上のア
    ノードスポットを選択的に位置決めできるよう、アノー
    ドフィルム上の電子ビームを位置決めするための位置決
    め装置、これによって分析エリアは標本表面上に相応し
    て位置決めできる、をさらに含むような、請求項第23
    項に記載の装置。
JP9019024A 1996-01-31 1997-01-31 x線を発生するためのアノード組立体及びx線発生装置 Ceased JPH09320795A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/593308 1996-01-31
US08/593,308 US5602899A (en) 1996-01-31 1996-01-31 Anode assembly for generating x-rays and instrument with such anode assembly

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09320795A true JPH09320795A (ja) 1997-12-12

Family

ID=24374235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9019024A Ceased JPH09320795A (ja) 1996-01-31 1997-01-31 x線を発生するためのアノード組立体及びx線発生装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5602899A (ja)
EP (1) EP0788136A1 (ja)
JP (1) JPH09320795A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006510192A (ja) * 2002-12-11 2006-03-23 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 単色x線生成用x線源
JP2019537206A (ja) * 2016-10-21 2019-12-19 エクシルム・エービー 構造化されたx線ターゲット
JP2020187122A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 ヒロン ニュートロン メディカル コープHeron Neutron Medical Corp. 放熱構造及びそれを用いる中性子線発生装置

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6317514B1 (en) 1998-09-09 2001-11-13 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for inspection of patterned semiconductor wafers
JP3998556B2 (ja) * 2002-10-17 2007-10-31 株式会社東研 高分解能x線顕微検査装置
US7218703B2 (en) * 2003-11-21 2007-05-15 Tohken Co., Ltd. X-ray microscopic inspection apparatus
EP1557865A1 (en) * 2004-01-23 2005-07-27 Tohken Co., Ltd. Microfocus x-ray tube for microscopic inspection apparatus
DE102004025997A1 (de) * 2004-05-27 2005-12-22 Feinfocus Gmbh Einrichtung zur Erzeugung und Emission von XUV-Strahlung
DE102006032606B4 (de) * 2006-07-11 2017-03-02 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh Erzeugung von elektromagnetischer Strahlung, insbesondere Röntgenstrahlung
DE102006062452B4 (de) * 2006-12-28 2008-11-06 Comet Gmbh Röntgenröhre und Verfahren zur Prüfung eines Targets einer Röntgenröhre
GB2453570A (en) * 2007-10-11 2009-04-15 Kratos Analytical Ltd Electrode for x-ray apparatus
US20150117599A1 (en) 2013-10-31 2015-04-30 Sigray, Inc. X-ray interferometric imaging system
US20140161233A1 (en) * 2012-12-06 2014-06-12 Bruker Axs Gmbh X-ray apparatus with deflectable electron beam
US10699820B2 (en) * 2013-03-15 2020-06-30 Lawrence Livermore National Security, Llc Three dimensional radioisotope battery and methods of making the same
US9448190B2 (en) 2014-06-06 2016-09-20 Sigray, Inc. High brightness X-ray absorption spectroscopy system
US9390881B2 (en) 2013-09-19 2016-07-12 Sigray, Inc. X-ray sources using linear accumulation
US10297359B2 (en) 2013-09-19 2019-05-21 Sigray, Inc. X-ray illumination system with multiple target microstructures
US9449781B2 (en) 2013-12-05 2016-09-20 Sigray, Inc. X-ray illuminators with high flux and high flux density
CN105556637B (zh) 2013-09-19 2019-12-10 斯格瑞公司 使用线性累加的x射线源
US10269528B2 (en) 2013-09-19 2019-04-23 Sigray, Inc. Diverging X-ray sources using linear accumulation
US10295485B2 (en) 2013-12-05 2019-05-21 Sigray, Inc. X-ray transmission spectrometer system
US9570265B1 (en) 2013-12-05 2017-02-14 Sigray, Inc. X-ray fluorescence system with high flux and high flux density
US10304580B2 (en) 2013-10-31 2019-05-28 Sigray, Inc. Talbot X-ray microscope
USRE48612E1 (en) 2013-10-31 2021-06-29 Sigray, Inc. X-ray interferometric imaging system
CN104681379A (zh) * 2013-12-03 2015-06-03 朱健 一种具有冷却装置的工业x射线管
US9823203B2 (en) 2014-02-28 2017-11-21 Sigray, Inc. X-ray surface analysis and measurement apparatus
US9594036B2 (en) 2014-02-28 2017-03-14 Sigray, Inc. X-ray surface analysis and measurement apparatus
US10401309B2 (en) 2014-05-15 2019-09-03 Sigray, Inc. X-ray techniques using structured illumination
US10352880B2 (en) 2015-04-29 2019-07-16 Sigray, Inc. Method and apparatus for x-ray microscopy
SE540581C2 (en) * 2015-05-08 2018-10-02 Hard X-Ray Photoelectron Spectroscopy Apparatus
US10295486B2 (en) 2015-08-18 2019-05-21 Sigray, Inc. Detector for X-rays with high spatial and high spectral resolution
US10247683B2 (en) 2016-12-03 2019-04-02 Sigray, Inc. Material measurement techniques using multiple X-ray micro-beams
JP6937380B2 (ja) 2017-03-22 2021-09-22 シグレイ、インコーポレイテッド X線分光を実施するための方法およびx線吸収分光システム
US10847336B2 (en) 2017-08-17 2020-11-24 Bruker AXS, GmbH Analytical X-ray tube with high thermal performance
CN108321071A (zh) * 2018-02-05 2018-07-24 公安部第研究所 一种中空结构x射线管
US10578566B2 (en) 2018-04-03 2020-03-03 Sigray, Inc. X-ray emission spectrometer system
US10845491B2 (en) 2018-06-04 2020-11-24 Sigray, Inc. Energy-resolving x-ray detection system
GB2591630B (en) 2018-07-26 2023-05-24 Sigray Inc High brightness x-ray reflection source
US10656105B2 (en) 2018-08-06 2020-05-19 Sigray, Inc. Talbot-lau x-ray source and interferometric system
US10962491B2 (en) 2018-09-04 2021-03-30 Sigray, Inc. System and method for x-ray fluorescence with filtering
DE112019004478T5 (de) 2018-09-07 2021-07-08 Sigray, Inc. System und verfahren zur röntgenanalyse mit wählbarer tiefe
WO2021011209A1 (en) 2019-07-15 2021-01-21 Sigray, Inc. X-ray source with rotating anode at atmospheric pressure

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1332207A (en) * 1971-05-07 1973-10-03 Ass Elect Ind Apparatus for charged particle spectroscopy
US3992633A (en) * 1973-09-04 1976-11-16 The Machlett Laboratories, Incorporated Broad aperture X-ray generator
US4048498A (en) 1976-09-01 1977-09-13 Physical Electronics Industries, Inc. Scanning auger microprobe with variable axial aperture
EP0432568A3 (en) * 1989-12-11 1991-08-28 General Electric Company X ray tube anode and tube having same
US4972449A (en) * 1990-03-19 1990-11-20 General Electric Company X-ray tube target
US5148462A (en) * 1991-04-08 1992-09-15 Moltech Corporation High efficiency X-ray anode sources
US5315113A (en) * 1992-09-29 1994-05-24 The Perkin-Elmer Corporation Scanning and high resolution x-ray photoelectron spectroscopy and imaging
JPH06162974A (ja) * 1992-11-18 1994-06-10 Toshiba Corp X線管
GB9318197D0 (en) * 1993-09-02 1993-10-20 Medical Res Council Improvements in or relating xo x-ray tubes
JP3612795B2 (ja) * 1994-08-20 2005-01-19 住友電気工業株式会社 X線発生装置
KR100264431B1 (ko) * 1994-11-30 2000-08-16 오카야마 노리오 윈도우재 및 그 제조방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006510192A (ja) * 2002-12-11 2006-03-23 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 単色x線生成用x線源
JP2019537206A (ja) * 2016-10-21 2019-12-19 エクシルム・エービー 構造化されたx線ターゲット
JP2020187122A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 ヒロン ニュートロン メディカル コープHeron Neutron Medical Corp. 放熱構造及びそれを用いる中性子線発生装置
US11521763B2 (en) 2019-05-16 2022-12-06 Heron Neutron Medical Corp. Heat dissipation structure and neutron beam generating device using the same

Also Published As

Publication number Publication date
EP0788136A1 (en) 1997-08-06
US5602899A (en) 1997-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5602899A (en) Anode assembly for generating x-rays and instrument with such anode assembly
Gelius et al. A high resolution ESCA instrument with X-ray monochromator for gases and solids
US5315113A (en) Scanning and high resolution x-ray photoelectron spectroscopy and imaging
US7209545B2 (en) X-ray source assembly having enhanced output stability, and fluid stream analysis applications thereof
US7110506B2 (en) Method and device for cooling and electrically insulating a high-voltage, heat-generating component such as an x-ray tube for analyzing fluid streams
US6661876B2 (en) Mobile miniature X-ray source
US6333968B1 (en) Transmission cathode for X-ray production
EP0461776B1 (en) X-ray analysis apparatus, especially computer tomography apparatus
US20070140420A1 (en) X-ray source assembly having enhanced output stability, and fluid stream analysis applications thereof
Duncumb The X-ray scanning microanalyser
US3624390A (en) Specimen-heating means for electron beam irradiation apparatus
Mitrofanov et al. Two forms of attachment of an atmospheric-pressure direct-current arc in argon to a thermionic cathode
EP0373656B1 (en) Detection system for cathodoluminescence analysis
US6690765B1 (en) Sleeve for a stationary anode in an x-ray tube
SE420139B (sv) Rontgenfluorescensanalysapparat forsedd med ett rontgenror som har ett utgangsfonster for ojemn rontgenstraltransmission
US5506412A (en) Means for reducing the contamination of mass spectrometer leak detection ion sources
JP3890883B2 (ja) エネルギー分散型x線検出装置及びこれを用いた走査型電子顕微鏡及び電子線マイクロアナライザー
GB2175739A (en) X-ray generator
EP0633712B1 (en) X-ray diffraction device comprising cooling medium connection provided on the X-ray tube
JP2637031B2 (ja) 蛍光x線分析装置
JP2001185545A (ja) プラズマ処理装置
Salomon et al. Gas-microstrip detectors based on flexible printed circuit technology
Russ Use of the Scanning Electron Microscope in the Materials Sciences
KR20040032659A (ko) 시편 홀더
JP2001124712A (ja) エネルギー分散型x線分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040209

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070405

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070702

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080813

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20081212