JPH09319948A - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JPH09319948A JPH09319948A JP15762596A JP15762596A JPH09319948A JP H09319948 A JPH09319948 A JP H09319948A JP 15762596 A JP15762596 A JP 15762596A JP 15762596 A JP15762596 A JP 15762596A JP H09319948 A JPH09319948 A JP H09319948A
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Abstract
庫の断熱扉に対し、簡易な構造で、その表面の結露を有
効に防止することができる自動販売機を提供することを
その目的としている。 【解決手段】 断熱隔壁6を介して複数の分割室7に仕
切られた断熱構造の商品収納庫5と、商品収納庫5の前
面開口を開閉する透明な部材で構成された断熱扉4とを
備え、各分割室7がそれぞれに冷却運転または加温運転
可能に構成されると共に、断熱扉4を通して商品収納庫
5内の商品Aが外部から視認可能に構成された自動販売
機1であって、断熱扉4が、透明な部材で構成された断
熱扉本体30と、複数の分割室7に対応させて断熱扉本
体30に組み込んだ複数の結露防止用ヒータ31とを備
えたものである。
Description
運転または加温運転に切替え可能な複数の分割室に仕切
られており、かつ商品収納庫内の商品を外部から視認可
能なシースルー形式の自動販売機に関するものである。
切替え可能な分割室に仕切られた自動販売機は、サーペ
ンタイン形式の商品コラムを有する缶飲料用の自動販売
機として知られている。この種の自動販売機は、商品収
納庫の各分割室に冷却ユニットおよびヒータを備えてお
り、四季などに応じて冷却・加温運転を適宜選択できる
ように構成されている。
式の自動販売機も、冷却専用のものが知られている。こ
の種の自動販売機は、商品収納庫の断熱扉が複層ガラス
で構成されており、複層ガラスには結露防止用ヒータが
組み込まれている。これにより、複層ガラスの表面に生
ずる結露を防止して、内部の商品がよく見えるようにし
ている。
が冷・温運転可能な分割室に仕切られ、かつ商品収納庫
内の商品が視認可能なシースルー形式の自動販売機は知
られていないが、このような自動販売機を製作する場合
には、ショーケースなどの例に倣って、各分割室毎に断
熱扉(複層ガラス)を設け、かつ内部の商品がよく見え
るように各断熱扉毎に結露防止用ヒータを設けるように
することが想定される。かかる場合には、断熱扉の数が
増えるだけでなく、そのシール構造など断熱扉廻りの構
造が複雑になり、コストアップになることが想定され
る。また、商品のローディングの際に、断熱扉を頻繁に
開閉する必要が生じ、ローディング作業が煩雑になるこ
とが想定される。
られ商品収納庫の断熱扉に対し、簡易な構造で、その表
面の結露を有効に防止することができる自動販売機を提
供することをその目的としている。
は、断熱隔壁を介して複数の分割室に仕切られた断熱構
造の商品収納庫と、商品収納庫の前面開口を開閉する透
明な部材で構成された断熱扉とを備え、各分割室がそれ
ぞれに冷却運転または加温運転可能に構成されると共
に、断熱扉を通して商品収納庫内の商品が外部から視認
可能に構成された自動販売機であって、断熱扉が、透明
な部材で構成された断熱扉本体と、複数の分割室に対応
させて断熱扉本体にそれぞれ組み込んだ複数の結露防止
用ヒータとを備えたことを特徴とする。
組み込んだ結露防止用ヒータが、商品収納庫を仕切った
分割室毎に設けられているため、単一の断熱扉を用いて
いても、各分割室における冷却運転または加温運転に対
応させて、結露防止用ヒータをON−OFFさせること
ができる。すなわち、結露防止が必要となる断熱扉の部
分のみ、結露防止機能を働かせることができ、電力消費
の無駄を省くことができる。また、商品収納庫に対応す
る断熱扉が1枚であるため、断熱扉を開放することによ
り、全ての分割室への商品の補充が可能になる。さら
に、冷却運転している分割室に対応する断熱扉の部位に
対し、断熱扉の熱リークにより、隣接する加温運転の分
割室の熱や、隣接する結露防止用ヒータの熱を、結露防
止の補助的熱源としても利用することができる。なお、
複数の分割室のうち、例えば2つの分割室の冷・温運転
状況が全く同一の制御パターンとなる場合には、これを
1つの分割室とみたてて、これらに対応して1つの結露
防止用ヒータを設けるようにしてもよい。
には複数の商品コラムが複数段に亘って作り込まれてお
り、各結露防止用ヒータは、複数の商品コラムの配列に
対応して線状に配線されていることが、好ましい。
ている商品が見やすくなることを優先して、断熱扉の結
露防止を行うことがてきると共に、透明な断熱扉に線と
して見える結露防止用ヒータを、断熱扉の奥側に見える
商品コラムや商品の並びと、デザイン上統一させて配置
することができる。このため、結露防止用ヒータを線状
に配線しても、断熱扉にデザイン上の違和感が生ずるこ
とがない。また、膜状やフィルム状の結露防止用ヒータ
を用いた場合に比して、断熱扉の可視光透過率が良好に
なるため、商品が見難くくなるのを防止することができ
る。
には複数の商品コラムが複数段に亘って作り込まれてお
り、各結露防止用ヒータは、各商品コラムの最前端に位
置する商品を縁取るように配線されていることが、好ま
しい。
ている商品が見やすくなることを優先して、断熱扉の結
露防止を行うことがてきると共に、結露防止用ヒータで
商品を縁取ることで、商品自体を商品購入者にアピール
することができる。
て、断熱扉本体は複層ガラスで構成され、各結露防止用
ヒータは複層ガラスの外側のガラスに組み込まれてお
り、複層ガラスの中空部は、仕切部材を介して複数の分
割室に対応させた複数の分割中空部に仕切られているこ
とが、好ましい。
複層ガラスを、仕切部材により複数の分割室に対応させ
た複数の分割中空部に仕切ることにより、複層ガラスの
中空部の全エアーが中空部内で対流するのを防止するこ
とできる。このため、各分割室の熱が、複層ガラスの中
空部のエアーを介して他の分割室にリークするのを防止
することができる。すなわち、断熱機能において、単一
の断熱扉に、分割室に対応する複数の断熱扉の機能を持
たせることができる。
が断熱材で構成されていることが好ましい。
材を介して外部にリークするのを防止することができる
ため、断熱扉の仕切部材の部分(隣接する結露防止用ヒ
ータ同士の境界部分)に結露が生ずるのを防止すること
ができる。
仕切部材には、隣接する分割中空部同士を相互に通気す
る小孔が形成されていることが、好ましい。
アーの対流を抑制しつつ、エアーの流通を許容すること
ができる。冷却運転している分割室と加温運転している
分割室が混在している場合には、冷却運転の分割室に面
する分割中空部は内部圧力が低くなり、加温運転の分割
室に面する分割中空部は内部圧力が高くなるが、分割中
空部相互間でエアーを流通させることにより、分割中空
部相互間での内部圧力を均一にすることができる。この
ため、断熱扉本体を構成する複層ガラスに凹凸が生ずる
ことがなく、商品が見難くなるのを防止することができ
る。
は、中空部分を挟んで対峙する複数枚の仕切板を有し、
小孔は複数枚の仕切板にそれぞれ形成した貫通孔により
構成されており、複数の貫通孔は相互に位置ずれして配
設されていることが、好ましい。
アーの流れ(流速)を極力抑制することができ、エアー
の流通に基づくエアーの対流を防止することができる。
において、各結露防止用ヒータをそれぞれON−OFF
させる制御手段を更に備え、制御手段は、冷却運転して
いる分割室に対応する結露防止用ヒータのみONさせる
ことが、好ましい。
表面が露点温度に達しても、加温運転している分割室に
面する断熱扉の表面は、分割室からの熱のリークで露点
温度に達っしない。したがって、冷却運転している分割
室に対応する結露防止用ヒータのみONさせることによ
り、無用な電力の消費を抑制することができる。
において、各結露防止用ヒータをそれぞれON−OFF
させる制御手段を更に備え、制御手段は、冷却運転して
いる分割室であって且つ隣接する分割室の全てが冷却運
転している場合の当該分割室に対応する結露防止用ヒー
タのみONさせることが、好ましい。
分割室が加温運転している場合、および冷却運転してい
る分割室が最外端の分割室であって、その隣の分割室が
加温運転している場合、これら場合に、冷却運転してい
る分割室に面する断熱扉の部分は、加温運転している分
割室から熱リークを受ける。すなわちこの部分では、熱
リーク分、露点温度が上がる。したがって、冷却運転し
ている分割室に対しその両隣の分割室が冷却運転してい
る場合、および冷却運転している分割室が最外端の分割
室であって、その隣の分割室が冷却運転している場合、
すなわち最も条件の悪い分割室に対応する結露防止用ヒ
ータのみONさせることにより、電力の消費を抑制する
ことができる。
において、各結露防止用ヒータをそれぞれON−OFF
させる制御手段を更に備え、制御手段は、冷却運転して
いる分割室が隣接している場合に、一方の分割室に対応
する結露防止用ヒータのみONさせることが、好まし
い。
構成されており、断熱扉は、その断面方向より面内方向
の方が熱がリークし易い。すなわち、隣接する結露防止
用ヒータの熱リークでも該当部分の露点温度は上がる。
したがって、冷却運転している分割室が隣接している場
合に、一方の分割室に対応する結露防止用ヒータのみO
Nさせることにより、電力の消費を抑制することができ
る。
明の一実施形態に係る自動販売機について説明する。こ
の自動販売磯は、缶ジュースや缶コーヒーなどの実際に
販売する商品が外部から見えるシースルー形式のもので
あり、また高齢者や身障者を考慮した、いわゆるバリア
フリーの思想を執り入れたものである。図1は自動販売
機の正面図、図2はその縦断面図、図3はその横断面図
であり、これらの図に示すように、この自動販売機1
は、販売機本体2と、販売機本体2の前面に開閉自在に
取り付けたメインドア3とで構成されている。
4を有する断熱構造の商品収納庫5が広く設けられてい
る。商品収納庫5は、2枚の断熱隔壁6,6により、左
分割室7a、中央分割室7bおよび右分割室7cの3つ
の分割室7に仕切られており、各分割室7a,7b,7
cの下部には、冷却ユニット8aと電気ヒータ8bとか
ら成る熱源装置8が、それぞれ配設されている。すなわ
ち、各分割室7a,7b,7cは、冷却運転または加温
運転に切替え可能に構成されている。そして、左分割室
7aには2台の商品ラック9,9が、中央分割室7bに
は1台の商品ラック9が、右分割室7cには2台の商品
ラック9,9が横並びに配設されている。
シェルフ形式の多数の商品コラム10が積み重なるよう
に多数段に亘って配設されている。各商品コラム10
は、商品Aの収納通路を構成する斜め後下がりの棚坂1
1と、棚坂11の後端部に設けたベンドメカニズム12
とを有している。商品Aは、断熱ドア4を開放した状態
で前側から補充され、棚坂11上に前後方向に1列に並
べて収納されている。そして、ベンドメカニズム12に
より、最後部の商品Aから1個ずつ払い出される。払い
出された商品Aは、シュート13上に落下すると共にシ
ュート13上を転動して商品販売口14に導かれる。
5に対応する部分には広い開口15が形成されており、
断熱ドア4が外部に露出するようになっている。この開
口15の上縁を構成する上部カバー16内には、商品A
を斜め上方から照明する上部蛍光灯17が配設されてい
る。同様に、開口15の下縁を構成する下部カバー18
内には、商品Aを斜め下方から照明する下部蛍光灯19
が配設されている。この場合、下部カバー18は水平に
形成され、商品販売口14から取り出した商品Aなどを
置くテーブルとして活用される。これにより、バリアフ
リーな自動販売機1が構成されている。
15の右側には接客部20が設けられており、接客部2
0には上側から、メインドア3の開閉レバー21、金銭
表示器22、紙幣投入口23、硬貨投入口24および返
却レバー25などが設けられている。また、開口15の
下側には、上記の商品販売口14が設けられ、商品販売
口14の右側には硬貨返却口26が設けられている。さ
らに、同一の商品Aを収容する複数の商品コラム10を
1コラム群とし、このコラム群に対応させて、すなわち
コラム群の最下位の商品コラム10の最前端の商品Aに
対応させて、断熱ドア4には商品選択ボタン27が設け
られている。なお、上記した接客部20の背後の商品ラ
ック9においては、その商品コラム10に売れ筋の商品
Aを収納すると共に、その稼動をいずれかの商品選択ボ
タン27に割り振るようにしている。
は、複層ガラス30と、3つの分割室7に対応させて複
層ガラス30に組み込んだ3つの結露防止ヒータ31と
で構成されている。したがって、この自動販売機1で
は、表面の結露が防止された状態で、断熱ドア4越し
に、各商品コラム10に収納した商品Aが見えるように
なっている。すなわち、自動販売機1が、いわゆるシー
スルー構造になっており、ストックされている商品Aや
販売時に商品Aが順次送られてゆく様子などが、外部か
ら視認できるようになっている。もっとも、接客部20
の背後に位置する最右端の商品ラック9は、前面が上記
の接客部20により覆われており、収納した商品Aは見
えない。
面する内外2枚のガラス33a,33bと、内外2枚の
ガラス33a,33bを内外両側から接着した枠部材3
4とで構成されている。また、複層ガラス30は、上下
方向に延びる2本の仕切部材35,35を有し、この仕
切部材35により、複層ガラス30の中空部32は上記
の左分割室7a、中央分割室7bおよび右分割室7cに
それぞれ対応した左分割中空部32a、中央分割空部3
2bおよび右分割中空部32cに分割されている。一
方、各結露防止ヒータ31は膜状の発熱導体で構成され
ており、左分割室7a、中央分割室7bおよび右分割室
7cにそれぞれ対応させて外側のガラス33bの内面に
は、左結露防止ヒータ31a、中央結露防止ヒータ31
bおよび右結露防止ヒータ31cが、蒸着により作り込
まれている。
の面に縦スリット36aを形成した塩化ビニル性のアン
グル材36の一対を、背合わせに接着して構成されてい
る。アングル材36には、各分割中空部32a,32
b,32c間を通気する小孔37が上下方向に複数箇所
形成されている。そしてこの小孔37は、相互に位置ず
れした状態で両アングル材36にそれぞれ形成した2箇
所の貫通孔37aにより構成されている。これにより、
各分割中空部32a,32b,32cの相互間における
内部圧力を一定にすることができると共に、小孔37を
介して流出入するエアーが、各分割中空部32a,32
b,32cにおいて対流を生じさせないようにしてい
る。
タ31の変形例を表している。これらの変形例に係る結
露防止ヒータ31は、いわゆる熱線ヒータで構成され、
外側のガラス33bの内面に作り込まれて(配線され
て)いる。図6に示す断熱ドア4では、各結露防止ヒー
タ31a,31b,31cが、商品収納庫5内の商品コ
ラム(の前端)10の配列に対応するように設けられて
いる。具体的には、各結露防止ヒータ31は、各商品コ
ラム10の上下の境界部分およびその中間位置に横線を
描くように配線され、商品コラム10の商品Aに対し、
上側、下側および中間位置に結露防止ヒータ31が配線
されている。これにより、夏期などの悪条件の下でも、
断熱ドア4表面の結露を防止することができ、かつ商品
Aを見易くすべく、結露防止ヒータ31を極力細く配線
できるようにしている。また、結露防止ヒータ31を商
品コラム10の配列に対応するように設けているため、
外部から商品Aを見たときに、結露防止ヒータ31があ
っても違和感を生じさせることがない。
防止ヒータ31a,31b,31cが、商品コラム10
に収容した商品Aを縁取るように設けられている。具体
的には、結露防止ヒータ31は、商品コラム10に収容
した商品Aのうちの最前端に位置する商品Aを縁取るよ
うに、格子状に配線されている。これにより、断熱ドア
4表面の商品Aに対応する部分に対し、優先的に結露防
止が図られ、商品Aが見難くなるのを防止している。ま
た、結露防止ヒータ31で商品Aを縁取ることにより、
商品Aをアピールすることができる。
タ31の制御系を示している。各結露防止ヒータ31
a,31b,31cの各端子(電極)は制御装置40に
接続されており、また制御装置40には、各分割室7
a,7b,7cの冷却ユニット8aおよび電気ヒータ8
bの運転信号が入力するようになっている。この場合、
制御装置40による各結露防止ヒータ31a,31b,
31cの制御は、冷却運転を行っている分割室7に対応
する結露防止ヒータ(以下「該当結露防止ヒータ」とい
う)31のみONする。すなわち図9に示すように、冷
却ユニット8aが駆動している各分割室(「C」)7の
該当結露防止ヒータ31をONし、電気ヒータ8bが駆
動している分割室(「H」)7の該当結露防止ヒータ3
1をOFFする。
ヒータ31に通電しないのは、加温運転している分割室
7に面する断熱ドア4の表面が、分割室7からの熱のリ
ークで温まり、悪条件下でも露点温度に達しないからで
ある。これにより、無駄な電力消費が抑制される。な
お、図示しないが実際の制御では、断熱ドア4の前方の
近接位置に温・湿度センサを配設しておいて、この温・
湿度センサの検出結果に基づいて、結露防止ヒータ31
をON−OFF制御することが、好ましい。
の熱のリークは、隣接する分割室7に面する断熱ドア4
の部分にも及ぶ。すなわち、冷却運転している分割室7
に面する断熱ドア4の表面であっても、隣接する加温運
転の分割室7からの熱のリークで温まり、極端な悪条件
下でなければ、露点温度に達しない場合がある。このよ
うな温・湿度条件が想定される場合、例えば、自動販売
機1が空調された室内に設置される場合には、以下のよ
うな制御を行うようにしてもよい。
って且つ隣接する分割室7の全てが冷却運転している場
合の当該分割室7の該当結露防止用ヒータ31のみON
させる。具体的には図10に示すように、冷却運転して
いる分割室7の両隣の分割室7,7が冷却運転している
場合(「ケースA」)、および冷却運転している分割室
7が最外端の分割室7であって、その隣の分割室7が冷
却運転している場合(「ケースB」)には、該当結露防
止用ヒータ31をONさせる。
a、中央分割室7bおよび右分割室7cの全てが冷却運
転している場合(C−C−C)では、左分割室7aおよ
び右分割室7cは「ケースB」に該当するため、その該
当結露防止用ヒータ31a,31cをONさせる。また
この場合の中央分割室7bは「ケースA」に該当するた
め、その該当結露防止用ヒータ731bをONさせる。
一方、同図(b)のように、、中央分割室7bのみ加温
運転している場合(C−H−C)では、いずれの分割室
7a,7b,7cも上記ケースには該当しなくなるた
め、いずれの結露防止用ヒータ31a,31b,31c
もOFFとなる。さらに、同図(c)の場合には、左分
割室7aのみ「ケースB」に該当するため、その該当結
露防止用ヒータ31aをONさせる。そして、同図
(d)の場合には、いずれの分割室7a,7b,7cも
上記ケースには該当しなくなるため、いずれの結露防止
用ヒータ31a,31b,31cもOFFとなる。
クを考慮したものであるが、結露防止用ヒータ31自体
の熱も、リークにより隣接する分割室7に面する断熱ド
ア4の部分に及ぶ。すなわち、冷却運転している分割室
7に面する断熱ドア4の表面であっても、隣接する結露
防止用ヒータ31からの熱のリークで温まり、極端な悪
条件下でなければ、露点温度に達しない場合がある。結
露防止用ヒータ31の熱容量にもよるが、このような温
・湿度条件が想定される場合、以下のような制御を行う
ようにしてもよい。
接している場合に、一方の分割室7の該当結露防止用ヒ
ータ31のみONさせる。具体的には図11(a)に示
すように、冷却運転している隣接する2つの分割室7で
ある左分割室7aおよび中央分割室7bにおいて、左分
割室7aの該当結露防止用ヒータ31aをOFFとした
ときには、中央分割室7bの該当結露防止用ヒータ31
bをONする。その際、中央分割室7bおよび右分割室
7cとの関係においては、中央分割室7bの該当結露防
止用ヒータ31bがONしているため、右分割室7cの
該当結露防止用ヒータ31cはOFFする。同図(b)
は逆のケースであり、この場合には、左分割室7aの当
結露防止用ヒータ31aがON、中央分割室7bの当結
露防止用ヒータ31bがOFF、そして右分割室7cの
該当結露防止用ヒータ31cがONとなる。
ように図10および図11に示す制御方法を執ることに
より、隣接する分割室7の熱リークおよび隣接する結露
防止用ヒータ31の熱リークを活用することにより、結
露防止を適切に行いつつより一層、電力消費を抑制する
ことができる。
納庫5の断熱ドア4を単一の複層ガラス30で構成する
と共に、複層ガラス30に設けた結露防止用ヒータ31
を商品収納庫5の各分割室7に対応させて3個設けるよ
うにしているので、各分割室7の冷・温運転に合わせて
断熱ドア4の各部の結露防止を行うことができる。この
ため、断熱ドア4を各分割室7に対応させて3個設ける
必要がなくなり、断熱ドア4廻りを単純な構造にするこ
とができ、かつ商品Aのローディングが煩雑になるのを
防止することができる。
ヒータとして、膜状の発熱導体や熱線ヒータを挙げてい
るが、フィルム状の発熱導体を用いることも可能であ
る。また、これら結露防止用ヒータを外側のガラスにサ
ンドイッチ構造で組み込むようにしてもよい。また、本
発明が2以上の分割室を有する自動販売機に適用できる
ことは、いうまでもない。
ば、冷・温運転可能な分割室に仕切られ商品収納庫の断
熱扉に対し、簡易な構造で、その表面の結露を有効に防
止することができる。したがって、冷却運転している分
割室と加温運転している分割室とが混在していても、商
品が見難くなるのを有効に防止することができる。
である。
正面図である。
正面図である。
である。
図である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 断熱隔壁を介して複数の分割室に仕切ら
れた断熱構造の商品収納庫と、当該商品収納庫の前面開
口を開閉する透明な部材で構成された断熱扉とを備え、
前記各分割室がそれぞれに冷却運転または加温運転可能
に構成されると共に、前記断熱扉を通して前記商品収納
庫内の商品が外部から視認可能に構成された自動販売機
であって、 当該断熱扉が、透明な部材で構成された断熱扉本体と、
前記複数の分割室に対応させて当該断熱扉本体に組み込
んだ複数の結露防止用ヒータとを備えたことを特徴とす
る自動販売機。 - 【請求項2】 前記各分割室には複数の商品コラムが複
数段に亘って作り込まれており、 前記各結露防止用ヒータは、前記複数の商品コラムの配
列に対応して線状に配線されていることを特徴とする請
求項1に記載の自動販売機。 - 【請求項3】 前記各分割室には複数の商品コラムが複
数段に亘って作り込まれており、 前記各結露防止用ヒータは、前記各商品コラムの最前端
に位置する商品を縁取るように配線されていることを特
徴とする請求項1に記載の自動販売機。 - 【請求項4】 前記断熱扉本体は複層ガラスで構成さ
れ、前記各結露防止用ヒータは当該複層ガラスの外側の
ガラスに組み込まれており、 当該複層ガラスの中空部は、仕切部材を介して前記複数
の分割室に対応させた複数の分割中空部に仕切られてい
ることを特徴とする請求項1、2または3に記載の自動
販売機。 - 【請求項5】 前記仕切部材が断熱材で構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の自動販売機。 - 【請求項6】 前記仕切部材には、隣接する前記分割中
空部同士を相互に通気する小孔が形成されていることを
特徴とする請求項4または5に記載の自動販売機。 - 【請求項7】 前記仕切部材は、中空部分を挟んで対峙
する複数枚の仕切板を有し、前記小孔は当該複数枚の仕
切板にそれぞれ形成した貫通孔により構成されており、 前記複数の貫通孔は相互に位置ずれして配設されている
ことを特徴とする請求項6に記載の自動販売機。 - 【請求項8】 前記各結露防止用ヒータをそれぞれON
−OFFさせる制御手段を更に備え、 前記制御手段は、冷却運転している分割室に対応する前
記結露防止用ヒータのみONさせることを特徴とする請
求項1ないし7のいずれかに記載の自動販売機。 - 【請求項9】 前記各結露防止用ヒータをそれぞれON
−OFFさせる制御手段を更に備え、 前記制御手段は、冷却運転している分割室であって且つ
隣接する分割室の全てが冷却運転している場合の当該分
割室に対応する前記結露防止用ヒータのみONさせるこ
とを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の自
動販売機。 - 【請求項10】 前記各結露防止用ヒータをそれぞれO
N−OFFさせる制御手段を更に備え、 前記制御手段は、冷却運転している分割室が隣接してい
る場合に、一方の分割室に対応する前記結露防止用ヒー
タのみONさせることを特徴とする請求項1ないし7の
いずれかに記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15762596A JP3188191B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15762596A JP3188191B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09319948A true JPH09319948A (ja) | 1997-12-12 |
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