JPH09318869A - 位置制御装置、自動焦点制御装置および自動焦点制御方法 - Google Patents
位置制御装置、自動焦点制御装置および自動焦点制御方法Info
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- JPH09318869A JPH09318869A JP13690496A JP13690496A JPH09318869A JP H09318869 A JPH09318869 A JP H09318869A JP 13690496 A JP13690496 A JP 13690496A JP 13690496 A JP13690496 A JP 13690496A JP H09318869 A JPH09318869 A JP H09318869A
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- peak
- surface reflection
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- Focusing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的な調整が必要なく、目標焦点位置を広
い範囲で任意に設定することができ、対象物の反射率お
よび対象物の裏面反射の有無にかかわらず同一の安定度
でかつ高精度で焦点合わせを行うことができる自動焦点
制御装置および自動焦点制御方法を提供することであ
る。 【解決手段】 CCDイメージセンサ4からのCCD出
力データにおいて感光媒体100の表面反射によるピー
クを光量レベルに基づいて識別し、表面反射によるピー
クと裏面反射によるピークとの画素位置の差を求め、そ
の差に基づいて重心位置の計算に必要なパラメータを提
供し、そのパラメータに基づいて感光媒体100の表面
反射によるピークの重心位置を計算する。重心位置と予
め設定された目標焦点位置との偏差に基づいて描画ヘッ
ド1を移動させる。
い範囲で任意に設定することができ、対象物の反射率お
よび対象物の裏面反射の有無にかかわらず同一の安定度
でかつ高精度で焦点合わせを行うことができる自動焦点
制御装置および自動焦点制御方法を提供することであ
る。 【解決手段】 CCDイメージセンサ4からのCCD出
力データにおいて感光媒体100の表面反射によるピー
クを光量レベルに基づいて識別し、表面反射によるピー
クと裏面反射によるピークとの画素位置の差を求め、そ
の差に基づいて重心位置の計算に必要なパラメータを提
供し、そのパラメータに基づいて感光媒体100の表面
反射によるピークの重心位置を計算する。重心位置と予
め設定された目標焦点位置との偏差に基づいて描画ヘッ
ド1を移動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる三角測定
法を用いた位置制御装置、自動焦点制御装置および自動
焦点制御方法に関する。
法を用いた位置制御装置、自動焦点制御装置および自動
焦点制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板やリードフレーム用のマス
ク等の感光媒体にレーザ光を用いてパターンを描画する
ために露光装置が用いられる。このような露光装置で
は、レーザ光を出射する描画ヘッドを感光媒体の上方に
配置し、描画ヘッドまたは感光媒体を互いに相対的に水
平方向に移動させながら描画ヘッドから感光媒体の表面
にレーザ光を集光してパターンを描画する。このとき、
感光媒体が上下に変動すると、描画ヘッドの焦点がずれ
ることになる。そのため、描画ヘッドの焦点合わせを自
動的に行う自動焦点制御装置が用いられる。
ク等の感光媒体にレーザ光を用いてパターンを描画する
ために露光装置が用いられる。このような露光装置で
は、レーザ光を出射する描画ヘッドを感光媒体の上方に
配置し、描画ヘッドまたは感光媒体を互いに相対的に水
平方向に移動させながら描画ヘッドから感光媒体の表面
にレーザ光を集光してパターンを描画する。このとき、
感光媒体が上下に変動すると、描画ヘッドの焦点がずれ
ることになる。そのため、描画ヘッドの焦点合わせを自
動的に行う自動焦点制御装置が用いられる。
【0003】図15はPSD(位置検出素子)を用いた
従来の自動焦点制御装置を模式的に示す図である。図1
5において、描画ヘッド300は光学系301、レーザ
ダイオード302およびPSD303を含み、Z軸方向
(上下方向)に移動可能に構成されている。光学系30
1は、描画ヘッド300に入射した描画用レーザビーム
LBを感光媒体100上に集光するための対物レンズ3
04を有する。
従来の自動焦点制御装置を模式的に示す図である。図1
5において、描画ヘッド300は光学系301、レーザ
ダイオード302およびPSD303を含み、Z軸方向
(上下方向)に移動可能に構成されている。光学系30
1は、描画ヘッド300に入射した描画用レーザビーム
LBを感光媒体100上に集光するための対物レンズ3
04を有する。
【0004】レーザダイオード302およびPSD30
3は、描画ヘッド300と感光媒体100との焦点合わ
せに用いられる。すなわち、レーザダイオード302
は、レーザビームLB1を感光媒体100の方向へ出射
する。PSD303は、感光媒体100の表面からの反
射光を受光し、受光面上のレーザビームの入射位置に応
じた電圧値を有する第1出力信号S1および第2出力信
号S2を同時に出力する。
3は、描画ヘッド300と感光媒体100との焦点合わ
せに用いられる。すなわち、レーザダイオード302
は、レーザビームLB1を感光媒体100の方向へ出射
する。PSD303は、感光媒体100の表面からの反
射光を受光し、受光面上のレーザビームの入射位置に応
じた電圧値を有する第1出力信号S1および第2出力信
号S2を同時に出力する。
【0005】なお、描画ヘッド300の焦点が感光媒体
100の表面に合っているときに、描画ヘッド300が
目標焦点位置にあるものとする。図15(a)は描画ヘ
ッド300が目標焦点位置よりも上方にある場合を示し
ている。この場合には、感光媒体100からの反射光は
PSD303の受光面の一端側に入射する。そのため、
第1出力信号S1のレベルが第2出力信号S2のレベル
よりも高くなり、第2出力信号S2から第1出力信号S
1を差し引いたレベル差ΔSは負となる。
100の表面に合っているときに、描画ヘッド300が
目標焦点位置にあるものとする。図15(a)は描画ヘ
ッド300が目標焦点位置よりも上方にある場合を示し
ている。この場合には、感光媒体100からの反射光は
PSD303の受光面の一端側に入射する。そのため、
第1出力信号S1のレベルが第2出力信号S2のレベル
よりも高くなり、第2出力信号S2から第1出力信号S
1を差し引いたレベル差ΔSは負となる。
【0006】図15(b)は描画ヘッド300が目標焦
点位置にある場合を示している。この場合には、感光媒
体100からの反射光はPSD303の受光面の中心部
に入射する。したがって、第1出力信号S1のレベルが
第2出力信号S2のレベルと等しくなり、レベル差ΔS
は0となる。
点位置にある場合を示している。この場合には、感光媒
体100からの反射光はPSD303の受光面の中心部
に入射する。したがって、第1出力信号S1のレベルが
第2出力信号S2のレベルと等しくなり、レベル差ΔS
は0となる。
【0007】以上より、第1出力信号S1と第2出力信
号S2のレベル差ΔSが0となるように描画ヘッド30
0を上下方向に移動させることによりオートフォーカス
を行うことができる。
号S2のレベル差ΔSが0となるように描画ヘッド30
0を上下方向に移動させることによりオートフォーカス
を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のPSDを用いた
自動焦点制御装置では、描画ヘッド300が予め設定さ
れた目標焦点位置にあるときに、感光媒体100からの
反射光がPSDの受光面の中心部に入射する必要があ
る。そのため、自動焦点制御装置を機械的に微調整する
必要がある。
自動焦点制御装置では、描画ヘッド300が予め設定さ
れた目標焦点位置にあるときに、感光媒体100からの
反射光がPSDの受光面の中心部に入射する必要があ
る。そのため、自動焦点制御装置を機械的に微調整する
必要がある。
【0009】また、描画ヘッド300と感光媒体100
との間の距離により反射光の光量が変化するため、設定
できる目標焦点位置の範囲が狭くなる。また、感光媒体
100の種類により反射率が異なるため、レーザダイオ
ード302の光量が同じでも感光媒体100の種類によ
って反射光の光量が異なる。それにより、感光媒体10
0によって第1出力信号S1と第2出力信号S2のレベ
ル差ΔSの傾きが異なる。反射光の光量が少ないとレベ
ル差ΔSの傾きが小さくなり、反射光の光量が多いとレ
ベル差ΔSの傾きが大きくなる。このレベル差ΔSの傾
きが大きいほど、描画ヘッド300の位置制御の安定度
が高くなる。すなわち、感光媒体100の種類によって
描画ヘッド300の位置制御の安定度が異なることにな
り、常に同一の安定度で位置制御を行うことができな
い。感光媒体100の種類にかかわらず常に同一の安定
度で位置制御を行うためには、感光媒体100の反射率
に応じてPSD303の出力信号の増幅度を変化させる
必要がある。その場合、信号処理回路の構成が複雑とな
る。
との間の距離により反射光の光量が変化するため、設定
できる目標焦点位置の範囲が狭くなる。また、感光媒体
100の種類により反射率が異なるため、レーザダイオ
ード302の光量が同じでも感光媒体100の種類によ
って反射光の光量が異なる。それにより、感光媒体10
0によって第1出力信号S1と第2出力信号S2のレベ
ル差ΔSの傾きが異なる。反射光の光量が少ないとレベ
ル差ΔSの傾きが小さくなり、反射光の光量が多いとレ
ベル差ΔSの傾きが大きくなる。このレベル差ΔSの傾
きが大きいほど、描画ヘッド300の位置制御の安定度
が高くなる。すなわち、感光媒体100の種類によって
描画ヘッド300の位置制御の安定度が異なることにな
り、常に同一の安定度で位置制御を行うことができな
い。感光媒体100の種類にかかわらず常に同一の安定
度で位置制御を行うためには、感光媒体100の反射率
に応じてPSD303の出力信号の増幅度を変化させる
必要がある。その場合、信号処理回路の構成が複雑とな
る。
【0010】さらに、感光媒体100がガラス等の透光
性材料からなる場合、レーザビームLB1が感光媒体1
00の表面および裏面で反射される。PSD303に感
光媒体100の表面による反射光および裏面による反射
光が入射すると、感光媒体100の表面の位置を正確に
検出することができない。その結果、描画ヘッド300
の位置制御の精度および安定度が低下する。そこで、感
光媒体100の裏面による反射光がPSD303に入射
しないように描画ヘッド300を移動させると、位置制
御の範囲が狭くなる。
性材料からなる場合、レーザビームLB1が感光媒体1
00の表面および裏面で反射される。PSD303に感
光媒体100の表面による反射光および裏面による反射
光が入射すると、感光媒体100の表面の位置を正確に
検出することができない。その結果、描画ヘッド300
の位置制御の精度および安定度が低下する。そこで、感
光媒体100の裏面による反射光がPSD303に入射
しないように描画ヘッド300を移動させると、位置制
御の範囲が狭くなる。
【0011】本発明の目的は、機械的な調整が必要な
く、目標位置を広い範囲で任意に設定することができ、
対象物の反射率および対象物の裏面反射の有無にかかわ
らず同一の安定度でかつ高精度で位置制御を行うことが
できる位置制御装置を提供することである。
く、目標位置を広い範囲で任意に設定することができ、
対象物の反射率および対象物の裏面反射の有無にかかわ
らず同一の安定度でかつ高精度で位置制御を行うことが
できる位置制御装置を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、機械的な調整が必要
でなく、目標焦点位置を広い範囲で任意に設定すること
ができ、対象物の反射率および対象物の裏面反射の有無
にかかわらず同一の安定度でかつ高精度で焦点合わせを
行うことができる自動焦点制御装置および自動焦点制御
方法を提供することである。
でなく、目標焦点位置を広い範囲で任意に設定すること
ができ、対象物の反射率および対象物の裏面反射の有無
にかかわらず同一の安定度でかつ高精度で焦点合わせを
行うことができる自動焦点制御装置および自動焦点制御
方法を提供することである。
【0013】
(1)第1の発明 第1の発明に係る位置制御装置は、対象物に対する相対
的な位置を制御する位置制御装置であって、光源、ライ
ンセンサ、保持手段、移動手段、識別手段、算出手段お
よび移動制御手段を備える。
的な位置を制御する位置制御装置であって、光源、ライ
ンセンサ、保持手段、移動手段、識別手段、算出手段お
よび移動制御手段を備える。
【0014】光源は、対象物に光を照射する。ラインセ
ンサは、直線状に配列された複数の画素を有し、対象物
からの反射光の光量分布を検出する。保持手段は、光源
およびラインセンサを保持する。移動手段は、保持手段
を対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移動させる。
ンサは、直線状に配列された複数の画素を有し、対象物
からの反射光の光量分布を検出する。保持手段は、光源
およびラインセンサを保持する。移動手段は、保持手段
を対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移動させる。
【0015】識別手段は、ラインセンサにより検出され
た光量分布において対象物の表面反射によるピークを光
量レベルに基づいて識別する。算出手段は、識別手段に
より識別された表面反射によるピークの位置と対象物の
裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面反射
によるピークの重心位置の計算のための情報を算出す
る。
た光量分布において対象物の表面反射によるピークを光
量レベルに基づいて識別する。算出手段は、識別手段に
より識別された表面反射によるピークの位置と対象物の
裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面反射
によるピークの重心位置の計算のための情報を算出す
る。
【0016】移動制御手段は、算出手段により算出され
た情報に基づいて表面反射によるピークの重心位置を求
め、重心位置がラインセンサの複数の画素上で予め設定
された目標位置に一致するように移動手段により保持手
段を移動させる。
た情報に基づいて表面反射によるピークの重心位置を求
め、重心位置がラインセンサの複数の画素上で予め設定
された目標位置に一致するように移動手段により保持手
段を移動させる。
【0017】第1の発明に係る位置制御装置において
は、光源により対象物に光が照射され、その反射光の光
量分布がラインセンサにより検出される。また、光源お
よびラインセンサは保持手段により保持された状態で対
象物の表面に対してほぼ垂直方向に移動される。
は、光源により対象物に光が照射され、その反射光の光
量分布がラインセンサにより検出される。また、光源お
よびラインセンサは保持手段により保持された状態で対
象物の表面に対してほぼ垂直方向に移動される。
【0018】ラインセンサにより検出された光量分布に
おいて対象物の表面反射によるピークが光量レベルに基
づいて識別され、識別された表面反射によるピークの位
置と対象物の裏面反射によるピークの位置との差に基づ
いて表面反射によるピークの重心位置の計算のための情
報が算出される。そして、算出された情報に基づいて表
面反射によるピークの重心位置が求められ、重心位置が
ラインセンサの複数の画素上で予め設定された目標位置
に一致するように保持手段が移動される。それにより、
保持手段を対象物に対して相対的に予め設定された位置
に位置決めすることができる。
おいて対象物の表面反射によるピークが光量レベルに基
づいて識別され、識別された表面反射によるピークの位
置と対象物の裏面反射によるピークの位置との差に基づ
いて表面反射によるピークの重心位置の計算のための情
報が算出される。そして、算出された情報に基づいて表
面反射によるピークの重心位置が求められ、重心位置が
ラインセンサの複数の画素上で予め設定された目標位置
に一致するように保持手段が移動される。それにより、
保持手段を対象物に対して相対的に予め設定された位置
に位置決めすることができる。
【0019】この位置制御装置においては、ラインセン
サの複数の画素上に設定する目標位置を調整することに
より保持手段を位置決めする位置を調整することができ
るので、位置制御装置を機械的に調整する必要がない。
サの複数の画素上に設定する目標位置を調整することに
より保持手段を位置決めする位置を調整することができ
るので、位置制御装置を機械的に調整する必要がない。
【0020】また、目標位置をラインセンサの複数の画
素の範囲内で任意に変更することができるので、目標位
置の設定範囲が広くなる。また、対象物の反射率が異な
ってもラインセンサにより検出される反射光の光量分布
のピークの重心位置は異ならないので、反射率の値にか
かわらず同じ安定度で保持手段の位置制御を行うことが
できる。
素の範囲内で任意に変更することができるので、目標位
置の設定範囲が広くなる。また、対象物の反射率が異な
ってもラインセンサにより検出される反射光の光量分布
のピークの重心位置は異ならないので、反射率の値にか
かわらず同じ安定度で保持手段の位置制御を行うことが
できる。
【0021】さらに、ラインセンサにより検出される反
射光の光量レベルに基づいて対象物の表面反射によるピ
ークが識別され、識別された表面反射によるピークの位
置と裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面
反射によるピークの重心位置が算出されるので、ライン
センサへの裏面反射による光の入射の有無にかかわらず
同じ安定度で保持手段の位置制御を行うことができる。
また、ラインセンサへの裏面反射による光の入射を避け
る必要がないので、広範囲の位置制御が可能となる。
射光の光量レベルに基づいて対象物の表面反射によるピ
ークが識別され、識別された表面反射によるピークの位
置と裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面
反射によるピークの重心位置が算出されるので、ライン
センサへの裏面反射による光の入射の有無にかかわらず
同じ安定度で保持手段の位置制御を行うことができる。
また、ラインセンサへの裏面反射による光の入射を避け
る必要がないので、広範囲の位置制御が可能となる。
【0022】(2)第2の発明 第2の発明に係る自動焦点制御装置は、光学系、光源、
ラインセンサ、保持手段、移動手段、識別手段、算出手
段および移動制御手段を備える。
ラインセンサ、保持手段、移動手段、識別手段、算出手
段および移動制御手段を備える。
【0023】光学系は、対象物の表面に光を集束させ
る。光源は、対象物に光を照射する。ラインセンサは、
直線状に配列された複数の画素を有し、光源により照射
されて対象物で反射された光の光量分布を検出する。保
持手段は、光学系、光源およびラインセンサを保持す
る。移動手段は、保持手段を対象物の表面に対してほぼ
垂直方向に移動させる。
る。光源は、対象物に光を照射する。ラインセンサは、
直線状に配列された複数の画素を有し、光源により照射
されて対象物で反射された光の光量分布を検出する。保
持手段は、光学系、光源およびラインセンサを保持す
る。移動手段は、保持手段を対象物の表面に対してほぼ
垂直方向に移動させる。
【0024】識別手段は、プリフォーカス動作時に、ラ
インセンサにより検出された光量分布において対象物の
表面反射によるピークを光量レベルに基づいて識別す
る。算出手段は、プリフォーカス動作時に、識別手段に
より識別された表面反射によるピークの位置と対象物の
裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面反射
によるピークの重心位置の計算のための情報を算出す
る。
インセンサにより検出された光量分布において対象物の
表面反射によるピークを光量レベルに基づいて識別す
る。算出手段は、プリフォーカス動作時に、識別手段に
より識別された表面反射によるピークの位置と対象物の
裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面反射
によるピークの重心位置の計算のための情報を算出す
る。
【0025】移動制御手段は、プリフォーカス動作およ
びオートフォーカス時に、算出手段により算出された情
報に基づいて表面反射によるピークの重心位置を求め、
重心位置がラインセンサの複数の画素上で予め設定され
た目標焦点位置に一致するように移動手段により保持手
段を移動させる。
びオートフォーカス時に、算出手段により算出された情
報に基づいて表面反射によるピークの重心位置を求め、
重心位置がラインセンサの複数の画素上で予め設定され
た目標焦点位置に一致するように移動手段により保持手
段を移動させる。
【0026】第2の発明に係る自動焦点制御装置におい
ては、光源により対象物に光が照射され、その反射光の
光量分布がラインセンサにより検出される。また、光源
およびラインセンサは光学系とともに保持手段により保
持された状態で対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移
動される。
ては、光源により対象物に光が照射され、その反射光の
光量分布がラインセンサにより検出される。また、光源
およびラインセンサは光学系とともに保持手段により保
持された状態で対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移
動される。
【0027】プリフォーカス動作時に、ラインセンサに
より検出された光量分布において対象物の表面反射によ
るピークが光量レベルに基づいて識別され、識別された
表面反射によるピークの位置と対象物の裏面反射による
ピークの位置との差に基づいて表面反射によるピークの
重心位置の計算のための情報が算出される。
より検出された光量分布において対象物の表面反射によ
るピークが光量レベルに基づいて識別され、識別された
表面反射によるピークの位置と対象物の裏面反射による
ピークの位置との差に基づいて表面反射によるピークの
重心位置の計算のための情報が算出される。
【0028】そして、プリフォーカス動作時およびオー
トフォーカス時に、算出された情報に基づいて表面反射
によるピークの重心位置が求められ、重心位置がライン
センサの複数の画素上で予め設定された目標焦点位置に
一致するように保持手段が移動される。それにより、光
学系の焦点を予め設定された位置に合わせることができ
る。
トフォーカス時に、算出された情報に基づいて表面反射
によるピークの重心位置が求められ、重心位置がライン
センサの複数の画素上で予め設定された目標焦点位置に
一致するように保持手段が移動される。それにより、光
学系の焦点を予め設定された位置に合わせることができ
る。
【0029】この自動焦点制御装置においては、ライン
センサの複数の画素上に設定する目標焦点位置を調整す
ることにより光学系の焦点を合わせる位置を調整するこ
とができるので、自動焦点制御装置を機械的に調整する
必要がない。
センサの複数の画素上に設定する目標焦点位置を調整す
ることにより光学系の焦点を合わせる位置を調整するこ
とができるので、自動焦点制御装置を機械的に調整する
必要がない。
【0030】また、目標焦点位置をラインセンサの複数
の画素の範囲内で任意に変更することができるので、目
標焦点位置の設定範囲が広くなる。さらに、対象物の反
射率が異なってもラインセンサにより検出される反射光
の光量分布のピークの重心位置は異ならないので、反射
率の値にかかわらず同じ安定度で焦点合わせを行うこと
ができる。
の画素の範囲内で任意に変更することができるので、目
標焦点位置の設定範囲が広くなる。さらに、対象物の反
射率が異なってもラインセンサにより検出される反射光
の光量分布のピークの重心位置は異ならないので、反射
率の値にかかわらず同じ安定度で焦点合わせを行うこと
ができる。
【0031】また、ラインセンサにより検出される反射
光の光量レベルに基づいて対象物の表面反射によるピー
クが識別され、識別された表面反射によるピークの位置
と裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面反
射によるピークの重心位置が算出されるので、ラインセ
ンサへの裏面反射による光の入射の有無にかかわらず同
じ安定度で焦点合わせを行うことができる。また、ライ
ンセンサへの裏面反射による光の入射を避ける必要がな
いので、広範囲の焦点合わせが可能となる。
光の光量レベルに基づいて対象物の表面反射によるピー
クが識別され、識別された表面反射によるピークの位置
と裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面反
射によるピークの重心位置が算出されるので、ラインセ
ンサへの裏面反射による光の入射の有無にかかわらず同
じ安定度で焦点合わせを行うことができる。また、ライ
ンセンサへの裏面反射による光の入射を避ける必要がな
いので、広範囲の焦点合わせが可能となる。
【0032】(3)第3の発明 第3の発明に係る自動焦点制御装置は、第2の発明に係
る自動焦点制御装置の構成において、重心位置が目標焦
点位置に一致したときに、対象物の反射率に応じて光源
の光量を調整する光量調整手段をさらに備えたものであ
る。
る自動焦点制御装置の構成において、重心位置が目標焦
点位置に一致したときに、対象物の反射率に応じて光源
の光量を調整する光量調整手段をさらに備えたものであ
る。
【0033】第3の発明に係る自動焦点制御装置におい
ては、対象物の反射率に応じて光源の光量が自動的に調
整されるので、対象物の反射率に合わせて適切な反射光
の光量が得られる。したがって、対象物の反射率の値に
かかわらず高精度の焦点合わせが可能となる。
ては、対象物の反射率に応じて光源の光量が自動的に調
整されるので、対象物の反射率に合わせて適切な反射光
の光量が得られる。したがって、対象物の反射率の値に
かかわらず高精度の焦点合わせが可能となる。
【0034】(4)第4の発明 第4の発明に係る自動焦点制御方法は、対象物の表面に
光を集束させる光学系の焦点合わせを行う自動焦点制御
方法であって、対象物に光を照射する光源および光源に
より照射されて対象物で反射された光の光量分布を検出
するラインセンサを光学系とともに保持し、プリフォー
カス動作時に、ラインセンサにより検出された光量分布
において対象物の表面反射によるピークを光量レベルに
基づいて識別し、識別された表面反射によるピークの位
置と対象物の裏面反射によるピークの位置との差に基づ
いて表面反射によるピークの重心位置の計算のための情
報を算出し、プリフォーカス動作およびオートフォーカ
ス時に、算出された情報に基づいて表面反射によるピー
クの重心位置を求め、重心位置がラインセンサの複数の
画素上で予め設定された目標焦点位置に一致するように
保持手段を対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移動さ
せるものである。
光を集束させる光学系の焦点合わせを行う自動焦点制御
方法であって、対象物に光を照射する光源および光源に
より照射されて対象物で反射された光の光量分布を検出
するラインセンサを光学系とともに保持し、プリフォー
カス動作時に、ラインセンサにより検出された光量分布
において対象物の表面反射によるピークを光量レベルに
基づいて識別し、識別された表面反射によるピークの位
置と対象物の裏面反射によるピークの位置との差に基づ
いて表面反射によるピークの重心位置の計算のための情
報を算出し、プリフォーカス動作およびオートフォーカ
ス時に、算出された情報に基づいて表面反射によるピー
クの重心位置を求め、重心位置がラインセンサの複数の
画素上で予め設定された目標焦点位置に一致するように
保持手段を対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移動さ
せるものである。
【0035】第4の発明に係る自動焦点制御方法におい
ては、ラインセンサの複数の画素上に設定する目標焦点
位置を調整することにより光学系の焦点を合わせる位置
を調整することができるので、機械的な調整が必要な
い。
ては、ラインセンサの複数の画素上に設定する目標焦点
位置を調整することにより光学系の焦点を合わせる位置
を調整することができるので、機械的な調整が必要な
い。
【0036】また、目標焦点位置をラインセンサの複数
の画素の範囲内で任意に変更することができるので、目
標焦点位置の設定範囲が広くなる。また、対象物の反射
率が異なってもラインセンサにより検出される反射光の
光量分布のピークの重心位置は異ならないので、反射率
の値にかかわらず同じ安定度で焦点合わせを行うことが
できる。
の画素の範囲内で任意に変更することができるので、目
標焦点位置の設定範囲が広くなる。また、対象物の反射
率が異なってもラインセンサにより検出される反射光の
光量分布のピークの重心位置は異ならないので、反射率
の値にかかわらず同じ安定度で焦点合わせを行うことが
できる。
【0037】さらに、ラインセンサにより検出される反
射光の光量レベルに基づいて対象物の表面反射によるピ
ークが識別され、識別された表面反射によるピークの位
置と裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面
反射によるピークの重心位置が算出されるので、ライン
センサへの裏面反射による光の入射の有無にかかわらず
同じ安定度で焦点合わせを行うことができる。また、ラ
インセンサへの裏面反射による光の入射を避ける必要が
ないので、広範囲の焦点合わせが可能となる。
射光の光量レベルに基づいて対象物の表面反射によるピ
ークが識別され、識別された表面反射によるピークの位
置と裏面反射によるピークの位置との差に基づいて表面
反射によるピークの重心位置が算出されるので、ライン
センサへの裏面反射による光の入射の有無にかかわらず
同じ安定度で焦点合わせを行うことができる。また、ラ
インセンサへの裏面反射による光の入射を避ける必要が
ないので、広範囲の焦点合わせが可能となる。
【0038】(5)第5の発明 第5の発明に係る自動焦点制御装置は、光学系、光源、
CCD(電荷結合素子)イメージセンサ、保持手段、移
動手段、移動制御手段および光源制御手段を備える。
CCD(電荷結合素子)イメージセンサ、保持手段、移
動手段、移動制御手段および光源制御手段を備える。
【0039】光学系は、対象物の表面に光を集束させ
る。光源は、対象物に光を照射する。CCDイメージセ
ンサは、直線状に配列された複数の画素を有し、光源に
より照射されて対象物で反射された光の光量分布を蓄積
電荷として検出して出力する。保持手段は、光学系、光
源およびCCDイメージセンサを保持する。移動手段
は、保持手段を対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移
動させる。
る。光源は、対象物に光を照射する。CCDイメージセ
ンサは、直線状に配列された複数の画素を有し、光源に
より照射されて対象物で反射された光の光量分布を蓄積
電荷として検出して出力する。保持手段は、光学系、光
源およびCCDイメージセンサを保持する。移動手段
は、保持手段を対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移
動させる。
【0040】移動制御手段は、CCDイメージセンサに
より検出される光量分布のピークがCCDイメージセン
サの複数の画素上で予め設定された目標焦点位置に一致
するように移動手段により保持手段を移動させる。光源
制御手段は、光源の点灯タイミングおよび光量を制御す
る。
より検出される光量分布のピークがCCDイメージセン
サの複数の画素上で予め設定された目標焦点位置に一致
するように移動手段により保持手段を移動させる。光源
制御手段は、光源の点灯タイミングおよび光量を制御す
る。
【0041】第5の発明に係る自動焦点制御装置におい
ては、光源により対象物に光が照射され、その反射光の
光量分布がCCDイメージセンサにより検出される。ま
た、光源およびCCDイメージセンサは光学系とともに
対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移動される。
ては、光源により対象物に光が照射され、その反射光の
光量分布がCCDイメージセンサにより検出される。ま
た、光源およびCCDイメージセンサは光学系とともに
対象物の表面に対してほぼ垂直方向に移動される。
【0042】CCDイメージセンサにより検出される光
量分布のピークがCCDイメージセンサの複数の画素上
で予め設定された目標焦点位置に一致するように保持手
段が移動される。それにより、光学系の焦点を予め設定
された位置に合わせることができる。
量分布のピークがCCDイメージセンサの複数の画素上
で予め設定された目標焦点位置に一致するように保持手
段が移動される。それにより、光学系の焦点を予め設定
された位置に合わせることができる。
【0043】この自動焦点制御装置においては、光源の
点灯タイミングおよび光量が光源制御手段により制御さ
れるので、対象物の種類に応じて適切な条件で焦点合わ
せを行うことができる。
点灯タイミングおよび光量が光源制御手段により制御さ
れるので、対象物の種類に応じて適切な条件で焦点合わ
せを行うことができる。
【0044】(6)第6の発明 第6の発明に係る自動焦点制御装置は、第5の発明に係
る自動焦点制御装置の構成において、光源制御手段が、
光源をCCDイメージセンサの蓄積電荷の読み出しタイ
ミングの直前または同時のタイミングで点灯させるもの
である。
る自動焦点制御装置の構成において、光源制御手段が、
光源をCCDイメージセンサの蓄積電荷の読み出しタイ
ミングの直前または同時のタイミングで点灯させるもの
である。
【0045】これにより、対象物の位置が変動しても高
い精度で焦点合わせを行うことができる。
い精度で焦点合わせを行うことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
自動焦点制御装置の構成を示すブロック図である。図1
の自動焦点制御装置は、プリント基板やリードフレーム
用のマスク等の感光媒体にレーザ光を用いてパターンを
描画するための描画装置に用いられる。
自動焦点制御装置の構成を示すブロック図である。図1
の自動焦点制御装置は、プリント基板やリードフレーム
用のマスク等の感光媒体にレーザ光を用いてパターンを
描画するための描画装置に用いられる。
【0047】図1において、描画ヘッド1は、光学系
2、レーザダイオード3および一次元CCDイメージセ
ンサ4を含む。光学系2は、描画ヘッド1に入射した描
画用レーザビームLBを感光媒体100上に集光するた
めの対物レンズ5を有する。ここでは、感光媒体100
がガラス乾板等の透光性媒体であるものとする。
2、レーザダイオード3および一次元CCDイメージセ
ンサ4を含む。光学系2は、描画ヘッド1に入射した描
画用レーザビームLBを感光媒体100上に集光するた
めの対物レンズ5を有する。ここでは、感光媒体100
がガラス乾板等の透光性媒体であるものとする。
【0048】レーザダイオード3およびCCDイメージ
センサ4は、光学系2の焦点を感光媒体100の表面に
自動的に合わせるために用いられる。すなわち、レーザ
ダイオード3は、レーザビームLB1をベース6上に支
持された感光媒体100の方向へ出射する。CCDイメ
ージセンサ4は、感光媒体100からのレーザビームL
B1の反射光を受光する。CCDイメージセンサ4の出
力信号の波形に基づいて後述する方法で自動焦点制御が
行われる。
センサ4は、光学系2の焦点を感光媒体100の表面に
自動的に合わせるために用いられる。すなわち、レーザ
ダイオード3は、レーザビームLB1をベース6上に支
持された感光媒体100の方向へ出射する。CCDイメ
ージセンサ4は、感光媒体100からのレーザビームL
B1の反射光を受光する。CCDイメージセンサ4の出
力信号の波形に基づいて後述する方法で自動焦点制御が
行われる。
【0049】描画ヘッド1は、ボールねじ8を介してサ
ーボモータ7の回転軸に固定されている。それにより、
描画ヘッド1はZ軸方向(鉛直方向)に移動可能となっ
ている。サーボモータ7はサーボドライバ9により駆動
される。初期状態では、描画ヘッド1はZ軸原点Z0に
位置する。
ーボモータ7の回転軸に固定されている。それにより、
描画ヘッド1はZ軸方向(鉛直方向)に移動可能となっ
ている。サーボモータ7はサーボドライバ9により駆動
される。初期状態では、描画ヘッド1はZ軸原点Z0に
位置する。
【0050】一方、CCD/LDコントローラ10は、
CCDイメージセンサ制御部(以下、CCD制御部と呼
ぶ)11、レーザダイオード制御部(以下、LD制御部
と呼ぶ)12、A/D変換器(アナログ・デジタル変換
器)13および第1メモリ14を含む。CCD制御部1
1は、CCDイメージセンサ4の出力タイミングを制御
する。LD制御部12は、レーザダイオード3の点灯タ
イミングおよび光量を制御する。A/D変換器13は、
CCDイメージセンサ4の出力信号(アナログ信号)を
出力データ(デジタルデータ)に変換する。第1メモリ
14は、A/D変換器13により得られた出力データを
記憶する。
CCDイメージセンサ制御部(以下、CCD制御部と呼
ぶ)11、レーザダイオード制御部(以下、LD制御部
と呼ぶ)12、A/D変換器(アナログ・デジタル変換
器)13および第1メモリ14を含む。CCD制御部1
1は、CCDイメージセンサ4の出力タイミングを制御
する。LD制御部12は、レーザダイオード3の点灯タ
イミングおよび光量を制御する。A/D変換器13は、
CCDイメージセンサ4の出力信号(アナログ信号)を
出力データ(デジタルデータ)に変換する。第1メモリ
14は、A/D変換器13により得られた出力データを
記憶する。
【0051】メインコントローラ15は、CPU(中央
演算処理装置)16、モータコントローラ17および転
送制御部18を含む。CPU16は、モータコントロー
ラ17および転送制御部18を制御するとともに、各種
演算処理を行う。モータコントローラ17は、CPU1
6からの指令に従ってサーボドライバ9を制御する。転
送制御部18は、第2メモリ19を含み、CPU16か
らの指令に従ってCCD/LDコントローラ10との間
でデータの転送を制御する。第2メモリ19には第1メ
モリ14から転送された出力データが記憶される。
演算処理装置)16、モータコントローラ17および転
送制御部18を含む。CPU16は、モータコントロー
ラ17および転送制御部18を制御するとともに、各種
演算処理を行う。モータコントローラ17は、CPU1
6からの指令に従ってサーボドライバ9を制御する。転
送制御部18は、第2メモリ19を含み、CPU16か
らの指令に従ってCCD/LDコントローラ10との間
でデータの転送を制御する。第2メモリ19には第1メ
モリ14から転送された出力データが記憶される。
【0052】本実施例では、レーザダイオード3が光源
に相当し、CCDイメージセンサ4がラインセンサに相
当し、描画ヘッド1が保持手段に相当する。また、サー
ボモータ7が移動手段に相当し、CPU16が識別手
段、算出手段および移動制御手段を構成する。さらに、
LD制御部12が光量調整手段および光源制御手段を構
成する。
に相当し、CCDイメージセンサ4がラインセンサに相
当し、描画ヘッド1が保持手段に相当する。また、サー
ボモータ7が移動手段に相当し、CPU16が識別手
段、算出手段および移動制御手段を構成する。さらに、
LD制御部12が光量調整手段および光源制御手段を構
成する。
【0053】図2は描画ヘッド1およびCCD/LDコ
ントローラ10の主要部の構成を詳細に示すブロック図
である。タイミング制御部20は、基準パルス信号RP
を発生し、CCD制御部11、LD制御部12、A/D
変換器13および第1メモリ14のタイミング制御を行
う。
ントローラ10の主要部の構成を詳細に示すブロック図
である。タイミング制御部20は、基準パルス信号RP
を発生し、CCD制御部11、LD制御部12、A/D
変換器13および第1メモリ14のタイミング制御を行
う。
【0054】LD制御部12は、パルス幅制御部121
および電圧制御部122を含む。パルス幅制御部121
は、基準パルス信号RPに応答して指定された時間間隔
でレーザダイオード3の点灯時間を制御するパルス幅制
御信号PCを発生する。電圧制御部122は、レーザダ
イオード3の駆動電圧を制御する駆動電圧制御信号VC
を発生する。レーザダイオード駆動回路(以下、LD駆
動回路と呼ぶ)31は、パルス幅制御部121により発
生されたパルス幅制御信号PCおよび電圧制御部122
により発生された駆動電圧制御信号VCに基づいてレー
ザダイオード3を駆動するLD駆動信号DRを発生す
る。
および電圧制御部122を含む。パルス幅制御部121
は、基準パルス信号RPに応答して指定された時間間隔
でレーザダイオード3の点灯時間を制御するパルス幅制
御信号PCを発生する。電圧制御部122は、レーザダ
イオード3の駆動電圧を制御する駆動電圧制御信号VC
を発生する。レーザダイオード駆動回路(以下、LD駆
動回路と呼ぶ)31は、パルス幅制御部121により発
生されたパルス幅制御信号PCおよび電圧制御部122
により発生された駆動電圧制御信号VCに基づいてレー
ザダイオード3を駆動するLD駆動信号DRを発生す
る。
【0055】一方、CCD制御部11は、基準パルス信
号RPに応答してCCDイメージセンサ4にシフトパル
ス信号SPおよび転送パルス信号TRを与える。CCD
イメージセンサ4は、pinフォトダイオード41、ア
ナログシフトレジスタ42および増幅器43を含む。p
inフォトダイオード41は、直線状に配列されたn個
の画素を有する。アナログシフトレジスタ42はpin
フォトダイオード41のn個の画素に対応するn個のレ
ジスタを有する。
号RPに応答してCCDイメージセンサ4にシフトパル
ス信号SPおよび転送パルス信号TRを与える。CCD
イメージセンサ4は、pinフォトダイオード41、ア
ナログシフトレジスタ42および増幅器43を含む。p
inフォトダイオード41は、直線状に配列されたn個
の画素を有する。アナログシフトレジスタ42はpin
フォトダイオード41のn個の画素に対応するn個のレ
ジスタを有する。
【0056】pinフォトダイオード41のn個の画素
にそれぞれ蓄積された電荷は転送パルス信号TRに応答
してアナログシフトレジスタ42の対応するレジスタに
それぞれ転送される。アナログシフトレジスタ42に転
送された電荷はシフトパルス信号SPに応答して順次シ
フトされ、増幅器43を介して出力信号(以下、CCD
出力信号と呼ぶ)CAとして順次読み出される。
にそれぞれ蓄積された電荷は転送パルス信号TRに応答
してアナログシフトレジスタ42の対応するレジスタに
それぞれ転送される。アナログシフトレジスタ42に転
送された電荷はシフトパルス信号SPに応答して順次シ
フトされ、増幅器43を介して出力信号(以下、CCD
出力信号と呼ぶ)CAとして順次読み出される。
【0057】A/D変換器13は、CCDイメージセン
サ4から順次読み出されるCCD出力信号CAをデジタ
ル信号に変換し、出力データ(以下、CCD出力データ
と呼ぶ)CDとして第1メモリ14に与える。第1メモ
リ14に記憶されたCCD出力データCDは図1のメイ
ンコントローラ15の第2メモリ19に転送される。
サ4から順次読み出されるCCD出力信号CAをデジタ
ル信号に変換し、出力データ(以下、CCD出力データ
と呼ぶ)CDとして第1メモリ14に与える。第1メモ
リ14に記憶されたCCD出力データCDは図1のメイ
ンコントローラ15の第2メモリ19に転送される。
【0058】感光媒体100の位置が矢印101で示す
ように上下に変動すると、感光媒体100からの反射光
OLが入射するCCDイメージセンサ4の画素位置が変
動する。したがって、反射光OLが入射するCCDイメ
ージセンサ4の画素位置に基づいて描画ヘッドと感光媒
体100との間の距離Lを一定に保つことができる。
ように上下に変動すると、感光媒体100からの反射光
OLが入射するCCDイメージセンサ4の画素位置が変
動する。したがって、反射光OLが入射するCCDイメ
ージセンサ4の画素位置に基づいて描画ヘッドと感光媒
体100との間の距離Lを一定に保つことができる。
【0059】ここで、図1の描画ヘッド1の対物レンズ
5の焦点が感光媒体100の表面に合っているときに感
光媒体100からの反射光が入射するCCDイメージセ
ンサ4の画素位置を目標焦点位置として予め設定する。
5の焦点が感光媒体100の表面に合っているときに感
光媒体100からの反射光が入射するCCDイメージセ
ンサ4の画素位置を目標焦点位置として予め設定する。
【0060】感光媒体100が透光性材料からなる場合
には、図3に示すように、CCDイメージセンサ4には
感光媒体100の表面による反射光OL1および裏面に
よる反射光OL2が入射する。そのため、CCDイメー
ジセンサ4からのCCD出力信号CAには、図4に示す
ように、表面による反射光のピークPK1および裏面に
よる反射光のピークPK2が現れる。図3および図4に
おいて、矢印YはCCDイメージセンサ4の読み出し方
向を表している。
には、図3に示すように、CCDイメージセンサ4には
感光媒体100の表面による反射光OL1および裏面に
よる反射光OL2が入射する。そのため、CCDイメー
ジセンサ4からのCCD出力信号CAには、図4に示す
ように、表面による反射光のピークPK1および裏面に
よる反射光のピークPK2が現れる。図3および図4に
おいて、矢印YはCCDイメージセンサ4の読み出し方
向を表している。
【0061】図3に示す表面による反射光OL1と裏面
による反射光OL2との間隔d1は感光媒体100の厚
みd2によって変化する。それにより、CCDイメージ
センサ4の画素位置における2つのピークPK1,PK
2間の間隔d3も感光媒体100の厚みd2によって変
化する。
による反射光OL2との間隔d1は感光媒体100の厚
みd2によって変化する。それにより、CCDイメージ
センサ4の画素位置における2つのピークPK1,PK
2間の間隔d3も感光媒体100の厚みd2によって変
化する。
【0062】図5および図6は本実施例の自動焦点制御
装置におけるプリフォーカス動作を示すフローチャート
である。また、図7はプリフォーカス動作におけるCC
D出力データの変化を示す波形図である。プリフォーカ
ス動作は、描画装置により感光媒体100にパターンを
描画する前に行う。
装置におけるプリフォーカス動作を示すフローチャート
である。また、図7はプリフォーカス動作におけるCC
D出力データの変化を示す波形図である。プリフォーカ
ス動作は、描画装置により感光媒体100にパターンを
描画する前に行う。
【0063】以下、図5〜図7を参照しながら本実施例
の自動焦点制御装置におけるプリフォーカス動作を説明
する。ここでは、CCDイメージセンサ4の画素上に設
定された目標焦点位置をopとする。
の自動焦点制御装置におけるプリフォーカス動作を説明
する。ここでは、CCDイメージセンサ4の画素上に設
定された目標焦点位置をopとする。
【0064】まず、サーボモータ7により描画ヘッド1
をZ軸原点Z0に移動させる(図5のステップS1)。
Z軸原点Z0においては、レーザダイオード3からの入
射光に対する感光媒体100の表面における反射光がC
CDイメージセンサ4に入射しない。
をZ軸原点Z0に移動させる(図5のステップS1)。
Z軸原点Z0においては、レーザダイオード3からの入
射光に対する感光媒体100の表面における反射光がC
CDイメージセンサ4に入射しない。
【0065】次に、サーボモータ7により描画ヘッド1
を距離X1[mm]下方へ移動させる(ステップS
2)。そして、CPU16がCCDイメージセンサ4か
らのCCD出力データCDを読み込み、第1のピークP
K1のピーク値P1を求める(ステップS3)。その
後、求めたピーク値P1が所定のカットレベルL1を越
えているか否かを判別する(ステップS4)。ピーク値
P1がカットレベルL1を越えていない場合にはステッ
プS2に戻る。
を距離X1[mm]下方へ移動させる(ステップS
2)。そして、CPU16がCCDイメージセンサ4か
らのCCD出力データCDを読み込み、第1のピークP
K1のピーク値P1を求める(ステップS3)。その
後、求めたピーク値P1が所定のカットレベルL1を越
えているか否かを判別する(ステップS4)。ピーク値
P1がカットレベルL1を越えていない場合にはステッ
プS2に戻る。
【0066】このようにして、描画ヘッド1を距離X1
[mm]ずつ下方へ移動させながらCCDイメージセン
サ4のCCD出力データCDを読み込む動作を繰り返
す。図7(a)に示すように、第1のピークPK1が
で示す状態からで示す状態に変化し、第1のピークP
K1のピーク値P1がカットレベルL1を越えると、第
1のピークPK1を感光媒体100の表面反射によるピ
ークとする(ステップS5)。
[mm]ずつ下方へ移動させながらCCDイメージセン
サ4のCCD出力データCDを読み込む動作を繰り返
す。図7(a)に示すように、第1のピークPK1が
で示す状態からで示す状態に変化し、第1のピークP
K1のピーク値P1がカットレベルL1を越えると、第
1のピークPK1を感光媒体100の表面反射によるピ
ークとする(ステップS5)。
【0067】その後、サーボモータ7により描画ヘッド
1を距離X2[mm]下方へ移動させる(ステップS
6)。ここで、X2<X1である。このとき、CCDイ
メージセンサ4には、感光媒体100の裏面による反射
光も入射する。この裏面による反射光のピークを第2の
ピークPK2とする。
1を距離X2[mm]下方へ移動させる(ステップS
6)。ここで、X2<X1である。このとき、CCDイ
メージセンサ4には、感光媒体100の裏面による反射
光も入射する。この裏面による反射光のピークを第2の
ピークPK2とする。
【0068】CPU16は、CCDイメージセンサ4の
CCD出力データCDを読み込み、第1のピークPK1
のピーク位置p1および第2のピークPK2のピーク位
置p2を求める(ステップS7)。そして、第1のピー
クPK1のピーク位置p1と目標焦点位置opとの差Δ
Pが負であるか否かを判別する(ステップS8)。
CCD出力データCDを読み込み、第1のピークPK1
のピーク位置p1および第2のピークPK2のピーク位
置p2を求める(ステップS7)。そして、第1のピー
クPK1のピーク位置p1と目標焦点位置opとの差Δ
Pが負であるか否かを判別する(ステップS8)。
【0069】第1のピークPK1のピーク位置p1と目
標焦点位置opとの差ΔPが負でない場合には、ステッ
プS6に戻る。このようにして、描画ヘッド1を距離X
2ずつ順次移動させながらCCDイメージセンサ4のC
CD出力データCDを読み込む動作を繰り返す。これに
より、図7(b)に示すように、第1のピークPK1お
よび第2のピークPK2がで示す状態からで示す状
態まで変化する。
標焦点位置opとの差ΔPが負でない場合には、ステッ
プS6に戻る。このようにして、描画ヘッド1を距離X
2ずつ順次移動させながらCCDイメージセンサ4のC
CD出力データCDを読み込む動作を繰り返す。これに
より、図7(b)に示すように、第1のピークPK1お
よび第2のピークPK2がで示す状態からで示す状
態まで変化する。
【0070】第1のピークPK1のピーク位置p1と目
標焦点位置opとの差ΔPが負になると(図7(b)の
の状態)、第1のピークPK1のピーク位置p1と第
2のピークPK2のピーク位置p2との差Δdを求め、
この差Δdに基づいて第1のピークPK1における重心
位置の計算に必要なパラメータを提供する(図6のステ
ップS9)。
標焦点位置opとの差ΔPが負になると(図7(b)の
の状態)、第1のピークPK1のピーク位置p1と第
2のピークPK2のピーク位置p2との差Δdを求め、
この差Δdに基づいて第1のピークPK1における重心
位置の計算に必要なパラメータを提供する(図6のステ
ップS9)。
【0071】ここで、図8に具体的なパラメータの例を
示す。図8において、固定値dxは第1のピークPK1
のピーク位置p1と第2のピークPK2のピーク位置p
2との差Δdよりも小さい値である。計算開始位置s1
および計算終了位置s2は次式により求められる。
示す。図8において、固定値dxは第1のピークPK1
のピーク位置p1と第2のピークPK2のピーク位置p
2との差Δdよりも小さい値である。計算開始位置s1
および計算終了位置s2は次式により求められる。
【0072】s1=p1−dx s2=p1+dx 計算開始位置s1から計算終了位置s2までの範囲Dが
重心位置の計算範囲となる。この範囲Dにおける第1の
ピークPK1の面積を求めることにより第1のピークP
K1の重心位置w1を計算する。
重心位置の計算範囲となる。この範囲Dにおける第1の
ピークPK1の面積を求めることにより第1のピークP
K1の重心位置w1を計算する。
【0073】CPU16は、第1のピークPK1におけ
る重心位置w1を計算した後(ステップS10)、目標
焦点位置opと重心位置w1との偏差に相当する描画ヘ
ッド1の移動距離を算出する(ステップS11)。さら
に、算出された移動距離に相当するパルス数を算出し
(ステップS12)、算出された数のパルスをモータコ
ントローラ17に与える(ステップS13)。それによ
り、図7(b)にで示すように第1のピークPK1の
重心位置w1が目標焦点位置opに近づく方向に描画ヘ
ッド1が移動する。
る重心位置w1を計算した後(ステップS10)、目標
焦点位置opと重心位置w1との偏差に相当する描画ヘ
ッド1の移動距離を算出する(ステップS11)。さら
に、算出された移動距離に相当するパルス数を算出し
(ステップS12)、算出された数のパルスをモータコ
ントローラ17に与える(ステップS13)。それによ
り、図7(b)にで示すように第1のピークPK1の
重心位置w1が目標焦点位置opに近づく方向に描画ヘ
ッド1が移動する。
【0074】その後、CPU16は第1のピークPK1
における重心位置w1を計算する(ステップS14)。
そして、目標焦点位置opと重心位置w1との偏差が所
定の許容誤差εよりも小さいか否かを判別する(ステッ
プS15)。偏差が許容誤差ε以上の場合にはエラーメ
ッセージを出力する。
における重心位置w1を計算する(ステップS14)。
そして、目標焦点位置opと重心位置w1との偏差が所
定の許容誤差εよりも小さいか否かを判別する(ステッ
プS15)。偏差が許容誤差ε以上の場合にはエラーメ
ッセージを出力する。
【0075】偏差が許容誤差εよりも小さい場合には、
レーザダイオード3の光量が感光媒体100の反射率に
応じた指定の光量範囲内にあるようにレーザダイオード
3の自動光量調整を行う(ステップS16)。例えば、
CCDイメージセンサ4のCCD出力信号CAのピーク
電圧がCCDイメージセンサ4の最大出力電圧の70%
になるように、レーザダイオード3の光量を調整する。
この自動光量調整は、LD制御部12の電圧制御部12
2による駆動電圧制御信号VCを調整することにより行
う。以上でプリフォーカス動作が終了する。
レーザダイオード3の光量が感光媒体100の反射率に
応じた指定の光量範囲内にあるようにレーザダイオード
3の自動光量調整を行う(ステップS16)。例えば、
CCDイメージセンサ4のCCD出力信号CAのピーク
電圧がCCDイメージセンサ4の最大出力電圧の70%
になるように、レーザダイオード3の光量を調整する。
この自動光量調整は、LD制御部12の電圧制御部12
2による駆動電圧制御信号VCを調整することにより行
う。以上でプリフォーカス動作が終了する。
【0076】図9は本実施例の自動焦点制御装置におけ
るオートフォーカス動作を示すフローチャートである。
オートフォーカス動作は、描画装置により感光媒体10
0にパターンを描画している間に行われる。以下、図9
を参照しながら本実施例の自動焦点制御装置におけるオ
ートフォーカス動作を説明する。
るオートフォーカス動作を示すフローチャートである。
オートフォーカス動作は、描画装置により感光媒体10
0にパターンを描画している間に行われる。以下、図9
を参照しながら本実施例の自動焦点制御装置におけるオ
ートフォーカス動作を説明する。
【0077】図1のCPU16には所定の入力手段(図
示せず)によりオートフォーカス指令信号が与えられ
る。まず、CPU16は、オートフォーカス指令信号が
オンであるかオフであるかを判別するオートフォーカス
動作確認を行う(ステップS21)。オートフォーカス
指令信号がオフの場合には(ステップS22)、オート
フォーカス指令信号がオンになるまで待機する。
示せず)によりオートフォーカス指令信号が与えられ
る。まず、CPU16は、オートフォーカス指令信号が
オンであるかオフであるかを判別するオートフォーカス
動作確認を行う(ステップS21)。オートフォーカス
指令信号がオフの場合には(ステップS22)、オート
フォーカス指令信号がオンになるまで待機する。
【0078】オートフォーカス指令信号がオンの場合に
は、CCDイメージセンサ4のCCD出力データCDを
読み込み、プリフォーカス動作で求めた重心位置の計算
に必要なパラメータに基づいてピークの重心位置を計算
する(ステップS23)。
は、CCDイメージセンサ4のCCD出力データCDを
読み込み、プリフォーカス動作で求めた重心位置の計算
に必要なパラメータに基づいてピークの重心位置を計算
する(ステップS23)。
【0079】次いで、目標焦点位置と重心位置との差を
計算し(ステップS24)、位置の差に相当する描画ヘ
ッド1の移動距離を算出する(ステップS25)。そし
て、算出された移動距離に相当するパルス数、移動速度
等のパラメータを算出し(ステップS26)、そのパラ
メータをモータコントローラ17に与える(ステップS
27)。それにより、ピークの重心位置が目標焦点位置
に一致するようにサーボモータ7が描画ヘッド1を移動
させる。
計算し(ステップS24)、位置の差に相当する描画ヘ
ッド1の移動距離を算出する(ステップS25)。そし
て、算出された移動距離に相当するパルス数、移動速度
等のパラメータを算出し(ステップS26)、そのパラ
メータをモータコントローラ17に与える(ステップS
27)。それにより、ピークの重心位置が目標焦点位置
に一致するようにサーボモータ7が描画ヘッド1を移動
させる。
【0080】次に、レーザダイオード3の点灯タイミン
グ、点灯時間および光量の制御動作を説明する。図10
はCCDイメージセンサ4に与えられる転送パルス信号
TR、レーザダイオード3に与えられるLD駆動信号D
RおよびCCDイメージセンサ4からのCCD出力デー
タCDを示す波形図である。
グ、点灯時間および光量の制御動作を説明する。図10
はCCDイメージセンサ4に与えられる転送パルス信号
TR、レーザダイオード3に与えられるLD駆動信号D
RおよびCCDイメージセンサ4からのCCD出力デー
タCDを示す波形図である。
【0081】図10(a)に示すように、転送パルス信
号TRは一定周期の転送パルスPTを有する。この転送
パルスPTに応答して図2のpinフォトダイオード4
に蓄積された電荷がアナログシフトレジスタ42に転送
される。その後、図2のシフトパルス信号SPに応答し
てアナログシフトレジスタ42からCCD出力信号CA
が読み出され、CCD出力データCDに基づいてピーク
の重心位置が計算される。すなわち、転送パルスPT間
の間隔がCCDイメージセンサ4の検出周期となる。こ
の検出周期は、例えば数m秒である。
号TRは一定周期の転送パルスPTを有する。この転送
パルスPTに応答して図2のpinフォトダイオード4
に蓄積された電荷がアナログシフトレジスタ42に転送
される。その後、図2のシフトパルス信号SPに応答し
てアナログシフトレジスタ42からCCD出力信号CA
が読み出され、CCD出力データCDに基づいてピーク
の重心位置が計算される。すなわち、転送パルスPT間
の間隔がCCDイメージセンサ4の検出周期となる。こ
の検出周期は、例えば数m秒である。
【0082】図10(b)に示すように、LD駆動信号
DRは、レーザダイオード3を点灯させる駆動パルスD
Pを有する。駆動パルスDPのパルス幅PWは図2のパ
ルス幅制御部121により制御される。また、駆動パル
スDPの電圧レベルVLは図2の電圧制御部122によ
り制御される。駆動パルスDPのパルス幅Wはレーザダ
イオード3の点灯時間に相当する。この点灯時間は、例
えば数μ秒〜数百μ秒である。
DRは、レーザダイオード3を点灯させる駆動パルスD
Pを有する。駆動パルスDPのパルス幅PWは図2のパ
ルス幅制御部121により制御される。また、駆動パル
スDPの電圧レベルVLは図2の電圧制御部122によ
り制御される。駆動パルスDPのパルス幅Wはレーザダ
イオード3の点灯時間に相当する。この点灯時間は、例
えば数μ秒〜数百μ秒である。
【0083】本実施例の自動焦点制御装置では、図2の
タイミング制御部20により駆動パルスDPの発生タイ
ミングを調整することができる。この駆動パルスDP
は、転送パルス信号TRの転送パルスPTにできるだけ
近いタイミングあるいは転送パルスPTと同じタイミン
グで発生されることが好ましい。この理由を以下に説明
する。
タイミング制御部20により駆動パルスDPの発生タイ
ミングを調整することができる。この駆動パルスDP
は、転送パルス信号TRの転送パルスPTにできるだけ
近いタイミングあるいは転送パルスPTと同じタイミン
グで発生されることが好ましい。この理由を以下に説明
する。
【0084】図11はCCDイメージセンサ4に与えら
れる転送パルス信号TRと感光媒体のZ軸方向の位置と
の関係を示す図である。図11(a)に示すように、転
送パルス信号TRは転送パルスPT1,PT2を有する
ものとする。また、図11(b)は感光媒体100のZ
軸方向の位置の変動を表す。ここでは、CCDイメージ
センサ4の検出周期で感光媒体100のZ軸方向の位置
がΔL変動するものとする。
れる転送パルス信号TRと感光媒体のZ軸方向の位置と
の関係を示す図である。図11(a)に示すように、転
送パルス信号TRは転送パルスPT1,PT2を有する
ものとする。また、図11(b)は感光媒体100のZ
軸方向の位置の変動を表す。ここでは、CCDイメージ
センサ4の検出周期で感光媒体100のZ軸方向の位置
がΔL変動するものとする。
【0085】転送パルスPT2から離れたタイミングA
でレーザダイオード3を点灯させた場合と転送パルスP
T2に近いタイミングBでレーザダイオード3を点灯さ
せた場合とでは、感光媒体100からの反射光が入射す
るCCDイメージセンサ4の画素位置が異なってくる。
でレーザダイオード3を点灯させた場合と転送パルスP
T2に近いタイミングBでレーザダイオード3を点灯さ
せた場合とでは、感光媒体100からの反射光が入射す
るCCDイメージセンサ4の画素位置が異なってくる。
【0086】タイミングAとパルスPT2との間での感
光媒体100のZ軸方向の位置の偏差Δaは、タイミン
グBとパルスPT2との間での感光媒体100のZ軸方
向の位置の偏差Δbよりも大きくなる。したがって、レ
ーザダイオード3の点灯タイミングを転送パルス信号T
Rの転送パルスPT2に近づけた方が偏差が小さくな
る。すなわち、図2のpinフォトダイオード41の電
荷蓄積のタイミングとpinフォトダイオード41から
アナログシフトレジスタ42への電荷転送のタイミング
との時間的差異が小さくなり、CCDイメージセンサ4
への反射光の入射時点での感光媒体100の位置と重心
位置の計算時点での感光媒体100の位置とのずれが小
さくなる。
光媒体100のZ軸方向の位置の偏差Δaは、タイミン
グBとパルスPT2との間での感光媒体100のZ軸方
向の位置の偏差Δbよりも大きくなる。したがって、レ
ーザダイオード3の点灯タイミングを転送パルス信号T
Rの転送パルスPT2に近づけた方が偏差が小さくな
る。すなわち、図2のpinフォトダイオード41の電
荷蓄積のタイミングとpinフォトダイオード41から
アナログシフトレジスタ42への電荷転送のタイミング
との時間的差異が小さくなり、CCDイメージセンサ4
への反射光の入射時点での感光媒体100の位置と重心
位置の計算時点での感光媒体100の位置とのずれが小
さくなる。
【0087】次に、感光媒体100からの反射光の光量
を調整する方法を説明する。図12は駆動パルスDPの
パルス幅PWと光量との関係を示す図である。また、図
13は駆動パルスDPの電圧レベルVLと光量との関係
を示す図である。ここで、光量とはCCDイメージセン
サ4において検出される反射光の量であり、CCDイメ
ージセンサ4の検出周期の単位時間当たりのレーザダイ
オード3の出射光のピーク値と時間幅との累積に比例す
る。
を調整する方法を説明する。図12は駆動パルスDPの
パルス幅PWと光量との関係を示す図である。また、図
13は駆動パルスDPの電圧レベルVLと光量との関係
を示す図である。ここで、光量とはCCDイメージセン
サ4において検出される反射光の量であり、CCDイメ
ージセンサ4の検出周期の単位時間当たりのレーザダイ
オード3の出射光のピーク値と時間幅との累積に比例す
る。
【0088】図12において、点線、実線および破線は
それぞれ駆動パルスDPの電圧レベルVLがそれぞれV
a、VbおよびVcである場合の光量変化を示してい
る。ここで、Va>Vb>Vcである。図12から、駆
動パルスDPのパルス幅PWが大きくなるにしたがって
光量も増加することがわかる。
それぞれ駆動パルスDPの電圧レベルVLがそれぞれV
a、VbおよびVcである場合の光量変化を示してい
る。ここで、Va>Vb>Vcである。図12から、駆
動パルスDPのパルス幅PWが大きくなるにしたがって
光量も増加することがわかる。
【0089】図13において、点線、実線および破線は
それぞれ駆動パルスDPの電圧レベルVLがそれぞれV
a、VbおよびVcである場合の光量分布を示してい
る。図13から、駆動パルスDPの電圧レベルVLが高
くなるにつれて光量も増加することがわかる。
それぞれ駆動パルスDPの電圧レベルVLがそれぞれV
a、VbおよびVcである場合の光量分布を示してい
る。図13から、駆動パルスDPの電圧レベルVLが高
くなるにつれて光量も増加することがわかる。
【0090】このように、本実施例の自動焦点制御装置
では、駆動パルスDPのパルス幅PWまたは駆動パルス
DPの電圧レベルVL(駆動パルスDPの振幅値)を変
化させることにより感光媒体100からの反射光の光量
を調整することができる。したがって、感光媒体100
の反射率の値やCCDイメージセンサ4の感度に応じて
反射光の光量を調整することができる。
では、駆動パルスDPのパルス幅PWまたは駆動パルス
DPの電圧レベルVL(駆動パルスDPの振幅値)を変
化させることにより感光媒体100からの反射光の光量
を調整することができる。したがって、感光媒体100
の反射率の値やCCDイメージセンサ4の感度に応じて
反射光の光量を調整することができる。
【0091】駆動パルスDPのパルス幅PWの可変範囲
はCCDイメージセンサ4の検出周期以下であり、駆動
パルスDPの電圧レベルVLの可変範囲は駆動電圧制御
信号VCの限界値以下である。これらは、感光媒体10
0の反射率、制御系の許容誤差、制御系の安定性、レー
ザダイオード3の特性のばらつき等の種々の条件を考慮
して選択する。
はCCDイメージセンサ4の検出周期以下であり、駆動
パルスDPの電圧レベルVLの可変範囲は駆動電圧制御
信号VCの限界値以下である。これらは、感光媒体10
0の反射率、制御系の許容誤差、制御系の安定性、レー
ザダイオード3の特性のばらつき等の種々の条件を考慮
して選択する。
【0092】図14はLD駆動信号DRの駆動パルスD
Pのパルス幅と光量分布との関係を示す図である。図1
4(a)は転送パルス信号TRを示し、図14(b),
(c)はLD駆動信号DRを示し、(b)は駆動パルス
DPのパルス幅が狭い場合を示し、(c)は駆動パルス
DPのパルス幅が広い場合を示す。また、図14(d)
は感光媒体100のZ軸方向の位置を示し、図14
(e)は(b)および(c)の駆動パルスDPに対応す
る光量分布を示している。
Pのパルス幅と光量分布との関係を示す図である。図1
4(a)は転送パルス信号TRを示し、図14(b),
(c)はLD駆動信号DRを示し、(b)は駆動パルス
DPのパルス幅が狭い場合を示し、(c)は駆動パルス
DPのパルス幅が広い場合を示す。また、図14(d)
は感光媒体100のZ軸方向の位置を示し、図14
(e)は(b)および(c)の駆動パルスDPに対応す
る光量分布を示している。
【0093】図14(b),(d)および(e)からわ
かるように、駆動パルスDPのパルス幅を大きくする
と、光量が増加するがレーザダイオード3の点灯時間内
に感光媒体100のZ軸方向の位置がΔA変動し、光量
分布のピークの幅が広くなって重心位置もシフトする。
したがって、駆動パルスDPのパルス幅を大きくすると
測定精度が低下する。これに対して、駆動パルスDPの
パルス幅を小さくすると、レーザダイオード3の点灯時
間内に感光媒体100のZ軸方向の位置の変動量がΔB
と小さくなり、光量分布のピークの幅が狭くなって重心
位置のシフトも小さい。すなわち、レーザダイオード3
の点灯時間を短くするほど、感光媒体100の上下移動
による検出誤差を小さくすることができる。
かるように、駆動パルスDPのパルス幅を大きくする
と、光量が増加するがレーザダイオード3の点灯時間内
に感光媒体100のZ軸方向の位置がΔA変動し、光量
分布のピークの幅が広くなって重心位置もシフトする。
したがって、駆動パルスDPのパルス幅を大きくすると
測定精度が低下する。これに対して、駆動パルスDPの
パルス幅を小さくすると、レーザダイオード3の点灯時
間内に感光媒体100のZ軸方向の位置の変動量がΔB
と小さくなり、光量分布のピークの幅が狭くなって重心
位置のシフトも小さい。すなわち、レーザダイオード3
の点灯時間を短くするほど、感光媒体100の上下移動
による検出誤差を小さくすることができる。
【0094】したがって、感光媒体100からの反射光
の光量を大きくし、かつ感光媒体100の上下移動によ
る検出誤差を小さくする場合には、LD駆動信号DRの
駆動パルスDPのパルス幅を固定して電圧レベル(駆動
パルスDPの振幅値)のみを変化させることが好まし
い。
の光量を大きくし、かつ感光媒体100の上下移動によ
る検出誤差を小さくする場合には、LD駆動信号DRの
駆動パルスDPのパルス幅を固定して電圧レベル(駆動
パルスDPの振幅値)のみを変化させることが好まし
い。
【0095】しかし、駆動パルスDPの電圧レベルのみ
の変化ではレーザダイオード3が安定して発振する範囲
でしか光量を可変できないため、数倍程度しか光量を可
変できない。一方、駆動パルスDPのパルス幅によって
光量を可変すると、例えば、100nsec単位で変化
させる場合、基準パルスRPの周期を5msecとする
と、50000倍可変できる。感光媒体の反射率の違い
を調整するには、通常、光量を100倍程度変化させれ
ば十分なので、パルス幅を制御することで、検出精度に
は多少の影響が生じるが、必要な光量を得ることができ
る。
の変化ではレーザダイオード3が安定して発振する範囲
でしか光量を可変できないため、数倍程度しか光量を可
変できない。一方、駆動パルスDPのパルス幅によって
光量を可変すると、例えば、100nsec単位で変化
させる場合、基準パルスRPの周期を5msecとする
と、50000倍可変できる。感光媒体の反射率の違い
を調整するには、通常、光量を100倍程度変化させれ
ば十分なので、パルス幅を制御することで、検出精度に
は多少の影響が生じるが、必要な光量を得ることができ
る。
【0096】本実施例の自動焦点制御装置では、レーザ
ダイオード3の点灯を駆動パルスDPにより制御してい
るので、駆動パルスDPのパルス幅または電圧レベルを
調整することによりレーザダイオード3から出射される
レーザビームによる感光媒体100の感光をできるだけ
抑えることもできる。
ダイオード3の点灯を駆動パルスDPにより制御してい
るので、駆動パルスDPのパルス幅または電圧レベルを
調整することによりレーザダイオード3から出射される
レーザビームによる感光媒体100の感光をできるだけ
抑えることもできる。
【0097】上記実施例では、対象物が透光性材料から
なる感光媒体である場合を説明したが、これに限定され
ず、本発明の自動焦点制御装置および自動焦点制御方法
は遮光性材料により形成された感光媒体、その他の種々
の対象物にも適用することができる。
なる感光媒体である場合を説明したが、これに限定され
ず、本発明の自動焦点制御装置および自動焦点制御方法
は遮光性材料により形成された感光媒体、その他の種々
の対象物にも適用することができる。
【0098】上記実施例では、光源としてレーザダイオ
ード3を用いているが、他の光源を用いてもよい。ま
た、上記実施例では、移動手段としてサーボモータ7を
用いているが、ステッピングモータ等の他の手段を用い
てもよい。
ード3を用いているが、他の光源を用いてもよい。ま
た、上記実施例では、移動手段としてサーボモータ7を
用いているが、ステッピングモータ等の他の手段を用い
てもよい。
【0099】なお、本発明に係る位置制御装置は、自動
焦点制御装置に限らず対象物に対する相対的な位置を制
御することが必要な種々の装置またはシステムに適用す
ることができる。
焦点制御装置に限らず対象物に対する相対的な位置を制
御することが必要な種々の装置またはシステムに適用す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例における自動焦点制御装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の自動焦点制御装置の主要部の構成を詳細
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図3】感光媒体の表面による反射光および裏面による
反射光を説明するための図である。
反射光を説明するための図である。
【図4】感光媒体の表面による反射光のピークおよび裏
面により反射光のピークを示す波形図である。
面により反射光のピークを示す波形図である。
【図5】図1の自動焦点制御装置におけるプリフォーカ
ス動作を示すフローチャートである。
ス動作を示すフローチャートである。
【図6】図1の自動焦点制御装置におけるプリフォーカ
ス動作を示すフローチャートである。
ス動作を示すフローチャートである。
【図7】プリフォーカス動作におけるCCD出力データ
のピークの変化を示す波形図である。
のピークの変化を示す波形図である。
【図8】重心位置の計算に必要なパラメータを説明する
ための図である。
ための図である。
【図9】図1の自動焦点制御装置におけるオートフォー
カス動作を示すフローチャートである。
カス動作を示すフローチャートである。
【図10】CCDイメージセンサに与えられる転送パル
ス信号、レーザダイオードに与えられるLD駆動信号お
よびCCD出力データの波形図である。
ス信号、レーザダイオードに与えられるLD駆動信号お
よびCCD出力データの波形図である。
【図11】レーザダイオードの点灯タイミングと感光媒
体のZ軸方向の位置のずれとの関係を説明するための図
である。
体のZ軸方向の位置のずれとの関係を説明するための図
である。
【図12】LD駆動信号の駆動パルスのパルス幅と光量
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図13】LD駆動信号の駆動パルスの電圧レベルと光
量との関係を示す波形図である。
量との関係を示す波形図である。
【図14】LD駆動信号の駆動パルスのパルス幅と光量
分布との関係を説明するための図である。
分布との関係を説明するための図である。
【図15】従来の自動焦点制御装置の概略構成を示す図
である。
である。
1 描画ヘッド 2 光学系 3 レーザダイオード 4 CCDイメージセンサ 5 対物レンズ 7 サーボモータ 10 CCD/LDコントローラ 11 CCD制御部 12 LD制御部 14 第1メモリ 15 メインコントローラ 16 CPU 17 モータコントローラ 18 転送制御部 19 第2メモリ 100 感光媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 床並 雅宏 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 対象物に対する相対的な位置を制御する
位置制御装置であって、 前記対象物に光を照射する光源と、 直線状に配列された複数の画素を有し、前記対象物から
の反射光の光量分布を検出するラインセンサと、 前記光源および前記ラインセンサを保持する保持手段
と、 前記保持手段を前記対象物の表面に対してほぼ垂直方向
に移動させる移動手段と、 前記ラインセンサにより検出された光量分布において前
記対象物の表面反射によるピークを光量レベルに基づい
て識別する識別手段と、 前記識別手段により識別された前記表面反射によるピー
クの位置と前記対象物の裏面反射によるピークの位置と
の差に基づいて前記表面反射によるピークの重心位置の
計算のための情報を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された前記情報に基づいて前記
表面反射によるピークの重心位置を求め、前記重心位置
が前記ラインセンサの前記複数の画素上で予め設定され
た目標位置に一致するように前記移動手段により前記保
持手段を移動させる移動制御手段とを備えたことを特徴
とする位置制御装置。 - 【請求項2】 対象物の表面に光を集束させる光学系
と、 前記対象物に光を照射する光源と、 直線状に配列された複数の画素を有し、前記光源により
照射されて前記対象物で反射された光の光量分布を検出
するラインセンサと、 前記光学系、前記光源および前記ラインセンサを保持す
る保持手段と、 前記保持手段を前記対象物の表面に対してほぼ垂直方向
に移動させる移動手段と、 プリフォーカス動作時に、前記ラインセンサにより検出
された光量分布において前記対象物の表面反射によるピ
ークを光量レベルに基づいて識別する識別手段と、 プリフォーカス動作時に、前記識別手段により識別され
た前記表面反射によるピークの位置と前記対象物の裏面
反射によるピークの位置との差に基づいて前記表面反射
によるピークの重心位置の計算のための情報を算出する
算出手段と、 プリフォーカス動作およびオートフォーカス時に、前記
算出手段により算出された前記情報に基づいて前記表面
反射によるピークの重心位置を求め、前記重心位置が前
記ラインセンサの前記複数の画素上で予め設定された目
標焦点位置に一致するように前記移動手段により前記保
持手段を移動させる移動制御手段とを備えたことを特徴
とする自動焦点制御装置。 - 【請求項3】 前記重心位置が前記目標焦点位置に一致
したときに、前記対象物の反射率に応じて前記光源の光
量を調整する光量調整手段をさらに備えたことを特徴と
する請求項2記載の自動焦点制御装置。 - 【請求項4】 対象物の表面に光を集束させる光学系の
焦点合わせを行う自動焦点制御方法であって、 前記対象物に光を照射する光源および前記光源により照
射されて前記対象物で反射された光の光量分布を検出す
るラインセンサを前記光学系とともに保持し、 プリフォーカス動作時に、前記ラインセンサにより検出
された光量分布において前記対象物の表面反射によるピ
ークを光量レベルに基づいて識別し、前記識別された表
面反射によるピークの位置と前記対象物の裏面反射によ
るピークの位置との差に基づいて前記表面反射によるピ
ークの重心位置の計算のための情報を算出し、 プリフォーカス動作およびオートフォーカス時に、前記
算出された前記情報に基づいて前記表面反射によるピー
クの重心位置を求め、前記重心位置が前記ラインセンサ
の前記複数の画素上で予め設定された目標焦点位置に一
致するように前記保持手段を前記対象物の表面に対して
ほぼ垂直方向に移動させることを特徴とする自動焦点制
御方法。 - 【請求項5】 対象物の表面に光を集束させる光学系
と、 前記対象物に光を照射する光源と、 直線状に配列された複数の画素を有し、前記光源により
照射されて前記対象物で反射された光の光量分布を蓄積
電荷として検出して出力するCCDイメージセンサと、 前記光学系、前記光源および前記CCDイメージセンサ
を保持する保持手段と、 前記保持手段を前記対象物の表面に対してほぼ垂直方向
に移動させる移動手段と、 前記CCDイメージセンサにより検出される光量分布の
ピークがCCDイメージセンサの前記複数の画素上で予
め設定された目標焦点位置に一致するように前記移動手
段により前記保持手段を移動させる移動制御手段と、 前記光源の点灯タイミングおよび光量を制御する光源制
御手段とを備えたことを特徴とする自動焦点制御装置。 - 【請求項6】 前記光源制御手段は、前記光源を前記C
CDイメージセンサの蓄積電荷の読み出しタイミングの
直前または同時のタイミングで点灯させることを特徴と
する請求項5記載の自動焦点制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13690496A JPH09318869A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 位置制御装置、自動焦点制御装置および自動焦点制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13690496A JPH09318869A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 位置制御装置、自動焦点制御装置および自動焦点制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09318869A true JPH09318869A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15186294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13690496A Abandoned JPH09318869A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 位置制御装置、自動焦点制御装置および自動焦点制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09318869A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011053466A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Hitachi High-Technologies Corp | 露光装置 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP13690496A patent/JPH09318869A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011053466A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Hitachi High-Technologies Corp | 露光装置 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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