JPH09318851A - 光結合モジュール及びその製造方法並びにサブキャリア多重通信システム - Google Patents

光結合モジュール及びその製造方法並びにサブキャリア多重通信システム

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JPH09318851A
JPH09318851A JP13614196A JP13614196A JPH09318851A JP H09318851 A JPH09318851 A JP H09318851A JP 13614196 A JP13614196 A JP 13614196A JP 13614196 A JP13614196 A JP 13614196A JP H09318851 A JPH09318851 A JP H09318851A
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optical fiber
optical
laser beam
light emitting
emitting element
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JP13614196A
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English (en)
Inventor
Yasushi Matsui
康 松井
Masato Ishino
正人 石野
Nobuyuki Otsuka
信之 大塚
Tomoaki Uno
智昭 宇野
Takahisa Yamamoto
恭寿 山本
Masahiko Sumiyoshi
正彦 住吉
Soichi Kimura
壮一 木村
Yasutoshi Deguchi
泰敏 出口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザの動作電流を変化させることな
く、光結合モジュールの光ファイバ出力を1mW〜6m
W程度に制御できるようにする。 【解決手段】 光結合モジュールは、レーザビームを出
射する半導体レーザ1と、半導体レーザ1から出射され
たレーザビーム3を出力する光ファイバ4と、半導体レ
ーザ1から出射されたレーザビーム3を光ファイバ4の
入射端面4aに集光する集光レンズ2とが一体化されて
なる。光ファイバ4の入射端面4aは、半導体レーザ1
から出射されたレーザビーム3の光ファイバ4への結合
効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の範囲にな
るように、レーザビーム3の進行方向の前方側又は後方
側にずれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ等の
半導体素子と光ファイバとが結合されてなる光結合モジ
ュールに関する。
【0002】
【従来の技術】サブキャリア多重光通信システムにおけ
る送信機には、通常、電気・光変換機能を有する半導体
レーザよりなる発光素子を搭載した光結合モジュールが
配置されている。光結合モジュールから発せられたレー
ザビームは通常数km〜数十kmの距離を伝搬用光ファ
イバにより伝搬され、受信機に送られる。このとき、受
信機で受光される光のパワーは、受信機の内部に設けら
れた電子回路により信号処理がなされるが、この信号処
理には適正な受光パワーが存在する。
【0003】しかしながら、光通信システムによって
は、光の伝送距離が極端に短いなどの理由により、受信
機に到達する光のパワーが適正な受光パワーを越えるこ
とが起こりうる。この場合、受信機内の受光器に接続さ
れる電気回路において飽和などの不都合がおこる。
【0004】この問題に対応するためには、光送信機か
ら出射される光出力が小さくなるように制御することが
考えられ、光出力を適性値に制御する方法として、レー
ザの動作電流を小さくする方法が最も簡便なものとして
知られている。
【0005】ところが、レーザの動作電流を小さくする
と、例えば伝送特性が通信システムの所望値を満足しな
くなるなどの問題が発生する。すなわち、サブキャリア
多重光通信システムにおける変調歪みの大きさは、レー
ザの動作電流の大きさによって決定される緩和振動周波
数によって決まる。図16は、レーザ駆動時の緩和周波
数と半導体レーザにおける変調歪みとの関係を歪みの発
生する周波数(歪み発生周波数)をパラメータとして示
しており、変調歪みの値が大きくなるほど信号の品質は
劣化することになる。
【0006】サブキャリア多重光通信システムにおける
変調歪みは−70dB以下の値となることが望ましい。
図16から明らかなように、歪み発生周波数が標準的な
値である1.5GHzの場合、変調歪みを−70dB以
下の値に抑制するためには、約10GHz以上の緩和振
動周波数が必要となる。
【0007】次に、約10GHz以上の緩和振動周波数
を得るためのレーザの駆動条件について検討する。図1
7は一般的なサブキャリア多重光通信システムに用いら
れる光結合モジュールにおけるファイバ光出力及び緩和
振動周波数のレーザへの注入電流依存性を示したもので
ある。ここで、発振閾値電流(Ith)は10mA、効率
(η)は0.2mW/mA、規格化緩和振動周波数(Δ
fi)は1.5GHz/mA1/2 としている。ここで、Δ
fiはΔfr /(Ib −Ith1/2 と定義され、fr は緩
和振動周波数、Ib はバイアス電流、Ithは発振閾値電
流である。緩和振動周波数(fr )として10GHzを
得るためには、図17より注入電流として55mAが必
要であり、注入電流が55mAのときのファイバ光出力
は11.1dBmである。
【0008】従って、10GHz以上の緩和振動周波数
を得るためには、ファイバ光出力としては約13mW
(11.1dBm)以上が必要となる。通常、受光素子
の適正受光パワーは1〜2mW(0〜3dBm)程度と
考えられるので、光ファイバの伝送損失を0.3dB/
kmとした場合、37〜27kmの伝送相当分の損失が
必要になる。ところが、実際の伝送路の長さは1〜2k
m程度であって前記の長さよりもかなり短いので、光フ
ァイバの伝送損失によって、光結合モジュールから出力
される約13mWの出力パワーを1〜2mWの受光パワ
ーに低減することはできない。
【0009】そこで、光結合モジュールからの約13m
Wの出力パワーを1〜2mWの受光パワーに調整するた
めに、従来の光通信システムにおいては、伝送路中に光
のアッテネータ(減衰器)を挿入することにより受光パ
ワーを調整する方法が提案されている。図18は従来の
光通信システムの概略構成を示しており、図18におい
て、100は送信機、101は光ファイバ、102はア
ッテネータ、103は受信機である。アッテネータ10
2を受信機103側に挿入するのは、受信機103側で
受光パワーを適正値に調整する方式が便利なためであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、光の通
信経路にアッテネータを挿入する方式は、最も簡便な受
光パワーの制御法であるが、通常のアッテネータは新た
な反射点を発生させ、多重反射発生の原因となる。特に
サブキャリア多重光通信システムにおいて、多重反射は
伝送特性を大きく劣化させる原因になる。
【0011】また、反射を抑制するために低反射減衰型
のアッテネータを用いることも考えられるが、低反射減
衰型のアッテネータは、ファイバ融着等により作製さ
れ、高価であるため、光通信システムを構成する上での
新たな問題となるので、用いないことが好ましい。
【0012】以上の理由により、光の通信経路にアッテ
ネータを挿入する方法は、現実のサブキャリア多重光通
信システムにおいては採用し難い。
【0013】ところで、光の通信路の長さは必ずしも一
定ではないが、通常用いられる1〜2kmの通信路の長
さにおける伝送損失を考慮すると、受光パワーが1〜2
mWとなるために適当な光ファイバ出力は1mW〜6m
W程度である。
【0014】前記に鑑み、本発明は、半導体レーザの動
作電流を変化させることなく、光結合モジュールの光フ
ァイバ出力を1mW〜6mW程度に制御できるようにす
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、発光素子から出射された光の光ファイバ
への結合効率を適正結合効率の1/2〜1/10の範囲
にすることにより、発光素子から出力される約13mW
の光出力を1mW〜6mW程度の光ファイバ出力に調整
するものである。ここに、適性結合効率とは、通常の方
法により製作された光結合モジュールにおいて発光素子
から出射され集光レンズにより光ファイバに結合される
効率のことを言う。
【0016】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、レーザビームを出射する発光素子と、該発光素子か
ら出射されたレーザビームを出力する光ファイバと、前
記発光素子から出射されたレーザビームを前記光ファイ
バの入射端面に集光する集光レンズとが一体化されてな
る光結合モジュールを対象とし、前記発光素子、集光レ
ンズ及び光ファイバは、前記発光素子から出射されたレ
ーザビームの前記光ファイバへの結合効率が適正結合効
率の約1/2〜約1/10の範囲になるように、前記光
ファイバの入射端面がレーザビームの進行方向の前方側
又は後方側にずれた状態で一体化されている構成とする
ものである。
【0017】請求項1の構成により、発光素子、集光レ
ンズ及び光ファイバは、光ファイバへの結合効率が適正
結合効率の約1/2〜約1/10になるように、光ファ
イバの入射端面がレーザビームの進行方向の前方側又は
後方側にずれた状態で一体化されているため、光ファイ
バから出力される光出力は通常の光出力の約1/2〜約
1/10程度になる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記発光素子から出射されたレーザビームのビームウエス
トは前記光ファイバの入射端面に対してレーザビームの
進行方向の前方側又は後方側にずれている構成を付加す
るものである。
【0019】請求項3の発明が講じた解決手段は、レー
ザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射さ
れたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光素
子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入射
端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結合
モジュールを対象とし、前記発光素子、集光レンズ及び
光ファイバは、前記発光素子から出射されたレーザビー
ムの前記光ファイバへの結合効率が適正結合効率の約1
/2〜約1/10の範囲になるように、前記光ファイバ
の入射部における中心軸が前記発光素子から出射された
レーザビームの進行方向に対してチルトした状態で一体
化されている構成とするものである。
【0020】請求項3の構成により、発光素子、集光レ
ンズ及び光ファイバは、光ファイバへの結合効率が適正
結合効率の約1/2〜約1/10になるように、光ファ
イバの入射部における中心軸が発光素子から出射される
レーザビームの進行方向に対してチルトした状態で一体
化されているため、光ファイバから出力される光出力は
通常の光出力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0021】請求項4の発明は、請求項3の構成に、前
記光ファイバの入射端面は該光ファイバの中心軸に対し
て垂直である構成を付加するものである。
【0022】請求項5の発明は、請求項4の構成に、前
記光ファイバの入射端面には、前記発光素子から出射さ
れたレーザビームに対して殆ど無反射である無反射膜が
形成されている構成を付加するものである。
【0023】請求項6の発明は、請求項4の構成に、前
記光ファイバの入射端面は該光ファイバの中心軸に垂直
な方向に対して傾斜している構成を付加するものであ
る。
【0024】請求項7の発明が講じた解決手段は、レー
ザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射さ
れたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光素
子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入射
端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結合
モジュールを対象とし、前記光ファイバの入射端面は該
光ファイバの中心軸に垂直な方向に対して傾斜してお
り、前記発光素子、集光レンズ及び光ファイバは、前記
発光素子から出射されたレーザビームの前記光ファイバ
への結合効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の
範囲になるように、前記光ファイバの入射部が前記発光
素子から出射されたレーザビームの進行方向を中心軸と
して回転した状態で一体化されている構成とするもので
ある。
【0025】請求項7の構成により、発光素子、集光レ
ンズ及び光ファイバは、光ファイバへの結合効率が適正
結合効率の約1/2〜約1/10になるように、光ファ
イバの入射部が発光素子から出射されたレーザビームの
進行方向を中心軸として回転した状態で一体化されてい
るため、光ファイバから出力される光出力は通常の光出
力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0026】請求項8の発明が講じた解決手段は、レー
ザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射さ
れたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光素
子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入射
端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結合
モジュールを対象とし、前記光ファイバの入射端面に
は、前記発光素子から出射されたレーザビームの前記光
ファイバへの結合効率を適正結合効率の約1/2〜約1
/10の範囲にさせる反射膜が形成されている構成とす
るものである。
【0027】請求項8の構成により、光ファイバの入射
端面には、光ファイバへの結合効率を適正結合効率の約
1/2〜約1/10にさせる反射膜が形成されているた
め、光ファイバから出力される光出力は通常の光出力の
約1/2〜約1/10程度になる。
【0028】請求項9の発明が講じた解決手段は、レー
ザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射さ
れたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光素
子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入射
端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結合
モジュールを対象とし、前記発光素子と前記光ファイバ
との間に、偏光子、ファラデー素子及び検光子からなる
光アイソレータが設けられており、前記発光素子、光フ
ァイバ、集光レンズ及び光アイソレータは、前記発光素
子から出射されたレーザビームの前記光ファイバへの結
合効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の範囲に
なるように、前記光アイソレータが前記発光素子から出
射されるレーザビームの進行方向を中心軸として回転し
た状態で一体化されている構成とするものである。
【0029】請求項9の構成により、発光素子、光ファ
イバ、集光レンズ及び光アイソレータは、光ファイバへ
の結合効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10にな
るように、光アイソレータが発光素子から出射されたレ
ーザビームの進行方向を軸として回転した状態で一体化
されているため、光ファイバから出力される光出力は通
常の光出力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0030】請求項10の発明が講じた解決手段は、レ
ーザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射
されたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光
素子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入
射端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結
合モジュールを対象とし、前記発光素子と前記光ファイ
バとの間に、偏光子、ファラデー素子及び検光子からな
る光アイソレータと該光アイソレータを光軸回りに回転
自在に保持するアイソレータ保持台とから構成されるア
イソレータ装置が固定されており、前記光アイソレータ
に該光アイソレータの挿入損失の度合いを示す第1の表
示部が設けられていると共に、前記アイソレータ保持台
における前記第1の表示部と対応する部位に前記光アイ
ソレータの回転度合いを示す第2の表示部が設けられて
いる構成とするものである。
【0031】請求項10の構成により、発光素子と光フ
ァイバとの間に光アイソレータと該光アイソレータを回
転自在に保持するアイソレータ保持台からなるアイソレ
ータ装置が固定されているため、光アイソレータを回転
することにより、光アイソレータの挿入損失を制御でき
るので、光ファイバへの結合効率、ひいては光ファイバ
から出力される光出力を制御することができる。この場
合、光アイソレータに該光アイソレータの挿入損失の度
合いを示す第1の表示部が設けられていると共に、アイ
ソレータ保持台に光アイソレータの回転度合いを示す第
2の表示部が設けられているため、光アイソレータの回
転度合いひいては光アイソレータの挿入損失を容易に調
整することができる。
【0032】請求項11の発明が講じた解決手段は、レ
ーザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射
されたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光
素子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入
射端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結
合モジュールの製造方法を対象とし、前記発光素子から
出射されたレーザビームの前記光ファイバへの結合効率
が最大結合効率となるような前記発光素子、集光レンズ
及び光ファイバの第1の相対位置を求める工程と、前記
発光素子、集光レンズ及び光ファイバを、前記第1の相
対位置から、前記発光素子から出射されたレーザビーム
の前記光ファイバへの結合効率が前記最大結合効率の約
1/2〜約1/10の範囲になるような第2の相対位置
に移動する工程と、前記第2の相対位置に移動した前記
発光素子、集光レンズ及び光ファイバを一体化する工程
とを備えている構成とするものである。
【0033】請求項11の構成により、発光素子、集光
レンズ及び光ファイバを、光ファイバへの結合効率が最
大結合効率となる第1の相対位置から、光ファイバへの
結合効率が前記最大結合効率の約1/2〜約1/10に
なる第2の相対位置に移動した後に一体化するため、光
ファイバから出力される光出力は通常の光出力の約1/
2〜約1/10程度になる。
【0034】請求項12の発明が講じた解決手段は、レ
ーザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射
されたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光
素子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入
射端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結
合モジュールよりなる光送信機と、該光送信機から出力
されたレーザビームを伝搬する伝搬用光ファイバと、該
伝搬用光ファイバにより伝搬されてきたレーザビームを
受信する光受信機とを備えたサブキャリア多重光通信シ
ステムを対象とし、前記光結合モジュールを構成する前
記発光素子、集光レンズ及び光ファイバは、前記発光素
子から出射されたレーザビームの前記光ファイバへの結
合効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の範囲に
なるように、前記光ファイバの入射端面がレーザビーム
の進行方向の前方側又は後方側にずれた状態で一体化さ
れている構成とするものである。
【0035】請求項12の構成により、請求項1の構成
と同様、光ファイバから出力される光出力は通常の光出
力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0036】請求項13の発明が講じた解決手段は、レ
ーザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射
されたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光
素子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入
射端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結
合モジュールよりなる光送信機と、該光送信機から出力
されたレーザビームを伝搬する伝搬用光ファイバと、該
伝搬用光ファイバにより伝搬されてきたレーザビームを
受信する光受信機とを備えたサブキャリア多重光通信シ
ステムを対象とし、前記光結合モジュールを構成する発
光素子、集光レンズ及び光ファイバは、前記発光素子か
ら出射されたレーザビームの前記光ファイバへの結合効
率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の範囲になる
ように、前記光ファイバの入射部における中心軸が前記
発光素子から出射されたレーザビームの進行方向に対し
てチルトした状態で一体化されている構成とするもので
ある。
【0037】請求項13の構成により、請求項3の構成
と同様、光ファイバから出力される光出力は通常の光出
力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0038】請求項14の発明が講じた解決手段は、レ
ーザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射
されたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光
素子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入
射端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結
合モジュールよりなる光送信機と、該光送信機から出力
されたレーザビームを伝搬する伝搬用光ファイバと、該
伝搬用光ファイバにより伝搬されてきたレーザビームを
受信する光受信機とを備えたサブキャリア多重光通信シ
ステムを対象とし、前記光結合モジュールを構成する光
ファイバの入射端面は該光ファイバの中心軸に垂直な方
向に対して傾斜しており、前記光送信機を構成する前記
発光素子、前記集光レンズ及び前記光ファイバは、前記
発光素子から出射されたレーザビームの前記光ファイバ
への結合効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の
範囲になるように、前記光ファイバの入射部が前記発光
素子から出射されるレーザビームの進行方向を中心軸と
して回転した状態で固定されている構成とするものであ
る。
【0039】請求項14の構成により、請求項7の構成
と同様、光ファイバから出力される光出力は通常の光出
力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0040】請求項15の発明が講じた解決手段は、レ
ーザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射
されたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光
素子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入
射端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結
合モジュールよりなる光送信機と、該光送信機から出力
されたレーザビームを伝搬する伝搬用光ファイバと、該
伝搬用光ファイバにより伝搬されてきたレーザビームを
受信する光受信機とを備えたサブキャリア多重光通信シ
ステムを対象とし、前記光結合モジュールを構成する光
ファイバの入射端面には、前記発光素子から出射された
レーザビームの前記光ファイバへの結合効率を適正結合
効率の約1/2〜約1/10の範囲にさせる反射膜が形
成されている構成とするものである。
【0041】請求項15の構成により、請求項8の構成
と同様、光ファイバから出力される光出力は通常の光出
力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0042】請求項16の発明が講じた解決手段は、レ
ーザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射
されたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光
素子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入
射端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結
合モジュールよりなる光送信機と、該光送信機から出力
されたレーザビームを伝搬する伝搬用光ファイバと、該
伝搬用光ファイバにより伝搬されてきたレーザビームを
受信する光受信機とを備えたサブキャリア多重光通信シ
ステムを対象とし、前記光結合モジュールを構成する発
光素子と光ファイバとの間に、偏光子、ファラデー素子
及び検光子からなる光アイソレータが設けられており、
前記発光素子、集光レンズ、光ファイバ及び光アイソレ
ータは、前記発光素子から出射されたレーザビームの前
記光ファイバへの結合効率が適正結合効率の約1/2〜
約1/10の範囲になるように、前記光アイソレータが
前記発光素子から出射されるレーザビームの進行方向を
中心軸として回転した状態で一体化されている構成とす
るものである。
【0043】請求項16の構成により、請求項9の構成
と同様、光ファイバから出力される光出力は通常の光出
力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0044】請求項17の発明が講じた解決手段は、レ
ーザビームを出射する発光素子と、該発光素子から出射
されたレーザビームを出力する光ファイバと、前記発光
素子から出射されたレーザビームを前記光ファイバの入
射端面に集光する集光レンズとが一体化されてなる光結
合モジュールよりなる光送信機と、該光送信機から出力
されたレーザビームを伝搬する伝搬用光ファイバと、該
伝搬用光ファイバにより伝搬されてきたレーザビームを
受信する光受信機とを備えたサブキャリア多重光通信シ
ステムを対象とし、前記光結合モジュールを構成する発
光素子と光ファイバとの間に、偏光子、ファラデー素子
及び検光子からなる光アイソレータと該光アイソレータ
を光軸回りに回転自在に保持するアイソレータ保持台と
から構成されるアイソレータ装置が固定されており、前
記光アイソレータに該光アイソレータの挿入損失の度合
いを示す第1の表示部が設けられていると共に、前記ア
イソレータ保持台における前記第1の表示部と対応する
位置に前記光アイソレータの回転度合いを示す第2の表
示部が設けられている構成とするものである。
【0045】請求項17の構成により、請求項10の構
成と同様、光ファイバから出力される光出力は通常の光
出力の約1/2〜約1/10程度になる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光結合モジュ
ールの各実施形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0047】(第1の実施形態)図1(a)は、本発明
の第1の実施形態に係る光結合モジュールを用いる場合
の光の経路を示しており、図1(a)において、1はレ
ーザビームを出射する発光素子としての半導体レーザ、
2は半導体レーザ1から出射されたレーザビーム3を集
光する集光レンズ、4は集光レンズ2により集光された
レーザビームが入射する光ファイバ、5は光ファイバ4
の入射部側の端部を保持するフェルールである。
【0048】図1(b),(c)は、図1(a)の一点
鎖線部分の拡大図であって、集光されたレーザレーザ3
が光ファイバ4の入射端面で結合する様子を示してい
る。図1(b),(c)において、Aは集光されたレー
ザビーム3のビームウエストの位置を示しており、Aの
位置に光ファイバ4の入射端面4aを配置すると、レー
ザビーム3の光ファイバ4に対する結合効率は最大とな
る。また、Aの位置に光ファイバ4の入射端面4aを配
置する方法は通常行なわれている方法であり、通常の方
法により製作された光結合モジュールにおいて光ファイ
バの入射端面に集光されるレーザビームの適正結合効率
でもある。
【0049】第1の実施形態の特徴は、光ファイバ4の
入射端面4aを光の伝搬方向(z方向)の前方側又は後
方側に所定量だけずらすことにより、光ファイバ4の入
射端面4aにおける結合効率を制御するものである。
【0050】光ファイバ4の入射端面4aにおける結合
効率は、光ファイバ4の入射端面4aを光の伝搬方向の
前方側又は後方側にずらす方法以外に、光の伝搬方向と
垂直な方向(x,y方向)にずらす方法も考えられる
が、x,y方向にずらす場合、ずらし量に対する光の結
合効率の変化量が非常に大きくなるので好ましくない。
【0051】図2は、z方向の移動量が0の状態、すな
わち、光ファイバ4の入射端面4aをビームウエストの
位置に配置した状態で光ファイバ4の入射端面4aをx
方向に変位量:Δxだけずらした場合の結合効率の変化
を示しており、Δx=0のときに約75%の最大結合効
率つまり適正結合効率が得られる。また、例えば、変位
量:Δx=4.6μmのときに結合効率は最大結合効率
の約1/2となる。このように、光ファイバ4の入射端
面をx方向にずらす方法は、変位量:Δxに対する結合
効率の低下度が大きいので結合効率の制御性の点で問題
がある上に、環境温度の変化に対する安定性が極端に劣
化するので信頼性の点で問題がある。
【0052】図3は、x,y方向の移動量が0の状態で
光ファイバ4の入射端面4aをz方向に変位量:Δzだ
けずらした場合の結合効率の変化を示しており、図3か
ら明らかなように、変位量:Δzに対する結合効率の変
化量は比較的緩やかである。結合効率が最大結合効率の
1/2になるのは、変位量:Δxが約130μmのとき
であって、z方向にずらす方法は結合効率の制御性に優
れていると共に結合効率が安定する。
【0053】次に、光ファイバ4の入射端面4aをz方
向にずらす場合において、光ファイバ4の入射端面4a
を半導体レーザ1から離れるようにずらす場合(図1
(b)に示す場合)と、光ファイバ4の入射端面4aを
半導体レーザ1に近づくようにずらす場合(図1(c)
に示す場合)とを比較する。図1(b)に示す場合に
は、入射端面4aのクラッド部で反射されたレーザビー
ム3はレーザビーム3の進行方向から離れるために半導
体レーザ1に戻り難いが、図1(c)に示す場合には、
入射端面4aのクラッド部で反射されたレーザビーム3
はレーザビーム3の進行方向に近づくために半導体レー
ザ1に戻り易い。従って、半導体レーザ1への戻り光の
低減という観点からは、図1(b)に示すように、光フ
ァイバ4の入射端面4aを半導体レーザ1から離れるよ
うにz方向へ移動することが好ましい。
【0054】尚、第1の実施形態においては、光ファイ
バ4の入射端面4aは光ファイバ4の中心軸に対して垂
直であるが、光ファイバ4の入射端面4aは光ファイバ
4の中心軸に垂直な方向に対して傾斜していてもよい。
【0055】(第2の実施形態)図4(a)は、本発明
の第2の実施形態に係る光結合モジュールを用いる場合
の光の経路を示しており、図4(a)において、1は半
導体レーザ、2は集光レンズ、3はレーザビーム、4は
光ファイバ、5はフェルールである。尚、第2の実施形
態においては、光ファイバ4の入射端面4aは光ファイ
バ4の中心軸に対して垂直である。
【0056】図4(b)は、図4(a)の一点鎖線部分
の拡大図であって、集光されたレーザレーザ3が光ファ
イバ4の入射端面4aで結合する様子を示している。
【0057】第2の実施形態の特徴は、光ファイバ4の
入射端面4aを光ファイバ4の中心軸に対して垂直にな
るように研磨すると共に、光ファイバ4の入射部におけ
る中心軸を光の伝搬方向に対して所定量だけチルトさせ
ることにより、光ファイバ4の入射端面4aにおける結
合効率を制御するものである。
【0058】図5は、光ファイバ4の入射部における中
心軸の光の伝搬方向に対するチルト角と結合効率との関
係を示しており、結合効率が最大結合効率の1/2にな
るのはチルト角が約2.2度のときである。
【0059】ところで、半導体レーザ1、集光レンズ2
及び光ファイバ4を一体化する場合に、光ファイバ4の
入射端面が図1(a)に示したx,y方向に若干ずれる
ことがあり、x,y方向にずれると結合効率が大きく低
減するという問題がある。ところが、光ファイバ4の入
射部における中心軸が光の伝搬方向に対して所定量だけ
チルトするように調整しておくと、光ファイバ4の入射
端面がx,y方向に若干ずれても結合効率が受ける影響
は少なくなる。
【0060】(第3の実施形態)図6(a)は、本発明
の第3の実施形態に係る光結合モジュールを用いる場合
の光の経路を示しており、図6(a)において、1は半
導体レーザ、2は集光レンズ、3はレーザビーム、4は
光ファイバ、5はフェルールである。
【0061】図6(b)は、図6(a)の一点鎖線部分
の拡大図であって、集光されたレーザレーザ3が光ファ
イバ4の入射端面で結合する様子を示しており、図6
(b)において、6は光ファイバ4の入射端面に施され
た無反射膜である。
【0062】第3の実施形態の特徴は、第2の実施形態
と同様、光ファイバ4の入射部における中心軸を光の伝
搬方向に対して所定量だけチルトさせると共に、光ファ
イバ4の入射端面に無反射膜6を施すことにより、光フ
ァイバ4の入射端面で反射されたレーザビーム3が半導
体レーザ1に戻り、伝送特性に悪影響が発生する事態を
回避するものである。
【0063】(第4の実施形態)図7(a)は、本発明
の第4の実施形態に係る光結合モジュールを用いる場合
の光の経路を示しており、図7(a)において、1は半
導体レーザ、2は集光レンズ、3はレーザビーム、4は
光ファイバ、5はフェルールである。尚、第4の実施形
態においては、光ファイバ4の入射端面4aは光ファイ
バ4の中心軸に対して傾斜している。
【0064】図7(b)は、図7(a)の一点鎖線部分
の拡大図であって、集光されたレーザビーム3が光ファ
イバ4の入射端面4aで結合する様子を示している。
【0065】第4の実施形態の特徴は、光ファイバ4の
入射端面4aを光ファイバ4の中心軸に対して傾斜する
ように研磨すると共に、光ファイバ4の入射部における
中心軸を光の伝搬方向に対して所定量だけチルトさせる
ことにより、光ファイバ4の入射端面4aにおける結合
効率を制御するものである。
【0066】図8は、光ファイバ4の入射部における中
心軸の光の伝搬方向に対するチルト角と結合効率との関
係を示しており、図8において、破線は入射端面4aが
光ファイバ4の中心軸に対して垂直である場合(第2の
実施形態に示す場合)を示し、実線は入射端面4aが光
ファイバ4の中心軸に対して約8度傾斜している場合
(第4の実施形態に示す場合)を示している。入射端面
4aが光ファイバ4の中心軸に垂直な方向に対して傾斜
していると、光ファイバ4の出射面に接続されるコネク
タなどからの反射戻り光が光伝送特性に悪影響を及ぼす
事態を低減できるが、光は屈折率が異なる材料同士の境
界面を通過する際に屈折率が大きい材料の方に屈折する
性質を有しているため、レーザビーム3は光ファイバ4
の入射端面4aを通過する際に屈折する。従って、図8
に示すように、結合効率のチルト角に対する依存性は、
光ファイバ4の入射端面が4aが中心軸に対して垂直で
ある場合と中心軸に垂直な方向から傾斜している場合と
で異なる。
【0067】(第5の実施形態)図9(a)は、本発明
の第5の実施形態に係る光結合モジュールを用いる場合
の光の経路を示しており、図9(a)において、1は半
導体レーザ、2は集光レンズ、3はレーザビーム、4は
光ファイバ、5はフェルールである。
【0068】図9(b)は、図9(a)の一点鎖線部分
の拡大図であって、集光されたレーザビーム3が光ファ
イバ4の入射端面で結合する様子を示しており、図9
(b)において、7は光ファイバ4の入射端面に施され
た反射膜である。
【0069】第5の実施形態の特徴は、光ファイバ4の
入射端面4aを光ファイバ4の中心軸に対して傾斜する
ように研磨すると共に、光ファイバ4の入射端面に反射
膜7を施すことにより、光ファイバ4の入射端面4aに
おける結合効率を制御するものである。
【0070】反射膜7の反射率を変化させると、光ファ
イバ4の入射端面4aにおける結合効率は変化するが、
この場合、反射膜7における反射による伝送特性の劣化
が懸念されるが、以下に説明するように、光ファイバ4
の入射端面4aを光ファイバ4の中心軸に対して所定量
以上傾斜させると、伝送特性における悪影響を回避する
ことができる。図10は、光ファイバ4の入射端面4a
に入射する光に対する反射膜7の反射率が100%であ
る場合における、反射損失の入射端面4aの傾斜角に対
する依存性を示している。図10から明らかなように、
入射端面4aの傾斜角を6度以上にすると、光ファイバ
4の入射端面における反射が伝送特性に与える悪影響を
回避できる。
【0071】尚、第5の実施形態においては、光ファイ
バ4の入射端面は光ファイバ4の中心軸に垂直な方向に
対して傾斜しているが、光ファイバ4の入射端面は光フ
ァイバ4の中心軸に垂直でもよい。
【0072】(第6の実施形態)図11(a)は、本発
明の第6の実施形態に係る光結合モジュールを用いる場
合の光の経路を示しており、図11(a)において、1
は半導体レーザ、2は集光レンズ、3はレーザビーム、
4は光ファイバ、5はフェルールである。
【0073】図11(b)は、図1(a)の一点鎖線部
分の拡大図であって、集光されたレーザビーム3が光フ
ァイバ4の入射端面で結合する様子を示している。
【0074】第6の実施形態の特徴は、光ファイバ4の
入射端面4aが光ファイバ4の中心軸に対して傾斜して
いると共に、光ファイバ4を入射部を中心軸回りに回転
させることにより、光ファイバ4の入射端面4aにおけ
る結合効率を制御するものである。具体的には、フェル
ール5及び光ファイバ4の入射側の端面を光ファイバ4
の中心軸に対して傾斜させておき、フェルール5及び光
ファイバ4を中心軸回りに回転させることにより、光フ
ァイバ4の入射端面4aに入射するレーザビーム3の入
射角を変化させ、これにより、結合効率を制御するもの
である。結合効率の制御量は、光ファイバ4をチルトさ
せる場合に比べて減少するが、光結合モジュールを製作
する上では簡易であって有効である。
【0075】(第7の実施形態)図12は、本発明の第
7の実施形態に係る光結合モジュールを用いる場合の光
の経路を示しており、図12において、1は半導体レー
ザ、2は集光レンズ、3はレーザビーム、4は光ファイ
バ、5はフェルール、8は光アイソレータである。ま
た、図13は、光アイソレータ8を構成する偏光子、フ
ァラデー素子及び検光子を示している。尚、第7の実施
形態においては、光ファイバ4の入射端面は光ファイバ
4の中心軸に対して垂直でもよいし、光ファイバ4の中
心軸に垂直な方向から傾斜していてもよい。
【0076】第7の実施形態の特徴は、光アイソレータ
8を回転することにより、光ファイバ4の入射端面4a
における結合効率を制御するものである。
【0077】図14は、アイソレータの挿入損失のアイ
ソレータの配置角度(回転角度)依存性を示しており、
光アイソレータ8は、通常、挿入損失が最も小さくなる
ような配置角度、例えば90度又は270度の配置角度
で光経路に挿入されるが、第7の実施形態においては、
光アイソレータ8をレーザビーム3の光軸に対して所定
量だけ回転させることにより、光ファイバ4の入射端面
4aにおける結合効率を制御するものである。図14か
ら明らかなように、半導体レーザ1から出射するレーザ
ビーム3に対して光アイソレータ8を回転すると、光フ
ァイバ4の入射端面に入射する光の結合効率を容易且つ
定量的に制御することができる。
【0078】図15は、第7の実施形態に係る光結合モ
ジュールを具体化した構成を示しており、図15におい
て、8は図13に示した光アイソレータ、9は光アイソ
レータ8を回転自在に保持するアイソレータ保持台であ
る。光アイソレータ8の入射端面側には、光アイソレー
タ8の挿入損失が最低となる位置を示す第1の表示部8
aが設けられており、アイソレータ保持台9の入射端面
側には、光アイソレータ8の回転角度を示す第2の表示
部9aが例えば30度毎に設けられている。従って、第
1の表示部8aが第2の表示部9aの適当な位置に来る
ように光アイソレータ8を回転することにより、光アイ
ソレータ8の挿入損失を制御できる。
【0079】尚、前記各実施形態において、光ファイバ
4をレーザビーム3の進行方向に対してチルトさせた
り、光ファイバ4を半導体レーザ1から出射されるレー
ザビームを中心軸として回転させたりする方法として
は、半導体レーザ1、集光レンズ2及び光ファイバ4の
うちの少なくとも1つを移動させたり、回転させたりす
ることにより実現可能である。
【0080】また、本発明の各実施形態に係る光結合モ
ジュールは、レーザビームを出射する発光素子と、該発
光素子から出射されたレーザビームを出力する光ファイ
バと、前記発光素子から出射されたレーザビームを前記
光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一体化
されてなる光結合モジュールよりなる光送信機と、該光
送信機から出力されたレーザビームを伝搬する伝搬用光
ファイバと、該伝搬用光ファイバにより伝搬されてきた
レーザビームを受信する光受信機とを備えたサブキャリ
ア多重光通信システムにおける光結合モジュールに適用
することができるが、前記のサブキャリア多重光通信シ
ステムの全体構成については、図18に基づき説明した
従来のものと同様であるので、説明を省略する。
【0081】
【発明の効果】請求項1、2、3、7、8又は9の発明
に係る光結合モジュールによると、光ファイバから出力
される光出力を通常の光出力の約1/2〜約1/10程
度にすることができるので、半導体レーザの動作電流を
変化させることなく、光結合モジュールの光ファイバ出
力を1mW〜6mW程度に制御することが可能になる。
【0082】請求項4の発明に係る光結合モジュールに
よると、光ファイバの入射端面は光ファイバの中心軸に
対して垂直であるため、光ファイバをチルトさせる方向
が結合効率に影響を及ぼさないので、結合効率の制御が
容易である。
【0083】請求項5の発明に係る光結合モジュールに
よると、光ファイバの入射端面に無反射膜が形成されて
いるため、光ファイバをレーザビームの進行方向に対し
てチルトさせた場合の光ファイバの入射端面からの反射
戻り光の影響を低減できる。
【0084】請求項6の発明に係る光結合モジュールに
よると、光ファイバの入射端面は光ファイバの中心軸に
垂直な方向に対して傾斜しているため、光ファイバの出
射面に接続されるコネクタなどからの反射戻り光が光伝
送特性に悪影響を及ぼす事態を低減することができる。
【0085】請求項10の発明に係る光結合モジュール
によると、光アイソレータを回転することにより光アイ
ソレータの挿入損失を制御できるので、光ファイバの入
射端面に入射するレーザビームの結合効率ひいては光フ
ァイバから出力される光出力を制御することができる。
また、光アイソレータに設けられている第1の表示部及
びアイソレータ保持台に設けられている第2の表示部に
より、光アイソレータの回転度合いひいては光アイソレ
ータの挿入損失を容易に調整することができる。
【0086】請求項11の発明に係る光結合モジュール
の製造方法によると、光ファイバから出力される光出力
を通常の光出力の約1/2〜約1/10程度にすること
ができるので、半導体レーザの動作電流を変化させるこ
となく、光結合モジュールの光ファイバ出力を1mW〜
6mW程度に制御可能な光ファイバモジュールを製造す
ることができる。
【0087】請求項12、13、14、15又は16の
発明に係るサブキャリア多重光通信システムによると、
光ファイバから出力される光出力を通常の光出力の約1
/2〜約1/10程度にすることができるので、半導体
レーザの動作電流を変化させることなく、光ファイバ出
力が1mW〜6mW程度に制御された出力光を光受信機
に対して送信することができる。
【0088】請求項17の発明に係るサブキャリア多重
光通信システムによると、光アイソレータに設けられて
いる第1の表示部及びアイソレータ保持台に設けられて
いる第2の表示部を用いて光アイソレータを所望の角度
だけ回転することにより、光ファイバへの結合効率が調
整されたつまり光ファイバ出力が所望の大きさに制御さ
れた出力光を光受信機に対して送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光結合モジュ
ールの構成を示す図である。
【図2】光ファイバの入射端面をレーザビームの進行方
向に対して垂直な方向に移動した場合の変位量と結合効
率との関係を示す図である。
【図3】前記第2の実施形態において光ファイバの入射
端面をレーザビームの進行方向に対して移動した場合の
変位量と結合効率との関係を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る光結合モジュ
ールの構成を示す図である。
【図5】前記第2の実施形態において光ファイバの中心
軸を光の伝搬方向に対してチルトさせた場合のチルト角
と結合効率との関係を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る光結合モジュ
ールの構成を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る光結合モジュ
ールの構成を示す図である。
【図8】前記第2及び第4の実施形態における光ファイ
バの中心軸のチルト角と結合効率との関係を示す図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る光結合モジュ
ールの構成を示す図である。
【図10】前記第5の実施形態における光ファイバの入
射端面の傾斜角と反射損失との関係を示す図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態に係る光結合モジ
ュールの構成を示す図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態に係る光結合モジ
ュールの構成を示す図である。
【図13】前記第7の実施形態における光アイソレータ
の構成を示す図である。
【図14】前記第7の実施形態における光アイソレータ
の配置角度と挿入損失との関係を示す図である。
【図15】前記第7の実施形態を具体化した光結合モジ
ュールにおける光アイソレータの斜視図である。
【図16】半導体レーザの駆動時の緩和周波数と半導体
レーザにおける変調歪みとの関係を歪みの発生する周波
数をパラメータとして示す図である。
【図17】一般的なサブキャリア多重光通信システムに
用いられる光結合モジュールにおけるファイバ光出力及
び緩和振動周波数のレーザへの注入電流依存性を示す図
である。
【図18】従来及び本発明に係るサブキャリア多重光通
信システムの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 集光レンズ 3 レーザビーム 4 光ファイバ 4a 入射端面 5 フェルール 6 無反射膜 7 反射膜 8 光アイソレータ 8a 第1の表示部 9 アイソレータ保持台 9a 第2の表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 智昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 恭寿 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 住吉 正彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木村 壮一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 出口 泰敏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを出射する発光素子と、該
    発光素子から出射されたレーザビームを出力する光ファ
    イバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを前
    記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一体
    化されてなる光結合モジュールであって、 前記発光素子、集光レンズ及び光ファイバは、前記発光
    素子から出射されたレーザビームの前記光ファイバへの
    結合効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の範囲
    になるように、前記光ファイバの入射端面がレーザビー
    ムの進行方向の前方側又は後方側にずれた状態で一体化
    されていることを特徴とする光結合モジュール。
  2. 【請求項2】 前記発光素子から出射されたレーザビー
    ムのビームウエストは前記光ファイバの入射端面に対し
    てレーザビームの進行方向の前方側又は後方側にずれて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光結合モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 レーザビームを出射する発光素子と、該
    発光素子から出射されたレーザビームを出力する光ファ
    イバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを前
    記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一体
    化されてなる光結合モジュールであって、 前記発光素子、集光レンズ及び光ファイバは、前記発光
    素子から出射されたレーザビームの前記光ファイバへの
    結合効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の範囲
    になるように、前記光ファイバの入射部における中心軸
    が前記発光素子から出射されたレーザビームの進行方向
    に対してチルトした状態で一体化されていることを特徴
    とする光結合モジュール。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバの入射端面は該光ファイ
    バの中心軸に対して垂直であることを特徴とする請求項
    3に記載の光結合モジュール。
  5. 【請求項5】 前記光ファイバの入射端面には、前記発
    光素子から出射されたレーザビームに対して殆ど無反射
    である無反射膜が形成されていることを特徴とする請求
    項4に記載の光結合モジュール。
  6. 【請求項6】 前記光ファイバの入射端面は該光ファイ
    バの中心軸に垂直な方向に対して傾斜していることを特
    徴とする請求項3に記載の光結合モジュール。
  7. 【請求項7】 レーザビームを出射する発光素子と、該
    発光素子から出射されたレーザビームを出力する光ファ
    イバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを前
    記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一体
    化されてなる光結合モジュールであって、 前記光ファイバの入射端面は該光ファイバの中心軸に垂
    直な方向に対して傾斜しており、 前記発光素子、集光レンズ及び光ファイバは、前記発光
    素子から出射されたレーザビームの前記光ファイバへの
    結合効率が適正結合効率の約1/2〜約1/10の範囲
    になるように、前記光ファイバの入射部が前記発光素子
    から出射されたレーザビームの進行方向を中心軸として
    回転した状態で一体化されていることを特徴とする光結
    合モジュール。
  8. 【請求項8】 レーザビームを出射する発光素子と、該
    発光素子から出射されたレーザビームを出力する光ファ
    イバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを前
    記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一体
    化されてなる光結合モジュールであって、 前記光ファイバの入射端面には、前記発光素子から出射
    されたレーザビームの前記光ファイバへの結合効率を適
    正結合効率の約1/2〜約1/10の範囲にさせる反射
    膜が形成されていることを特徴とする光結合モジュー
    ル。
  9. 【請求項9】 レーザビームを出射する発光素子と、該
    発光素子から出射されたレーザビームを出力する光ファ
    イバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを前
    記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一体
    化されてなる光結合モジュールであって、 前記発光素子と前記光ファイバとの間に、偏光子、ファ
    ラデー素子及び検光子からなる光アイソレータが設けら
    れており、 前記発光素子、光ファイバ、集光レンズ及び光アイソレ
    ータは、前記発光素子から出射されたレーザビームの前
    記光ファイバへの結合効率が適正結合効率の約1/2〜
    約1/10の範囲になるように、前記光アイソレータが
    前記発光素子から出射されたレーザビームの進行方向を
    中心軸として回転した状態で一体化されていることを特
    徴とする光結合モジュール。
  10. 【請求項10】 レーザビームを出射する発光素子と、
    該発光素子から出射されたレーザビームを出力する光フ
    ァイバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを
    前記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一
    体化されてなる光結合モジュールであって、 前記発光素子と前記光ファイバとの間に、偏光子、ファ
    ラデー素子及び検光子からなる光アイソレータと該光ア
    イソレータを光軸回りに回転自在に保持するアイソレー
    タ保持台とから構成されるアイソレータ装置が固定され
    ており、 前記光アイソレータに該光アイソレータの挿入損失の度
    合いを示す第1の表示部が設けられていると共に、前記
    アイソレータ保持台における前記第1の表示部と対応す
    る部位に前記光アイソレータの回転度合いを示す第2の
    表示部が設けられていることを特徴とする光結合モジュ
    ール。
  11. 【請求項11】 レーザビームを出射する発光素子と、
    該発光素子から出射されたレーザビームを出力する光フ
    ァイバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを
    前記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一
    体化されてなる光結合モジュールの製造方法であって、 前記発光素子から出射されたレーザビームの前記光ファ
    イバへの結合効率が最大結合効率となるような前記発光
    素子、集光レンズ及び光ファイバの第1の相対位置を求
    める工程と、 前記発光素子、集光レンズ及び光ファイバを、前記第1
    の相対位置から、前記発光素子から出射されたレーザビ
    ームの前記光ファイバへの結合効率が前記最大結合効率
    の約1/2〜約1/10の範囲になるような第2の相対
    位置に移動する工程と、 前記第2の相対位置に移動した前記発光素子、集光レン
    ズ及び光ファイバを一体化する工程とを備えていること
    を特徴とする光結合モジュールの製造方法。
  12. 【請求項12】 レーザビームを出射する発光素子と、
    該発光素子から出射されたレーザビームを出力する光フ
    ァイバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを
    前記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一
    体化されてなる光結合モジュールよりなる光送信機と、
    該光送信機から出力されたレーザビームを伝搬する伝搬
    用光ファイバと、該伝搬用光ファイバにより伝搬されて
    きたレーザビームを受信する光受信機とを備えたサブキ
    ャリア多重光通信システムであって、 前記光結合モジュールを構成する前記発光素子、集光レ
    ンズ及び光ファイバは、前記発光素子から出射されたレ
    ーザビームの前記光ファイバへの結合効率が適正結合効
    率の約1/2〜約1/10の範囲になるように、前記光
    ファイバの入射端面がレーザビームの進行方向の前方側
    又は後方側にずれた状態で一体化されていることを特徴
    とするサブキャリア多重光通信システム。
  13. 【請求項13】 レーザビームを出射する発光素子と、
    該発光素子から出射されたレーザビームを出力する光フ
    ァイバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを
    前記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一
    体化されてなる光結合モジュールよりなる光送信機と、
    該光送信機から出力されたレーザビームを伝搬する伝搬
    用光ファイバと、該伝搬用光ファイバにより伝搬されて
    きたレーザビームを受信する光受信機とを備えたサブキ
    ャリア多重光通信システムであって、 前記光結合モジュールを構成する発光素子、集光レンズ
    及び光ファイバは、前記発光素子から出射されたレーザ
    ビームの前記光ファイバへの結合効率が適正結合効率の
    約1/2〜約1/10の範囲になるように、前記光ファ
    イバの入射部における中心軸が前記発光素子から出射さ
    れたレーザビームの進行方向に対してチルトした状態で
    一体化されていることを特徴とするサブキャリア多重光
    通信システム。
  14. 【請求項14】 レーザビームを出射する発光素子と、
    該発光素子から出射されたレーザビームを出力する光フ
    ァイバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを
    前記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一
    体化されてなる光結合モジュールよりなる光送信機と、
    該光送信機から出力されたレーザビームを伝搬する伝搬
    用光ファイバと、該伝搬用光ファイバにより伝搬されて
    きたレーザビームを受信する光受信機とを備えたサブキ
    ャリア多重光通信システムであって、 前記光結合モジュールを構成する光ファイバの入射端面
    は該光ファイバの中心軸に垂直な方向に対して傾斜して
    おり、 前記光送信機を構成する前記発光素子、集光レンズ及び
    光ファイバは、前記発光素子から出射されたレーザビー
    ムの前記光ファイバへの結合効率が適正結合効率の約1
    /2〜約1/10の範囲になるように、前記光ファイバ
    の入射部が前記発光素子から出射されたレーザビームの
    進行方向を中心軸として回転した状態で一体化されてい
    ることを特徴とするサブキャリア多重光通信システム。
  15. 【請求項15】 レーザビームを出射する発光素子と、
    該発光素子から出射されたレーザビームを出力する光フ
    ァイバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを
    前記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一
    体化されてなる光結合モジュールよりなる光送信機と、
    該光送信機から出力されたレーザビームを伝搬する伝搬
    用光ファイバと、該伝搬用光ファイバにより伝搬されて
    きたレーザビームを受信する光受信機とを備えたサブキ
    ャリア多重光通信システムであって、 前記光結合モジュールを構成する光ファイバの入射端面
    には、前記発光素子から出射されたレーザビームの前記
    光ファイバへの結合効率を適正結合効率の約1/2〜約
    1/10の範囲にさせる反射膜が形成されていることを
    特徴とするサブキャリア多重光通信システム。
  16. 【請求項16】 レーザビームを出射する発光素子と、
    該発光素子から出射されたレーザビームを出力する光フ
    ァイバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを
    前記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一
    体化されてなる光結合モジュールよりなる光送信機と、
    該光送信機から出力されたレーザビームを伝搬する伝搬
    用光ファイバと、該伝搬用光ファイバにより伝搬されて
    きたレーザビームを受信する光受信機とを備えたサブキ
    ャリア多重光通信システムであって、 前記光結合モジュールを構成する発光素子と光ファイバ
    との間に、偏光子、ファラデー素子及び検光子からなる
    光アイソレータが設けられており、 前記発光素子、集光レンズ、光ファイバ及び光アイソレ
    ータは、前記発光素子から出射されたレーザビームの前
    記光ファイバへの結合効率が適正結合効率の約1/2〜
    約1/10の範囲になるように、前記光アイソレータが
    前記発光素子から出射されたレーザビームの進行方向を
    中心軸として回転した状態で一体化されていることを特
    徴とするサブキャリア多重光通信システム。
  17. 【請求項17】 レーザビームを出射する発光素子と、
    該発光素子から出射されたレーザビームを出力する光フ
    ァイバと、前記発光素子から出射されたレーザビームを
    前記光ファイバの入射端面に集光する集光レンズとが一
    体化されてなる光結合モジュールよりなる光送信機と、
    該光送信機から出力されたレーザビームを伝搬する伝搬
    用光ファイバと、該伝搬用光ファイバにより伝搬されて
    きたレーザビームを受信する光受信機とを備えたサブキ
    ャリア多重光通信システムであって、 前記光結合モジュールを構成する発光素子と光ファイバ
    との間に、偏光子、ファラデー素子及び検光子からなる
    光アイソレータと該光アイソレータを光軸回りに回転自
    在に保持するアイソレータ保持台とから構成されるアイ
    ソレータ装置が固定されており、 前記光アイソレータに該光アイソレータの挿入損失の度
    合いを示す第1の表示部が設けられていると共に、前記
    アイソレータ保持台における前記第1の表示部と対応す
    る位置に前記光アイソレータの回転度合いを示す第2の
    表示部が設けられていることを特徴とするサブキャリア
    多重光通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005043207A1 (ja) * 2003-10-30 2005-05-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光送信装置
KR100731859B1 (ko) * 2005-05-31 2007-06-25 엘에스전선 주식회사 외부 광귀환 잡음특성의 향상구조를 갖는 레이저 다이오드
WO2014122909A1 (ja) * 2013-02-06 2014-08-14 日本電気株式会社 受光装置、光空間通信装置及び光空間通信方法

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