JPH09318221A - 冷温倉庫の保冷方法 - Google Patents

冷温倉庫の保冷方法

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JPH09318221A
JPH09318221A JP13665396A JP13665396A JPH09318221A JP H09318221 A JPH09318221 A JP H09318221A JP 13665396 A JP13665396 A JP 13665396A JP 13665396 A JP13665396 A JP 13665396A JP H09318221 A JPH09318221 A JP H09318221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
warehouse
cold
temperature chamber
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP13665396A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Hamasuna
順一 浜砂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
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Publication of JPH09318221A publication Critical patent/JPH09318221A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トータル的に効率的な断熱効果を発揮すると
共に、総合的に低廉に保冷を行なうことのできる冷温倉
庫の保冷方法を提供する。 【解決手段】 冷温倉庫1の外周に接して断熱材4から
なる氷温室3を設け、その氷温室3内に設置した複数の
製氷容器5内の水を夜間電力を利用して氷13にすると
共に、冷温倉庫1内の空気を氷温室3内に循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、安価な夜間電力を
利用して冷温倉庫の外周に設けた氷温室内で氷塊を製氷
または冷蔵し、その氷温室の冷気を利用して冷温倉庫の
保冷を断熱効率よく低廉に行なうことのできる冷温倉庫
の保冷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種食料品を長期間保存するため
に使用される、例えば0℃から5℃の冷温装置において
は、その四方壁外側などの外周の壁、天井、床などを適
宜な断熱材で内張りし、外部に設けた冷凍装置からその
冷温倉庫内に冷風を供給して所定の冷温を保持するよう
にしている。
【0003】しかしながら、上記従来方式によれば、冷
温倉庫の外周の断熱材構造に費用がかかると共に、常時
冷風を供給するための冷凍装置の容量を大きくする必要
があり、総合的にその設備費用とランニングコストがか
さむという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、冷温倉庫の
外周に氷温室を設けることにより氷温室自体が冷温倉庫
の断熱構造となってトータル的に効率的な断熱効果を発
揮すると共に、安価な夜間電力を利用して氷温室内で製
氷または氷塊の冷蔵を行ない総合的に低廉な保冷を行な
うことのできる冷温倉庫の保冷方法を提供することを解
決課題としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本は発明は、冷温倉庫の
四方及び天井などの外周に接して断熱材からなる氷温室
を設け、その氷温室内に設置した複数の製氷容器内の水
を夜間電力を利用して冷凍装置などにより氷にすると共
に、冷温倉庫内の空気を氷温室内に適宜循環させる冷温
倉庫の保冷方法からなり、また本発明は、上記と同様に
冷温倉庫の外周に接して断熱材からなる氷温室を設け、
その氷温室内に設置した複数の製氷容器内に冬期に取り
込んだ雪塊または氷塊を夜間電力を利用して冷蔵すると
共に、冷温倉庫内の空気を氷温室内に適宜循環させる冷
温倉庫の保冷方法からなる。
【0006】
【発明の実施例の形態】以下図面を参照して本発明の各
実施形態を説明するが、図1は本発明の保冷方法に適用
される一実施形態における冷温倉庫1の要部側断面図で
あり、図2は図1を縮小した配置説明用平断面図であ
る。まず、この実施形態の冷温倉庫1は、例えば0℃か
ら5℃の設定温度に保冷されるものであり、四方の壁外
側などの外周に接して倉庫入口2を除いて各々の壁と平
行に適当な幅と、冷温倉庫1と同じ高さの空間を有する
部屋からなる氷温室3を設け、氷温室3の周囲の壁、天
井、床などは適宜な断熱材から構成し、この氷温室3全
体を断熱構造としている。
【0007】次に、この氷温室3の中に多段式に複数の
製氷容器5、例えば製氷皿を設置し、これらの製氷容器
5内の水を、安価な夜間電力を利用して、図示されてい
ない冷凍装置により製氷して氷塊とする。さらに、氷温
室3の両サイドの壁または製氷容器5の中、あるいは製
氷容器5の間に適宜な径の空気冷温用パイプ6を配置
し、適宜な送風装置で冷温倉庫1内に空気冷温用パイプ
6内の冷たい空気を送り込み、逆に、冷温倉庫1内の上
層部空気を空気冷温用パイプ6内に吸引させて、冷温倉
庫1内の空気を氷温室3内に空気冷温用パイプを介して
適宜に循環させている。
【0008】例えば、この実施形態においては、氷温室
3内の温度を0℃前後とすることで、冷温倉庫1内を0
℃から5℃に保つように自動的に送風を調節できるよう
にしており、また、冷温倉庫1内の湿度の調節もできる
装置を適宜設けるようにしている。なお、氷温室3は適
宜な数の室に区切り、夜間電力を利用して、各室ごとに
順次氷塊を作るようにすると、一度に大量の電力を使用
することがなく効率的である。
【0009】以上のごとく、この実施形態の冷温倉庫1
においては、安価な夜間電力を利用して、氷13を作
り、その氷塊の冷気を昼間などに利用して冷温倉庫1の
空気を冷温かつ適湿に保つことができる。なお、図1に
示す実施形態の冷温倉庫1においては、屋根8側は断熱
材4で断熱しているが、この屋根8の断熱材4部分にも
氷温室3を設ければ、より効率的な断熱構造が得られ
る。
【0010】次に、図3は本発明の保冷方法に適用され
る他の実施形態における冷温倉庫1の要部側断面図であ
り、図4は図3を縮小した配置説明用平断面図であっ
て、図1及び図2の実施形態と同じ部品はそれぞれ同じ
符号で示している。この実施形態では、図1の冷温倉庫
1と同様に四つの壁外側の外周に形成された氷温室3の
各々の片側妻部に断熱構造の入口戸12を設けており、
この入口戸12を通して、氷温室3の空間内に丁度入る
大きさのかご型の製氷容器5付の軌道型または無軌道型
の台車9を、出し入れ操作しやすい大きさに分けて複数
個設置している。
【0011】そして、氷温室3内の冷温倉庫1側の壁面
の適当な高さに、水平方向のガイドレール13を設け、
かご型の製氷容器5の側面と喰み合うようにして、製氷
容器5付の台車9の転倒防止と誘導の役目をさせてい
る。これらのかご型の製氷容器5付きの台車9を氷温室
3から外部に引き出して、各製氷容器5内に冬期に雪塊
または氷塊10を取り込みの上、順次氷温室3の中に導
入して氷温室3の中に満しておく。
【0012】また、氷温室3の両サイド壁に沿わせて図
1と同様な空気冷却用パイプ6を配置して、図1で説明
したと同様に冷温倉庫1内の空気を氷温室3内に循環さ
せることにより、冷温倉庫1内を0℃から5℃に保つよ
う自動的に送風を調節し、また冷温倉庫1内の湿度も適
宜な装置を設けて調節できるようにしている。さらに、
この実施形態では、安価な夜間電力を利用して氷温室3
内に冷風を送り込み、夏期中に雪塊または氷塊10が溶
けるのを防止する冷蔵装置を具備している。
【0013】以上のごとく、この実施形態の冷温倉庫1
においては、冬期の自然の雪塊または氷塊10を利用し
て年間を通じて、トータル的に安価に冷温倉庫1内を冷
温かつ適湿に保つことができる。なお、図3の実施形態
では製氷容器5を、氷温室3から引き出す台車9上に取
り付けているが、台車9を使用せずに、氷温室3内の製
氷容器5内へ外部から雪塊または氷塊10をエアなどに
よる吹き込み装置の搬入手段で取り込んでもよい。また
図中11で示すのは排水溝である。
【0014】
【発明の効果】以上に説明した本発明の冷温倉庫の保冷
方法によれば、安価な夜間電力を利用して水を氷にした
り、雪塊または氷塊を冷蔵して昼間などにそれらの冷気
を利用でき、電力の有効利用になり、総合的なランニン
グコストが低廉となる。また、冷温倉庫の外周に氷温室
を設置しているので、それ自体が冷温倉庫の断熱構造と
なり、トータル的に効率的な断熱構造が得られる。
【0015】また、冷温倉庫内の空気を氷温室内に循環
して冷やすので、冷温倉庫内の空気の湿度も容易に調節
可能となり、さらに冷温倉庫内の空気を氷温室内に循環
するので、冷温倉庫内を一定温度に保つことが容易に行
なわれる。また、製氷皿などの製氷容器を複数個設けて
おり、順次製氷するようにすることにより、製氷効率が
良く、一度に大量の電力を使用することがなく効率的な
運転を行なうことができる。
【0016】さらに本発明では、冷温地区で冬期に雪塊
や氷塊などの自然エネルギーを断熱構造の氷温室内に貯
えて年間を通じて利用できるという利点がある。また、
冷温地区で冬期に外気が氷点下となっても、氷温室及び
冷温倉庫は断熱構造となっているため、外気に左右され
ず所定の温度を保つ食料保存用冷温倉庫として有効利用
できる。
【0017】さらに、人工冷蔵装置を適宜に具備させて
おくことにより、夏期のエネルギー消耗が激しい時も、
安価な夜間電力を利用して氷温室内の低温の維持をはか
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保冷方法に適用される一実施形態にお
ける冷温倉庫の要部側断面図である。
【図2】図1を縮小した配置説明用平断面図である。
【図3】本発明の保冷方法に適用される他の実施形態に
おける冷温倉庫の要部側断面図である。
【図4】図3を縮小した配置説明用平断面図である。
【符号の説明】
1 冷温倉庫 3 氷温室 4 断熱材 5 製氷容器 10 雪塊または氷塊 13 氷

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷温倉庫の外周に接して断熱材からなる
    氷温室を設け、その氷温室内に設置した複数の製氷容器
    内の水を夜間電力を利用して氷にすると共に、冷温倉庫
    内の空気を氷温室内に循環させる冷温倉庫の保冷方法。
  2. 【請求項2】 冷温倉庫の外周に接して断熱材からなる
    氷温室を設け、その氷温室内に設置した複数の製氷容器
    内に冬期に取り込んだ雪塊または氷塊を夜間電力を利用
    して冷蔵すると共に、冷温倉庫内の空気を氷温室内に循
    環させる冷温倉庫の保冷方法。
JP13665396A 1996-05-30 1996-05-30 冷温倉庫の保冷方法 Pending JPH09318221A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13665396A JPH09318221A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 冷温倉庫の保冷方法

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JPH09318221A true JPH09318221A (ja) 1997-12-12

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