JPH09318148A - 浴槽機器の操作盤 - Google Patents

浴槽機器の操作盤

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JPH09318148A
JPH09318148A JP8161069A JP16106996A JPH09318148A JP H09318148 A JPH09318148 A JP H09318148A JP 8161069 A JP8161069 A JP 8161069A JP 16106996 A JP16106996 A JP 16106996A JP H09318148 A JPH09318148 A JP H09318148A
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JP
Japan
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bathtub
display
water temperature
operation panel
bath
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JP8161069A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Hashida
光明 橋田
Hiroshi Kanamaru
宏 金丸
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴湯温度設定値と浴湯温度検出値とが比較的
短時間で一致するときは浴湯温度設定値のみを、それ以
外のときは浴湯温度設定値と浴湯温度検出値の双方を表
示することにより、従来の問題点を解決する。 【解決手段】 状態管理部69は給湯機入/切キー、入
浴スイッチのONを確認すると、風呂設定温度値の表示
画面を第1メモリ71、表示管理部75を介してLCD
パネル55に表示する。給湯機入/切キーのON、入浴
スイッチのOFF、浄化キーのONを確認すると、状態
管理部69はソフトキー『連続保温』の表示画面をLC
Dパネル55に表示する。『連続保温』のONを確認す
ると、状態管理部69は風呂現在温度値及び風呂設定温
度値の表示画面をLCDパネル55に表示する。『連続
保温』の表示画面の表示後に、『連続保温』のONを確
認できなかったときは、状態管理部69は温度値表示の
ない表示画面をLCDパネル55に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数機器の制御シ
ステムに用いられる操作盤において、各機器を統合的に
制御するための機能を備えた操作盤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】浴室関連機器の制御システムとして、浴
湯の加熱/保温機能を有する給湯機や、浴湯の浄化/保
温機能を有する浴湯循環浄化保温装置(以下、便宜上
「FTB(出願人の商標)」と略称する)等の加熱機器
を備えた構成の制御システムを例にとり説明する。
【0003】従来、浴槽に給湯機やFTB等の複数の浴
室関連の加熱機器を設備すると、各機器毎に固有の操作
盤(リモートコントローラ、略してリモコン)として、
図1に示すような給湯機リモコン1や、図2に示すよう
なFTBリモコン3等が夫々浴室内に設置される。そし
て、給湯機リモコン1の表示部には湯温設定値のみが、
FTBリモコン3の表示部には湯温設定値と湯温検出値
とが夫々表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に給湯機に対応して給湯機リモコン1を、また、FTB
に対応してFTBリモコン3を夫々備える方式では、ど
ちらが給湯機リモコン1でどちらがFTBリモコン3な
のか使用者が区別できなくなって誤操作する等混乱をき
たす場合があり、操作性が悪い。また、2個のリモコン
を設置しなければならないために、1個のリモコンを設
置するときより当然に取付作業に手間が掛るから、取付
作業の作業性も悪い。更に、2個のリモコンを浴室に設
置することとなるので美観を損ない見栄えも悪い。
【0005】そこで、給湯機やFTB等の複数の浴槽機
器を統合的に制御するための操作盤(統一リモートコン
トローラ、以下、統一リモコンという)が開発されるよ
うになってきた。
【0006】しかし、この統一リモコンにおいても、そ
の表示部に上述した給湯機やFTBの状態表示として湯
温等の温度表示を行なう場合には、以下のような問題点
が生じる。
【0007】即ち、給湯機リモコンと同様に湯温設定値
のみを表示する方式では、給湯機のOFF時にFTBの
電気ヒータのみで浴湯の保温を行なった場合に、ガスや
石油を熱源とする給湯機のON時と異なり、図3におい
て符号t1で示すようにかなりの時間(6時間程度)浴
湯の実温度と湯温設定値とが相違することとなる。
【0008】また、FTBリモコン3と同様に湯温設定
値と湯温検出値(浴湯の実温度)とを共に表示する方式
では、給湯機で浴湯の保温を行なった場合に、正確な湯
温検出値を表示する必要があるために、常時若しくは比
較的短い周期で浴槽水を循環させなければならないこと
となる。
【0009】従って本発明の目的は、浴槽水を加熱する
ための複数の浴槽機器を統合的に制御する操作盤におい
て、浴湯温度設定値と浴湯温度検出値とが比較的短時間
で一致するときは浴湯温度設定値のみを、それ以外のと
きは浴湯温度設定値と浴湯温度検出値の双方を表示する
ことにより、上記問題点を解決することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
う操作盤は、浴槽水を加熱するための複数の浴槽機器を
統合的に制御するもので、表示手段と、診断手段と、画
像情報選択手段とを備える。表示手段は、与えられた各
浴槽機器に関する画像情報を表示する。診断手段は、各
浴槽機器の加熱能力の大きさを診断する。画像情報選択
手段は、診断結果に応じて表示手段に出力する画像情報
を選択する。
【0011】本発明の第1の側面によれば、診断された
各浴槽機器の加熱能力の大きさに応じて表示手段に出力
する画像情報を選択することとしたので、浴湯温度設定
値と浴湯温度検出値とが比較的短時間で一致するときは
浴湯温度設定値のみを、それ以外のときは浴湯温度設定
値と浴湯温度検出値の双方を表示することができる。
【0012】本発明の第1の側面に係る好適な実施形態
では、画像情報選択手段は、診断手段により加熱能力が
比較的大きいと診断された浴槽機器が駆動していると
き、浴湯温度設定値のみを画像情報として表示手段に出
力する。また、画像情報選択手段は、診断手段により加
熱能力が比較的小さいと診断された浴槽機器が駆動して
いるとき、浴湯温度設定値及び浴湯温度検出値の双方を
夫々画像情報として表示手段に出力する。診断手段は、
各浴槽機器を個別に駆動することにより、浴湯温度検出
値が浴湯温度設定値と一致するのに要する時間の長さに
応じて各浴槽機器の加熱能力の大きさを診断する。
【0013】即ち、浴槽機器の加熱能力が比較的大きけ
れば、浴槽水温度が浴槽水温度設定値になるのにさほど
の時間を要しないから、浴槽水温度設定値だけを表示し
てもそれほど不具合はないが、浴槽機器の加熱能力が比
較的小さい場合には浴槽水温度が浴槽水温度設定値にな
るのに比較的長時間を要するから、浴槽水温度設定値と
共に浴槽水温度検出値を表示する必要がある。
【0014】なお、診断手段は、各浴槽機器の種類に応
じて各浴槽機器の加熱能力の大小を診断することとして
も良い。
【0015】本発明の第2の側面に従う操作盤は、複数
の浴槽機器を統合的に制御するためのもので、表示手段
と、表示画面切替手段とを備える。表示手段は、与えら
れた浴槽機器に関する表示画面を表示する。表示画面切
替手段は、与えられた指令に対応する表示画面を選択し
て、この選択した表示画面を表示すべく表示手段に表示
中の表示画面の表示切替を行なう。各表示画面は、各表
示画面中の共通する表示項目の表示態様が各機器毎に相
違するよう設定されている。
【0016】この表示項目は、各浴槽機器の制御対象の
状態を示すイメージ、例えば、浴槽の形状表示である。
【0017】このように、本発明の第2の側面によれ
ば、各表示画面は、各表示画面中の共通する表示項目の
表示態様が各機器毎に相違するよう設定されているの
で、画面表示の効率化を図ることができると共に、操作
性や視認性の向上をも図ることができる。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面によ
り詳細に説明する。
【0019】図4は、本発明の一実施形態に係る浴槽機
器の制御システムの全体構成を示すブロック図である。
【0020】上記システムは、ガスや石油を熱源とし、
浴槽21内への差し湯や自動保温機能としての浴槽湯の
追焚きを行う給湯機23と、電気ヒータを熱源とし、浴
槽湯を循環させて濾過し保温するFTB25とを備え
る。上記システムは、更に、これら各浴槽機器23、2
5と通信及び給電ケーブル30、32を介して接続さ
れ、各浴槽機器23、25を統合的に制御する統一リモ
コン29をも備える。
【0021】図5は、上述した統一リモコン29の正面
図である。
【0022】図5において、統一リモコン29のケーシ
ング前面には、所定の電圧が印加されることにより駆動
するLCDパネル55が配置されている。また、統一リ
モコン29のケーシング前面には、LCDパネル55に
加えて画面点/消灯キー59と、所定の幾つかの機能を
選択するための機能選択キー61と、運転する浴槽機器
を選択するための機器選択キー63も配置されている。
画面点/消灯キー59〜機器選択キー63は、いずれも
機械的な構成のハードキーであり、これらは図5に示す
ハードキー操作部65を構成している。
【0023】上記各部の構成について更に説明すれば、
LCDパネル55には、例えば、風呂の温度や水位など
の状態表示、及び、上記各種選択キー61〜63により
選択された機器や機能に関する細かい機能の選択キーな
どの画像情報が、コントロール部67によって表示され
る。
【0024】機能選択キー61、機器選択キー63は具
体的には次のようなものである。
【0025】機能選択キー61としては、FTB25の
持つ浴槽浄化機能を選択するための浄化キー及びシャワ
ー優先キー、並びに、給湯機23の自動運転機能を選択
するための入浴キーがある。
【0026】また、機器選択キー63としては、給湯機
23の運転/停止を選択する給湯機入/切キー、気泡発
生機の運転/停止を選択するブローキー(本実施形態で
は、気泡発生機が非接続であるため、ブローキーのON
信号の受け付けは行なわない)、及び内蔵インターホン
(図示せず)を利用するための呼出キーがある。
【0027】本実施形態では、各浴槽機器23、25の
運転スイッチ及び主機能スイッチについてはハードキー
として統一リモコン29のケーシング前面に配置し、各
浴槽機器23、25の付加機能スイッチ及び諸設定スイ
ッチについては、表示/消去可能にLCDパネル55に
表示されるソフトキーとした。そして、各スイッチの名
称については、機器別ではなく機能別に区分けすること
により、操作性を重視し使い勝手の向上を図ったもので
ある。なお、統一リモコン29の内部には、図6に示す
ような機能構成のコントロール部67が内蔵されてい
る。
【0028】図6は、図5の統一リモコン29が備える
コントロール部67の機能構成を示すブロック図であ
る。
【0029】このコントロール部67は、浴槽機器の通
信回路(以下、「通信回路」と略記する)77を通じて
前述した給湯機やFTB等の各浴槽機器(以下、纏めて
「浴槽機器23」で示す)に接続されているのみなら
ず、ハードキー操作部65、及びLCDパネル55にも
接続されている。コントロール部67は、状態管理部6
9と、第1メモリ71と、第2メモリ73と、表示管理
部75とを備える。
【0030】表示管理部75は、LCDパネル55及び
ハードキー操作部65とコントロール部67との間のイ
ンタフェースとして機能するもので、状態管理部69を
介して第2メモリ73から読み出された表示処理プログ
ラムに従って動作する。
【0031】この動作には、そのときの浴槽機器23の
接続状態(即ち、給湯機、FTB、或いは気泡発生機の
いずれが接続されているか)に適合した画像情報(一例
として、図5に示す元画面)を選択してLCDパネル5
5に出力する処理がある。また、ハードキー操作部65
やLCDパネル55からのキー入力情報を受け付け又は
受け付けない処理や、受け付けたキー入力情報を状態管
理部69に出力する処理もある。
【0032】更に、受け付けたキー入力情報に基づいて
LCDパネル55に表示されている画像情報を変更する
処理もある。本実施形態では、図5に示した給湯機入/
切キー、及び入浴スイッチのON情報が共にハードキー
操作部65より与えられたときは他のスイッチのON情
報の有無とは無関係に、状態管理部69を介して風呂設
定温度値を表示する図7(a)の表示画面を第1メモリ
71から読み出し、LCDパネル55に表示する。ま
た、図5に示した浄化キーのON情報のみがハードキー
操作部65より与えられたときも、状態管理部69を介
して図7(a)の表示画面を第1メモリ71から読み出
し、LCDパネル55に表示する。そして、上記表示画
面中のソフトキー『連続保温』のON情報がLCDパネ
ル55から与えられると、状態管理部69を介して風呂
現在温度値と風呂設定温度値とが共に表示される図7
(b)の表示画面を第1メモリ71から読み出し、図7
(a)の表示画面に替えてLCDパネル55に表示す
る。なお、給湯機入/切キー、及び浄化キーが共にOF
Fだったとき、給湯機入/切キーがOFFで浄化キーが
ONで、且つ、ソフトキー『連続保温』がOFFのとき
は、上記温度値表示のない表示画面(図示しない)を第
1メモリ71から読み出し、図7(a)の表示画面に替
えてLCDパネル55に表示する。
【0033】第2メモリ73は、各浴槽機器(本実施形
態では給湯機とFTB)23の種々の組合わせに応じた
種々の表示処理プログラムを蓄積している。第2メモリ
73は、状態管理部69により「接続」と判定された浴
槽機器の組合わせに適合した表示処理プログラムが選択
されると、そのプログラムを表示管理部75に出力す
る。
【0034】表示処理プログラムとしては、例えば、本
実施形態のように接続機器が給湯機とFTBであるとき
に適用する複数機器の組合わせ用プログラムが挙げられ
る。表示処理プログラムは、例えば、図5に示す元画面
に代表されるような接続機器の組合せに適合した幾種類
かの画像情報や、非接続の浴槽機器に関するキー入力操
作を受け付けない機能や、同一キーからの入力情報を接
続されている浴槽機器の組合わせに応じて異なる意味に
解釈する機能等を含んでいる。本実施形態では、前述し
たように気泡発生機が非接続であるため、上記受け付け
拒否機能によりブローキーの入力操作は受け付けられな
い。
【0035】第1メモリ71は、各浴槽機器(本実施形
態では給湯機とFTB)23の種々の組合わせに応じた
種々の操作処理及びシーケンス制御プログラムを蓄積し
ている。第1メモリ71は、状態管理部69により「接
続」と判定された浴槽機器の組合わせに適合した操作処
理及びシーケンス制御プログラムが選択されると、その
プログラムを状態管理部69に出力する。
【0036】操作処理及びシーケンス制御プログラムと
しては、例えば、本実施形態のように接続機器が給湯機
とFTBであるときに適用する複数機器の組合わせ用プ
ログラムが挙げられる。
【0037】第1メモリ71は、更に、図7(a)に示
すような風呂設定温度値を表示する表示画面や、図7
(b)に示すような風呂現在温度値と風呂設定温度値と
が共に表示される表示画面や、上記温度値表示のない表
示画面(図示しない)等を画像情報として蓄積してい
る。なお、上述した各表示画面情報中、各機器や各機能
の状態等を表わす情報、数値情報については、各機器の
センサ群等から与えられるものであるのは勿論である。
第1メモリ71は、上述した種々の表示画面情報の中か
ら状態管理部69により選択された表示画面情報を、表
示管理部75に出力する。なお、各表示画面情報のLC
Dパネル55への表示に関わる処理動作については、後
に詳述する。
【0038】状態管理部69は、各浴槽機器23の接続
/非接続を確認する機能と、接続を確認した浴槽機器2
3のシーケンス制御を実行する機能と、接続を確認した
浴槽機器23からの各種センサ情報を解析して各浴槽機
器23の状態を確認する機能とを備える。
【0039】状態管理部69による上記接続/非接続の
確認は、例えば、まず各浴槽機器23に対応する8ビッ
ト又は16ビットのシリアルデータを各々独自のプロト
コルで通信回路77から各ケーブル(30、32)を通
じて各浴槽機器23に送信する。そして、各浴槽機器2
3側で各データを受信すると状態管理部69に確認デー
タを送信し、この確認データが返ってくることを状態管
理部69側で確認することにより行われる。
【0040】本実施形態では、この通信が3回連続して
正常に行われた時に「接続」と判定し、一方、9回連続
して正常な通信ができなかった時に「非接続」と判定す
るようにしている。なお、具体的通信方法としては、上
記以外にも、各浴槽機器23と状態管理部69との間
で、プロトコルはどの浴槽機器も共通としてデータだけ
各浴槽機器毎に異ならせる方法、データを共通としてプ
ロトコルを異ならせる方法、或いは、データ及びプロト
コルを共通として確認データのみを異ならせる方法等が
ある。また、各浴槽機器から状態管理部69へ一方的に
データを周期的に送信するようにしておき、このデータ
を所定時間以上に亘って状態管理部69が受信しなかっ
たときに「非接続」と判断するようにしてもよい。状態
管理部69は、上記判定結果に基づいて第1メモリ7
1、及び第2メモリ73に夫々アクセスする。状態管理
部69は、表示管理部75からの要求に応じて第2メモ
リ73から表示処理プログラムを読み出し、表示管理部
75に与える。
【0041】状態管理部69は、また、第1メモリ71
から組込んだ操作処理及びシーケンス制御プログラムに
従って、表示管理部75を介して渡されるキー入力情報
(ハードキー操作部65やLCDパネル55のキー操作
情報)に基づき、通信回路77を通じて各浴槽機器23
のシーケンス制御を実行する。
【0042】状態管理部69は、更に、表示管理部75
を介してハードキー操作部65やLCDパネル55から
与えられる上述した各種スイッチ操作情報に基づき、給
湯機23、及びFTB25の状態が、図8に示す4つの
パターンのいずれに該当するかを判定する。
【0043】まず、図5で示した給湯機入/切キー、及
び入浴スイッチのON情報が与えられたときは給湯機2
3の自動保温機能を作動させるから、各浴槽機器23の
状態は図8においてパターンで示される。パターン
では、ガスや石油を熱源とする加熱能力の比較的大きい
給湯機23が駆動されるため、浴槽水温度の立上りは図
8の浴槽水温度曲線90に示すように急峻である。即
ち、給湯機23の自動保温機能を作動させた0時から、
浴槽水温度が上昇して風呂設定温度値Tsに一致するま
での間の時間t2は、極めて短い。
【0044】次に、パターンにおいて、時間t3が経
過した後(6時)に給湯機入/切キーのOFF情報が与
えられ、且つ、浄化キー、及びソフトキー『連続保温』
のON情報が与えられなかったときは給湯機23、及び
FTB25を駆動停止状態にするから、各浴槽機器23
の状態は図8においてパターンで示される。パターン
では、給湯機23、及びFTB25が共に駆動停止さ
れるため、浴槽水温度は浴槽水温度曲線90に示すよう
にかなり急傾斜で風呂設定温度値Tsから下降する。
【0045】次に、パターンにおいて、6時から時間
t4が経過した後に浄化キー、及びソフトキー『連続保
温』のON情報が与えられたときは、FTB25の保温
機能を作動させるから、各浴槽機器23の状態は図8に
おいてパターンで示される。パターンでは、電気ヒ
ータを熱源とする加熱能力の比較的小さいFTB25が
駆動されるため、浴槽水温度の立上りは浴槽水温度曲線
90で示すように、比較的なだらかである。即ち、浴槽
水温度が上昇して風呂設定温度値Tsに一致するまでの
間の時間は、符号t5で示すように比較的長い(約6時
間)。
【0046】更に、パターンにおいて、浴槽水温度が
風呂設定温度値Tsに一致してから時間t6が経過した後
(18時)に給湯機入/切キー、及び入浴スイッチのO
N情報も与えられたときは、給湯機23の自動保温機能
と共にFTB25の保温機能をも作動させるから、各浴
槽機器23の状態は図8のパターンで示される。パタ
ーンでは、加熱能力の比較的大きい給湯機23と、加
熱能力の比較的小さいFTB25とが共に駆動されるた
めに、浴槽水温度曲線90と風呂設定温度値Tsとは完
全に一致している。
【0047】そこで、本実施形態では、各浴槽機器23
の状態がパターン又はパターンであると判定したと
き、図7(a)の表示画面を、パターンであると判定
したとき、図7(b)の表示画面を、状態管理部69が
第1メモリ71から読み出し、表示管理部75を介して
LCDパネル55に表示させることとした。なお、各浴
槽機器23の状態がパターンであると判定したとき
は、給湯機23もFTB25も共に駆動停止中であるの
で、前述した温度値表示のない表示画面(図示しない)
を第1メモリ71から読み出しLCDパネル55に表示
させることとなる。
【0048】次に、以上のように構成された統一リモコ
ン29の制御動作を、図9のフローチャートを参照しな
がら説明する。
【0049】まず、給湯機入/切キー、及び入浴スイッ
チの双方のONを確認したときには(ステップS10
1、S102)、図7(a)に示すような風呂設定温度
値を表示する表示画面をLCDパネル55に表示させる
(ステップS107)。給湯機入/切キーのON、入浴
スイッチのOFF、及び浄化キーのONを確認したとき
には(ステップS101、S102、S103)、ソフ
トキー『連続保温』の表示画面(例えば、図7(a)の
表示画面)をLCDパネル55に表示させる(ステップ
S104)。そして、ソフトキー『連続保温』のONを
確認すると(ステップS105)、図7(b)に示すよ
うな風呂現在温度値と風呂設定温度値とを共に表示する
表示画面をLCDパネル55に表示させる(ステップS
106)。
【0050】なお、ステップS104において、ソフト
キー『連続保温』の表示画面を表示した後に、『連続保
温』のONを確認できなかったときは(ステップS10
5)、温度値表示のない表示画面をLCDパネル55に
表示させる(ステップS108)。給湯機入/切キー、
及び入浴スイッチのONを確認した後に(ステップS1
01、S102)、浄化キーのONを確認できなかった
とき(ステップS103)や、給湯機入/切キー、及び
浄化キーが共にOFFのときも温度値表示のない表示画
面をLCDパネル55に表示させる(ステップS10
8)。
【0051】以上説明したように、本発明の一実施形態
によれば、給湯機23のOFF時にFTB25のみで浴
湯の保温を行なうときには、風呂現在温度値と風呂設定
温度値とを共に表示する表示画面をLCDパネル55に
表示することとしたので、長時間(6時間程度)、浴湯
の実温度と湯温設定値とが相違しても問題はない。
【0052】また、給湯機23で浴湯の保温を行なうと
きには、風呂設定温度値のみを表示する表示画面をLC
Dパネル55に表示することとしたので、正確な湯温を
検出する必要がないために、常時若しくは比較的短い周
期で浴槽水を循環させなくて済む。
【0053】図10乃至図12は、夫々本発明の他の実
施形態に係る表示画面を示すもので、図10は、風呂設
定画面を、図11は、シャワー画面を、図12は、ブロ
ー画面を示している。
【0054】図10の風呂設定画面は、図5のLCDパ
ネル55に表示される元画面(メイン画面)のソフトキ
ー『風呂温度・水位』をONすることにより、図11の
シャワー画面は、元画面のソフトキー『シャワー温度』
をONすることにより、夫々図5(又は図7)に示す元
画面から表示が切り替る。また、図12のブロー画面
は、図5の統一リモコン29が備える機器選択キー63
としてのブローキーをONすることにより、図5(又は
図7)に示す元画面から表示が切り替るものである。
【0055】本実施形態では、各々が固有の情報を表示
する各表示画面毎に、各表示画面の特徴に適合した最も
効率的な表示が行なえるよう、各表示画面における浴槽
形状表示の位置を可変することとしたものである。例え
ば、図10の風呂設定画面では、風呂温度・水位設定用
ソフトキー『+』、『−』の表示スペースを生み出すた
めに、浴槽形状表示は画面の右側に移動させている。次
に、図11のシャワー画面では、浴湯に関する諸情報
(湯温や水位等)を表示する必要がないので、浴槽形状
表示は画面から消去されている。更に、図12のブロー
画面では、『ブロー機能のモード切替え』、『背・足強
弱調整用』等のソフトキー のレイアウト表示のため
に、浴槽形状表示の態様が元画面とは大きく相違してい
る。
【0056】図13は、本発明の他の実施形態に係る統
一リモコンの制御動作を示すフローチャートである。
【0057】図13において、まず、LCDパネル55
に図5(又は図7)で示したような元画面(メイン画
面)を表示し(ステップS111)、その風呂温度・水
位設定用ソフトキー『+』、『−』のONを確認すると
(ステップS112)、LCDパネル55の表示を図1
0の風呂設定画面に切替える(ステップS113)。そ
して、風呂設定画面のソフトキー『元画面へ』がONさ
れたときには(ステップS114)、再び元画面に表示
を切替える(ステップS111)。
【0058】ステップS112で、風呂温度・水位設定
用ソフトキー『+』、『−』のONを確認できず、ソフ
トキー『シャワー温度』のONを確認すると(ステップ
S1120)、LCDパネル55の表示を図11のシャ
ワー画面に切替える(ステップS115)。そして、シ
ャワー画面のソフトキー『元画面へ』がONされたとき
には(ステップS116)、再び元画面に表示を切替え
ることとなる(ステップS111)。
【0059】ステップS120で、ソフトキー『シャワ
ー温度』のONを確認できず、ブローキーのONを確認
すると(ステップS121)、LCDパネル55の表示
を図12のブロー画面に切替える(ステップS11
7)。そして、ブローキーがOFFされるまでの間、気
泡発生機(図示しない)を運転する(ステップS11
8、S119)。なお、ステップS121で、ブローキ
ーのONも確認できないときは再び元画面に表示を切替
える(ステップS111)。
【0060】このように、本実施形態では、LCDパネ
ル55に表示される画面のイラストや、ソフトキーの表
示数や、レイアウト等に応じて浴槽形状表示の態様を変
更・消去することにより、画面表示の効率化を図ること
ができると共に、操作性や視認性の向上をも図ることが
できる。
【0061】上述した内容は、あくまで本発明の各実施
形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限
定されることを意味するものでないのは勿論である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
浴槽水を加熱するための複数の浴槽機器を統合的に制御
する操作盤において、浴湯温度設定値と浴湯温度検出値
とが比較的短時間で一致するときは浴湯温度設定値のみ
を、それ以外のときは浴湯温度設定値と浴湯温度検出値
の双方を表示することにより、従来の問題点を解決する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の浴室関連機器の制御システムのリモコン
を示した図。
【図2】従来の浴室関連機器の制御システムのリモコン
を示した図。
【図3】FTBの保温機能を作動させたときの浴湯温度
の変化を示した図。
【図4】本発明の一実施形態に係る浴室関連機器の制御
システムのブロック図。
【図5】一実施形態の統一リモコンの正面図。
【図6】統一リモコンが備えるコントロール部の機能構
成のブロック図。
【図7】一実施形態に係る表示画面としての元画面を示
した図。
【図8】一実施形態の給湯機及びFTBの運転状態と浴
槽水の温度変化とを示す説明図。
【図9】図6の構成の制御動作を示すフローチャート。
【図10】他の実施形態に係る表示画面としての風呂設
定画面を示した図。
【図11】他の実施形態に係る表示画面としてのシャワ
ー画面を示した図。
【図12】他の実施形態に係る表示画面としてのブロー
画面を示した図。
【図13】他の実施形態に係る統一リモコンの制御動作
を示すフローチャート。
【符号の説明】
21 浴槽 23 給湯機 25 FTB 29 統一リモコン 55 LCDパネル 59 画面点/消灯キー 61 機能選択キー 63 機器選択キー 65 ハードキー操作部 67 コントロール部 69 状態管理部 71 第1メモリ 73 第2メモリ 75 表示管理部 77 通信回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽水を加熱するための複数の浴槽機器
    を統合的に制御する操作盤において、 与えられた前記各浴槽機器に関する画像情報を表示する
    表示手段と、 前記各浴槽機器の加熱能力の大きさを診断する診断手段
    と、 前記診断結果に応じて前記表示手段に出力する画像情報
    を選択する画像情報選択手段と、 を備えることを特徴とする操作盤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の操作盤において、 前記画像情報選択手段は、前記診断手段により加熱能力
    が比較的大きいと診断された浴槽機器が駆動していると
    き、浴湯温度設定値のみを画像情報として前記表示手段
    に出力することを特徴とする操作盤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の操作盤において、 前記画像情報選択手段は、前記診断手段により加熱能力
    が比較的小さいと診断された浴槽機器が駆動していると
    き、浴湯温度設定値及び浴湯温度検出値の双方を夫々画
    像情報として前記表示手段に出力することを特徴とする
    操作盤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の操作盤において、 前記診断手段は、前記各浴槽機器を個別に駆動すること
    により、浴湯温度検出値が浴湯温度設定値と一致するの
    に要する時間の長さに応じて前記各浴槽機器の加熱能力
    の大きさを診断することを特徴とする操作盤。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の操作盤において、 前記診断手段は、前記各浴槽機器の種類に応じて前記各
    浴槽機器の加熱能力の大小を診断することを特徴とする
    操作盤。
  6. 【請求項6】 複数の浴槽機器を統合的に制御するため
    の操作盤において、 与えられた前記浴槽機器に関する表示画面を表示する表
    示手段と、 与えられた指令に対応する表示画面を選択して、この選
    択した表示画面を表示すべく前記表示手段に表示中の表
    示画面の表示切替を行なう表示画面切替手段とを備え、 前記各表示画面は、各表示画面中の共通する表示項目の
    表示態様が前記各機器毎に相違するよう設定されている
    ことを特徴とする操作盤。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の操作盤において、 前記各表示画面中の共通する表示項目は、前記各浴槽機
    器の制御対象の状態を示すイメージであることを特徴と
    する操作盤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020009734A (ko) * 2000-07-26 2002-02-02 김철병 하나의 룸콘을 이용한 다수 개의 보일러 제어방법

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