JPH09318097A - 冬期専用除湿機 - Google Patents
冬期専用除湿機Info
- Publication number
- JPH09318097A JPH09318097A JP8161035A JP16103596A JPH09318097A JP H09318097 A JPH09318097 A JP H09318097A JP 8161035 A JP8161035 A JP 8161035A JP 16103596 A JP16103596 A JP 16103596A JP H09318097 A JPH09318097 A JP H09318097A
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- JP
- Japan
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- frame
- room
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冬期に窓ガラスなどで発生する結露水を防止
する除湿機に関するものである。 【構成】 枠体1内に位置する複数の空気パイプ5を縦
に並べた多数の放熱板4を貫通して取付け、該空気パイ
プ5の端はU字形部5aで連通して一本の管路を形成す
る。空気パイプ5の入口側の端を室外に連通し、出口側
には吸引ファン6を取り付けて、吸引ファン6の吐出側
を室外に連通する。扁平な枠体1の上面のほぼ全体に空
気口2を、また枠体1の下部には上面の空気口2に匹敵
する大きさの空気流出口3を設け、室外の冷却した空気
は吸引ファンによって空気パイプ5内を流れて放熱板4
を冷却し 枠体1内に拡散した空気が空気パイプ5及び
放熱板4の表面で水蒸気を結露させ、放熱板4の下方に
設けたドレン受け7でドレン水を集める構成である。
する除湿機に関するものである。 【構成】 枠体1内に位置する複数の空気パイプ5を縦
に並べた多数の放熱板4を貫通して取付け、該空気パイ
プ5の端はU字形部5aで連通して一本の管路を形成す
る。空気パイプ5の入口側の端を室外に連通し、出口側
には吸引ファン6を取り付けて、吸引ファン6の吐出側
を室外に連通する。扁平な枠体1の上面のほぼ全体に空
気口2を、また枠体1の下部には上面の空気口2に匹敵
する大きさの空気流出口3を設け、室外の冷却した空気
は吸引ファンによって空気パイプ5内を流れて放熱板4
を冷却し 枠体1内に拡散した空気が空気パイプ5及び
放熱板4の表面で水蒸気を結露させ、放熱板4の下方に
設けたドレン受け7でドレン水を集める構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は室内空気中の湿度を自
然対流によって除湿する冬期専用の除湿機に関する。
然対流によって除湿する冬期専用の除湿機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在商品化されている除湿機能のある商
品は、フロンガスなどの冷媒を圧縮器で圧縮する冷凍回
路を用いるものが主流であり、一部には直流電流を使う
ペルチェ素子で冷却面を作るものがあり、冷却部で空気
中の水蒸気を結露させて除湿する構成である。
品は、フロンガスなどの冷媒を圧縮器で圧縮する冷凍回
路を用いるものが主流であり、一部には直流電流を使う
ペルチェ素子で冷却面を作るものがあり、冷却部で空気
中の水蒸気を結露させて除湿する構成である。
【0003】一方、水蒸気の吸着効果を利用するものが
あり、空気が通過する吸着材ロータを用い、一部で水蒸
気の吸着をしたロータを他部に回転し、この部分では室
外に放出する加熱空気で吸着した水蒸気の乾燥を行な
い、乾燥した吸着材ロータを再び吸着部に回転する構成
で連続除湿するものがある。また、狭い空間では吸着材
を直接セットして水蒸気を吸着して乾燥空気を作るもの
がある。
あり、空気が通過する吸着材ロータを用い、一部で水蒸
気の吸着をしたロータを他部に回転し、この部分では室
外に放出する加熱空気で吸着した水蒸気の乾燥を行な
い、乾燥した吸着材ロータを再び吸着部に回転する構成
で連続除湿するものがある。また、狭い空間では吸着材
を直接セットして水蒸気を吸着して乾燥空気を作るもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧縮器を用いる冷凍回
路で除湿機を構成すると、除湿能力については充分であ
るが、この装置では部品点数が大型のエアコンとほとん
ど同じであり、安価に製造することは極めて困難で、冷
風機や小形の窓エアコンに匹敵する値段になってしまう
ものである。
路で除湿機を構成すると、除湿能力については充分であ
るが、この装置では部品点数が大型のエアコンとほとん
ど同じであり、安価に製造することは極めて困難で、冷
風機や小形の窓エアコンに匹敵する値段になってしまう
ものである。
【0005】また、ロータ状の吸着材を用いるもので
は、極めて低湿度まで除湿できる性能があるが、ロータ
や送風機が大型になり、家庭用に気軽に利用できるよう
に小形化することは困難である。
は、極めて低湿度まで除湿できる性能があるが、ロータ
や送風機が大型になり、家庭用に気軽に利用できるよう
に小形化することは困難である。
【0006】一方、ペルチェ効果を利用するものは小形
にできるために家庭用の除湿機が作られたこともあった
が、エネルギー効率が非常に悪く、性能の割には維持費
が係り、今一つ普及していない状態にある。
にできるために家庭用の除湿機が作られたこともあった
が、エネルギー効率が非常に悪く、性能の割には維持費
が係り、今一つ普及していない状態にある。
【0007】このように除湿機の家庭への普及には問題
点が多いが、冬期の日本の家庭では窓ガラスなどで大量
の結露水が発生しており、ガラスや窓サッシュをベタベ
タにしたまま放置しているのが現状である。そして、こ
のような状態では、目につきにくい押し入れの隅などで
も結露水が発生し、収納物を汚したり、かびを発生させ
てしまうなどの問題点が多い。このため、押し入れなど
では吸着材をセットすることが行なわれるが、吸着材は
すぐに吸着能力が無くなり、頻繁に取り替えが必要にな
るものであり、家庭用に適した安価な除湿機の要求があ
る。
点が多いが、冬期の日本の家庭では窓ガラスなどで大量
の結露水が発生しており、ガラスや窓サッシュをベタベ
タにしたまま放置しているのが現状である。そして、こ
のような状態では、目につきにくい押し入れの隅などで
も結露水が発生し、収納物を汚したり、かびを発生させ
てしまうなどの問題点が多い。このため、押し入れなど
では吸着材をセットすることが行なわれるが、吸着材は
すぐに吸着能力が無くなり、頻繁に取り替えが必要にな
るものであり、家庭用に適した安価な除湿機の要求があ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するこ
の発明は、扁平な枠体1の上面のほぼ全体に空気口2を
設け、かつ、枠体1の下部には上面の空気口2に匹敵す
る大きさの空気流出口3を設け、該枠体1内には縦に並
べた多数の放熱板4を貫通して複数の空気パイプ5を取
付け、該複数の空気パイプ5の端はU字形部5aで連通
して連続する一本の管路を形成すると共に、空気パイプ
5の出口側の端には空気の吸引ファン6を取付け、該吸
引ファン6の吐出側は室外に連通し、前記空気パイプ5
の入口側の端も室外に連通し、かつ、多数の放熱板4の
下方にはドレン受け7を取付け、枠体1内の空気は室外
の空気が通過する空気パイプ5及び放熱板4によって冷
却され、室内空気中の水蒸気が結露することによって除
湿を行なうものである。
の発明は、扁平な枠体1の上面のほぼ全体に空気口2を
設け、かつ、枠体1の下部には上面の空気口2に匹敵す
る大きさの空気流出口3を設け、該枠体1内には縦に並
べた多数の放熱板4を貫通して複数の空気パイプ5を取
付け、該複数の空気パイプ5の端はU字形部5aで連通
して連続する一本の管路を形成すると共に、空気パイプ
5の出口側の端には空気の吸引ファン6を取付け、該吸
引ファン6の吐出側は室外に連通し、前記空気パイプ5
の入口側の端も室外に連通し、かつ、多数の放熱板4の
下方にはドレン受け7を取付け、枠体1内の空気は室外
の空気が通過する空気パイプ5及び放熱板4によって冷
却され、室内空気中の水蒸気が結露することによって除
湿を行なうものである。
【0009】
【作用】この発明は日本において結露水の問題が起きる
のは外気温が低下する冬期に限られていることに着目し
たもので、扁平な枠体1の上面と枠体1の下部とに空気
口2及び空気流出口3を設け、かつ、枠体1内には吸引
ファン6によって冬期の冷たい室外空気が通過する熱交
換装置を構成したもので、室内空気は枠体1内に拡散
し、冷却されて空気中の水蒸気が放熱板4の表面で結露
し、一方、枠体1内に入った空気は乾燥状態になって温
度を低下して、下部の空気流出口3から排出されるもの
である。
のは外気温が低下する冬期に限られていることに着目し
たもので、扁平な枠体1の上面と枠体1の下部とに空気
口2及び空気流出口3を設け、かつ、枠体1内には吸引
ファン6によって冬期の冷たい室外空気が通過する熱交
換装置を構成したもので、室内空気は枠体1内に拡散
し、冷却されて空気中の水蒸気が放熱板4の表面で結露
し、一方、枠体1内に入った空気は乾燥状態になって温
度を低下して、下部の空気流出口3から排出されるもの
である。
【0010】この発明では空気口2及び空気流出口3の
面積を大きくして、従来のこの種の装置に不可欠であっ
た室内空気の対流ファンをなくし、自然対流による拡散
で室内空気が枠体1内に入り易いようにしたものであ
る。そして、枠体1に入った空気もすぐに枠体1内から
外に出ることはなく、放熱板4との間の接触時間が長く
なり、この間に空気中の水蒸気が放熱板4の表面で確実
に結露するようになった。また、放熱板4によって結露
した水はドレン受け7に流下し、適宜廃棄することがで
きる。
面積を大きくして、従来のこの種の装置に不可欠であっ
た室内空気の対流ファンをなくし、自然対流による拡散
で室内空気が枠体1内に入り易いようにしたものであ
る。そして、枠体1に入った空気もすぐに枠体1内から
外に出ることはなく、放熱板4との間の接触時間が長く
なり、この間に空気中の水蒸気が放熱板4の表面で確実
に結露するようになった。また、放熱板4によって結露
した水はドレン受け7に流下し、適宜廃棄することがで
きる。
【0011】この為、空気パイプ5によって室外に排出
される空気に移動するエネルギーは主として水蒸気の冷
却・結露に使われ、枠体1内を循環する空気量が少ない
ものの確実に除湿されるものであり、かつ、室温の低下
として室内から放出されるエネルギーを少なくすること
ができた。
される空気に移動するエネルギーは主として水蒸気の冷
却・結露に使われ、枠体1内を循環する空気量が少ない
ものの確実に除湿されるものであり、かつ、室温の低下
として室内から放出されるエネルギーを少なくすること
ができた。
【0012】
【実施例】図に示す実施例によってこの発明を説明する
と、1は扁平な除湿機の枠体、2は枠体1の薄幅の上面
のほぼ全体にあけられた空気口、3は枠体1の下部に設
けた空気流出口であり、該空気流出口3は枠体1の下部
の前板と背板と底板とにあけられており、全体の大きさ
は枠体1の上面に設けた空気口2に匹敵する大きな開口
面積を有している。
と、1は扁平な除湿機の枠体、2は枠体1の薄幅の上面
のほぼ全体にあけられた空気口、3は枠体1の下部に設
けた空気流出口であり、該空気流出口3は枠体1の下部
の前板と背板と底板とにあけられており、全体の大きさ
は枠体1の上面に設けた空気口2に匹敵する大きな開口
面積を有している。
【0013】4は枠体1内に縦に多数並べた放熱板、5
は放熱板4を貫通して複数本並設した空気パイプ、5a
は複数の空気パイプ5の内で、隣り合った二本の空気パ
イプ5の端を連通するU字形部であり、該U字形部5a
によって複数本の空気パイプ5はの端が連通しており、
全体で一本の管路を形成している。
は放熱板4を貫通して複数本並設した空気パイプ、5a
は複数の空気パイプ5の内で、隣り合った二本の空気パ
イプ5の端を連通するU字形部であり、該U字形部5a
によって複数本の空気パイプ5はの端が連通しており、
全体で一本の管路を形成している。
【0014】6は放熱板4の下部に位置して空気パイプ
5の出口側を構成する端に取付けた吸引ファン、5bは
吸引ファン6の吐出側に取り付けた吐出パイプ、5cは
空気パイプ5の入口側に取り付けた吸入パイプである。
8は室外に連絡する二重管で構成した吸排気トップであ
り、該吸排気トップ8は吐出パイプ5b及び吸入パイプ
5cによって空気パイプ5と連通している。
5の出口側を構成する端に取付けた吸引ファン、5bは
吸引ファン6の吐出側に取り付けた吐出パイプ、5cは
空気パイプ5の入口側に取り付けた吸入パイプである。
8は室外に連絡する二重管で構成した吸排気トップであ
り、該吸排気トップ8は吐出パイプ5b及び吸入パイプ
5cによって空気パイプ5と連通している。
【0015】前記吸引ファン6を運転すると、室外の低
温度の空気は吸排気トップ8から吸入パイプ5cを経て
空気パイプ5に吸い込まれ、吸引ファン6の吐出側に連
結された吐出パイプ5bから吸排気トップ8に戻され、
室外に排気される。そして、室外の低温空気が空気パイ
プ5を流れると、空気パイプ5と放熱板4は冷却されて
低温度を維持しており、この為、枠体1内に拡散してい
た室内空気は放熱板4や空気パイプ5の低温の表面で急
冷されて、空気中の水分が飽和状態になって放熱板4や
空気パイプ5に付着して、結露の状態になる。
温度の空気は吸排気トップ8から吸入パイプ5cを経て
空気パイプ5に吸い込まれ、吸引ファン6の吐出側に連
結された吐出パイプ5bから吸排気トップ8に戻され、
室外に排気される。そして、室外の低温空気が空気パイ
プ5を流れると、空気パイプ5と放熱板4は冷却されて
低温度を維持しており、この為、枠体1内に拡散してい
た室内空気は放熱板4や空気パイプ5の低温の表面で急
冷されて、空気中の水分が飽和状態になって放熱板4や
空気パイプ5に付着して、結露の状態になる。
【0016】7は多数の放熱板4の下方に取り付けたド
レン受けであり、空気中の水蒸気が放熱板4や空気パイ
プ5に付着すると、やがて水滴は縦に並べた放熱板4を
伝ってドレン受け7に滴下し、空気中の水蒸気はドレン
受け7内に溜り回収される。
レン受けであり、空気中の水蒸気が放熱板4や空気パイ
プ5に付着すると、やがて水滴は縦に並べた放熱板4を
伝ってドレン受け7に滴下し、空気中の水蒸気はドレン
受け7内に溜り回収される。
【0017】一方、枠体1内で冷却された室内空気は比
重が重くなって自重でゆっくり降下するものであり、代
わって、高湿度の室内空気が枠体1の上部の空気口2か
ら枠体1内に入り、自然循環で対流する。従って、室内
の空気は少しづつ枠体1内に拡散し、除湿されて乾き空
気となって室外に戻されるものである。
重が重くなって自重でゆっくり降下するものであり、代
わって、高湿度の室内空気が枠体1の上部の空気口2か
ら枠体1内に入り、自然循環で対流する。従って、室内
の空気は少しづつ枠体1内に拡散し、除湿されて乾き空
気となって室外に戻されるものである。
【0018】以上のようにこの考案の放熱板4と空気パ
イプ5で構成する除湿部には、室外の冷却空気が流れて
いるので、窓ガラスなどで結露するよりも効率よく結露
水が回収できるものであり、この除湿機の運転中は窓ガ
ラスでの結露水の発生が非常に少なく、窓の汚れも少な
くなり、掃除の回数を減らすことができた。
イプ5で構成する除湿部には、室外の冷却空気が流れて
いるので、窓ガラスなどで結露するよりも効率よく結露
水が回収できるものであり、この除湿機の運転中は窓ガ
ラスでの結露水の発生が非常に少なく、窓の汚れも少な
くなり、掃除の回数を減らすことができた。
【0019】9は枠体1の下部に設けた空気流出口3付
近に設けた開閉蓋であり、ドレン水でいっぱいになった
ドレン受け7を取り出して、捨て水する時に用いる。1
0はドレン受け7の満量センサーであり、実施例の満量
センサー10はコイルバネとマイクロスイッチで構成さ
れており、ドレン受け7が満量になるとコイルバネが圧
縮され、マイクロスイッチを切り替えるので、警報を発
したり、吸引ファン6の運転を停止する。
近に設けた開閉蓋であり、ドレン水でいっぱいになった
ドレン受け7を取り出して、捨て水する時に用いる。1
0はドレン受け7の満量センサーであり、実施例の満量
センサー10はコイルバネとマイクロスイッチで構成さ
れており、ドレン受け7が満量になるとコイルバネが圧
縮され、マイクロスイッチを切り替えるので、警報を発
したり、吸引ファン6の運転を停止する。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明では、枠体1内に
は縦に並べた多数の放熱板4を貫通して複数の空気パイ
プ5を取付け、空気パイプ5の端はU字形部5aで連通
して一本の管路を形成し、出口側の空気パイプ5には吸
引ファン6を取り付けて、室外の冷却した空気を枠体1
内に取込む構成とし、前記空気パイプ5及び放熱板4の
表面で室内空気中の水蒸気を結露させたから、多湿の室
内空気は枠体1内に拡散流入して除湿されるものであ
り、空気中の相対湿度は窓などで結露するほど上がら
ず、いつも窓や窓サッシュが結露水で濡れているトラブ
ルは解消したものである。
は縦に並べた多数の放熱板4を貫通して複数の空気パイ
プ5を取付け、空気パイプ5の端はU字形部5aで連通
して一本の管路を形成し、出口側の空気パイプ5には吸
引ファン6を取り付けて、室外の冷却した空気を枠体1
内に取込む構成とし、前記空気パイプ5及び放熱板4の
表面で室内空気中の水蒸気を結露させたから、多湿の室
内空気は枠体1内に拡散流入して除湿されるものであ
り、空気中の相対湿度は窓などで結露するほど上がら
ず、いつも窓や窓サッシュが結露水で濡れているトラブ
ルは解消したものである。
【0021】また、この種のほとんどの空気調和機に取
り付けられている室内空気を強制循環する対流ファンを
使わず、自然対流で室内空気が枠体1内に拡散流入する
構成としたから、枠体1内を素通りする空気はほとんど
なくなり、放熱板4との接触時間が長くなって、充分に
冷却されてから空気流出口3を経て室内に戻るようにな
った。このため、枠体1内を通過する空気量が少なくて
も確実に除湿され、除湿効果が高くなった。
り付けられている室内空気を強制循環する対流ファンを
使わず、自然対流で室内空気が枠体1内に拡散流入する
構成としたから、枠体1内を素通りする空気はほとんど
なくなり、放熱板4との接触時間が長くなって、充分に
冷却されてから空気流出口3を経て室内に戻るようにな
った。このため、枠体1内を通過する空気量が少なくて
も確実に除湿され、除湿効果が高くなった。
【0022】また、自然対流であるから枠体1内を降下
する空気の総量が少なくなり、これは室外の空気で冷却
される空気パイプ5や放熱板4で冷やされる空気量が少
ないことを意味しており、枠体1内を通過して空気流出
口3から排出される空気が低温度になっていても、室温
への影響は少なく、この空気による室内温度の低下は最
低に抑えることができた。
する空気の総量が少なくなり、これは室外の空気で冷却
される空気パイプ5や放熱板4で冷やされる空気量が少
ないことを意味しており、枠体1内を通過して空気流出
口3から排出される空気が低温度になっていても、室温
への影響は少なく、この空気による室内温度の低下は最
低に抑えることができた。
【0023】更に、エアコンがなり普及した日本におい
て、除湿機が必要とする時は冬期の寒い時期がほとんど
であり、しかも、室外が寒い程重大なトラブルとなり、
かびを発生させたり、結露水で物を汚すことが多い。こ
の発明は冬期の専用タイプとすることで、枠体1内に対
流ファンや冷凍回路のエバポレータのような直接冷却部
を作る部品を設けず、低温度の室内空気をそのまま利用
するものであるから、構造は非常に簡単で、かつ、安価
に製造できるものとなった。
て、除湿機が必要とする時は冬期の寒い時期がほとんど
であり、しかも、室外が寒い程重大なトラブルとなり、
かびを発生させたり、結露水で物を汚すことが多い。こ
の発明は冬期の専用タイプとすることで、枠体1内に対
流ファンや冷凍回路のエバポレータのような直接冷却部
を作る部品を設けず、低温度の室内空気をそのまま利用
するものであるから、構造は非常に簡単で、かつ、安価
に製造できるものとなった。
【0024】また、枠体1内には対流ファンや、従来の
除湿機が必要とした圧縮機を取付けていないから、消費
電力は大幅に少なく、発生する音源は吸引ファン6だけ
であるから静かな運転音であり、はじめて冬期専用では
あるが、家庭用に適した性能が得られる安価な除湿機が
提供できるようになった。
除湿機が必要とした圧縮機を取付けていないから、消費
電力は大幅に少なく、発生する音源は吸引ファン6だけ
であるから静かな運転音であり、はじめて冬期専用では
あるが、家庭用に適した性能が得られる安価な除湿機が
提供できるようになった。
【図1】この発明の実施例を示す冬期用の除湿機の断面
図である。
図である。
【図2】図1に示すこの発明の実施例を示す除湿機の設
置状態を示す縦断面図である。
置状態を示す縦断面図である。
1 枠体 2 空気口 3 空気流出口 4 放熱板 5 空気パイプ 5a U字形部 6 吸引ファン 7 ドレン受け
Claims (1)
- 【請求項1】 扁平な枠体1の上面のほぼ全体に空気口
2を設け、かつ、枠体1の下部には上面の空気口2に匹
敵する大きさの空気流出口3を設け、該枠体1内には縦
に並べた多数の放熱板4を貫通して複数の空気パイプ5
を取付け、該複数の空気パイプ5の端はU字形部5aで
連通して連続する一本の管路を形成すると共に、空気パ
イプ5の出口側の端には空気の吸引ファン6を取付け、
該吸引ファン6の吐出側は室外に連通し、前記空気パイ
プ5の入口側の端も室外に連通し、かつ、多数の放熱板
4の下方にはドレン受け7を取付け、枠体1内の空気は
室外の空気が通過する空気パイプ5及び放熱板4によっ
て冷却され、室内空気中の水蒸気が結露することによっ
て除湿を行なうことを特徴とする冬期専用の除湿機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8161035A JPH09318097A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 冬期専用除湿機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8161035A JPH09318097A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 冬期専用除湿機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09318097A true JPH09318097A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15727364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8161035A Pending JPH09318097A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 冬期専用除湿機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09318097A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101244729B1 (ko) * | 2010-08-11 | 2013-03-18 | 오윤탁 | 압축공기 제습장치 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP8161035A patent/JPH09318097A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101244729B1 (ko) * | 2010-08-11 | 2013-03-18 | 오윤탁 | 압축공기 제습장치 |
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