JPH09318069A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH09318069A
JPH09318069A JP13805596A JP13805596A JPH09318069A JP H09318069 A JPH09318069 A JP H09318069A JP 13805596 A JP13805596 A JP 13805596A JP 13805596 A JP13805596 A JP 13805596A JP H09318069 A JPH09318069 A JP H09318069A
Authority
JP
Japan
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heating chamber
magnetron
inverter power
propeller fan
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP13805596A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Tsujimoto
真佐治 辻本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP13805596A priority Critical patent/JPH09318069A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は高周波加熱装置に関し、冷却部(機
械室)の省スペース化を図りながら、低価格化およびサ
ービス性の向上を図ることにある。 【解決手段】 本発明の高周波加熱装置は、加熱室1と
結合した導波管2を上部に設け、マグネトロン3のアン
テナ10を上方に向けて前記導波管2にマグネトロン3
を固定し、前記マグネトロン3の下部にインバータ電源
4を前記加熱室側壁8と平行に配設し、マグネトロン3
とインバータ電源4を冷却するためのプロペラファン7
を冷却部の後部に設け、前記プロペラファン7が、加熱
室側壁8及びキャビネットと接触しないように加熱室側
壁8の一部分を加熱室内へ突出させ、前記インバータ電
源4を保持する保持部5に、プロペラファン7と対向す
る位置に導風ガイド部を設けることにより、従来と同等
以上の直径を有するプロペラファンを搭載することが可
能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波加熱装置に関
し、特にその冷却構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、後方吸気によるプロペラファンな
どの複数の翼を備えた羽根車からなる送風機を用いた高
周波加熱装置は、特開平4−204756号公報に記載
されているようなものが一般的であった。
【0003】以下、図3とともに従来例について説明す
る。図3に示すように加熱室1には加熱室1の側面に取
り付けられている導波管2を介して高周波発生手段であ
るマグネトロン3が取り付けられている。また、マグネ
トロン3の下部にはマグネトロン3を駆動させるための
電源部であるインバータ電源4が絶縁材で構成されてい
る保持部5に取り付けられ、さらに保持部はシャーシ6
に固定されている。また、前記シャーシ6にはマグネト
ロン3及びインバータ電源4を冷却するために軸流送風
機7が取り付けられている。
【0004】また、マグネトロン3及び加熱室1の壁面
8の間には送風機7からの冷却風をマグネトロン3を経
由して加熱室1に導く導風ダクトであるエアーガイド9
が取り付けられている。そして、エアーガイド9の下部
をインバータ電源4に冷却風が導かれるように傾斜を設
けている。
【0005】図4は、従来の高周波加熱装置の横断面図
である。図4に示すように軸流送風機7は、マグネトロ
ン3とインバータ電源4のほぼ中央に取り付けられてい
る。このように従来の後方吸気による冷却方式は、送風
機と被冷却物であるマグネトロンとインバータ電源の配
置の最適化を図かれるとともに、エアーガイドの形状を
導風作用が効果的に得られるようにすることにより実用
化を実現させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成においては、近年の消費者の要望である省スペース化
を図るためには、つぎの課題があった。現在の技術で冷
却部の大きさを決定するのはマグネトロン3であるが、
このマグネトロン3の大きさまで冷却部の大きさを小さ
くするためには、マグネトロン3を従来のように横方向
に取り付けた場合マグネトロン3のアンテナ10から端
までの寸法が128mmあり、従来例の場合の冷却部寸
法(機械室内幅寸法)144mmに対して16mmしか
省スペース化を図ることができない。さらにインバータ
電源4の横寸法は122mmであり、従来例のような設
置方法では大幅な省スペース化を図ることはできない。
そこで、冷却部の大きさを大幅に小さくする方法が提案
され(特開平7−145993号公報)実用化されてい
る。図5は、冷却部の幅寸法を大幅に小さくした従来の
高周波加熱装置の上方から見た平面図及び右側面図であ
る。図5に示すようにマグネトロン3のアンテナ10を
後方にし、インバータ電源4を加熱室1の壁面8と平行
に配置することで冷却部の幅寸法を大幅に小さくしてい
る。ところが、この構成では、冷却性能を確保するため
送風機7を保持する第1のエアーガイド11と導風作用
を備えた第2のエアーガイド12を設けており、構造が
複雑になるとともに、コストも高くなってしまうという
問題があった。さらに、インバータ電源4を交換する場
合、第2のエアーガイド12を取りはずさなければなら
ずサービス性が悪いという問題があった。これらの問題
を解決する新しい冷却方式を開発しなければならないと
いう課題があった。
【0007】そこで、本発明はマグネトロン3とインバ
ータ電源4の冷却性能を満足させながら、マグネトロン
3の横幅寸法に収まるシンプルな構成で、しかもサービ
ス性の良い冷却構成を持つ省スペース化された高周波加
熱装置を提供することを第1の目的としている。
【0008】また、第2の目的は、インバータ電源4の
保持部5に設けた導風ガイドの形状を見直すことによ
り、最高の冷却性能が得られる構成とした高周波加熱装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の高周波加熱装置は下記構成とした。
【0010】すなわち、加熱室と結合した導波管を加熱
室の上部に設け、高周波発生手段であるマグネトロンの
アンテナを上方に向け前記導波管にマグネトロンを固定
し、前記マグネトロンの下部に前記高周波発生手段を駆
動させるための電源であるインバータ電源を配設し、マ
グネトロンとインバータ電源を冷却するための送風機を
冷却部の後部に設け、前記送風機の性能を確保するため
送風機の外径を従来と同等以上とすることにより、送風
機が加熱室側壁及び高周波加熱装置本体キャビネットと
接触するのをさけるため加熱室側壁の一部分を加熱室内
に突出する構成とした。一般に送風機であるプロペラフ
ァンの風量は直径の2乗に比例することから、直径を大
きくするほど冷却性能は向上するので、冷却部の幅を小
さくしながらも加熱室側壁の一部分を加熱室内に突出さ
せることで従来と同等以上の直径のプロペラファンが搭
載でき、従来と同等以上の風量を得ることができる。
【0011】また、インバータ電源は保持部にビスによ
り固定され、加熱室側壁と平行に配設され、しかもキャ
ビネット間に構造物がないので、ビスを取り外すだけで
インバータ電源を取り外すことができるのでサービス性
が良い。
【0012】また、送風機と対向する部分に保持部で導
風ガイドを設けており、プロペラファンから離れた部分
を十分に冷却することができる。
【0013】このように本発明によれば、シンプルな構
成で冷却性能を満足させるとともに、サービス性にすぐ
れた、省スペースな高周波加熱装置を提供することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、加熱室と、前記加熱室
に結合した高周波発生手段と、前記高周波発生手段を駆
動させるための電源部と、前記高周波発生手段及び前記
電源部を冷却する複数の翼を備えた羽根車からなる送風
機と、前記電源部を保持する保持部からなり、前記複数
の翼を備えた羽根車からなる送風機の外周部が前記加熱
室の側壁と干渉しないように、前記加熱室の側壁の一部
分を加熱室内に突出させる構成とすることにより、冷却
部の幅を小さくしながらも従来と同等以上の直径のプロ
ペラファンを搭載でき従来と同等以上の風量を得ること
ができる。
【0015】また、保持部は、前記送風機と対向する部
分に導風ガイドを設ける構成にすることにより、プロペ
ラファンから離れた部分も十分に冷却することができ
る。
【0016】以下、本発明の一実施例における高周波加
熱装置について図面とともに説明する。
【0017】図1に示すように、加熱室1には加熱室の
上面に取り付けられている導波管2を介して高周波発生
手段であるマグネトロン3がアンテナ10を上向きにし
て取り付けられている。また、マグネトロン3の下部に
はマグネトロン3を駆動させるための電源部であるイン
バータ電源4がポリプロピレン等の耐熱難燃性合成樹脂
からなる絶縁材で構成されている保持部5にビス13で
取り付けられている。インバータ電源4及び保持部5は
加熱室1の側壁8と平行に配設され、シャーシ6にビス
等により固定されている。また、高周波加熱装置本体の
裏板14にはマグネトロン3及びインバータ電源4を冷
却するための軸流送風機であるプロペラファン7及びモ
ータ15が取り付けられている。また、プロペラファン
7と対向する位置に保持部5と一体に設けられた導風作
用を備えた導風ガイド部16が設けられている。前記導
風ガイド部16は上面とプロペラファン7に対向する面
の2面を有しており、特にプロペラファン7と対向する
面は、マグネトロン3とインバータ電源4との間隙を通
過する冷却風を逃がすことなく、被冷却部であるインバ
ータ電源4へ冷却風を導く絶大なる作用を有している。
また、プロペラファン7と対向するこの面を図1に示す
ように適当な傾斜を設けることにより更に効果は増大す
る。
【0018】図2は本実施例の高周波加熱装置の冷却部
(機械室)を正面から見た構造図である。図2に示すよ
うに、プロペラファン7の直径は、従来の高周波加熱装
置に搭載しているプロペラファンと同じφ110mmに
するため、加熱室1の側壁8の一部分17を加熱室内に
突出させることにより、側壁8やキャビネット(図示せ
ず)と接触することなく搭載することを可能にしてい
る。こうすることにより、従来の機械室内幅寸法144
mmを115mmに29mmも小さくすることができ
る。一般にプロペラファンの風量は直径の2乗に比例す
るといわれており直径と同じにすることにより、従来と
同じ冷却性能を有する送風機を省スペース化された機械
室内に搭載することができるものである。なお、側壁8
の一部分17の加熱室1内への突出寸法を更に大きくす
れば、更に大きな直径のプロペラファンを搭載すること
が可能になるため大幅な冷却性能の向上が図れるもので
ある。この加熱室1内に突出させる部分は、加熱室1の
後部であり、一般の高周波加熱装置において、被加熱物
は回転させながら加熱するため、被加熱物が接触するこ
とのないデッドゾーンであるため、なんら機能を損ねる
ものではない。
【0019】図1に示すように、インバータ電源4の下
部には半導体部品である高圧ダイオード18が設けられ
ている。高圧ダイオード18は発熱量が大きく冷却する
ことが困難な部品のひとつであるが、本実施例の場合プ
ロペラファン7から最も離れた位置にあり、冷却性能を
確保することが困難であった。ところが、前述したよう
にプロペラファン7と対向する位置に導風ガイド部16
を設けることにより、本実施例の試験結果によれば温度
差で約20degの効果が得られ冷却性能を満足するこ
とができる。このように導風ガイドを設けることにより
プロペラファンから離れた位置にある大発熱量の部品の
冷却性能を満足することができるものである。
【0020】また、インバータ電源4はビス13により
右方向から締め付けることにより固定されていることか
ら、キャビネット(図示せず)を外ずせば、インバータ
電源4がむき出しになっており、ビス13を外すだけで
インバータ電源4を外ずすことができるのでサービス性
を向上することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の高周波加熱装置に
おいては以下の効果が得られる。
【0022】(1)加熱室側壁の一部分を加熱室内に突
出させることにより、従来と同等以上の直径を有する送
風機を側壁及びキャビネットと接触することなく搭載す
ることが可能となり、冷却部幅寸法(機械室内幅寸法)
を20%小さくしながらも冷却性能を満足する冷却構成
を実現することができるので、省スペースな高周波加熱
装置を提供することができる。
【0023】(2)冷却構成は、マグネトロンとインバ
ータ電源とインバータ電源を保持する保持部と送風機か
らなり、しかもインバータ電源は加熱室側壁と平行して
配設しているので、シンプルでサービス性に優れ、かつ
安価であるという格別な効果を有するものである。
【0024】(3)プロペラファンと対向する位置に保
持部と一体に設けられ導風作用を備えた導風ガイド部を
保持部に設けることにより、冷却風を逃がすことなくイ
ンバータ電源に冷却風を導くことができるのでプロペラ
ファンから離れた位置にあるインバータ電源の部品を十
二分に冷却することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の内
部構成を示す右側面図
【図2】同高周波加熱装置の冷却部(機械室)を正面か
ら見た構造図
【図3】従来の高周波加熱装置の冷却部(機械室)を正
面から見た構造図
【図4】同高周波加熱装置の内部構成を示す右側面図
【図5】(a)従来の他の高周波加熱装置の要部平面図 (b)同高周波加熱装置の要部側面図
【符号の説明】
1 加熱室 3 マグネトロン(高周波発生手段) 4 インバータ電源(電源部) 5 保持部 7 プロペラファン(送風機) 8 側壁 16 導風ガイド部 17 側壁突出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、前記加熱室に結合した高周波
    発生手段と、前記高周波発生手段を駆動させるための電
    源部と、前記高周波発生手段及び前記電源部を冷却する
    複数の翼を備えた羽根車からなる送風機と、前記電源部
    を保持する保持部とからなり、前記複数の翼を備えた羽
    根車からなる送風機の外周部が、前記加熱室の側壁と接
    触しないように、前記加熱室の側壁の一部分を加熱室内
    に突出させる構成とした高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 保持部は、前記送風機と対向する部分に
    導風ガイド部を設ける構成とした請求項1記載の高周波
    加熱装置。
JP13805596A 1996-05-31 1996-05-31 高周波加熱装置 Pending JPH09318069A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222005A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222005A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
JP4734947B2 (ja) * 2005-02-14 2011-07-27 パナソニック株式会社 高周波加熱装置

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