JPH09317514A - エンジンおよび変速機の一体制御装置 - Google Patents

エンジンおよび変速機の一体制御装置

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JPH09317514A
JPH09317514A JP8154888A JP15488896A JPH09317514A JP H09317514 A JPH09317514 A JP H09317514A JP 8154888 A JP8154888 A JP 8154888A JP 15488896 A JP15488896 A JP 15488896A JP H09317514 A JPH09317514 A JP H09317514A
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torque
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automatic transmission
gear
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淳 田端
Masato Kaikawa
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機で設定する低速段に対応するエン
ジントルク特性の変更に伴う飛び出し感を防止する。 【解決手段】 複数の変速比を設定することのできる変
速機が、該変速機で設定される変速比に応じてバルブタ
イミングを変えて出力特性を変更可能なエンジンに連結
された車両のエンジンおよび変速機の一体制御装置にお
いて、低スロットル開度側で予め定めた所定の変速比が
大きい場合に対応させたエンジントルク特性が、低スロ
ットル開度側でのエンジントルクが他の変速比に対応す
るエンジントルク特性より低くなるように設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両におけるエ
ンジンおよびこれに連結された変速機を制御するための
装置に関し、特にバルブタイミングによって変更するこ
とのできるトルク特性を、変速機で設定される変速比に
応じて設定するエンジンとこれに連結された変速機を制
御するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの出力の向上の要因として充填
効率を向上させることが知られており、そこで従来で
は、エンジン回転数に応じてバルブの開閉タイミングを
変更することが行われている。その制御は、例えば高回
転用と低回転用との二つのカムをカムシャフトに取り付
けておき、これをエンジン回転数に応じて選択的に作用
させることによって行い、あるいはプーリーとカムシャ
フトとの相対的な取付け位相を、エンジン回転数に応じ
て連続的に変化させてバルブの開閉のタイミングを変更
することにより行っている。その結果、従来のエンジン
では、低中速回転でのトルクを向上させて車両の発進加
速性が良好になってきている。
【0003】一方、車両の駆動性能は、エンジンの出力
のみによらず変速機で設定される変速段によっても異な
る。すなわち自動変速機を搭載した車両では、変速比の
大きい変速段を多用するように変速制御を行い、またそ
の変速比を大きい値に設定すれば、変速比に応じてトル
クが増大するから、駆動トルクが大きくなる。したがっ
て車両全体としては、エンジンと自動変速機とを総合的
に制御することが好ましく、例えば特開平7−2388
45号公報に記載されている発明では、ギヤ位置すなわ
ち変速段に応じて、エンジン出力の切り換え基準点すな
わちバルブタイミングの変更基準回転数を変更するよう
にしている。
【0004】より具体的には、ローギヤやリバースギヤ
でエンジン回転数を低くして走行している場合には、そ
の変速段や回転数に応じてバルブタイミングを設定する
が、その状態でアクセルペダルを大きく踏み込んでエン
ジン回転数が増大すると、スロットル開度の増大に伴う
エンジントルクの増大に加えて、出力特性(バルブタイ
ミング)が変更されることによるトルクの増大が生じ
る。そこで、上記の公報に記載された発明では、所定の
低速段では、エンジン回転数が増大してもバルブタイミ
ングが変化しないように前記基準点を変更している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来一般
には、低車速時のトルクが低下しないようにバルブタイ
ミングを変更してエンジン出力を向上させており、また
上記の公報に記載された発明では、アクセル操作に伴う
エンジントルクの増大と出力特性の変更に伴うトルクの
増大とが重畳しなうようにしている。いずれにしても従
来では、低速段で低速走行する場合にも充分なトルクが
得られるようにしている。
【0006】しかるに前述したように車両の全体として
の駆動トルクは、変速機で設定される変速比によっても
異なるのであり、したがって多段化あるいはワイドレン
ジ化した変速機を搭載している車両では、前進段での最
低速段である第1速や後進段では、その変速比がかなり
大きくなる。そのためこれらの変速段に対応するエンジ
ントルク特性として高トルクの特性を設定するとすれ
ば、エンジントルクが大きいことに加えて変速機でのト
ルクの増大が顕著になるので、僅かなアクセル操作量で
も大きい駆動トルクが生じ、ドライバビリティが損なわ
れる可能性があった。
【0007】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、ドライバビリティを損なうことなくエン
ジントルク特性を制御することのできる制御装置を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載した発明は、複数
の変速比を設定することのできる変速機が、該変速機で
設定される変速比に応じてバルブタイミングを変えて出
力特性を変更可能なエンジンに連結された車両のエンジ
ンおよび変速機の一体制御装置において、低スロットル
開度側で予め定めた所定の変速比が大きい場合に対応さ
せたエンジントルク特性が、低スロットル開度側でのエ
ンジントルクが他の変速比に対応するエンジントルク特
性より低くなるように設定されていることを特徴とする
ものである。
【0009】したがって請求項1に記載した発明では、
所定の低速段ではその変速比に応じたエンジントルク特
性が設定されるが、その変速比での低スロットル開度時
には、エンジントルクが低くなるように制御される。そ
のためその低速段の変速比を大きくした場合であって
も、駆動トルクが過剰に大きくなることがなく、ドライ
バビリティが良好になる。
【0010】また請求項2に記載した発明は、複数の変
速段を設定することのできる自動変速機が、該自動変速
機で設定される変速段に応じてバルブタイミングを変え
て出力特性を変更可能なエンジンに連結された車両のエ
ンジンおよび変速機の一体制御装置において、前記自動
変速機でのアップシフトの際のイナーシャ相を検出する
イナーシャ相検出手段と、前記アップシフトに伴う前記
エンジンのトルク特性の変更を前記イナーシャ相検出手
段で検出されたイナーシャ相中に開始するトルク特性変
更手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0011】したがって請求項2に記載した発明では、
エンジントルク特性の変更に伴う駆動トルクの変化が、
アップシフトでのイナーシャ相で生じてアップシフトに
伴うトルク変化に紛れ込んだ状態になり、ショックの悪
化を未然に防止することができる。
【0012】さらに請求項3に記載した発明は、複数の
変速段を設定することのできる自動変速機が、該自動変
速機で設定される変速段に応じてバルブタイミングを変
えて出力特性を変更可能なエンジンに連結された車両の
エンジンおよび変速機の一体制御装置において、前記自
動変速機でのダウンシフトを検出するダウンシフト検出
手段と、前記ダウンシフトに伴う前記エンジンのトルク
特性の変更を前記ダウンシフト検出手段で検出されたダ
ウンシフトの開始後でかつ終了以前に開始するトルク特
性変更手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0013】したがって請求項3に記載した発明では、
エンジントルク特性の変更に伴うトルク変化が、ダウン
シフト時に自動変速機がニュートラル状態になる間に生
じ、トルク特性の変更に伴うトルク変化が駆動トルクの
変化として現れないので、ショックの悪化を未然に防止
することができる。
【0014】そして請求項4に記載した発明は、後進段
を設定するレンジと複数の前進段を設定するレンジとを
含む複数のレンジを設定することのできる自動変速機
が、該自動変速機で設定されるレンジに応じてバルブタ
イミングを変えて出力特性を変更可能なエンジンに連結
された車両のエンジンおよび変速機の一体制御装置にお
いて、後進段を設定するレンジに対応させたエンジンの
トルク特性と前進段での最低速段に対応させてエンジン
のトルク特性とがほぼ等しく設定されていることを特徴
とするものである。
【0015】したがって請求項4に記載した発明では、
後進レンジと前進レンジとのレンジの誤判定が生じて
も、これらの走行レンジでの発進の際には、エンジンの
トルク特性がほぼ同じになるため、車両の駆動性能に変
化が特にはなく、その結果、レンジの誤判定に伴う違和
感を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図面を参照して
具体的に説明する。先ずこの発明で対象とする車両の全
体的な制御系統を簡単に説明すると、図6はその全体的
な制御系統図であって、自動変速機1を連結してあるエ
ンジン2は、その出力を電気的に制御するように構成さ
れており、サーボモータからなるスロットルアクチュエ
ータ3によって駆動される電子スロットルバルブ4が吸
気管路5に設けられている。一方、エンジン2の出力を
制御するためのアクセルペダル6の踏み込み量すなわち
アクセル開度は、図示しないセンサによって検出され、
その検出信号がエンジン用電子制御装置(E−ECU)
7に入力されている。この電子制御装置7は、中央演算
処理装置(CPU)および記憶装置(RAM、ROM)
ならびに入出力インターフェースを主体とするものであ
って、この電子制御装置7には、制御のためのデータと
して、エンジン(E/G)回転数Ne 、吸入空気量Q、
スロットル開度、車速、エンジン水温、ブレーキスイッ
チ、カムポジションセンサ、クランクポジションセン
サ、ノックセンサからの信号などの各種の信号が入力さ
れている。そしてこれらのデータに基づいて電子スロッ
トルバルブ4の開度を制御し、またエンジン2の燃料噴
射量および点火時期ならびにバルブタイミングを変える
オイルコントロールバルブ(OCV)などを制御するよ
うになっている。
【0017】ここでエンジン2のトルク特性を制御する
ための機構について簡単に説明する。図6に示すエンジ
ン2は、連続可変バルブタイミング機構(VVT)を備
えており、吸気バルブの開閉タイミングを調整すること
によりトルク特性を制御するようになっている。すなわ
ち図7において、符号8はインテークカムシャフトを示
しており、その一端部には外周面にヘリカルスプライン
を形成したギヤピース9が固定されている。またこのギ
ヤピース9の外周に油圧ピストン10が液密状態を保っ
て軸線方向に前後動自在でかつ回転自在に嵌合されてい
る。
【0018】この油圧ピストン10はギヤピース9にお
けるヘリカルスプラインに噛合する内歯としてのヘリカ
ルスプラインを形成した円筒部を有し、この円筒部の外
周には、ねじれ角がギヤピース9におけるヘリカルスプ
ラインとは反対のヘリカルスプラインが形成されてい
る。この油圧ピストン10の外周には、有底円筒状の油
圧シリンダ11が液密状態に嵌合されている。この油圧
シリンダ11の内周面には、油圧ピストン10における
外周側のヘリカルスプラインに噛合したヘリカルスプラ
インが形成されている。
【0019】さらにインテークカムシャフト8の外周で
前記油圧シリンダ11の先端側には、インテークカムタ
イミングプーリー12が液密状態を保って回転自在に嵌
合されており、油圧ピストン11の開口側の先端部がこ
のプーリー12の側面に液密状態を保って密着固定され
ている。したがって油圧シリンダ11の内部には、油圧
ピストン10を挟んだ両側(図での左右両側)に油圧室
である進角室と遅角室とが形成されており、前記インテ
ークカムシャフト8には、これらの油圧室に連通する油
路13,14が形成されている。
【0020】そしてこれらの油路13,14がオイルコ
ントロールバルブ15に連通されている。このオイルコ
ントロールバルブ15は、前記エンジン用電子制御装置
7によってデューティ制御され、そのデューティ比に応
じて調圧した油圧を油路13,14のいずれか一方から
供給し、かつ他方からドレーンし、これにより油圧ピス
トン10を図7の左右いずれかに移動させ、また油圧の
給排を止めて油圧ピストン10を所定の位置に保持する
ようになっている。
【0021】したがって油圧ピストン10が軸線方向に
移動すると、油圧シリンダ11との間のヘリカルスプラ
インの作用によって油圧シリンダ11と油圧ピストン1
0とが相対的に回転し、かつ油圧ピストン10とインテ
ークカムシャフト8に固定したギヤピース9との間のヘ
リカルスプラインの作用によって油圧ピストン10とイ
ンテークカムシャフト8とが相対的に回転する。すなわ
ち油圧ピストン10が軸線方向に移動することにより、
インテークカムシャフト8が油圧シリンダ11およびプ
ーリー12に対して相対的に回転する。その結果、イン
テークカムシャフト8に固定してある吸気バルブ用のカ
ムのクランク角に対する実質的な位相が変化し、バルブ
タイミングおよびそれに伴うエンジントルク特性が変化
するようになっている。
【0022】一方、自動変速機1は、油圧制御装置16
によって変速およびロックアップクラッチやライン圧あ
るいは所定の摩擦係合装置の係合圧が制御される。その
油圧制御装置16は、電気的に制御されるように構成さ
れており、また変速を実行するための第1ないし第3の
シフトソレノイドバルブS1 ,〜S3 、エンジンブレー
キ状態を制御するための第4ソレノイドバルブS4 、ラ
イン圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLT、
アキュームレータ背圧を制御するためのリニアソレノイ
ドバルブSLN、ロックアップクラッチや所定の摩擦係合
装置の係合圧を制御するためのリニアソレノイドバルブ
SLUが設けられている。
【0023】これらのソレノイドバルブに信号を出力し
て変速やライン圧あるいはアキュームレータ背圧などを
制御する自動変速機用電子制御装置(T−ECU)17
が設けられている。この自動変速機用電子制御装置17
は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RA
M、ROM)ならびに入出力インターフェースを主体と
するものであって、この電子制御装置17には、制御の
ためのデータとしてスロットル開度、車速、エンジン水
温、ブレーキスイッチからの信号、シフトポジション、
パターンセレクトスイッチからの信号、オーバードライ
ブスイッチからの信号、後述するクラッチC0 の回転速
度を検出するC0 センサからの信号、自動変速機の油
温、マニュアルシフトスイッチからの信号、出力トルク
を検出するトルクセンサからの信号などが入力されてい
る。
【0024】またこの自動変速機用電子制御装置17と
エンジン用電子制御装置7とは、相互にデータ通信可能
に接続されており、エンジン用電子制御装置7から自動
変速機用電子制御装置17に対しては、1回転当たりの
吸入空気量(Q/Ne )などの信号が送信され、また自
動変速機用電子制御装置17からエンジン用電子制御装
置7に対しては、各ソレノイドバルブに対する指示信号
と同等の信号および変速段を指示する信号などが送信さ
れている。
【0025】すなわち自動変速機用電子制御装置17
は、入力されたデータおよび予め記憶しているマップに
基づいて変速段やロックアップクラッチのON/OF
F、あるいはライン圧や係合圧の調圧レベルなどを判断
し、その判断結果に基づいて所定のソレノイドバルブに
指示信号を出力し、さらにフェールの判断やそれに基づ
く制御を行うようになっている。またエンジン用電子制
御装置7は、入力されたデータに基づいて燃料噴射量や
点火時期あるいは電子スロットルバルブ4の開度ならび
にバルブタイミングを変更することによるトルク特性な
どを制御することに加え、自動変速機1での変速時に燃
料噴射量を削減し、あるいは点火時期を変え、もしくは
電子スロットルバルブ4の開度を絞ることにより、出力
トルクを一時的に低下させるようになっている。
【0026】図8は上記の自動変速機1の歯車列の一例
を示す図であり、ここに示す構成では、前進5段・後進
1段の変速段を設定するように構成されている。すなわ
ちここに示す自動変速機1は、トルクコンバータ20
と、副変速部21と、主変速部22とを備えている。そ
のトルクコンバータ20は、ロックアップクラッチ23
を有しており、このロックアップクラッチ23は、ポン
プインペラ24に一体化させてあるフロントカバー25
とタービンランナ26を一体に取付けた部材(ハブ)2
7との間に設けられている。エンジンのクランクシャフ
ト(それぞれ図示せず)はフロントカバー25に連結さ
れ、またタービンランナ26を連結してある入力軸28
は、副変速部21を構成するオーバードライブ用遊星歯
車機構29のキャリヤ30に連結されている。
【0027】この遊星歯車機構29におけるキャリヤ3
0とサンギヤ31との間には、多板クラッチC0 と一方
向クラッチF0 とが設けられている。なお、この一方向
クラッチF0 はサンギヤ31がキャリヤ30に対して相
対的に正回転(入力軸28の回転方向の回転)する場合
に係合するようになっている。またサンギヤ31の回転
を選択的に止める多板ブレーキB0 が設けられている。
そしてこの副変速部21の出力要素であるリングギヤ3
2が、主変速部22の入力要素である中間軸33に接続
されている。さらにその多板クラッチC0 の回転数すな
わち入力回転数を検出するためのC0 センサ34が設け
られている。
【0028】したがって副変速部21は、多板クラッチ
C0 もしくは一方向クラッチF0 が係合した状態では遊
星歯車機構29の全体が一体となって回転するため、中
間軸33が入力軸28と同速度で回転し、低速段とな
る。またブレーキB0 を係合させてサンギヤ31の回転
を止めた状態では、リングギヤ32が入力軸28に対し
て増速されて正回転し、高速段となる。
【0029】他方、主変速部22は三組の遊星歯車機構
40,50,60を備えており、それらの回転要素が以
下のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機構
40のサンギヤ41と第2遊星歯車機構50のサンギヤ
51とが互いに一体的に連結され、また第1遊星歯車機
構40のリングギヤ43と第2遊星歯車機構50のキャ
リヤ52と第3遊星歯車機構60のキャリヤ62との三
者が連結され、かつそのキャリヤ62に出力軸65が連
結されている。さらに第2遊星歯車機構50のリングギ
ヤ53が第3遊星歯車機構60のサンギヤ61に連結さ
れている。
【0030】この主変速部22の歯車列では後進段と前
進側の四つの変速段とを設定することができ、そのため
のクラッチおよびブレーキが以下のように設けられてい
る。先ずクラッチについて述べると、互いに連結されて
いる第2遊星歯車機構50のリングギヤ53および第3
遊星歯車機構60のサンギヤ61と中間軸33との間に
第1クラッチC1 が設けられ、また互いに連結された第
1遊星歯車機構40のサンギヤ41および第2遊星歯車
機構50のサンギヤ51と中間軸33との間に第2クラ
ッチC2 が設けられている。
【0031】つぎにブレーキについて述べると、第1ブ
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構40および第2遊星歯車機構50のサンギヤ41,5
1の回転を止めるように配置されている。またこれらの
サンギヤ41,51(すなわち共通サンギヤ軸)とケー
シング66との間には、第1一方向クラッチF1 と多板
ブレーキである第2ブレーキB2 とが直列に配列されて
おり、その第1一方向クラッチF1 はサンギヤ41,5
1が逆回転(入力軸28の回転方向とは反対方向の回
転)しようとする際に係合するようになっている。多板
ブレーキである第3ブレーキB3 は第1遊星歯車機構4
0のキャリヤ42とケーシング66との間に設けられて
いる。そして第3遊星歯車機構60のリングギヤ63の
回転を止めるブレーキとして多板ブレーキである第4ブ
レーキB4 と第2一方向クラッチF2 とがケーシング6
6との間に並列に配置されている。なお、この第2一方
向クラッチF2 はリングギヤ63が逆回転しようとする
際に係合するようになっている。
【0032】上記の自動変速機1では、各クラッチやブ
レーキを図9の作動表に示すように係合・解放すること
により前進5段・後進1段の変速段を設定することがで
きる。なお、図9において○印は係合状態、●印はエン
ジンブレーキ時に係合状態、△印は係合・解放のいずれ
でもよいこと、空欄は解放状態をそれぞれ示す。
【0033】上述したエンジン2は、図7に示す機構に
よりバルブタイミングすなわちエンジントルク特性を連
続的に変化させることができる。これに対して自動変速
機1は、前進段として5段の変速段を設定でき、その最
低ギヤ比と最高ギヤ比との幅が広く(ワイドレンジ)、
第1速でのギヤ比が一般的な自動変速機における第1速
のギヤ比より大きくなっている。また図9の作動表に示
すように、後進段(Rレンジ)では、ブレーキB0 を係
合させて副変速部21を高速段に設定しているが、それ
でも後進段でのギヤ比がある程度大きくなる。そこでこ
の発明にかかる制御装置は、エンジン回転数が低回転数
の場合のトルクの落ち込みが生じないようにバルブタイ
ミングを図7に示す機構によって制御し、自動変速機1
で設定される各変速段ごとのエンジントルク特性を設定
するが、第1速と後進段については、低回転数側(低ス
ロットル開度側)のトルクが他の変速段でのトルク特性
より低くなるように制御する。
【0034】図1はそのための制御ルーチンを概念的に
示しており、入力信号の読み込みやタイマあるいはフラ
グなどの初期化を含む入力信号の処理(ステップ1)を
行った後に各センサが正常か否かを判断する(ステップ
2)。これは、出力信号とその結果行われた制御の内容
を示す入力信号との矛盾によって判断でき、通常行われ
ている判断制御を採用すればよい。
【0035】いずれかのセンサに異常があってステップ
2で否定判断された場合には、所期どおりの制御を行う
ことができないので、特に制御を行うことなくこのルー
チンから抜ける。また肯定判断された場合には、後進段
を設定するためのRレンジが選択されているか否かを判
断する(ステップ3)。この判断は、シフト装置(図示
せず)に設けられているシフトポジションスイッチの出
力信号に基づいて行うことができる。
【0036】Rレンジが選択されていないことによりス
テップ3で否定判断された場合には、レンジを問わずに
第1速が設定されているか否かを判断する(ステップ
4)。前述したように自動変速機用電子制御装置17
は、車速やスロットル開度ならびに予め記憶しているマ
ップなどに基づいて変速段を判断し、その変速段を設定
するようソレノイドバルブS1 ,〜S3 に信号を出力す
るので、その変速信号に基づいて第1速か否かを判断す
ることができる。
【0037】第1速が設定されていてステップ4で肯定
判断された場合には、エンジントルク特性として図2に
線Aで示す第1速用特性を設定する(ステップ5)。こ
れに対してステップ4で否定判断された場合には、エン
ジントルク特性として図2に線Bで示す第2〜5速用特
性を設定する(ステップ6)。
【0038】ここでこれらのエンジントルク特性につい
て説明すると、エンジン回転数が低回転数の場合には、
シリンダでの充填効率(体積効率)が低いなどの理由で
トルクが低下するのが一般的であり、そこで上述したエ
ンジン2では、吸気バルブのバルブタイミングを変更し
てトルクを向上させている。そのトルク特性は、各変速
段ごとに設定されており、第2速ないし第5速でのエン
ジントルク特性は、図2の線Bで示すように、可及的に
フラットな特性に設定されている。これに対して第1速
に対応させたエンジントルク特性(図2の線A)は、エ
ンジン回転数が所定の値以下の場合、すなわちスロット
ル開度が所定値以下の低開度の場合に、トルクが他の前
進段でのトルクより低くなる特性に設定されている。
【0039】したがって上記の制御装置によってエンジ
ン2および自動変速機1を制御すると、第1速の低回転
時(低スロットル開度時)には、エンジントルクが低く
抑えられるのに対して、自動変速機1でのギヤ比(すな
わちトルクの増大効果)が大きくなり、その結果、両者
相まって車両全体としての駆動トルクが過大にならず、
アクセルペダル6をわずか踏み込んでも車両が大きく前
進するいわゆる飛び出し感を防止することができ、ひい
てはドライバビリティが向上する。
【0040】また一方、Rレンジが選択されていること
によりステップ3で肯定判断された場合、エンジントル
ク特性として図2に線Cで示す後進用特性を設定する
(ステップ7)。このエンジントルク特性は、図2に示
すように、エンジン回転数の中高速域まで(すなわち低
中スロットル開度域で)トルクを他の変速段でのトルク
より低く抑える特性である。
【0041】一般に、後進走行は、低車速の方が操舵が
容易になり、またいわゆる飛び出し感を防ぐうえから低
トルクであることが望ましい。したがってRレンジ用の
エンジントルク特性を上記のように設定することによ
り、過剰な駆動トルクとなることを防止してドライバビ
リティを向上させることができる。
【0042】なお、第1速用のエンジントルク特性とR
レンジ用のエンジントルク特性とは、他の前進段での特
性におけるトルクより低トルクとなるように設定されて
いればよく、したがって第1速用のトルク特性とRレン
ジ用のトルク特性とは同一もしくは近似したものであっ
てよい。すなわち図2に示すように特に異ならせなくて
もよい。このようにすれば、シフトポジションセンサの
フェールなどによってRレンジと他のレンジとのレンジ
の誤判定が生じても、発進時のエンジントルクが同一も
しくはほぼ同じになるので、違和感を防止できる。
【0043】上記のように変速段ごとにエンジントルク
特性を設定した場合、一つのエンジン回転数に対して複
数のトルクが対応して存在することになる。すなわちエ
ンジン回転数が変化しなくても、自動変速機1での変速
が生じると、エンジントルクが増大もしくは低下するこ
とになる。そこでこの発明にかかる制御装置は、変速に
起因する駆動トルクの変化と変速に伴うエンジントルク
特性の変化とが重畳することによるショックの悪化を防
止するために、変速およびエンジントルク特性の変更と
を以下のように制御する。
【0044】図3はその制御ルーチンを概念的に示して
おり、入力信号処理(ステップ11)および各センサの
正常判断(ステップ12)を、図1に示す制御ルーチン
におけると同様にして行い、センサに異常があればリタ
ーンし、またセンサが正常に機能していれば、Rレンジ
へのマニュアルシフトを判断する(ステップ13)。こ
の判断は、シフト装置から自動変速機用電子制御装置1
7に入力されるシフトポジションセンサからの信号に基
づいて判断することができる。
【0045】Rレンジへのシフトが生じていないことに
よりステップ13で否定判断された場合には、第1速と
の間の変速が発生しているか否か判断する(ステップ1
4)。これは、車速やスロットル開度などに基づいて判
断することができる。このステップ14で否定判断され
た場合にはリターンし、肯定判断された場合には、その
変速が第1速からのアップシフトか否かを判断する(ス
テップ15)。なお、このステップ14およびステップ
15が請求項3のダウンシフト検出手段に相当する。
【0046】第1速からの変速がアップシフトであって
ステップ15で肯定判断された場合には、そのアップシ
フト制御におけるイナーシャ相が開始したか否かを判断
する(ステップ16)。このステップ16が請求項2の
イナーシャ相検出手段に相当し、この判断は、従来知ら
れている方法によって行うことができ、例えば、出力軸
回転数に変速前の変速比を掛けた値と入力回転数NC0と
の差が所定の値に達したことによって判断することがで
きる。そしてイナーシャ相の開始を待って、すなわちス
テップ16で肯定判断された後に、エンジントルク特性
の変更制御、具体的には、図7に示す機構によるバルブ
タイミングの変更を実行する(ステップ17)。
【0047】上記の制御をパワーオン・アップシフト時
に実行した場合の入力回転数NC0、出力トルクTO 、入
力トルクTT の変化を図4のタイムチャートに実線で概
略的に記載してある。図4において、t0 時点で変速が
開始し、それに伴って入力回転数NC0が低下してイナー
シャ相が開始する(t1 時点)。これとほぼ同時にエン
ジントルク特性が第2速などの他の変速段に対応した特
性に変更され、その分、エンジントルクが増大するの
で、入力トルクTT は実線で示す勾配で増大する。 こ
れに対してエンジントルク特性の変更を変速終了後に実
行した場合には、図4に一点鎖線で示すように変化す
る。すなわち入力トルクは、第1速のエンジントルク特
性に応じて変化するので、変化勾配が相対的に小さくな
り、それに伴って入力回転数が相対的に早い時期に同期
回転数に到達する。その際にトルクが低下するが、その
直後にエンジントルク特性が変更されて入力トルクが増
大するので、出力トルクもそれに応じて増大する。その
結果、トルクが変速終了時期に一旦落ち込んだ後に増大
することになり、これがショックの原因になる。
【0048】前述したように制御してイナーシャ相中に
エンジンのトルク特性を変更すれば、変速に伴うトルク
変化の中でエンジントルク特性の変更に伴うトルク変化
が紛れ込んだ状態になるので、ショックが悪化すること
が防止される。
【0049】他方、第1速との間の変速がアップシフト
ではないことにより、すなわちダウンシフトであること
により、ステップ15で否定判断された場合には、ステ
ップ18に進んで変速終了前の所定期間に至ったか否か
を判断する。そしてこのステップ17で肯定判断されて
変速終了までの時間が予め設定した所定の時間内に入る
と、ステップ17に進んでエンジントルク特性を変更す
る。この場合は、第1速に対応して決めてあるエンジン
トルク特性となるようバルブタイミングを設定する。
【0050】この場合のタイムチャートを図5に実線で
示してあり、変速開始時点t10の後、入力回転数および
変速比ならびに出力回転数から求められる変速終了まで
の時間TCYC が、予め設定した時間TRTに一致した時点
t11でエンジントルク特性が第1速用の特性に変更され
る。したがって入力トルクが低下するとともに、入力回
転数の変化勾配が低下する。このように入力トルクが低
下しても、第1速を設定する第2一方向クラッチF2 が
係合する以前の実質的なニュートラル状態での入力トル
クの変化であるから、出力トルクに影響が生じず、ショ
ックを悪化させることはない。またこの第2一方向クラ
ッチがF2 が係合する際の入力トルクが低下しているた
めに、第2一方向クラッチF2 が係合することに伴う衝
撃が緩和され、この点でもショックを防止することがで
きる。
【0051】これに対して変速の終了によってエンジン
トルク特性を第1速用の特性に変更する場合には、図5
に一点鎖線で示すように、第1速への同期の時点t12で
は入力トルクが大きいトルクになっているので、第2一
方向クラッチF2 の係合によってトルクが大きく変動
し、その後にエンジントルク特性の変更によって入力ト
ルクが低下するので、出力トルクも大きく低下する。そ
の結果、変速終了時点でのトルクの変化が急激なものと
なり、ショックが悪化する。
【0052】なお、ステップ13で肯定判断された場
合、すなわちRレンジへのシフトが判断された場合に
は、直ちにステップ17に進んでエンジントルク特性を
Rレンジ用の特性に変更する。したがってステップ17
が請求項2および請求項3におけるトルク特性変更手段
に相当する。
【0053】以上、この発明の具体例について説明した
が、この発明は、図7に示すバルブタイミング制御機構
以外の機構によりエンジントルク特性を変更するよう構
成したエンジンや図8に示すギヤトレーン以外のギヤト
レーンを備えた自動変速機を対象とする制御装置に適用
することができる。また請求項2における変速機は自動
変速機に限らず、手動変速機であってもよい。さらに上
記の例では、前進第1速でのエンジントルク特性を低回
転数側(低スロットル開度側)で低トルクとなるものに
設定したが、他の低速側の変速段についても同様にエン
ジントルク特性を設定してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、所定の低速側の変速比についてのエンジントルク
特性を、低スロットル開度であることによる低回転数側
で低トルクになる特性に設定したので、その変速段での
低スロットル開度時には、エンジントルクが低くなるよ
うに制御される。そのためその低速段での変速比を大き
くした場合であっても、駆動トルクが過剰に大きくなる
ことがなく、ドライバビリティが良好になる。
【0055】また請求項2の記載した発明によれば、ア
ップシフトに伴うエンジントルク特性の変更がそのアッ
プシフトでのイナーシャ相中に生じるので、エンジント
ルク特性の変更によるトルク変化が、アップシフトに伴
うトルク変化に紛れ込んだ状態になり、ショックの悪化
を未然に防止することができる。
【0056】さらに請求項3に記載した発明によれば、
ダウンシフトに伴うエンジントルク特性の変更が、その
ダウンシフトの終了までの所定の期間内に行われ、エン
ジントルク特性の変更に伴うトルク変化が、ダウンシフ
ト時に自動変速機がニュートラル状態になる間に生じ、
トルク特性の変更に伴うトルク変化が駆動トルクの変化
として現れないので、ショックの悪化を未然に防止する
ことができる。
【0057】そして請求項4に記載した発明では、後進
段を設定するレンジに対応させたエンジンのトルク特性
と前進段での最低速段に対応させたエンジンのトルク特
性とがほぼ等しく設定されているので、後進レンジと前
進レンジとのレンジの誤判定が生じても、これらの走行
レンジでの発進の際には、エンジンのトルク特性がほぼ
同じになるため、車両の駆動性能に変化が特にはなく、
その結果、レンジの誤判定に伴う違和感を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Rレンジおよび第1速に応じたエンジントルク
特性を設定するための制御ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図2】バルブタイミングを変更することによる各変速
段に対応したエンジントルク特性を模式的に示す線図で
ある。
【図3】変速に伴うエンジン出力の変更のタイミングの
制御のためのルーチンを示すフローチャートである。
【図4】第1速からのアップシフト時のタイムチャート
である。
【図5】第1速へのダウンシフト時のタイムチャートで
ある。
【図6】この発明の一例を説明するための全体的な制御
系統図である。
【図7】バルブタイミングを連続的に変更するための機
構の一例を示す断面図である。
【図8】この発明で対象とする自動変速機におけるギヤ
トレーンの一例を示すスケルトン図である。
【図9】この自動変速機での各変速段を設定するための
摩擦係合装置の係合作動表を示す図表である。
【符号の説明】
1 自動変速機 2 エンジン 7 エンジン用電子制御装置 8 インテークカムシャフト 10 油圧ピストン 12 インテークカムタイミングプーリー 15 オイルコントロールバルブ 17 自動変速機用電子制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変速比を設定することのできる変
    速機が、該変速機で設定される変速比に応じてバルブタ
    イミングを変えて出力特性を変更可能なエンジンに連結
    された車両のエンジンおよび変速機の一体制御装置にお
    いて、 低スロットル開度側で予め定めた所定の変速比が大きい
    場合に対応させたエンジントルク特性が、低スロットル
    開度側でのエンジントルクが他の変速比に対応するエン
    ジントルク特性より低くなるように設定されていること
    を特徴とするエンジンおよび変速機の一体制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の変速段を設定することのできる自
    動変速機が、該自動変速機で設定される変速段に応じて
    バルブタイミングを変えて出力特性を変更可能なエンジ
    ンに連結された車両のエンジンおよび変速機の一体制御
    装置において、 前記自動変速機でのアップシフトの際のイナーシャ相を
    検出するイナーシャ相検出手段と、 前記アップシフトに伴う前記エンジンのトルク特性の変
    更を前記イナーシャ相検出手段で検出されたイナーシャ
    相中に開始するトルク特性変更手段とを備えていること
    を特徴とするエンジンおよび自動変速機の一体制御装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の変速段を設定することのできる自
    動変速機が、該自動変速機で設定される変速段に応じて
    バルブタイミングを変えて出力特性を変更可能なエンジ
    ンに連結された車両のエンジンおよび変速機の一体制御
    装置において、 前記自動変速機でのダウンシフトを検出するダウンシフ
    ト検出手段と、 前記ダウンシフトに伴う前記エンジンのトルク特性の変
    更を前記ダウンシフト検出手段で検出されたダウンシフ
    トの開始後でかつ終了以前に開始するトルク特性変更手
    段とを備えていることを特徴とするエンジンおよび自動
    変速機の一体制御装置。
  4. 【請求項4】 後進段を設定するレンジと複数の前進段
    を設定するレンジとを含む複数のレンジを設定すること
    のできる自動変速機が、該自動変速機で設定されるレン
    ジに応じてバルブタイミングを変えて出力特性を変更可
    能なエンジンに連結された車両のエンジンおよび変速機
    の一体制御装置において、 後進段を設定するレンジに対応させたエンジンのトルク
    特性と前進段での最低速段に対応させてエンジンのトル
    ク特性とがほぼ等しく設定されていることを特徴とする
    エンジンおよび自動変速機の一体制御装置。
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JP2006329063A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置
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JP2017020481A (ja) * 2015-07-15 2017-01-26 いすゞ自動車株式会社 走行制御装置および走行制御方法

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