JPH09317467A - 車両用リザーブタンク - Google Patents
車両用リザーブタンクInfo
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- JPH09317467A JPH09317467A JP13178296A JP13178296A JPH09317467A JP H09317467 A JPH09317467 A JP H09317467A JP 13178296 A JP13178296 A JP 13178296A JP 13178296 A JP13178296 A JP 13178296A JP H09317467 A JPH09317467 A JP H09317467A
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- Japan
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- cooling water
- large volume
- reserve tank
- injection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷却水注入時間の短縮化を図ることができる
車両用リザーブタンクを提供する。 【解決手段】 タンク本体2における上方部分2Uを、
冷却水注入口3を含み垂直方向に延びる細径の筒状部2
0と、大容積部21とから構成し、筒状部20の上端部
分と大容積部21の上端部分とを可撓性を有する筒体2
4で連通した。筒体24を閉塞させて冷却水Wを注入
し、水面レベルが、FULLレベルライン6fに達する
と、大容積部21が閉塞して大容積部21の水面レベル
の上昇が停止され、さらに、冷却水Wを注入することに
より筒状部20内の水面は急上昇して、筒状部20内に
満たされる。冷却水WがFULLレベルライン6fに達
したことを、筒状部20内に冷却水Wが満たされたこと
で確認できる。注入箇所から目線を外すことなく、注入
作業を終了可能であり、注入作業の迅速化を図ることが
できる。
車両用リザーブタンクを提供する。 【解決手段】 タンク本体2における上方部分2Uを、
冷却水注入口3を含み垂直方向に延びる細径の筒状部2
0と、大容積部21とから構成し、筒状部20の上端部
分と大容積部21の上端部分とを可撓性を有する筒体2
4で連通した。筒体24を閉塞させて冷却水Wを注入
し、水面レベルが、FULLレベルライン6fに達する
と、大容積部21が閉塞して大容積部21の水面レベル
の上昇が停止され、さらに、冷却水Wを注入することに
より筒状部20内の水面は急上昇して、筒状部20内に
満たされる。冷却水WがFULLレベルライン6fに達
したことを、筒状部20内に冷却水Wが満たされたこと
で確認できる。注入箇所から目線を外すことなく、注入
作業を終了可能であり、注入作業の迅速化を図ることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジン冷
却水系統等に用いられる車両用リザーブタンクに関する
ものである。
却水系統等に用いられる車両用リザーブタンクに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用リザーブタンクの一例とし
て図6に示すものがある。図において、車両用リザーブ
タンク1は、冷却水Wを貯留する略立方体形状で透明の
タンク本体2と、冷却水Wを注入し得るようにタンク本
体2の上面部に設けられた略筒状の冷却水注入口3と、
冷却水注入口3に被せられるキャップ4と、キャップ4
に接続されてタンク本体2内に延ばされるホース5と、
から大略構成されている。タンク本体2の側面部2aに
は、冷却水Wの貯留量を確認できるように、「LO
W」、「FULL」の文字が付された目盛り(レベルラ
イン)6が設けられている。
て図6に示すものがある。図において、車両用リザーブ
タンク1は、冷却水Wを貯留する略立方体形状で透明の
タンク本体2と、冷却水Wを注入し得るようにタンク本
体2の上面部に設けられた略筒状の冷却水注入口3と、
冷却水注入口3に被せられるキャップ4と、キャップ4
に接続されてタンク本体2内に延ばされるホース5と、
から大略構成されている。タンク本体2の側面部2aに
は、冷却水Wの貯留量を確認できるように、「LO
W」、「FULL」の文字が付された目盛り(レベルラ
イン)6が設けられている。
【0003】キャップ4は、冷却水注入口3に被せられ
下部側にホース5を接続するホース用筒部8を備えたキ
ャップ本体9と、キャップ本体9の上面側に水平方向に
向けて突出形成され一端側が前記ホース用筒部8に連通
し他端側がラジエータ10(図7参照)に接続されるラ
ジエータ用筒部11と、キャップ本体9の上面側に水平
方向に向けて突出形成され一端側が前記ホース用筒部8
に連通したオーバーフロー用筒部12とから大略構成さ
れている。
下部側にホース5を接続するホース用筒部8を備えたキ
ャップ本体9と、キャップ本体9の上面側に水平方向に
向けて突出形成され一端側が前記ホース用筒部8に連通
し他端側がラジエータ10(図7参照)に接続されるラ
ジエータ用筒部11と、キャップ本体9の上面側に水平
方向に向けて突出形成され一端側が前記ホース用筒部8
に連通したオーバーフロー用筒部12とから大略構成さ
れている。
【0004】上述した車両用リザーブタンク1は、図7
に示すように車両13のエンジンルーム14に配置され
ている。この車両用リザーブタンク1の周辺には、ラジ
エータ10、バッテリー15、ラジエータ10とラジエ
ータ用筒部11とを接続するリザーブタンクホース1
7、オーバーフロー用筒部12に接続されたオーバーフ
ロー用ホース18、ストラット19等の部品(以下、適
宜、周辺部品と総称する。)が配置される。そして、こ
の車両用リザーブタンク1では、冷却水Wを注入する場
合、タンク本体2の目盛り6を見ながら行い、注入量
(貯留量)が適正値になるようにしている。
に示すように車両13のエンジンルーム14に配置され
ている。この車両用リザーブタンク1の周辺には、ラジ
エータ10、バッテリー15、ラジエータ10とラジエ
ータ用筒部11とを接続するリザーブタンクホース1
7、オーバーフロー用筒部12に接続されたオーバーフ
ロー用ホース18、ストラット19等の部品(以下、適
宜、周辺部品と総称する。)が配置される。そして、こ
の車両用リザーブタンク1では、冷却水Wを注入する場
合、タンク本体2の目盛り6を見ながら行い、注入量
(貯留量)が適正値になるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した車
両用リザーブタンク1は、エンジンルーム14に配置さ
れ、周辺部品とのクリアランスが狭くなっている。この
ため、車両用リザーブタンク1に冷却水Wを注入する場
合、冷却水Wの水面レベル(貯留量)を確認する場合、
冷却水注入口3から目線を外して周辺部品を避けるよう
にして下側に覗き込む必要があり、この分、注入作業時
間が多くかかることになる。
両用リザーブタンク1は、エンジンルーム14に配置さ
れ、周辺部品とのクリアランスが狭くなっている。この
ため、車両用リザーブタンク1に冷却水Wを注入する場
合、冷却水Wの水面レベル(貯留量)を確認する場合、
冷却水注入口3から目線を外して周辺部品を避けるよう
にして下側に覗き込む必要があり、この分、注入作業時
間が多くかかることになる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、冷却水注入時間の短縮化を図ることができる車両用
リザーブタンクを提供することを目的とする。
で、冷却水注入時間の短縮化を図ることができる車両用
リザーブタンクを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却水を貯留
するタンク本体と、該タンク本体の上面部に設けられキ
ャップが被せられる冷却水注入口とを有し、前記タンク
本体におけるあらかじめ設定された冷却水貯留最高レベ
ル近傍部分よりも上方部分を、前記冷却水注入口を含み
垂直方向に延びる細径の筒状部と、該筒状部と分離して
形成され容積の大きい大容積部とから構成したことを特
徴とする。
するタンク本体と、該タンク本体の上面部に設けられキ
ャップが被せられる冷却水注入口とを有し、前記タンク
本体におけるあらかじめ設定された冷却水貯留最高レベ
ル近傍部分よりも上方部分を、前記冷却水注入口を含み
垂直方向に延びる細径の筒状部と、該筒状部と分離して
形成され容積の大きい大容積部とから構成したことを特
徴とする。
【0008】この場合、筒状部の上端部分と大容積部の
上端部分とを可撓性を有する筒体で連通するように構成
してもよい。また、大容積部の上端部分に大気に連通す
る孔を形成してもよい。さらに、キャップに、孔を塞ぐ
栓部を形成するようにしてもよい。
上端部分とを可撓性を有する筒体で連通するように構成
してもよい。また、大容積部の上端部分に大気に連通す
る孔を形成してもよい。さらに、キャップに、孔を塞ぐ
栓部を形成するようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
の車両用リザーブタンクを図1に基づいて説明する。な
お、図6及び図7に示す部材、部分と同等の部材、部分
についての説明、図示は、適宜、省略する。
の車両用リザーブタンクを図1に基づいて説明する。な
お、図6及び図7に示す部材、部分と同等の部材、部分
についての説明、図示は、適宜、省略する。
【0010】図1において、タンク本体2における「F
ULL」レベル(冷却水W貯留最高レベル)を示すライ
ン(以下、FULLレベルラインという。)6fより上
方部分2Uは、細径の筒状部20と、容積の大きい大容
積部21とに分離して構成されている。筒状部20は、
冷却水注入口3を含み垂直方向に延びるように形成され
ており、内部には、キャップ4に接続されたホース5が
挿通されている。大容積部21は、略矩形をなしてい
る。大容積部21と筒状部20とは、タンク本体2にお
けるFULLレベルライン6fより下方部分2Dを通し
て連通している。
ULL」レベル(冷却水W貯留最高レベル)を示すライ
ン(以下、FULLレベルラインという。)6fより上
方部分2Uは、細径の筒状部20と、容積の大きい大容
積部21とに分離して構成されている。筒状部20は、
冷却水注入口3を含み垂直方向に延びるように形成され
ており、内部には、キャップ4に接続されたホース5が
挿通されている。大容積部21は、略矩形をなしてい
る。大容積部21と筒状部20とは、タンク本体2にお
けるFULLレベルライン6fより下方部分2Dを通し
て連通している。
【0011】筒状部20の上端部分及び大容積部21の
上端部分には、相対向するように、大気に開口する筒状
の開口部(以下、筒状部側開口部22、大容積部側開口
部23という。)が形成されている。筒状部側開口部2
2、大容積部側開口部23には、可撓性の筒体24が嵌
挿されるようになっている。
上端部分には、相対向するように、大気に開口する筒状
の開口部(以下、筒状部側開口部22、大容積部側開口
部23という。)が形成されている。筒状部側開口部2
2、大容積部側開口部23には、可撓性の筒体24が嵌
挿されるようになっている。
【0012】上述したように構成した車両用リザーブタ
ンク1では、キャップ4を冷却水注入口3から外し、筒
体24を筒状部側開口部22及び大容積部側開口部23
に嵌挿する。そして、筒体24を指等でつまんで閉塞さ
せ、この状態で、冷却水注入口3から冷却水Wを注入す
る。冷却水Wの注入に伴い、水面レベルが、FULLレ
ベルライン6fの近傍部分に達すると大容積部21の上
方空間が閉塞され、大容積部21の水面レベルの上昇が
停止される。さらに、冷却水Wを注入することにより筒
状部20内の水面は急上昇して、筒状部20内に満たさ
れる。作業者は、筒状部20内に冷却水Wが満たされた
ことを目視することで冷却水WがFULLレベルライン
6fに達したことを確認し、冷却水Wの注入を停止す
る。
ンク1では、キャップ4を冷却水注入口3から外し、筒
体24を筒状部側開口部22及び大容積部側開口部23
に嵌挿する。そして、筒体24を指等でつまんで閉塞さ
せ、この状態で、冷却水注入口3から冷却水Wを注入す
る。冷却水Wの注入に伴い、水面レベルが、FULLレ
ベルライン6fの近傍部分に達すると大容積部21の上
方空間が閉塞され、大容積部21の水面レベルの上昇が
停止される。さらに、冷却水Wを注入することにより筒
状部20内の水面は急上昇して、筒状部20内に満たさ
れる。作業者は、筒状部20内に冷却水Wが満たされた
ことを目視することで冷却水WがFULLレベルライン
6fに達したことを確認し、冷却水Wの注入を停止す
る。
【0013】冷却水W注入時に、目線を外すことなく注
入箇所を見て注入作業を終了できるので、注入作業の迅
速化を図ることができる。また、目線を外すことなく注
入箇所を見て注入作業を終了するので、冷却水Wの注入
ミスが抑制され、冷却水注入口3から冷却水Wを漏らす
ようなことを防止できる。従来技術では、冷却水注入時
に、注入箇所と共に、タンク本体に付された目盛りを見
て注入量を確認するため、目線をずらす必要があり、こ
の分、多くの時間を要することになるが、この従来技術
に比して、本発明によれば、注入作業を迅速に行えるこ
とになる。
入箇所を見て注入作業を終了できるので、注入作業の迅
速化を図ることができる。また、目線を外すことなく注
入箇所を見て注入作業を終了するので、冷却水Wの注入
ミスが抑制され、冷却水注入口3から冷却水Wを漏らす
ようなことを防止できる。従来技術では、冷却水注入時
に、注入箇所と共に、タンク本体に付された目盛りを見
て注入量を確認するため、目線をずらす必要があり、こ
の分、多くの時間を要することになるが、この従来技術
に比して、本発明によれば、注入作業を迅速に行えるこ
とになる。
【0014】筒状部20が細径であるので、走行時に車
体が大きく振動し、タンク本体2内で大きな波が発生し
ても、冷却水Wが筒状部20内で上昇することが抑制さ
れる。このため、冷却水Wがキャップ4の装着部(冷却
水注入口3)から漏れるようなことを防止できる。
体が大きく振動し、タンク本体2内で大きな波が発生し
ても、冷却水Wが筒状部20内で上昇することが抑制さ
れる。このため、冷却水Wがキャップ4の装着部(冷却
水注入口3)から漏れるようなことを防止できる。
【0015】また、筒体24を筒状部側開口部22、大
容積部側開口部23に嵌挿した状態にしておくことによ
り、大気に解放された部分がなくなり、車両用リザーブ
タンク1内がゴミ、チリ等で汚れるような心配がなくな
る。
容積部側開口部23に嵌挿した状態にしておくことによ
り、大気に解放された部分がなくなり、車両用リザーブ
タンク1内がゴミ、チリ等で汚れるような心配がなくな
る。
【0016】次に、本発明の第2の実施の形態の車両用
リザーブタンク1を図2に基づいて説明する。この第2
の実施の形態の車両用リザーブタンク1は、前記第1の
実施の形態の車両用リザーブタンク1に比して、筒状部
側開口部22、大容積部側開口部23が省略され、当該
部分が閉塞されている一方、大容積部21の上端部分の
中央側に大気に連通する筒(孔)25が形成されたこと
が異なっており、他の部分は、前記第1の実施の形態と
同等に構成されている。
リザーブタンク1を図2に基づいて説明する。この第2
の実施の形態の車両用リザーブタンク1は、前記第1の
実施の形態の車両用リザーブタンク1に比して、筒状部
側開口部22、大容積部側開口部23が省略され、当該
部分が閉塞されている一方、大容積部21の上端部分の
中央側に大気に連通する筒(孔)25が形成されたこと
が異なっており、他の部分は、前記第1の実施の形態と
同等に構成されている。
【0017】この図2の車両用リザーブタンク1では、
冷却水Wの注入時に、筒25を指等で閉塞させ、この状
態で、冷却水注入口3から冷却水Wを注入する。以下、
図1の車両用リザーブタンク1と同様にして、冷却水注
入時に、目線を外すことなく注入箇所を見て注入作業を
終了できるので、注入作業の迅速化を図ることができ
る。
冷却水Wの注入時に、筒25を指等で閉塞させ、この状
態で、冷却水注入口3から冷却水Wを注入する。以下、
図1の車両用リザーブタンク1と同様にして、冷却水注
入時に、目線を外すことなく注入箇所を見て注入作業を
終了できるので、注入作業の迅速化を図ることができ
る。
【0018】次に、本発明の第3の実施の形態の車両用
リザーブタンク1を図3ないし図5に基づいて説明す
る。この第3の実施の形態の車両用リザーブタンク1
は、前記第2の実施の形態の車両用リザーブタンク1に
比して、図3に示すように、大気に連通する筒(孔)2
5を、大容積部21の上端部分の中央側に代えて、大容
積部21の上端部分の端部側に形成し、かつ前記第2の
実施の形態の車両用リザーブタンク1のキャップ4と異
なる構成のキャップ4Aを備えたものになっている。
リザーブタンク1を図3ないし図5に基づいて説明す
る。この第3の実施の形態の車両用リザーブタンク1
は、前記第2の実施の形態の車両用リザーブタンク1に
比して、図3に示すように、大気に連通する筒(孔)2
5を、大容積部21の上端部分の中央側に代えて、大容
積部21の上端部分の端部側に形成し、かつ前記第2の
実施の形態の車両用リザーブタンク1のキャップ4と異
なる構成のキャップ4Aを備えたものになっている。
【0019】このキャップ4Aは、図4及び図5に示す
ように、キャップ本体9の下部側に、ホース用筒部8に
平行に有底筒状で前記大容積部21の筒25に嵌装され
る栓部26を設けており、栓部26を筒25に嵌装する
ことにより筒25の開口部を塞げるようになっている。
ように、キャップ本体9の下部側に、ホース用筒部8に
平行に有底筒状で前記大容積部21の筒25に嵌装され
る栓部26を設けており、栓部26を筒25に嵌装する
ことにより筒25の開口部を塞げるようになっている。
【0020】このように構成された車両用リザーブタン
ク1では、冷却水注入時には、図3左側に示すように冷
却水注入口3に嵌合されたキャップ4を冷却水注入口3
から外し、キャップ4を、図3右側に示すように、筒2
5配置側に持っていき、キャップ4の栓部26を筒25
に嵌装して筒25を閉塞させる。そして、この状態で、
冷却水注入口3から冷却水Wを注入する。以下、図2の
車両用リザーブタンク1と同様にして、冷却水注入時
に、目線を外すことなく注入箇所を見て注入作業を終了
できるので、注入作業の迅速化を図ることができる。
ク1では、冷却水注入時には、図3左側に示すように冷
却水注入口3に嵌合されたキャップ4を冷却水注入口3
から外し、キャップ4を、図3右側に示すように、筒2
5配置側に持っていき、キャップ4の栓部26を筒25
に嵌装して筒25を閉塞させる。そして、この状態で、
冷却水注入口3から冷却水Wを注入する。以下、図2の
車両用リザーブタンク1と同様にして、冷却水注入時
に、目線を外すことなく注入箇所を見て注入作業を終了
できるので、注入作業の迅速化を図ることができる。
【0021】また、冷却水Wの注入作業時に、キャップ
4を筒25に装着することで、キャップ4を他の部分に
置き忘れるようなことを防止できる。
4を筒25に装着することで、キャップ4を他の部分に
置き忘れるようなことを防止できる。
【0022】上記第1の実施の形態では、筒状部20に
筒状部側開口部22を、大容積部21に大容積部側開口
部23を形成し、第2、第3の実施の形態では、大容積
部21に大気に連通する筒25を形成した場合を例にし
たが、筒状部側開口部22、大容積部側開口部23や筒
25を省略し、冷却水注入口3を除く筒状部20の他の
部分及び大容積部21を閉塞するように構成してもよ
い。このように構成することにより、冷却水注入時に、
第1、第2、第3の実施の形態で必要とされた筒状部側
開口部22、大容積部側開口部23や筒25の閉塞作業
が省略され、この分、冷却水Wの注入作業性の向上を図
ることが可能となる。
筒状部側開口部22を、大容積部21に大容積部側開口
部23を形成し、第2、第3の実施の形態では、大容積
部21に大気に連通する筒25を形成した場合を例にし
たが、筒状部側開口部22、大容積部側開口部23や筒
25を省略し、冷却水注入口3を除く筒状部20の他の
部分及び大容積部21を閉塞するように構成してもよ
い。このように構成することにより、冷却水注入時に、
第1、第2、第3の実施の形態で必要とされた筒状部側
開口部22、大容積部側開口部23や筒25の閉塞作業
が省略され、この分、冷却水Wの注入作業性の向上を図
ることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た車両用リザーブタンクであるから、キャップを外して
冷却水注入口から冷却水を注入し、水面レベルが、冷却
水貯留最高レベル近傍部分に達すると大容積部の上方空
間が閉塞され、大容積部の水面レベルの上昇が停止さ
れ、さらに、冷却水を注入することにより筒状部内の水
面が急上昇して、筒状部内に満たされるので、筒状部内
に冷却水が満たされたことを目視することで冷却水が冷
却水貯留最高レベルに達したことを確認し、冷却水の注
入を停止できる。このため、冷却水注入時に、注入箇所
から目線を外すことなく注入作業を終了できるので、注
入作業の迅速化が図れる。
た車両用リザーブタンクであるから、キャップを外して
冷却水注入口から冷却水を注入し、水面レベルが、冷却
水貯留最高レベル近傍部分に達すると大容積部の上方空
間が閉塞され、大容積部の水面レベルの上昇が停止さ
れ、さらに、冷却水を注入することにより筒状部内の水
面が急上昇して、筒状部内に満たされるので、筒状部内
に冷却水が満たされたことを目視することで冷却水が冷
却水貯留最高レベルに達したことを確認し、冷却水の注
入を停止できる。このため、冷却水注入時に、注入箇所
から目線を外すことなく注入作業を終了できるので、注
入作業の迅速化が図れる。
【0024】筒状部が細径であるので、走行時に車体が
大きく振動し、タンク本体内で大きな波が発生しても、
冷却水が筒状部を昇ることが抑制される。このため、冷
却水がキャップ装着部から漏れるようなことを防止でき
る。
大きく振動し、タンク本体内で大きな波が発生しても、
冷却水が筒状部を昇ることが抑制される。このため、冷
却水がキャップ装着部から漏れるようなことを防止でき
る。
【0025】筒状部の上端部分と大容積部の上端部分と
を可撓性を有する筒体で連通することにより、筒体を指
等でつまんで閉塞させ、この状態で、冷却水の注入を行
うと、上述したのと同様にして、筒状部内に冷却水が満
たされたことを目視することで冷却水が冷却水貯留最高
レベルに達したことを確認し、冷却水の注入を停止でき
る。このため、冷却水注入時に、注入箇所から目線を外
すことなく注入作業を終了できるので、注入作業の迅速
化が図れる。
を可撓性を有する筒体で連通することにより、筒体を指
等でつまんで閉塞させ、この状態で、冷却水の注入を行
うと、上述したのと同様にして、筒状部内に冷却水が満
たされたことを目視することで冷却水が冷却水貯留最高
レベルに達したことを確認し、冷却水の注入を停止でき
る。このため、冷却水注入時に、注入箇所から目線を外
すことなく注入作業を終了できるので、注入作業の迅速
化が図れる。
【0026】大容積部の上端部分に大気に連通する孔を
形成することにより、孔を指等でつまんで閉塞させ、こ
の状態で、冷却水の注入を行うと、上述したのと同様に
して、筒状部内に冷却水が満たされたことを目視するこ
とで冷却水が冷却水貯留最高レベルに達したことを確認
し、冷却水の注入を停止できる。このため、冷却水注入
時に、注入箇所から目線を外すことなく注入作業を終了
できるので、注入作業の迅速化が図れる。
形成することにより、孔を指等でつまんで閉塞させ、こ
の状態で、冷却水の注入を行うと、上述したのと同様に
して、筒状部内に冷却水が満たされたことを目視するこ
とで冷却水が冷却水貯留最高レベルに達したことを確認
し、冷却水の注入を停止できる。このため、冷却水注入
時に、注入箇所から目線を外すことなく注入作業を終了
できるので、注入作業の迅速化が図れる。
【0027】キャップに、孔を塞ぐ栓部を形成すること
により、冷却水注入時には、キャップを冷却水注入口か
ら外し、キャップの栓部を孔に挿入して孔を閉塞する。
冷却水注入作業時に、キャップを孔に嵌合することで、
キャップを他の部分に置き忘れるようなことを防止でき
る。
により、冷却水注入時には、キャップを冷却水注入口か
ら外し、キャップの栓部を孔に挿入して孔を閉塞する。
冷却水注入作業時に、キャップを孔に嵌合することで、
キャップを他の部分に置き忘れるようなことを防止でき
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態の車両用リザーブタ
ンクを示す部分断面の正面図である。
ンクを示す部分断面の正面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の車両用リザーブタ
ンクを示す部分断面の正面図である。
ンクを示す部分断面の正面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の車両用リザーブタ
ンクを示す部分断面の正面図である。
ンクを示す部分断面の正面図である。
【図4】同車両用リザーブタンクのキャップを示す断面
図である。
図である。
【図5】同キャップを示す下面図である。
【図6】従来の車両用リザーブタンクの一例を示す部分
断面の正面図である。
断面の正面図である。
【図7】車両用リザーブタンクの配置状態を模式的に示
す図である。
す図である。
1 車両用リザーブタンク 2 タンク本体 2U タンク本体におけるFULLレベルラインより上
方部分 3 冷却水注入口 4 キャップ 6 目盛り 6f FULLレベルライン(冷却水貯留最高レベル) 20 筒状部 21 大容積部 24 筒体
方部分 3 冷却水注入口 4 キャップ 6 目盛り 6f FULLレベルライン(冷却水貯留最高レベル) 20 筒状部 21 大容積部 24 筒体
Claims (4)
- 【請求項1】 冷却水を貯留するタンク本体と、該タン
ク本体の上面部に設けられキャップが被せられる冷却水
注入口とを有し、前記タンク本体におけるあらかじめ設
定された冷却水貯留最高レベル近傍部分よりも上方部分
を、前記冷却水注入口を含み垂直方向に延びる細径の筒
状部と、該筒状部と分離して形成され容積の大きい大容
積部とから構成したことを特徴とする車両用リザーブタ
ンク。 - 【請求項2】 筒状部の上端部分と大容積部の上端部分
とを可撓性を有する筒体で連通したことを特徴とする請
求項1記載の車両用リザーブタンク。 - 【請求項3】 大容積部の上端部分に大気に連通する孔
を形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用リザ
ーブタンク。 - 【請求項4】 キャップに、孔を塞ぐ栓部を形成したこ
とを特徴とする請求項3記載の車両用リザーブタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13178296A JPH09317467A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 車両用リザーブタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13178296A JPH09317467A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 車両用リザーブタンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317467A true JPH09317467A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15066028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13178296A Pending JPH09317467A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 車両用リザーブタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09317467A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010016157A1 (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-11 | タイガースポリマー株式会社 | リザーバタンク |
JP2016142136A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-08-08 | 日立建機株式会社 | エクスパンションタンク |
CN106257010A (zh) * | 2015-06-16 | 2016-12-28 | 铃木株式会社 | 车辆用备用罐 |
JP2018028291A (ja) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用の冷却装置 |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP13178296A patent/JPH09317467A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010016157A1 (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-11 | タイガースポリマー株式会社 | リザーバタンク |
JP2016142136A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-08-08 | 日立建機株式会社 | エクスパンションタンク |
CN106257010A (zh) * | 2015-06-16 | 2016-12-28 | 铃木株式会社 | 车辆用备用罐 |
JP2017002884A (ja) * | 2015-06-16 | 2017-01-05 | スズキ株式会社 | 車両用リザーブタンク |
JP2018028291A (ja) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用の冷却装置 |
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