JPH09317336A - 複層ガラス - Google Patents

複層ガラス

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JPH09317336A
JPH09317336A JP8135520A JP13552096A JPH09317336A JP H09317336 A JPH09317336 A JP H09317336A JP 8135520 A JP8135520 A JP 8135520A JP 13552096 A JP13552096 A JP 13552096A JP H09317336 A JPH09317336 A JP H09317336A
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JP
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glass
plate glass
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JP8135520A
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Inventor
Yuji Miyaake
雄司 宮明
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立作業が容易で安価で断熱性と結露防止性に
優れた、既存の単板ガラスによる窓を用いた複層ガラス
窓の提供。 【解決手段】框1にグレージングチャンネル2により取
り付けられた主板ガラス7aに、乾燥剤物質を分散混入
してなるブチルゴム製スペーサ6と、従板ガラス挟持部
11と離隔部12と保持部14を有する金属製アタッチ
メント4を用いて、従板ガラス7bを取り付けて複層ガ
ラス窓を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複層ガラスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13に示すように、現在、窓サッシは
単板ガラスによる窓サッシが主流であり、グレージング
チャンネル2を用い框1に単板の板ガラス3を取り付け
るのが一般的なガラスグレージング方法である。
【0003】現在用いられているタイプの複層ガラスの
グレージング方法としては、窓サッシをなす框に複層ガ
ラスを呑ませて、グレージングチャンネル又はシール材
で固定する方法が一般的である。
【0004】図14に示すように、開口部の断熱を行う
場合に、省エネルギーの見地から、複層ガラス5に、グ
レージングチャンネルとしてのアタッチメント40を装
着して、単板ガラス用の框1に取り付ける方法が普及し
つつある。
【0005】複層ガラス5は、2枚の板ガラス3a、3
bがその周辺部に、乾燥剤を有するアルミニウム合金押
し出し製のスペーサ32を介在して隔置され、2枚の板
ガラス3a、3bとスペーサ32との間には透湿防止の
ためのブチルゴムの1次シール(不図示)が施され、ス
ペーサ32の板ガラス端縁側に2次シール31が充填・
シールされて、空気層15が形成されている。
【0006】アタッチメンチト40は、アルミニウム合
金の押出材よりなるものが成形性の点から使用されるケ
ースが多く、最も普及している。アタッチメンチト40
は、アルミニウム合金部分22と一体成形された樹脂部
分21及び樹脂で形成されたビード部分30とを有す
る。
【0007】かかるアタッチメント40は生産性は良い
ものの、その構造をなす主たる材質がアルミニウム合金
であるために断熱性が問題視され価格も高い。複層ガラ
ス5の周辺にその内外面を挟持するようにして、アルミ
ニウム合金製のアタッチメント40を装着する構造のた
めに、断熱性の面でも劣っていた。その単体で性能が発
揮できる複層ガラス5をアタッチメント40を用いて框
1に装着していて、耐久性では過剰性能にもなってい
た。
【0008】2枚の板ガラス3a、3bは、スペーサ3
2、不図示の1次シール、2次シール31、アタッチメ
ント40を用いて框1に複層ガラス化されて取り付けら
れており、部品点数が多いために簡易に複層ガラスが得
られずコスト的にも高い。また、図13に示す単板ガラ
スによる窓サッシに、他の板ガラスをアタッチメントな
どを用いて取り付けることにより透湿防止の効果を有す
る複層ガラス窓を得ることは困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の課題を
解決すべくなされたものであり、通常の単板ガラスを用
いた窓サッシにも取り付け可能で、その取り付け作業が
簡易、かつ低価格の複層ガラス窓の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、主板ガラスと
主板ガラスよりも短寸法に形成された従板ガラスとがそ
の周辺部に配されているスペーサを介在して隔置され、
これら板ガラス間に空気層が形成され、かつ、これら板
ガラスの周辺部に金属製のアタッチメントが取り付けら
れてなる複層ガラスにおいて、スペーサが乾燥剤物質を
分散混入してなるブチルゴム製スペーサであり、アタッ
チメントが従板ガラス挟持部と離隔部とを有し、従板ガ
ラス挟持部により従板ガラスの端部が挟持され、離隔部
がスペーサの板ガラス端縁側に配され、主板ガラスの端
部が框の内溝に取り付けられるようにされていることを
特徴とする複層ガラスを提供する。
【0011】また、本発明は、2枚の板ガラスがその周
辺部に配されているスペーサを介在して隔置され、これ
ら板ガラス間に空気層が形成され、かつ、これら板ガラ
スの周辺部に金属製のアタッチメントが取り付けられて
なる複層ガラスにおいて、スペーサが乾燥剤物質を分散
混入してなるブチルゴム製スペーサであり、アタッチメ
ントが板ガラス挟持部と離隔部と保持部とを有し、板ガ
ラス挟持部により板ガラスの端部が挟持され、離隔部が
スペーサの板ガラス端縁側に配され、保持部が框の内溝
に取り付けられるようにされていることを特徴とする複
層ガラスを提供する。
【0012】離隔部が、断面略ロ字形状であると強度が
向上し離隔の間隔が安定するので好ましい。金属製アタ
ッチメントの主たる部分はアルミニウム合金の押し出し
材などを採用できる。
【0013】ブチルゴム製スペーサは、乾燥剤物質を分
散混入してなるので空気層の乾燥・除湿効果を有し、ブ
チルゴムの特性としての透湿防止性と可撓性とをも有す
る。
【0014】特に、スペーサとしては、自己粘着性を有
し、長期間の接着性、透湿防止性が充分に高いものが好
ましく、スペーサは、たとえば、部分加硫ブチルゴム、
反応性有機ケイ素化合物、及び添加物の合計を100重
量%とするときに、ゲル化率30〜50%の部分加硫度
を持つ部分加硫ブチルゴムの15〜40重量%をスペー
サの基材ゴムとして、まず反応性有機ケイ素化合物の
0.3〜0.6重量%を前記部分加硫ブチルゴムに配合
・混練し、次いで、添加物として乾燥剤物質の20〜3
0重量%を配合・混練し成形して製造される。
【0015】可撓性と粘着性の改良のために、ポリイソ
ブチレン、ポリブテン、ハロゲン化ブチルゴムなどが適
宜加えられる。
【0016】乾燥剤物質としては粉末状である合成結晶
ゼオライト、合成結晶性金属アルミノ珪酸塩、活性アル
ミナ、焼結シリカ、無水硫酸カルシウム、シリカゲルな
どが使用できる。
【0017】前述の部分加硫ブチルゴム、反応性有機ケ
イ素化合物、及び乾燥剤の他に、その他の添加物とし
て、粘着付与材、補強剤、補強性充填剤、非補強性充填
剤、スペーサ形状保持剤、柔軟性コントロール剤、フロ
ー性改良剤などが適宜添加されて製造される。
【0018】粘着付与材としては、脂肪族炭化水素系樹
脂、芳香族炭化水素系樹脂、水添脂環族炭化水素系樹
脂、脂環族炭化水素系樹脂、クマロン樹脂、テルペン系
樹脂、ロジン誘導体などが使用できる。
【0019】本発明におけるアタッチメントはその主要
部分が金属製であるため、主板ガラス及び従板ガラスを
この金属面により加傷しないように、主板ガラス及び従
板ガラスと、アタッチメントとの隙間に緩衝材を設ける
ことが好ましく、たとえば、緩衝材として、アタッチメ
ントの金属製部分の接触面に樹脂部分を設けたり、板ガ
ラスにテープを貼りつけたり、接着剤を塗ったりして対
応する。
【0020】本発明におけるアタッチメントは、金属製
の保持部を有し、この保持部が主板ガラスの内面に接し
て配設されていて、保持部が主板ガラスの端部とともに
框の内溝に取り付けられるようになっていてもよい。
【0021】本発明におけるアタッチメントは、主板ガ
ラス挟持部を有し、主板ガラス挟持部により主板ガラス
の端部が挟持され、主板ガラス挟持部が框の内溝に取り
付けられるようになっていてもよい。
【0022】本発明におけるアタッチメントは、側面連
結部を有し、側面連結部が框の従板ガラス側の側面に止
着材により止着されるようになっていてもよい。
【0023】本発明においては、従板ガラス挟持部と框
との間隙にシール材を充填し、このシール材により、ア
タッチメントが框に保持されるようにすることもでき
る。
【0024】
【実施例】
[第1実施例]図1に示す第1実施例では、複層ガラス
5aが、グレージングチャンネル2により框1に取り付
けられている。框1は両開き窓用の框であってもよく、
はめ殺し用の框(窓枠とも呼ぶ)であってもよく、回転
窓用の框であってもよい。
【0025】複層ガラス5aは、グレージングチャンネ
ル2によらずバックアップ材とシール材とにより框に取
り付けられることもある。以上の点は後述の第2〜7実
施例においても同様である。
【0026】主板ガラス7aと従板ガラス7bとがその
周辺部に配されているスペーサ6を介在して隔置され、
これら板ガラス7a、7b間に空気層15が形成され、
これら板ガラス7a、7bの周辺部にアタッチメント4
が取り付けられている。
【0027】従板ガラス7bは、主板ガラス7aよりも
短寸法に形成されていて、主板ガラス7aの4辺の端部
は、グレージングチャンネル2により框1の内溝に取り
付けられている。
【0028】スペーサ4は、乾燥剤を分散混入してなる
ブチルゴム製スペーサであり、自己粘着性を有し、スペ
ーサ4を主板ガラス7aと従板ガラス7bとにより挟む
ことにより空気層15が得られる。自己粘着性を有しな
いスペーサ4に接着剤やブチルゴムなどを塗布して、ス
ペーサ4を主板ガラス7aと従板ガラス7bとにより挟
むことにより空気層15を得ることもできるが作業性が
良くない。
【0029】スペーサ4は、主板ガラス7a及び従板ガ
ラス7bの4周辺にわたって、平面形状が紐状の1本の
ものを折り曲げて用いられ、その始部と末部との継ぎ目
部分にはブチルゴムのシールが用いられる。
【0030】スペーサ4は、平面状のものがリング状の
ものが透湿防止及び作業性の点からはより好ましいが、
その製造は紐状のものの場合より困難である。スペーサ
4を4本の部分スペーサとして、主板ガラス7a及び従
板ガラス7bの4周辺に配置しその継ぎ目部分にブチル
ゴムのシールを設けることもできるが作業性と透湿防止
性が良くない。以上の点は後述の第2〜6実施例におい
ても同様である。
【0031】アタッチメント4は、その構造をなす主た
る部分が金属製の部分としてのアルミニウム合金部分で
あり、従板ガラス挟持部11と、離隔部12と、保持部
14を有する。
【0032】従板ガラス挟持部11は、その内面に緩衝
材としての樹脂部分21を有し、これにより従板ガラス
7bの端部が挟持されている。離隔部12は、断面略C
字形状であり、スペーサ6の板ガラス端縁側に配されて
いてスペーサ6が潰れないように、主板ガラス7aと従
板ガラス7bとのなす間隔を保持している。
【0033】保持部14は、主板ガラス7aの内面に接
着剤により取り付けられていて、保持部14は、主板ガ
ラス7aの端部とともにグレージングチャンネル2によ
り框1の内溝に取り付けられている。この接着剤は緩衝
材としての役割も果たしている。保持部14が機械構造
的に框1の内溝に取り付けられているので、従板ガラス
7bが框1及び主板ガラス7aから分離する心配がな
い。
【0034】ブチルゴム製のスペーサ6はきわめて高い
負荷が加われば潰れたり伸びたりすることも考えられ、
この場合に、金属製のアタッチメント4の離隔部12が
なければ、主板ガラス7aと従板ガラス7bとのなす間
隔が変化すること、すなわち複層ガラス5aの厚みが変
化するが、離隔部12の存在により複層ガラス5aの厚
みは安定する。
【0035】サッシの框1に挿入する部分のA寸法は、
複層ガラス5aの保持力の点から、3〜10mmに設定
されるが、一般的には6mm程度が好ましい。ガラスエ
ッジ寸法及びアタッチメント脚部寸法に相当する寸法B
は、複層ガラス5aの保持力及び意匠性の点から、引き
違い窓用の場合は3〜30mmに設定されるが、一般的
には8mmが好ましく、嵌め殺し窓用の場合は19mm
程度が好ましい。アタッチメントの見付け寸法Cは、極
力小さいほうが意匠状好ましいが、従板ガラスの保持力
を考慮して、実用上10〜30mmがよい。
【0036】第1実施例においては、アタッチメント4
が主板ガラス7aを跨いでいないので、断熱も現状のア
タッチメントより向上する。スペーサ6は金属材ではな
く、有機材であるブチルゴム製であるから断熱性はさら
に向上している。
【0037】通常の単板ガラスによる窓サッシの単板ガ
ラス2を主板ガラス7aとして用い、単板ガラスによる
窓サッシに従板ガラス7bをスペーサ6とアタッチメン
ト4とを用いてこのように複層ガラス化できる。すなわ
ち、単板ガラスの嵌め込まれた窓サッシを複層ガラス化
できる。
【0038】新たに準備した主板ガラス7aと従板ガラ
ス7bとを用いて、通常の単板ガラス用の窓サッシに複
層ガラス化することもできる。すなわち、未だ単板ガラ
スの嵌め込まれていない単板ガラス用の窓サッシを用い
て複層ガラス化することもできる。
【0039】[第2実施例]図2に示す第2実施例で
は、複層ガラス5bが、グレージングチャンネル2によ
り框1に取り付けられている。離隔部13が断面略ロ字
形状をなしているので、離隔部13の強度が向上し、主
板ガラス7aと従板ガラス7bとの間隔が安定する。
【0040】[第3実施例]図3に示す第3実施例で
は、複層ガラス5cが、グレージングチャンネル2によ
り框1に取り付けられている。図1、2と比較して、ア
タッチメント4が保持部14を有せず、離隔部12をな
す面付け部8が接着剤により主板ガラス7aに取り付け
られている。従板ガラス7bが、アタッチメント4の保
持部14により、框1に機械構造的に取り付けられてい
ないので、框1に対する従板ガラス7bの保持力は劣る
が、通常の単板ガラスによる窓サッシを用いて複層ガラ
ス化するのがより容易であることに特長がある。
【0041】[第4実施例]図4に示す第4実施例で
は、複層ガラス5dが、グレージングチャンネル2によ
り框1に取り付けられている。アタッチメント4が側面
連結部17を有しており、側面連結部17が框1の従板
ガラス7b側の側面に、止着材としての雄ネジ23によ
り止着されている。側面連結部17が機械構造的に框1
の側面に取り付けられているので、従板ガラス7bが框
1及び主板ガラス7aから分離する心配がない。
【0042】[第5、第6実施例]図5、6に示す第
5、6実施例では、複層ガラス5e、5fが、各々グレ
ージングチャンネル2により框1に取り付けられてい
る。アタッチメント4が保持部としての主板ガラス挟持
部18を有しており、主板ガラス挟持部18は、その内
面に、緩衝材としての樹脂部分21を有していて、これ
により主板ガラス7aの端部が挟持されているととも
に、主板ガラス挟持部18は、框1の内溝に取り付けら
れている。金属製のアタッチメント4が主板ガラス7
a、従板ガラス7bの両方の端部を挟持しているので断
熱性が良くないが、従板ガラス7bが框1及び主板ガラ
ス7aから分離する心配がなく、これら板ガラス間の間
隔を一定に保持できる。
【0043】[第7実施例]図7に示す第7実施例で
は、複層ガラス5gが、グレージングチャンネル2によ
り框1に取り付けられている。同サイズの板ガラス3
a、3bがその周辺部に配されているスペーサ6を介在
して隔置され、これら板ガラス3a、3b間に空気層1
5が形成され、これら板ガラス3a、3bの周辺部にア
タッチメント4が取り付けられている。
【0044】アタッチメント4は、その構造をなす主た
る部分が金属部分としてのアルミニウム合金部分22で
あり、板ガラス挟持部19a、19bと離隔部12と保
持部20とを有する。板ガラス挟持部19a、19b
は、その内面に、緩衝材としての樹脂部分21、21を
有し、各々板ガラス3a、3bの端部を挟持している。
【0045】離隔部12は、断面略C字形状であり、ス
ペーサ6の板ガラス端縁側に配されていてスペーサ6が
潰れないように、板ガラス3aと板ガラス3bとのなす
間隔を保持している。保持部20は、グレージングチャ
ンネル2により框1の内溝に取り付けられている。
【0046】第7実施例においても、組立作業が容易で
かつ安価に複層ガラス窓化することができる。
【0047】[第8実施例]図8に示す第8実施例で
は、網戸40を用いており、複層ガラス5aが網戸40
に当たらないよう両者間に隙間寸法Eを設けるため、框
1の内溝の開口中心線と、グレージングチャンネル20
が主板ガラス7aを保持している部分の中心線との間
に、偏心量Hを設けてある。隙間寸法Eとしては、たと
えば0〜15mm、好ましくは2〜3mm程度にする。
その他の点は、第1実施例と同様である。
【0048】[第9実施例]図9に示す第9実施例で
は、アタッチメント4として、アルミニウム合金よりの
みなるものを用いてある。従板ガラス7bに緩衝材とし
てのテープ45を貼りつけてから、アタッチメント4を
従板ガラス7bに取り付け、さらに、主板ガラス7aを
取り付けて、複層ガラス5hを得る。テープ45として
はガラス繊維入りテープが好ましく用いられる。その他
の点は、第1実施例と同様である。
【0049】[第10実施例]図10に示す第10実施
例では、複層ガラス5aの肩部である従板ガラス挟持部
11と框1との間隙にシール材46を充填してアタッチ
メント4の框1に対する保持力を高めている。その他の
点は、第1実施例と同様である。
【0050】[第11実施例]図11に示す第11実施
例では、複層ガラス5cの肩部である従板ガラス挟持部
11と框1との間隙にシール材47を充填してアタッチ
メント4の框1に対する保持力を高めている。その他の
点は、第3実施例と同様である。
【0051】[第12実施例]図12に示す第12実施
例では、アタッチメント4が側面連結部17を有してい
て、側面連結部17が框1の従板ガラス7b側の側面
に、止着材としての雄ネジ23により止着されている。
側面連結部17が機械構造的に框1の側面に取り付けら
れているので、従板ガラス7bが框1及び主板ガラス7
aから分離する心配がない。なお、第4実施例と異な
り、保持部14を有していない。
【0052】
【発明の効果】請求項1〜4の発明によれば、既存の単
板ガラスによる窓を用い、組立作業が容易でかつ安価
に、複層ガラス窓化できる。
【0053】単板ガラス用の窓サッシをなす框に主板ガ
ラスと従板ガラスとスペーサとアタッチメントとグレー
ジングチャンネルを用い、組立作業が容易でかつ安価
に、複層ガラス窓化することもできる。
【0054】請求項5の発明によれば、単板ガラス用の
窓サッシをなす框に2枚の板ガラスとスペーサとアタッ
チメントとグレージングチャンネルを用い、組立作業が
容易でかつ安価に複層ガラス窓化できる。
【0055】これらの複層ガラス窓は、乾燥剤物質を分
散混入してなるブチルゴム製スペーサを用いているの
で、金属製のスペーサに比べ断熱性が高く、かつ、ブチ
ルゴムを使用することにより透湿防止性を高めうる。さ
らに、スペーサに乾燥剤物質を分散混入することにより
空気層の乾燥・除湿効果を付与でき、断熱性と結露防止
性が長期に維持される。
【0056】ブチルゴム製スペーサが可撓性を有するの
でこのスペーサを板ガラスの4辺に折り曲げて配するの
が容易であり、複層ガラスの組立て作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層ガラスの第1実施例の要部断面図
【図2】本発明の複層ガラスの第2実施例の要部断面図
【図3】本発明の複層ガラスの第3実施例の要部断面図
【図4】本発明の複層ガラスの第4実施例の要部断面図
【図5】本発明の複層ガラスの第5実施例の要部断面図
【図6】本発明の複層ガラスの第6実施例の要部断面図
【図7】本発明の複層ガラスの第7実施例の要部断面図
【図8】本発明の複層ガラスの第8実施例の要部断面図
【図9】本発明の複層ガラスの第9実施例の説明図であ
り、(a)は組立て前の部品要部断面図、(b)は組立
て後の要部断面図
【図10】本発明の複層ガラスの第10実施例の要部断
面図
【図11】本発明の複層ガラスの第11実施例の要部断
面図
【図12】本発明の複層ガラスの第12実施例の要部断
面図
【図13】従来の窓サッシの要部断面図
【図14】従来の複層ガラスの要部断面図
【符号の説明】
1:框 2:グレージングチャンネル 3、3a、3b:板ガラス 4、40:アタッチメント 5、5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5
h、5k:複層ガラス 6、32:スペーサ 7a:主板ガラス 7b:従板ガラス 8:面付け部 9:雄ネジ 11:従板ガラス挟持部 12、13:離隔部 14、20:保持部 15:空気層 17:側面連結部 18:主板ガラス挟持部 19a、19b:板ガラス挟持部 21:樹脂部分(緩衝材) 22:アルミニウム合金部分(金属部分) 23:雄ネジ(止着材) 30:ビード部 31:2次シール 40:網戸 45:テープ(緩衝材) 46、47:シール材 A:框呑み込み部 B:脚部寸法 C:アタッチメント見付け寸法 E:隙間寸法 H:偏心量

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主板ガラスと主板ガラスよりも短寸法に形
    成された従板ガラスとがその周辺部に配されているスペ
    ーサを介在して隔置され、これら板ガラス間に空気層が
    形成され、かつ、これら板ガラスの周辺部に金属製のア
    タッチメントが取り付けられてなる複層ガラスにおい
    て、スペーサが乾燥剤物質を分散混入してなるブチルゴ
    ム製スペーサであり、アタッチメントが従板ガラス挟持
    部と離隔部とを有し、従板ガラス挟持部により従板ガラ
    スの端部が挟持され、離隔部がスペーサの板ガラス端縁
    側に配され、主板ガラスの端部が框の内溝に取り付けら
    れるようにされていることを特徴とする複層ガラス。
  2. 【請求項2】主板ガラス及び従板ガラスと、アタッチメ
    ントとの隙間に緩衝材を設けてなる請求項1の複層ガラ
    ス。
  3. 【請求項3】アタッチメントが保持部を有し、保持部が
    主板ガラスの内面に接して配設されていて、保持部が主
    板ガラスの端部とともに框の内溝に取り付けられるよう
    にされている請求項1又は2の複層ガラス。
  4. 【請求項4】アタッチメントが主板ガラス挟持部を有
    し、主板ガラス挟持部により主板ガラスの端部が挟持さ
    れ、主板ガラス挟持部が框の内溝に取り付けられるよう
    にされている請求項1又は2の複層ガラス。
  5. 【請求項5】アタッチメントが側面連結部を有し、側面
    連結部が框の従板ガラス側の側面に止着材により止着さ
    れるようにされている請求項1、2、3又は4の複層ガ
    ラス。
  6. 【請求項6】従板ガラス挟持部と框との間隙にシール材
    が充填され、アタッチメントが框に保持されるようにさ
    れている請求項1又は2の複層ガラス。
  7. 【請求項7】2枚の板ガラスがその周辺部に配されてい
    るスペーサを介在して隔置され、これら板ガラス間に空
    気層が形成され、かつ、これら板ガラスの周辺部に金属
    製のアタッチメントが取り付けられてなる複層ガラスに
    おいて、スペーサが乾燥剤物質を分散混入してなるブチ
    ルゴム製スペーサであり、アタッチメントが板ガラス挟
    持部と離隔部と保持部とを有し、板ガラス挟持部により
    板ガラスの端部が挟持され、離隔部がスペーサの板ガラ
    ス端縁側に配され、保持部が框の内溝に取り付けられる
    ようにされていることを特徴とする複層ガラス。
JP8135520A 1996-05-29 1996-05-29 複層ガラス Withdrawn JPH09317336A (ja)

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