JPH09317189A - ブロック積み用定規装置 - Google Patents
ブロック積み用定規装置Info
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- JPH09317189A JPH09317189A JP16050096A JP16050096A JPH09317189A JP H09317189 A JPH09317189 A JP H09317189A JP 16050096 A JP16050096 A JP 16050096A JP 16050096 A JP16050096 A JP 16050096A JP H09317189 A JPH09317189 A JP H09317189A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブロック相互の目地隙間を一定に規定できる
ととともに、前後面の位置合わせも同時に行うことがで
き、しかもその作業を簡単ながら正確に行えるブロック
積み用定規装置を提供する。 【解決手段】 一対の定規本体1の一部をブロックB3
間に介入させ、これら定規本体により確保された目地隙
間G2にタイロッド4を位置させてその雄ねじ部4aを
定規本体のロッド貫通孔8に貫通させ、該雄ねじ部に締
め付けねじ部材5を螺合させて緊締し、一対の定規本体
に固定した当て板2・3をブロックの両面に押し当て
る。
ととともに、前後面の位置合わせも同時に行うことがで
き、しかもその作業を簡単ながら正確に行えるブロック
積み用定規装置を提供する。 【解決手段】 一対の定規本体1の一部をブロックB3
間に介入させ、これら定規本体により確保された目地隙
間G2にタイロッド4を位置させてその雄ねじ部4aを
定規本体のロッド貫通孔8に貫通させ、該雄ねじ部に締
め付けねじ部材5を螺合させて緊締し、一対の定規本体
に固定した当て板2・3をブロックの両面に押し当て
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートブロ
ックや自然石ブロックや焼成ブロックやレンガ等で塀な
どを構築するにあたり、ブロック相互(レンガ相互)の
積み重ねが所定の寸法通りに正確に行えるようにするブ
ロック積み用定規装置に関する。
ックや自然石ブロックや焼成ブロックやレンガ等で塀な
どを構築するにあたり、ブロック相互(レンガ相互)の
積み重ねが所定の寸法通りに正確に行えるようにするブ
ロック積み用定規装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブロック積みで塀などを構築する
場合には、一般に、糸や物差しや水準器などを使用して
ブロック相互の水平線や目地隙間や前後面の位置合わせ
などを行っており、その作業数が多く手間がかかると
か、熟練を要するとか、特に目地隙間は目分量で決めて
しまうことが多く不正確で、全体の出来上がりに大きく
影響する等の問題があった。
場合には、一般に、糸や物差しや水準器などを使用して
ブロック相互の水平線や目地隙間や前後面の位置合わせ
などを行っており、その作業数が多く手間がかかると
か、熟練を要するとか、特に目地隙間は目分量で決めて
しまうことが多く不正確で、全体の出来上がりに大きく
影響する等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ブロ
ック相互の目地隙間を一定に規定できるととともに、前
後面の位置合わせも同時に行うことができ、しかもその
作業を簡単ながら正確に行えるブロック積み用定規装置
を提供することにある。
ック相互の目地隙間を一定に規定できるととともに、前
後面の位置合わせも同時に行うことができ、しかもその
作業を簡単ながら正確に行えるブロック積み用定規装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による定規装置
は、積み重ねるブロック間に一部を介入させて所定の目
地隙間を確保するための一対の定規本体と、これら定規
本体同士を連結するためのタイロッドと、締め付け用ね
じ部材と、各定規本体に着脱自在に固定してブロック面
に当てその位置決めをするための当て板とを備えてい
る。一対の定規本体には、タイロッドの両端部を貫通さ
せるロッド貫通孔が設けられ、タイロッドの両端部に
は、締め付け用ねじ部材を螺合させる雄ねじ部が設けら
れている。そして、一対の定規本体の一部をブロック間
に介入させ、これら定規本体により確保された目地隙間
にタイロッドを位置させてその雄ねじ部を定規本体のロ
ッド貫通孔に貫通させ、該雄ねじ部に締め付けねじ部材
を螺合させて緊締し、一対の定規本体に固定した当て板
をブロックの両面に押し当てて使用するようになってい
る。
は、積み重ねるブロック間に一部を介入させて所定の目
地隙間を確保するための一対の定規本体と、これら定規
本体同士を連結するためのタイロッドと、締め付け用ね
じ部材と、各定規本体に着脱自在に固定してブロック面
に当てその位置決めをするための当て板とを備えてい
る。一対の定規本体には、タイロッドの両端部を貫通さ
せるロッド貫通孔が設けられ、タイロッドの両端部に
は、締め付け用ねじ部材を螺合させる雄ねじ部が設けら
れている。そして、一対の定規本体の一部をブロック間
に介入させ、これら定規本体により確保された目地隙間
にタイロッドを位置させてその雄ねじ部を定規本体のロ
ッド貫通孔に貫通させ、該雄ねじ部に締め付けねじ部材
を螺合させて緊締し、一対の定規本体に固定した当て板
をブロックの両面に押し当てて使用するようになってい
る。
【0005】定規本体に、同じ段のブロック間の目地隙
間を確保するための凸部を設ければ、定規本体で上下の
ブロック間の目地隙間を一定に規定できると同時に、同
じ段の目地隙間も一定に規定できる。
間を確保するための凸部を設ければ、定規本体で上下の
ブロック間の目地隙間を一定に規定できると同時に、同
じ段の目地隙間も一定に規定できる。
【0006】タイロッドは、定規本体で確保された目地
隙間中で回転しないように、雄ねじ部以外の部分を円形
以外の角形断面又は変形断面とするのが良い。
隙間中で回転しないように、雄ねじ部以外の部分を円形
以外の角形断面又は変形断面とするのが良い。
【0007】定規本体には、当て板を着脱自在に固定す
る溝が設けられている。当て板が、上段のブロック面に
当てる上部当て板と、下段のブロック面に当てる下部当
て板とからなる。定規本体には、上部当て板を着脱自在
に固定する複数の溝が設けられ、下部当て板にはスリッ
トが設けられ、このスリットを通じて下部当て板を定規
本体に位置調整可能にねじ止めできるようになってい
る。
る溝が設けられている。当て板が、上段のブロック面に
当てる上部当て板と、下段のブロック面に当てる下部当
て板とからなる。定規本体には、上部当て板を着脱自在
に固定する複数の溝が設けられ、下部当て板にはスリッ
トが設けられ、このスリットを通じて下部当て板を定規
本体に位置調整可能にねじ止めできるようになってい
る。
【0008】定規本体の端面と下段のブロック面との間
を、下部当て板に代えてパッキンにて調整することがで
きる。この場合には、定規本体の端面に、このパッキン
を着脱自在に磁気吸着する吸着部を設けておく。
を、下部当て板に代えてパッキンにて調整することがで
きる。この場合には、定規本体の端面に、このパッキン
を着脱自在に磁気吸着する吸着部を設けておく。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
に基づいて詳述する。
【0010】図1に本発明の第1実施例で使用する部材
を示す。この例では、定規本体1と、上部当て板2と、
下部当て板3と、タイロッド4と、該タイロッド4のた
めの締め付けねじ部材である蝶ナット5及びワッシャ6
と、下部当て板3のための止めねじである蝶ねじ7とを
使用する。同図では、定規本体1、上部当て板2、下部
当て板3、ナット5、ワッシャ6及び蝶ねじ7を1個ず
つ図示しているが、これらは、実際の使用に当たって
は、1本のタイロッド4について2個ずつ使用する。
を示す。この例では、定規本体1と、上部当て板2と、
下部当て板3と、タイロッド4と、該タイロッド4のた
めの締め付けねじ部材である蝶ナット5及びワッシャ6
と、下部当て板3のための止めねじである蝶ねじ7とを
使用する。同図では、定規本体1、上部当て板2、下部
当て板3、ナット5、ワッシャ6及び蝶ねじ7を1個ず
つ図示しているが、これらは、実際の使用に当たって
は、1本のタイロッド4について2個ずつ使用する。
【0011】定規本体1は、木製、又は樹脂成型やアル
ミダイキャスト等による一体成型品となっている。この
定規本体1は、上下のブロック間に介在させてその上下
方向の目地隙間を決めるために、その目地隙間に応じた
厚さとした長方形の水平基板部1aを有する。そして、
この水平基板部1aの上面に、その中央線に沿って上側
凸部1bを一体に設けているとともに、水平基板部1a
の下面に、その中央線に沿って下側凸部1cを一体に設
けている。上側凸部1bは、水平基板部1aの先端部分
のみを除いて後端までの大部分に設けられているが、下
側凸部1cは、図2に示すように、水平基板部1aの下
面中央に台部1dが一体に設けられていることから、こ
の台部1dより後端までの一部にだけ設けられており、
上下の凸部1b・1cがあるところは断面十字状となっ
ている。上側凸部1bは、同じ段のブロックの水平方向
の目地隙間を決めるために、その目地隙間に応じた幅員
に形成されている。また、上側凸部1bは、その両脇で
のブロック積みを容易にするために斜めに角取りしてあ
る。
ミダイキャスト等による一体成型品となっている。この
定規本体1は、上下のブロック間に介在させてその上下
方向の目地隙間を決めるために、その目地隙間に応じた
厚さとした長方形の水平基板部1aを有する。そして、
この水平基板部1aの上面に、その中央線に沿って上側
凸部1bを一体に設けているとともに、水平基板部1a
の下面に、その中央線に沿って下側凸部1cを一体に設
けている。上側凸部1bは、水平基板部1aの先端部分
のみを除いて後端までの大部分に設けられているが、下
側凸部1cは、図2に示すように、水平基板部1aの下
面中央に台部1dが一体に設けられていることから、こ
の台部1dより後端までの一部にだけ設けられており、
上下の凸部1b・1cがあるところは断面十字状となっ
ている。上側凸部1bは、同じ段のブロックの水平方向
の目地隙間を決めるために、その目地隙間に応じた幅員
に形成されている。また、上側凸部1bは、その両脇で
のブロック積みを容易にするために斜めに角取りしてあ
る。
【0012】また、定規本体1には、その水平基板部1
aの中心線に沿って貫通する断面四角形のロッド貫通孔
8が設けられているほか、水平基板部1aの両側面の複
数個所に、垂直溝9が対をなすように各個所で対向して
設けられ、更に台部1dの中央にねじ穴10が設けられ
ている。この台部1dの両側縁には、下部当て板3を進
退案内する案内突縁部11が形成されている。
aの中心線に沿って貫通する断面四角形のロッド貫通孔
8が設けられているほか、水平基板部1aの両側面の複
数個所に、垂直溝9が対をなすように各個所で対向して
設けられ、更に台部1dの中央にねじ穴10が設けられ
ている。この台部1dの両側縁には、下部当て板3を進
退案内する案内突縁部11が形成されている。
【0013】上部当て板2は、定規本体1の水平基板部
1a上に跨がるように載せて着脱自在に固定するととも
に、その際に一対の垂直溝9に嵌めて位置決め及び垂直
に保持するため、その溝9間の水平基板部1aの断面と
上側凸部1bの断面とを合わせた形状の切欠き部12を
形成している。図 及び図 に、上部当て板2を定規本
体1上に跨いで固定した状態を示している。図1に示し
た上部当て板2の場合には、切欠き部12から上の部分
を傾斜させ、更に上縁部2aをほぼ水平になるまで折り
曲げてある。
1a上に跨がるように載せて着脱自在に固定するととも
に、その際に一対の垂直溝9に嵌めて位置決め及び垂直
に保持するため、その溝9間の水平基板部1aの断面と
上側凸部1bの断面とを合わせた形状の切欠き部12を
形成している。図 及び図 に、上部当て板2を定規本
体1上に跨いで固定した状態を示している。図1に示し
た上部当て板2の場合には、切欠き部12から上の部分
を傾斜させ、更に上縁部2aをほぼ水平になるまで折り
曲げてある。
【0014】下部当て板3は、水平部3aと、その先端
の垂直な前板3bと、後端の左右に分離した垂直な後板
3cとを一体に折曲形成したもので、水平部3aには、
その中心線に沿って後端まで達するスリット13が設け
られている。
の垂直な前板3bと、後端の左右に分離した垂直な後板
3cとを一体に折曲形成したもので、水平部3aには、
その中心線に沿って後端まで達するスリット13が設け
られている。
【0015】タイロッド4は、両端部の丸棒状の雄ねじ
部4aを除いてその間の大部分4bを、定規本体1のロ
ッド貫通孔8に貫通させることができる太さの断面四角
形としたもので、その断面四辺形部分4bの長さは、構
築するブロックの厚さよりも長くなっている。
部4aを除いてその間の大部分4bを、定規本体1のロ
ッド貫通孔8に貫通させることができる太さの断面四角
形としたもので、その断面四辺形部分4bの長さは、構
築するブロックの厚さよりも長くなっている。
【0016】蝶ナット5は、タイロッド4の雄ねじ部4
aを定規本体1のロッド貫通孔8に貫通突出させてか
ら、雄ねじ部4aに螺合させ、ワッシャ6を介して定規
本体1の後端面を押すためのものである。
aを定規本体1のロッド貫通孔8に貫通突出させてか
ら、雄ねじ部4aに螺合させ、ワッシャ6を介して定規
本体1の後端面を押すためのものである。
【0017】蝶ねじ7は、下部当て板3のスリット13
を通じて定規本体1の台部1dのねじ穴10に螺合さ
せ、下部当て板3を台部1dの下面に固定するためのも
のである。この場合、下部当て板3は、その後板3cを
定規本体1の溝9に嵌めて位置決め固定しても、また溝
9に嵌めないで台部1dの案内突縁部11に沿って進退
させて任意に前後位置調整してから、蝶ねじ7で緊締固
定してもよい。
を通じて定規本体1の台部1dのねじ穴10に螺合さ
せ、下部当て板3を台部1dの下面に固定するためのも
のである。この場合、下部当て板3は、その後板3cを
定規本体1の溝9に嵌めて位置決め固定しても、また溝
9に嵌めないで台部1dの案内突縁部11に沿って進退
させて任意に前後位置調整してから、蝶ねじ7で緊締固
定してもよい。
【0018】ところで、個々のブロック形状には、図3
及び図4に示すように、上下辺縁の両側にカット溝14
を有するブロック(化粧ブロック)B1や、それを片側
だけに設けたブロックB2や、それが無い単純な矩形ブ
ロックB3や(図6参照)、最上段に積む笠木ブロック
B4や、図15に示すように同じ段で間隔をおくことに
よって透かしを形成する型透かしブロックB5など種々
の形状があり、またブロックの積み重ね形式にも、図5
に示すようにブロックを各段毎に食い違わせて積み重ね
る「レンガ積み」や、図8に示すように食い違わせない
で揃えて積み重ねる「一直線積み」等がある。
及び図4に示すように、上下辺縁の両側にカット溝14
を有するブロック(化粧ブロック)B1や、それを片側
だけに設けたブロックB2や、それが無い単純な矩形ブ
ロックB3や(図6参照)、最上段に積む笠木ブロック
B4や、図15に示すように同じ段で間隔をおくことに
よって透かしを形成する型透かしブロックB5など種々
の形状があり、またブロックの積み重ね形式にも、図5
に示すようにブロックを各段毎に食い違わせて積み重ね
る「レンガ積み」や、図8に示すように食い違わせない
で揃えて積み重ねる「一直線積み」等がある。
【0019】本発明による定規装置はその多様性に対応
できるもので、図6及び図7は、単純な矩形ブロックB
3を「レンガ積み」にする場合における、第1実施例の
定規装置の一使用形態を示す。この場合、一対の定規本
体1のロッド貫通孔8にタイロッド4の雄ねじ部4aを
貫通させておいてから、定規本体1の水平基板部1a
を、既に設置した下段のブロックB3上に載せ、上側凸
部1bで左右のブロックB3の目地隙間G1を確保する
ようにして、定規本体1の水平基板部1a上に上段のブ
ロックB3を積み重ね、水平基板部1aの先端部分で上
下のブロックB3の目地隙間G2を確保する。この後、
又はそれ以前に、上部当て板2を上記のように定規本体
1上に跨いで固定し、また下部当て板3を定規本体1に
対して前後位置調整した上で(本例の場合には、上部当
て板2と下部当て板3とを同一垂直面とする)、蝶ねじ
7により緊締固定する。
できるもので、図6及び図7は、単純な矩形ブロックB
3を「レンガ積み」にする場合における、第1実施例の
定規装置の一使用形態を示す。この場合、一対の定規本
体1のロッド貫通孔8にタイロッド4の雄ねじ部4aを
貫通させておいてから、定規本体1の水平基板部1a
を、既に設置した下段のブロックB3上に載せ、上側凸
部1bで左右のブロックB3の目地隙間G1を確保する
ようにして、定規本体1の水平基板部1a上に上段のブ
ロックB3を積み重ね、水平基板部1aの先端部分で上
下のブロックB3の目地隙間G2を確保する。この後、
又はそれ以前に、上部当て板2を上記のように定規本体
1上に跨いで固定し、また下部当て板3を定規本体1に
対して前後位置調整した上で(本例の場合には、上部当
て板2と下部当て板3とを同一垂直面とする)、蝶ねじ
7により緊締固定する。
【0020】この状態で、タイロッド4の雄ねじ部4a
に蝶ナット5を螺合させて両側の定規本体1をブロック
B3に対して緊締すると、前後両側の下部当て板3が下
段のブロック面に当たることにより、上段のブロックB
3が、前後両側の上部当て板3に挟まれて下段のブロッ
クB3に対して動きを拘束され、上段のブロックB3の
前後面が下段のブロックB3の前後面と一致する。
に蝶ナット5を螺合させて両側の定規本体1をブロック
B3に対して緊締すると、前後両側の下部当て板3が下
段のブロック面に当たることにより、上段のブロックB
3が、前後両側の上部当て板3に挟まれて下段のブロッ
クB3に対して動きを拘束され、上段のブロックB3の
前後面が下段のブロックB3の前後面と一致する。
【0021】なお、図3及び図4に示すように、上段の
ブロックB1又はB2には、その下辺縁部にカット溝1
4があるが、上段のブロックB2又はB3にはそれが無
い場合には、上部当て板2と下部当て板3とが前後に食
い違うように、下部当て板3を嵌める垂直溝9を選ぶ。
ブロックB1又はB2には、その下辺縁部にカット溝1
4があるが、上段のブロックB2又はB3にはそれが無
い場合には、上部当て板2と下部当て板3とが前後に食
い違うように、下部当て板3を嵌める垂直溝9を選ぶ。
【0022】次に、図9及び図10は、単純な矩形ブロ
ックB3を図8のように「一直線積み」とする場合の使
用形態を示す。この場合には、定規本体1を図6及び図
7に示した例とは前後逆向きにして、そのロッド貫通孔
8にタイロッド4の雄ねじ部4aを貫通させ、定規本体
1の下段の左右のブロックB3の目地隙間G1に下側凸
部1cを嵌めながら水平基板部1aを下段のブロックB
3上に載せ、定規本体1の左右方向の位置を決めた後、
上側凸部1bで左右のブロックB3の目地隙間G1を確
保するようにして、定規本体1の水平基板部1a上に上
段のブロックB3を積み重ね、水平基板部1aで上下の
ブロックB3の目地隙間G2を確保する。
ックB3を図8のように「一直線積み」とする場合の使
用形態を示す。この場合には、定規本体1を図6及び図
7に示した例とは前後逆向きにして、そのロッド貫通孔
8にタイロッド4の雄ねじ部4aを貫通させ、定規本体
1の下段の左右のブロックB3の目地隙間G1に下側凸
部1cを嵌めながら水平基板部1aを下段のブロックB
3上に載せ、定規本体1の左右方向の位置を決めた後、
上側凸部1bで左右のブロックB3の目地隙間G1を確
保するようにして、定規本体1の水平基板部1a上に上
段のブロックB3を積み重ね、水平基板部1aで上下の
ブロックB3の目地隙間G2を確保する。
【0023】この状態で、タイロッド4の雄ねじ部4a
に蝶ナット5を螺合させて両側の定規本体1をブロック
B3に対して緊締すると、定規本体1上に跨いで固定し
ておいた上部当て板2が下段のブロック面に当たるとと
もに、上段のブロック面にも当たって、上段のブロック
B3の前後面が下段のブロックB3の前後面と一致す
る。
に蝶ナット5を螺合させて両側の定規本体1をブロック
B3に対して緊締すると、定規本体1上に跨いで固定し
ておいた上部当て板2が下段のブロック面に当たるとと
もに、上段のブロック面にも当たって、上段のブロック
B3の前後面が下段のブロックB3の前後面と一致す
る。
【0024】次に、図12、図13及び図14は、下部
当て板3に代えてパッキンを使用する実施例を示す。こ
の例は、定規本体1の台部1dの前端面に、永久磁石片
15(永久磁気を持たせた薄板片やテープ片)を固着し
ておき、この永久磁石片15により磁性体のパッキン
(長方体状の金属片)16を着脱自在に磁気吸着できる
ようにしたものである。パッキン16は、図14に示す
ように幅員(厚さ)の異なるものを複数用意しておく。
当て板3に代えてパッキンを使用する実施例を示す。こ
の例は、定規本体1の台部1dの前端面に、永久磁石片
15(永久磁気を持たせた薄板片やテープ片)を固着し
ておき、この永久磁石片15により磁性体のパッキン
(長方体状の金属片)16を着脱自在に磁気吸着できる
ようにしたものである。パッキン16は、図14に示す
ように幅員(厚さ)の異なるものを複数用意しておく。
【0025】この実施例の定規装置を使用して、ブロッ
ク(化粧ブロック)B2を図11に示すように「レンガ
積み」とする場合、一対の定規本体1のロッド貫通孔8
にタイロッド4の雄ねじ部4aを貫通させておいてか
ら、定規本体1の水平基板部1aを、既に設置した下段
のブロックB3上に載せ、上側凸部1bで左右のブロッ
クB3の目地隙間G1を確保するようにして、定規本体
1の水平基板部1a上に上段のブロックB3を積み重
ね、水平基板部1aの先端部分で上下のブロックB3の
目地隙間G2を確保する。
ク(化粧ブロック)B2を図11に示すように「レンガ
積み」とする場合、一対の定規本体1のロッド貫通孔8
にタイロッド4の雄ねじ部4aを貫通させておいてか
ら、定規本体1の水平基板部1aを、既に設置した下段
のブロックB3上に載せ、上側凸部1bで左右のブロッ
クB3の目地隙間G1を確保するようにして、定規本体
1の水平基板部1a上に上段のブロックB3を積み重
ね、水平基板部1aの先端部分で上下のブロックB3の
目地隙間G2を確保する。
【0026】この状態で、タイロッド4の雄ねじ部4a
に蝶ナット5を螺合させて両側の定規本体1をブロック
B3に対して緊締すると、定規本体1の台部1dの前端
面に吸着させておいたパッキン16が、下段のブロック
面に当たるとともに、定規本体1上に跨いで固定してお
いた上部当て板2が上段のブロックB2のカット溝14
に当たり、上段のブロックB3の前後面が下段のブロッ
クB3の前後面と一致する。カット溝14の深さに応じ
た幅員のパッキン16を用意しておくことにより、カッ
ト溝14の深さが異なるブロックB1又はB2に対応で
きる。
に蝶ナット5を螺合させて両側の定規本体1をブロック
B3に対して緊締すると、定規本体1の台部1dの前端
面に吸着させておいたパッキン16が、下段のブロック
面に当たるとともに、定規本体1上に跨いで固定してお
いた上部当て板2が上段のブロックB2のカット溝14
に当たり、上段のブロックB3の前後面が下段のブロッ
クB3の前後面と一致する。カット溝14の深さに応じ
た幅員のパッキン16を用意しておくことにより、カッ
ト溝14の深さが異なるブロックB1又はB2に対応で
きる。
【0027】図16及び図17は、上下にカット溝14
が有る化粧ブロックB1上に型透かしブロックB5を積
み重ねる場合の使用例を示す。この場合には、型透かし
ブロックB5の中間が左右のブロックB1の目地隙間G
1上にくるため、定規本体1の上側凸部1bの先端部を
若干斜めにカットする。そして、定規本体1の水平基板
部1a上に型透かしブロックB5を載せて目地隙間G2
を確保するにあたり、上部凸部1bの一部が型透かしブ
ロックB5のカット溝14内に入るようにする。下部当
て板3は、図6及び図7に示した場合とは上下逆さにし
て定規本体1の台部1dにねじ止めする。
が有る化粧ブロックB1上に型透かしブロックB5を積
み重ねる場合の使用例を示す。この場合には、型透かし
ブロックB5の中間が左右のブロックB1の目地隙間G
1上にくるため、定規本体1の上側凸部1bの先端部を
若干斜めにカットする。そして、定規本体1の水平基板
部1a上に型透かしブロックB5を載せて目地隙間G2
を確保するにあたり、上部凸部1bの一部が型透かしブ
ロックB5のカット溝14内に入るようにする。下部当
て板3は、図6及び図7に示した場合とは上下逆さにし
て定規本体1の台部1dにねじ止めする。
【0028】図3に示すように、最上段に積む笠木ブロ
ックB4を位置決めするには、上記のような上部当て板
2に代えて図18に示す上部当て板2B又は図19に示
すような上部当て板2Cを使用する。
ックB4を位置決めするには、上記のような上部当て板
2に代えて図18に示す上部当て板2B又は図19に示
すような上部当て板2Cを使用する。
【0029】
【発明の効果】本発明の定規装置によれば、一対の定規
本体の一部をブロック間に介入させて目地隙間を確保
し、この目地隙間にタイロッドを位置させてその雄ねじ
部を定規本体のロッド貫通孔に貫通させ、該雄ねじ部に
締め付けねじ部材を螺合させて緊締し、一対の定規本体
に固定した当て板をブロックの両面に押し当てて、ブロ
ック相互の前面同士及び後面同士を一致させるので、ブ
ロック相互の目地隙間を一定に規定できるととともに、
前後面の位置合わせも同時に行うことができ、しかもそ
の作業を簡単ながら正確に行える。
本体の一部をブロック間に介入させて目地隙間を確保
し、この目地隙間にタイロッドを位置させてその雄ねじ
部を定規本体のロッド貫通孔に貫通させ、該雄ねじ部に
締め付けねじ部材を螺合させて緊締し、一対の定規本体
に固定した当て板をブロックの両面に押し当てて、ブロ
ック相互の前面同士及び後面同士を一致させるので、ブ
ロック相互の目地隙間を一定に規定できるととともに、
前後面の位置合わせも同時に行うことができ、しかもそ
の作業を簡単ながら正確に行える。
【0030】請求項2に係る発明のように、定規本体
に、同じ段のブロック間の目地隙間を確保するための凸
部を設ければ、定規本体で上下のブロック間の目地隙間
を一定に規定できると同時に、同じ段の目地隙間も一定
に規定できる。
に、同じ段のブロック間の目地隙間を確保するための凸
部を設ければ、定規本体で上下のブロック間の目地隙間
を一定に規定できると同時に、同じ段の目地隙間も一定
に規定できる。
【0031】請求項3に係る発明のように、タイロッド
の雄ねじ部以外の部分を角形断面とすると、タイロッド
を、定規本体で確保された目地隙間中で回転しないよう
に配置できる。
の雄ねじ部以外の部分を角形断面とすると、タイロッド
を、定規本体で確保された目地隙間中で回転しないよう
に配置できる。
【0032】請求項5に係る発明のように、当て板とし
て、上段のブロック面に当てる上部当て板と、下段のブ
ロック面に当てる下部当て板とを用意し、上部当て板
は、定規本体に設けられた複数の溝のなかから任意の溝
に嵌合させて位置調整し、下部当て板は、そのスリット
によりねじ止め位置を調整すれば、ブロック面の形状の
変化等に対応できる。
て、上段のブロック面に当てる上部当て板と、下段のブ
ロック面に当てる下部当て板とを用意し、上部当て板
は、定規本体に設けられた複数の溝のなかから任意の溝
に嵌合させて位置調整し、下部当て板は、そのスリット
によりねじ止め位置を調整すれば、ブロック面の形状の
変化等に対応できる。
【0033】請求項6に係る発明のように、下部当て板
に代えてパッキンを用意し、これを定規本体に着脱自在
して定規本体の端面とブロック面との間に介在させれ
ば、下部当て板を使用する場合よりも簡単にブロック面
の形状の変化等に対応できる。
に代えてパッキンを用意し、これを定規本体に着脱自在
して定規本体の端面とブロック面との間に介在させれ
ば、下部当て板を使用する場合よりも簡単にブロック面
の形状の変化等に対応できる。
【図1】本発明による定規装置の一実施例の分解斜視図
である。
である。
【図2】定規本体の下方からの斜視図である。
【図3】各種のブロックに対して使用できることを示す
断面図である。
断面図である。
【図4】「一直線積み」の場合の使用例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】「レンガ積み」の場合の使用例を示す概要正面
図である。
図である。
【図6】単なる矩形ブロックを「レンガ積み」にする場
合の使用例を示す斜視図である。
合の使用例を示す斜視図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】「一直線積み」の場合の使用例を示す概要図で
ある。
ある。
【図9】単なる矩形ブロックを「一直線積み」にする場
合の使用例を示す断面図である。
合の使用例を示す断面図である。
【図10】同上の斜視図である。
【図11】化粧ブロックを「レンガ積み」にする場合の
使用例を示す概要正面図である。
使用例を示す概要正面図である。
【図12】同上の斜視図である。
【図13】同じく断面図である。
【図14】下部当て板に代えてパッキンを使用する実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図15】型透かしブロックを使用する場合の使用例を
示す概要正面図である。
示す概要正面図である。
【図16】同上の斜視図である。
【図17】同じく断面図である。
【図18】笠木ブロック用の上部当て板を示す斜視図で
ある。
ある。
【図19】笠木ブロッック用の上部当て板の他の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 定規本体 1a 水平基板部 1b 上側凸部 1c 下側凸部 2 上部当て板 3 下部当て板 4 タイロッド 4a 雄ねじ部 5 蝶ナット 7 蝶ねじ 8 ロッド貫通孔 9 垂直溝 13 スリット B1〜B5 ブロック G1・G2 目地隙間 15 永久磁石片 16 パッキン
Claims (6)
- 【請求項1】積み重ねるブロック間に一部を介入させて
所定の目地隙間を確保するための一対の定規本体と、こ
れら定規本体同士を連結するためのタイロッドと、締め
付け用ねじ部材と、各定規本体に着脱自在に固定してブ
ロック面に当てその位置決めをするための当て板とを備
え、前記一対の定規本体には、前記タイロッドの両端部
を貫通させるロッド貫通孔が設けられ、タイロッドの両
端部には、前記締め付け用ねじ部材を螺合させる雄ねじ
部が設けられ、一対の定規本体の一部をブロック間に介
入させ、これら定規本体により確保された目地隙間にタ
イロッドを位置させてその雄ねじ部を定規本体のロッド
貫通孔に貫通させ、該雄ねじ部に締め付けねじ部材を螺
合させて緊締し、一対の定規本体に固定した当て板をブ
ロックの両面に押し当てることを特徴とするブロック積
み用定規装置。 - 【請求項2】定規本体に、同じ段のブロック間の目地隙
間を確保するための凸部を設けたことを特徴とする請求
項1記載のブロック積み用定規装置。 - 【請求項3】タイロッドの雄ねじ部以外の部分が、円形
以外の角形断面又は変形断面になっていることを特徴と
する請求項1又は2記載のブロック積み用定規装置。 - 【請求項4】定規本体に、当て板を着脱自在に固定する
溝が設けられていることを特徴とする請求項1、2又は
3記載のブロック積み用定規装置。 - 【請求項5】当て板が、上段のブロック面に当てる上部
当て板と、下段のブロック面に当てる下部当て板とから
なり、定規本体には、上部当て板を着脱自在に固定する
複数の溝が設けられ、下部当て板にはスリットが設けら
れ、このスリットを通じて下部当て板を定規本体に位置
調整可能にねじ止めできるようになっていることを特徴
とする請求項4記載のブロック積み用定規装置。 - 【請求項6】定規本体の端面と下段のブロック面との間
に介在させるパッキンを有し、定規本体の端面に、この
パッキンを着脱自在に磁気吸着する吸着部を設けたこと
を特徴とする請求項1、2又は3記載のブロック積み用
定規装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16050096A JP2881574B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | ブロック積み用定規装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16050096A JP2881574B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | ブロック積み用定規装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317189A true JPH09317189A (ja) | 1997-12-09 |
JP2881574B2 JP2881574B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=15716289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16050096A Expired - Lifetime JP2881574B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | ブロック積み用定規装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2881574B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019167695A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 日本製鉄株式会社 | ガイド機構およびガイド機構によるブロックの据付位置合わせ方法 |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP16050096A patent/JP2881574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019167695A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 日本製鉄株式会社 | ガイド機構およびガイド機構によるブロックの据付位置合わせ方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2881574B2 (ja) | 1999-04-12 |
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