JPH09316602A - 高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼 - Google Patents
高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼Info
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- JPH09316602A JPH09316602A JP15908996A JP15908996A JPH09316602A JP H09316602 A JPH09316602 A JP H09316602A JP 15908996 A JP15908996 A JP 15908996A JP 15908996 A JP15908996 A JP 15908996A JP H09316602 A JPH09316602 A JP H09316602A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的強度及び耐食性の両方に優れ、遠心分
離機の回転体等の構造用材料として好適な高強度、高耐
食性2相ステンレス鋳鋼の提供。 【解決手段】 Cr 20.0〜35.0重量%、Ni 3.0 〜
12.0重量%、Mo 0.5〜6.0 重量%、Co 0.01〜0.
3重量%、Cu 0.1 〜3. 0重量%、N 0.05〜3. 0重
量%、W 1.0 〜3. 0重量%、C 0.12重量%以下、S
i 3.0 重量%以下、Mn 5. 0重量%以下、希土類元
素の1種又は2種以上 合計量で0.01〜0.5重量%、及
び残部Feより成る高強度、高耐食性2相ステンレス鋳
鋼。
離機の回転体等の構造用材料として好適な高強度、高耐
食性2相ステンレス鋳鋼の提供。 【解決手段】 Cr 20.0〜35.0重量%、Ni 3.0 〜
12.0重量%、Mo 0.5〜6.0 重量%、Co 0.01〜0.
3重量%、Cu 0.1 〜3. 0重量%、N 0.05〜3. 0重
量%、W 1.0 〜3. 0重量%、C 0.12重量%以下、S
i 3.0 重量%以下、Mn 5. 0重量%以下、希土類元
素の1種又は2種以上 合計量で0.01〜0.5重量%、及
び残部Feより成る高強度、高耐食性2相ステンレス鋳
鋼。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、遠心分離
機の回転体等の構造用材料として好適な高強度、高耐食
性2相ステンレス鋳鋼に関するものである。
機の回転体等の構造用材料として好適な高強度、高耐食
性2相ステンレス鋳鋼に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今の食品工業や汚水処理等の分野に用
いられる遠心分離機は、従来のものに比べ装置が大型化
し、運転時の回転数も増大している。また装置が腐食さ
れやすい環境で使用される場合も多くなっている。その
ため遠心分離機に使用される材料としては、以前にも増
して機械的強度及び耐食性に優れたものが要求されてい
る。遠心分離機用材料に要求される機械的強度の一応の
目安は、0. 2%耐力の下限が55kgf/cm2 、伸びの下限
が25%である。
いられる遠心分離機は、従来のものに比べ装置が大型化
し、運転時の回転数も増大している。また装置が腐食さ
れやすい環境で使用される場合も多くなっている。その
ため遠心分離機に使用される材料としては、以前にも増
して機械的強度及び耐食性に優れたものが要求されてい
る。遠心分離機用材料に要求される機械的強度の一応の
目安は、0. 2%耐力の下限が55kgf/cm2 、伸びの下限
が25%である。
【0003】従来、このような機械的強度を有するもの
として、高Cr低Ni系の2相ステンレス鋳鋼が知られ
ている(特開昭52−153821号公報、特開昭64
−31953号公報)。しかし、これらの2相ステンレ
ス鋳鋼は、耐食性が不十分であるという欠点がある。そ
こで、本発明者らは、耐食性を改善したCr:20〜3
5重量%、Ni:3〜12重量%、Mo:0. 5〜6重
量%、Co:0. 01〜0. 27重量%、Cu:0. 1
〜3重量%、N:0. 05〜3重量%、W:1〜3重量
%、C:0. 12重量%以下、Si:3重量%以下、M
n:5重量%以下を含み、残部が鉄および不可避不純物
から成る2相ステンレス鋳鋼を提案したが(特開平8−
13094号公報)、さらなる装置の大型化、及び運転
時の高速回転化が進みつつある中では、耐食性を維持し
ながら0. 2%耐力が60kgf/cm2以上の機械的強度を有
する遠心分離機用材料が必要となるのは必至である。ま
た、従来の2相ステンレス鋳鋼では、装置を組立てた際
の溶接箇所、即ち溶接熱影響部の耐食性が悪化し、特に
溶接時の熱の影響を受けない箇所にくらべ、耐すきま腐
食性が低下するという欠点がある。
として、高Cr低Ni系の2相ステンレス鋳鋼が知られ
ている(特開昭52−153821号公報、特開昭64
−31953号公報)。しかし、これらの2相ステンレ
ス鋳鋼は、耐食性が不十分であるという欠点がある。そ
こで、本発明者らは、耐食性を改善したCr:20〜3
5重量%、Ni:3〜12重量%、Mo:0. 5〜6重
量%、Co:0. 01〜0. 27重量%、Cu:0. 1
〜3重量%、N:0. 05〜3重量%、W:1〜3重量
%、C:0. 12重量%以下、Si:3重量%以下、M
n:5重量%以下を含み、残部が鉄および不可避不純物
から成る2相ステンレス鋳鋼を提案したが(特開平8−
13094号公報)、さらなる装置の大型化、及び運転
時の高速回転化が進みつつある中では、耐食性を維持し
ながら0. 2%耐力が60kgf/cm2以上の機械的強度を有
する遠心分離機用材料が必要となるのは必至である。ま
た、従来の2相ステンレス鋳鋼では、装置を組立てた際
の溶接箇所、即ち溶接熱影響部の耐食性が悪化し、特に
溶接時の熱の影響を受けない箇所にくらべ、耐すきま腐
食性が低下するという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、機械
的強度及び耐食性の両方に優れ、遠心分離機の回転体等
の構造用材料として好適な高強度、高耐食性2相ステン
レス鋳鋼を提供すること、さらに具体的には、0. 2%耐
力が60kgf/mm2 以上、伸びが25%以上であり、かつ特
に耐すきま腐食性に優れた2相ステンレス鋳鋼、及び0.
2%耐力が55kgf/mm2 以上、伸びが25%以上であり、
かつ特に溶接熱影響部の耐すきま腐食性に優れた2相ス
テンレス鋳鋼を提供することにある。
的強度及び耐食性の両方に優れ、遠心分離機の回転体等
の構造用材料として好適な高強度、高耐食性2相ステン
レス鋳鋼を提供すること、さらに具体的には、0. 2%耐
力が60kgf/mm2 以上、伸びが25%以上であり、かつ特
に耐すきま腐食性に優れた2相ステンレス鋳鋼、及び0.
2%耐力が55kgf/mm2 以上、伸びが25%以上であり、
かつ特に溶接熱影響部の耐すきま腐食性に優れた2相ス
テンレス鋳鋼を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、Cr 20.0〜
35.0重量%、Ni 3.0 〜12.0重量%、Mo 0.5 〜6.
0 重量%、Co 0.01〜0. 3重量%、Cu 0.1 〜3. 0
重量%、N 0.05〜3.0重量%、W 1.0 〜3. 0重量
%、C 0.12重量%以下、Si 3.0 重量%以下、Mn
5. 0重量%以下、希土類元素の1種又は2種以上 合
計量で0.01〜0. 5重量%、及び残部Feより成る高強
度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼を提供する。
35.0重量%、Ni 3.0 〜12.0重量%、Mo 0.5 〜6.
0 重量%、Co 0.01〜0. 3重量%、Cu 0.1 〜3. 0
重量%、N 0.05〜3.0重量%、W 1.0 〜3. 0重量
%、C 0.12重量%以下、Si 3.0 重量%以下、Mn
5. 0重量%以下、希土類元素の1種又は2種以上 合
計量で0.01〜0. 5重量%、及び残部Feより成る高強
度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼を提供する。
【0006】また、本発明は、Cr 20.0〜35.0重量
%;Ni 3.0 〜12.0重量%;Mo0.5 〜6.0 重量%;
Co 0.01〜0.3 重量%;Cu 0.1 〜3.0 重量%;N
0.05〜3.0 重量%;W 1.0 〜3.0 重量%;C 0.12
重量%以下;Si 3.0 重量%以下;Mn 5. 0重量%
以下;Ti、Nb、Zr、Ta及びVから選ばれる1種
又は2種以上 合計量で0.02〜1.0 重量%;並びに残部
Feより成る高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼を提
供する。
%;Ni 3.0 〜12.0重量%;Mo0.5 〜6.0 重量%;
Co 0.01〜0.3 重量%;Cu 0.1 〜3.0 重量%;N
0.05〜3.0 重量%;W 1.0 〜3.0 重量%;C 0.12
重量%以下;Si 3.0 重量%以下;Mn 5. 0重量%
以下;Ti、Nb、Zr、Ta及びVから選ばれる1種
又は2種以上 合計量で0.02〜1.0 重量%;並びに残部
Feより成る高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼を提
供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼
は、Cr、Ni、Mo、Co、Cu、N、W、C、Si
及びMnの基本の構成元素と希土類元素とを下記の割合
で含むもの、並びに前記の基本の構成元素とTi、N
b、Zr、Ta及びVから選ばれる1種又は2種以上と
を下記の割合で含むものである。
する。本発明の高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼
は、Cr、Ni、Mo、Co、Cu、N、W、C、Si
及びMnの基本の構成元素と希土類元素とを下記の割合
で含むもの、並びに前記の基本の構成元素とTi、N
b、Zr、Ta及びVから選ばれる1種又は2種以上と
を下記の割合で含むものである。
【0008】Cr Crは、ステンレス鋳鋼を構成する成分として欠かせな
いものであり、ステンレス鋳鋼の耐食性を向上させる基
本成分である。Crの含有量は、20.0〜30.0重
量%、好ましくは25.0〜27.0重量%である。C
rが20.0重量%未満では耐食性が低下し、30.0
重量%を超えるとステンレス鋳鋼のじん性が低下する。
いものであり、ステンレス鋳鋼の耐食性を向上させる基
本成分である。Crの含有量は、20.0〜30.0重
量%、好ましくは25.0〜27.0重量%である。C
rが20.0重量%未満では耐食性が低下し、30.0
重量%を超えるとステンレス鋳鋼のじん性が低下する。
【0009】Ni Niは、ステンレス鋳鋼においてオーステナイト相を形
成する元素であり、ステンレス鋳鋼のじん性及び耐孔食
性を向上させる成分である。Niの含有量は、3.0〜
12.0重量%、好ましくは5.5〜7.0重量%の範
囲である。Niが3.0重量%未満ではオーステナイト
相がステンレス鋳鋼中に現れないため、2相のものが得
られない。逆に12.0重量%を超えるとオーステナイ
ト相が増大し、ステンレス鋳鋼の機械的強度が低下す
る。
成する元素であり、ステンレス鋳鋼のじん性及び耐孔食
性を向上させる成分である。Niの含有量は、3.0〜
12.0重量%、好ましくは5.5〜7.0重量%の範
囲である。Niが3.0重量%未満ではオーステナイト
相がステンレス鋳鋼中に現れないため、2相のものが得
られない。逆に12.0重量%を超えるとオーステナイ
ト相が増大し、ステンレス鋳鋼の機械的強度が低下す
る。
【0010】Mo Moは、ステンレス鋳鋼の耐局部腐食性及び耐孔食性を
向上させる成分である。Moの含有量は、0.5〜6.
0重量%、好ましくは3.0〜4.5重量%の範囲であ
る。Moが0.5重量%未満では、耐局部腐食性と耐孔
食性が低下し、6.0重量%を超えると、ステンレス鋳
鋼のじん性が低下し、また生産コストも上昇する。
向上させる成分である。Moの含有量は、0.5〜6.
0重量%、好ましくは3.0〜4.5重量%の範囲であ
る。Moが0.5重量%未満では、耐局部腐食性と耐孔
食性が低下し、6.0重量%を超えると、ステンレス鋳
鋼のじん性が低下し、また生産コストも上昇する。
【0011】Co Coは、耐すきま腐食性を向上させるのに必須の成分で
あり、またオーステナイト相中に濃縮され、ステンレス
鋳鋼の伸びを良好にする。Coの含有量は、0.01〜
0.3重量%である。Coが0.01重量%未満では、
耐すきま腐食性が低下し、0.3重量%を超えるとステ
ンレス鋳鋼の耐力が低下する。
あり、またオーステナイト相中に濃縮され、ステンレス
鋳鋼の伸びを良好にする。Coの含有量は、0.01〜
0.3重量%である。Coが0.01重量%未満では、
耐すきま腐食性が低下し、0.3重量%を超えるとステ
ンレス鋳鋼の耐力が低下する。
【0012】Cu Cuは、非酸化性の環境におけるステンレス鋳鋼の耐食
性及び耐孔食性を向上させる成分である。Cuの含有量
は、0.5〜3.0重量%、好ましくは0.5〜1.5
重量%の範囲である。Cuが0.5重量%未満では耐食
性及び耐孔食性が発現せず、3.0重量%を超えると鋳
造偏析をおこし、ステンレス鋳鋼の機械的強度が低下す
る。
性及び耐孔食性を向上させる成分である。Cuの含有量
は、0.5〜3.0重量%、好ましくは0.5〜1.5
重量%の範囲である。Cuが0.5重量%未満では耐食
性及び耐孔食性が発現せず、3.0重量%を超えると鋳
造偏析をおこし、ステンレス鋳鋼の機械的強度が低下す
る。
【0013】N Nは、ステンレス鋳鋼の耐孔食性及び耐すきま腐食性を
著しく向上させる成分である。Nの含有量は、0.05
〜3.0重量%、好ましくは、0.15〜0.2重量%
の範囲である。Nが0.05重量%未満では耐孔食性及
び耐すきま腐食性が発現せず、3.0重量%を超えると
ステンレス鋳鋼中のオーステナイト相の割合が多すぎた
り、ステンレス鋳鋼中に気泡を生じて欠陥となる。
著しく向上させる成分である。Nの含有量は、0.05
〜3.0重量%、好ましくは、0.15〜0.2重量%
の範囲である。Nが0.05重量%未満では耐孔食性及
び耐すきま腐食性が発現せず、3.0重量%を超えると
ステンレス鋳鋼中のオーステナイト相の割合が多すぎた
り、ステンレス鋳鋼中に気泡を生じて欠陥となる。
【0014】W Wは、ステンレス鋳鋼中のフェライト相を強化し耐力を
著しく向上させる成分である。またステンレス鋳鋼の耐
すきま腐食性を向上させる成分である。Wの含有量は、
1.0〜3.0重量%の範囲である。Wが1.0重量%
未満ではステンレス鋳鋼の耐力や耐すきま腐食性を十分
に向上させることができない。逆に3.0重量%を超え
るとステンレス鋳鋼のじん性が低下し、また生産コスト
も上昇する。
著しく向上させる成分である。またステンレス鋳鋼の耐
すきま腐食性を向上させる成分である。Wの含有量は、
1.0〜3.0重量%の範囲である。Wが1.0重量%
未満ではステンレス鋳鋼の耐力や耐すきま腐食性を十分
に向上させることができない。逆に3.0重量%を超え
るとステンレス鋳鋼のじん性が低下し、また生産コスト
も上昇する。
【0015】C Cの含有量は、0.12重量%以下、好ましくは0.0
5重量%以下である。Cが多すぎるとCr炭化物を析出
するため局所的にCr濃度が低下したステンレス鋳鋼と
なり、ステンレス鋳鋼の延性、じん性及び耐食性が低下
する。
5重量%以下である。Cが多すぎるとCr炭化物を析出
するため局所的にCr濃度が低下したステンレス鋳鋼と
なり、ステンレス鋳鋼の延性、じん性及び耐食性が低下
する。
【0016】Si Siは、溶鋼の脱酸及び鋳造性確保のために必要な成分
である。またSiは、ステンレス鋳鋼の耐食性を向上さ
せる。Siの含有量は、3.0重量%以下、好ましくは
0.5〜1.0重量%の範囲である。Siが3.0重量
%を超えるとステンレス鋳鋼中にσ相が析出してステン
レス鋳鋼の機械的強度や耐食性が低下する。
である。またSiは、ステンレス鋳鋼の耐食性を向上さ
せる。Siの含有量は、3.0重量%以下、好ましくは
0.5〜1.0重量%の範囲である。Siが3.0重量
%を超えるとステンレス鋳鋼中にσ相が析出してステン
レス鋳鋼の機械的強度や耐食性が低下する。
【0017】Mn Mnは、溶鋼の脱酸及び脱硫を行うために添加する元素
であるが、ステンレス鋳鋼中のMnの含有量が多すぎる
と、ステンレス鋳鋼中のオーステナイト相の割合が過多
となり、ステンレス鋳鋼の機械的強度が悪くなる。従っ
て、Mnの含有量は、5重量%以下、好ましくは1.0
重量%以下である。
であるが、ステンレス鋳鋼中のMnの含有量が多すぎる
と、ステンレス鋳鋼中のオーステナイト相の割合が過多
となり、ステンレス鋳鋼の機械的強度が悪くなる。従っ
て、Mnの含有量は、5重量%以下、好ましくは1.0
重量%以下である。
【0018】希土類元素 希土類元素は、ステンレス鋳鋼の耐食性及び機械的強度
を向上させる成分である。これはステンレス鋳鋼中で酸
化物を形成し、該鋼中の非金属介在物を減少させるため
と考えられる。希土類元素の含有量は、0.01〜0.
5重量%である。希土類元素が0.01重量%未満で
は、ステンレス鋳鋼中の非金属介在物の含有量を十分に
減少させることができないため、耐食性及び機械的強度
が不十分となる。逆に0.5重量%を超えても粗大な析
出物を形成するため機械的強度及び耐食性が低下する。
希土類元素であるSc、Y、La、Ce、Pr、Nd、
Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、Yb及びLuの全ては、上記した作用効果を有する
ため、これらの希土類元素から選ばれる1種又は2種以
上を適宜に組み合わせて使用(2種以上を使用する場合
の含有量は、合計で0.01〜0.5重量%となる量)
することができるが、高価な重希土類に比較し、Y、L
a、Ce、Pr、Nd及びSmの安価な軽希土類が望ま
しい。また、希土類元素の混合物であるミッシュメタ
ル、例えば、Ce40〜50重量%、La20〜40重
量%、残部がY及び/又はErからなるもの、Ce45
〜55重量%、Nd16〜22重量%、Pr3〜8重量
%、残部Sm・Laその他の希土類元素からなるもの等
を使用することにより、重希土類元素を単独で使用する
場合に比べ、より安価にステンレス鋳鋼を製造すること
ができる。
を向上させる成分である。これはステンレス鋳鋼中で酸
化物を形成し、該鋼中の非金属介在物を減少させるため
と考えられる。希土類元素の含有量は、0.01〜0.
5重量%である。希土類元素が0.01重量%未満で
は、ステンレス鋳鋼中の非金属介在物の含有量を十分に
減少させることができないため、耐食性及び機械的強度
が不十分となる。逆に0.5重量%を超えても粗大な析
出物を形成するため機械的強度及び耐食性が低下する。
希土類元素であるSc、Y、La、Ce、Pr、Nd、
Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、Yb及びLuの全ては、上記した作用効果を有する
ため、これらの希土類元素から選ばれる1種又は2種以
上を適宜に組み合わせて使用(2種以上を使用する場合
の含有量は、合計で0.01〜0.5重量%となる量)
することができるが、高価な重希土類に比較し、Y、L
a、Ce、Pr、Nd及びSmの安価な軽希土類が望ま
しい。また、希土類元素の混合物であるミッシュメタ
ル、例えば、Ce40〜50重量%、La20〜40重
量%、残部がY及び/又はErからなるもの、Ce45
〜55重量%、Nd16〜22重量%、Pr3〜8重量
%、残部Sm・Laその他の希土類元素からなるもの等
を使用することにより、重希土類元素を単独で使用する
場合に比べ、より安価にステンレス鋳鋼を製造すること
ができる。
【0019】Ti、Nb、Zr、Ta及びV これらの元素は、ステンレス鋳鋼を溶接した場合に溶接
熱影響部の耐食性を向上させる成分である。これはステ
ンレス鋳鋼中でこれらの元素が炭化物を形成し、ステン
レス鋳鋼中の炭素を減少させ、結果的に結晶粒界でのC
r炭化物の形成を妨げてCr欠乏相をなくすことによる
ものと考えられる。これら5種の元素の全ては、上記し
た作用効果を有するため、これら5種の元素から選ばれ
る1種又は2種以上を適宜に組み合わせて使用すること
ができる。これら5種の元素から選ばれた成分の含有量
は、0.02〜1.0重量%(2種以上を使用する場合
は、合計で0.02〜1.0重量%となる量)である。
この成分が0.02重量%未満ではステンレス鋳鋼中の
炭素を十分に減少させることができないため、溶接熱影
響部の耐食性を十分に向上させることができない。逆に
1.0重量%を超えるとステンレス鋳鋼中に粗大な析出
物を形成するため、ステンレス鋳鋼の機械的強度及び耐
食性が低下する。
熱影響部の耐食性を向上させる成分である。これはステ
ンレス鋳鋼中でこれらの元素が炭化物を形成し、ステン
レス鋳鋼中の炭素を減少させ、結果的に結晶粒界でのC
r炭化物の形成を妨げてCr欠乏相をなくすことによる
ものと考えられる。これら5種の元素の全ては、上記し
た作用効果を有するため、これら5種の元素から選ばれ
る1種又は2種以上を適宜に組み合わせて使用すること
ができる。これら5種の元素から選ばれた成分の含有量
は、0.02〜1.0重量%(2種以上を使用する場合
は、合計で0.02〜1.0重量%となる量)である。
この成分が0.02重量%未満ではステンレス鋳鋼中の
炭素を十分に減少させることができないため、溶接熱影
響部の耐食性を十分に向上させることができない。逆に
1.0重量%を超えるとステンレス鋳鋼中に粗大な析出
物を形成するため、ステンレス鋳鋼の機械的強度及び耐
食性が低下する。
【0020】2相ステンレス鋳鋼の製造方法 本発明の2相ステンレス鋳鋼は、例えば遠心鋳造法によ
り製造することができる。鋳造は公知の条件で行えばよ
く、得られた鋳塊の熱処理も1130〜1200℃で1〜5時間
程度でよい。このような遠心鋳造法により得られた2相
ステンレス鋳鋼は、特に遠心分離機の回転体用の合金と
して好適である。
り製造することができる。鋳造は公知の条件で行えばよ
く、得られた鋳塊の熱処理も1130〜1200℃で1〜5時間
程度でよい。このような遠心鋳造法により得られた2相
ステンレス鋳鋼は、特に遠心分離機の回転体用の合金と
して好適である。
【0021】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を示し本発明をさ
らに具体的に説明する。
らに具体的に説明する。
【0022】(実施例1)回転する直径50cmの円筒形
の鋳型(回転数:750 rpm )に溶湯を投入して表1に示
す含有量の希土類元素、Cr25.5重量%、Ni6.5 重量
%、Mo3.5 重量%、Co0.08重量%、Cu0.9 重量
%、N0.2 重量%、W1.2 重量%、C0.02重量%、Si
0.6 重量%及びMn0.7 重量%からなる肉厚が約15cm
の円筒形の鋳塊を得た。この時の各元素の歩留りはC
r、Ni、Mo、Co、Wについては100 %、Nについ
ては75%、Cuについては98%、希土類については85%
として配合を行った。次いで、この鋳塊に1150℃で6時
間の熱処理を行って表1中、No.1〜12で示される試
料を得た。得られた試料について、JIS Z 2201に準じて
引っ張り試験を行い、0. 2%耐力と伸びの値を測定し
た。なお試験片はJIS Z 2201に規定された4号試験片を
使用した。結果を表1に示す。
の鋳型(回転数:750 rpm )に溶湯を投入して表1に示
す含有量の希土類元素、Cr25.5重量%、Ni6.5 重量
%、Mo3.5 重量%、Co0.08重量%、Cu0.9 重量
%、N0.2 重量%、W1.2 重量%、C0.02重量%、Si
0.6 重量%及びMn0.7 重量%からなる肉厚が約15cm
の円筒形の鋳塊を得た。この時の各元素の歩留りはC
r、Ni、Mo、Co、Wについては100 %、Nについ
ては75%、Cuについては98%、希土類については85%
として配合を行った。次いで、この鋳塊に1150℃で6時
間の熱処理を行って表1中、No.1〜12で示される試
料を得た。得られた試料について、JIS Z 2201に準じて
引っ張り試験を行い、0. 2%耐力と伸びの値を測定し
た。なお試験片はJIS Z 2201に規定された4号試験片を
使用した。結果を表1に示す。
【0023】また、得られた試料から切り出した試験片
にシリコンラバーを押しつけて隙間を形成し、この試験
片についてJIS G 0577に規定する孔食電位測定法により
孔食電位を測定し、得られた試料の耐すきま腐食性を評
価した。結果を表1に示す。
にシリコンラバーを押しつけて隙間を形成し、この試験
片についてJIS G 0577に規定する孔食電位測定法により
孔食電位を測定し、得られた試料の耐すきま腐食性を評
価した。結果を表1に示す。
【0024】(比較例1)希土類元素の含有量を表1に
示す量に代えた以外は、実施例1(試料No. 1〜試料N
o. 12)と同様にして表1中、No. 13〜17で示さ
れる試料を得た。得られた試料について実施例1と同様
にして0. 2%耐力、伸び及び孔食電位を測定した。結果
を表1に示す。
示す量に代えた以外は、実施例1(試料No. 1〜試料N
o. 12)と同様にして表1中、No. 13〜17で示さ
れる試料を得た。得られた試料について実施例1と同様
にして0. 2%耐力、伸び及び孔食電位を測定した。結果
を表1に示す。
【0025】
【表1】 表1中、M.M.はミッシュメタルであり、Ce52重
量%、Nd18重量%、Pr5重量%、Sm1重量%、
残部Laおよびその他の希土類24重量%からなるもの
である。
量%、Nd18重量%、Pr5重量%、Sm1重量%、
残部Laおよびその他の希土類24重量%からなるもの
である。
【0026】(実施例2)回転する直径50cmの円筒形
の鋳型(回転数:750 rpm )に溶湯を投入して表2に示
す含有量のTi、Nb、Zr、Ta及びVから選ばれる
1種以上、Cr25.5重量%、Ni6.5 重量%、Mo3.5
重量%、Co0.08重量%、Cu0.9 重量%、N0.2 重量
%、W1.2 重量%、C0.02重量%、Si0.6 重量%及び
Mn0.7 重量%からなる肉厚が約15cmの円筒形の鋳塊
を得た。次いで、この鋳塊に1150℃で6時間の熱処理を
行って表2中、No. 18〜28で示される試料を得た。
得られた試料について、JIS Z 2201に準じて引っ張り試
験を行い、0. 2%耐力と伸びの値を測定した。なお試験
片はJIS Z 2201に規定された4号試験片を使用した。結
果を表2に示す。
の鋳型(回転数:750 rpm )に溶湯を投入して表2に示
す含有量のTi、Nb、Zr、Ta及びVから選ばれる
1種以上、Cr25.5重量%、Ni6.5 重量%、Mo3.5
重量%、Co0.08重量%、Cu0.9 重量%、N0.2 重量
%、W1.2 重量%、C0.02重量%、Si0.6 重量%及び
Mn0.7 重量%からなる肉厚が約15cmの円筒形の鋳塊
を得た。次いで、この鋳塊に1150℃で6時間の熱処理を
行って表2中、No. 18〜28で示される試料を得た。
得られた試料について、JIS Z 2201に準じて引っ張り試
験を行い、0. 2%耐力と伸びの値を測定した。なお試験
片はJIS Z 2201に規定された4号試験片を使用した。結
果を表2に示す。
【0027】また、得られた試料から15×15×3m
mの試験片を切り出し、これに溶接熱影響部の熱履歴を
模した熱処理を行った(1400℃で2秒間加熱した後、50
0 ℃まで30℃/秒の速度で冷却)。この試験片にシリ
コンラバーを押しつけて隙間を形成し、この試験片につ
いてJIS G 0577に規定する孔食電位測定法により孔食電
位を測定し、得られた試料の溶接熱影響部における耐す
きま腐食性を評価した。結果を表2に示す。
mの試験片を切り出し、これに溶接熱影響部の熱履歴を
模した熱処理を行った(1400℃で2秒間加熱した後、50
0 ℃まで30℃/秒の速度で冷却)。この試験片にシリ
コンラバーを押しつけて隙間を形成し、この試験片につ
いてJIS G 0577に規定する孔食電位測定法により孔食電
位を測定し、得られた試料の溶接熱影響部における耐す
きま腐食性を評価した。結果を表2に示す。
【0028】(比較例2)Ti、Nb、Zr、Ta及び
Vから選ばれる1種以上の含有量を表2に示す量に代え
た以外は、実施例2(試料No. 18〜試料No. 28)と
同様にして表2中、No. 29〜31で示される試料を得
た。得られた試料について実施例2と同様にして0. 2%
耐力、伸び及び溶接熱影響部における孔食電位を測定し
た。結果を表2に示す。
Vから選ばれる1種以上の含有量を表2に示す量に代え
た以外は、実施例2(試料No. 18〜試料No. 28)と
同様にして表2中、No. 29〜31で示される試料を得
た。得られた試料について実施例2と同様にして0. 2%
耐力、伸び及び溶接熱影響部における孔食電位を測定し
た。結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明の2相ステンレス鋳鋼は、機械的
強度及び耐食性の両方に極めて優れ、遠心分離機の回転
体等の構造用材料として有用である。特に、Cr、N
i、Mo、Co、Cu、N、W、C、Si及びMnの基
本の構成元素と希土類元素を含むものは、0. 2%耐力が
60kgf/mm2 以上、伸びが25%以上であり、かつ孔食電
位が900 mV以上であり、耐すきま腐食性に優れる。また
前記の基本の構成元素とTi、Nb、Zr、Ta及びV
から選ばれる1種又は2種以上とを含むものは、0.2%
耐力が55kgf/mm2 以上、伸びが25%以上であり、かつ
溶接熱影響部における孔食電位が800 mV以上であり、溶
接熱影響部の耐すきま腐食性に優れる。
強度及び耐食性の両方に極めて優れ、遠心分離機の回転
体等の構造用材料として有用である。特に、Cr、N
i、Mo、Co、Cu、N、W、C、Si及びMnの基
本の構成元素と希土類元素を含むものは、0. 2%耐力が
60kgf/mm2 以上、伸びが25%以上であり、かつ孔食電
位が900 mV以上であり、耐すきま腐食性に優れる。また
前記の基本の構成元素とTi、Nb、Zr、Ta及びV
から選ばれる1種又は2種以上とを含むものは、0.2%
耐力が55kgf/mm2 以上、伸びが25%以上であり、かつ
溶接熱影響部における孔食電位が800 mV以上であり、溶
接熱影響部の耐すきま腐食性に優れる。
Claims (3)
- 【請求項1】 Cr 20.0〜35.0重量%、Ni 3.0 〜
12.0重量%、Mo0.5 〜6.0 重量%、Co 0.01〜0. 3
重量%、Cu 0.1 〜3. 0重量%、N 0.05〜3. 0重量
%、W 1.0 〜3. 0重量%、C 0.12重量%以下、Si
3.0 重量%以下、Mn 5. 0重量%以下、希土類元素
の1種又は2種以上 合計量で0.01〜0. 5重量%、及び
残部Feより成る高強度、高耐食性2相ステンレス鋳
鋼。 - 【請求項2】 Cr 20.0〜35.0重量%;Ni 3.0 〜
12.0重量%;Mo0.5 〜6.0 重量%;Co 0.01〜0.3
重量%;Cu 0.1 〜3.0 重量%;N 0.05〜3.0 重量
%;W 1.0 〜3.0 重量%;C 0.12重量%以下;Si
3.0 重量%以下;Mn 5. 0重量%以下;Ti、N
b、Zr、Ta及びVから選ばれる1種又は2種以上
合計量で0.02〜1.0 重量%;並びに残部Feより成る高
強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼。 - 【請求項3】 遠心鋳造法により得られた、遠心分離機
の回転体用の請求項1又は請求項2に記載の2相ステン
レス鋳鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15908996A JPH09316602A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15908996A JPH09316602A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09316602A true JPH09316602A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15686004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15908996A Pending JPH09316602A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 高強度、高耐食性2相ステンレス鋳鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09316602A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048416A1 (fr) * | 2000-12-14 | 2002-06-20 | Yoshiyuki Shimizu | Acier inoxydable a teneur elevee en silicium |
JP2007084837A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱間加工性に優れた二相ステンレス鋼 |
JP2011127186A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 尿素製造プラント用二相ステンレス鋼および尿素製造プラント |
US8043446B2 (en) * | 2001-04-27 | 2011-10-25 | Research Institute Of Industrial Science And Technology | High manganese duplex stainless steel having superior hot workabilities and method manufacturing thereof |
CN110560650A (zh) * | 2018-06-06 | 2019-12-13 | 宝钢特钢有限公司 | 一种含稀土不锈耐热钢的板坯连铸方法 |
US11066719B2 (en) * | 2016-06-01 | 2021-07-20 | Nippon Steel Corporation | Duplex stainless steel and method of manufacturing duplex stainless steel |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP15908996A patent/JPH09316602A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048416A1 (fr) * | 2000-12-14 | 2002-06-20 | Yoshiyuki Shimizu | Acier inoxydable a teneur elevee en silicium |
US8043446B2 (en) * | 2001-04-27 | 2011-10-25 | Research Institute Of Industrial Science And Technology | High manganese duplex stainless steel having superior hot workabilities and method manufacturing thereof |
JP2007084837A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱間加工性に優れた二相ステンレス鋼 |
JP4502131B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2010-07-14 | 住友金属工業株式会社 | 熱間加工性に優れた二相ステンレス鋼 |
JP2011127186A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 尿素製造プラント用二相ステンレス鋼および尿素製造プラント |
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CN110560650A (zh) * | 2018-06-06 | 2019-12-13 | 宝钢特钢有限公司 | 一种含稀土不锈耐热钢的板坯连铸方法 |
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