JPH09315897A - 水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜および製造法 - Google Patents

水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜および製造法

Info

Publication number
JPH09315897A
JPH09315897A JP13780596A JP13780596A JPH09315897A JP H09315897 A JPH09315897 A JP H09315897A JP 13780596 A JP13780596 A JP 13780596A JP 13780596 A JP13780596 A JP 13780596A JP H09315897 A JPH09315897 A JP H09315897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
single crystal
oxide thin
intermediate layer
crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13780596A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomasa Miyanaga
倫正 宮永
Takahiro Imai
貴浩 今井
Akira Okamoto
暁 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP13780596A priority Critical patent/JPH09315897A/ja
Publication of JPH09315897A publication Critical patent/JPH09315897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な水晶型結晶構造を持ち5〜50μmの
厚みの単結晶酸化物薄膜であって、表面粗さの小さいも
のを得ることができなかった。 【解決手段】 単結晶基板上に、第1中間層,第2中間
層を形成せしめ、それぞれを300℃〜600℃,75
0℃〜1100℃の温度で加熱し、その上に水晶型結晶
構造を有する単結晶酸化物薄膜を形成し、前記の第1,
第2の中間層を溶解除去して、単結晶酸化物薄膜を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発振子、振動子、高
周波フィルタ用表面弾性波素子、光導波路、半導体基板
などに用いる水晶型結晶構造を有する酸化物単結晶薄膜
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】水晶は、発振子、振動子、高周波用フィ
ルター用表面弾性波素子、光導波路等に広く用いられ、
産業上非常に重要な材料である。二酸化珪素(Si
2)の常圧における結晶変態には、水晶(〜867
℃)、トリジマイト(867〜1470℃)、クリスト
バライト(1470〜1723℃)がある。これらの結
晶を実際に合成する場合においては、必ずしも平衡状態
で合成されるわけではなく、例えば不純物、温度制御な
ど様々な要因を伴うため、前記の結晶構造と温度との関
係が必ずしも実現するわけではない。
【0003】しかし、水晶は二酸化珪素結晶の低温相
(〜867℃)であるが、二酸化珪素の融点は転移温度
である867℃よりも遥かに高い1730℃であるた
め、溶融状態から凝固させるとガラス状になるか、この
融点の近傍で安定なクリストバライト等の水晶以外の結
晶構造しか生成させることが出来ないとされている。こ
の様に、単純な高温処理では水晶を育成させることはで
きず、転移温度程度の低い温度での育成が不可欠とされ
ている。
【0004】従来の水晶製造法は、この転移温度以下の
低い温度での育成を意図して、密閉容器内で高温高圧状
態の水溶液から結晶を育成する水熱合成法により行わ
れ、特に、二酸化珪素のアルカリ溶解に対する溶解度が
温度により差があることを利用して、高温高圧下で温度
差を設けて二酸化珪素のアルカリ溶液から種結晶上に水
晶単結晶を成長させる水熱温度差法によって行われてい
た。この水熱温度差法による水晶の製造プロセスは、例
えばセラミックス15(1980)p.170〜175
に記載されている。
【0005】しかし、この水熱合成法では塊状の大型結
晶か若しくは粒状の粉末しか合成できないので、薄膜形
状が要求される製品にそのまま利用することは出来な
い。そのため、実際に、発振子、振動子、高周波フィル
タ用表面弾性波素子等として使用される水晶は、現在で
は量産効果の追及から水熱温度差法で製造された大型の
水晶単結晶の中から切り出して使用されている。又、近
年の通信周波数の高周波化に伴い、発振子や振動子とし
て用いる水晶を更に薄くすることが求められている。こ
の要求に応ずるために、例えば特開平5−327383
号公報で示されているように、水晶を半導体基板上に張
り付けて研磨を行い、水晶を薄膜に加工する技術が提案
されている。しかし、研磨等の加工による薄膜化では膜
厚に限界があり、かつコストが高くなる問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の水晶の製造法で
ある水熱温度差法では高圧を実現するための大がかりな
装置が必要であり、巨大な装置で大型の単結晶を育成し
ないとコストの低減がはかれない。しかも、この方法で
は薄膜等の任意の形状の水晶単結晶を形成することは困
難であることから、振動子や発振子等とするためには塊
状の大型単結晶を加工して、目的とする形状の水晶単結
晶を切り出す必要がある。特に水晶の主要な用途である
発振子、振動子、フィルターなどでは近年の通信周波数
の高周波化に伴い、水晶をより薄くすることが要求され
ている。しかし、従来の水熱合成法で製造した大型の単
結晶から薄い水晶を切り出す方法では、達成できる水晶
の薄さには限界があり、実用上50μmが限界であっ
た。本発明は、かかる従来の事情に鑑み、水熱合成法の
ような大がかりな装置を必要とせず、振動子等の用途に
適した任意の膜厚と平滑な表面を有し、安価に製造でき
る、単結晶の水晶型結晶構造を有する酸化物薄膜の製造
法を提供することを目的とする。
【0007】発明者らは、先に原料に微量のアルカリ金
属の添加や適切に温度条件を設定したゾルゲル法によ
り、任意の形状及び厚さの水晶型結晶構造を有する酸化
物薄膜を安価に合成し得ること、特にリチウムなどの金
属を微量に添加することによって水晶型構造を安定化で
きることを見いだした。この方法を用いて酸化物薄膜中
の二酸化珪素と二酸化ゲルマニウムの含有量を調整する
ことにより、水溶液などに溶解しやすい単結晶酸化物層
と溶解しない二酸化珪素を主成分とする単結晶酸化物層
を、単結晶水晶基板上に交互に積層した後に溶解性の単
結晶酸化物層を溶解除去することによって、不溶性の単
結晶酸化物層を薄膜として単離せしめる方法を発明し
た。
【0008】このゾルゲル法による水晶型結晶構造の単
結晶薄膜の単離法では、基板上に2種類の酸化物層を積
層する際に、それぞれの表面が平滑でなければならない
ことが明らかとなった。表面の平滑な酸化物層を形成す
ることが、溶解による単離を容易にし、単離した単結晶
薄膜の品質を高める最重要の要件であった。この表面平
滑性を得るために、発明者らは、基板上に形成する中間
層を600℃以下の低温で処理し、目的とする層を75
0℃以上の高温で焼成することによって、表面が平滑で
結晶性もよい水晶型単結晶酸化物を得る事ができること
を見いだした。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、厚さ
50μm〜5μmで表面粗さが5nm〜100nmであ
る水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜を提供する
ものである。そして該単結晶酸化物薄膜は、SiO2
Al、アルカリ金属を0.05〜2モル%含有している
ことを特徴とする。本願第2の発明は、単結晶酸化物薄
膜の製造法に関するものである。即ち、水晶型単結晶基
板上に、少なくともゲルマニウムを含む前駆体溶液を塗
布し、300〜600℃の温度で加熱して第1中間層を
形成し、該第1中間層上に少なくともゲルマニウムを含
む前駆体溶液を塗布し、750℃〜1100℃の温度で
加熱して第2中間層を形成し、該第2中間層上にシリコ
ンを含む前駆体溶液を塗布し、水晶型結晶構造の安定な
温度で加熱し単結晶酸化物薄膜を形成し、水中にて第1
中間層および第2中間層を溶解除去することを特徴とす
る水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜の製造法を
提供する。
【0010】本願発明は、第1中間層と第2中間層の加
熱温度を変える点にあるので、第1中間層と第2中間層
の組成が同じであってもかまわない。そしてそれらの組
成は、GeO2を20〜98モル%、SiO2を0〜78
モル%およびAlまたはアルカリ金属を0.05〜2モ
ル%含有することが好ましい。さらに好ましくは、第2
中間層がGeO2を40〜90モル%、SiO2を8〜5
8モル%およびAlまたはアルカリ金属を0.05〜2
モル%含有することが望ましい。また水晶型結晶構造を
有する単結晶酸化物薄膜はSiO2とAl,アルカリ金
属を0.05〜2モル%含有する組成を有するかまたは
SiO2からなる組成を有する。
【0011】
【作用】本発明は、ゾルゲル法の前駆体溶液を単結晶基
板上に塗布した後に、乾燥または加熱して、50μm以
下の厚さを有する水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物
薄膜を得ることを目的とする。単結晶基板上に、まず、
水またはアルカリ、酸に溶解可能な中間層となる層を形
成せしめ、その上に単結晶酸化物薄膜となる層を形成す
る。次にこの積層体を加熱して、単結晶基板からヘテロ
エピタキシャルに結晶を成長せしめる。次に中間層を
水、アルカリ溶液または酸によって溶解除去して、単結
晶酸化物薄膜を得ることができる。
【0012】しかしながら、このような方法で作成した
単結晶酸化物薄膜表面の凹凸が大きく、実用性に乏しい
ものであった。また上記方法では、凹凸の発生のみなら
ず多結晶成分を含む膜となってしまう。しかもその凹凸
は、単結晶酸化物薄膜表面の両面に発生していることが
わかった。この問題を解決するために、前駆体溶液の調
整や乾燥、加熱の条件を種々検討して本発明を成すに至
った。ゾルゲル法においては、前駆体溶液をディップコ
ートまたはスピンコートによって所望の厚さの層を形成
する。通常1回当り、5nm〜100nmの厚さのコー
トをする。中間層となる層および単結晶薄膜となる層
は、複数回のコートが普通である。
【0013】本願発明においては、研削加工することな
く表面粗さが5nm〜100nmの単結晶酸化物薄膜を
得ることを目的とする。このためには、中間層と単結晶
酸化物薄膜の界面の状態が特に重要なことを本発明者等
は見出したものである。即ち、少なくとも中間層の界面
を形成する層を除いた層を300℃〜600℃の温度で
加熱する。次に中間層の界面を形成する層と、単結晶酸
化物薄膜を形成する層を750℃〜1100℃以上で加
熱処理する。
【0014】単結晶基板としては、酸化物単結晶が好ま
しく、水晶、サファイア、酸化マグネシウム、チタン酸
ストロンチウム等を用いることができる。このうちで水
晶は、結晶構造、格子定数共に成長する薄膜とほぼ一致
している上、基板の入手しやすさから最も好ましく、基
板面とする結晶方位もいずれの方位でも良い。特に、振
動周波数の温度安定性が優れていることから基板面をA
T面(JIS規格C6704−1992)にするのが最
も好ましい。
【0015】第1,第2の中間層は、水、アルカリ溶
液、酸に溶解しやすく、かつ、単結晶基板からヘテロエ
ピタキシャルに結晶が成長し、かつ、上層の単結晶酸化
物薄膜もヘテロエピタキシャル成長させるという役割を
担う。このような中間層としては、GeO2を主成分と
する層が望ましい。好ましいゲルマニウムの含有量は、
金属元素中20モル%以上98モル%未満である。そし
てGeO2の含有量が多いほど溶解しやすい。単結晶酸
化物薄膜は、不溶性でなければならないので、珪素の含
有量は金属元素中98モル%以上である。
【0016】ここで、水晶型結晶構造を有する酸化物に
ついて説明を加える。即ち、水晶型結晶構造を有し、圧
電性等を有する化合物として、二酸化珪素(Si
2),二酸化ゲルマニウム(GeO2)及びこれらの混
合組成の酸化物がある。単に水晶型結晶構造を得ること
だけが目的の場合、珪素とゲルマニウムが全金属元素量
に対して70原子%以上を要する。本発明は、これら水
晶型結晶構造を有する酸化物を用いて、水晶型結晶構造
を有する単結晶酸化物薄膜およびその製造法を提供する
ものである。
【0017】リチウム、ナトリウム、カリウムなどアル
カリ金属の添加は、二酸化珪素の水晶型結晶構造の結晶
化を促進させ、安定に存在する温度領域を広げる効果が
あり、金属含有溶液中にアルカリ金属を微量添加するこ
とにより水晶型結晶構造を有する酸化物単結晶を安定さ
せることが容易になる。よって、水晶型結晶構造を形成
するためにアルカリ金属を二酸化珪素に添加することが
有効である。しかし、酸化物中のアルカリ金属量が多い
と水晶型構造ではない酸化物が析出したり、誘電特性や
圧電特性、温度安定性など水晶型結晶構造を有する酸化
物の本来の特性を劣化させるので添加量は必要最小限に
することが好ましい。具体的には望ましいアルカリ金属
の含有量が酸化物薄膜中に全金属量に対して0.05モ
ル%以上2モル%以下のアルカリ金属を含有することが
好ましい。つまり、アルカリ金属の含有量が全金属量に
対して2モル%を越えると水晶型結晶構造を有する酸化
物の特性の劣化が著しくなり、0.05モル%未満にな
ると水晶型結晶構造を安定させる効果が弱くなる。
【0018】アルカリ金属はリチウム、ナトリウム、カ
リウム、その他を単独または混合して用いることができ
るが、リチウムは水晶型結晶構造を安定させる効果が最
も大きい。また、リチウムはアルカリ金属類の中で最も
原子半径が小さいため、水晶型結晶構造を有する酸化物
の特性に与える影響は、他の元素に比べて小さい。更
に、酸化物生成後に高圧電界の印可によってアルカリ金
属イオンを拡散させて取り除く電解拡散処理もリチウム
は他の元素に比べて効果的に行える。よって、添加する
アルカリ金属としてはリチウムが最も好ましい。
【0019】二酸化ゲルマニウムは融点が約1100℃
と低く水晶型結晶構造の安定温度範囲も広いため、上記
アルカリ金属を添加しなくても、水晶型結晶構造を有す
る二酸化ゲルマニウムを安定させることができる。よっ
て、アルカリ金属の添加の効果は二酸化珪素を主成分と
する酸化物において顕著となる。従って、本願発明では
第1,第2の中間層としてGeO2を金属元素中20モ
ル%以上を有し、残部がSiO2であることが望まし
い。ここで注意すべき事項はSiO2の量が増えると、
水、アルカリ溶液などへの溶解性が悪くなり、また、水
晶型結晶構造に格子間隔なども近付くのでヘテロエピタ
キシャル成長を容易に行うことができる。この組成は、
中間層の厚みとも関連する。即ち、薄すぎると溶解が困
難となり、厚すぎると経済性が悪い。従って、中間層の
組成と厚みとを適切に選択する必要がある。上記の理由
により、第2の中間層の加熱温度は750℃以上110
0℃以下が好ましい。
【0020】次に、単結晶酸化物薄膜について説明す
る。この組成は前述した通り、SiO2を主成分とす
る。さらに、SiO2の結晶の水晶、トリジマイト、ク
リストバライトなど種々の形態をとる。SiO2にアル
カリ金属、その中でもLiを添加すると、水晶型結晶構
造が安定して得られやすい。従って、本願の単結晶薄膜
では、珪素単独または珪素とLiを主金属成分とする。
その他にAl,Na,K等の金属元素を含有することが
できる。また、GeO2を主成分とする第1および第2
の中間層との連続性を考慮すると、第1の中間層より第
2の中間層のSiO2量を多くして、さらに、その上に
SiO2層を形成すると、ヘテロエピタキシャル成長が
容易に達成できる。
【0021】本発明の水晶型結晶構造を有する酸化物薄
膜には、前記珪素、ゲルマニウム、及びアルカリ金属以
外にも、その誘電特性、圧電特性、半導体特性等の特性
を改善させるために、さまざまな不純物元素、例えばベ
リリウム、硼素、炭素、マグネシウム、アルミニウム、
リン、カルシウム、チタン、スズ等を添加することがで
きる。水晶型結晶構造を有する酸化物薄膜として、均質
で安定した特性を有する薄膜を得るためには、各層共5
μm以上の膜厚が必要である。しかし、膜厚が厚くなり
過ぎると熱応力、面粗度、結晶性等が低下する可能性が
あるので、安定な特性を得るためには、各層共50μm
以下の膜厚とすることが好ましい。
【0022】一般に、水晶型結晶構造を有する酸化物の
圧電特性等は、その結晶構造に起因している。従って、
本発明の酸化物薄膜を振動子等の用途に用い、その特性
を充分に発揮させるためには、単結晶である必要があ
る。このように結晶性の優れた酸化物薄膜を得るために
は、本発明方法において基板に単結晶基板を用いること
により、基板と薄膜との界面における結合を通して基板
の結晶構造を単結晶酸化物薄膜の結晶構造に反映させる
ことができる。
【0023】ここで、第1の中間層、第2の中間層およ
び単結晶酸化物薄膜の加熱温度について検討する。第1
の中間層の加熱温度は、300℃〜600℃の温度で加
熱される。600℃以上の温度で加熱すると表面の平粗
度が低下し、300℃以下の温度で加熱するとひび割れ
が発生する。第2の中間層の加熱温度は750℃〜11
00℃が適している。750℃以下の温度では表面の平
粗度が低下するが、この理由はよくわかっていない。ま
た1100℃以上の温度で加熱すると、GeO2の融点
以上となり、ヘテロエピタキシャルな結晶が成長しな
い。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の水晶型結晶構造を
有する酸化物薄膜を製造するためのゾルゲル法について
説明する。珪素又は/及びゲルマニウムのアルコキシド
など溶媒に可溶な化合物を、アルコールなどの溶媒で希
釈した金属含有溶液に、必要に応じてアルカリ金属の化
合物、水、アミンなどの添加や溶液の還流を行い前駆体
溶液を形成する。次に、スピンコートやディップコート
により前駆体溶液を基板上に塗布する。最後に、前駆体
溶液を塗布した基板を加熱処理し、溶媒などを蒸発させ
ゲル化および固化させ、更に結晶化させる。ゾルゲル法
は、溶液状態でコーティングを行うために任意の形状を
与えることが容易であり薄膜の形成が容易である。又、
膜厚は前駆体溶液の粘度、塗布時の回転数若しくは引き
上げ速度などの成膜条件で調整し、必要な厚さが得られ
るまで成膜を繰り返す。塗布する前駆体溶液を変えるこ
とによって、組成の異なる薄膜を複数層積層することが
できる。
【0025】少なくとも単結晶酸化物薄膜の加熱処理に
ついては、水晶型結晶構造に結晶化する温度で行う必要
がある。アルカリ金属の添加量によって、水晶型結晶構
造の安定領域は拡がるが750℃〜1200℃の範囲と
する。加熱処理温度が750℃未満の場合、結晶化が充
分でなく結晶性不良となり、原料に含まれる有機基等が
残留することがある。1200℃を越えると溶解したり
高温相の別種の結晶構造が形成される。よって、最後の
加熱処理温度は750℃〜1200℃でなければならな
い。より好ましくは800〜1000℃である。又、加
熱処理は、酸素雰囲気中又は水蒸気を含む酸素雰囲気
中、若しくは大気中又は水蒸気を含む大気中で行うこと
が好ましい。
【0026】ゾルゲル法で原料として用いる金属化合物
としては、Si(OCH34、Si(OC254、S
i(OC374、Ge(OCH34、Ge(OC
254、Ge(OiC374等の金属アルコキシド、
Si(COCH2COCH34などの金属アセチルアセ
テート、SiCl4などの金属ハロゲン化物などが挙げ
られる。又、アルカリ金属は、例えばLiOC25やN
aOC25等として添加する。ゲル化過程の制御は、金
属含有溶液の還流や水などの各種添加剤を添加する方法
により行われる。
【0027】水の添加によって、金属含有溶液中の金属
化合物を加水分解し活性の高い金属水酸化物を形成し、
重縮合によりゲル化を促進することができる。水の添加
量は他の添加剤との組み合わせによって異なるが、適度
なゲル化には金属含有溶液中に全金属元素量1モルに対
して0.5モル当量以上20モル当量以下添加すること
が好ましい。その理由は、0.5モル等量未満だとゲル
化の促進が弱く、加熱処理の際に原料が蒸発して緻密な
膜の形成が困難になり、20モル等量を越えると添加す
るとゲル化が進みすぎて、均一に塗布することが困難に
なる。
【0028】ゲル化を抑制するのに用いる添加剤として
はジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ト
リエタノールアミン又はジエチレングリコールなどがあ
る。これらの添加剤は、金属化合物との置換反応により
金属化合物の活性を低くし、前駆体溶液を安定にする働
きがある。従って、これらの添加剤を添加することによ
りゲル化の進みすぎを抑制し、前駆体溶液を安定にする
働きがある。従って、これらの添加剤を添加することに
よりゲル化の進み過ぎを抑制し、前駆体の経時変化を抑
えることができる。これらの添加剤の添加量は他の添加
剤との組み合わせによって異なるが、金属含有溶液中の
全金属元素量1モルに対して0.5モル当量以上6モル
当量以下添加することが好ましい。その理由は、0.5
モル等量未満では、添加によるゲル化の進み過ぎを抑え
る効果がなく、逆に6モル等量を越える量を添加しても
ゲル化の進み過ぎを抑える効果に顕著な変化がない一
方、炭素や窒素等の不純物が残留しやすくなるためであ
る。また、アルカリ金属、水、ジエタノールアミンなど
の添加剤の効果を最も高めるには、これらの添加剤を組
み合わせることが望ましい。
【0029】
【実施例】
(実施例1) 金属アルコキシドを原料とするゾルゲル
法により、10mm角の水晶単結晶基板上に第1中間層
として二酸化ゲルマニウム層を形成し、この上部に二酸
化珪素と二酸化ゲルマニウムの混合物層からなる第2中
間層および二酸化珪素薄膜を形成した。単結晶基板は鏡
面研磨を施した水晶の(001)面(Z面)を用い、ア
セトンで超音波洗浄した後、20重量%塩酸への浸漬処
理による第1,第2中間の除去、及び純水洗浄、及び乾
燥の順に前処理を行った。
【0030】一方、ゾルゲル法の前駆体溶液は以下の手
順で調整した。100mlのエタノール中に12.65
gのGe(OC254を溶解させて濃度0.5モル/
lのゲルマニウム含有エタノール溶液を作成し、これに
0.9gの水を添加して前駆体溶液1とした。100m
lのエタノール中に6.32gのGe(OC254
3.802gのSi(OCH34を溶解させて、各濃度
0.25モル/lの珪素及びゲルマニウム含有エタノー
ル溶液を作成し、これに0.9gの水と0.026gの
LiOC25を添加混合して前駆体溶液2とした。10
0mlのエタノール中に10.417gのSi(OC2
54を溶解させて濃度0.5モル/lの珪素含有エタ
ノール溶液を作成し、これに0.9gの水、5.257
gのジエタノールアミン、及び0.026gのLiOC
25を添加して前駆体溶液3とした。
【0031】ゲルマニウムを含有する前駆体溶液1を前
記水晶基板上に2000rpmでスピンコートした後、
10℃/分の昇温速度で500℃まで加熱し、500℃
で2時間保持して乾燥させた。さらに、コーティングと
加熱の工程を4回繰り返し、これを第1の中間層とし
た。この上部に、前駆体溶液2を2000rpmでスピ
ンコートした後、大気中において10℃/分の昇温速度
で900℃まで加熱し、2時間保持し、これを第2中間
層とした。この方法で第2中間層を形成することで、R
a(平均面粗度)が5nm以下の平坦な第2中間層表面
を得ることができた。
【0032】さらに、珪素を含有する前駆体溶液3を2
000rpmでスピンコートした後、酸素雰囲気中にお
いて10℃/分の昇温速度で860℃まで加熱し、2時
間保持して加熱処理を行った。
【0033】得られた単結晶酸化物は表面粗さが6.5
nmと平滑で、表面に亀裂もなく良好であった。得られ
た試料そのままをCuKα線のX線回折により評価した
結果、前駆体溶液の塗布順序に従って水晶、水晶型結晶
構造を有する二酸化珪素と二酸化ゲルマニウムの層、及
び水晶型結晶構造を有する二酸化ゲルマニウム層のZ面
の回折ピークが観測された。このことから、水晶型結晶
構造を有する二酸化珪素と二酸化ゲルマニウムの層の単
結晶薄膜と水晶型結晶構造を有する二酸化ゲルマニウム
単結晶薄膜が形成されており多結晶成分は存在しないこ
とが分かった。また、RHEEDにより前駆体溶液3か
らなる薄膜表面の結晶構造を評価したところ、基板の単
結晶水晶と同じ方位を有する水晶型結晶構造を示すパタ
ーンが観察された。このことから、水晶型単結晶構造を
有する二酸化珪素の単結晶膜が形成されていることがわ
かった。中間層を水で溶解して単結晶酸化物薄膜を得
た。その成長面側および界面の面粗度は10nm,30
nmであり、厚みは20μmであった。
【0034】(実施例2) 表1に示す組成の中間層用
前駆体および、単結晶酸化物薄膜用の前駆体を作成し、
スピンコートし、中間層、単結晶酸化物薄膜を加熱処理
し、中間層をNaOHのアルカリ溶液で溶解除去した。
得られた単結晶酸化物薄膜は、以下の性質を持ってい
た。
【0035】
【表1】
【0036】表1のようにして得られた単結晶酸化物薄
膜について以下に説明する。試料1は単結晶酸化物薄膜
とならなかった。試料2は、単結晶酸化物薄膜を得るこ
とができた。試料3は、単結晶酸化物薄膜であったが、
一部アモルファス状のものを含んでいたが実用上の問題
はなかった。試料4は、良好な単結晶酸化物薄膜であっ
た。試料5は、一部アモルファス状のものを含んでいた
が実用上の問題はなかった。試料6は膜に亀裂が生じ
た。試料7は、最も良好な単結晶酸化物薄膜であった。
【0037】(比較例1) 第1中間層である二酸化ゲ
ルマニウム層形成時の加熱処理として、各層800℃〜
1000℃の二段階焼成を行った以外は、基板の前処
理、前駆体溶液の調整、及び薄膜の形成を実施例1と同
じ手順で行った。積層した第2中間層表面の面粗度を評
価したところ、数100nmの凹凸が生じていた。前駆
体溶液3からなる薄膜について実施例1と同じくRHE
ED評価を行ったが、水晶型結晶構造を示すようなパタ
ーンは観察されなかった。さらに、CuKαのX線回折
を行ったところ、二酸化珪素の多結晶成分が観察され
た。以上から、二酸化珪素の多結晶膜が形成されている
ことがわかった。
【0038】(比較例2) 中間層である二酸化ゲルマ
ニウム層を、各層室温(25℃)での自然乾燥のみで加
熱処理を行わずに積層した以外は基板の前処理、前駆体
溶液の調整、及び薄膜の作製を実施例1と同じ手順で行
った。中間層を積層した水晶単結晶基板上の水晶膜につ
いて実施例1と同じくRHEED評価を行ったところ、
水晶型結晶構造を示すパターンが観察され、水晶型結晶
構造を有する二酸化珪素の単結晶膜が形成していること
がわかった。しかし、表面には亀裂や剥離が生じている
様子が観察された。
【0039】(比較例3) 前駆体溶液2,3の調整時
にLiOC25を添加しなかった以外は、基板の前処
理、前駆体溶液の調整、及び薄膜の形成を実施例1と同
じ手順で行った。水晶単結晶基板上に形成された薄膜を
実施例1と同様にX線回折により評価した結果、20°
付近にアモルファスのピークと、水晶基板から生じる水
晶Z面の回折ピークが観察され、SiO2のアモルファ
ス薄膜が形成されていることが分かった。
【0040】(比較例4) 前駆体溶液の調整時に添加
するLiOC25の量を0.52gとした以外は、基板
の前処理、前駆体溶液の調整、及び薄膜の形成を実施例
1と同じ手順で行った。水晶単結晶基板上に形成された
薄膜を実施例1と同様にX線回折により評価した結果、
水晶Z面の回折ピークとLi2Si25の回折ピークが
観察され、薄膜にLi2Si25が混入していることが
分かった。
【0041】(実施例3) 実施例1で作成した中間層
上水晶膜2個をガラス基板に接着した後、1個を70℃
のNaOH溶液(5M)に12時間、もう1個を70℃
の純水中に78時間浸したところ、中間層が溶解し水晶
膜を基板から単離することができた。単離した水晶膜は
基板通りの形状を有しており、X線回折により高品質の
水晶型結晶薄膜であることが確認された。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、厚みが5μm以上50
μm以下の任意の厚さの水晶型結晶構造を有する酸化物
薄膜を、大がかりな装置を用いないゾルゲル法を用いて
製造し、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における水晶単結晶基板上に形成され
た二酸化ゲルマニウム層、二酸化ゲルマニウムと二酸化
珪素の混合物層及び水晶を積層したX線回折ピークを示
すグラフ。
【図2】本願発明の1つの実施例を示す断面図。
【図3】本願発明の別の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・GeO2の(003)面を示すX線ピーク 2・・・SiGeO4の(003)面を示すX線ピーク 3・・・SiO2の(003)面を示すX線ピーク 4・・・単結晶酸化物薄膜 5・・・第1中間層 6・・・単結晶基板 7・・・第2中間層 8・・・単結晶酸化物薄膜の成長面
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 41/24 G02B 6/12 N H03H 3/02 H01L 41/18 101A // H03B 5/32 41/22 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄
    膜であって、厚さ50μm以下〜5μmであり、表面粗
    さが5nm〜100nmであることを特徴とする水晶型
    結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜。
  2. 【請求項2】 単結晶酸化物薄膜が、SiO2とAl、
    アルカリ金属を0.05〜2モル%からなることを特徴
    とする請求項1記載の水晶型結晶構造を有する単結晶酸
    化物薄膜。
  3. 【請求項3】 水晶型単結晶基板上に、少なくともゲル
    マニウムを含む前駆体溶液を塗布し、300℃〜600
    ℃の温度で加熱して第1中間層を形成し、該第1中間層
    上に少なくともゲルマニウムを含む前駆体溶液を塗布
    し、750℃〜1100℃の温度で加熱し第2中間層を
    形成し、該第2中間層上にシリコンを含む前駆体溶液を
    塗布し、水晶型結晶構造の安定温度で加熱し、単結晶酸
    化物薄膜を形成し、水中にて第1中間層および第2中間
    層を溶解除去することを特徴とする、水晶型結晶構造を
    有する単結晶酸化物薄膜の製造法。
  4. 【請求項4】 第1中間層と第2中間層が、同じ組成で
    あることを特徴とする請求項3記載の水晶型結晶構造を
    有する単結晶酸化物薄膜の製造法。
  5. 【請求項5】 第1および第2中間層が、GeO2を2
    0〜98モル%、SiO2を0〜78モル%およびAl
    またはアルカリ金属を0.05〜2モル%含有すること
    を特徴とする請求項3または4記載の水晶型結晶構造を
    有する単結晶酸化物薄膜の製造法。
  6. 【請求項6】 第2中間層が、GeO2を40〜90モ
    ル%、SiO2を8〜58モル%およびAlまたはアル
    カリ金属を0.05〜2モル%含有することを特徴とす
    る請求項4または5記載の水晶型結晶構造を有する単結
    晶酸化物薄膜の製造法。
  7. 【請求項7】 単結晶酸化物薄膜が、請求項2記載の組
    成を有することを特徴とする請求項4〜7記載の水晶型
    結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜の製造法。
JP13780596A 1996-05-31 1996-05-31 水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜および製造法 Pending JPH09315897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13780596A JPH09315897A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜および製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13780596A JPH09315897A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜および製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09315897A true JPH09315897A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15207269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13780596A Pending JPH09315897A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜および製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09315897A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1043427A1 (en) * 1999-03-22 2000-10-11 Motorola, Inc. Semiconductor structure having a crystalline alkaline earth metal oxide interface between silicon and a single crystal oxide layer
EP1043426A1 (en) * 1999-03-22 2000-10-11 Motorola, Inc. Method for fabricating a semiconductor structure having a single atomic layer with alkaline earth metal metal, oxygen and silicon at the interface between a silicon substrate and a single crystal oxide layer
US6224669B1 (en) 2000-09-14 2001-05-01 Motorola, Inc. Method for fabricating a semiconductor structure having a crystalline alkaline earth metal oxide interface with silicon
JP2002080296A (ja) * 2000-09-06 2002-03-19 Humo Laboratory Ltd 水晶薄膜およびその製造方法
JP2004315364A (ja) * 2004-07-12 2004-11-11 Humo Laboratory Ltd 水晶薄膜

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1043427A1 (en) * 1999-03-22 2000-10-11 Motorola, Inc. Semiconductor structure having a crystalline alkaline earth metal oxide interface between silicon and a single crystal oxide layer
EP1043426A1 (en) * 1999-03-22 2000-10-11 Motorola, Inc. Method for fabricating a semiconductor structure having a single atomic layer with alkaline earth metal metal, oxygen and silicon at the interface between a silicon substrate and a single crystal oxide layer
US6241821B1 (en) 1999-03-22 2001-06-05 Motorola, Inc. Method for fabricating a semiconductor structure having a crystalline alkaline earth metal oxide interface with silicon
US6248459B1 (en) 1999-03-22 2001-06-19 Motorola, Inc. Semiconductor structure having a crystalline alkaline earth metal oxide interface with silicon
JP2002080296A (ja) * 2000-09-06 2002-03-19 Humo Laboratory Ltd 水晶薄膜およびその製造方法
US6224669B1 (en) 2000-09-14 2001-05-01 Motorola, Inc. Method for fabricating a semiconductor structure having a crystalline alkaline earth metal oxide interface with silicon
JP2004315364A (ja) * 2004-07-12 2004-11-11 Humo Laboratory Ltd 水晶薄膜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2153848C (en) Oxide thin film having quartz crystal structure and process for producing the same
Nashimoto et al. Microstructure development of sol-gel derived epitaxial LiNbO3 thin films
US3341361A (en) Process for providing a silicon sheet
Swartz et al. Ferroelectric thin films by sol-gel processing
JP3528282B2 (ja) 単結晶薄膜水晶の製造方法
JP3689934B2 (ja) 水晶型結晶構造を有する酸化物薄膜及びその製造方法
US6028020A (en) Single crystal quartz thin film and preparation thereof
JPH09315897A (ja) 水晶型結晶構造を有する単結晶酸化物薄膜および製造法
JP3446368B2 (ja) 水晶振動子及びその製造方法
JP2001114590A (ja) シリコン単結晶引上げ用石英ガラスルツボ
Neves et al. Synthesis and Characterization of the β-BaB 2 O 4 Phase Obtained by the Polymeric Precursor Method
JP3800635B2 (ja) 配向性酸化物薄膜および振動子とその製造法
Hirano et al. Processing of β-BaB2O4 powders and thin films through metal alkoxide
EP0678598B1 (en) Oxide dielectric thin film and preparation thereof
JPH06107491A (ja) 結晶性薄膜製造方法
JPH0329037B2 (ja)
JPH08225398A (ja) 水晶型結晶構造を有する酸化物薄膜及びその製造方法
JPH11130451A (ja) 半導体熱処理装置用石英ガラス治具
JP3188541B2 (ja) 液相エピタキシーによる単結晶薄膜の製造方法
JP4132846B2 (ja) 単結晶の製造方法
Ono et al. Processing of highly oriented lithium niobate films through chemical solution deposition
JP2008120644A (ja) 強誘電体膜形成用組成物及びその製造方法並びに強誘電体膜の製造方法
Vest et al. The electrical properties and epitaxial growth of LiNbO/sub 3/films by the MOD process
JP2002326894A (ja) 水晶膜とその製造方法
Singhal et al. Synthesis of PZT thin films by sol-gel process and its characterization