JPH09315283A - 制動力配分装置 - Google Patents

制動力配分装置

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JPH09315283A
JPH09315283A JP13925096A JP13925096A JPH09315283A JP H09315283 A JPH09315283 A JP H09315283A JP 13925096 A JP13925096 A JP 13925096A JP 13925096 A JP13925096 A JP 13925096A JP H09315283 A JPH09315283 A JP H09315283A
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JP
Japan
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time
wheel
pressure
port
braking force
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JP13925096A
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Hirotaka Oikawa
浩隆 及川
Touma Yamaguchi
東馬 山口
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速度センサや液圧センサ等を使用すること
なくとも、過剰減圧を生じることなく最適な制御を行う
ことができる制動力配分装置を提供する。 【解決手段】 スリップ率がロック判定基準値を越える
前の段階において、車輪速の微分値すなわち車輪加速度
が不安定な状態になり、しかもこの不安定な時間が長く
なる程ロック傾向に近づいていることになることに着目
することにより、コントローラが、予め定められた所定
時間遡るまでの時間内における、車輪速センサの検出信
号の微分値が予め定められた所定値を下回っている時間
の比率に応じて減圧時間を設定し、該減圧時間だけ液圧
制御ユニットによりホイールシリンダのブレーキ液圧を
減圧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の各車輪に加
わる制動力を状況に応じて最適に配分する制動力配分装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】制動時の車両安定性の観点から後輪が先
行してロックしてしまうのを防止するため、ホイールシ
リンダのブレーキ液圧が所定値以上となった場合に後輪
側のホイールシリンダのブレーキ液圧を前輪側のホイー
ルシリンダのブレーキ液圧に対し低く抑えるプロポーシ
ョニングバルブを用い、制動力を2次曲線状をなすその
理想配分に近づける方法が従来から採用されている。し
かしながら、制動力の理想配分は、乗車人員数等で変動
する車両の重量や重量配分、さらには路面の状況で変動
する摩擦係数等により異なるため、プロポーショニング
バルブで一定液圧以上となった場合に後輪側のホイール
シリンダのブレーキ液圧を制限してしまうのでは、その
ときの理想配分に対しズレが生じてしまうことになる。
そこで、上記プロポーショニングバルブを廃して、加速
度センサや液圧センサ等を使用し、各車輪に加わる制動
力を計算してホイールシリンダの液圧を制御する装置、
あるいは、ABSと同様に各車輪に設けられた車輪速セ
ンサのみを使用し、車輪速センサの検出データからスリ
ップ率を算出し、このスリップ率がロック判定基準値に
対し高く後輪がロック傾向にあると判定した場合には、
後輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を減圧させ、こ
の減圧により車輪のロック傾向が回避されスリップ率が
ロック判定基準値に対し低くなると後輪のホイールシリ
ンダのブレーキ液圧を増圧させるという制御サイクルを
繰り返す装置等が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
加速度センサや液圧センサ等を使用する装置において
は、これらのセンサが必要であることからコストが増大
してしまうという問題があった。また、後者の車輪速セ
ンサのみを使用する装置においては、スリップ率の演算
のために車輪速の他に車体の実速度である模擬車体速度
を演算する必要があるが、この模擬車体速度の正確な算
出は難しく、スリップ率がロック判定基準値を越えてか
らの減圧では減圧が過剰となってしまい、液圧変動防止
の観点から問題があった。
【0004】したがって、本発明の目的は、加速度セン
サや液圧センサ等を使用することなくとも、過剰減圧を
生じることなく最適な制御を行うことができる制動力配
分装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の制動力配分装置は、ブレー
キ液圧を発生させるマスタシリンダと、ブレーキ液圧に
よって車輪に制動力を発生させるホイールシリンダと、
マスタシリンダとホイールシリンダとの間に設けられて
マスタシリンダからホイールシリンダへのブレーキ液圧
の伝達を制御する液圧制御ユニットと、該液圧制御ユニ
ットを制御するコントローラと、車輪の速度を検出する
車輪速センサと、を有するものであって、前記コントロ
ーラは、予め定められた所定時間遡るまでの時間内にお
ける、前記車輪速センサの検出信号の微分値が予め定め
られた所定値を下回っている時間の比率に応じて減圧時
間を設定し、該減圧時間だけ前記液圧制御ユニットによ
り前記ホイールシリンダのブレーキ液圧を減圧させるこ
とを特徴としている。これは、スリップ率がロック判定
基準値を越える前の段階において、車輪速の微分値すな
わち車輪加速度が不安定な状態になり、しかもこの不安
定な時間が長くなる程ロック傾向に近づいていることに
なることに着目することにより、コントローラが、予め
定められた所定時間遡るまでの時間内における、車輪速
センサの検出信号の微分値が予め定められた所定値を下
回っている時間の比率に応じて減圧時間を設定し、該減
圧時間だけ液圧制御ユニットによりホイールシリンダの
ブレーキ液圧を減圧させることになる。
【0006】また、本発明の請求項2記載の制動力配分
装置は、請求項1記載のものに関して、前記コントロー
ラは、前記減圧時間が予め定められた所定時間を越えた
場合に該所定時間に制限することを特徴としている。こ
れにより、減圧時間が長くなりすぎることに起因して減
圧が過剰となってしまうことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の制動力配分装置の一の実
施の形態について図面を参照して以下に説明する。な
お、以下の説明において用いる上下は図面における上下
を便宜上用いるものである。
【0008】図1は、制動時における後輪の先行ロック
を防止する制動力配分制御と、この制動力配分制御に続
く、すべての車輪のロックを防止するABS制御とを行
うブレーキ液圧制御装置(制動力配分装置)を示すもの
である。図1中符号2はブレーキペダル3に連結し該ブ
レーキペダル3の踏込み等に応じて液圧を発生させ、こ
れをそれぞれ、クロス配管される二系統の液圧制御回路
A,Bに伝達する二つの液圧発生室2A,2Bを有する
タンデムマスタシリンダを示している。
【0009】液圧制御回路Aは、さらに前輪右側のホイ
ールシリンダ4a、後輪左側のホイールシリンダ4bに
それぞれ連なる二つの分岐系統に分けられており、液圧
制御回路Bは、さらに前輪左側のホイールシリンダ4
c,後輪右側のホイールシリンダ4dにそれぞれ連なる
二つの分岐系統に分けられている。ここで、ホイールシ
リンダ4a,4b,4c,4dは、ブレーキ液圧によっ
て該液圧の大きさに応じた車輪に制動力を発生させる例
えばディスクブレーキやドラムブレーキ等の液圧作動装
置である。
【0010】ホイールシリンダ4aには、これに対応し
てフローバルブ9aと電磁常閉弁24aとが接続されて
おり、ホイールシリンダ4bには、これに対応してフロ
ーバルブ9bと電磁常閉弁24bとが接続されており、
さらに、ホイールシリンダ4cには、これに対応してフ
ローバルブ9cと電磁常閉弁24cとが接続されてお
り、ホイールシリンダ4dには、これに対応してフロー
バルブ9dと電磁常閉弁24dとが接続されている。こ
れらについては後述する。なお、液圧制御回路B側は液
圧制御回路A側と同様の構成であるため、以下では、液
圧制御回路A側について説明し、液圧制御回路B側は液
圧制御回路A側と同一または数字部分が同一で添字a〜
dのみ相違した符号を付し、その説明は略す。
【0011】液圧制御回路Aは、マスタシリンダ2の液
圧発生室2Aから出た後、経路6を介して二つの分岐系
統の経路7,8に分割されており、各経路7,8にはフ
ローバルブ9a,9bがそれぞれ設けられている。これ
らフローバルブ9a,9bは、それぞれが、上下方向に
延在する円筒状のシリンダ部11と該シリンダ部11の
内周側から外側にかけて設けられた複数のポートとを有
するケーシング12を具備している。
【0012】ここで、前記ポートは、各同分岐系統の経
路7,8を介して液圧発生室2Aに連通するようシリン
ダ部11の軸線に直交して所定位置に設けられた第一ポ
ート13、該第一ポート13の所定量下側に設けられそ
れぞれ各同分岐系統の経路14,15を介してホイール
シリンダ4a,4bの対応するものに連通する第二ポー
ト16、シリンダ部11の下端に該シリンダ部11の軸
線方向に沿って設けられた第三ポート17、第一ポート
13に対向して設けられた第四ポート18である。な
お、第四ポート18の軸線は第一ポート13の軸線より
も所定量下側にオフセットして設けられている。
【0013】上記第二ポート16は第一ポート13の所
定量下側にこれと平行に設けられた上部ポート20と該
上部ポート20の所定量下側にこれと平行に設けられ外
側で該上部ポート20に連通する下部ポート21とから
構成されている。
【0014】ここで、各フローバルブ9a,9bの第三
ポート17は各同分岐系統の経路22,23にそれぞれ
接続しており、これら経路22,23上には、電磁常閉
弁24a,24bがそれぞれ設けられている。そして、
経路22,23は合流点26で合流しており、この合流
点26に接続する経路27には容量可変のリザーバ28
が一つ設けられている。また、各フローバルブ9a,9
bの第四ポート18同士は経路29で相互に接続されて
おり、この経路29に接続する経路30と上記経路27
とは経路31で接続されていて、この経路31上にはポ
ンプ32が設けられている。ここで、このポンプ32
は、ポンプモータ25で駆動されて吸入吐出を行なうポ
ンプ本体33と、このポンプ本体33のリザーバ28側
に設けられた吸入弁34と、ポンプ本体33の反リザー
バ28側に設けられた吐出弁35とから構成されてお
り、リザーバ28側のブレーキ液を吸入して経路30側
に吐出するようになっている。
【0015】上記フローバルブ9a,9bには、そのケ
ーシング12のシリンダ部11内に円柱状のスプール1
9が上下摺動自在となるよう嵌入されている。このスプ
ール19は、図1,図2に示すように、その上端部から
中間所定位置まで中央に軸方向に沿って穿設された所定
径の上部孔36と、その下端部から中間所定位置まで該
上部孔36と同軸同径に穿設されるとともに常に第三ポ
ート17に連通する下部孔37とを有しており、これら
上部孔36および下部孔37はこれらよりも所定量小径
の小径孔38で相互に連通している。なお、下部孔37
の下端の開口部39は径が他の部分より所定量大きくな
っており、この開口部39にはスプール19を上方に向
けて所定の付勢力で付勢するスプリング40の上端が挿
入されている。
【0016】また、スプール19には、上部孔36およ
び下部孔37に直交して複数の孔が穿設されている。こ
れらの孔は、スプール19の上端から所定量下側に設け
られるとともに、該スプール19がスプリング40によ
り付勢され上端部がシリンダ部11の上面に当接した静
止状態(図2に示す状態)にあるときに上部孔36と第
一ポート13とを連通させ、かつ両側に発生する差圧で
スプール19が移動した状態にあるときに、第一ポート
13と上部孔36との連通を遮断する第一孔41、該第
一孔41から所定量下側に設けられスプール19が上記
静止状態にあるときに上部孔36と第二ポート16の上
部ポート20とを連通させ、かつスプール19が上記移
動状態にあるときに上部孔36と上部ポート20との連
通を遮断する第二孔42、該第二孔42から所定量下側
に設けられスプール19が上記静止状態にあるときに下
部孔37と第二ポート16の下部ポート21との連通を
遮断し、かつ上記スプール19が上記移動状態のときに
下部孔37と下部ポート21とを連通させる第三孔4
3、および上記第一孔41に対向して設けられスプール
19が上記静止状態にあるときに上部孔36と第四ポー
ト18との連通を遮断し、かつスプール37が上記移動
状態にあるときに上部孔36と第四ポート18とを連通
させる第四孔44である。
【0017】ここで、便宜上、第一孔41と第四孔44
とは別々のものとして述べたが、スプール19の外周に
溝45が設けてあるので両者に差異はなく勿論一方のみ
を設けてもよく、また、第二孔42および第三孔43に
も同様にスプール19の外周に溝46および溝47がそ
れぞれ設けてある。
【0018】合流点26とリザーバ28との間の経路2
7と、経路6との間には経路49が接続されており、該
経路49にはリリーフ弁48が設けられている。このリ
リーフ弁48は、経路30と経路31との合流点に接続
するポンプ吐出接続ポート51と、経路49の一部を介
してポンプ32の吸入側に連通するポンプ吸入接続ポー
ト52と、経路49の一部を介して経路6に連通する制
御ポート50とを有している。図3に示すように、リリ
ーフ弁48は、上記ポンプ吐出接続ポート51およびポ
ンプ吸入接続ポート52を有するポンプ連通室53と、
このポンプ連通室53の上側に並列かつ離間されて設け
られた、上記制御ポート50を有するマスタシリンダ連
通室54とを有しており、これらポンプ連通室53およ
びマスタシリンダ連通室54には連通孔55が貫通して
いて、該連通孔55には概略円柱状のピストン56が上
下に所定量移動自在に嵌挿されている。
【0019】ここで、上記ポンプ連通室53には、ポン
プ吐出接続ポート51とポンプ連通室53内との境界部
分の着座部57に着座した時にこれを閉塞するとともに
ポンプ吐出接続ポート51からのブレーキ液圧が高圧に
なった場合に上方向に移動して開弁しポンプ吸入接続ポ
ート52を介してポンプ32の吸入側にブレーキ液を流
すことを可能とする弁体58が設けられている。ここ
で、この弁体58の反ポンプ吐出接続ポート51側には
該弁体58を下方向に付勢する弁体スプリング59が当
接しており、かつピストンスプリング60により付勢さ
れるピストン56の下端が当接している。なお、この弁
体58の開弁圧は、経路6から制御ポート50を介して
マスタシリンダ連通室54に導入されピストン56に加
わる液圧発生室2A側の圧力よりスプリング59,60
の所定の付勢力分だけ高圧になっており、これにより、
ポンプ32からフローバルブ9a,9b側に戻されるブ
レーキ液の圧力を液圧発生室2A側の圧力より所定圧高
圧となるレベルで抑えるようになっている。
【0020】また、上記マスタシリンダ連通室54には
その下側部分にカップ61が挿入されており、上記制御
ポート50は該カップ61の上側に設けられている。な
お、カップ61は、マスタシリンダ連通室54側の圧力
がポンプ連通室53側の圧力より高いとマスタシリンダ
連通室54とポンプ連通室53との連通を遮断し、マス
タシリンダ連通室54側の圧力がポンプ連通室53側の
圧力より低いとマスタシリンダ連通室54とポンプ連通
室53とを、連通孔55とピストン56との間の隙間を
介して連通させるようになっており、液圧発生室2A側
の圧力低下時すなわちブレーキペダルが緩められた場合
にリザーバ28内のブレーキ液を液圧発生室2A側に戻
すようになっている。
【0021】なお、以上においては、フローバルブ9
a,9b、電磁常閉弁24a,24b、リザーバ28、
ポンプ32およびリリーフ弁48が、液圧制御ユニット
63を構成しており、該液圧制御ユニット63はコント
ローラ65でその作動が制御される。
【0022】次に、以上のような構成のブレーキ液圧制
御装置の作動について以下に説明する。まず、電磁常閉
弁24a,24bが閉じられた、減圧も増圧も行わない
非制御状態について説明する。非制御状態において、電
磁常閉弁24a,24cが閉じられていることから、フ
ローバルブ9a,9bのスプール19は、スプリング4
0の付勢力で第一ポート13、第一孔41、上部孔3
6、第二孔42および第二ポート16の上部ポート20
等を介して液圧発生室2Aと各同分岐系統のホイールシ
リンダ4a,4bとを連通させており、これにより、ブ
レーキペダル3が踏込まれて液圧発生室2Aから発生さ
れたブレーキ液圧は、前記連通された経路を通ってホイ
ールシリンダ4a,4bに伝達され、ホイールシリンダ
4a,4bをその踏込みに応じて加圧するようになって
いる。ここで、このとき各フローバルブ9a,9bの第
三孔43は外周側のいずれのポートとも連通が遮断され
た状態となっている(図2参照)。
【0023】次に、ブレーキ液圧制御装置の制御につい
て、後輪側のホイールシリンダ4bを減圧制御する場合
を例にとり説明する。この場合、コントローラ65から
の指令で電磁常閉弁24bが開かれ、これによってフロ
ーバルブ9bの下部孔37とケーシング12の下部とで
囲まれた部分内にあったブレーキ液がリザーバ28内へ
の流れ込み、これによるスプール19の両側(上部孔3
6側と下部孔37側)の差圧で該スプール19は、下方
に移動して第一ポート13と第一孔41との連通を遮断
し、かつホイールシリンダ4bとリザーバ28とを第二
ポート16の下部ポート21、第三孔43、下部孔37
および第三ポート17等を介して連通させホイールシリ
ンダ4b内のブレーキ液をリザーバ28に流入させてブ
レーキ液圧を減圧させ、さらに、上記スプール19の移
動により、第四ポート18が開状態とされ、制御中にお
いては常に駆動状態すなわち吸入・吐出状態とされるポ
ンプ32側からの上部孔36側へのブレーキ液の流入を
可能とする。
【0024】ここで、上記減圧時において、ポンプ32
から吐出されるブレーキ液は、リリーフ弁48によりそ
の圧力が液圧発生室2A側の圧力より所定値高い値に保
持された状態で、フローバルブ9bの第四ポート18に
導入されることになる。そして、第四ポート18と第四
孔44とが微少連通された状態において、ブレーキ液
は、第四ポート18と第四ポート18および第四孔44
の隙間とを介し、さらに上部孔36、小径孔38、下部
孔37および第三ポート17等を通じてリザーバ28へ
と循環する。なお、このとき、小径孔38で定まるスプ
ール19の上下の差圧でスプール19が上下動し、この
小径孔38を介してほぼ一定流量でブレーキ液が流れて
リザーバ28へ至ることになる。
【0025】次に、上記減圧制御により減圧された後輪
側のホイールシリンダ4bをブレーキ液圧を戻すべく増
圧制御する場合を例にとり説明する。この場合、コント
ローラ65からの指令でポンプ32は駆動状態のまま電
磁常閉弁24bが閉じられ、これによって、フローバル
ブ9bの、第四ポート18、該第四ポート18と微小連
通する第四孔44、上部孔36、小径孔38、下部孔3
7、第三孔43、および第二ポート16の下部ポート2
1を介してホイールシリンダ4bへ流れ、該ホイールシ
リンダ4bを増圧するようになっている。なお、このと
き、小径孔38で定まるスプール19の上下の差圧でス
プール19が上下動し小径孔38を介してほぼ一定流量
でブレーキ液が流れて、ホイールシリンダ4bを増圧す
ることになる。
【0026】なお、前輪側のホイールシリンダ4aも、
上記と同様にして減圧および増圧されることになり、勿
論、一方のみを減圧あるいは増圧させ、他方を非制御状
態とすることもできる。ここで、フローバルブ9a,9
bのうち、制御状態側のものは、ポンプ32の吐出圧力
が液圧発生室2A側に直接伝わらないように第一孔41
と第一ポート13との連通をスプール19により遮断す
ることになり、その第一ポート13を介して液圧発生室
2A側にポンプ32の脈動が直接伝播することを防止す
ることになる。
【0027】また、ホイールシリンダ4a,4bのう
ち、一方側のみを制御する場合、この一方の制御によっ
て上記ポンプ32から吐出されるブレーキ液が、フロー
バルブ9a,9bのうち非制御状態側のものの第四ポー
ト18に吐出されることになるが、スプール19が静止
状態にあって、第四ポート18と第四孔44との連通を
遮断しており、内部にブレーキ液が流入せず、当然その
第一ポート13等を介して液圧発生室2A側にポンプ3
2の脈動が伝播することを防止することになる。
【0028】なお、以上においては、液圧制御回路A側
についてのみ説明したが、液圧制御回路B側も同様であ
る。
【0029】右前輪にはその車輪速に応じた検出信号を
出力する車輪速センサ64aが、左後輪には同様の車輪
速センサ64bが、左前輪には同様の車輪速センサ64
cが、右後輪には同様の車輪速センサ64dが、それぞ
れ設けられており、これら車輪速センサ64a〜64d
は、コントローラ65に検出信号を出力するようになっ
ている。
【0030】そして、コントローラ65は、車輪速セン
サ64a〜64dの検出信号に基づいて以下の判定を行
い、上記の減圧あるいは増圧作動をさせるようポンプモ
ータ25および電磁常閉弁24a〜24dをそれぞれ独
立して制御する。なお、制動力配分制御およびABS制
御のいずれにおいても、上記減圧制御と増圧制御との適
宜の組み合わせで実行されることになる。
【0031】次に、制動力配分制御のコントローラ65
による減圧および増圧の切り換え判定の原理について説
明する。図4は、直進制動時に制動力配分制御を行うこ
となく、スリップ率が所定のしきい値Zを越えた場合に
ABS制御を実行した場合における、上段から順に後輪
の車輪加速度、後輪の車輪速および車体速度、後輪のス
リップ率をそれぞれ時系列的に示したものである。
【0032】ブレーキペダル3が踏込まれる(時点
1)と、スリップ率が一定の状態かつ車輪加速度がほ
ぼ一定(実際には微小に増減振動している)の状態で車
輪速および車体速度が等速で減速する(時点t1〜時点
2間)。
【0033】この領域t1〜t2は、図5に示す前輪側の
ブレーキ液圧に対する後輪側のブレーキ液圧の理想配分
曲線(二点鎖線)における前輪側液圧≒後輪側液圧とさ
れる領域(イ)に相当し、前輪側のブレーキ液圧に対す
る後輪側のブレーキ液圧の実配分(実線)が前輪側液圧
=後輪側液圧に制御しても理想配分曲線にほぼ一致した
良好な制御ができる領域である。
【0034】続いて、後輪の車輪加速度は増減振動を生
じ始める(時点t2〜時点t3)。この加速度が増減振動
している領域t2〜t3においては、スリップ率が一定の
状態で車体速度が等速で減速するとともにその領域の終
末付近で後輪のスリップ率が前記一定値に対し増減振動
を生じ始め後輪の車輪速も前記等速度に対し増減振動を
生じ始める。
【0035】この領域t2〜t3は、図5に示す前輪側の
ブレーキ液圧に対する後輪側のブレーキ液圧の理想配分
曲線における前輪側液圧>後輪側液圧とされる領域
(ロ)に相当し、前輪側のブレーキ液圧に対する後輪側
のブレーキ液圧の実配分が前輪側液圧=後輪側液圧に制
御したのでは、理想配分曲線から離れ後輪側液圧が過大
となってしまう領域である。
【0036】続いて、後輪のスリップ率の増減振動の振
幅がさらに大きくなると、スリップ率がロック判定基準
値である所定のしきい値Zを越えることになり、よっ
て、ABS制御を行う(時点t3〜時点t4)。
【0037】そして、図6に後輪の車輪加速度を拡大し
て示すように、上記の時点t2の以降において、それ以
前に比べて、後輪の車輪加速度の増減振動が大きくなっ
ている。これは、後輪のスリップが進み、車輪が不安定
な状態となっているためである。
【0038】ここで、この後輪の車輪加速度が不安定な
状態は、図7に示すように車輪加速度をある所定のしき
い値(負の値)Yを境にして見てみると、該しきい値Y
より小さく不安定な状態が維持される時間tが長くなる
程ロック傾向に近づいていることになる。
【0039】したがって、コントローラ65において、
判定時点Xから予め定められた所定時間Tだけ遡るまで
の時間内における、後輪の車輪加速度すなわち車輪速セ
ンサ64b,64dの検出信号の微分値が予め定められ
たしきい値Yを下回っている時間tの比率t/Tに応じ
て減圧時間TONを設定し、該減圧時間TONだけ液圧制御
ユニット63により後輪のホイールシリンダ4b,4d
のブレーキ液圧を減圧させれば、ABS制御前の領域t
2〜t3における後輪の先行ロックを防止しかつ液圧変動
を防止した最適な制動力配分が行えることになる。
【0040】次に、上記原理に基づいたコントローラ6
5による制動力配分制御の内容を図8に示すフローチャ
ートに基づき説明する。コントローラ65は、イグニッ
ションキーがONされた後、すべての車輪速センサ64
a〜64dからの検出信号すなわち車輪速を入力させて
おり(ステップS1)、該車輪速に基づき、その微分値
である車輪加速度を算出する(ステップS2)。
【0041】そして、今回のマイコンサイクルで判定さ
れ保存される結果を含めて過去T回(例えば10回)ま
でのマイコンサイクルまで保存された結果を用いるた
め、T=nとし(ステップS3)、過去nサイクル目の
判定結果を過去n+1サイクル目の判定結果として(ス
テップS4)、その後、nから1減算した値を新たなn
とし(ステップS5)、このようなステップS4,S5
をn=0になるまで繰り返し行う(ステップS6)。こ
れにより、前回のマイコンサイクルにおいて過去T回目
の判定結果として保存されていたものが今回は消去され
るとともに、前回のマイコンサイクルにおいて過去T−
1回目の判定結果として保存されていたものが今回の過
去T回目の判定結果となり、このようにして今回の判定
結果のみがない過去2回目〜T回目の判定結果が作成さ
れる。
【0042】次に、今回のマイコンサイクルのステップ
S2で算出された車輪加速度を予め設定されたしきい値
(負の値)Yと比較する(ステップS7)。そして、車
輪加速度がしきい値Yを下回ったと判定した場合(ステ
ップS8)、あるいは車輪加速度がしきい値Y以上であ
ると判定した場合(ステップS9)のいずれにおいて
も、その判定結果を今回の判定結果として保存する(ス
テップS10)。
【0043】そして、以上のステップS1〜S10まで
のステップで作成された今回のマイコンサイクルで保存
された判定結果を含む過去T回までの判定結果の中から
前記しきい値Yを下回った回数をtに設定する(ステッ
プS11)。続いて、前記tと前記Tとの比率t/T
に、コントローラ65のマイコンサイクル時間である例
えば10msをかけた時間すなわち(t/T)×10m
sだけ、減圧させるべく後輪のホイールシリンダ4b,
4dに対応する電磁常閉弁24b,24dを開弁させる
時間TONを設定し、残りの時間(1−t/T)×10m
sだけ、増圧させるべく後輪のホイールシリンダ4b,
4dに対応する電磁常閉弁24b,24dを閉弁させる
時間TOFFを設定する(ステップS12)。
【0044】次に、減圧時間TONが予め定められた所定
時間TMAXを越えているか否かを判定し(ステップS1
3)、減圧時間TONが所定時間TMAXを越えている場
合、この所定時間TMAXを減圧時間TONに設定し(ステ
ップS14)、他方、減圧時間TONが所定時間TMAX
下の場合、減圧時間TONをそのまま用いて、減圧時間T
O Nの時間分、電磁常閉弁24b,24dを駆動し開弁さ
せ、上記のように後輪側のホイールシリンダ4b,4d
のブレーキ液圧を減圧させる一方、その後、残りの時間
分は、電磁弁24b,24dの駆動を停止させ閉弁させ
て上記のように後輪側のホイールシリンダ4b,4dの
ブレーキ液圧をポンプ32の作動等により増圧させるこ
とになる(ステップS15)。
【0045】このように、制御することにより、例えば
減圧速度と増圧速度との比が3:1でTMAX=5に設定
した場合を例に、図9に示すように、1のマイコンサイ
クルの中で、減圧時間が最も短く増圧時間が最も長いT
ON=1の減増圧パターンから、減圧時間が最も長く増圧
時間が最も短いTON=5の減増圧パターンまで、5通り
の減増圧パターンが得られることになる。なお、TON
6で示したパターンは、増圧後に減圧リミット点を下回
ってしまうことになるため、採用することができない例
であり、この場合TMAX=5となる。
【0046】以上のように、このブレーキ液圧制御装置
は、スリップ率がロック判定基準値Zを越える前の段階
において、車輪速の微分値すなわち車輪加速度が不安定
な状態になり、しかもこの不安定な時間が長くなる程ロ
ック傾向に近づいていることになることに着目すること
により、コントローラ65が、予め定められた所定時間
遡るまでの時間内における、車輪速センサ64b,64
dの検出信号の微分値が予め定められた所定値Yを下回
っている時間の比率に応じて減圧時間TONを設定し、該
減圧時間TONだけ液圧制御ユニット63の電磁常閉弁2
4b,24dを駆動し該電磁常閉弁24b,24dおよ
びフローバルブ9b,9d等により後輪のホイールシリ
ンダ4b,4dのブレーキ液圧を減圧させることにな
る。これにより、加速度センサや液圧センサ等を使用す
ることなくとも、過剰減圧を生じることなく最適に減圧
制御ができる。
【0047】すなわち、図10に示すように、ABS装
置と同様にスリップ率で制動力配分制御を行う従来の装
置においては、後輪の車輪速と模擬車体速との差が拡大
しスリップ率が大きくなった時点で後輪側のブレーキ液
圧の減圧を開始するため、後輪側のブレーキ液圧の増減
振動の振幅が大きく過剰減圧を生じていたが、この実施
の形態のブレーキ液圧制御装置では、後輪の車輪速と模
擬車体速との差が拡大しスリップ率が大きくなる前に制
御を行うことができるため、図11に示すように、後輪
の車輪速と模擬車体速との差が拡大しスリップ率が大き
くなることもなく、後輪側のブレーキ液圧の増減振動の
振幅が小さく過剰減圧を生じることもなくて、さらには
前輪側のブレーキ液圧と後輪側のブレーキ液圧と関係が
理想配分に近づくことになる。
【0048】また、コントローラ65は、減圧時間TON
が予め定められた所定時間TMAXを越えた場合に該所定
時間TMAXに制限しているため、減圧時間TONが必要以
上に長くなりすぎて減圧が過剰となってしまうことがな
い。したがって、液圧変動をさらに小さくすることがで
きるためペダルフィーリングを良好にできるとともに、
過剰減圧に起因する制動距離の延長を防止することがで
きる。
【0049】なお、TMAXの値は、減圧速度等の液圧制
御ユニット63の特性や、コントローラ65のマイコン
の制御周期等により変わるものであるが、上記のよう
に、1のマイコンサイクルの中で増圧後に減圧リミット
A点を下回ってしまうことがないように設定する必要が
ある。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の制動力配分装置によれば、スリップ率がロック判
定基準値を越える前の段階において、車輪速の微分値す
なわち車輪加速度が不安定な状態になり、しかもこの不
安定な時間が長くなる程ロック傾向に近づいていること
になることに着目することにより、コントローラが、予
め定められた所定時間遡るまでの時間内における、車輪
速センサの検出信号の微分値が予め定められた所定値を
下回っている時間の比率に応じて減圧時間を設定し、該
減圧時間だけ液圧制御ユニットによりホイールシリンダ
のブレーキ液圧を減圧させることになる。これにより、
加速度センサや液圧センサ等を使用することなくとも、
過剰減圧を生じることなく最適に減圧制御ができる。
【0051】また、本発明の請求項2記載の制動力配分
装置によれば、減圧時間が長くなりすぎて減圧が過剰と
なってしまうことがない。したがって、液圧変動をさら
に小さくすることができるためペダルフィーリングを良
好にできるとともに、過剰減圧に起因する制動距離の延
長を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制動力配分装置の一の実施の形態を示
す構成図である。
【図2】本発明の制動力配分装置の一の実施の形態のフ
ローバルブを示す拡大断面図である。
【図3】本発明の制動力配分装置の一の実施の形態のリ
リーフ弁を示す拡大断面図である。
【図4】直進制動時にABS制御を実行した場合におけ
る、上段から順に後輪の車輪加速度、後輪の車輪速およ
び車体速度、後輪のスリップ率をそれぞれ時系列的に示
す特性線図である。
【図5】制動時の前輪側液圧に対する後輪側液圧の理想
配分曲線と実配分の一例とを示す特性線図である。
【図6】直進制動時の後輪の車輪加速度を拡大して時系
列的に示す特性線図である。
【図7】直進制動時の後輪の車輪加速度をさらに拡大し
て時系列的に示す特性線図である。
【図8】本発明の制動力配分装置の一の実施の形態のコ
ントローラによる制動力配分制御の内容を示すフローチ
ャートである。
【図9】本発明の制動力配分装置の一の実施の形態のコ
ントローラによる一のマイコンサイクルにおける減増圧
パターンを示す特性線図である。
【図10】従来のスリップ率で制御を行う制動力配分装
置の直進制動時における、車輪加速度、車輪速、模擬車
体速、ブレーキ液圧の関係をそれぞれ時系列的に示す特
性線図である。
【図11】本発明の制動力配分装置の一の実施の形態の
直進制動時における、車輪加速度、車輪速、模擬車体
速、ブレーキ液圧の関係をそれぞれ時系列的に示す特性
線図である。
【符号の説明】
2 マスタシリンダ 4a,4b,4c,4d ホイールシリンダ 63 液圧制御ユニット 64a〜64d 車輪速センサ 65 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ液圧を発生させるマスタシリン
    ダと、 ブレーキ液圧によって車輪に制動力を発生させるホイー
    ルシリンダと、 マスタシリンダとホイールシリンダとの間に設けられて
    マスタシリンダからホイールシリンダへのブレーキ液圧
    の伝達を制御する液圧制御ユニットと、 該液圧制御ユニットを制御するコントローラと、 車輪の速度を検出する車輪速センサと、を有する制動力
    配分装置であって、 前記コントローラは、予め定められた所定時間遡るまで
    の時間内における、前記車輪速センサの検出信号の微分
    値が予め定められた所定値を下回っている時間の比率に
    応じて減圧時間を設定し、該減圧時間だけ前記液圧制御
    ユニットにより前記ホイールシリンダのブレーキ液圧を
    減圧させることを特徴とする制動力配分装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは、前記減圧時間が予
    め定められた所定時間を越えた場合に該所定時間に制限
    することを特徴とする請求項1記載の制動力配分装置。
JP13925096A 1996-05-31 1996-05-31 制動力配分装置 Pending JPH09315283A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116300A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toyota Motor Corp 車両用制動力制御装置

Cited By (2)

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