JPH09315218A - 方向指示ランプ点滅装置用集積回路 - Google Patents
方向指示ランプ点滅装置用集積回路Info
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- JPH09315218A JPH09315218A JP15639296A JP15639296A JPH09315218A JP H09315218 A JPH09315218 A JP H09315218A JP 15639296 A JP15639296 A JP 15639296A JP 15639296 A JP15639296 A JP 15639296A JP H09315218 A JPH09315218 A JP H09315218A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 点滅装置を搭載したプリント基板のパターン
形状によってノイズ吸収効果が変化せず、そのためパタ
ーン設計を自由に行うことができ、開発も短期間で行う
ことができるのみならず、ノイズ吸収のための外付けコ
ンデンサを不要にする。 【解決手段】 点滅装置2の集積回路21に内蔵したラ
ンプ断線検出部213のコンパレータ213Aの末端2
13Eと集積回路21の端子21Bとの間に抵抗213
Bを接続し、抵抗213Bとコンパレータ213Aの末
端213Eに有したコンデンサ213Cとでノイズフィ
ルタを構成する。
形状によってノイズ吸収効果が変化せず、そのためパタ
ーン設計を自由に行うことができ、開発も短期間で行う
ことができるのみならず、ノイズ吸収のための外付けコ
ンデンサを不要にする。 【解決手段】 点滅装置2の集積回路21に内蔵したラ
ンプ断線検出部213のコンパレータ213Aの末端2
13Eと集積回路21の端子21Bとの間に抵抗213
Bを接続し、抵抗213Bとコンパレータ213Aの末
端213Eに有したコンデンサ213Cとでノイズフィ
ルタを構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の方向指示
ランプを点滅する方向指示ランプ点滅装置に関し、特に
ノイズによって方向指示ランプ点滅装置が誤作動しない
よう対策するとか、方向指示ランプに至る給電経路を開
閉するリレーやターンシグナルスイッチの接点がON作
動する際に、可動接片が機械的振動を起こして発生す
る、いわゆるチャタリング信号によって方向指示ランプ
点滅装置が誤作動しないよう対策するための有効的な手
段を提案するものである。
ランプを点滅する方向指示ランプ点滅装置に関し、特に
ノイズによって方向指示ランプ点滅装置が誤作動しない
よう対策するとか、方向指示ランプに至る給電経路を開
閉するリレーやターンシグナルスイッチの接点がON作
動する際に、可動接片が機械的振動を起こして発生す
る、いわゆるチャタリング信号によって方向指示ランプ
点滅装置が誤作動しないよう対策するための有効的な手
段を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の方向指示ランプ点滅装置
は、例えば特開昭61−166742号公報に示すよう
に、集積回路にノイズ吸収用コンデンサを外付けし、リ
レーとターンシグナルスイッチとを結ぶ電路に点滅作動
制御回路を接続し、リレーとターンシグナルスイッチの
作動状態を検出して点滅駆動回路の作動を制御するよう
構成していた。
は、例えば特開昭61−166742号公報に示すよう
に、集積回路にノイズ吸収用コンデンサを外付けし、リ
レーとターンシグナルスイッチとを結ぶ電路に点滅作動
制御回路を接続し、リレーとターンシグナルスイッチの
作動状態を検出して点滅駆動回路の作動を制御するよう
構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の様にノイズ吸収用コンデンサを外付けする
場合、例えば、点滅装置を搭載したプリント基板のパタ
ーン形状や、ノイズ吸収用コンデンサの取り付け位置に
よってノイズ吸収効果が大きく変化し、カットアンドト
ライによってパターン設計を行う必要が有った。そのた
め開発工数も多く掛かる問題が有った。しかも、ノイズ
吸収効果を大きくするために、比較的容量の大きいコン
デンサを必要とする場合が有った。また、方向指示ラン
プに至る給電経路を開閉するリレーやターンシグナルス
イッチの接点がON作動する際に、可動接片が機械的振
動を起こしてチャタリング信号が発生し、このチャタリ
ング信号によって方向指示ランプ点滅装置が誤動作する
問題が有った。
た従来技術の様にノイズ吸収用コンデンサを外付けする
場合、例えば、点滅装置を搭載したプリント基板のパタ
ーン形状や、ノイズ吸収用コンデンサの取り付け位置に
よってノイズ吸収効果が大きく変化し、カットアンドト
ライによってパターン設計を行う必要が有った。そのた
め開発工数も多く掛かる問題が有った。しかも、ノイズ
吸収効果を大きくするために、比較的容量の大きいコン
デンサを必要とする場合が有った。また、方向指示ラン
プに至る給電経路を開閉するリレーやターンシグナルス
イッチの接点がON作動する際に、可動接片が機械的振
動を起こしてチャタリング信号が発生し、このチャタリ
ング信号によって方向指示ランプ点滅装置が誤動作する
問題が有った。
【0004】この発明は、上記した課題を解決するもの
であり、点滅装置を搭載したプリント基板のパターン形
状によってノイズ吸収効果が変化せず、そのためパター
ン設計を自由に行うことができ、開発も短期間で行うこ
とができるのみならず、ノイズ吸収のための外付けコン
デンサが不要な方向指示ランプ点滅装置用集積回路を提
供することを目的としたものである。また、集積回路に
内蔵した発振部のコンパレータが基準電圧源から導出す
るスレッショルド電圧と、外付け素子群のコンデンサの
充放電電圧とを比較して反転動作をする場合に、コンデ
ンサの充放電電圧がスレッショルド電圧に接近した際に
ノイズの影響を受け易く成って、発振部の作動が不安定
に成る欠点を無くした方向指示ランプ点滅装置用集積回
路を提供することを目的としたものである。更に、方向
指示ランプに至る給電経路を開閉するリレーやターンシ
グナルスイッチの接点がON作動する際に、可動接片が
機械的振動を起こしてチャタリング信号が発生しても方
向指示ランプ点滅装置が誤動作しない方向指示ランプ点
滅装置用集積回路を提供することを目的としたものであ
る。
であり、点滅装置を搭載したプリント基板のパターン形
状によってノイズ吸収効果が変化せず、そのためパター
ン設計を自由に行うことができ、開発も短期間で行うこ
とができるのみならず、ノイズ吸収のための外付けコン
デンサが不要な方向指示ランプ点滅装置用集積回路を提
供することを目的としたものである。また、集積回路に
内蔵した発振部のコンパレータが基準電圧源から導出す
るスレッショルド電圧と、外付け素子群のコンデンサの
充放電電圧とを比較して反転動作をする場合に、コンデ
ンサの充放電電圧がスレッショルド電圧に接近した際に
ノイズの影響を受け易く成って、発振部の作動が不安定
に成る欠点を無くした方向指示ランプ点滅装置用集積回
路を提供することを目的としたものである。更に、方向
指示ランプに至る給電経路を開閉するリレーやターンシ
グナルスイッチの接点がON作動する際に、可動接片が
機械的振動を起こしてチャタリング信号が発生しても方
向指示ランプ点滅装置が誤動作しない方向指示ランプ点
滅装置用集積回路を提供することを目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車両の方向指示ランプへ至
る給電経路中に接続するとともに、該給電経路を周期的
に開閉して方向指示ランプを点滅する点滅装置におい
て、ランプ断線検出部を内蔵した集積回路を前記点滅装
置が備えると共に、該ランプ断線検出部が有したコンパ
レータの末端と集積回路の端子との間に抵抗を接続し、
該抵抗とコンパレータの末端に有したコンデンサとでノ
イズフィルタを構成したことを特徴とする方向指示ラン
プ点滅装置用集積回路を提供する。
に、請求項1記載の発明は、車両の方向指示ランプへ至
る給電経路中に接続するとともに、該給電経路を周期的
に開閉して方向指示ランプを点滅する点滅装置におい
て、ランプ断線検出部を内蔵した集積回路を前記点滅装
置が備えると共に、該ランプ断線検出部が有したコンパ
レータの末端と集積回路の端子との間に抵抗を接続し、
該抵抗とコンパレータの末端に有したコンデンサとでノ
イズフィルタを構成したことを特徴とする方向指示ラン
プ点滅装置用集積回路を提供する。
【0006】また、請求項2記載の発明は、前記コンデ
ンサが集積回路の内部寄生容量から成ることを特徴とし
た方向指示ランプ点滅装置用集積回路を提供する。
ンサが集積回路の内部寄生容量から成ることを特徴とし
た方向指示ランプ点滅装置用集積回路を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態を、図1に基
づき説明する。まず1R,1Lは、車体の左右に設けた
既存の方向指示ランプである。また3は、レバー(図示
せず)を傾動操作するとON/OFFするターンシグナ
ルスイッチであり、可動接片31、右側接点32及び左
側接点33によって構成している。そして、可動接片3
1を後述する点滅装置2に接続し、右側接点32及び左
側接点33をそれぞれ右側及び左側の方向指示ランプ1
R,1Lに接続している。該ターンシグナルスイッチ3
は、他のライティング系操作スイッチ、ワイパ系操作ス
イッチ等の各種操作スイッチと共に集合化してコンビネ
ーションスイッチ体を構成している。そして、該コンビ
ネーションスイッチ体には点滅装置2を内蔵している。
づき説明する。まず1R,1Lは、車体の左右に設けた
既存の方向指示ランプである。また3は、レバー(図示
せず)を傾動操作するとON/OFFするターンシグナ
ルスイッチであり、可動接片31、右側接点32及び左
側接点33によって構成している。そして、可動接片3
1を後述する点滅装置2に接続し、右側接点32及び左
側接点33をそれぞれ右側及び左側の方向指示ランプ1
R,1Lに接続している。該ターンシグナルスイッチ3
は、他のライティング系操作スイッチ、ワイパ系操作ス
イッチ等の各種操作スイッチと共に集合化してコンビネ
ーションスイッチ体を構成している。そして、該コンビ
ネーションスイッチ体には点滅装置2を内蔵している。
【0008】上記点滅装置2は、車両の方向指示ランプ
1R,1Lへ至る給電経路中に接続するとともに、該給
電経路を周期的に開閉して方向指示ランプ1R,1Lを
点滅する装置であり、集積回路21、電流検出抵抗2
2、リレー23、及び外付け素子群24によって構成し
ている。
1R,1Lへ至る給電経路中に接続するとともに、該給
電経路を周期的に開閉して方向指示ランプ1R,1Lを
点滅する装置であり、集積回路21、電流検出抵抗2
2、リレー23、及び外付け素子群24によって構成し
ている。
【0009】集積回路21は、一般的にフラッシャIC
と称する集積回路であり、スイッチ入力部211、発振
部212、ランプ断線検出部213、及び出力部214
を内蔵している。これ等のスイッチ入力部211〜出力
部214を次に説明する。まずスイッチ入力部211
は、ターンシグナルスイッチ3の操作状態に応じ発振部
212、出力部214、及び外付け素子群24に信号を
導出する部分であり、コンパレータ211A、ノイズフ
ィルタ用抵抗211B、コンデンサ211C、基準電圧
源211D、遅延回路211F、スイッチ状態検出回路
211G、トランジスタ211H、定電流源211I、
及び分圧用抵抗211J〜211Lによって接続構成し
ている。
と称する集積回路であり、スイッチ入力部211、発振
部212、ランプ断線検出部213、及び出力部214
を内蔵している。これ等のスイッチ入力部211〜出力
部214を次に説明する。まずスイッチ入力部211
は、ターンシグナルスイッチ3の操作状態に応じ発振部
212、出力部214、及び外付け素子群24に信号を
導出する部分であり、コンパレータ211A、ノイズフ
ィルタ用抵抗211B、コンデンサ211C、基準電圧
源211D、遅延回路211F、スイッチ状態検出回路
211G、トランジスタ211H、定電流源211I、
及び分圧用抵抗211J〜211Lによって接続構成し
ている。
【0010】スイッチ入力部211によって更に詳述す
ると、コンパレータ211Aの非反転入力端の末端21
1Eには、抵抗211Bとコンデンサ211Cを設けて
ノイズフィルタを構成し、コンパレータ211Aに侵入
しようとするノイズを除去している。ちなみに、コンデ
ンサ211Cは集積回路21内部の近接した導電路間に
生じた寄生容量等を使用している。また集積回路21の
端子21Gに遅延回路211Fを接続してターンシグナ
ルスイッチ3やリレー23の作動に伴って発生するチャ
タリング信号の侵入を防止し、これによりスイッチ入力
部211が誤動作しないようにしている。
ると、コンパレータ211Aの非反転入力端の末端21
1Eには、抵抗211Bとコンデンサ211Cを設けて
ノイズフィルタを構成し、コンパレータ211Aに侵入
しようとするノイズを除去している。ちなみに、コンデ
ンサ211Cは集積回路21内部の近接した導電路間に
生じた寄生容量等を使用している。また集積回路21の
端子21Gに遅延回路211Fを接続してターンシグナ
ルスイッチ3やリレー23の作動に伴って発生するチャ
タリング信号の侵入を防止し、これによりスイッチ入力
部211が誤動作しないようにしている。
【0011】該スイッチ状態検出回路211Gは、ター
ンシグナルスイッチ3がOFF(解放)状態であるとき
“0”レベルの電位を出力し、ターンシグナルスイッチ
3がON(閉成)状態であるとき“1”レベルの電位を
出力する回路である。更に詳細を説明すると、該スイッ
チ状態検出回路211Gはいわゆるウインドコンパレー
タ回路構成を成したものであり、ターンシグナルスイッ
チ3をON操作することにより抵抗211J,211K
の接続点aの電位が“0”レベルか“1”レベルに成る
と、スイッチ状態検出回路211Gは“1”レベルの電
位を出力部214に導出し、またターンシグナルスイッ
チ3をOFF操作することにより前記接続点aの電位が
抵抗211J〜211Lによって設定した中間電位に成
ると、スイッチ状態検出回路211Gは“0”レベルの
電位を出力部214に導出するように回路構成されてい
る。
ンシグナルスイッチ3がOFF(解放)状態であるとき
“0”レベルの電位を出力し、ターンシグナルスイッチ
3がON(閉成)状態であるとき“1”レベルの電位を
出力する回路である。更に詳細を説明すると、該スイッ
チ状態検出回路211Gはいわゆるウインドコンパレー
タ回路構成を成したものであり、ターンシグナルスイッ
チ3をON操作することにより抵抗211J,211K
の接続点aの電位が“0”レベルか“1”レベルに成る
と、スイッチ状態検出回路211Gは“1”レベルの電
位を出力部214に導出し、またターンシグナルスイッ
チ3をOFF操作することにより前記接続点aの電位が
抵抗211J〜211Lによって設定した中間電位に成
ると、スイッチ状態検出回路211Gは“0”レベルの
電位を出力部214に導出するように回路構成されてい
る。
【0012】また、コンパレータ211Aの反転入力端
には、基準電圧源211Dを接続している。そしてコン
パレータ211Aの出力端はトランジスタ211Hのベ
ース及び発振部212に接続し、トランジスタ211H
のコレクタは集積回路21の端子21F及び定電流源2
11Iに接続し、トランジスタ211Hのエミッタは接
地している。
には、基準電圧源211Dを接続している。そしてコン
パレータ211Aの出力端はトランジスタ211Hのベ
ース及び発振部212に接続し、トランジスタ211H
のコレクタは集積回路21の端子21F及び定電流源2
11Iに接続し、トランジスタ211Hのエミッタは接
地している。
【0013】次に発振部212を説明する。該発振部2
12は、前記スイッチ入力部211のトランジスタ21
1H及び外付け素子群24と共働して発振動作する部分
であり、コンパレータ212A、ノイズフィルタ用抵抗
212B、コンデンサ212C、基準電圧源212D、
及びヒステリシス設定素子212Fによって接続構成し
ている。
12は、前記スイッチ入力部211のトランジスタ21
1H及び外付け素子群24と共働して発振動作する部分
であり、コンパレータ212A、ノイズフィルタ用抵抗
212B、コンデンサ212C、基準電圧源212D、
及びヒステリシス設定素子212Fによって接続構成し
ている。
【0014】発振部212につき更に詳述すると、コン
パレータ212Aの非反転入力端の末端212Eには、
抵抗212Bとコンデンサ212Cを設けてノイズフィ
ルタを構成し、コンパレータ212Aに侵入しようとす
るノイズを除去している。そして抵抗212Bは、集積
回路21の端子21Eに接続している。ちなみに、コン
デンサ212Cは前記コンデンサ211Cと同様に集積
回路21内部の近接した導電路間に生じた寄生容量等を
使用している。
パレータ212Aの非反転入力端の末端212Eには、
抵抗212Bとコンデンサ212Cを設けてノイズフィ
ルタを構成し、コンパレータ212Aに侵入しようとす
るノイズを除去している。そして抵抗212Bは、集積
回路21の端子21Eに接続している。ちなみに、コン
デンサ212Cは前記コンデンサ211Cと同様に集積
回路21内部の近接した導電路間に生じた寄生容量等を
使用している。
【0015】また、コンパレータ212Aの反転入力端
には、基準電圧源212Dを接続している。該基準電圧
源212Dは、スイッチ入力部211からの入力信号に
応じて第1、第2スレッショルド電圧TH1,TH2を
コンパレータ212Aの反転入力端に入力すると共に、
ランプ断線検出部213から断線検出信号を入力する
と、第2スレッショルド電圧TH2を第3スレッショル
ド電圧TH3に変更してコンパレータ213Aの反転入
力端に入力し、ランプ断線検出部213から断線検出信
号を入力した際に発振部212の発振周期を短くするよ
う回路構成している。尚、各スレッショルド電圧TH
1,TH2,TH3は、TH1>TH3>TH2のレベ
ル関係に設定している。
には、基準電圧源212Dを接続している。該基準電圧
源212Dは、スイッチ入力部211からの入力信号に
応じて第1、第2スレッショルド電圧TH1,TH2を
コンパレータ212Aの反転入力端に入力すると共に、
ランプ断線検出部213から断線検出信号を入力する
と、第2スレッショルド電圧TH2を第3スレッショル
ド電圧TH3に変更してコンパレータ213Aの反転入
力端に入力し、ランプ断線検出部213から断線検出信
号を入力した際に発振部212の発振周期を短くするよ
う回路構成している。尚、各スレッショルド電圧TH
1,TH2,TH3は、TH1>TH3>TH2のレベ
ル関係に設定している。
【0016】そしてコンパレータ212Aの出力端は出
力部214に接続すると共に、ヒステリシス設定素子2
12Fを介してコンパレータ212Aの反転入力端に帰
還接続し、発振動作を安定させている。
力部214に接続すると共に、ヒステリシス設定素子2
12Fを介してコンパレータ212Aの反転入力端に帰
還接続し、発振動作を安定させている。
【0017】次にランプ断線検出部213を説明する。
該ランプ断線検出部213は、電流検出抵抗22の両端
における電圧降下を検出し、その電圧降下のレベルが所
定レベル以下に成った場合に方向指示ランプ1R,1L
が断線したと判断して“1”レベルの断線検出信号を発
振部212に導出する部分であり、コンパレータ213
A、ノイズフィルタ用抵抗213B、コンデンサ213
C、及び基準電圧源213Dによって接続構成してい
る。
該ランプ断線検出部213は、電流検出抵抗22の両端
における電圧降下を検出し、その電圧降下のレベルが所
定レベル以下に成った場合に方向指示ランプ1R,1L
が断線したと判断して“1”レベルの断線検出信号を発
振部212に導出する部分であり、コンパレータ213
A、ノイズフィルタ用抵抗213B、コンデンサ213
C、及び基準電圧源213Dによって接続構成してい
る。
【0018】ランプ断線検出部213につき更に詳述す
ると、コンパレータ213Aの非反転入力端の末端21
3Eには、抵抗213Bとコンデンサ213Cを設けて
ノイズフィルタを構成し、コンパレータ213Aに侵入
しようとするノイズを除去している。そして抵抗213
Bは、集積回路21の端子12Bに接続している。ちな
みに、コンデンサ213Cは前記コンデンサ211Cと
同様に集積回路21内部の近接した導電路間に生じた寄
生容量等を使用している。
ると、コンパレータ213Aの非反転入力端の末端21
3Eには、抵抗213Bとコンデンサ213Cを設けて
ノイズフィルタを構成し、コンパレータ213Aに侵入
しようとするノイズを除去している。そして抵抗213
Bは、集積回路21の端子12Bに接続している。ちな
みに、コンデンサ213Cは前記コンデンサ211Cと
同様に集積回路21内部の近接した導電路間に生じた寄
生容量等を使用している。
【0019】また、コンパレータ213Aの反転入力端
には、基準電圧源213Dを接続している。該基準電圧
源213Dは、方向指示ランプ1R,1Lの電圧−電流
特性に合わせた特性を有するスレッショルド電圧を発生
する部分であり、非線形素子(図示せず)や抵抗を組み
合わせて回路構成している。そしてコンパレータ213
Aの出力端は発振部212に接続している。
には、基準電圧源213Dを接続している。該基準電圧
源213Dは、方向指示ランプ1R,1Lの電圧−電流
特性に合わせた特性を有するスレッショルド電圧を発生
する部分であり、非線形素子(図示せず)や抵抗を組み
合わせて回路構成している。そしてコンパレータ213
Aの出力端は発振部212に接続している。
【0020】次に出力部214を説明する。該出力部2
14は、前記スイッチ入力部211及び発振部212が
導出する信号を受けてリレー23を作動する部分であ
り、アンドゲート214A及びトランジスタ214Bに
よって接続構成している。出力部214につき更に詳述
すると、アンドゲート214Aの入力端はスイッチ入力
部211及び発振部212にそれぞれ接続し、出力端は
トランジスタ214Bのベースに接続し、トランジスタ
214Bのエミッタは集積回路21の端子21Aに接続
している。尚、集積回路21の端子21Cは正極側電源
端子であり、端子21Dは負極側電源端子である。
14は、前記スイッチ入力部211及び発振部212が
導出する信号を受けてリレー23を作動する部分であ
り、アンドゲート214A及びトランジスタ214Bに
よって接続構成している。出力部214につき更に詳述
すると、アンドゲート214Aの入力端はスイッチ入力
部211及び発振部212にそれぞれ接続し、出力端は
トランジスタ214Bのベースに接続し、トランジスタ
214Bのエミッタは集積回路21の端子21Aに接続
している。尚、集積回路21の端子21Cは正極側電源
端子であり、端子21Dは負極側電源端子である。
【0021】以上の構成から成る集積回路21は、点滅
装置2を構成する他の部品、すなわち電流検出抵抗2
2、リレー23、及び外付け素子群24に接続してい
る。これ等の部品につき次に説明する。まず、電流検出
抵抗22は、方向指示ランプ1R,1Lに流れる電流に
比例した約100[mV]程度の電圧降下を得るための
低抵抗体によって構成しており、一端側を点滅装置2の
端子Bと集積回路21の端子21Cに接続し、他端側を
リレー23と集積回路21の端子21Bに接続してい
る。
装置2を構成する他の部品、すなわち電流検出抵抗2
2、リレー23、及び外付け素子群24に接続してい
る。これ等の部品につき次に説明する。まず、電流検出
抵抗22は、方向指示ランプ1R,1Lに流れる電流に
比例した約100[mV]程度の電圧降下を得るための
低抵抗体によって構成しており、一端側を点滅装置2の
端子Bと集積回路21の端子21Cに接続し、他端側を
リレー23と集積回路21の端子21Bに接続してい
る。
【0022】次にリレー23は、前記集積回路21が導
出する励磁電流を受けて方向指示ランプ1R,1Lに至
る給電経路を開閉する部分であり、コイル23A、可動
接片23B、及び固定接点23Cで構成している。そし
て、コイル23Aの一端を集積回路21の端子21Aに
接続し、他端を接地し、可動接片23Bを電流検出抵抗
22に接続し、固定接点23Cを点滅装置2の端子L及
び集積回路21の端子21Gに接続している。
出する励磁電流を受けて方向指示ランプ1R,1Lに至
る給電経路を開閉する部分であり、コイル23A、可動
接片23B、及び固定接点23Cで構成している。そし
て、コイル23Aの一端を集積回路21の端子21Aに
接続し、他端を接地し、可動接片23Bを電流検出抵抗
22に接続し、固定接点23Cを点滅装置2の端子L及
び集積回路21の端子21Gに接続している。
【0023】また外付け素子群24は、抵抗24Aの抵
抗値とコンデンサ24Bの容量値等とを掛け合わせた時
定数を基に発振部212の発振周期を設定する部分であ
り、抵抗24Aの一端及び他端を集積回路21の端子2
1F及び端子21Eにそれぞれ接続し、コンデンサ24
Bの一端及び他端を集積回路21の端子21E及び端子
21Cにそれぞれ接続している。尚、集積回路21の端
子21Dは、点滅装置2の端子Eに接続している。
抗値とコンデンサ24Bの容量値等とを掛け合わせた時
定数を基に発振部212の発振周期を設定する部分であ
り、抵抗24Aの一端及び他端を集積回路21の端子2
1F及び端子21Eにそれぞれ接続し、コンデンサ24
Bの一端及び他端を集積回路21の端子21E及び端子
21Cにそれぞれ接続している。尚、集積回路21の端
子21Dは、点滅装置2の端子Eに接続している。
【0024】以上の構成から成る点滅装置2は、端子B
をイグニションスイッチ4を介して直流電源5の正極に
接続し、端子Lをターンシグナルスイッチ3を介して方
向指示ランプ1R,1Lに接続し、端子Eを接地してい
る。
をイグニションスイッチ4を介して直流電源5の正極に
接続し、端子Lをターンシグナルスイッチ3を介して方
向指示ランプ1R,1Lに接続し、端子Eを接地してい
る。
【0025】次に、上記実施形態の作動を図2に示すタ
イムチャートを用いて説明する。まず、イグニションス
イッチ4をON操作時において、ターンシグナルスイッ
チ3がOFF状態であると、スイッチ入力部211のa
点電位が抵抗211J〜211Lで分圧された中間電位
に成り、スイッチ状態検出回路211Gは“0”レベル
の電位を出力部214に導出する。したがって、この状
態では出力部214のアンドゲート214Aの出力が
“0”レベル、トランジスタ214BがOFFであり、
リレー23のコイル23Aに励磁電流が流れず、可動接
片23Bは固定接点23Cに接続しない。
イムチャートを用いて説明する。まず、イグニションス
イッチ4をON操作時において、ターンシグナルスイッ
チ3がOFF状態であると、スイッチ入力部211のa
点電位が抵抗211J〜211Lで分圧された中間電位
に成り、スイッチ状態検出回路211Gは“0”レベル
の電位を出力部214に導出する。したがって、この状
態では出力部214のアンドゲート214Aの出力が
“0”レベル、トランジスタ214BがOFFであり、
リレー23のコイル23Aに励磁電流が流れず、可動接
片23Bは固定接点23Cに接続しない。
【0026】次に、図2の(4)に示すごとく時間t1
でターンシグナルスイッチ3を例えば右側にON操作す
ると、ON操作直後にa点電位が“0”レベルに成り、
そのためスイッチ状態検出回路211Gは“1”レベル
の電位を出力部214に導出する。このとき、コンパレ
ータ211Aは非反転入力端が“0”レベルに成るの
で、出力端が“0”レベルに成ってトランジスタ211
HがOFFする。これにより、集積回路21の端子21
Fが“1”レベル側に反転し、外付け素子群24のコン
デンサ24Bが放電を開始し、図1に示すd点電位は図
2の(2)に示すごとく時間t1から上昇し始める。
でターンシグナルスイッチ3を例えば右側にON操作す
ると、ON操作直後にa点電位が“0”レベルに成り、
そのためスイッチ状態検出回路211Gは“1”レベル
の電位を出力部214に導出する。このとき、コンパレ
ータ211Aは非反転入力端が“0”レベルに成るの
で、出力端が“0”レベルに成ってトランジスタ211
HがOFFする。これにより、集積回路21の端子21
Fが“1”レベル側に反転し、外付け素子群24のコン
デンサ24Bが放電を開始し、図1に示すd点電位は図
2の(2)に示すごとく時間t1から上昇し始める。
【0027】そして、図2の(2)に示すごとく時間t
2において上記d点電位が基準電圧源212Dの導出す
る第1スレッショルド電圧TH1に達すると、発振部2
12のコンパレータ212Aの出力端が“1”レベルに
反転する。そのため、出力部214のアンドゲート21
4Aの出力が“1”レベルに成り、トランジスタ214
BがONし、リレー23のコイル23Aに励磁電流が流
れ、可動接片23Bが固定接点23Cに接続する。その
ため、図2の(1)に示すごとく時間t2において図1
に示すb点電位が“1”レベルに成って右側の方向指示
ランプ1Rが点灯すると共に、集積回路21の端子21
Gの電位が“1”レベルに成る。
2において上記d点電位が基準電圧源212Dの導出す
る第1スレッショルド電圧TH1に達すると、発振部2
12のコンパレータ212Aの出力端が“1”レベルに
反転する。そのため、出力部214のアンドゲート21
4Aの出力が“1”レベルに成り、トランジスタ214
BがONし、リレー23のコイル23Aに励磁電流が流
れ、可動接片23Bが固定接点23Cに接続する。その
ため、図2の(1)に示すごとく時間t2において図1
に示すb点電位が“1”レベルに成って右側の方向指示
ランプ1Rが点灯すると共に、集積回路21の端子21
Gの電位が“1”レベルに成る。
【0028】上記時間t2において集積回路21の端子
21Gの電位が“1”レベルに成ると、a点電位も
“1”レベルに成り、そのためスイッチ状態検出回路2
11Gは引き続き“1”レベルの電位を出力部214に
導出する。このとき、コンパレータ211Aは非反転入
力端が“1”レベルに成るので、出力端が“1”レベル
に成ってトランジスタ211HがONする。これによ
り、集積回路21の端子21Fが“0”レベル側に反転
し、外付け素子群24のコンデンサ24Bが充電を開始
し、d点電位は図2の(2)に示すごとく時間t2から
下降し始める。それと同時に、発振部212の基準電圧
源212Dにコンパレータ211Aから“1”レベル信
号を入力するので、基準電圧源212Dが第2スレッシ
ョルド電圧TH2を導出する。
21Gの電位が“1”レベルに成ると、a点電位も
“1”レベルに成り、そのためスイッチ状態検出回路2
11Gは引き続き“1”レベルの電位を出力部214に
導出する。このとき、コンパレータ211Aは非反転入
力端が“1”レベルに成るので、出力端が“1”レベル
に成ってトランジスタ211HがONする。これによ
り、集積回路21の端子21Fが“0”レベル側に反転
し、外付け素子群24のコンデンサ24Bが充電を開始
し、d点電位は図2の(2)に示すごとく時間t2から
下降し始める。それと同時に、発振部212の基準電圧
源212Dにコンパレータ211Aから“1”レベル信
号を入力するので、基準電圧源212Dが第2スレッシ
ョルド電圧TH2を導出する。
【0029】そして、図2の(2)に示すごとく時間t
3においてd点電位が基準電圧源212Dの導出する第
2スレッショルド電圧TH2に達すると、発振部212
のコンパレータ212Aの出力端が“0”レベルに反転
する。そのため、出力部214のアンドゲート214A
の出力が“0”レベルに成り、トランジスタ214Bが
OFFし、リレー23のコイル23Aに励磁電流が流れ
なく成り、可動接片23Bが固定接点23Cから離れ
る。そのため、図2の(1)に示すごとく時間t3にお
いて図1に示すb点電位が“0”レベルに成って右側の
方向指示ランプ1Rが消灯すると共に、集積回路21の
端子21Gの電位が“0”レベルに成る。以降は同様の
作用により、右側の方向指示ランプ1Rが一定周期で点
滅する。
3においてd点電位が基準電圧源212Dの導出する第
2スレッショルド電圧TH2に達すると、発振部212
のコンパレータ212Aの出力端が“0”レベルに反転
する。そのため、出力部214のアンドゲート214A
の出力が“0”レベルに成り、トランジスタ214Bが
OFFし、リレー23のコイル23Aに励磁電流が流れ
なく成り、可動接片23Bが固定接点23Cから離れ
る。そのため、図2の(1)に示すごとく時間t3にお
いて図1に示すb点電位が“0”レベルに成って右側の
方向指示ランプ1Rが消灯すると共に、集積回路21の
端子21Gの電位が“0”レベルに成る。以降は同様の
作用により、右側の方向指示ランプ1Rが一定周期で点
滅する。
【0030】次に時間t6において、右側の方向指示ラ
ンプ1Rが少なくとも1灯断線すると、電流検出抵抗2
2での電圧降下が少なくなり、e点に於ける電位VSが
図2の(3)に示すごとく上昇して点滅装置2の端子B
の電位VBに近付く。すると、ランプ断線検出部213
のコンパレータ213Aの非反転入力端の電位が基準電
圧源213Dの導出するスレッショルド電位より高く成
り、コンパレータ213Aは“1”レベル信号を導出す
る。発振部212の基準電圧源212Dは、コンパレー
タ213Aから“1”レベル信号を入力すると、第2ス
レッショルド電圧TH2を第3スレッショルド電圧TH
3に変更する。
ンプ1Rが少なくとも1灯断線すると、電流検出抵抗2
2での電圧降下が少なくなり、e点に於ける電位VSが
図2の(3)に示すごとく上昇して点滅装置2の端子B
の電位VBに近付く。すると、ランプ断線検出部213
のコンパレータ213Aの非反転入力端の電位が基準電
圧源213Dの導出するスレッショルド電位より高く成
り、コンパレータ213Aは“1”レベル信号を導出す
る。発振部212の基準電圧源212Dは、コンパレー
タ213Aから“1”レベル信号を入力すると、第2ス
レッショルド電圧TH2を第3スレッショルド電圧TH
3に変更する。
【0031】したがって、図2の(2)に示すごとく時
間t8,t10,t12においてd点電位が第3スレッ
ショルド電位に達すると右側の方向指示ランプ1Rが消
灯する。要するに、方向指示ランプ1Rが断線すると方
向指示ランプ1Rの点滅周期が短く成り、車両の運転者
等に方向指示ランプ1Rが断線している旨を報知する。
尚、上記作動説明はターンシグナルスイッチ3を右側に
ON操作した場合を説明したが、左側にON操作した場
合も同様に左側の方向指示ランプ1Lが一定周期で点滅
する。このときの図1に示すc点の波形は、前記したd
点での波形と同様に図2の(1)に示すごとき波形と成
る。
間t8,t10,t12においてd点電位が第3スレッ
ショルド電位に達すると右側の方向指示ランプ1Rが消
灯する。要するに、方向指示ランプ1Rが断線すると方
向指示ランプ1Rの点滅周期が短く成り、車両の運転者
等に方向指示ランプ1Rが断線している旨を報知する。
尚、上記作動説明はターンシグナルスイッチ3を右側に
ON操作した場合を説明したが、左側にON操作した場
合も同様に左側の方向指示ランプ1Lが一定周期で点滅
する。このときの図1に示すc点の波形は、前記したd
点での波形と同様に図2の(1)に示すごとき波形と成
る。
【0032】
【発明の効果】この発明は、車両の方向指示ランプへ至
る給電経路中に接続するとともに、該給電経路を周期的
に開閉して方向指示ランプを点滅する点滅装置におい
て、ランプ断線検出部を内蔵した集積回路を前記点滅装
置が備えると共に、該ランプ断線検出部が有したコンパ
レータの末端と集積回路の端子との間に抵抗を接続し、
該抵抗とコンパレータの末端に有したコンデンサとでノ
イズフィルタを構成したので、集積回路に内蔵したラン
プ断線検出部がノイズによって誤動作することを効率良
く防止することができるのみならず、点滅装置を搭載し
たプリント基板のパターン形状によってノイズ吸収効果
が変化せず、パターン設計を自由に行うことができ、開
発も短期間で行うことができ、ノイズ吸収のための外付
けコンデンサが不要な方向指示ランプ点滅装置用集積回
路を提供することができる。また、前記コンデンサを集
積回路の内部寄生容量程度の小容量にすることができ
る。
る給電経路中に接続するとともに、該給電経路を周期的
に開閉して方向指示ランプを点滅する点滅装置におい
て、ランプ断線検出部を内蔵した集積回路を前記点滅装
置が備えると共に、該ランプ断線検出部が有したコンパ
レータの末端と集積回路の端子との間に抵抗を接続し、
該抵抗とコンパレータの末端に有したコンデンサとでノ
イズフィルタを構成したので、集積回路に内蔵したラン
プ断線検出部がノイズによって誤動作することを効率良
く防止することができるのみならず、点滅装置を搭載し
たプリント基板のパターン形状によってノイズ吸収効果
が変化せず、パターン設計を自由に行うことができ、開
発も短期間で行うことができ、ノイズ吸収のための外付
けコンデンサが不要な方向指示ランプ点滅装置用集積回
路を提供することができる。また、前記コンデンサを集
積回路の内部寄生容量程度の小容量にすることができ
る。
【図1】この発明の実施形態を示す電気的回路図であ
る。
る。
【図2】図1に示す実施形態の作動を説明するタイムチ
ャートであり、(1)は図1のb点又はc点でのレベル
を示し、(2)は図1のd点でのレベルを示し、(3)
は図1のe点でのレベルを示し、(4)はターンシグナ
ルスイッチの操作状態を示している。
ャートであり、(1)は図1のb点又はc点でのレベル
を示し、(2)は図1のd点でのレベルを示し、(3)
は図1のe点でのレベルを示し、(4)はターンシグナ
ルスイッチの操作状態を示している。
1R,1L 方向指示ランプ 2 点滅装置 3 ターンシグナルスイッチ 21 集積回路 22 電流検出抵抗 23 リレー 24 外付け素子群 211 スイッチ入力部 212 発振部 213 ランプ断線検出部 214 出力部 211A,212A,213A コンパレータ 211B,212B,213B 抵抗 211C、212C、213C コンデンサ 211D、212D、213D 基準電圧源 211E,212E,213E 末端 211F 遅延回路 212F ヒステリシス設定素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01H 9/54 H01H 9/54 D
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の方向指示ランプ(1R,1L)へ
至る給電経路中に接続するとともに、該給電経路を周期
的に開閉して方向指示ランプ(1R、1L)を点滅する
点滅装置(2)において、ランプ断線検出部(213)
を内蔵した集積回路(21)を前記点滅装置(2)が備
えると共に、該ランプ断線検出部(213)が有したコ
ンパレータ(213A)の末端(213E)と集積回路
(21)の端子(21B)との間に抵抗(213B)を
接続し、該抵抗(213B)とコンパレータ(213
A)の末端(213E)に有したコンデンサ(213
C)とでノイズフィルタを構成したことを特徴とする方
向指示ランプ点滅装置用集積回路。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 前記コンデンサ(213C)が集積回路(21)の内部
寄生容量から成ることを特徴とした方向指示ランプ点滅
装置用集積回路。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15639296A JPH09315218A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 方向指示ランプ点滅装置用集積回路 |
KR1019960061746A KR100495735B1 (ko) | 1996-05-29 | 1996-12-05 | 방향지시램프점멸장치용집적회로 |
EP97102718A EP0810118B1 (en) | 1996-05-29 | 1997-02-20 | Integrated circuit for direction indicator lamp flasher system |
DE69708203T DE69708203T2 (de) | 1996-05-29 | 1997-02-20 | Halbleiteranordnung für Richtungsanzeigerblinkvorrichtung |
US08/864,384 US5929569A (en) | 1996-05-29 | 1997-05-28 | Integrated circuit with an internal noise filter for direction indicator lamp flasher system |
HK98102325A HK1003175A1 (en) | 1996-05-29 | 1998-03-19 | Integrated circuit for direction indicator lamp flasher system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15639296A JPH09315218A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 方向指示ランプ点滅装置用集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315218A true JPH09315218A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15626744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15639296A Pending JPH09315218A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 方向指示ランプ点滅装置用集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09315218A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100607389B1 (ko) * | 1998-04-18 | 2006-08-02 | 테믹 세미컨덕터 게엠베하 | 전자 방향지시기 |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP15639296A patent/JPH09315218A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100607389B1 (ko) * | 1998-04-18 | 2006-08-02 | 테믹 세미컨덕터 게엠베하 | 전자 방향지시기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040325 |