JPH09315079A - 直液式筆記具 - Google Patents

直液式筆記具

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JPH09315079A
JPH09315079A JP8129610A JP12961096A JPH09315079A JP H09315079 A JPH09315079 A JP H09315079A JP 8129610 A JP8129610 A JP 8129610A JP 12961096 A JP12961096 A JP 12961096A JP H09315079 A JPH09315079 A JP H09315079A
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JP
Japan
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core
ink
writing instrument
pen
direct liquid
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Application number
JP8129610A
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English (en)
Inventor
Makoto Fukushima
誠 福嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K8/00Pens with writing-points other than nibs or balls
    • B43K8/02Pens with writing-points other than nibs or balls with writing-points comprising fibres, felt, or similar porous or capillary material
    • B43K8/04Arrangements for feeding ink to writing-points
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/16Writing inks

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のエッチング溶液による処理を行うこと
なく、ペン芯に対するインキ濡れ性を向上させることの
できる直液式筆記具とする。 【解決手段】 筆記具の軸線方向に伸びるインキ誘導芯
と、インキ誘導芯の先端側にインキ誘導芯と一体または
別体でインキ誘導芯と接触するように設けられたペン体
と、前記インキ誘導芯の後端側に設けられた低粘性イン
キを収納するインキ収納筒と、蛇腹状のインキ帯溜部を
有するプラスチック製のペン芯と、を備えた直液式筆記
具において、組立前に、ペン芯にポリビニルアルコール
等を含む親水性溶液を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低粘性インキを用
いた直液式の万年筆、マーカーペン、サインペン、水性
ボールペン等の直液式筆記具に関し、特にそのインキの
ペン芯に対する濡れ性を向上させた直液式筆記具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の直液式筆記具としては、
低粘性インキのペン芯に対する濡れ性を向上させる方法
として、インキ自身に界面活性剤等の添加剤を処方する
ことが研究され、実行されてきている。このインキ自身
に添加剤を処方する以外の方法として、従来から主流的
に行われている方法は、硫酸を主剤としたエッチング溶
液にペン芯を加温浸し、その後水洗処理を行うことによ
り、ペン芯表面を粗してインキの表面張力を低下させ
て、インキのペン芯に対する濡れ性を持たせる方法があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法において使用されるエッチング溶液は、硫酸を主剤と
して無水クローム酸及びリン酸から成る溶液を混合使用
しているので、毒性があり、皮膚、粘膜を刺激し、時に
は火傷を引き起こす可能性があり、取扱いが困難である
という問題がある。
【0004】また、このエッチング溶液はABS以外の
プラスチックからなるペン芯には、あまり効果がないこ
とが知られている。本願発明は、かかる問題点に鑑みな
されたもので、上記従来のエッチング溶液による処理を
行うことなく、ペン芯に対するインキ濡れ性を向上させ
ることのできる直液式筆記具を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明では、ペン
芯に親水性溶液を塗布することで、ペン芯のインキ濡れ
性を向上させることができ、さらに、その効果が持続さ
れることを見い出し、上記目的を達成することができ
た。上記親水性溶液をペン芯に塗布することにより、イ
ンキ帯溜部に親水性の膨潤皮膜が形成される。
【0006】本発明の親水性溶液の主剤としては、ポリ
ビニルアルコール,キトサン,アクリル酸エステル,ポ
リビニルピロリドン,アルギン酸ナトリウム,アルギン
酸プロピレングリコール,繊維素グリコール酸ナトリウ
ムが挙げられる。これらは単独または組み合わせて水に
溶かし水溶液とし、ペン芯に塗布する。主剤は単独の方
が効果が高く、また処理も簡単であるので好ましいが、
適宜、2以上の主剤を組み合わせることも可能である。
これらの水溶液は、毒性もなく、取扱いが簡単である。
【0007】特に、親水性溶液の主剤としては、ポリビ
ニルアルコール,キトサン,アクリル酸エステルが好ま
しく、これらは塗布面に不溶性の親水性膨潤皮膜を形成
するため、その親水性の効果を長く持続させることがで
きる。また、特に、ポリビニルアルコールが水への溶解
率が高く、安全性も高いため、最も好ましい。上記水溶
液は、水99.9〜90重量%に対し、主剤が0.1〜
10重量%の割合で溶解させるとよく、その中でも主剤
約1重量%が好適である。あまり主剤の割合を多くする
と、粘着性がでて、均一に皮膜がペン芯に形成されない
ため、あまり効果的でない。
【0008】また、適宜前記水溶液を再利用するために
保存性を持たせる必要がある場合には、ホクサイドN−
100を0.3重量%添加することもできる。ペン芯の
材質としては、特にABSが望ましいが、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ナイロン等のプラスチックにおい
て、濡れ性の向上が顕著に達成される。また、同じくA
BS等のプラスチックからなるインキ誘導芯に対して
も、ペン芯と同様の親水性溶液の塗布処理を施すことが
でき、同じようにインキのインキ誘導芯に対する濡れ性
を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の適用される直液
式筆記具の一例の構成を示す。図において、10は先軸
筒であり、本例では、後軸筒12と着脱可能に螺着され
ており、先軸筒10内にプラスチック製のペン芯14が
設けられる。ペン芯14は、筆記具の軸線方向に伸びる
インキ誘導芯20が挿入される中心筒14aと、中心筒
14aの外周に形成される蛇腹状のインキ帯溜部14b
とを備えている。さらに、インキ帯溜部14bには、軸
線方向に伸び幅の狭い気液交換溝14cと、気液交換溝
14cよりも幅が大きく且つ軸方向前方に行くに従って
さらに段階的に幅の広くなった環状の帯溜溝14dと、
気液交換溝14cと反対側で軸線方向に伸びるエア抜き
用の腹溝14eと、が形成されている。
【0010】ペン芯14の先端内周には、インキ誘導芯
20の先端側にインキ誘導芯20と一体に構成されたペ
ン体18が保持されて、前方へ突出している。尚、本例
では、ペン体18はインキ誘導芯20と一体に構成され
ているが、ペン体18とインキ誘導芯20とが接触する
ようにして別体に構成することもできる。インキ誘導芯
20の後端側には、低粘性インキを収納するインキ収納
筒22が設けられる。インキ収納筒22は、交換可能に
するために先軸筒10に着脱可能としても、また先軸筒
10に固定的に連結しても、または先軸筒10と一体に
構成することも可能である。30は、キャップであり、
先軸筒10に装着することにより、インキ収納筒22及
びペン体18の気密性を保つものである。
【0011】以上のように構成される直液式筆記具のペ
ン芯14には、組立前に親水性溶液の塗布処理が施され
ており、これによりインキのペン芯14への濡れ性を持
たせている。その実施例を以下に示す。
【0012】
【実施例】ポリビニルアルコール(PVA)1重量%を
水99重量%に溶かし水溶液とし、この水溶液をABS
樹脂からなるペン芯14に塗布処理して約30分乾燥さ
せた。このペン芯14にインキ誘導芯20及びペン体1
8を組み付けて先軸筒10内に取り付け、さらに、イン
キ収納筒22にインキ充填総量の約1/3の低粘性イン
キを充填して組み立てて、ペン体18にインキが誘導さ
れ筆記可能な事を確認後、キャップ30を装着した。
【0013】こうして、塗布処理を行ったペン芯14を
用いた直液式筆記具と、塗布処理を行わないペン芯14
を用いて上記と同様に組み立てた直液式筆記具と、を室
温プラス30度の環境試験器の中に、ペン先が下向きに
なるような状態で設置した。その結果、気密性のあるキ
ャップ30が装着されているにも拘らず、インキ収納筒
の内圧上昇の為、ペン芯14に塗布処理を施していない
ものは、約5秒後にペン先にインキの先溜まり現象を生
じ、約30秒後には、ペン先に溜まっていたインキがキ
ャップ30に伝わった。
【0014】一方、ペン芯14に塗布処理を施したもの
は、先溜まり現象を生じることなく、適宜、インキ収納
筒の内圧の上昇によってインキ収納筒からのインキが円
滑にペン芯14に伝わり、インキ帯溜部14bに貯溜さ
れた。以上の環境試験を1週間継続したが、ペン先への
インキ先溜まりは微量も発生しなかった。
【0015】同じように、水99重量%に対し、キトサ
ンを1重量%溶かし水溶液としたものを、ABS樹脂か
らなるペン芯14に塗布処理したもので、上記ポリビニ
ルアルコールのときと同様の実験を行った結果、ペン先
へのインキ先溜まりは発生せず、1週間経過後もインキ
先溜まりは生じなかった。同じように、水99重量%に
対し、アクリル酸エステルを1重量%溶かし水溶液とし
たものを、ABS樹脂からなるペン芯14に塗布処理し
たもので、上記ポリビニルアルコールのときと同様の実
験を行った結果、ペン先へのインキ先溜まりは発生せ
ず、1週間経過後もインキ先溜まりは生じなかった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、ペン芯に親水性溶
液を塗布する処理を施すことによって、従来のエッチン
グ溶液による処理を行うことなく、インキのペン芯に対
する濡れ性を向上させることができ、これによって温度
上昇や気圧変化に伴うインキ収納筒の内圧上昇時に、ペ
ン先へのインキの先溜まり現象を回避することができ
る。筆記中においても、必要以上のインキが供給される
ときは、余剰インキが円滑にペン芯へ貯溜されるので、
ペン先への吐出量が一定し、常に安定した筆記が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される直液式筆記具の1つの構成
例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10、12 軸筒 14 ペン芯 18 ペン体 20 インキ誘導芯 22 インキ収納筒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具の軸線方向に伸びるインキ誘導芯
    と、インキ誘導芯の先端側にインキ誘導芯と一体または
    別体でインキ誘導芯と接触するように設けられたペン体
    と、前記インキ誘導芯の後端側に設けられた低粘性イン
    キを収納するインキ収納筒と、蛇腹状のインキ帯溜部を
    有するプラスチック製のペン芯と、を備えた直液式筆記
    具において、 前記ペン芯は親水性溶液の塗布処理を施したものである
    ことを特徴とする直液式筆記具。
  2. 【請求項2】 前記親水性溶液は、ポリビニルアルコー
    ル,キトサン,アクリル酸エステル,ポリビニルピロリ
    ドン,アルギン酸ナトリウム,アルギン酸プロピレング
    リコール,繊維素グリコール酸ナトリウムから選ばれた
    1もしくは2以上の主剤と、水とを含むものである、こ
    とを特徴とする請求項1記載の直液式筆記具。
  3. 【請求項3】 前記親水性溶液は、前記主剤が0.1〜
    10重量%、水が99.9〜90重量%含まれる、こと
    を特徴とする請求項2記載の直液式筆記具。
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KR200142256Y1 (ko) 1999-06-01
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