JPS6144868Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6144868Y2 JPS6144868Y2 JP20151282U JP20151282U JPS6144868Y2 JP S6144868 Y2 JPS6144868 Y2 JP S6144868Y2 JP 20151282 U JP20151282 U JP 20151282U JP 20151282 U JP20151282 U JP 20151282U JP S6144868 Y2 JPS6144868 Y2 JP S6144868Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- barrel
- vapor pressure
- cylinder
- writing instrument
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この考案は万年筆、マーキングペン、ボールペ
ン等の揮発性インキを含むインキ筒を内蔵する筆
記具に関わる。
ン等の揮発性インキを含むインキ筒を内蔵する筆
記具に関わる。
〈従来技術〉
この種の筆記具はメーカーからユーザーの手に
わたる迄の期間およびユーザーの手にわたつてか
らも長期間使用せずに放置しておくと内蔵された
インキ中の溶剤が蒸発して筆記不能あるいは筆記
かすれを生じる欠点がある。特に軸筒がポリスチ
レン等の樹脂でできている場合、如何にキヤツプ
が軸筒に確実に嵌合されていても樹脂そのものが
溶剤を透過させるために長期間では筆記不能ある
いは筆記かすれの問題が発生する。
わたる迄の期間およびユーザーの手にわたつてか
らも長期間使用せずに放置しておくと内蔵された
インキ中の溶剤が蒸発して筆記不能あるいは筆記
かすれを生じる欠点がある。特に軸筒がポリスチ
レン等の樹脂でできている場合、如何にキヤツプ
が軸筒に確実に嵌合されていても樹脂そのものが
溶剤を透過させるために長期間では筆記不能ある
いは筆記かすれの問題が発生する。
この欠点を解決するために筆記具を収容するケ
ース内に溶剤を含浸させた保持体を収納してお
き、溶剤をケース内で蒸発させることにより、筆
記具内のインキの乾燥を抑制する試みがなされて
いる(特公昭49−2297)。しかしこの場合インキ
と該溶剤間の蒸気圧の問題については検討され
ず、インキの蒸気圧より溶剤の蒸気圧が低いため
に密閉された容器で溶剤の蒸気が平衡を保つため
にはインキ中の溶剤が蒸発して逆に保持体に吸収
される場合もあつて乾燥防止の効果が妨げられて
いた。
ース内に溶剤を含浸させた保持体を収納してお
き、溶剤をケース内で蒸発させることにより、筆
記具内のインキの乾燥を抑制する試みがなされて
いる(特公昭49−2297)。しかしこの場合インキ
と該溶剤間の蒸気圧の問題については検討され
ず、インキの蒸気圧より溶剤の蒸気圧が低いため
に密閉された容器で溶剤の蒸気が平衡を保つため
にはインキ中の溶剤が蒸発して逆に保持体に吸収
される場合もあつて乾燥防止の効果が妨げられて
いた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
この考案は上記先行技術をさらに改善し、長期
にわたり筆記具中のインキ乾燥を防止する装置で
ある。
にわたり筆記具中のインキ乾燥を防止する装置で
ある。
〈考案の構成〉
次に実施例に従いこの考案を詳細に説明する。
第1図において1は軸筒、2は軸筒末端に密嵌
された尾栓、3は軸筒先端に密嵌されたキヤツプ
でこの3部品はポリスチレン等の熱可塑性合成樹
脂でできている。ただし3部品の1部たとえばキ
ヤツプが金属でできている場合でもこの考案の効
果は発揮される。4はボールペン先となつていて
ペン先の先端はキヤツプ3内に装着されたゴム等
の弾性材よりなる密閉装置31に圧接されペン先
部分より溶剤が蒸発しないよう設計されている。
密閉装置はペン先4を合成樹脂フイルムで被覆し
てもよい。5は先端にペン先4を装着し、インキ
6を内蔵するインキ筒で、その先端部は軸筒1を
先絞りしたペン先保持部11で密嵌保持されてい
る。7は乾燥防止装置でスポンジのような発泡材
よりなる保持体に蒸気圧が圧較的高い液体である
乾燥防止剤を含浸させ、尾栓2内に装着されてい
る。8は軸筒内の空間である。インキ筒5にはイ
ンキ6を填充した後、インキ6と溶解し合わない
粘稠物よりなるインキの逆流防止剤9が填充され
インキ6の逆流を防止している。そしてインキ6
の蒸気圧は乾燥防止剤の蒸気圧より、より小さく
なるよう設計されている。水性インキを用いる筆
記具を例として記すと、インキは染料又は顔料、
水溶性樹脂、水およびエチレングリコール又はグ
リセリン等の吸湿剤よりなつているが、この場合
の乾燥防止剤は水およびエチレングリコール又は
グリセリン等の吸湿剤を成分とすればよい。そし
て水に対する吸湿剤の量をインキの場合は大、乾
燥防止剤の場合小とすればインキの蒸気圧は乾燥
防止剤の蒸気圧より小となる。
された尾栓、3は軸筒先端に密嵌されたキヤツプ
でこの3部品はポリスチレン等の熱可塑性合成樹
脂でできている。ただし3部品の1部たとえばキ
ヤツプが金属でできている場合でもこの考案の効
果は発揮される。4はボールペン先となつていて
ペン先の先端はキヤツプ3内に装着されたゴム等
の弾性材よりなる密閉装置31に圧接されペン先
部分より溶剤が蒸発しないよう設計されている。
密閉装置はペン先4を合成樹脂フイルムで被覆し
てもよい。5は先端にペン先4を装着し、インキ
6を内蔵するインキ筒で、その先端部は軸筒1を
先絞りしたペン先保持部11で密嵌保持されてい
る。7は乾燥防止装置でスポンジのような発泡材
よりなる保持体に蒸気圧が圧較的高い液体である
乾燥防止剤を含浸させ、尾栓2内に装着されてい
る。8は軸筒内の空間である。インキ筒5にはイ
ンキ6を填充した後、インキ6と溶解し合わない
粘稠物よりなるインキの逆流防止剤9が填充され
インキ6の逆流を防止している。そしてインキ6
の蒸気圧は乾燥防止剤の蒸気圧より、より小さく
なるよう設計されている。水性インキを用いる筆
記具を例として記すと、インキは染料又は顔料、
水溶性樹脂、水およびエチレングリコール又はグ
リセリン等の吸湿剤よりなつているが、この場合
の乾燥防止剤は水およびエチレングリコール又は
グリセリン等の吸湿剤を成分とすればよい。そし
て水に対する吸湿剤の量をインキの場合は大、乾
燥防止剤の場合小とすればインキの蒸気圧は乾燥
防止剤の蒸気圧より小となる。
〈考案の効果〉
従つてこの筆記具を放置するとまず乾燥防止装
置7より乾燥防止剤中の水分は蒸発速度が大きく
速かに蒸発し軸筒1内の空間8を満たすので、イ
ンキ筒5はペン先4が密閉装置31でインキ6端
面には逆流防止剤9が填充されインキ6の蒸発を
停止させているので、インキ筒5を透過し空間8
に達するインキの水分はきわめて僅かである。そ
して筆記具の保存中には空間8内の水分は合成樹
脂の成形品である軸筒1を透過していくが、透過
して揮散した水分に見合う水分のほとんどは乾燥
防止剤より蒸発し空間8を満たしていくので、イ
ンキ6中の水分は依然としてほとんど減少しな
い。乾燥防止剤中の水分が揮散した後に始めて、
インキ6中の水分の減少が始まるのできわめて長
期間保存した後でも筆記具は円滑に筆記すること
ができる。
置7より乾燥防止剤中の水分は蒸発速度が大きく
速かに蒸発し軸筒1内の空間8を満たすので、イ
ンキ筒5はペン先4が密閉装置31でインキ6端
面には逆流防止剤9が填充されインキ6の蒸発を
停止させているので、インキ筒5を透過し空間8
に達するインキの水分はきわめて僅かである。そ
して筆記具の保存中には空間8内の水分は合成樹
脂の成形品である軸筒1を透過していくが、透過
して揮散した水分に見合う水分のほとんどは乾燥
防止剤より蒸発し空間8を満たしていくので、イ
ンキ6中の水分は依然としてほとんど減少しな
い。乾燥防止剤中の水分が揮散した後に始めて、
インキ6中の水分の減少が始まるのできわめて長
期間保存した後でも筆記具は円滑に筆記すること
ができる。
第1図はこの考案の縦断面図である。
1……軸筒、4……ペン先、5……インキ筒、
6……インキ、7……保持体。
6……インキ、7……保持体。
Claims (1)
- 先端にペン先を装着した合成樹脂製インキ筒を
内蔵する筆記具の合成樹脂製軸筒内へ、インキ筒
内のインキの蒸気圧よりも高い蒸気圧の液体を含
む保持体を共存させるとともに、インキ筒はイン
キの乾燥を停止させるようにペン先およびインキ
端面が密閉されていることを特徴とする筆記具の
インキ乾燥防止装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20151282U JPS59104785U (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 筆記具のインキ乾燥防止装置 |
KR2019830009314U KR880003025Y1 (ko) | 1982-12-28 | 1983-11-01 | 필기구의 잉크건조 방지장치 |
GB08331155A GB2135247B (en) | 1982-12-28 | 1983-11-22 | Device for preventing drying of ink in writing instrument |
CA000442119A CA1231672A (en) | 1982-12-28 | 1983-11-29 | Device for preventing drying of ink in writing instrument |
DE19833344621 DE3344621A1 (de) | 1982-12-28 | 1983-12-09 | Vorrichtung zum verhindern des eintrocknens von tinte in einem schreibgeraet |
IT8349483A IT1197755B (it) | 1982-12-28 | 1983-12-12 | Dispositivo per prevenire l'essiccamento di inchiostro in strumenti di scrittura |
CH6835/83A CH656581A5 (fr) | 1982-12-28 | 1983-12-22 | Instrument pour ecrire comportant un dispositif pour eviter le dessechement de l'encre. |
FR8320822A FR2538311B1 (fr) | 1982-12-28 | 1983-12-27 | Dispositif pour empecher le sechage de l'encre dans un instrument d'ecriture |
SE8403561A SE453064B (sv) | 1982-12-28 | 1984-07-04 | Anordning for att forhindra torkning av bleck i pennor |
US06/786,361 US4911571A (en) | 1982-12-28 | 1985-10-11 | Device for preventing drying of ink in writing instrument |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20151282U JPS59104785U (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 筆記具のインキ乾燥防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59104785U JPS59104785U (ja) | 1984-07-14 |
JPS6144868Y2 true JPS6144868Y2 (ja) | 1986-12-17 |
Family
ID=30427004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20151282U Granted JPS59104785U (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 筆記具のインキ乾燥防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59104785U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4484136B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2010-06-16 | 株式会社サクラクレパス | 接着具 |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP20151282U patent/JPS59104785U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59104785U (ja) | 1984-07-14 |
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