JPH09315022A - 情報用紙加工方法およびその装置 - Google Patents
情報用紙加工方法およびその装置Info
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- JPH09315022A JPH09315022A JP13322196A JP13322196A JPH09315022A JP H09315022 A JPH09315022 A JP H09315022A JP 13322196 A JP13322196 A JP 13322196A JP 13322196 A JP13322196 A JP 13322196A JP H09315022 A JPH09315022 A JP H09315022A
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- resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、インキジェット方式による情報用
紙、例えばダイレクトメール等に優れた印字情報の保存
性、特に耐湿性を付与する情報用紙の加工方法およびそ
の装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、(1)インキジェット方式によ
り印刷用紙に情報を印字する工程、(2)該印字したイン
キを乾燥する工程、(3)該乾燥工程後直ちに、該情報用
紙上に紫外線硬化型樹脂を塗工する工程、および(4)該
紫外線硬化型樹脂を紫外線照射して硬化する工程、から
成る情報用紙の加工方法およびその装置に関する。
紙、例えばダイレクトメール等に優れた印字情報の保存
性、特に耐湿性を付与する情報用紙の加工方法およびそ
の装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、(1)インキジェット方式によ
り印刷用紙に情報を印字する工程、(2)該印字したイン
キを乾燥する工程、(3)該乾燥工程後直ちに、該情報用
紙上に紫外線硬化型樹脂を塗工する工程、および(4)該
紫外線硬化型樹脂を紫外線照射して硬化する工程、から
成る情報用紙の加工方法およびその装置に関する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキジェット方
式による情報用紙、例えばダイレクトメール等に優れた
印字情報の保存性、特に耐湿性を付与する情報用紙の加
工方法およびその装置に関する。
式による情報用紙、例えばダイレクトメール等に優れた
印字情報の保存性、特に耐湿性を付与する情報用紙の加
工方法およびその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、膨大な数量のダイレクトメール
（封書または葉書）が取り扱われているが、個々の個人
情報の一部のみのプリントアウトという点から印字方式
としてはインキジェット方式またはトナーによる電子写
真方式が用いられているが、装置の取扱いの簡便さまた
は価格の点でインキジェット方式が多く用いられるよう
になってきている。しかし、インキジェット方式におい
ては、一般に使用されている上質紙ではインキの定着が
悪く、インキの定着性を改善した特殊紙を使用せざるを
得ないのが現状であった。（電子写真方式においてもＮ
ＩＰ用紙を使用している。）
（封書または葉書）が取り扱われているが、個々の個人
情報の一部のみのプリントアウトという点から印字方式
としてはインキジェット方式またはトナーによる電子写
真方式が用いられているが、装置の取扱いの簡便さまた
は価格の点でインキジェット方式が多く用いられるよう
になってきている。しかし、インキジェット方式におい
ては、一般に使用されている上質紙ではインキの定着が
悪く、インキの定着性を改善した特殊紙を使用せざるを
得ないのが現状であった。（電子写真方式においてもＮ
ＩＰ用紙を使用している。）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のインキジェット方式のインキ定着性の問題を解
決し、一般の安価な上質紙においても優れた印字文字の
保存性、特に耐湿性を付与する加工方法およびその装置
を提供することを目的とする。
な従来のインキジェット方式のインキ定着性の問題を解
決し、一般の安価な上質紙においても優れた印字文字の
保存性、特に耐湿性を付与する加工方法およびその装置
を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成すべく鋭意検討を行った結果、インキジェット方式
によるダイレクトメールの印字工程において、情報印字
直後に紫外線硬化型の樹脂塗工を行うことにより印字文
字等の保存性、特に耐湿性が向上することを知見し、本
発明を完成させるに至った。
達成すべく鋭意検討を行った結果、インキジェット方式
によるダイレクトメールの印字工程において、情報印字
直後に紫外線硬化型の樹脂塗工を行うことにより印字文
字等の保存性、特に耐湿性が向上することを知見し、本
発明を完成させるに至った。
【０００５】即ち、本発明は、(1)インキジェット方式
により印刷用紙に情報を印字する工程、(2)該印字した
インキを乾燥する工程、(3)該乾燥工程後直ちに、該情
報用紙上に紫外線硬化型樹脂を塗工する工程、および
(4)該紫外線硬化型樹脂を紫外線照射して硬化する工
程、から成る情報用紙の加工方法に関し、かつ(1)イン
キジェット方式により印刷用紙に情報を印字する印字
部、(2)該印字したインキを乾燥するドライヤー部、(3)
該乾燥工程後直ちに、該情報用紙上に紫外線硬化型樹脂
を塗工する樹脂塗工部、および(4)該紫外線硬化型樹脂
を紫外線照射して硬化する紫外線照射部、から成る情報
用紙の加工装置であって、該用紙が連続紙である情報用
紙の加工装置に関する。
により印刷用紙に情報を印字する工程、(2)該印字した
インキを乾燥する工程、(3)該乾燥工程後直ちに、該情
報用紙上に紫外線硬化型樹脂を塗工する工程、および
(4)該紫外線硬化型樹脂を紫外線照射して硬化する工
程、から成る情報用紙の加工方法に関し、かつ(1)イン
キジェット方式により印刷用紙に情報を印字する印字
部、(2)該印字したインキを乾燥するドライヤー部、(3)
該乾燥工程後直ちに、該情報用紙上に紫外線硬化型樹脂
を塗工する樹脂塗工部、および(4)該紫外線硬化型樹脂
を紫外線照射して硬化する紫外線照射部、から成る情報
用紙の加工装置であって、該用紙が連続紙である情報用
紙の加工装置に関する。
【０００６】以下、本発明について更に詳述すると、本
発明の加工方法では、まずインキジェット方式により情
報を印字するが、インキジェット方式は通常用いられて
いる方法、例えば、荷電量制御型または発散型のような
連続噴射方式、或いは加熱型バブルジェット型、マイク
ロバブル型、メタルダイヤフラム型のようなオンデマン
ド方式であってもよい。上記の印字したインキを高周波
乾燥装置または、70〜90℃で１〜３秒間乾燥する。
発明の加工方法では、まずインキジェット方式により情
報を印字するが、インキジェット方式は通常用いられて
いる方法、例えば、荷電量制御型または発散型のような
連続噴射方式、或いは加熱型バブルジェット型、マイク
ロバブル型、メタルダイヤフラム型のようなオンデマン
ド方式であってもよい。上記の印字したインキを高周波
乾燥装置または、70〜90℃で１〜３秒間乾燥する。
【０００７】本発明に用いられる紫外線硬化型樹脂塗工
液は、光付加重合性のモノマー、プレポリマー、ポリマ
ー類、例えばポリオールのアクリレート類、ポリエステ
ル樹脂系アクリレート誘導体、エポキシアクリレート
類、乾性油と変性アルキッド類等；光重合開始剤、例え
ば1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン、4,
4'-ビスジエチルアミノベンゾフェノン、2,2'-ジエトキ
シアセトフェノン、ビス-アシル-ホスフィン-オキサイ
ド；増感剤、例えばジメチルアミノ安息香酸、ジメチル
アミノアセトフェノン；体質顔料、例えば炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、酸化ケイ素、炭酸バリウム；か
ら構成される。上記紫外線硬化型樹脂塗工液の塗工量
は、0.5〜5.0g/m3、好ましくは1.0〜2.0g/m3であり、塗
工方法としては、それらに限定されないが、オフセット
印刷、凸版印刷、フレキソ印刷等を用いてもよい。続い
て、紫外線を照射し、塗工した樹脂塗工液を硬化する。
液は、光付加重合性のモノマー、プレポリマー、ポリマ
ー類、例えばポリオールのアクリレート類、ポリエステ
ル樹脂系アクリレート誘導体、エポキシアクリレート
類、乾性油と変性アルキッド類等；光重合開始剤、例え
ば1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン、4,
4'-ビスジエチルアミノベンゾフェノン、2,2'-ジエトキ
シアセトフェノン、ビス-アシル-ホスフィン-オキサイ
ド；増感剤、例えばジメチルアミノ安息香酸、ジメチル
アミノアセトフェノン；体質顔料、例えば炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、酸化ケイ素、炭酸バリウム；か
ら構成される。上記紫外線硬化型樹脂塗工液の塗工量
は、0.5〜5.0g/m3、好ましくは1.0〜2.0g/m3であり、塗
工方法としては、それらに限定されないが、オフセット
印刷、凸版印刷、フレキソ印刷等を用いてもよい。続い
て、紫外線を照射し、塗工した樹脂塗工液を硬化する。
【０００８】上記のような本発明の情報用紙の加工方法
を用いることにより、インキジェット方式による印字情
報を、紫外線硬化型樹脂被膜により被覆して、その保存
性、特に耐水性を向上させ得る。更に、このような本発
明の方法による効果により、これまで耐湿性等が問題と
なっていたインキジェット方式における安価な上質紙の
使用が可能となる。尚、上記の方法は、用紙の両面に行
っても差し支えない。更に、連続用紙を用いて、情報用
紙の連続加工を行うことも可能である。
を用いることにより、インキジェット方式による印字情
報を、紫外線硬化型樹脂被膜により被覆して、その保存
性、特に耐水性を向上させ得る。更に、このような本発
明の方法による効果により、これまで耐湿性等が問題と
なっていたインキジェット方式における安価な上質紙の
使用が可能となる。尚、上記の方法は、用紙の両面に行
っても差し支えない。更に、連続用紙を用いて、情報用
紙の連続加工を行うことも可能である。
【０００９】次に、本発明の情報用紙の加工装置の１つ
の態様を図１に示す。ロールに巻いた原紙１を、まずイ
ンキジェット印字部２で情報印字し、ドライヤー３で乾
燥し、続いて樹脂塗工部４で紫外線硬化型樹脂を塗工
し、紫外線照射部５で硬化する。図のように、この装置
により、情報用紙の連続加工を行うことが可能であり、
更に応用例として両面加工も可能となる。
の態様を図１に示す。ロールに巻いた原紙１を、まずイ
ンキジェット印字部２で情報印字し、ドライヤー３で乾
燥し、続いて樹脂塗工部４で紫外線硬化型樹脂を塗工
し、紫外線照射部５で硬化する。図のように、この装置
により、情報用紙の連続加工を行うことが可能であり、
更に応用例として両面加工も可能となる。
【００１０】
【実施例】本発明を以下の実施例により更に詳細に説明
する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【００１１】インキジェット方式による印字情報上に紫
外線硬化型樹脂（大日本インキ(株)社製ダイキュアーNP
-100メジューム）を塗工し、乾燥（6000W出力照射）す
る本発明による方法と、紫外線硬化型樹脂を塗工しない
従来法による印字物の保存性を比較し、以下の表１に示
した。インキジェット方式プリンターは、宮腰精機(株)
社製サイテックス＃6240を用いた。
外線硬化型樹脂（大日本インキ(株)社製ダイキュアーNP
-100メジューム）を塗工し、乾燥（6000W出力照射）す
る本発明による方法と、紫外線硬化型樹脂を塗工しない
従来法による印字物の保存性を比較し、以下の表１に示
した。インキジェット方式プリンターは、宮腰精機(株)
社製サイテックス＃6240を用いた。
【００１２】
【表１】 表１ 本発明 従来法 印字画像の評価 〇 〇 印字画像に水を滴下 〇 × ブリード大にて判読不可 印字画像を40℃・90％RH 〇 △ にて24時間保存 ブリードするも判読可
【００１３】
【発明の効果】本発明の情報用紙の加工方法および加工
装置における、インキジェット方式によるダイレクトメ
ールの印字工程において、情報印字直後に紫外線硬化型
の樹脂塗工を行うことにより印字情報の保存性、特に耐
湿性を向上させたものである。
装置における、インキジェット方式によるダイレクトメ
ールの印字工程において、情報印字直後に紫外線硬化型
の樹脂塗工を行うことにより印字情報の保存性、特に耐
湿性を向上させたものである。
【図１】 本発明の情報用紙の加工装置の１つの態様の
模式図である。
模式図である。
１ … 原紙 ２ … インキジェット印字部 ３ … ドライヤー ４ … 樹脂塗工部 ５ … 紫外線照射部
Claims (2)
- 【請求項１】 (1)インキジェット方式により印刷用紙
に情報を印字する工程、 (2)該印字したインキを乾燥する工程、 (3)該乾燥工程後直ちに、該情報用紙上に紫外線硬化型
樹脂を塗工する工程、および (4)該紫外線硬化型樹脂を紫外線照射して硬化する工
程、から成る情報用紙の加工方法。 - 【請求項２】 (1)インキジェット方式により印刷用紙
に情報を印字する印字部、 (2)該印字したインキを乾燥するドライヤー部、 (3)該乾燥工程後直ちに、該情報用紙上に紫外線硬化型
樹脂を塗工する樹脂塗工部、および (4)該紫外線硬化型樹脂を紫外線照射して硬化する紫外
線照射部、から成る情報用紙の加工装置であって、該印
刷用紙が連続紙である情報用紙の加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13322196A JPH09315022A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 情報用紙加工方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13322196A JPH09315022A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 情報用紙加工方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09315022A true JPH09315022A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15099572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13322196A Pending JPH09315022A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 情報用紙加工方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09315022A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000198185A (ja) * | 1999-01-05 | 2000-07-18 | Minolta Co Ltd | インク記録方法及びインク記録装置 |
| WO2002034542A1 (en) * | 2000-10-23 | 2002-05-02 | Nicholas John Murray | Method and apparatus for producing durable images |
| JP2009220582A (ja) * | 2009-07-06 | 2009-10-01 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP13322196A patent/JPH09315022A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000198185A (ja) * | 1999-01-05 | 2000-07-18 | Minolta Co Ltd | インク記録方法及びインク記録装置 |
| WO2002034542A1 (en) * | 2000-10-23 | 2002-05-02 | Nicholas John Murray | Method and apparatus for producing durable images |
| JP2009220582A (ja) * | 2009-07-06 | 2009-10-01 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法 |
| JP4544367B2 (ja) * | 2009-07-06 | 2010-09-15 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録方法 |
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