JPH09314642A - 表面保護フィルムの製造方法 - Google Patents

表面保護フィルムの製造方法

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JPH09314642A
JPH09314642A JP8133586A JP13358696A JPH09314642A JP H09314642 A JPH09314642 A JP H09314642A JP 8133586 A JP8133586 A JP 8133586A JP 13358696 A JP13358696 A JP 13358696A JP H09314642 A JPH09314642 A JP H09314642A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
protective film
base material
surface protective
adhesive layer
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JP8133586A
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Hidemi Matsunaga
秀実 松永
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被保護物の圧痕や気泡巻込の原因となるフィ
ッシュアイを実質的に生ぜしめることのない表面保護フ
ィルムの製造方法を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂からなる基材層の片面に、
粘着剤層を共押出により形成する表面保護フィルムの製
造方法において、基材層を構成する熱可塑性樹脂を溶融
して押し出す押出機及び粘着剤層を構成する熱可塑性樹
脂を溶融して押し出す押出機の少なくとも一方の押出機
の樹脂フィルターとして、JIS B 8356に規定
されている濾過精度が50μm以下である金属微細繊維
の不織布を積層し、焼結して作られたフィルターを用い
ることを特徴とする表面保護フィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂板等の表
面保護に用いられ、特に偏光板や位相差板などの液晶表
示の構成部材の保護用として好適な表面保護フィルムの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂板、特に偏光板や位相差板等の
液晶表示部材の表面を、加工時または輸送時の傷付きま
たは汚れ付着から防止するため、各種の表面保護フィル
ムが用いられている。これらの表面保護フィルムは、加
工後または輸送後等の用済み後は、引き剥がされ除去さ
れる。
【0003】このような表面保護フィルムにおいては、
一般にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート等の熱可塑性樹脂、もしくはそれらの混合
体からなる基材層の片面に粘着剤層が形成されている。
【0004】かかる表面保護フィルムの製造方法の一つ
として、粘着剤組成物を溶剤に溶解したものを基材フィ
ルム上に塗布し、次いで乾燥工程で溶剤を除去し表面保
護フィルムを得る方法がある。しかし、この方法では、
乾燥工程において多量の溶剤を除去する必要があり、設
備規模が大きくなるという欠点を有している。また、乾
燥工程において、溶剤を完全に除去することが不可能
で、粘着剤中に残った溶剤が被保護物に貼り付けた時
に、被保護物の表面を侵してしまうという欠点も有して
いる。
【0005】上述の溶剤の問題を解決する表面保護フィ
ルムの製造方法として、粘着剤組成物を熱溶融させたも
のを基材フィルムに塗工する方法がある。しかし、この
方法によると、凝集力の高い粘着剤組成物は溶融粘度が
高いため、塗工が困難になるという欠点を生じる。さら
に、この方法では、ポリオレフィン基材に対して、その
ままでは基材と粘着剤の接着力が弱く、用済み後に表面
保護フィルムを被保護物から剥離する時に、粘着剤が被
保護物表面に残る現象、いわゆる糊残りが発生する。
【0006】この糊残りを解決する表面保護フィルムの
製造方法として、基材層を粘着剤組成物と共に熱溶融さ
せ、共押出する方法(以下、共押出法と略称する)があ
る。この方法では、溶剤を使用しないため、被保護物に
対する汚染がなく、さらに基材組成物と粘着剤組成物が
金型内で溶融密着するため、基材と粘着剤の接着力が強
く、糊残りしない。
【0007】近年、合成樹脂板に用いられる表面保護フ
ィルムとしては、上述のような理由から、共押出法によ
る表面保護フィルムも用いられている。このような表面
保護フィルムとして、例えば、特開昭54−13357
8号公報に、密度が0.91〜0.93g/cm3 であ
る低密度ポリエチレン50〜90重量部と、重量平均分
子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/M
n)が9〜15であり、且つ、密度が0.955〜0.
962g/cm3 である高密度ポリエチレン10〜50
重量部とからなるポリエチレン系樹脂層の一面に、エチ
レン−不飽和エステル共重合体からなる粘着性樹脂層が
積層されている表面保護フィルムが開示されている。
【0008】合成樹脂板に用いられる表面保護フィルム
は、糊残りしにくいものであって、被保護物が溶剤に侵
され易いという理由から共押出法によって製造されたも
のが好ましい。また、基材を構成する樹脂は、安価であ
り、成形し易いという理由からポリエチレン樹脂が好適
に用いられている。
【0009】じかし、上記特開昭54−133578号
公報に開示されている表面保護フィルムにおいて、基材
を構成するポリエチレン樹脂は、分子量分布が広く、分
子量の小さい分子と大きい分子が比較的高い比率で混在
している。就中、上記分子量の大きい分子は、フィルム
の成形時に溶融しにくくフィッシュアイ発生の原因とな
る。表面保護フィルムに生じたこのフィッシュアイは、
合成樹脂板等の被保護物に貼付され、多数枚が段積みさ
れて保管ないしは移送される間に、被保護物表面に圧痕
を生じ、合成樹脂板等の被保護物の商品価値を低下させ
る。
【0010】近年、これらの合成樹脂板は、液晶表示装
置に用いられる偏光板等の光学用途への需要が増加して
おり、上記フィッシュアイによる圧痕は、液晶表示装置
の画像にゆがみを発生させるなど、光学的欠陥を生ぜし
めるという問題がある。また、上記フィッシュアイは、
圧痕だけでなく、図1に示す如く、フィッシュアイ3を
核として合成樹脂板4と表面保護フィルムの粘着剤層1
との間に気泡5を巻き込み、合成樹脂板自体の表面異常
として誤認されるおそれがあり、表面保護フィルムにお
けるフィッシュアイを少なくすることが大きな課題とな
っているのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記圧
痕、気泡の巻込の原因となるフィッシュアイについて鋭
意検討し、上記圧痕、気泡の巻込を生ぜしめる原因が全
てのフィッシュアイではなく、一定のサイズ以上の直径
のフィッシュアイ、直径は小さいがフィルム表面からの
突起が一定高さ以上のフィッシュアイであることを知見
し、上記一定のサイズ以上の直径のフィッシュアイ及び
フィルム表面からの突起が一定高さ以上のフィッシュア
イを実質的に生ぜしめない成形装置系を創造して、本発
明を完成するに至ったのである。
【0012】本発明は、叙上の事実に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは、被保護物の圧痕や
気泡巻込の原因となるフィッシュアイを実質的に生ぜし
めることのない表面保護フィルムの製造方法を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
からなる基材層の片面に、粘着剤層を共押出により形成
する表面保護フィルムの製造方法において、基材層を構
成する熱可塑性樹脂を溶融して押し出す押出機及び粘着
剤層を構成する熱可塑性樹脂を溶融して押し出す押出機
の少なくとも一方の押出機の樹脂フィルターとして、J
IS B 8356に規定されている濾過精度が50μ
m以下である金属微細繊維の不織布を積層し、焼結して
作られたフィルターを用いることを特徴とする表面保護
フィルムの製造方法をその要旨とする。
【0014】本発明において基材層として用いられる熱
可塑性樹脂は特に限定されるものではないが、例えば、
高圧法で得られるポリマーや低圧条件下、チーグラーナ
ッタ触媒やメタロセン触媒を各々単独或いは併用して得
られるポリマー(特にメタロセン触媒を用いて重合した
ポリマーは分子量分布が狭く、成形されたフィルムから
低分子量成分のブリードアウトが少ない)、即ち、低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−αオレフ
ィン共重合体、ポリプロピレンなどが挙げられる。これ
らの熱可塑性樹脂は、それぞれ単独でもまたは2つ以上
の組み合わせでも使用できる。
【0015】基材層として用いられる上記熱可塑性樹脂
には必要に応じて紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤な
どが添加されてもよい。
【0016】本発明において粘着剤層に用いられる熱可
塑性樹脂は特に限定されるものではないが、例えば、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、低密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合
体、エチレン−αオレフィン共重合体、スチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン
−ブチレン−スチレンブロック共重合体やこれらのブロ
ック共重合体を水素添加して得られるブロック共重合体
などが挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、それぞれ
単独でもまたは2つ以上の組み合わせでも使用できる。
【0017】粘着剤層として用いられる上記熱可塑性樹
脂には必要に応じて紫外線吸収剤、酸化防止剤、粘着付
与剤、可塑剤などが添加されてもよい。
【0018】表面保護フィルムを構成する基材層と粘着
剤層の各厚さは、表面保護フィルムの用途によって適宜
決定されるが、基材層の厚さは一般に10〜80μm、
粘着剤層の厚さは一般に5〜30μm程度に設定され
る。
【0019】基材層を構成する熱可塑性樹脂を溶融して
押し出す押出機及び粘着剤層を構成する熱可塑性樹脂を
溶融して押し出す押出機の少なくとも一方の押出機に用
いられる樹脂フィルターは、JIS B 8356に規
定されている濾過精度が50μm以下の金属微細繊維の
不織布を積層し、焼結して作られたフィルターである。
上記不織布は、線径約5μmの高級ステンレス鋼SUS
316Lからなる微細繊維によって製造されたものであ
り、それ自体は断熱保温材や耐熱クッション材として利
用されるものである。本発明で使用する樹脂フィルター
は、この不織布を積層して、更に繊維間の無数の接点を
焼結して得られるものである。該フィルターは、目開き
や繊維の切断が少ないことが特徴であり、長期の使用に
おいても濾過精度を50μm以下に安定して維持できる
のである。
【0020】上記樹脂フィルターの濾過精度は50μm
以下であれば、本発明の作用効果を有するものである
が、濾過精度は表面保護フィルムの目的に応じて適宜5
0μm以下の範囲において設定されるが、濾過精度設定
に当たって、濾過面積、押出量等押出条件を適正に設定
することが肝要である。
【0021】上記樹脂フィルターを選定した理由は、上
記濾過精度が50μmを超えると、フィッシュアイの低
減、直径の小サイズ化、フィルム表面からの突起の偏平
化が充分に行われないからである。即ち、上記樹脂フィ
ルターを用いて押出成形した場合、得られる表面保護フ
ィルムの気泡率(被保護物への貼付時にフィッシュアイ
を核にして気泡が生ずる気泡巻込割合=〔気泡巻込総数
(個/m2 )/フィッシュアイ総数(個/m2 )〕×1
00)が、30%以下、濾過精度を更に小さくすること
により、10%以下にすることもできる。
【0022】因みに、当業界での表面保護フィルムの気
泡巻込の外観品質の判定基準は、フィッシュアイ数(個
/m2 )やフィッシュアイの限度見本などで設定されて
いるが、これを上記表面保護フィルムの気泡率(〔気泡
巻込総数(個/m2 )/フィッシュアイ総数(個/
2 )〕×100)で表すと、30%以下となる。即
ち、上記気泡率が30%を超えると、該表面保護フィル
ムを貼付した合成樹脂板は気泡巻込によって合成樹脂板
自体の表面異常として誤認されてしまう。
【0023】従って、本発明の表面保護フィルムの製造
方法で得られる表面保護フィルムは、表面保護フィルム
中のフィッシュアイが核となり被保護物への貼付時に生
ずる気泡巻込割合=気泡率(%)=〔気泡巻込総数(個
/m2 )/フィッシュアイ総数(個/m2 )〕×100
が30%以下、好ましくは10%以下である。
【0024】また同様に、上記樹脂フィルターを用いて
押出成形した場合、被保護物への貼付時にフィッシュア
イによって圧痕が生ずる割合=圧痕率(%)=〔圧痕総
数(個/m2 )/フィッシュアイ総数(個/m2 )〕×
100が、15%以下、濾過精度を更に小さくすること
により、5%以下にすることもできる。
【0025】上記圧痕率が15%を超えると、圧痕の外
観品質検査において、不良と判定されるだけでなく、偏
光板や位相差板の光学特性評価において、上記圧痕が光
学特性の阻害要因として不合格となる。
【0026】本発明における表面保護フィルムを製造す
る方法としては、上記熱可塑性樹脂を、単軸押出機もし
くは2軸押出機を用いて溶融混練し、インフレーション
金型、Tダイ金型を用いて、基材層となる熱可塑性樹脂
と粘着剤層となる熱可塑性樹脂を二層もしくは三層以上
の共押出法でフィルム状に成型するのが一般的である。
【0027】本発明の表面保護フィルムの製造方法は、
叙上の如く構成されているので、フィッシュアイの発生
自体を低減させ、且つ、発生するフィッシュアイの直径
を小サイズ化すると共に、フィルム表面からの突起の偏
平化が充分になされるため、〔気泡巻込総数(個/
2 )/フィッシュアイ総数(個/m2 )〕×100で
表される気泡巻込率が30%以下に低下し、外観品質が
良好となると共に、〔圧痕総数(個/m2 )/フィッシ
ュアイ総数(個/m2 )〕×100で表される圧痕率も
15%以下に低下し、外観品質及び光学特性を良好とな
るものと推定される。
【0028】従って、合成樹脂板、特に偏光板や位相差
板などの液晶表示の構成部材の表面保護用として好適に
用いることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施例及
び比較例を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これ
らの実施例に限定されるものではない。
【0030】(実施例1)低密度ポリエチレン(三井石
油化学工業社製、商品名「ミラソン12」)を基材層と
し、その片面に酢酸ビニル(以下、VACと略称する)
14%のエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVA
と略称する)(三井デュポン・ポリケミカル社製、商品
名「エバフレックス560」)を粘着剤層として、基材
層の厚さを40μm、粘着剤層の厚さを20μmとなる
ようにインフレーションダイを用いて2層共押出法で表
面保護フィルムを作製した。上記2層共押出法で用いた
押出機の樹脂フィルターには、いずれもJIS B83
56に規定される、透過した最大グラスビーズ粒径から
導いた濾過精度が40μmのフィルターであった。
【0031】(比較例1)実施例1で用いた押出機の樹
脂フィルターを、いずれもJIS B 8356に規定
される、透過した最大グラスビーズ粒径から導いた濾過
精度が70μmのフィルターに変更したこと以外、実施
例1と同様にして表面保護フィルムを作製した。
【0032】実施例及び比較例で得られた表面保護フィ
ルムの性能を評価するため、気泡率、圧痕率及び画像の
ひずみを以下に示す方法で測定した。測定結果は表1に
示す。
【0033】1.気泡率:得られた表面保護フィルムを
タテ100cm、ヨコ100cmの偏光板にラミネータ
ーで貼付け、上記偏光板中にある直径0.05mmφ以
上のフィッシュアイの個数を数える。同様に、上記フィ
ッシュアイを核にして生じた直径0.1mmφ以上の気
泡巻込の個数を数える。上記フィッシュアイ総数及び気
泡巻込総数から次式に従って気泡率を算出した。
【0034】気泡率(%)=〔気泡巻込総数(個/
2 )/フィッシュアイ総数(個/m2)〕×100
【0035】2.圧痕率:前第1項の気泡率の測定で調
製した表面保護フィルムをラミネートした偏光板を、通
常の流通段階における多段積み保管並びに移送時の状態
を再現するため、熱風循環式オーブン中で、90℃、3
0分間加熱した後、5kg/m2 の板錘を載せ、一昼夜
放置し、常温に冷却して試料を調製し、偏光板表面に貼
付されている表面保護フィルムを剥離し、偏光板表面に
生じた圧痕の個数を20倍のルーペで観察して数える。
上記圧痕総数及び前第1項で測定したフィッシュアイ総
数から次式に従って圧痕率を算出した。
【0036】圧痕率(%)=〔圧痕総数(個/m2 )/
フィッシュアイ総数(個/m2 )〕×100
【0037】3.画像のひずみ:前第2項の圧痕率で調
製した偏光板を用いて液晶表示パネルを組み立て、黒ベ
タの画像を表示する。上記偏光板に一定サイズ以上の圧
痕があると、該圧痕に起因して画像をゆがめるが、黒ベ
タの画像においては、画面のドットをつぶすため、該圧
痕に相当する画面に白点が生ずる。上記画面上の白点の
総数を数えて画像のひずみを評価した。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明の表面保護フィルムの製造方法
は、叙上の如く構成されているので、フィッシュアイの
発生自体を低減させ、且つ、発生するフィッシュアイの
直径を小サイズ化すると共に、フィルム表面からの突起
の偏平化が充分になされるため、〔気泡巻込総数(個/
2 )/フィッシュアイ総数(個/m2 )〕×100で
表される気泡率が30%以下に低下し、外観品質が良好
となると共に、〔圧痕総数(個/m2 )/フィッシュア
イ総数(個/m2 )〕×100で表される圧痕率も15
%以下に低下し、外観品質及び光学特性が良好となるも
のと推定される。
【0040】従って、合成樹脂板、特に偏光板や位相差
板などの液晶表示の構成部材の表面保護用として好適に
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィッシュアイにより気泡の巻込が発生する状
態を示す断面図。
【符号の説明】
1…粘着剤層 2…基材層 3…フィッシュアイ 4…偏光板 5…気泡

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる基材層の片面に、
    粘着剤層を共押出により形成する表面保護フィルムの製
    造方法において、基材層を構成する熱可塑性樹脂を溶融
    して押し出す押出機及び粘着剤層を構成する熱可塑性樹
    脂を溶融して押し出す押出機の少なくとも一方の押出機
    の樹脂フィルターとして、JIS B8356に規定さ
    れている濾過精度が50μm以下である金属微細繊維の
    不織布を積層し、焼結して作られたフィルターを用いる
    ことを特徴とする表面保護フィルムの製造方法。
JP8133586A 1996-05-28 1996-05-28 表面保護フィルムの製造方法 Pending JPH09314642A (ja)

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