JPH09314326A - 軸とスリーブの結合体及び軸とスリーブとを溶接で固定する方法 - Google Patents

軸とスリーブの結合体及び軸とスリーブとを溶接で固定する方法

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Publication number
JPH09314326A
JPH09314326A JP15494696A JP15494696A JPH09314326A JP H09314326 A JPH09314326 A JP H09314326A JP 15494696 A JP15494696 A JP 15494696A JP 15494696 A JP15494696 A JP 15494696A JP H09314326 A JPH09314326 A JP H09314326A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
sleeve
welding
welded
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP15494696A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Onuki
勝弘 大貫
Toru Shibuya
亨 渋谷
Jiichi Miki
治一 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIKI PUURII KK
Miki Pulley Co Ltd
Original Assignee
MIKI PUURII KK
Miki Pulley Co Ltd
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Publication date
Application filed by MIKI PUURII KK, Miki Pulley Co Ltd filed Critical MIKI PUURII KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブと軸との間の溶接部にクラックが入
らないようにする。 【解決手段】 スリーブ14の軸穴14aに軸体12を
嵌合し、軸体12を溶接によって軸穴14aの両端部に
固定して、軸とスリーブの結合体を製作するに際し、ス
リーブ14と軸12の溶接する部分の少なくとも一方側
に弾性変形可能な肉薄部20,22を形成する。これに
よって軸体12と外スリーブ14との溶接後に、溶接部
24,26に残留応力が生じても、この残留応力は、肉
薄部20,22の弾性変形作用によって減少し、溶接部
24,26にクラックが入るのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は芯出し治具などに用
いられる軸とスリーブの結合体及び軸とスリーブとを溶
接で固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芯出し治具などの技術分野において、図
3に示すように、外スリーブ2の軸穴2aに中実軸4を
嵌合し、中実軸4を、溶接によって外スリーブ2に固定
するようにした結合体6が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外スリーブ2の管状部
2bの管壁の厚さtが大きい場合、外スリーブ2と中実
軸4とを溶接によって固定すると、溶接後に、溶接部
8,10に生じる残留応力により、溶接部8,10にク
ラックが入りやすい。特に、高C%の材料に関しては、
クラックが入りやすい。また、溶接部8,10に引張の
残留応力が残るため、溶接部に加わるあらゆる荷重に対
し疲労強度が低下するという問題点があった。本発明は
上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、スリーブ14の軸穴14aに嵌合する軸
体12を、溶接によって前記軸穴14aの端部に固定す
る方法において、前記スリーブ14と軸12の溶接する
部分の少なくとも一方側に弾性変形可能な肉薄部20,
22を形成し、弾性変形により、残留応力を拡散させる
ようにしたものである。応力を拡散させることにより、
残留応力値を低下させ、結果として疲労強度の向上とな
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、添
付した図面を参照して詳細に説明する。12は中実軸で
ある。この中実軸12の断面形状は特に円形に限定され
るものではなく、角形でも良い。14は外スリーブであ
り、その軸穴14aに中実軸12が嵌合している。前記
外スリーブ14は、肉厚の大きな管状部14bと、ベー
ス部14cとから構成されている。前記肉厚管状部14
bの上端と中実軸12の下端にはそれぞれ切欠部16,
18が形成され、該切欠部16,18によって、肉厚管
状部14bの上端と中実軸12の下端に、弾性変形のた
めの肉薄部20,22が形成されている。前記中実軸1
2の上端と下端は、外スリーブ14の軸穴14aの壁面
に溶接によって固着されている。
【0006】中実軸12とスリーブ14との間の溶接部
24,26の軸方向の長さをLとすると、前記肉薄部2
0,22の軸方向の長さlは、前記Lと略同等か、ある
いは、前記Lより長い方が望ましい。前記肉薄部20,
22の管壁の厚さt'は、肉薄部20,22に、溶接部
24,26から引張応用力が作用したとき、弾性変形可
能な適宜な数値に設定されている。前記切欠部16,1
8のコーナー部分R,Rには、アールが形成され、該コ
ーナー部分R,Rに応力が集中するのを防止している。
【0007】上記した構成において、中実軸12と外ス
リーブ14との溶接後に、溶接部24,26に残留応力
が生じても、この残留応力は、肉薄部20,22の弾性
変形作用によって、減少する。これによって溶接部2
4,26にクラックが入るのを防止でき、また、引張残
留応力の減少によって、溶接部24,26の疲労強度の
低下を防止することができる。
【0008】図2は、本発明の他の実施形態を示したも
のであり、外スリーブ28は、溶接部24の引張残留応
力を吸収する肉薄の管状部28aを備えている。このよ
うな、管状部28aを備えている場合には、管状部28
aに、図1に示すような切欠部16を設けなくとも良
い。他の構成は図1に示す実施形態と同一である。対応
する構成には同一の番号を付し、その説明を省略した。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したので、溶接
部のクラックや疲労強度の低下を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】従来技術の断面図である。
【符号の説明】
2 外スリーブ 2a 軸穴 2b 管状部 4 中実軸 6 結合体 8 溶接部 10 溶接部 12 中実軸 14 外スリーブ 14a 軸穴 14b 管状部 16 切欠部 18 切欠部 20 肉薄部 22 肉薄部 24 溶接部 26 溶接部 28 外スリーブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ(14)と、該スリーブ(1
    4)の軸穴(14a)に嵌合する軸(12)と、該軸
    (12)と前記軸穴(14a)の端部とを固定する溶接
    部(24)(26)と、前記軸(12)とスリーブ(1
    4)の前記溶接部(24)(26)をはさんで対向する
    部分の少なくともいづれか一方に形成された弾性変形可
    能な肉薄部(20)(22)とを備えたことを特徴とす
    る軸とスリーブの結合体。
  2. 【請求項2】 スリーブ(14)の軸穴(14a)に嵌
    合する軸体(12)を、溶接によって前記軸穴(14
    a)の端部に固定する方法において、前記スリーブ(1
    4)と軸(12)の溶接する部分の少なくとも一方側に
    弾性変形可能な肉薄部(20)(22)を形成するよう
    にしたことを特徴とする軸とスリーブとを溶接で固定す
    る方法。
JP15494696A 1996-05-27 1996-05-27 軸とスリーブの結合体及び軸とスリーブとを溶接で固定する方法 Pending JPH09314326A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126508A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Tomooki Kametani 船舶ソーラー発電・風力発電エネルギー併用の船外機両側面尾部設置急方向転回システム
CN102653042A (zh) * 2012-04-18 2012-09-05 徐州华恒机器人系统有限公司 套筒机器人焊接自动定位夹紧装备

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