JPH09313502A - 骨用固定具 - Google Patents
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- JPH09313502A JPH09313502A JP8132049A JP13204996A JPH09313502A JP H09313502 A JPH09313502 A JP H09313502A JP 8132049 A JP8132049 A JP 8132049A JP 13204996 A JP13204996 A JP 13204996A JP H09313502 A JPH09313502 A JP H09313502A
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/686—Plugs, i.e. elements forming interface between bone hole and implant or fastener, e.g. screw
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- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/84—Fasteners therefor or fasteners being internal fixation devices
- A61B17/86—Pins or screws or threaded wires; nuts therefor
- A61B17/8685—Pins or screws or threaded wires; nuts therefor comprising multiple separate parts
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- A61B17/7001—Screws or hooks combined with longitudinal elements which do not contact vertebrae
- A61B17/7032—Screws or hooks with U-shaped head or back through which longitudinal rods pass
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨に関するスクリューの締結力を増大させか
つ骨に関するスクリューの緩みを防止する骨用固定具を
提供する。 【解決手段】 軸方向の先端から他端に向けて形成した
外ねじ部２と、他端に設けた回転用の頭部３０とを有
し、更に先端から途中部分まで軸方向に延びたスリット
４と、他端から該スリット４まで軸方向に延びた中心孔
８とを設けたスクリュー部材６と、該スクリュー部材６
の他端から中心孔に挿入して、スリットを拡開するイン
サートと、該インサートをスクリュー部材に固定する雄
ねじ１０及び雌ねじとを具備することを特徴とする。
つ骨に関するスクリューの緩みを防止する骨用固定具を
提供する。 【解決手段】 軸方向の先端から他端に向けて形成した
外ねじ部２と、他端に設けた回転用の頭部３０とを有
し、更に先端から途中部分まで軸方向に延びたスリット
４と、他端から該スリット４まで軸方向に延びた中心孔
８とを設けたスクリュー部材６と、該スクリュー部材６
の他端から中心孔に挿入して、スリットを拡開するイン
サートと、該インサートをスクリュー部材に固定する雄
ねじ１０及び雌ねじとを具備することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨の位置を適正に
保つ固定具に関し、特にはその固定具のスクリューに関
する。
保つ固定具に関し、特にはその固定具のスクリューに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、脊椎の辷り症や粉砕骨折などの治
療の際には、上下の椎骨をスクリュー及びロッドにて保
持する治療が施される。図４に示されるように、椎骨１
００が骨折した場合には、スクリュー１１０が椎骨１０
２に、スクリュー１２０が椎骨１０４にそれぞれ締結さ
れる。スクリュー１１０及び１２０は、同一の物が使用
され、詳細には、それぞれ端部１１４及び１２４と、ね
じ部１１６及び１２６とから構成される。続いて、締結
されたスクリュー１１０及び１２０の端部１１４及び１
２４には、それぞれ接合部１１２及び１２２が取着さ
れ、接合部１１２及び１２２は、スクリュー１１０とロ
ッド１３０とを、及びスクリュー１２０とロッド１３０
とを、それぞれ接合する。接合部１１２及び１２２の位
置は、適切に調節される。
療の際には、上下の椎骨をスクリュー及びロッドにて保
持する治療が施される。図４に示されるように、椎骨１
００が骨折した場合には、スクリュー１１０が椎骨１０
２に、スクリュー１２０が椎骨１０４にそれぞれ締結さ
れる。スクリュー１１０及び１２０は、同一の物が使用
され、詳細には、それぞれ端部１１４及び１２４と、ね
じ部１１６及び１２６とから構成される。続いて、締結
されたスクリュー１１０及び１２０の端部１１４及び１
２４には、それぞれ接合部１１２及び１２２が取着さ
れ、接合部１１２及び１２２は、スクリュー１１０とロ
ッド１３０とを、及びスクリュー１２０とロッド１３０
とを、それぞれ接合する。接合部１１２及び１２２の位
置は、適切に調節される。
【０００３】しかしながら、前記スクリューは比較的硬
い骨である椎弓部に締結されるものの、先端ねじ部は、
椎骨内の比較的もろいスポンジ状の海綿骨小片によって
保持されるために、椎骨に締結されたスクリューは、全
ねじ部が硬い骨に締結されたスクリューよりも、締結力
が小さくなりやすい。スクリューの締結力の不足のため
に、前記上側の椎骨と下側の椎骨との位置が変わってし
まう、もしくはスクリューが抜けてしまう危険性があ
る。
い骨である椎弓部に締結されるものの、先端ねじ部は、
椎骨内の比較的もろいスポンジ状の海綿骨小片によって
保持されるために、椎骨に締結されたスクリューは、全
ねじ部が硬い骨に締結されたスクリューよりも、締結力
が小さくなりやすい。スクリューの締結力の不足のため
に、前記上側の椎骨と下側の椎骨との位置が変わってし
まう、もしくはスクリューが抜けてしまう危険性があ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記の点に鑑み、本発
明は、骨に関するスクリューの締結力を増大させかつ骨
に関するスクリューの緩みを防止する骨用固定具を提供
することを目的とする。
明は、骨に関するスクリューの締結力を増大させかつ骨
に関するスクリューの緩みを防止する骨用固定具を提供
することを目的とする。
【０００５】更に本発明は、前記締結力を適切に調節可
能な骨用固定具を提供することを目的とする。
能な骨用固定具を提供することを目的とする。
【０００６】更に本発明は、骨の複数の破片を適切に保
持する固定具を提供することを目的とする。
持する固定具を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の骨用固定具は、
骨の位置を適正に保つ骨用固定具であって、軸方向の先
端から他端に向けて形成した外ねじ部と、他端に設けた
回転用の頭部とを有し、更に先端から途中部分まで軸方
向に延びたスリットと、他端から少なくとも該スリット
まで軸方向に延びた中心孔とを設けたスクリュー部材
と、該スクリュー部材の他端から前記中心孔に挿入し
て、前記スリットを拡開するインサートと、該インサー
トを前記スクリュー部材に固定する固定手段とを具備す
ることを特徴とする。
骨の位置を適正に保つ骨用固定具であって、軸方向の先
端から他端に向けて形成した外ねじ部と、他端に設けた
回転用の頭部とを有し、更に先端から途中部分まで軸方
向に延びたスリットと、他端から少なくとも該スリット
まで軸方向に延びた中心孔とを設けたスクリュー部材
と、該スクリュー部材の他端から前記中心孔に挿入し
て、前記スリットを拡開するインサートと、該インサー
トを前記スクリュー部材に固定する固定手段とを具備す
ることを特徴とする。
【０００８】本発明の骨用固定具においては、まず骨の
下穴にスクリュー部材が締結され、スクリュー部材の外
ねじ部は骨と係合する。続いて、スクリュー部材の中心
孔にインサートが挿入され、固定手段は、インサートを
スクリュー部材に固定する。その際、インサートは、ス
クリュー部材の外ねじ部に設けられたスリットを拡開
し、外ねじ部を押し広げる。その結果、スクリュー部材
の外ねじ部と骨との接触圧が高められ、骨に関する外ね
じ部の締結力は増加する。
下穴にスクリュー部材が締結され、スクリュー部材の外
ねじ部は骨と係合する。続いて、スクリュー部材の中心
孔にインサートが挿入され、固定手段は、インサートを
スクリュー部材に固定する。その際、インサートは、ス
クリュー部材の外ねじ部に設けられたスリットを拡開
し、外ねじ部を押し広げる。その結果、スクリュー部材
の外ねじ部と骨との接触圧が高められ、骨に関する外ね
じ部の締結力は増加する。
【０００９】更に本発明の固定具は、長さの異なる複数
の前記インサートの各々に雄ねじを設け、これらのイン
サートを選択的に使用して、前記スクリュー部材に設け
られた雌ねじに螺合することにより、インサートを前記
スクリュー部材に固定するようにしたことを特徴とす
る。それゆえ、インサートの先端は、前記スクリュー部
材に関して、各インサート毎に軸方向異なる位置に配置
され、前記外ねじ部の外径は、必要に応じて広げられ
る。
の前記インサートの各々に雄ねじを設け、これらのイン
サートを選択的に使用して、前記スクリュー部材に設け
られた雌ねじに螺合することにより、インサートを前記
スクリュー部材に固定するようにしたことを特徴とす
る。それゆえ、インサートの先端は、前記スクリュー部
材に関して、各インサート毎に軸方向異なる位置に配置
され、前記外ねじ部の外径は、必要に応じて広げられ
る。
【００１０】好適には、前記固定手段は、前記インサー
トに設けられた雄ねじと、前記スクリュー部材に設けら
れた雌ねじとを有し、前記インサートが前記中心孔内に
挿入される際に、前記雄ねじと前記雌ねじは係合し、前
記インサートは、前記スクリュー部材に関して軸方向任
意の位置に配置され、前記外ねじ部の外径は、必要に応
じて広げられる。
トに設けられた雄ねじと、前記スクリュー部材に設けら
れた雌ねじとを有し、前記インサートが前記中心孔内に
挿入される際に、前記雄ねじと前記雌ねじは係合し、前
記インサートは、前記スクリュー部材に関して軸方向任
意の位置に配置され、前記外ねじ部の外径は、必要に応
じて広げられる。
【００１１】好適には、前記スクリュー部材は、先端側
の前記外ねじ部と、ねじ山を有さない軸部と、該軸部と
直角な前記頭部の座面とを更に具備するために、骨折に
より分離された骨の第一の破片と第二の破片とを固定可
能である。
の前記外ねじ部と、ねじ山を有さない軸部と、該軸部と
直角な前記頭部の座面とを更に具備するために、骨折に
より分離された骨の第一の破片と第二の破片とを固定可
能である。
【００１２】好適には、本発明の固定具は、前記スクリ
ュー部材と前記インサートの対を複数具備し、更に該複
数の対を結合するロッド及び結合部材を具備するため
に、上下の椎骨の位置を適切に保持することが可能であ
る。
ュー部材と前記インサートの対を複数具備し、更に該複
数の対を結合するロッド及び結合部材を具備するため
に、上下の椎骨の位置を適切に保持することが可能であ
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明の
骨用固定具を詳細に説明する。
骨用固定具を詳細に説明する。
【００１４】図１は、本発明に関する骨用固定具の第一
の実施形態を示す分解図であり、図２は、本発明に関す
る骨用固定具の第一の実施形態を示す断面図である。第
一の実施形態では、固定具は、複数の椎骨の位置を互い
に関して適切に保持する治療に使用される。
の実施形態を示す分解図であり、図２は、本発明に関す
る骨用固定具の第一の実施形態を示す断面図である。第
一の実施形態では、固定具は、複数の椎骨の位置を互い
に関して適切に保持する治療に使用される。
【００１５】図１及び図２に関し、本発明の第一の実施
形態の骨用固定具は、スクリュー部材６と、インサート
１４と、ロッド２０と、ナット２２とを有する。固定具
は、骨折などの治療に使用される場合には完治後に取り
出され、辷り症等の脊椎の治療に使用される際にはその
まま体内に残される場合もある。そのため、固定具の材
料は、上述された場合に従って、ステンレス又はチタン
合金などが使い分けられる。
形態の骨用固定具は、スクリュー部材６と、インサート
１４と、ロッド２０と、ナット２２とを有する。固定具
は、骨折などの治療に使用される場合には完治後に取り
出され、辷り症等の脊椎の治療に使用される際にはその
まま体内に残される場合もある。そのため、固定具の材
料は、上述された場合に従って、ステンレス又はチタン
合金などが使い分けられる。
【００１６】複数の椎骨に固定具が取着される手順とし
て、まず第一の椎骨４８に第一のスクリュー部材６が締
結される。続いて、第一の椎骨４８に関する第一のスク
リュー部材６の締結力を十分大きくするために、第一の
スクリュー部材６に、第一のインサート１４が締結され
る。続いて同様に、（図示されない）第二の椎骨に、
（第一のスクリュー部材６と同様の、図示されない）第
二のスクリュー部材が締結される。続いて、第二のスク
リュー部材に、（第一のインサート１４と同様の、図示
されない）第二のインサートが締結される。続いて、単
一のロッド２０が、それぞれ第一及び第二のスクリュー
部材に対して、それぞれ第一及び（図示されない）第二
のナット２２によって締結される。それゆえ、第一の椎
骨と第二の椎骨の位置は、適切に保持される。
て、まず第一の椎骨４８に第一のスクリュー部材６が締
結される。続いて、第一の椎骨４８に関する第一のスク
リュー部材６の締結力を十分大きくするために、第一の
スクリュー部材６に、第一のインサート１４が締結され
る。続いて同様に、（図示されない）第二の椎骨に、
（第一のスクリュー部材６と同様の、図示されない）第
二のスクリュー部材が締結される。続いて、第二のスク
リュー部材に、（第一のインサート１４と同様の、図示
されない）第二のインサートが締結される。続いて、単
一のロッド２０が、それぞれ第一及び第二のスクリュー
部材に対して、それぞれ第一及び（図示されない）第二
のナット２２によって締結される。それゆえ、第一の椎
骨と第二の椎骨の位置は、適切に保持される。
【００１７】以下、個々の部品に関して、より詳細に説
明する。
明する。
【００１８】スクリュー部材６は、外ねじ部２と、外ね
じ部２に設けられたスリット４と、インサート１４を収
容する中心孔８と、ロッド２０を収容する凹部３２と、
ナット２２と螺合するナット用雄ねじ３４とを有する。
外ねじ部２は、インサート１４が中心孔８に挿入される
前は、従来のスクリューと同様の形状を有する。好適な
実施形態では、図１に示されるように、スリット４は、
スクリュー先端側の幅が小さくなっている、概略三角柱
形状である。他の好適な実施形態では、スリットは、軸
方向に延びかつ先端側の径が小さくなる、テーパ状の中
空部分（図示せず）を更に有する。インサート１４が中
心孔８に挿入される際には、スリット内壁９はインサー
ト先端１２によって押し広げられ、外ねじ部２は弾性変
形され、外ねじ部外径は、図２に示されるように、大き
くなる。その結果、外ねじ部２と椎骨４８との接触圧は
増加し、スクリュー部材６の締結力は増加する。更に他
の好適な実施形態では、図示されないが、スリット４
は、中心孔８から軸方向に延びかつ中心孔８より径が小
さい、概略円柱形状の中空部分を有し、更にインサート
１４は、先端から他端に向けて径が大きくなるテーパ状
である。その結果、上述された実施形態と同様に、スク
リュー部材６の締結力は増加される。
じ部２に設けられたスリット４と、インサート１４を収
容する中心孔８と、ロッド２０を収容する凹部３２と、
ナット２２と螺合するナット用雄ねじ３４とを有する。
外ねじ部２は、インサート１４が中心孔８に挿入される
前は、従来のスクリューと同様の形状を有する。好適な
実施形態では、図１に示されるように、スリット４は、
スクリュー先端側の幅が小さくなっている、概略三角柱
形状である。他の好適な実施形態では、スリットは、軸
方向に延びかつ先端側の径が小さくなる、テーパ状の中
空部分（図示せず）を更に有する。インサート１４が中
心孔８に挿入される際には、スリット内壁９はインサー
ト先端１２によって押し広げられ、外ねじ部２は弾性変
形され、外ねじ部外径は、図２に示されるように、大き
くなる。その結果、外ねじ部２と椎骨４８との接触圧は
増加し、スクリュー部材６の締結力は増加する。更に他
の好適な実施形態では、図示されないが、スリット４
は、中心孔８から軸方向に延びかつ中心孔８より径が小
さい、概略円柱形状の中空部分を有し、更にインサート
１４は、先端から他端に向けて径が大きくなるテーパ状
である。その結果、上述された実施形態と同様に、スク
リュー部材６の締結力は増加される。
【００１９】インサート１４は、中心孔８内に設けられ
た雌ねじと螺合する雄ねじ１０と、スリット内壁９を押
動する先端１２とを有する。外ねじ部２が広げられる量
は、スリット４及び先端１２の形状と、スリット４内へ
の先端１２の進入量で決定される。スリット４及び先端
１２の形状は、スクリュー部材６及びインサート１４の
材料の強度に応じて適切に選択される。スリット４内へ
の先端１２の進入量は、先端長さの異なる複数のインサ
ート１４のうちの一つを使用することによって、あるい
はインサート１４の雄ねじ１０と中心孔８の雌ねじとの
螺合によりスクリュー部材６に関して軸方向にインサー
ト１４の位置を調節することによって、調節可能であ
る。
た雌ねじと螺合する雄ねじ１０と、スリット内壁９を押
動する先端１２とを有する。外ねじ部２が広げられる量
は、スリット４及び先端１２の形状と、スリット４内へ
の先端１２の進入量で決定される。スリット４及び先端
１２の形状は、スクリュー部材６及びインサート１４の
材料の強度に応じて適切に選択される。スリット４内へ
の先端１２の進入量は、先端長さの異なる複数のインサ
ート１４のうちの一つを使用することによって、あるい
はインサート１４の雄ねじ１０と中心孔８の雌ねじとの
螺合によりスクリュー部材６に関して軸方向にインサー
ト１４の位置を調節することによって、調節可能であ
る。
【００２０】本実施形態では、スリット４は一つのみ設
けられているが、スクリュー部材６の強度に応じて、複
数のスリットが設けられることも可能である。更に本実
施形態では、スクリュー部材６とインサート１４との締
結、及びスクリュー部材６とロッド２０との締結は、ね
じによって行われているが、かしめ、スナップ式、又は
任意の周知の締結方法によって行われることが可能であ
る。
けられているが、スクリュー部材６の強度に応じて、複
数のスリットが設けられることも可能である。更に本実
施形態では、スクリュー部材６とインサート１４との締
結、及びスクリュー部材６とロッド２０との締結は、ね
じによって行われているが、かしめ、スナップ式、又は
任意の周知の締結方法によって行われることが可能であ
る。
【００２１】図３は、本発明に関する骨用固定具の第二
の実施形態を示す断面図である。第二の実施形態では、
固定具は、骨折により分離した骨の複数の破片を互いに
関して適切に保持する、骨折治療に使用される。
の実施形態を示す断面図である。第二の実施形態では、
固定具は、骨折により分離した骨の複数の破片を互いに
関して適切に保持する、骨折治療に使用される。
【００２２】図３に関し、本発明の第二の実施形態の骨
用固定具は、スクリュー部材と、インサートとを有す
る。スクリュー部材の外ねじ部、スリット及び中心孔、
更にはインサートは、図１及び２で説明されたものと同
様であり、ここでは詳細に説明されない。
用固定具は、スクリュー部材と、インサートとを有す
る。スクリュー部材の外ねじ部、スリット及び中心孔、
更にはインサートは、図１及び２で説明されたものと同
様であり、ここでは詳細に説明されない。
【００２３】骨折の治療の場合、骨折により分離した複
数の破片６０及び６２は、互いが再び接合するまで、互
いに関して適切に保持されなければならない。この目的
のために、破片６０及び６２には、下穴が開けられる。
続いて破片６０及び６２には、スクリュー部材が締結さ
れる。スクリュー部材は、外ねじ部の他に、ねじ山を有
しない軸部５０と、該軸部に直角な頭部の座面５２を有
するために、第一の破片６０は外ねじ部と螺合しない
が、第二の破片６２は外ねじ部と螺合し、それゆえ第一
の破片６０は、座面５２によって、第二の破片６２に対
して加圧される。続いて、第二の破片６２に関するスク
リュー部材の締結力を十分大きくするために、スクリュ
ー部材にインサートが締結される。それゆえ、第一の破
片と第二の破片は、互いに関して適切に保持される。第
一の破片６０及び第二の破片６２の厚さに応じて、スク
リュー部材は、適切な首下長さ、外ねじ部長さ、軸部長
さ及びスリット長さを有するものが使用される。
数の破片６０及び６２は、互いが再び接合するまで、互
いに関して適切に保持されなければならない。この目的
のために、破片６０及び６２には、下穴が開けられる。
続いて破片６０及び６２には、スクリュー部材が締結さ
れる。スクリュー部材は、外ねじ部の他に、ねじ山を有
しない軸部５０と、該軸部に直角な頭部の座面５２を有
するために、第一の破片６０は外ねじ部と螺合しない
が、第二の破片６２は外ねじ部と螺合し、それゆえ第一
の破片６０は、座面５２によって、第二の破片６２に対
して加圧される。続いて、第二の破片６２に関するスク
リュー部材の締結力を十分大きくするために、スクリュ
ー部材にインサートが締結される。それゆえ、第一の破
片と第二の破片は、互いに関して適切に保持される。第
一の破片６０及び第二の破片６２の厚さに応じて、スク
リュー部材は、適切な首下長さ、外ねじ部長さ、軸部長
さ及びスリット長さを有するものが使用される。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の固定具
は、スクリュー部材とインサートとを有するために、ス
クリュー部材の外ねじ部と骨との接触圧が高められ、骨
に関する外ねじ部の締結力は増加する。更にインサート
先端は、スクリュー部材に関して軸方向任意の位置に配
置されるために、骨に関する外ねじ部の締結力は必要に
応じて調節される。更にスクリュー部材が軸部及び頭部
の座面を有する場合には、本発明の固定具は、骨の複数
の破片を固定可能である。
は、スクリュー部材とインサートとを有するために、ス
クリュー部材の外ねじ部と骨との接触圧が高められ、骨
に関する外ねじ部の締結力は増加する。更にインサート
先端は、スクリュー部材に関して軸方向任意の位置に配
置されるために、骨に関する外ねじ部の締結力は必要に
応じて調節される。更にスクリュー部材が軸部及び頭部
の座面を有する場合には、本発明の固定具は、骨の複数
の破片を固定可能である。
【図１】図１は、本発明に関する骨用固定具の第一の実
施形態を示す分解図である。
施形態を示す分解図である。
【図２】図２は、本発明に関する骨用固定具の第一の実
施形態を示す断面図である。
施形態を示す断面図である。
【図３】図３は、本発明に関する骨用固定具の第二の実
施形態を示す断面図である。
施形態を示す断面図である。
【図４】図４は、従来の技術に関する骨用固定具の、脊
椎の右側から見られた、右側面図である。
椎の右側から見られた、右側面図である。
２…外ねじ部 ４…スリット ６…スクリュー部材 １０…雄ねじ １４…インサート ３０…頭部
Claims (8)
- 【請求項１】 骨の位置を適正に保つ骨用固定具におい
て、 軸方向の先端から他端に向けて形成した外ねじ部（２）
と、他端に設けた回転用の頭部（３０）とを有し、更に
先端から途中部分まで軸方向に延びたスリット（４）
と、他端から少なくとも該スリット（４）まで軸方向に
延びた中心孔（８）とを設けたスクリュー部材（６）
と、 該スクリュー部材（６）の他端から前記中心孔（８）に
挿入して、前記スリット（４）を拡開するインサート
（１４）と、 該インサート（１４）を前記スクリュー部材（６）に固
定する固定手段（１０）とを具備することを特徴とする
骨用固定具。 - 【請求項２】 前記スリット（４）は、先端側の幅が小
さくなる概略三角柱形状であることを特徴とする請求項
１に記載の骨用固定具。 - 【請求項３】 前記スリット（４）は、軸方向に延びか
つ先端側の径が小さくなる、テーパ状の中空部分を更に
有することを特徴とする請求項１に記載の骨用固定具。 - 【請求項４】 前記スリット（４）は、前記中心孔
（８）から軸方向に延びかつ前記中心孔（８）より径が
小さい、概略円柱形状の中空部分を有し、更に前記イン
サート（１４）は、先端から他端に向けて径が大きくな
るテーパ状であることを特徴とする請求項１に記載の骨
用固定具。 - 【請求項５】 長さの異なる複数の前記インサート（１
４）の各々に雄ねじ（１０）を設け、これらのインサー
トを選択的に使用して、前記スクリュー部材（６）に設
けられた雌ねじに螺合することにより、インサートを前
記スクリュー部材（６）に固定するようにしたことを特
徴とする請求項１〜４のいずれか一つの項に記載の骨用
固定具。 - 【請求項６】 前記インサート（１４）に雄ねじ（１
０）を設け、前記スクリュー部材（６）に設けられた雌
ねじに螺合することにより、前記インサート（１４）を
軸方向の任意の位置で前記スクリュー部材（６）に固定
するようにしたことを特徴とする請求項１〜４のいずれ
か一つの項に記載の骨用固定具。 - 【請求項７】 前記スクリュー部材（６）は、先端側の
前記外ねじ部（２）と、ねじ山を有さない軸部（５０）
と、該軸部（５０）と直角な前記頭部（３０）の座面
（５２）とを更に具備することを特徴とする請求項１〜
６のいずれか一つの項に記載の骨用固定具。 - 【請求項８】 前記スクリュー部材（６）と前記インサ
ート（１４）の対を複数具備し、更に該複数の対を結合
するロッド（２０）及び結合部材（３０、２２）を具備
することを特徴とする請求項１〜６のいずれか一つの項
に記載の骨用固定具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8132049A JPH09313502A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 骨用固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8132049A JPH09313502A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 骨用固定具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09313502A true JPH09313502A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15072336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8132049A Pending JPH09313502A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 骨用固定具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09313502A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004505661A (ja) * | 2000-08-09 | 2004-02-26 | ハンソン，ヘンリク | 骨折における骨の断片の固定のための固定手段装置 |
| WO2008146981A1 (en) * | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Gs Medical Co., Ltd. | A spinal screw module |
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| JP2009232927A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Kisco Kk | 骨接合用器具 |
| WO2012006463A2 (en) * | 2010-07-08 | 2012-01-12 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Expandable surgical implant |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP8132049A patent/JPH09313502A/ja active Pending
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