JPH09313272A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JPH09313272A
JPH09313272A JP8136638A JP13663896A JPH09313272A JP H09313272 A JPH09313272 A JP H09313272A JP 8136638 A JP8136638 A JP 8136638A JP 13663896 A JP13663896 A JP 13663896A JP H09313272 A JPH09313272 A JP H09313272A
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Masao Matsushita
昌生 松下
Mayumi Inagaki
真由美 稲垣
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

Abstract

(57)【要約】 【課題】厨房台の内部のデッドスペースを利用して、生
ゴミ処理機本体を配置できる。 【解決手段】厨房台2の内部に、前開放の前収容部3
と、その後方に位置する後収容部4とに仕切る背板部5
を有する仕切り体6を配置し、かつ後収容部4に、投入
される生ゴミを処理する生ゴミ処理機本体7を配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の収容空間を
極端に狭めることなく、デッドスペースを利用して生ゴ
ミ処理機本体を厨房台の内部に配置でき、スペースの有
効活用を図りうる生ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般の家庭でも、生ゴミを肥料等
に処理する生ゴミ処理機が設置されることが多くなって
きている。
【0003】このような生ゴミ処理機は、従来、臭い、
音、設置スペース等の問題から屋外に設置される場合が
多く、シュータ等を用いて生ゴミを屋内から屋外の生ゴ
ミ処理機に投入することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屋外に
生ゴミ処理機が設置されるものは、生ゴミが発生するた
びに屋外に持ち運びしなければならず、不便である他、
生ゴミ処理機が外から見えるため、外観を損ねるという
問題が生じている。
【0005】又シュータ等を用いるものは、屋内から生
ゴミを投棄できるため、生ゴミの屋外への持ち運びは回
避できるものの、通常、厨房台の上面に生ゴミの投入口
が設けられるため、外壁に面する厨房台以外、例えば対
面式アイランドキッチン等には採用できないという新た
な問題点が生じている。
【0006】本発明は、厨房台の内部に収納ボックスを
配置し、かつこの収納ボックスの背板部の後方に位置す
る後収容部に生ゴミ処理機本体を配することを基本とし
て、外部から見えない位置に生ゴミ処理機本体を収容し
うるとともに、厨房台の内部のデッドスペースを有効利
用でき、しかも外壁に面する厨房台以外でも採用しうる
生ゴミ処理装置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の生ゴミ処理装置は、厨房台の内部に、前面で
開放しうる前開放の前収容部と、その後方に位置する後
収容部とに仕切る背板部を有する仕切り体を配置し、か
つ後収容部に、投入される生ゴミを処理する生ゴミ処理
機本体を配することを特徴としている。
【0008】又前記仕切り体を、背板部と、その上端か
ら前方にのびる上板部と、背板部、上板部をつなぐ側板
部とを具える収納仕切り箱とすることが、前記前収容部
の見映えを高め、かつ物品を確実にこの前収容部に収納
しうる点で望ましい。
【0009】なお前記厨房台の内部かつ前記収納仕切り
箱の側板部の側方に側収容部を設け、かつこの側収容部
内に、生ゴミ処理機本体から前方にのびる排出ダクトを
配することが、生ゴミ処理機本体を後収容部に配置した
にもかからわず、収納仕切り箱の側方の空間を有効に利
用することによって、厨房台の前面から処理後の生ゴミ
を容易に取出しうる点で望ましい。
【0010】又前記仕切り体の背板部の少なくとも一部
を着脱自在とすることが、生ゴミ処理機本体のメンテナ
ンスを容易としうる点で望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜8において本発明の生ゴ
ミ処理装置1は、厨房台2の内部に、この内部を前面で
開放しうる前開放の前収容部3と、その後方に位置する
後収容部4とに仕切る背板部5を有する仕切り体6を配
置し、かつ後収容部4に、投入される生ゴミを処理する
生ゴミ処理機本体7を配している。
【0012】又前記厨房台2は、図1、図2に示すよう
に、その上面をなす天板25にシンク9が設けられると
ともに、該シンク9の底板9Aに、生ゴミなどを収容す
る生ゴミ収納カゴ10が着脱自在に配される排水口11
を凹設している。
【0013】前記生ゴミ処理機本体7は、本形態では発
酵菌によって生ゴミを分解するいわゆるバイオ処理方式
の処理機であって、図1、図3、図4に示すように、平
面矩形の上板26の両側縁から下縁を半円弧状とした側
板27、27を立下げかつこの側板27、27間に上板
16の前縁から後縁に至るまで連続してグラスウール、
ロックウールなどの断熱材29を架け渡した本体部30
を具える。
【0014】又前記本体部30の内部は、上端を前記上
板26下面から間隔を隔てて配した仕切板31によっ
て、生ゴミを好気性高温発酵菌により24時間で1/1
0〜1/20の容量に減じる発酵槽32と、この発酵槽
32で完全に発酵された生ゴミを前記仕切板31をこえ
て受入れる完熟槽33とに区分される。
【0015】さらに前記発酵槽32において前記断熱材
29の裏側には、ヒータが配されるとともに、前記側板
27、27間には、発酵槽32内の生ゴミを攪拌して発
酵を促進させる多数の攪拌パドル34…を固着した回転
軸35が水平に架け渡される。なお該回転軸35は、発
酵槽32側の側板27外方においてモータ36にチェー
ン37を介して接続され、このモータ36の駆動により
前記攪拌パドル34…を回転させる。
【0016】又前記厨房台2の内部には、図1〜3に示
すように、前記シンク9の下方かつ図2において右側
に、前記仕切り体6を配置している。
【0017】前記仕切り体6は、本形態では厨房台2の
前端かつ底板近傍から後方に水平にのび物品等が載置さ
れる下板39と、この下板39の両側縁から立上がる略
台形状の側板40、40と、この側板40、40の上端
間をつなぐ小巾の上板とからなり厨房台2の内部に一体
に設けられる前箱部41に取付けられる収納仕切り箱4
5からなる。
【0018】前記収納仕切り箱45は、垂直かつ矩形の
前記背板部5と、その上端から前方に水平にのびる上板
部46と、この上板部46の両側縁から垂下しかつ該上
板部46と背板部5とをつなぐ略三角形状の一対の側板
部47、47とを具えるとともに、背板部5の下端と側
板部47、47の前端と上板部46の前端とに連続して
設けた額縁状の取付片43を、前記前箱部41の後縁に
連続して形成された鍔片42にビス等の固着具を用いて
着脱自在に前方から取付けることにより、収納仕切り箱
45は、前記鍔片42が囲む開口部44から後方に突出
する。
【0019】なお前記収納仕切り箱45は、その片側が
厨房台2の内部の仕切り壁又は側壁に接するときなどに
おいて、一方の側板部47を省略でき、一つの側板部4
7のみを背板部5と上板部46とに連結してもよい。
【0020】このような収納仕切り箱45は、前記背板
部5によって、その前方に位置しかつ扉49を用いて開
放しうる前開放の前収容部3と、背板部5の後方に位置
する後収容部4とに厨房台2の内部を仕切る。
【0021】又収納仕切り箱45の前記側板部47の側
方には、前記排水口11に接続される排水管50が配さ
れる側収容部12が設けられるとともに、前記生ゴミ処
理機本体7の本体部30は、厨房台2の内部の前記後収
容部4がなす閉鎖空間に、適宜の図示しない支持台を用
いて配設される。
【0022】このように生ゴミ処理機本体7を前記後収
容部4に配置したため、外部からの看取を防ぎうるとと
もに、通常、デッドスペースとなる背板部5後方を、有
効に活用しうる。
【0023】さらに前記本体部30の上板26かつ発酵
槽32の部分には、厨房台2の上面(天板25)かつシ
ンク9の後方に設けた開口部13がなす投入口14から
のびるダクト15の下端が接続され、該投入口14に投
入された生ゴミをダクト15を通して生ゴミ処理機本体
7の前記発酵槽32に導いている。
【0024】ここで前記仕切り体6をなす収納仕切り箱
45は、背板部5の少なくとも一部、本形態ではこの収
納仕切り箱45の取付け、取外しにより背板部5の全体
と、前記上板部46とを着脱自在としているため、生ゴ
ミ処理機本体7のみならず前記ダクト15のメンテナン
スも容易に行うことが可能となる。
【0025】又前記ダクト15は、本形態では図4、図
5、図7、図8に示すように、下ダクト部54と上ダク
ト部55とからなり、該下ダクト部54は、前記生ゴミ
処理機本体7の本体部30の前記上板26に穿設された
長孔51を覆って側方向にレール部材52、52を介し
て摺動しうる下板53に立設されている。
【0026】なお下ダクト部54の下端は、前記下板5
3に設けた孔(図示せず)をへて前記長孔51内に連な
り、従って、該下板53の前記摺動によって下ダクト部
54の位置を長孔51内の範囲で位置替え出来る。
【0027】又前記上ダクト部55は、その下端部が上
下に位置調整可能に下ダクト部54に嵌入するととも
に、上端部が前記投入口14(開口部13)を貫通しか
つ該上端に設けた鍔部56の投入口枠材57(図7、図
8に示す)への載置により下方への脱落を防止してい
る。なお前記鍔部56下面には、前記投入口枠材57上
面に密着するパッキン59が連続して添着されている。
【0028】従って、前記ダクト15の少なくとも上部
分をなす前記上ダクト部55は、上方に抜いて取外すこ
とができる取外し自在なダクト取外し部16を形成す
る。
【0029】このようにダクト15の投入口14近傍部
をなす前記ダクト取外し部16が着脱可能に配設されて
いるため、外部から汚れの目立ちやすい部位を、取外し
て容易に洗浄できる。
【0030】なおダクト15の上部分のみでなく、下端
から全体を取外せるようにしてもよく、この場合、ダク
ト15全体が一つのダクト取外し部16を形成する。
【0031】又前記ダクト取外し部16の、前記投入口
14近傍の側壁には、開口部17が穿設されるととも
に、図8に示すように、この開口部17を、前記側壁に
ビス等を用いて着脱自在に添着されるフィルタ19で覆
っている。
【0032】さらに前記開口部17に、厨房台2の前記
天板25下面にハット状の取付金具60を用いて生ゴミ
処理機本体7とは別に取付けられる脱臭機20として一
体に形成されたファン21と脱臭器22とを導通させて
いる。
【0033】なお前記脱臭機20は、前記排水管50の
Sトラップ50A下流側においてこの排水管50に接続
され、これによって室内等への悪臭の漏れを防いでい
る。
【0034】このように投入口14近傍の前記ダクト取
外し部16において、前記開口部17に、前記フィルタ
19とファン21と脱臭器22とを導通させているた
め、投入口14近傍から効率よく脱臭でき、臭いの室内
等への流出を確実に防止しうるとともに、ダクト取外し
部16を取外すことにより、前記フィルタ19を容易に
洗浄、交換できる。
【0035】又前記脱臭機20は、生ゴミ処理機本体7
とは別に厨房台2の内部に取付けられているため、この
脱臭機20のメンテナンスを生ゴミ処理機本体7とは無
関係に便宜に行うことが出来る。
【0036】なお前記投入口枠材57の後縁には、パッ
キン61によって、該投入口枠材57が囲む前記投入口
14内の前記ダクト15上端を気密に閉止しうる投入口
蓋62の後縁が枢着されるとともに、この投入口蓋62
下面に設けた例えばマグネットスイッチ等からなるスイ
ッチ63によって、投入口14の開口時に自動的に前記
モータ36、ファン21を作動させるようにすることも
出来る。
【0037】又生ゴミを前記ダクト15に投入した後、
投入口蓋62を閉じても例えば48時間、前記モータ3
6、ヒータを自動運転させ、その後再投入までは運転を
停止させる適宜の図示しない制御ボックスが厨房台2の
内部、例えば前記側収容部12に設けられている。
【0038】さらに生ゴミが投入される前記開口部13
(投入口14)からのびる前記ダクト15の、該開口部
13の下流部、本形態では前記ダクト取外し部16に、
このダクト取外し部16の内面よりも内方に位置し前記
生ゴミ収納カゴ10の落下を阻止する受部23を形成し
ている。
【0039】前記生ゴミ収納カゴ10は、図6に上下反
転した状態を示すように、上開放の金網、多数の孔を有
する合成樹脂成形品等を用いたカゴ本体Aと、このカゴ
本体Aの底面B近傍に設けられる取手Cとからなる。
【0040】前記取手Cは、円柱状のカゴ本体Aの外周
に沿って湾曲する半円状の基部Dと、その両端部に設け
られカゴ本体Aの外周に軸着される枢支部E、Eとから
なり、図6に実線と一点鎖線とで示すように、起倒自在
に前記カゴ本体Aに取付けられている。
【0041】このように取手Cの前記基部Dをカゴ本体
Aの外周に沿わせることにより、前記排水口11に無理
なく生ゴミ収納カゴ10を収容しうるとともに、底面B
に設ける場合に比べて、水アカ等の取手Cへの付着も生
じにくくなる。
【0042】なおカゴ本体Aの外周に沿って湾曲する基
部Dを有する取手Cとして、図6に示すものの他にも、
図9、図10に示すように係止具64、65を介して枢
支部E、Eがカゴ本体Aに軸着される一対のコ字状、U
字状、棒状又は引き輪状の基部Dを有する取手C、Cな
ど種々のものを採用しうる。
【0043】又図11に示すように、カゴ本体Aの底面
Bに凹所Fを形成し、この凹所F内に納めて棒状の取手
Cを設けてもよく、この場合、取手Cが外に突出しない
ので、取扱いの際の支障にならないという利点がある。
【0044】なお図14に示すように、カゴ本体Aの外
周に凹所Fを形成し、この凹所Fに取手Cを設けたもの
は、底面Bに取手を設ける場合に比べて水アカ等の付着
を減じうる。
【0045】さらに図12、図13に示すように、カゴ
本体Aの底面Bに凹所Fを形成し、この凹所Fに取手C
を出没自在に設けることも出来る。この場合、取手Cは
不使用時に凹所F内に例えば磁着により収容しておける
ので、取扱いの邪魔にならないという利点がある。
【0046】又前記凹所F、取手Cの形状は、図12、
図13に示すものの他にも種々変形しうるとともに、取
手Cを凹所Fに収容した際に、必ずしも凹所Fの内壁に
取手Cが沿わなくてもよい。
【0047】又図15に示すように、カゴ本体Aの外周
に設けた凹所Fから出没自在に取手Cを配設することも
出来る。
【0048】なお図12、図15に示したものは、取手
Cが、カゴ本体Aの内部から出没自在に設けられている
ため、この取手Cを不使用時にはカゴ本体A内に収容し
ておくことができ、取扱いの邪魔になるのを防ぎうる。
【0049】このような生ゴミ収納カゴ10を用いれ
ば、図7に示すように、該生ゴミ収納カゴ10から生ゴ
ミを前記ダクト15内に投入する際、前記取手Cを持っ
て溜められた生ゴミを簡単に排出しうるとともに、カゴ
本体Aの内周面に付着した生ゴミも取手Cを持って容易
に振り落とすことができ、使い勝手及び操作性を向上し
うる。
【0050】又前記受部23は、図7に示すようなダク
ト取外し部16の向き合う面に内方に水平に突出する如
く夫々形成された段部66、66の他にも、図16に示
すように、徐々にダクト取外し部16の巾を狭くするよ
うに形成された傾斜部67、67も採用でき、さらに図
17に示すように、ダクト15の向き合う面に架け渡さ
れた一対の棒状体69、69により受部23を形成して
もよい。
【0051】このような受部23を形成することによっ
て、生ゴミ収納カゴ10から生ゴミをダクト15に投入
する際に、図7に示すように、該受部23が生ゴミ収納
カゴ10上端(図7では上下反転しているため下に位置
する)の当面となり、誤って生ゴミ収納カゴ10がダク
ト15内に落下することを防止しうる。
【0052】又前記受部23が補強リブの役目を果た
し、ゴミ投入時の衝撃によるダクト15の変形を防ぎう
るとともに、前記ファン21、攪拌パドル34…が引起
こす振動によるダクト15の共鳴を妨げうる。
【0053】さらに前記受部23を、前記段部66、6
6のように、ダクト15の向き合う面に夫々設けること
によって、生ゴミ収納カゴ10を受部23で仮支持しな
がら勝手よく生ゴミをダクト15内に投入しうるととも
に、生ゴミ収納カゴ10に付着した生ゴミを落とす際
に、受部23で仮支持して生ゴミ収納カゴ10を振るこ
とが出来る。
【0054】従って、生ゴミが投入口14周辺に散乱、
付着することがなく、衛生的に生ゴミをダクト15内に
投入しうる。
【0055】なお前記生ゴミ収納カゴ10は、図7に示
すように、前記ダクト15内に入りしかも前記受部2
3、23によって仮支持される寸法に設定されている。
【0056】又前記側収容部12内には、生ゴミ処理機
本体7の前記完熟槽33から前方にかつ斜め下にのびる
排出ダクト24が配設されるとともに、この排出ダクト
24の前端は、処理品取出し容器70の上方で途切れて
完熟槽33内の処理後の生ゴミをこの処理品取出し容器
70に収容させる。
【0057】前記処理品取出し容器70は、図18に示
すように、厨房台2の前面下端部に設けた開口71から
出入れしうるとともに、該処理品取出し容器70の開口
71からの挿入によって該開口71の蓋体72が押上げ
られかつ処理品取出し容器70の上面後部の蓋73を排
出ダクト24の上面に沿って引上げる。
【0058】又前記処理品取出し容器70を開口71か
ら取出すと、この処理品取出し容器70を載置していた
台板74の上面に設けたリミットスイッチLによって前
記モータ36の駆動が中止され、排出ダクト24前端か
らの処理品の流出を防ぎ、台板74上への処理品の不用
意な落下を防止する。
【0059】このように生ゴミ処理機本体7を収納仕切
り箱45の後方の前記後収容部4に配置したにもかかわ
らず、シンク9の横側部分の前記側収容部12を有効に
利用して、厨房台2の前面から容易に処理後の生ゴミを
取出すことが出来る。
【0060】図19、図20に示す実施形態では、排出
ダクト24の前端後縁に、処理品取出し容器70の取出
しによってこの前端の排出口24Aを遮蔽する遮蔽板7
5と、その後端から垂下し前記処理品取出し容器70の
開口71からの挿入によって押上げられ前記排出口24
Aを開放する垂下板76と、前記遮蔽板75の両側縁か
ら立上がりかつ前記排出ダクト24の両側面に沿う1/
4円状の側板77、77とからなる蓋部材79の前記遮
蔽板75後縁を枢着している。なお前記蓋部材79は、
バネ90等によって、常時、前記遮蔽板75が排出口2
4Aを遮蔽する向きに付勢されている。
【0061】このように排出ダクト24の前端に前記蓋
部材79を設けたため、処理品取出し容器70を取出し
たときに前記リミットスイッチLによってモータ36が
止まっても排出ダクト24内に付着などして滞留した処
理後の生ゴミが排出口24Aから落下するのを前記遮蔽
板75によって確実に防止しうる。又前記側板77、7
7は、図19に示すように、処理品取出し容器70の挿
入によって前記排出口24Aの下方においてこの処理品
取出し容器70上での隙間を閉ざして処理後の生ゴミの
横こぼれを防ぎ、該処理後の生ゴミを前記遮蔽板75と
共に確実に処理品取出し容器70内に案内して落下させ
る。
【0062】なお本発明において仕切り体6は、平板状
の部材であってもよく、その全体若しくは一部が形成す
る背板部5の一部を着脱自在としうるとともに、平板状
の仕切り体6の全体を着脱自在としてもよい。
【0063】
【発明の効果】叙上の如く本発明の生ゴミ処理装置は、
厨房台の内部に、前収容部と後収容部とに仕切る背板部
を有する仕切り体を配置し、かつ後収容部に、生ゴミ処
理機本体を配しているため、外部から見えない位置に生
ゴミ処理機本体を収容でき、外観の低下を防ぎうるとと
もに、通常デッドスペースとなって物品の収容部として
使いにくい仕切り体後方の後収容部を有効に活用でき、
しかも前記前収容部によって従来とほぼ同等の収容スペ
ースを確保しうる他、厨房台の内部に生ゴミ処理機本体
が配置されており、屋外には設置する必要がないため、
外壁には面することのない例えば対面式アイランドキッ
チン等にも採用しうる。
【0064】又前記生ゴミ処理機本体が厨房台の内部の
後収容部に配置されることによって、生ゴミを処理する
音が室内等に漏れにくくなる。
【0065】又請求項2の発明において、前記仕切り体
を、前記背板部と上板部と側板部とを具える収容仕切り
箱としたときには、前記前収容部を、前記上板部と側板
部とによって仕切ることができ、前収容部の見映えを高
めうるとともに、物品を確実に前収容部に収納しうる。
【0066】さらに請求項3の発明において、前記厨房
台に、収納仕切り箱の側板部の側方に位置して側収容部
を設け、かつこの側収容部内に、生ゴミ処理機本体から
前方にのびる排出ダクトを配したときには、一般的に物
品の収容部として使いにくいシンクの横側部分を有効に
活用することが可能となり、しかも生ゴミ処理機本体を
前記後収容部に配置したにもかかわらず、前記排出ダク
トを介して厨房台前面から容易に処理後の生ゴミを取出
すことが出来る。
【0067】又請求項4の発明において、仕切り体の前
記背板部の少なくとも一部を着脱自在としたときには、
背板部の着脱可能部分の取外しによって、該背板部の後
方の後収容部に配置された前記生ゴミ処理機本体のメン
テナンスを容易に行いうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】厨房台の一例を仕切り体と共に示す分解斜視図
である。
【図3】生ゴミ処理機本体を例示する正面図である。
【図4】その斜視図である。
【図5】ダクトの下端部の構造を例示する部分分解斜視
図である。
【図6】生ゴミ収納カゴの一例を示す斜視図である。
【図7】生ゴミ収納カゴとダクトに設けた受部とを示す
断面図である。
【図8】脱臭機の一例を示す断面図である。
【図9】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図である。
【図10】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図11】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図12】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図13】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図14】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図15】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図16】ダクトに形成した受部の他の例を示す斜視図
である。
【図17】ダクトに形成した受部の他の例を示す斜視図
である。
【図18】排出ダクト前端に設けられる処理品取出し容
器を例示する断面図である。
【図19】排出ダクト前端の他の実施形態を示す断面図
である。
【図20】その部分斜視図である。
【符号の説明】
2 厨房台 3 前収容部 4 後収容部 5 背板部 6 仕切り体 7 生ゴミ処理機本体 12 側収容部 24 排出ダクト 45 収納仕切り箱 46 上板部 47 側板部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 生ゴミ処理装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の収容空間を
極端に狭めることなく、デッドスペースを利用して生ゴ
ミ処理機本体を厨房台の内部に配置でき、スペースの有
効活用を図りうる生ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般の家庭でも、生ゴミを肥料等
に処理する生ゴミ処理機が設置されることが多くなって
きている。
【0003】このような生ゴミ処理機は、従来、臭い、
音、設置スペース等の問題から屋外に設置される場合が
多く、シュータ等を用いて生ゴミを屋内から屋外の生ゴ
ミ処理機に投入することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屋外に
生ゴミ処理機が設置されるものは、生ゴミが発生するた
びに屋外に持ち運びしなければならず、不便である他、
生ゴミ処理機が外から見えるため、外観を損ねるという
問題が生じている。
【0005】又シュータ等を用いるものは、屋内から生
ゴミを投棄できるため、生ゴミの屋外への持ち運びは回
避できるものの、通常、厨房台の上面に生ゴミの投入口
が設けられるため、外壁に面する厨房台以外、例えば対
面式アイランドキッチン等には採用できないという新た
な問題点が生じている。
【0006】本発明は、厨房台の内部に背板部を配置
し、かつこの背板部の後方に位置する後収容部に生ゴミ
処理機本体を配することを基本として、外部から見えな
い位置に生ゴミ処理機本体を収容しうるとともに、厨房
台の内部のデッドスペースを有効利用でき、しかも外壁
に面する厨房台以外でも採用しうる生ゴミ処理装置の提
供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の生ゴミ処理装置は、厨房台の内部に、前面で
開放しうる前開放の前収容部と、その後方に位置する後
収容部とに仕切る背板部を配置し、かつ後収容部に、投
入される生ゴミを処理する生ゴミ処理機本体を配するこ
とを特徴としている。
【0008】なお前記厨房台に、生ゴミ処理機本体から
前方にのびる排出ダクトが通る側収容部を設けること
が、生ゴミ処理機本体を後収容部に配置したにもかから
わず、厨房台の前面から処理後の生ゴミを容易に取出し
うる点で望ましい。
【0009】又前記背板部を、前記生ゴミ処理機本体の
保守点検時に開放可能とすることが、生ゴミ処理機本体
のメンテナンスを容易になしうる点で望ましい。
【0010】又前記厨房台は、天板の下方に、前記背板
部により仕切られる前記前収容部、後収容部と、前収容
部側方に位置しこの前収容部とは仕切られた前記側収容
部とを有し、かつ天板に、生ゴミ用の投入口を設け、こ
の投入口と後収容部に配された前記生ゴミ処理機本体と
をダクトにて連通させるとともに、生ゴミ処理機本体か
ら前方にのびる排出ダクトの先端を、側収容部に配した
処理品取出し容器に通じさせることが、生ゴミを容易に
投入口から廃棄でき、しかも処理品取出し容器を用いて
便宜に厨房台の前面から処理後の生ゴミを取出しうる点
で望ましい。
【0011】さらに前記生ゴミ処理機本体は、発酵槽
と、この発酵槽で処理された生ゴミを受入れる完熟槽と
が水平に配置され、かつ両槽間に、複数の攪拌パドルを
固着した回転軸が水平に架け渡されるとともに、前記発
酵槽の上方かつ厨房台の天板に生ゴミ用の投入口を、完
熟槽側に処理後の生ゴミを収容する処理品取出し容器を
夫々配することが、生ゴミを効率的に処理でき、しかも
その投入、取出しを容易に行いうる点で望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜8において本発明の生ゴ
ミ処理装置1は、厨房台2の内部に、この内部を前面で
開放しうる前開放の前収容部3と、その後方に位置する
後収容部4とに仕切る背板部5を配置し、かつ後収容部
4に、投入される生ゴミを処理する生ゴミ処理機本体7
を配している。
【0013】又前記厨房台2は、図1、図2に示すよう
に、その上面をなす天板25にシンク9が設けられると
ともに、該シンク9の底板9Aに、生ゴミなどを収容す
る生ゴミ収納カゴ10が着脱自在に配される排水口11
を凹設している。
【0014】前記生ゴミ処理機本体7は、発酵菌によっ
て生ゴミを分解するいわゆるバイオ処理方式の処理機で
あって、図1、図3、図4に示すように、平面矩形の上
板26の両側縁から下縁を半円弧状とした側板27、2
7を立下げかつこの側板27、27間に上板16の前縁
から後縁に至るまで連続してグラスウール、ロックウー
ルなどの断熱材29を架け渡した本体部30を具える。
【0015】又前記本体部30の内部は、上端を前記上
板26下面から間隔を隔てて配した仕切板31によっ
て、生ゴミを好気性高温発酵菌により24時間で1/1
0〜1/20の容量に減じる発酵槽32と、この発酵槽
32で完全に発酵された生ゴミを前記仕切板31をこえ
て受入れる完熟槽33とに区分され、該発酵槽32と完
熟槽33とが図3に示すように水平に配置される。
【0016】さらに前記発酵槽32において前記断熱材
29の裏側には、ヒータが配されるとともに、前記側板
27、27間の両槽32、33間には、発酵槽32内の
生ゴミを攪拌して発酵を促進させる多数の攪拌パドル3
4…を固着した回転軸35が水平に架け渡される。なお
該回転軸35は、発酵槽32側の側板27外方において
モータ36にチェーン37を介して接続され、このモー
タ36の駆動により前記攪拌パドル34…を回転させ
る。
【0017】又前記厨房台2の内部には、図1〜3に示
すように、前記シンク9の下方かつ図2において右側
に、前記背板部5を有する仕切り体6を配置している。
【0018】前記仕切り体6は、本形態では厨房台2の
前端かつ底板近傍から後方に水平にのび物品等が載置さ
れる下板39と、この下板39の両側縁から立上がる略
台形状の側板40、40と、この側板40、40の上端
間をつなぐ小巾の上板とからなり厨房台2の内部に一体
に設けられる前箱部41に取付けられる収納仕切り箱4
5からなる。
【0019】前記収納仕切り箱45は、垂直かつ矩形の
前記背板部5と、その上端から前方に水平にのびる上板
部46と、この上板部46の両側縁から垂下しかつ該上
板部46と背板部5とをつなぐ略三角形状の一対の側板
部47、47とを具えるとともに、背板部5の下端と側
板部47、47の前端と上板部46の前端とに連続して
設けた額縁状の取付片43を、前記前箱部41の後縁に
連続して形成された鍔片42にビス等の固着具を用いて
着脱自在に前方から取付けることにより、収納仕切り箱
45は、前記鍔片42が囲む開口部44から後方に突出
する。
【0020】なお前記収納仕切り箱45は、その片側が
厨房台2の内部の仕切り壁又は側壁に接するときなどに
おいて、一方の側板部47を省略でき、一つの側板部4
7のみを背板部5と上板部46とに連結してもよい。
【0021】このような収納仕切り箱45は、前記背板
部5によって、その前方に位置しかつ扉49を用いて開
放しうる前開放の前収容部3と、背板部5の後方に位置
する後収容部4とに厨房台2の内部を仕切る。
【0022】又収納仕切り箱45の前記側板部47の側
方には、前記前収容部3側方に位置しこの前収容部3と
は側板40、側板47によって仕切られかつ前記排水口
11に接続される排水管50が配される側収容部12が
設けられるとともに、前記生ゴミ処理機本体7の本体部
30は、厨房台2の内部の前記後収容部4がなす閉鎖空
間に、適宜の図示しない支持台を用いて配設される。
【0023】このように生ゴミ処理機本体7を前記後収
容部4に配置したため、外部からの看取を防ぎうるとと
もに、通常、デッドスペースとなる背板部5後方を、有
効に活用しうる。
【0024】さらに前記本体部30の上板26かつ発酵
槽32の部分には、この発酵槽32の上方かつ厨房台2
の上面(天板25)しかもシンク9の後方に設けた開口
部13がなす投入口14からのびるダクト15の下端が
接続され、これによって投入口14と本体部30とが連
通されるとともに、該投入口14に投入された生ゴミを
ダクト15を通して生ゴミ処理機本体7の前記発酵槽3
2に導いている。
【0025】ここで前記仕切り体6をなす収納仕切り箱
45の背板部5、本形態ではこの収納仕切り箱45の取
付け、取外しにより背板部5の全体と、前記上板部46
とを開放可能としているため、生ゴミ処理機本体7のみ
ならず前記ダクト15のメンテナンス(保守点検)も容
易に行うことが可能となる。
【0026】又前記ダクト15は、本形態では図4、図
5、図7、図8に示すように、下ダクト部54と上ダク
ト部55とからなり、該下ダクト部54は、前記生ゴミ
処理機本体7の本体部30の前記上板26に穿設された
長孔51を覆って側方向にレール部材52、52を介し
て摺動しうる下板53に立設されている。
【0027】なお下ダクト部54の下端は、前記下板5
3に設けた孔(図示せず)をへて前記長孔51内に連な
り、従って、該下板53の前記摺動によって下ダクト部
54の位置を長孔51内の範囲で位置替え出来る。
【0028】又前記上ダクト部55は、その下端部が上
下に位置調整可能に下ダクト部54に嵌入するととも
に、上端部が前記投入口14(開口部13)を貫通しか
つ該上端に設けた鍔部56の投入口枠材57(図7、図
8に示す)への載置により下方への脱落を防止してい
る。なお前記鍔部56下面には、前記投入口枠材57上
面に密着するパッキン59が連続して添着されている。
【0029】従って、前記ダクト15の少なくとも上部
分をなす前記上ダクト部55は、上方に抜いて取外すこ
とができる取外し自在なダクト取外し部16を形成す
る。
【0030】このようにダクト15の投入口14近傍部
をなす前記ダクト取外し部16が着脱可能に配設されて
いるため、外部から汚れの目立ちやすい部位を、取外し
て容易に洗浄できる。
【0031】なおダクト15の上部分のみでなく、下端
から全体を取外せるようにしてもよく、この場合、ダク
ト15全体が一つのダクト取外し部16を形成する。
【0032】又前記ダクト取外し部16の、前記投入口
14近傍の側壁には、開口部17が穿設されるととも
に、図8に示すように、この開口部17を、前記側壁に
ビス等を用いて着脱自在に添着されるフィルタ19で覆
っている。
【0033】さらに前記開口部17に、厨房台2の前記
天板25下面にハット状の取付金具60を用いて生ゴミ
処理機本体7とは別に取付けられる脱臭機20として一
体に形成されたファン21と脱臭器22とを導通させて
いる。
【0034】なお前記脱臭機20は、前記排水管50の
Sトラップ50A下流側においてこの排水管50に接続
され、これによって室内等への悪臭の漏れを防いでい
る。
【0035】このように投入口14近傍の前記ダクト取
外し部16において、前記開口部17に、前記フィルタ
19とファン21と脱臭器22とを導通させているた
め、投入口14近傍から効率よく脱臭でき、臭いの室内
等への流出を確実に防止しうるとともに、ダクト取外し
部16を取外すことにより、前記フィルタ19を容易に
洗浄、交換できる。
【0036】又前記脱臭機20は、生ゴミ処理機本体7
とは別に厨房台2の内部に取付けられているため、この
脱臭機20のメンテナンスを生ゴミ処理機本体7とは無
関係に便宜に行うことが出来る。
【0037】なお前記投入口枠材57の後縁には、パッ
キン61によって、該投入口枠材57が囲む前記投入口
14内の前記ダクト15上端を気密に閉止しうる投入口
蓋62の後縁が枢着されるとともに、この投入口蓋62
下面に設けた例えばマグネットスイッチ等からなるスイ
ッチ63によって、投入口14の開口時に自動的に前記
モータ36、ファン21を作動させるようにすることも
出来る。
【0038】又生ゴミを前記ダクト15に投入した後、
投入口蓋62を閉じても例えば48時間、前記モータ3
6、ヒータを自動運転させ、その後再投入までは運転を
停止させる適宜の図示しない制御ボックスが厨房台2の
内部、例えば前記側収容部12に設けられている。
【0039】さらに生ゴミが投入される前記開口部13
(投入口14)からのびる前記ダクト15の、該開口部
13の下流部、本形態では前記ダクト取外し部16に、
このダクト取外し部16の内面よりも内方に位置し前記
生ゴミ収納カゴ10の落下を阻止する受部23を形成し
ている。
【0040】前記生ゴミ収納カゴ10は、図6に上下反
転した状態を示すように、上開放の金網、多数の孔を有
する合成樹脂成形品等を用いたカゴ本体Aと、このカゴ
本体Aの底面B近傍に設けられる取手Cとからなる。
【0041】前記取手Cは、円柱状のカゴ本体Aの外周
に沿って湾曲する半円状の基部Dと、その両端部に設け
られカゴ本体Aの外周に軸着される枢支部E、Eとから
なり、図6に実線と一点鎖線とで示すように、起倒自在
に前記カゴ本体Aに取付けられている。
【0042】このように取手Cの前記基部Dをカゴ本体
Aの外周に沿わせることにより、前記排水口11に無理
なく生ゴミ収納カゴ10を収容しうるとともに、底面B
に設ける場合に比べて、水アカ等の取手Cへの付着も生
じにくくなる。
【0043】なおカゴ本体Aの外周に沿って湾曲する基
部Dを有する取手Cとして、図6に示すものの他にも、
図9、図10に示すように係止具64、65を介して枢
支部E、Eがカゴ本体Aに軸着される一対のコ字状、U
字状、棒状又は引き輪状の基部Dを有する取手C、Cな
ど種々のものを採用しうる。
【0044】又図11に示すように、カゴ本体Aの底面
Bに凹所Fを形成し、この凹所F内に納めて棒状の取手
Cを設けてもよく、この場合、取手Cが外に突出しない
ので、取扱いの際の支障にならないという利点がある。
【0045】なお図14に示すように、カゴ本体Aの外
周に凹所Fを形成し、この凹所Fに取手Cを設けたもの
は、底面Bに取手を設ける場合に比べて水アカ等の付着
を減じうる。
【0046】さらに図12、図13に示すように、カゴ
本体Aの底面Bに凹所Fを形成し、この凹所Fに取手C
を出没自在に設けることも出来る。この場合、取手Cは
不使用時に凹所F内に例えば磁着により収容しておける
ので、取扱いの邪魔にならないという利点がある。
【0047】又前記凹所F、取手Cの形状は、図12、
図13に示すものの他にも種々変形しうるとともに、取
手Cを凹所Fに収容した際に、必ずしも凹所Fの内壁に
取手Cが沿わなくてもよい。
【0048】又図15に示すように、カゴ本体Aの外周
に設けた凹所Fから出没自在に取手Cを配設することも
出来る。
【0049】なお図12、図15に示したものは、取手
Cが、カゴ本体Aの内部から出没自在に設けられている
ため、この取手Cを不使用時にはカゴ本体A内に収容し
ておくことができ、取扱いの邪魔になるのを防ぎうる。
【0050】このような生ゴミ収納カゴ10を用いれ
ば、図7に示すように、該生ゴミ収納カゴ10から生ゴ
ミを前記ダクト15内に投入する際、前記取手Cを持っ
て溜められた生ゴミを簡単に排出しうるとともに、カゴ
本体Aの内周面に付着した生ゴミも取手Cを持って容易
に振り落とすことができ、使い勝手及び操作性を向上し
うる。
【0051】又前記受部23は、図7に示すようなダク
ト取外し部16の向き合う面に内方に水平に突出する如
く夫々形成された段部66、66の他にも、図16に示
すように、徐々にダクト取外し部16の巾を狭くするよ
うに形成された傾斜部67、67も採用でき、さらに図
17に示すように、ダクト15の向き合う面に架け渡さ
れた一対の棒状体69、69により受部23を形成して
もよい。
【0052】このような受部23を形成することによっ
て、生ゴミ収納カゴ10から生ゴミをダクト15に投入
する際に、図7に示すように、該受部23が生ゴミ収納
カゴ10上端(図7では上下反転しているため下に位置
する)の当面となり、誤って生ゴミ収納カゴ10がダク
ト15内に落下することを防止しうる。
【0053】又前記受部23が補強リブの役目を果た
し、ゴミ投入時の衝撃によるダクト15の変形を防ぎう
るとともに、前記ファン21、攪拌パドル34…が引起
こす振動によるダクト15の共鳴を妨げうる。
【0054】さらに前記受部23を、前記段部66、6
6のように、ダクト15の向き合う面に夫々設けること
によって、生ゴミ収納カゴ10を受部23で仮支持しな
がら勝手よく生ゴミをダクト15内に投入しうるととも
に、生ゴミ収納カゴ10に付着した生ゴミを落とす際
に、受部23で仮支持して生ゴミ収納カゴ10を振るこ
とが出来る。
【0055】従って、生ゴミが投入口14周辺に散乱、
付着することがなく、衛生的に生ゴミをダクト15内に
投入しうる。
【0056】なお前記生ゴミ収納カゴ10は、図7に示
すように、前記ダクト15内に入りしかも前記受部2
3、23によって仮支持される寸法に設定されている。
【0057】又前記側収容部12内には、生ゴミ処理機
本体7の前記完熟槽33から前方にかつ斜め下にのびる
排出ダクト24が配設されるとともに、この排出ダクト
24の前端(先端)は、側収容部12かつ完熟槽33側
に配した処理品取出し容器70に通じ完熟槽33内の処
理後の生ゴミをこの処理品取出し容器70に収容させ
る。
【0058】前記処理品取出し容器70は、図18に示
すように、厨房台2の前面下端部に設けた開口71から
出入れしうるとともに、該処理品取出し容器70の開口
71からの挿入によって該開口71の蓋体72が押上げ
られかつ処理品取出し容器70の上面後部の蓋73を排
出ダクト24の上面に沿って引上げる。
【0059】又前記処理品取出し容器70を開口71か
ら取出すと、この処理品取出し容器70を載置していた
台板74の上面に設けたリミットスイッチLによって前
記モータ36の駆動が中止され、排出ダクト24前端か
らの処理品の流出を防ぎ、台板74上への処理品の不用
意な落下を防止する。
【0060】このように生ゴミ処理機本体7を収納仕切
り箱45の後方の前記後収容部4に配置したにもかかわ
らず、シンク9の横側部分の前記側収容部12を有効に
利用して、厨房台2の前面から容易に処理後の生ゴミを
取出すことが出来る。
【0061】図19、図20に示す実施形態では、排出
ダクト24の前端後縁に、処理品取出し容器70の取出
しによってこの前端の排出口24Aを遮蔽する遮蔽板7
5と、その後端から垂下し前記処理品取出し容器70の
開口71からの挿入によって押上げられ前記排出口24
Aを開放する垂下板76と、前記遮蔽板75の両側縁か
ら立上がりかつ前記排出ダクト24の両側面に沿う1/
4円状の側板77、77とからなる蓋部材79の前記遮
蔽板75後縁を枢着している。なお前記蓋部材79は、
バネ90等によって、常時、前記遮蔽板75が排出口2
4Aを遮蔽する向きに付勢されている。
【0062】このように排出ダクト24の前端に前記蓋
部材79を設けたため、処理品取出し容器70を取出し
たときに前記リミットスイッチLによってモータ36が
止まっても排出ダクト24内に付着などして滞留した処
理後の生ゴミが排出口24Aから落下するのを前記遮蔽
板75によって確実に防止しうる。又前記側板77、7
7は、図19に示すように、処理品取出し容器70の挿
入によって前記排出口24Aの下方においてこの処理品
取出し容器70上での隙間を閉ざして処理後の生ゴミの
横こぼれを防ぎ、該処理後の生ゴミを前記遮蔽板75と
共に確実に処理品取出し容器70内に案内して落下させ
る。
【0063】なお前記仕切り体6は、平板状の部材であ
ってもよく、その全体若しくは一部が形成する背板部5
の一部を開放可能としうるとともに、平板状の背板部5
を扉状に開放可能としてもよい。
【0064】
【発明の効果】叙上の如く本発明の生ゴミ処理装置は、
厨房台の内部に、前収容部と後収容部とに仕切る背板部
を配置し、かつ後収容部に、生ゴミ処理機本体を配して
いるため、外部から見えない位置に生ゴミ処理機本体を
収容でき、外観の低下を防ぎうるとともに、通常デッド
スペースとなって物品の収容部として使いにくい背板部
後方の後収容部を有効に活用でき、しかも前記前収容部
によって従来とほぼ同等の収容スペースを確保しうる
他、厨房台の内部に生ゴミ処理機本体が配置されてお
り、屋外には設置する必要がないため、外壁には面する
ことのない例えば対面式アイランドキッチン等にも採用
しうる。
【0065】又前記生ゴミ処理機本体が厨房台の内部の
後収容部に配置されることによって、生ゴミを処理する
音が室内等に漏れにくくなる。
【0066】請求項の発明において、前記厨房台
に、生ゴミ処理機本体から前方にのびる排出ダクトが通
る側収容部を設けたときには、一般的に物品の収容部と
して使いにくいシンクの横側部分を有効に活用すること
が可能となり、しかも生ゴミ処理機本体を前記後収容部
に配置したにもかかわらず、前記排出ダクトを介して厨
房台前面から容易に処理後の生ゴミを取出すことが出来
る。
【0067】さらに請求項の発明において、前記背板
部を開放可能としたときには、背板部の開放によって、
該背板部の後方の後収容部に配置された前記生ゴミ処理
機本体の保守点検を容易に行いうる。
【0068】又請求項4の発明において、厨房台に設け
た側収容部に、排出ダクトの先端が通じる処理品取出し
容器を配したときには、この処理品取出し容器によって
便宜に処理後の生ゴミを取出しうるとともに、投入口か
ら勝手よく生ゴミを廃棄しうる他、前収容部は、後収容
部と側収容部とは仕切られて形成されているため、その
見映えを高め、かつ物品を確実に前収容部に収納でき
る。
【0069】さらに請求項5の発明において、前記生ゴ
ミ処理機本体が発酵槽と完熟槽とを水平配置し、発酵槽
側に生ゴミ用の投入口を、完熟槽側に処理品取出し容器
を夫々配したときには、生ゴミの投入、処理、取出しを
効率よく便宜に行いうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】厨房台の一例を背板部と共に示す分解斜視図で
ある。
【図3】生ゴミ処理機本体を例示する正面図である。
【図4】その斜視図である。
【図5】ダクトの下端部の構造を例示する部分分解斜視
図である。
【図6】生ゴミ収納カゴの一例を示す斜視図である。
【図7】生ゴミ収納カゴとダクトに設けた受部とを示す
断面図である。
【図8】脱臭機の一例を示す断面図である。
【図9】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図である。
【図10】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図11】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図12】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図13】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図14】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図15】生ゴミ収納カゴの他の例を示す斜視図であ
る。
【図16】ダクトに形成した受部の他の例を示す斜視図
である。
【図17】ダクトに形成した受部の他の例を示す斜視図
である。
【図18】排出ダクト前端に設けられる処理品取出し容
器を例示する断面図である。
【図19】排出ダクト前端の他の実施形態を示す断面図
である。
【図20】その部分斜視図である。
【符号の説明】 2 厨房台 3 前収容部 4 後収容部 5 背板部 7 生ゴミ処理機本体 12 側収容部14 投入口 15 ダクト 24 排出ダクト25 天板 32 発酵槽 33 完熟槽 34 攪拌パドル 35 回転軸 70 処理品取出し容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厨房台の内部に、前面で開放しうる前開放
    の前収容部と、その後方に位置する後収容部とに仕切る
    背板部を有する仕切り体を配置し、 かつ後収容部に、投入される生ゴミを処理する生ゴミ処
    理機本体を配してなる生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】前記仕切り体は、前記背板部と、その上端
    から前方にのびる上板部と、背板部、上板部をつなぐ側
    板部とを具える収納仕切り箱であることを特徴とする請
    求項1記載の生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】前記厨房台は、前記収納仕切り箱の側板部
    の側方に側収容部が設けられ、かつこの側収容部内に、
    生ゴミ処理機本体から前方にのびる排出ダクトを配した
    ことを特徴とする請求項2記載の生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】前記仕切り体は、背板部の少なくとも一部
    を着脱自在としていることを特徴とする請求項1記載の
    生ゴミ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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