JPH09312520A - 逓倍型電圧制御水晶発振回路 - Google Patents

逓倍型電圧制御水晶発振回路

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JPH09312520A
JPH09312520A JP12574596A JP12574596A JPH09312520A JP H09312520 A JPH09312520 A JP H09312520A JP 12574596 A JP12574596 A JP 12574596A JP 12574596 A JP12574596 A JP 12574596A JP H09312520 A JPH09312520 A JP H09312520A
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phase
signal
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JP12574596A
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Inventor
Akihiro Mochida
明宏 持田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、使用状況が変化しても位相シフト
量を予め設定された周波数可変範囲が変動することがな
く、逓倍回路の実現が可能であり、さらにIC化に好適
し得る逓倍型電圧制御水晶発振回路を提供することを課
題としている。 【解決手段】第2の位相シフト手段は、第1の位相シフ
ト手段61の出力を所定位相量だけシフトする第3の位相
シフト手段62と、第1の位相シフト手段61の出力の利得
を制御し、反転する利得可変型反転増幅手段63と、第3
の位相シフト手段の出力と、利得可変型反転増幅手段63
の出力とを加算する加算手段66と、この加算手段66の出
力と、第1の位相シフト手段61の出力とを乗算する乗算
手段64と、乗算手段64の出力を積分し、この積分結果を
利得制御信号として利得可変型反転増幅手段に出力する
積分手段70,71 とから構成されており、乗算手段64の出
力から2逓倍信号を得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータやテレビ・VTR(Video Tape Recorder) 等の
画像情報処理装置における、約30MHz〜100MH
z程度の電圧制御水晶発振回路に関し、特に基本波モー
ドの水晶を用いた発振器の出力を2逓倍して出力する逓
倍型電圧制御水晶発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばカラーテレビジョ
ン受像機においては、色同期回路として自動位相制御回
路が用いられている。この自動位相制御回路では、精度
の高い電圧制御発振回路が必要とされている。この電圧
制御発振回路には、高い周波数精度及び周囲環境変化に
対して安定な特性が得られる水晶発振回路が使用されて
いる。また、PLL(Phase Locked Loop) 回路に使用さ
れる、周波数を電圧で制御する発振回路にも、水晶を用
いた発振回路形式が広く用いられ、電圧制御水晶発振回
路(以下VCXOとする)と呼ばれている。しかし、昨
今のデジタル機器の動作速度の高速化に伴い、高い周波
数のVCXOを容易に構成する回路技術が望まれてい
る。
【0003】一方、図9(a),(b)は、水晶発振回
路に使用されている水晶振動子の記号とその電気的等価
回路を示している。この水晶振動子11は、図9(b)
に示すように、損失が極めて小さく、ほぼ純粋なリアク
タンス2端子とみなせる。コンデンサC12は、電極間の
静電容量に端子間の浮遊容量を加えた容量を表してお
り、並列容量と呼ばれている。抵抗R13は水晶片の振動
の損失を表す定数であり、水晶片の加工方法及び保持方
法等で決定される。コイルL14及びコンデンサC15は、
モーショナルインダクタンス及びモーショナルキャパシ
タンスと呼ばれ、水晶振動子11の電気的機械振動系の
としての等価定数を表している。
【0004】この水晶振動子11では、その2端子イン
ピーダンスを求めると、図10に示すような特性が得ら
れる。図10において、fs は抵抗R13,コイルL14及
びコンデンサC15による直列共振周波数、fp は水晶振
動子11全体の並列共振周波数と称される。fs とfp
との間で水晶振動子11の等価リアクタンスは誘導性
(インダクティブ領域)で、その値も零から無限大の間
で急激に変化している。したがって、発振回路に水晶振
動子を使用する場合には一般にfs とfp との間のイン
ダクティブ領域で使用する。fs とfp との間の周波数
は非常に狭く、水晶振動子の等価リアクタンスはこの間
で0から無限大までのインダクタンスをとるため、回路
定数の変化に対して非常に周波数精度の高い発振回路が
構成できる。
【0005】図11は、基本波モードの水晶発振回路の
例を示している。トランジスタQ16は、抵抗R17、抵抗
R18及び抵抗R19でバイアスされてエミッタフォロワを
構成している。端子20には電源が供給されており、コ
ンデンサC21は、電源及びトランジスタQ16のコレクタ
を交流的にグランドへ短絡している。ここで、端子20
から電源が与えられることにより、トランジスタQ16の
コレクタに直流バイアスが与えられることになる。水晶
振動子22から発生された発振出力は、トランジスタQ
16のベースに与えられ、トランジスタQ16のエミッタか
ら端子201を介して取り出される。
【0006】水晶振動子22、コンデンサC23、コンデ
ンサC24及びコンデンサC25からなる共振回路は180
°の移相回路を構成しており、変形クラップ発振回路の
一例である。今、水晶振動子22の等価リアクタンスを
Xe 、等価直列抵抗をRe とし、水晶振動子22から見
た回路側のリアクタンスをXL 、負性抵抗を−RL とす
れ1ば、この回路の発振条件は式(1)、(2)で表さ
れる。 Xe =−XL ・・・・・(1) Re ≦RL ・・・・・・(2) そして、式(1)を角周波数ωについて解くことにより
発振周波数が求められるが、このときの発振周波数をf
L 、図10で示した水晶振動子の直列共振周波数をfs
とすれば、
【0007】
【数1】 の関係が成り立つ。ただしここでCp ,Cs ,CL は下
記で定義することとする。 Cp :図9における並列容量(コンデンサC12) Cs :図9におけるモーショナルキャパシタンス(コン
デンサC15) CL :図11において水晶振動子から回路側を見た全容
量であり、トランジスタQ16の端子間容量を無視すれば
コンデンサC23、コンデンサC24、コンデンサC25を直
列接続した容量である。(以下負荷容量とする) なお、負荷容量CL は、回路全体の発振周波数を決定し
ている。
【0008】ここで、VCXOを構成する場合には、負
荷容量を、電圧により容量値を変えることのできる可変
容量ダイオード等に置き代えて発振周波数を変化させる
が、一般的にはコンデンサC23に並列に可変容量ダイオ
ードを接続する場合が多い。これは、トランジスタQ16
の特性が発振周波数に及ぼす影響を少なくするため、コ
ンデンサC24及びコンデンサC25の容量を、コンデンサ
C23に対して十分大きく設定するからである。
【0009】今、仮に2つの負荷容量CL1及びCL2を定
義し、それぞれの負荷容量での発振周波数をfL1及びf
L2とすれば、負荷容量をCL1からCL2まで可変した時の
周波数の変化幅を直列共振周波数fs に対する比で表す
と、式(3)から
【0010】
【数2】 が求められる。
【0011】一般に、水晶発振回路は水晶片の持つ厚み
滑り振動の固有振動周波数を利用して、発振を起こさせ
る場合が多いが、水晶片の振動モードには1次の基本波
モード以外に3次・5次等の奇数次のオーバートーンモ
ードがある。現在の水晶加工技術において、基本波モー
ドの固有振動周波数は、30MHzが上限である。この
ため、30MHz以上の水晶発振回路を構成する場合に
は、水晶の3次・5次等のオーバートーンモードを用い
た発振回路を構成する必要がある。しかし、オーバート
ーンモードで使用した場合の水晶振動子のモーショナル
キャパシタンスCs は、おおよそオーバートーン次数の
2乗に反比例する事が分かっている。よってVCXOを
水晶振動子22の3次オーバートーンモードで発振させ
る場合、その周波数可変幅は式(4)より約1/9にな
ることがわかる。
【0012】図12は、従来の3次オーバートーンモー
ドVCXOの回路構成を示している。図12は、図11
の基本波モード発振回路を一部変更した回路である。す
なわち、トランジスタQ26は、抵抗R27、抵抗R28及び
抵抗R29でバイアスされてエミッタフォロワを構成して
いる。そして、端子30には電源が供給されており、コ
ンデンサC31は、電源及びトランジスタQ26のコレクタ
を交流的にグランドへ短絡している。水晶振動子32、
コイルL33、コイルL34、コンデンサC35、コンデンサ
C36、コンデンサC37、コンデンサC38、コンデンサC
39及び可変容量タイオードD40は、180°の移相回路
を構成しているが、抵抗R41の一端を接続した端子42
に可変容量ダイオードD40の制御電圧としての直流電圧
が与えられることにより、可変容量ダイオードD40の端
子間容量が変化されて、これにより発振周波数が制御さ
れる。また、コンデンサC38は、その容量値が発振周波
数に影響を及ぼさないように、コンデンサC35、コンデ
ンサC36、コンデンサC37及びコンデンサC39に対して
容量値を十分大きく設定され、単に抵抗R29を交流的に
短絡するものとする。
【0013】ここで、回路側の負荷インダクタンスLa
が追加された時に、水晶振動子32から見た回路側の負
荷容量をCL ′、及びその時の発振周波数をfL ′とす
れば、(fL ′−fs )/fs は、
【0014】
【数3】 となる。よってインダクタンスの追加により(fL ′−
fs )/fs の値が大きくなり、負荷容量の変化に対し
て周波数の変化量を大きく設定することができる。図1
2におけるコイルL33は、本役割を成すもので、3次オ
ーバートーンモードで水晶振動子を使用するために周波
数可変幅が狭くなった分を補正している。また、コイル
L34とコンデンサC39との共振周波数を、水晶振動子3
2の基本波モードの周波数に設定することにより、基本
波モードの発振を起こさないように対策を施している。
【0015】一方、上記3次オーバートーンモードVC
XOの発振出力をデジタル回路のクロック等で用いる場
合には、低レベル及び高レベルの電位がそれぞれグラン
ドと電源電圧である方形波に波形整形する必要がある。
すなわち、水晶振動子32から発生された発振出力は、
トランジスタQ26のベースに与えられ、トランジスタQ
26のエミッタから取り出される。このような場合には、
トランジスタQ26のエミッタから出力される発振出力
を、コンデンサC43を介して、非常に大きい定数の抵抗
R44でバイアスされているインバータ45に供給して、
波形整形を行なって端子46から出力する。
【0016】このように構成される3次オーバートーン
モードのVCXOにおいては、周波数の温度変化に対す
る安定度が悪化するという問題がある。(4)式から分
かるようにコイルL33のインダクタンスは発振周波数を
決定するパラメータになっており、通常コイルのインダ
クタンスは温度に対して正の温度係数を持っているた
め、本回路の発振周波数は温度に対して負の温度特性を
持つことになる。また、この回路には2点のコイル、可
変容量ダイオード、及び大容量のコンデンサを必要とす
るため、集積(IC)化には適していない。
【0017】そこで、図13は、IC化に適した基本波
モードVCXO回路を示している。すなわち、コンデン
サC51、水晶振動子52、コンデンサC53及び抵抗R54
は−90°の移相回路500を構成しており、非常に狭
い周波数領域でリアクタンスが大きく変化する水晶振動
子のインダクティブ領域を利用して、希望する発振周波
数近傍の微小な周波数変動に対して移相量が−45°〜
−135°程度変化する特性を持たせる。符号55は−
90°の固定移相量を持つ−90°移相回路であり、符
号56は利得がA倍の反転増幅回路、符号57はkの値
が−1〜1まで変化する利得可変増幅回路である。ま
た、反転増幅回路56及び増幅回路57の出力には、加
算器58が接続されており、加算器58の出力は−90
°移相回路を構成する抵抗54に帰還されている。
【0018】すなわち、水晶振動子52から発生された
発振出力信号S1は、−90°移相回路55及び利得可
変増幅回路57にそれぞれ供給される。このうち、−9
0°移相回路55は、発振出力信号S1を−90°位相
シフトし、この位相シフトされた信号S2を反転増幅回
路56に出力している。この位相シフトされた信号S2
は、反転増幅回路56にて利得がA倍に増幅されて反転
され、この信号S3が加算器58の一方の入力端に供給
される。加算器58の他方の入力端には、発振出力信号
S1が利得可変増幅回路57にて利得がkA倍に増幅さ
れた信号S4が供給される。なお、利得可変増幅回路5
7は、その制御端に供給される制御電圧によって、利得
が可変される。そして、加算器58は、反転増幅回路5
6から出力された信号S3と利得可変増幅回路57から
出力された信号S4とを加算し、この加算結果を90°
移相回路500に帰還している。
【0019】図14は、上記基本波モードVCXO回路
におけるベクトル関係図を示している。図14におい
て、−90°移相回路55の入力信号をVx ,−90°
移相回路55の出力信号をVy ,及び加算回路58の出
力信号をVz としている。−90°移相回路55の出力
信号Vy は、反転増幅回路56にて180°位相シフト
されて振幅をA倍に増幅され信号-AVy となる。また、
入力信号Vx は、増幅回路57にて振幅をkA倍に増幅
され信号kAVx となる。そして、信号-AVy 及び利得可
変増幅回路57から出力された信号kAVx は、加算器5
8にて加算され、出力信号Vz となる。この出力信号V
z は、kの値が−1〜1まで変化されることにより、そ
の位相が信号Vx に対して+45°〜+135°まで変
化させることができる。ここで、信号Vz の信号Vx に
対する進み位相角をθ1 として、コンデンサC51、水晶
振動子52、コンデンサC53及び抵抗R54からなる移相
回路500の遅れ位相角をθ2 とすれば、θ1 =θ2 と
なる周波数で図13に示す回路は発振することになる。
また、利得可変増幅器57の他方の入力端に供給される
制御電圧によりθ1 を可変すれば、コンデンサC51、水
晶振動子52、コンデンサC53及び抵抗R54からなる移
相回路500の周波数対位相特性において、θ1=θ2
となる周波数が発振周波数となり、発振周波数を可変す
ることができる。
【0020】しかしながら、上記−90°移相回路55
では、通常抵抗とコンデンサで構成される1次の積分回
路等の固定移相器が用いられるため、温度等の環境変化
によりその位相シフト量が−90°から変動し、結果と
して発振周波数がずれるという問題が生じている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
逓倍型電圧制御水晶発振回路では、IC化として−90
°移相回路を用いた場合に、温度等の環境変化により位
相シフト量が−90°から変動するため、発振周波数が
ずれるという問題を有している。
【0022】この発明の目的は、使用状況が変化しても
位相シフト量を予め設定された周波数可変範囲が変動す
ることがなく、逓倍回路の実現が可能であり、さらにI
C化に好適し得る逓倍型電圧制御水晶発振回路を提供す
ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係る逓倍型電
圧制御水晶発振回路は、基本波モードで使用する共振子
を含み、所定周波数を有する入力信号もしくは共振子か
ら発生された発振出力のいずれか一方を所定位相量だけ
シフトする第1の位相シフト手段と、第1の位相シフト
手段の出力の利得を制御し、増幅する利得可変増幅手段
と、共振子を含まずに、第1の位相シフト手段の出力を
所定位相量だけ位相シフトする第2の位相シフト手段
と、第2の位相シフト手段の出力を反転させ、増幅する
反転増幅手段と、第1の利得可変増幅手段の出力と反転
増幅手段の出力とを合成し、その合成信号を出力端子ま
たは第1の位相シフト手段に出力する合成手段とを具備
し、第2の位相シフト手段は、第1の位相シフト手段の
出力を所定位相量だけシフトする第3の位相シフト手段
と、第1の位相シフト手段の出力の利得を制御し、反転
する利得可変型反転増幅手段と、第3の位相シフト手段
の出力と、利得可変型反転増幅手段の出力とを加算する
加算手段と、この加算手段の出力と、第1の位相シフト
手段の出力とを乗算する乗算手段と、乗算手段の出力を
積分し、この積分結果を利得制御信号として利得可変型
反転増幅手段に出力する積分手段とから構成されてお
り、乗算手段の出力から2逓倍信号を得るようにしたも
のである。
【0024】この構成によれば、非常に安定した基本波
モード発振回路を構成できるとともに、常に50%であ
る2逓倍信号が得られ、さらにコイルを用いずに2逓倍
信号を得ることができるため、IC化に好適される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施の形態を示している。図1において、図中符号
61は−90°移相回路で、コンデンサC61a 、水晶振
動子61b、コンデンサC61c 及び抵抗R61d により構
成されている。なお、コンデンサC61a は、その一端が
グランドに接続されている。水晶振動子61bは基本波
モードで使用し、抵抗R61d からコンデンサC61a の非
接地端子までの位相回りは発振周波数でおおむね−90
°となっている。水晶振動子61bを通った信号S21
は、−45°移相回路62、ゲインが−α(ただしαは
正の変数)の利得可変反転増幅回路63、乗算器64及
び利得可変増幅回路65にそれぞれ供給される。−45
°移相回路62は、供給された信号S21を−45°位
相をずらし、この位相がずらされた信号S22を加算器
66の一方の入力端に出力する。加算器66の他方の入
力端には、信号S21を利得可変反転増幅回路63にて
反転された信号S23が供給される。
【0026】加算器66は、信号S22と信号S23と
を加算し、この加算結果に対応する信号S24を乗算器
64の他方の入力端及び反転増幅回路67にそれぞれ供
給される。反転増幅回路67は、加算器66から出力さ
れた信号S24を−A倍に増幅し、この増幅した信号S
25を加算器68の一方の入力端に出力している。この
加算器68の他方の入力端には、−90°移相回路61
から出力された信号S21を、利得可変増幅回路65に
てkA倍に増幅された信号S26が供給される。なお、
利得可変増幅回路65は、制御電圧が与えられることに
よって利得が制御されている。
【0027】加算器68は、反転増幅回路67から出力
された信号S25と利得可変増幅回路65から出力され
た信号S26とを加算し、この加算結果に対応する信号
S27は、出力端子69から取り出され、さらに−90
°移相回路61の抵抗R61d側に帰還されることにな
る。なお、出力端子69からは、基本波の発振出力とし
ての信号S27が取り出されることとなる。
【0028】一方、乗算器64は、−90°移相回路か
ら出力された信号S21と加算器66から出力された信
号S24とを乗算し、この乗算結果に対応する信号S2
8を積分回路70及び出力端子71に出力している。な
お、出力端子71からは、信2逓倍信号としての信号S
28が取り出される。
【0029】そして、積分回路70の出力は、基準電圧
発生回路72の出力とともに差動増幅回路73に供給さ
れる。差動増幅回路73は、積分回路70の出力と基準
電圧発生回路72の出力とを比較し、この比較結果に対
応する制御信号S29を増幅して利得可変反転増幅回路
63の制御端に出力している。すなわち、利得可変反転
増幅回路63は、差動増幅回路73からの制御信号S2
9によって、その出力が予め設定された基準電圧に近づ
くように制御されることとなる。
【0030】なお、上記の構成では、従来の図13に示
した−90°移相回路55を、−45°移相回路62、
利得可変反転増幅回路63、加算器66、乗算器64、
積分回路70、基準電圧発生回路72及び差動増幅回路
73で実現したものである。よって、これら以外の回路
つまり抵抗R61d 、コンテンサC61c 、水晶振動子61
b及びコンデンサC61a からなる−90°移相回路6
1、利得可変増幅回路65、反転増幅回路67、加算器
68で構成されるVCXOとしての動作は、従来と全く
同一である。
【0031】ここで、−45°移相回路62は、図2に
示す積分回路で容易に構成できる。すなわち、入力端子
621と出力端子622との間には、抵抗R623 (定数
R1)が介挿接続されており、出力端子622とグラン
ド間にはコンデンサC624 (定数C1 )が接続されてい
る。この積分回路の振幅特性は、式(6)で表される周
波数fc で3dBの減衰量を持つ。
【0032】
【数4】
【0033】また、この積分回路の位相特性は、周波数
fc で−45°となる。よって、fc が発振周波数にな
るようにR1 及びC1 を決定すればよい。次に、図3
は、上記加算器66の動作を説明するためのベクトル関
係図を示している。−45°移相回路62の入力信号S
21及び出力信号S22をそれぞれVa 、Vb とし、加
算器66の出力信号S24をVc とすれば、Vb の振幅
はVa に対して3dB減衰しており、かつその位相は4
5°遅れている。反転増幅回路63のゲインαを式
(7)の値に設定すれば、加算器66の出力Vc の位相
はVa に対して90°遅れることになる。
【0034】
【数5】
【0035】このようにして、従来のVCXO回路にお
ける−90°移相回路を構成することができるが、−4
5°移相回路62を構成しているコンデンサの温度特性
及び利得可変反転増幅回路63のゲインの温度ドリフト
により、信号Vc の位相が−90°からずれるという問
題が残っている。
【0036】この問題に対する対策として、この実施の
形態では以下のような回路を構成する。すなわち、加算
器66の出力信号S24と−45°移相回路62の入力
信号S21とを乗算器64で乗算処理して2逓倍信号を
得ることである。この乗算器64の具体的な回路構成例
を図4に示している。
【0037】図4に示す回路は、2重差動増幅回路の構
成であり、トランジスタQ71のコレクタにはトランジス
タQ72及びトランジスタQ73のそれぞれのエミッタが接
続されており、トランジスタQ74のコレクタにはトラン
ジスタQ75及びトランジスタQ76のエミッタが接続され
ており、トランジスタQ71及びトランジスタQ74のそれ
ぞれのエミッタは短絡されて定電流源I77を介してグラ
ンドに接続される。また、トランジスタQ72とトランジ
スタQ75のそれぞれのコレクタ、及びトランジスタQ73
とトランジスタQ76のそれぞれのコレクタはそれぞれ短
絡されており、抵抗R78及び抵抗R79を介して電源端子
80に接続される。抵抗R79の一端とトランジスタQ76
のコレクタとの接続点は、出力端子81に接続される。
さらに、トランジスタQ72とトランジスタQ76とのベー
ス間、及びトランジスタQ73とトランジスタQ75とのベ
ース間はそれぞれ短絡されており、抵抗R82及び抵抗R
83を介して定電圧源V84からバイアスされている。ま
た、トランジスタQ71とトランジスタQ74とのベース間
は、抵抗R85及び抵抗R86を介して定電圧源V87からバ
イアスされている。
【0038】すなわち、端子90には、−90°移相回
路61の出力である信号Vaが供給される。この端子9
0に供給された信号Vaは、コンデンサC89を介してト
ランジスタQ71のベースに与えられる。また、信号Va
は、抵抗R85,R86を介してトランジスタQ74のベース
に与えられる。
【0039】また、端子91には、加算器66からの出
力号Vcが供給される。端子91に供給された加算器6
6からの出力号Vcは、コンデンサC88を介してトラン
ジスタQ72,Q76のベースに与えられる。トランジスタ
Q72,Q73,Q75,Q76のベースには、定電圧源V84よ
り抵抗R82,R83を介して直流バイアスが与えられてい
る。
【0040】また、トランジスタQ71,Q74のベースに
は、定電圧源V87より抵抗R85,R86を介して直流バイ
アスが与えられている。トランジスタQ71,Q74は、I
77を定電流源とする差動増幅回路を成す。したがって、
−90°移相回路61から出力される信号Vaは、上記
差動増幅回路の振幅制限作用により、一定振幅の信号と
してトランジスタQ71,Q74のコレクタに出力される。
つまり、トランジスタQ71,Q74のコレクタに現れる信
号の振幅レベルは定電流源I77の電流量に比例し、−9
0°移相回路61の振幅レベルには依存しない。振幅制
限作用を受けた−90°移相回路61の出力信号Va
は、トランジスタQ71のコレクタより、トランジスタQ
72,Q73のエミッタに供給され、さらにトランジスタQ
74のコレクタより、トランジスタQ75,Q76のエミッタ
に供給される。
【0041】トランジスタQ72,Q73,Q75,Q76のコ
レクタに現れる−90°移相回路61の出力信号Va、
加算器66の出力信号Vcの合成信号Vdは、端子81
から取り出される。
【0042】ここで、信号Vd は、図5に示すような出
力となる。すなわち、信号Vc が信号Va に対して90
°位相が遅れている場合、信号Vd は信号Va 及び信号
Vcの2倍の周波数の直流分が存在しない信号となり、
信号Vc の信号Va に対する位相遅れが0°〜90°の
場合、信号Vd に含まれる2倍の周波数の成分は減少し
正の直流分が発生し、信号Va に対する位相遅れが90
°〜180°の場合、信号Vd には負の直流分が発生し
てやはり2倍の周波数の成分は減少する。よって信号V
d に含まれる高周波成分を積分回路70で除去すれば、
その出力には信号Va と信号Vc との−90°に対する
位相誤差が直流電圧として得られることになる。よっ
て、この直流電圧を差動増幅回路73にて適切なレベル
に増幅して利得可変反転増幅回路63の利得を制御する
信号とすれば、信号Va と信号Vcとの位相差を常に−
90°に保つことができる。ただし、差動増幅回路73
の入出力間の極性は、入力電圧が増加した時に反転増幅
回路のゲインαが大きくなるような極性の直流電圧を出
力するものとする。また、差動増幅回路73に供給され
ている基準電圧発生回路72からの基準電圧は、信号V
a と信号Vc の位相差が−90°の時に積分回路70か
ら出力される直流電圧と等しくなるように設定される。
【0043】また、上記第1の実施の形態における利得
可変型の反転増幅回路63は、図6に示す2重差動増幅
回路で容易に構成できる。図6の2重差動増幅回路は、
図4に示す回路と基本的動作は全く同一である。つまり
差動対であるトランジスタQ101 ,Q102 のエミッタは
トランジスタQ105 のコレクタに接続され、差動対であ
るトランジスタQ103 ,Q104 のエミッタはトランジス
タQ106 のコレクタに接続されている。トランジスタQ
105 ,Q106 のベースには抵抗R107 ,R108を介して
定電圧源V109 から直流バイアスがかけられており、ト
ランジスタQ105 ,Q106 のエミッタとグランド間には
それぞれ抵抗R110 ,R111 が接続されている。
【0044】端子112には交流である信号Va が供給
される。この信号Va はコンデンサC113 を介してトラ
ンジスタQ105 のベースに供給される。トランジスタQ
102,Q103 のベースには定電圧源V114 より直流バイ
アスが与えられており、トランジスタQ101 ,Q104 の
ベースには端子115が接続され、利得を制御する直流
電圧が供給される。
【0045】また、トランジスタQ101 ,Q103 のコレ
クタは、抵抗R116 を介して電源端子117に接続され
ており、さらに、トランジスタQ102 ,Q104 のコレク
タは抵抗R118 を介して電源端子117に接続されてい
る。なお、トランジスタQ101 ,Q102 ,Q103 ,Q10
4 のコレクタの出力は、端子119から取り出される。
【0046】ここで、端子115に供給される直流電圧
とゲインの特性を図7に示す。この回路の出力信号の極
性は、端子115の電圧にかかわらず常に負極性であ
る。また、抵抗R110 の定数はR2 とし、電源端子11
7とトランジスタQ102 ,Q104 のコレクタ間に接続さ
れている抵抗R118 の定数は、R4 とすれば、最大ゲイ
ンGは式(8)で求められ、端子115の電圧と定電圧
源V114 の電圧とが等しい時のゲインはG/2になる。
また、ゲインが最大から最小まで変化する端子115の
電圧幅は、2Δv、つまり数百mV程度である。
【0047】
【数6】
【0048】この最大ゲインは、端子115に供給され
る直流電圧がL(ロー)レベルのとき、トランジスタQ
101 ,Q104 がオフ状態になり、定電圧源V114 より直
流バイアスがかけられているトランジスタQ102 ,Q10
3 がオン状態となるため、抵抗R118 の定数R4 と抵抗
R110 の定数R2 とにより求められることとなる。
【0049】よって式(7)及び式(8)から、式
(9)を満足するようにR4 及びR2 の定数を設定すれ
ば、端子115の電圧と定電圧源V114 の電圧とが等し
い時に、加算器66の出力信号Vc の位相は、入力信号
Va の位相に対して90°遅れることになる。
【0050】
【数7】
【0051】以上のように、−45°移相回路62、反
転増幅回路63、加算器66、乗算器64、積分回路7
0、差動増幅回路73及び基準電圧発生回路72を構成
することにより、移相量、つまり位相シフト量が常に安
定した−90°移相回路が実現できる。また、この回路
を反転増幅回路67、利得可変増幅回路65、加算器6
8、及び抵抗R61d 、コンデンサC61c 、水晶振動子6
1b及びコンデンサC61a からなる−90°移相回路6
1と組合わせることにより、周波数の安定した基本波モ
ードVCXO回路が構成でき、かつ乗算器64の出力に
設けられた端子71からは基本波モードの2逓倍出力が
得られる。ここで、乗算器64には安定した90°位相
差の信号が入力されるため、2逓倍出力信号のデュティ
ーは安定して50%になる。
【0052】さらに、端子71の2逓倍出力をデジタル
回路のクロック等で使用する場合には、波形整形及びレ
ベルシフトを行なう必要があるため、図12に示す従来
例の一部であるインバータアンプを用いる。
【0053】このインバータアンプを用いた回路を図8
に示している。すなわち、インバータ121の入出力間
には、定数の大きい抵抗R122 が並列に接続され、その
入力端子123側にはコンデンサC124 が容量結合され
ている。このような回路で信号の波形整形を行なう場
合、入力信号の波形の傾きが急峻であるほうが出力端子
125から出力される出力信号のジッターが減少する。
乗算器64の出力信号S28は、図5に示すように、信
号Vc と信号Va との位相差が90°の時は波形の立ち
上がりが非常に急峻になる。よって、インバータ121
の出力波形は、ジッターが少ない立ち下がりとなる。
【0054】なお、−45°移相回路62、反転増幅回
路63、乗算器64、加算器66、積分回路70、差動
増幅回路73、及び基準電圧発生回路72で構成される
移相回路と全く同じ構成の−90°移相回路を、端子7
1に接続することにより、基本波発振周波数の4逓倍信
号も得ることができる。
【0055】以上のような構成によれば、非常に周波数
の安定した基本波モード発振回路を構成できると共に、
デュティーが常に50%である2逓倍出力が得られる。
また、逓倍の方法として時定数遅延回路等を用いていな
いため、高周波での回路が実現しやすく、水晶振動子の
基本波モードでは発振不可能な30MHz以上の周波数
においても、逓倍回路の実現が可能となる。さらに、こ
の回路は、コイルを用いずに2逓倍信号を得ることがで
きるため、IC化に好適できる。なお、この発明は、−
90°を対象に位相をシフトしているが、−90°以外
にも、この発明に逸脱しない範囲であれば、この他にも
適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
使用状況が変化しても位相シフト量を予め設定された周
波数可変範囲が変動することがなく、逓倍回路の実現が
可能であり、さらにIC化に好適し得る逓倍型電圧制御
水晶発振回路を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る逓倍型電圧制御水晶発振回路の
一実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】同実施の形態における−45°移相回路の詳細
を示す回路構成図。
【図3】同実施の形態における加算器の動作を説明する
ためのベクトル図。
【図4】同実施の形態における乗算器の詳細を説明する
ために示す回路構成図。
【図5】同実施の形態における乗算器の入出力特性を説
明するために示す図。
【図6】同実施の形態における利得可変型の反転増幅回
路の詳細を説明するために示す回路構成図。
【図7】同実施の形態における利得可変型の反転増幅回
路の利得制御特性を示す図。
【図8】同実施の形態におけるインバータアンプを用い
た場合を示す回路構成図。
【図9】従来における水晶振動子の等価回路を説明する
ために示す回路構成図。
【図10】同従来における水晶振動子のリアクタンス特
性を示す特性図。
【図11】同従来における基本波モードの水晶発振回路
を示す回路構成図。
【図12】同従来における3次オーバートーンモードの
電圧制御水晶発振回路を示す回路構成図。
【図13】同従来におけるIC化に適した基本波モード
電圧制御水晶発振回路を示すブロック構成図。
【図14】同従来におけるIC化に適した基本波モード
電圧制御水晶発振回路の動作を説明するために示すベク
トル図。
【符号の説明】
61…移相回路。 C61a …コンデンサ、 61b…水晶振動子、 C61c …コンデンサ、 R61d …抵抗、 62…−45°移相回路、 63…利得可変反転増幅回路、 64…乗算器、 65…利得可変増幅回路、 66…加算器、 67…反転増幅回路、 68…加算器、 69…出力端子、 70…積分回路、 71…出力端子、 73…差動増幅回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本波モードで使用する共振子を含み、
    所定周波数を有する入力信号もしくは上記共振子から発
    生された発振出力のいずれか一方を所定位相量だけシフ
    トする第1の位相シフト手段と、 前記第1の位相シフト手段の出力の利得を制御し、増幅
    する利得可変増幅手段と、 前記共振子を含まずに、前記第1の位相シフト手段の出
    力を所定位相量だけ位相シフトする第2の位相シフト手
    段と、 前記第2の位相シフト手段の出力を反転させ、増幅する
    反転増幅手段と、 前記第1の利得可変増幅手段の出力と前記反転増幅手段
    の出力とを合成し、その合成信号を出力端子または前記
    第1の位相シフト手段に出力する合成手段とを具備し、 前記第2の位相シフト手段は、前記第1の位相シフト手
    段の出力を所定位相量だけシフトする第3の位相シフト
    手段と、前記第1の位相シフト手段の出力の利得を制御
    し、反転する利得可変型反転増幅手段と、前記第3の位
    相シフト手段の出力と、前記利得可変型反転増幅手段の
    出力とを加算する加算手段と、この加算手段の出力と、
    前記第1の位相シフト手段の出力とを乗算する乗算手段
    と、前記乗算手段の出力を積分し、この積分結果を利得
    制御信号として前記利得可変型反転増幅手段に出力する
    積分手段とから構成されており、前記乗算手段の出力か
    ら2逓倍信号を得るようにしたことを特徴とする逓倍型
    電圧制御水晶発振回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の位相シフト手段は、前記入力
    信号の位相を−90°シフトする手段を有し、 前記第2の位相シフト手段は、前記第1の位相シフト手
    段の出力の位相を−90°シフトする手段を有し、 前記第3の位相シフト手段は、前記第1の位相シフト手
    段の出力の位相を−45°シフトする手段を有してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の逓倍型電圧制御水晶発
    振回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の位相シフト手段は、前記共振
    子の一端に接続された抵抗性インピーダンス素子とリア
    クタンス性インピーダンス素子との直列回路と、前記共
    振子の他端と基準電位点との間に接続された第1のリア
    クタンス性インピーダンス素子とを含み、前記共振子の
    他端と前記第1のリアクタンス性インピーダンス素子と
    の接続点に前記入力信号もしくは前記発振出力のいずれ
    か一方を所定位相量だけ位相シフトした出力を得る手段
    を有し、 前記第3の位相シフト手段は、その入力端子に一端が接
    続された抵抗性もしくはリアクタンス性のいずれか一方
    を有する第1のインピーダンス素子と、この第1のイン
    ピーダンス素子と基準電位点との間に接続された第2の
    リアクタンス性インピーダンス素子とを含み、前記第1
    のインピーダンス素子と前記第2のリアクタンス性イン
    ピーダンス素子との接続点に前記第1の位相シフト手段
    の出力を所定位相量だけ位相シフトした出力を得る手段
    を有してなることを特徴とする請求項1記載の逓倍型電
    圧制御水晶発振回路。
JP12574596A 1996-05-21 1996-05-21 逓倍型電圧制御水晶発振回路 Pending JPH09312520A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016189564A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 新日本無線株式会社 発振装置

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