JPH09312451A - マザーボード - Google Patents

マザーボード

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Publication number
JPH09312451A
JPH09312451A JP12605496A JP12605496A JPH09312451A JP H09312451 A JPH09312451 A JP H09312451A JP 12605496 A JP12605496 A JP 12605496A JP 12605496 A JP12605496 A JP 12605496A JP H09312451 A JPH09312451 A JP H09312451A
Authority
JP
Japan
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fixing
cable
signal
connector
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP12605496A
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English (en)
Inventor
Hideki Matsui
秀樹 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH09312451A publication Critical patent/JPH09312451A/ja
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  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線パターンを設けなければならず高価とな
ると共に、ケーブルと配線パターンのインピーダンスが
異なるため信号の反射が起こるなどの課題があった。 【解決手段】 信号用コネクタ3を有した信号用ケーブ
ル2と、電源用コネクタ5を有した電源用ケーブル4
と、信号用ケーブル2と電源用ケーブル5とを離隔して
併設する固定板6と、固定板6に信号用ケーブル2を固
定するケーブル固定手段7,8と、固定板6に電源用ケ
ーブル4を固定するケーブル固定手段9,10とを備え
て構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハードディスク
装置などのデバイスを脱着するマザーボードに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、SCSI(スカジー;small comp
uter system interface )型のハードディスク装置やフ
ロッピーディスクドライブなどのデバイス(以下、「S
CSIデバイス」という)を脱着するマザーボードとし
て、例えば、図13に示すものが知られている。図13
は従来のケーブル固定式マザーボードを示す斜視図であ
り、図において、100は基板、101はコネクタ10
2を挿入して該コネクタ102の接合部を露出させるた
めに基板100に設けられたコネクタ露出用穴、103
はコネクタ102と接続され信号線と電源線とを有した
フラットケーブル、104はコネクタ102を基板10
0に固定するネジ、106は基板100に設けられ図示
しないSCSIデバイスを接続する基板搭載用コネク
タ、107は基板100に設けられコネクタ102と基
板搭載用コネクタ106とを接続する配線パターンであ
り、信号線と共に電源線を備えている。
【0003】このように構成されたマザーボードは、例
えば図示しない計算機システムに組み込まれ、図示しな
いハードディスク装置などのSCSIデバイスを脱着し
て使用される。この場合、該計算機システムにはSCS
Iデバイスを挿入するデバイス挿入孔が予め設けられて
おり、該デバイス挿入孔の奥に上記マザーボードが配置
される。
【0004】次に動作について説明する。図示しないS
CSIデバイスのSCSIインターフェースコネクタ及
び電源コネクタがそれぞれコネクタ106と接続され
る。
【0005】このSCSIデバイスにアクセスする場合
は、図示しない計算機システムからの制御信号はフラッ
トケーブル103を通り、コネクタ102及び配線パタ
ーン107を介してコネクタ106と接続されたSCS
Iデバイスに伝達される。この制御信号によりSCSI
デバイスが制御される。そして、該制御信号は他のコネ
クタ106に伝達される。
【0006】SCSIデバイスへの給電は、制御信号の
伝達と同様に、コネクタ102及び配線パターン107
を介して行われる。
【0007】マザーボード上の全てのコネクタ106に
制御信号が伝達された後は、フラットケーブル103に
よりマザーボードの外部へ所定信号が伝達される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のマザーボードは
以上のように構成されているので、フラットケーブル1
03とは別個に基板100に配線パターン107を設け
なければならず、高価となると共に、このフラットケー
ブル103のインピーダンスと配線パターン107のイ
ンピーダンスが異なるため、該フラットケーブル103
と配線パターン107の間で信号の反射が起こるなどの
課題があった。
【0009】また、フラットケーブル103及び配線パ
ターン107において電源線と信号線を一緒に伝達して
いるため、信号線が電源線からのノイズの影響を受けて
システムが誤動作するなどの課題があった。
【0010】さらに、マザーボード製作後にSCSIデ
バイスの数量を増減する場合、配線パターン107を変
更してマザーボードを再製作しなければならず、不経済
となるなどの課題があった。
【0011】さらに、基板100に基板搭載用コネクタ
106の位置が固定されているため、増設するSCSI
デバイス側の寸法やコネクタ位置によっては、既設のS
CSIデバイスと干渉して接合できない場合があるなど
の課題があった。
【0012】さらに、マザーボードをコンパクトにした
いとの要請から、脱着できるSCSIデバイスの数も少
数とせざるを得ないなどの課題があった。
【0013】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、インピーダンスの違いから発生す
る信号の反射や信号線が電源線から受けるノイズを低減
でき、しかも容易かつ安価に製作できるマザーボードを
得ることを目的とする。
【0014】また、この発明は、脱着するデバイスの数
や寸法がマザーボード製作後に変更になっても、マザー
ボードを再製作することなく容易に対応できるマザーボ
ードを得ることを目的とする。
【0015】さらに、この発明は、デバイスを数多く脱
着できるマザーボードを得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るマザーボードは、信号用コネクタを有した信号用ケー
ブルと、電源用コネクタを有した電源用ケーブルと、信
号用ケーブルと電源用ケーブルとを離隔して併設する固
定板と、固定板に信号用ケーブルを固定する信号用ケー
ブル固定手段と、固定板に電源用ケーブルを固定する電
源用ケーブル固定手段とを備えたものである。
【0017】請求項2記載の発明に係るマザーボード
は、信号用ケーブル固定手段は係止用凹部を有すると共
にネジ穴を有した係止片と固定用ネジとを備え、電源用
ケーブル固定手段は係止用凹部を有すると共にネジ穴を
有した係止片と固定用ネジとを備えたものである。
【0018】請求項3記載の発明に係るマザーボード
は、信号用コネクタを有した信号用ケーブルと、電源用
コネクタを有した電源用ケーブルと、信号用ケーブルと
電源用ケーブルとを離隔して併設する固定板と、固定板
に信号用ケーブルを固定する信号用ケーブル固定手段
と、固定板に電源用ケーブルを固定する電源用ケーブル
固定手段と、固定板に突設され信号用ケーブル固定手段
を該固定板に対して左右に摺動自在に保持する1対の支
持レールと、固定板に突設され電源用ケーブル固定手段
を該固定板に対して左右に摺動自在に保持する1対の支
持レールとを備えたものである。
【0019】請求項4記載の発明に係るマザーボード
は、信号用ケーブル固定手段は貫通穴を有した表固定片
とネジ穴を有した裏固定片と固定用ネジと押圧部材とを
備え、電源用ケーブル固定手段は貫通穴を有した表固定
片とネジ穴を有した裏固定片と固定用ネジと押圧部材と
を備えたものである。
【0020】請求項5記載の発明に係るマザーボード
は、信号用コネクタを有した信号用ケーブルと、電源用
コネクタを有した電源用ケーブルと、信号用ケーブル固
定凹部と電源用ケーブル固定凹部とを離隔して有しかつ
信号用コネクタ露出穴と電源用コネクタ露出穴とを有し
た表側固定板と、信号用ケーブル固定凹部と電源用ケー
ブル固定凹部とを離隔して有した裏側固定板とを備えた
ものである。
【0021】請求項6記載の発明に係るマザーボード
は、信号用コネクタを有した信号用ケーブルと、電源用
コネクタを有した電源用ケーブルと、信号用コネクタを
左右方向にスライド可能に形成した信号用コネクタ露出
穴と電源用コネクタを左右方向にスライド可能に形成し
た電源用コネクタ露出穴とを有した表側固定板と、1対
の信号用コネクタ横固定手段と、1対の電源用コネクタ
横固定手段と、信号用コネクタ横固定手段を左右方向に
摺動自在に保持する1対の横支持レールと、電源用コネ
クタ横固定手段を左右方向に摺動自在に保持する1対の
横支持レールと、信号用ケーブル固定凹部と電源用ケー
ブル固定凹部とを有した裏側固定板とを備えたものであ
る。
【0022】請求項7記載の発明に係るマザーボード
は、信号用コネクタを有した信号用ケーブルと、電源用
コネクタを有した電源用ケーブルと、信号用コネクタを
左右及び上下方向にスライド可能に形成した信号用コネ
クタ露出穴と電源用コネクタを左右及び上下方向にスラ
イド可能に形成した電源用コネクタ露出穴とを有した表
側固定板と、1対の信号用コネクタ横固定手段と、1対
の信号用コネクタ縦固定手段と、1対の電源用コネクタ
横固定手段と、1対の電源用コネクタ縦固定手段と、信
号用コネクタ横固定手段を左右方向に摺動自在に保持す
る1対の横支持レールと、信号用コネクタ縦固定手段を
上下方向に摺動自在に保持する1対の縦支持レールと、
電源用コネクタ横固定手段を左右方向に摺動自在に保持
する1対の横支持レールと、電源用コネクタ縦固定手段
を上下方向に摺動自在に保持する1対の縦支持レール
と、信号用ケーブル固定凹部と電源用ケーブル固定凹部
とを有した裏側固定板とを備えたものである。
【0023】請求項8記載の発明に係るマザーボード
は、裏側固定板の信号用ケーブル固定凹部と電源用ケー
ブル固定凹部にシールド部材を設けたものである。
【0024】請求項9記載の発明に係るマザーボード
は、信号用コネクタを表裏両面に有した信号用ケーブル
と、電源用コネクタを表裏両面に有した電源用ケーブル
と、信号用ケーブル固定凹部と電源用ケーブル固定凹部
とを離隔して有しかつ信号用コネクタ露出穴と電源用コ
ネクタ露出穴とを有した表側固定板と、信号用ケーブル
固定凹部と電源用ケーブル固定凹部とを離隔して有しか
つ信号用コネクタ露出穴と電源用コネクタ露出穴とを有
した裏側固定板とを備えたものである。
【0025】請求項10記載の発明に係るマザーボード
は、表側固定板及び裏側固定板の信号用ケーブル固定凹
部と電源用ケーブル固定凹部にシールド部材を設けたも
のである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるマ
ザーボードを示す正面図、図2は信号用コネクタの固定
部分を示す拡大正面図であり、図1及び図2において、
1はSCSI型のハードディスク装置(デバイス)であ
り、SCSIインターフェース用コネクタ1aと電源用
コネクタ1bとを備えている。
【0027】2はハードディスク装置1のSCSIイン
ターフェース用コネクタ1aと脱着可能に形成された信
号用コネクタ3を4つ有し、SCSIバスを伝える信号
用ケーブルである。信号用コネクタ3を4つ有している
のは、ハードディスク装置1などのデバイスを4台まで
接続可能とするためであり、また増設により隣接するデ
バイス相互がぶつからないように所定の間隔を設けてあ
る。なお、該信号用コネクタ3の数は4つに限定され
ず、必要に応じて増減できることは言うまでもない。
【0028】4はハードディスク装置1の電源用コネク
タ1bと脱着可能に形成された電源用コネクタ5を4つ
有し、該ハードディスク装置1に電源を供給する電源用
ケーブルである。
【0029】6は信号用ケーブル2と電源用ケーブル4
を併設するために板状に成型された、例えばABS(ア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂製の固定
板である。
【0030】7は信号用ケーブル2を固定板6に固定す
るために、信号用コネクタ3の両側に配置され固定用ネ
ジ(信号用ケーブル固定手段)8によって固定されるケ
ーブル固定金具(信号用ケーブル固定手段)であり、図
2に示すように、信号用ケーブル2を係止するために凹
部として形成された係止用凹部7bを裏面に有する係止
片7aと、係止片7aの両端部に設けられ固定用ネジ8
を挿通するためのネジ穴7cとを備えている。
【0031】9は電源用ケーブル4を固定板6に固定す
るために、電源用コネクタ5の両側に配置され固定用ネ
ジ(電源用ケーブル固定手段)10によって固定される
ケーブル固定金具(電源用ケーブル固定手段)であり、
ケーブル固定金具7と同様に、図示しない係止用凹部を
裏面に有する係止片と、固定用ネジ10を挿通するため
のネジ穴とを備えている。
【0032】以上のように構成されたマザーボードは、
例えば図示しない計算機システムに組み込まれ、ハード
ディスク装置1を脱着して使用される。この場合、該計
算機システムにはハードディスク装置1を挿入するデバ
イス挿入孔が予め設けられており、該デバイス挿入孔の
奥に上記マザーボードが配置される。
【0033】次に動作について説明する。信号用ケーブ
ル2は、ケーブル固定金具7の係止用凹部7bによって
係止され、係止片7aのネジ穴7cに固定用ネジ8をね
じ込むことによって固定板6に固定される。また同時
に、信号用ケーブル2と一体となった信号用コネクタ3
も固定板6に固定されることとなる。
【0034】電源用ケーブル4は上記信号用ケーブル2
と離間して固定板6上に配置され、ケーブル固定金具9
によって上記信号用ケーブル2と同様に固定される。
【0035】次に、ハードディスク装置1のSCSIイ
ンターフェース用コネクタ1a及び電源用コネクタ1b
を、それぞれ固定板6の信号用コネクタ3及び電源用コ
ネクタ5に接続する。
【0036】このハードディスク装置1にアクセスする
場合、図示しない計算機システムからの制御信号は信号
用ケーブル2を通り、信号用コネクタ3を介してハード
ディスク装置1に伝達される。この制御信号によりハー
ドディスク装置1が制御される。そして、該制御信号は
他の信号用コネクタ3に伝達される。
【0037】一方、ハードディスク装置1への給電は、
電源用ケーブル4により電源用コネクタ5を介して行わ
れる。すなわち、信号線たる信号用ケーブル2と分離し
て配置されているので、信号用ケーブル2の信号に対し
てノイズの影響を与えにくい。
【0038】固定板6上の全ての信号用コネクタ3に制
御信号が伝達された後は、信号用ケーブル2によりマザ
ーボードの外部へ所定信号が伝達される。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、配線パターンを設けておらず、ハードディスク装置
1への制御信号は信号用ケーブル2と信号用コネクタ3
のみを媒体としてハードディスク装置1に伝えられるた
め、従来のマザーボード上の配線パターン107とフラ
ットケーブル103間に生じるインピーダンス不整合に
よる信号の反射がなくなり、伝達信号の信頼性が向上す
ると共に、信号用ケーブル2及び電源用ケーブル4を固
定板6に容易に固定できる効果が得られる。
【0040】なお、この実施の形態1ではSCSIデバ
イスの例として、ハードディスク装置1を挙げたが、フ
ロッピーディスクドライブなど他のSCSIデバイスで
あってもよい。
【0041】また、SCSIデバイスを脱着するマザー
ボードとして説明したが、他のインターフェース形式の
デバイスにも利用できることは言うまでもない。
【0042】実施の形態2.図3(a)はこの発明の実
施の形態2によるマザーボードを示す斜視図、(b)は
マザーボードの要部を示す側面図、図4はケーブル固定
金具の固定部分を示す拡大側面図である。なお、上記実
施の形態1の説明における図1及び図2で示したものに
相当する部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0043】図において、12及び13は信号用ケーブ
ル2を固定板6に固定するために信号用コネクタ3の両
側に配置されると共に、信号用ケーブル2の表裏面にそ
れぞれ配置され、後述する固定用ネジ14によって固定
される1組のケーブル固定金具(表固定片、裏固定片)
である。
【0044】このケーブル固定金具12,13は断面を
ほぼハット状に形成され、信号用ケーブル2の表裏面に
それぞれ配置して信号用ケーブル2を挟んで固定できる
ようになっている。ケーブル固定金具12の両端部に
は、後述する固定用ネジ14の雄ネジ部14aを挿通す
る貫通穴12aを備えている。また、ケーブル固定金具
13の両端部には、後述する固定用ネジ14の雄ネジ部
14aをねじ込むネジ穴13aを備えている。
【0045】14はケーブル固定金具12,13の両端
部を固定する固定用ネジであり、雄ネジ部14aを備え
ている。14bは雄ネジ部14aの先端部にねじ込まれ
固定板6を押圧する6角ナット(押圧部材)である。
【0046】15は信号用ケーブル2の幅方向両端部に
沿って固定板6に突設され、ケーブル固定金具12,1
3の両端部を係止する1対の支持レールであり、固定板
6と一体成型されている。この支持レール15,15の
間隔は、ケーブル固定金具12,13の長さよりも若干
大きく設定されている。すなわち、ケーブル固定金具1
2,13が固定用ネジ14によって固定される前には、
該支持レール15,15内をケーブル固定金具12,1
3が左右に摺動自在となる間隔に設定されている。また
支持レール15の先端部には、ケーブル固定金具12,
13側に近づくように若干湾曲させ、ケーブル固定金具
12の端部を係止可能に形成した係止部15aを備えて
いる。
【0047】16及び17は電源用ケーブル4を固定板
6に固定するために電源用コネクタ5の両側に配置され
ると共に、電源用ケーブル4の表裏面にそれぞれ配置さ
れ、前述した固定用ネジ14によって固定される1組の
ケーブル固定金具(表固定片、裏固定片)である。この
ケーブル固定金具16,17は、ケーブル固定金具1
2,13と同様に、図示しない貫通穴、ネジ穴を備えて
おり、電源用ケーブル4の幅に対応させて形成してあ
る。
【0048】18は電源用ケーブル4の幅方向両端部に
沿って固定板6に平行に突設され、ケーブル固定金具1
6,17の両端部を係止する1対の支持レールである。
この支持レール18,18の間隔は、ケーブル固定金具
16,17の長さよりも若干大きく設定されている。す
なわち、ケーブル固定金具16,17が固定用ネジ14
によって固定される前には、該支持レール18,18内
をケーブル固定金具12,13が左右に摺動自在となる
間隔に設定されている。また支持レール18の先端部に
は、ケーブル固定金具16,17側に近づくように若干
湾曲させ、ケーブル固定金具16の端部を係止可能に形
成した係止部18aを備えている。
【0049】なお、ハードディスク装置1を増設する場
合に対応するべく、上記コネクタ3,5を、予め増設す
る数だけケーブル2,4に設けておき、該コネクタ3,
5の各両端にケーブル固定金具12,13,16,17
をそれぞれ配置しておく。
【0050】次に動作について説明する。ケーブル固定
金具12,13を信号用コネクタ3の両側に配置すると
共に、信号用ケーブル2の表裏面にそれぞれ配置する。
そして、固定用ネジ14の雄ネジ部14aを、ケーブル
固定金具12の貫通穴12a及びネジ穴13aに挿通し
ねじ込んで、さらに6角ナット14bにねじ込むことに
より、ケーブル固定金具12,13を信号用ケーブル2
に仮止めする。
【0051】次に、信号用ケーブル2に取り付けられた
ケーブル固定金具12,13を、支持レール15,15
の長手方向端部から滑り込ませて該支持レール15,1
5内に配置させ、信号用コネクタ3を希望する所定の位
置まで摺動して配置する。
【0052】そして、固定用ネジ14を締めると、6角
ナット14bにより固定板6が押圧される。同時にケー
ブル固定金具13はネジ穴13aが雄ネジ部14aと係
合しているので、ケーブル固定金具12側に移動して信
号用ケーブル2を挟むと共に、ケーブル固定金具12の
端部を支持レール15の係止部15aに押圧する。これ
らの押圧力により、ケーブル固定金具12,13が固定
板6上の所定位置に固定され、もって信号用コネクタ3
が固定される。
【0053】同様にして、電源用コネクタ5も、ケーブ
ル固定金具16,17、固定用ネジ14及び支持レール
18,18によって、固定板6の所定位置に固定され
る。
【0054】なお、ハードディスク装置1との接続やア
クセスする方法は、上記実施の形態1の場合と同様であ
るので、説明を省略する。
【0055】一方、計算機システムを構築後にハードデ
ィスク装置1を1つ増設したい場合には、計算機システ
ムの前記デバイス挿入孔を1つ増やし、固定板6上の未
使用のコネクタ3,5を、デバイス挿入孔と対向する位
置に支持レール15,18に沿って移動させる。同時
に、移動させたコネクタ3,5の両側にあるケーブル固
定金具12,13,16,17も移動させ、固定用ネジ
14を締めて固定する。
【0056】次に、増設するハードディスク装置1をコ
ネクタ3,5と接続して、既設のハードディスク装置1
と同様に動作させる。
【0057】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、信号用コネクタ3及び電源用コネクタ5は、支持レ
ール15,18内を摺動させることによって、任意の位
置に容易に位置決めでき、固定用ネジ14を締めること
によって、固定板6に容易に固定できる。したがって、
ハードディスク装置1などのデバイスを増設する場合に
は、信号用コネクタ3及び電源用コネクタ5を必要な数
だけ任意の位置に固定でき、マザーボードを再製作する
ことなく容易に対応することができる効果が得られる。
【0058】なお、この実施の形態2ではSCSIデバ
イスの例として、ハードディスク装置1を挙げたが、フ
ロッピーディスクドライブなど他のSCSIデバイスで
あってもよい。
【0059】また、SCSIデバイスを脱着するマザー
ボードとして説明したが、他のインターフェース形式の
デバイスにも利用できることは言うまでもない。
【0060】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3によるマザーボードを示す組立斜視図、図6はマザ
ーボードを示す全体斜視図である。なお、上記実施の形
態1の説明における図1及び図2で示したものに相当す
る部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0061】図において、20はケーブル2,4及びコ
ネクタ3,5を固定するために全体を筒状に形成したA
BS樹脂製の筒型成型品であり、垂直断面がほぼE字状
の表側固定板21と裏側固定板22とをネジ23及びネ
ジ穴24により固定して組み立てられるようになってい
る。この表側固定板21の内面には、信号用ケーブル2
を隙間なく挟むために、該信号用ケーブル2の厚みの半
分の深さになるように凹状に形成した信号用ケーブル固
定凹部21aと、電源用ケーブル4を隙間なく挟むため
に、該電源用ケーブル4の厚みの半分の深さになるよう
に凹状に形成した電源用ケーブル固定凹部21bとを形
成してある。
【0062】また、裏表側固定板22の内面にも表側固
定板21と同様に、信号用ケーブル固定凹部22aと電
源用ケーブル固定凹部22bが形成され、それぞれの表
面にシールド部材26が塗布されている。
【0063】26はこの信号用ケーブル固定凹部21a
と電源用ケーブル固定凹部21bの表面に塗布され、ノ
イズの影響を遮断若しくは低減するシールド部材であ
る。かかるシールド部材26としては、従来より用いら
れている手段を用いている。
【0064】28は信号用コネクタ3を挿通して固定
し、かつ信号用コネクタ3の接続面を露出させるために
表側固定板21に穿設された信号用コネクタ露出穴であ
り、信号用コネクタ3の外形寸法よりも若干大きく形成
されている。
【0065】29は電源用コネクタ5を挿通して固定
し、かつ電源用コネクタ5の接続面を露出させるために
表側固定板21に穿設された電源用コネクタ露出穴であ
り、電源用コネクタ5の外形寸法よりも若干大きく形成
されている。
【0066】これらコネクタ露出穴28,29の数は、
増設するハードディスク装置1などのデバイスの数に応
じて決定してある。またその穿設すべき位置は、増設に
より隣接するデバイス同士がぶつからないように勘案し
て決定してある。
【0067】次に動作について説明する。表側固定板2
1の信号用ケーブル固定凹部21aに信号用ケーブル2
を配置し、信号用コネクタ3を信号用コネクタ露出穴2
8にはめ込む。同様に電源用ケーブル固定部凹21bに
電源用ケーブル4を配置し、電源用コネクタ5を電源用
コネクタ露出穴29にはめ込む。
【0068】そして、この表側固定板21に配置された
信号用ケーブル2及び電源用ケーブル4を、裏側固定板
22の信号用ケーブル固定部22aと電源用ケーブル固
定部22bとで挟み込んで、ネジ23により固定して組
み立てる。
【0069】このように信号用ケーブル2及び電源用ケ
ーブル4が、信号用ケーブル固定凹部21a,22aと
電源用ケーブル固定凹部21b,22bによって隙間な
く挟まれて固定され、信号用コネクタ3及び電源用コネ
クタ5が信号用コネクタ露出穴28及び電源用コネクタ
露出穴29によって固定される。
【0070】ハードディスク装置1との接続やアクセス
する方法は、前記実施の形態1の場合と同様であるの
で、説明を省略する。
【0071】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、信号用ケーブル2と電源用ケーブル4がマザーボー
ド内で分離して配設され、さらにシールド部材26によ
ってシールドされているため、従来のマザーボードの基
板100の配線パターン107で生じる信号間の干渉や
輻射ノイズを低滅することができ、ハードディスク装置
1の誤動作や他の電子機器への悪影響を低減することが
できる効果が得られる。
【0072】なお、この実施の形態3ではSCSIデバ
イスの例として、ハードディスク装置1を挙げたが、フ
ロッピーディスクドライブなど他のSCSIデバイスで
あってもよい。
【0073】また、SCSIデバイスを脱着するマザー
ボードとして説明したが、他のインターフェース形式の
デバイスにも利用できることは言うまでもない。
【0074】実施の形態4.図7(a)はこの発明の実
施の形態4によるマザーボードの要部を示す部分斜視
図、(b)は(a)のA−A断面図、図8はケーブル固
定金具の固定部分を示す拡大側面図である。なお、上記
実施の形態1から3の説明における各図で示したものに
相当する部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0075】図において、30は信号用コネクタ3及び
電源用コネクタ5を固定する板状の表側固定板であり、
前記実施の形態3における表側固定板21に相当するも
のである。また、ABS樹脂で成型してある。
【0076】31は信号用コネクタ3を挿通して該信号
用コネクタ3の接続面を露出させるために表側固定板3
0に複数穿設された矩形の信号用コネクタ露出穴であ
り、挿通した信号用コネクタ3が左右方向にのみ所定距
離スライドできる大きさに形成されている。
【0077】32は電源用コネクタ5を挿通して該電源
用コネクタ5の接続面を露出させるために表側固定板3
0に複数穿設された矩形の電源用コネクタ露出穴であ
り、挿通した電源用コネクタ5が左右方向にのみ所定距
離スライドできる大きさに形成されている。
【0078】これらのコネクタ露出穴31,32の数
は、増設するハードディスク装置などのデバイスの数に
応じて決定してある。またその穿設すべき位置と横幅
は、増設により隣接するデバイスと既設のデバイスの設
置位置が干渉しないように勘案して決定してある。
【0079】34は信号用コネクタ露出穴31に挿通さ
れた信号用コネクタ3を固定するために信号用コネクタ
3の両側にそれぞれ押圧可能に配置されると共に、後述
する固定用ネジ35によって固定される1対のコネクタ
固定金具(信号用コネクタ横固定手段)である。すなわ
ち、このコネクタ固定金具34は金属板をL字状に折曲
して形成したものであり、表側固定板30に対向する固
定片34aと、信号用コネクタ3の側面に当接する当接
片34bとを備えている。
【0080】36は後述する固定用ネジ35をねじ込む
ために固定片34aの中央部に設けられたネジ穴であ
る。
【0081】35はコネクタ固定金具34のネジ穴36
にねじ込まれ、コネクタ固定金具34を表側固定板30
に対して固定する固定用ネジであり、雄ネジ部35aを
備えている。35bは雄ネジ部35aの先端部にねじ込
まれ表側固定板30を押圧する6角ナットである。
【0082】38は表側固定板30において信号用コネ
クタ露出穴31の横辺のほぼ延長線上に位置するように
平行に突設され、コネクタ固定金具34の固定片34a
の両端部を係止する1対の支持レール(横支持レール)
であり、表側固定板30と一体成型したものである。こ
の支持レール38,38の間隔は、固定片34aの縦方
向の幅よりも若干大きく設定されている。すなわち、固
定片34aが固定用ネジ35によって固定される前に
は、該支持レール38,38内を固定片34aが左右方
向に摺動自在となる間隔に設定されている。また支持レ
ール38の先端部には、固定片34a側に近づくように
若干湾曲させ、固定片34aの端部を係止可能に形成し
た係止部38aを備えている。
【0083】39は電源用コネクタ露出穴32に挿通さ
れた電源用コネクタ5を固定するために電源用コネクタ
5の両側にそれぞれ押圧可能に配置されると共に、固定
用ネジ35によって固定される1組のコネクタ固定金具
(電源用コネクタ横固定手段)である。このコネクタ固
定金具39は、上記コネクタ固定金具34と同様に金属
板をL字状に折曲して形成したものであり、表側固定板
30に対向する固定片39aと、電源用コネクタ5の側
面に当接する当接片39bとを備えている。
【0084】40は固定用ネジ35をねじ込むために固
定片39aの中央部に設けられたネジ穴である。
【0085】41は表側固定板30において電源用コネ
クタ露出穴32の横辺のほぼ延長線上に位置するように
平行に突設され、コネクタ固定金具39の固定片39a
の両端部を係止する1対の支持レール(横支持レール)
であり、表側固定板30と一体成型したものである。こ
の支持レール41,41の間隔は、固定片39aの縦方
向の幅よりも若干大きく設定されている。すなわち、固
定片39aが固定用ネジ35によって固定される前に
は、該支持レール41,41内を固定片39aが摺動自
在となる間隔に設定されている。また支持レール41の
先端部には、固定片39a側に近づくように若干湾曲さ
せ、固定片39aの端部を係止可能に形成した係止部4
1aを備えている。
【0086】以上に示したのは、表側固定板30及びコ
ネクタ固定金具34,39などについてであるが、本実
施の形態4におけるマザーボードは、これら部材の他
に、表側固定板30の背面に固定される図示しない裏側
固定板を備えている。この裏側固定板は、前記実施の形
態3の図5及び図6で示した裏側固定板22とほぼ同一
に形成したものであり、異なる点は、信号用ケーブル固
定凹部と電源用ケーブル固定凹部の深さが、信号用ケー
ブル2と電源用ケーブル4をそれぞれ隙間なく挟むため
に、該ケーブル2,4の厚みと等しく形成してある点で
ある。なお、この裏側固定板と表側固定板30の固定
は、前記実施の形態3の場合と同様に、図示しないネジ
とネジ穴によって行えるようになっている。
【0087】次に動作について説明する。先ず、図7
(a)に示すように、固定用ネジ35を装着した2つの
コネクタ固定金具34を支持レール38,38の間に配
置させる。
【0088】次に、信号用コネクタ3を信号用コネクタ
露出穴31に挿通し、その信号用コネクタ3の両側面を
コネクタ固定金具34の当接片34bどうしで挟みなが
ら、固定片34aを支持レール38,38内で所定距離
摺動させることによって信号用コネクタ3の位置決めを
行う。
【0089】位置決めが完了したら、固定用ネジ35を
締める。すると、図8の下向き矢印に示すように、6角
ナット35bにより表側固定板30が押圧される。同時
に固定片34aは、そのネジ穴36が雄ネジ部35aと
係合しているので、図8の上向き矢印に示すように、固
定片34aの端部が支持レール38の係止部38aに押
圧される。コネクタ固定金具34は、これらの押圧力に
よって位置決めされた位置に容易に固定される。そし
て、信号用コネクタ3も、この固定されたコネクタ固定
金具34の当接片34bによって挟まれているので固定
されることとなる。
【0090】電源用コネクタ5も同様にして、コネクタ
固定金具39、固定用ネジ35及び支持レール41,4
1によって所定位置に容易に固定される。
【0091】そして最後に、図示しない裏側固定板を表
側固定板30に組み付けることにより、マザーボードが
完成する。
【0092】なお、図示しない計算機システムに本マザ
ーボードを組み込んで使用する場合におけるハードディ
スク装置との接続やアクセスする方法は、実施の形態1
の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0093】一方、上記計算機システムを構築後に、ハ
ードディスク装置を1つ増設したい場合は、計算機シス
テムの前記デバイス挿入孔を1つ増やし、該デバイス挿
入孔と対向する位置に設けられたコネクタ露出穴31,
32にコネクタ3,5を挿通し、上述した要領にてコネ
クタ固定金具34,39によって固定する。この場合に
おいて、コネクタ露出穴31,32は、コネクタ3,5
が位置決めの際に横方向に所定距離スライドできるよう
に形成され、かつその位置決めされた位置に容易に固定
できるので、隣接する既設のハードディスク装置にぶつ
からないように容易に増設することができる。
【0094】最後に、増設するハードディスク装置を固
定されたコネクタ3,5と接続し、既設のハードディス
ク装置と同様に動作させればよい。
【0095】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、信号用コネクタ3及び電源用コネクタ5は、コネク
タ露出穴31,32、支持レール38,41及びコネク
タ固定金具34,39によって支持レール38,41内
を摺動させて任意の位置に容易に位置決めでき、固定用
ネジ35を締めることによって表側固定板30上に容易
に固定できる。したがって、ハードディスク装置などの
デバイスを増設する場合には、そのデバイスの横幅また
はコネクタの位置に応じて、接続すべき信号用コネクタ
3及び電源用コネクタ5を最適な位置に移動して固定で
きるので、マザーボードを再製作することなく容易に対
応することができる効果が得られる。
【0096】なお、この実施の形態4ではSCSIデバ
イスの例として、ハードディスク装置を挙げたが、フロ
ッピーディスクドライブなど他のSCSIデバイスであ
ってもよい。
【0097】また、SCSIデバイスを脱着するマザー
ボードとして説明したが、他のインターフェース形式の
デバイスにも利用できることは言うまでもない。
【0098】実施の形態5.上記実施の形態4は、信号
用コネクタ3及び電源用コネクタ5を左右方向にスライ
ドさせて位置決め可能に形成したものであるが、本実施
の形態5は、左右方向のみならず上下方向にもスライド
させて位置決め可能に形成したものである。したがっ
て、該コネクタ3,5を上下方向にスライドさせて位置
決めするための構成のみが上記実施の形態4と異なるた
め、以下、この相違する点のみについて説明する。
【0099】図9はこの発明の実施の形態5によるマザ
ーボードの要部を示す部分斜視図である。なお、上記実
施の形態1から4の説明における各図で示したものに相
当する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0100】図において、45は信号用コネクタ3を挿
通して該信号用コネクタ3の接続面を露出させるために
表側固定板30に複数穿設された矩形の信号用コネクタ
露出穴であり、挿通した信号用コネクタ3が左右方向及
び上下方向に所定距離スライドできる大きさに形成され
ている。すなわち、上記実施の形態4における信号用コ
ネクタ露出穴31を上下方向にさらに大きく開口して形
成したものである。
【0101】46は電源用コネクタ5を挿通して該電源
用コネクタ5の接続面を露出させるために表側固定板3
0に複数穿設された矩形の電源用コネクタ露出穴であ
り、挿通した電源用コネクタ5が横方向及び縦方向に所
定距離スライドできる大きさに形成されている。すなわ
ち、上記実施の形態4における電源用コネクタ露出穴3
2を縦方向にさらに大きく開口して形成したものであ
る。
【0102】これらのコネクタ露出穴45,46の穿設
すべき位置と縦幅は、増設するデバイスの信号・電源用
コネクタの位置や大きさあるいは該デバイスの大きさ
が、既設のデバイスのそれと異なる場合でも対応できる
ように勘案して決定してある。
【0103】48は信号用コネクタ露出穴45に挿通さ
れた信号用コネクタ3を上下方向から固定するために、
信号用コネクタ3の上下両側面にそれぞれ押圧可能に配
置されると共に、固定用ネジ35によって固定される1
組のコネクタ固定金具(信号用コネクタ縦固定手段)で
ある。すなわち、このコネクタ固定金具48は金属板を
L字状に折曲して形成したものであり、表側固定板30
に対向する固定片48aと、信号用コネクタ3の側面に
当接する当接片48bとを備えている。
【0104】50は支持レール38と直交するように信
号用コネクタ露出穴45の上下に配設された1対の平行
な支持レール(縦支持レール)であり、コネクタ固定金
具48の固定片48aの両端部を係止できるように、支
持レール38の係止部38aに対応する係止部を備えて
いる。またこの支持レール50,50の間隔は、固定片
48aが固定用ネジ35によって固定される前には該支
持レール50,50内を摺動自在となるように設定され
ている。
【0105】52は電源用コネクタ露出穴46に挿通さ
れた電源用コネクタ5を上下方向から固定するために、
電源用コネクタ5の上下両側面にそれぞれ押圧可能に配
置されると共に、固定用ネジ35によって固定される1
組のコネクタ固定金具(電源用コネクタ縦固定手段)で
あり、コネクタ固定金具48と同様に、固定片52a及
び当接片52bを備えている。
【0106】54は支持レール41と直交するように電
源用コネクタ露出穴46の上下に配設された1対の平行
な支持レール(縦支持レール)であり、コネクタ固定金
具52の固定片52aの両端部を係止できるように上記
支持レール50と同様に構成したものである。
【0107】次に動作について説明する。信号用コネク
タ3及び電源用コネクタ5を横方向にスライドさせて位
置決めする手順は、実施の形態4の場合と同様である。
【0108】信号用コネクタ3を縦方向にスライドさせ
て位置決めするときは、信号用コネクタ露出穴45に挿
通された信号用コネクタ3の両側面をコネクタ固定金具
48の当接片48bどうしで挟みながら、固定片48a
を支持レール50,50内で所定距離摺動させればよ
い。
【0109】そして、4つの固定用ネジ35を締めれ
ば、実施の形態4において示した押圧力により、信号用
コネクタ3が当接片34b,34b,48b,48bに
よって四方から固定される。
【0110】電源用コネクタ5も同様にして、コネクタ
固定金具39,52、固定用ネジ35及び支持レール4
1,41,54,54によって所定位置に容易に固定さ
れる。その他の動作は、実施の形態4の場合と同様であ
るので説明を省略する。
【0111】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、信号用コネクタ3及び電源用コネクタ5は、コネク
タ露出穴45,46、支持レール38,41,50,5
4及びコネクタ固定金具34,39,48,52によっ
て支持レール38,41,50,54内を摺動させるこ
とにより、縦横両方向の任意の位置に容易に位置決めで
き、固定用ネジ35を締めることによって表側固定板3
0上に容易に固定できる。
【0112】したがって、ハードディスク装置などのデ
バイスを増設する場合には、増設するデバイスの信号・
電源用コネクタの位置や大きさあるいは該デバイスの大
きさが、既設のデバイスのそれと異なる場合でも、接続
すべき信号用コネクタ3及び電源用コネクタ5を最適な
位置に移動して固定できるので、マザーボードを再製作
することなく容易に対応することができる効果が得られ
る。
【0113】実施の形態6.前記実施の形態3は、信号
用コネクタ3及び電源用コネクタ5を表側固定板21か
ら露出可能に形成したものであるが、本実施の形態6
は、各ケーブル2,4の表裏面にコネクタ3,5を配設
し、表側固定板21及び裏側固定板22の両者から露出
可能に形成したものである。
【0114】図10はこの発明の実施の形態6によるマ
ザーボードを示す組立斜視図、図11はマザーボードを
示す平面図、図12はマザーボードを示す側面図であ
る。なお、実施の形態3の説明における図5及び図6で
示したものに相当する部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0115】図において、28aは信号用コネクタ3を
挿通して固定し、かつ信号用コネクタ3の接続面を露出
させるために裏側固定板22に穿設された信号用コネク
タ露出穴であり、実施の形態3で示した信号用コネクタ
露出穴28と同様に形成され、穿設位置が異なるのみで
ある。
【0116】29aは電源用コネクタ5を挿通して固定
し、かつ電源用コネクタ5の接続面を露出させるために
裏側固定板22に穿設された電源用コネクタ露出穴であ
り、実施の形態3で示した電源用コネクタ露出穴29と
同様に形成され、穿設位置が異なるのみである。
【0117】なおその他の構成は、ケーブル2,4の表
裏面にコネクタ3,5を配設した点を除き、実施の形態
3の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0118】次に動作について説明する。信号用ケーブ
ル固定部21a,22aに信号用ケーブル2を配置し、
信号用コネクタ3を信号用コネクタ露出穴28,28a
にはめ込む。同様に電源用ケーブル固定部21b,22
bに電源用ケーブル4を配置し、電源用コネクタ5を電
源用コネクタ露出穴29,29aにはめ込む。そして、
表側固定板21と裏側固定板22とをネジ23により固
定して組み立てる。
【0119】このように信号用ケーブル2及び電源用ケ
ーブル4が、信号用ケーブル固定部21a,22aと電
源用ケーブル固定部21b,22bによって隙間なく挟
まれて固定され、信号用コネクタ3及び電源用コネクタ
5が信号用コネクタ露出穴28,28a及び電源用コネ
クタ露出穴29,29aによって固定される。すなわ
ち、信号用コネクタ3などの数が、実施の形態3の場合
と比較して倍増することとなる。
【0120】なお、その他の動作は、実施の形態3の場
合と同様であるので、説明を省略する。
【0121】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、試験のためにSCSI信号をモニターする必要があ
るものの、計算機システムなどに組み込んだ時の構造上
の制約から、表側固定板21側からモニターできないよ
うな場合であっても、モニター用のフラットケーブルを
裏側固定板22から露出したコネクタ3と接続すること
により、制御信号を取り出して解析することができる効
果が得られる。
【0122】また、計算機システムの設計段階でハード
ディスク装置1を多数必要とする場合に、実施の形態3
におけるマザーボードを使用すると、該マザーボードも
複数枚必要となる場合がある。かかる場合に、本実施の
形態6における裏側固定板22のコネクタ3,5を利用
することによって、マザーボードの使用枚数を半分にす
ることができ、もって製作コストをさらに削減すること
ができる効果が得られる。
【0123】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、信号用コネクタを有した信号用ケーブルと、電源
用コネクタを有した電源用ケーブルと、信号用ケーブル
と電源用ケーブルとを離隔して併設する固定板と、固定
板に信号用ケーブルを固定する信号用ケーブル固定手段
と、固定板に電源用ケーブルを固定する電源用ケーブル
固定手段とを備えるように構成したので、インピーダン
スの違いから発生する信号の反射や信号線が電源線から
受けるノイズを低減でき、しかも容易かつ安価に製作で
きる効果がある。
【0124】請求項2記載の発明によれば、信号用ケー
ブル固定手段は係止用凹部を有すると共にネジ穴を有し
た係止片と固定用ネジとを備え、電源用ケーブル固定手
段は係止用凹部を有すると共にネジ穴を有した係止片と
固定用ネジとを備えるように構成したので、信号用ケー
ブル及び電源用ケーブルを固定板に容易に固定できる効
果がある。
【0125】請求項3記載の発明によれば、信号用コネ
クタを有した信号用ケーブルと、電源用コネクタを有し
た電源用ケーブルと、信号用ケーブルと電源用ケーブル
とを離隔して併設する固定板と、固定板に信号用ケーブ
ルを固定する信号用ケーブル固定手段と、固定板に電源
用ケーブルを固定する電源用ケーブル固定手段と、固定
板に突設され信号用ケーブル固定手段を該固定板に対し
て左右に摺動自在に保持する1対の支持レールと、固定
板に突設され電源用ケーブル固定手段を該固定板に対し
て左右に摺動自在に保持する1対の支持レールとを備え
るように構成したので、脱着するデバイスの数や寸法が
マザーボード製作後に変更になっても、マザーボードを
再製作することなく容易に対応できる効果がある。
【0126】請求項4記載の発明によれば、信号用ケー
ブル固定手段は貫通穴を有した表固定片とネジ穴を有し
た裏固定片と固定用ネジと押圧部材とを備え、電源用ケ
ーブル固定手段は貫通穴を有した表固定片とネジ穴を有
した裏固定片と固定用ネジと押圧部材とを備えるように
構成したので、信号用ケーブルを固定板に容易に固定で
きる効果がある。
【0127】請求項5記載の発明によれば、信号用コネ
クタを有した信号用ケーブルと、電源用コネクタを有し
た電源用ケーブルと、信号用ケーブル固定凹部と電源用
ケーブル固定凹部とを離隔して有しかつ信号用コネクタ
露出穴と電源用コネクタ露出穴とを有した表側固定板
と、信号用ケーブル固定凹部と電源用ケーブル固定凹部
とを離隔して有した裏側固定板とを備えるように構成し
たので、信号用コネクタ及び電源用コネクタの固定と、
信号用ケーブル及び電源用ケーブルの固定を容易に行う
ことができると共に、インピーダンスの違いから発生す
る信号の反射や信号線が電源線から受けるノイズを低減
できる効果がある。
【0128】請求項6記載の発明によれば、信号用コネ
クタを有した信号用ケーブルと、電源用コネクタを有し
た電源用ケーブルと、信号用コネクタを左右方向にスラ
イド可能に形成した信号用コネクタ露出穴と電源用コネ
クタを左右方向にスライド可能に形成した電源用コネク
タ露出穴とを有した表側固定板と、1対の信号用コネク
タ横固定手段と、1対の電源用コネクタ横固定手段と、
信号用コネクタ横固定手段を左右方向に摺動自在に保持
する1対の横支持レールと、電源用コネクタ横固定手段
を左右方向に摺動自在に保持する1対の横支持レール
と、信号用ケーブル固定凹部と電源用ケーブル固定凹部
とを有した裏側固定板とを備えるように構成したので、
インピーダンスの違いから発生する信号の反射や信号線
が電源線から受けるノイズを低減できると共に、信号用
コネクタ及び電源用コネクタを左右方向にスライドさせ
て固定でき、脱着するデバイスの横方向の寸法がマザー
ボード製作後に変更になっても、マザーボードを再製作
することなく容易に対応できる効果がある。
【0129】請求項7記載の発明によれば、信号用コネ
クタを有した信号用ケーブルと、電源用コネクタを有し
た電源用ケーブルと、信号用コネクタを左右及び上下方
向にスライド可能に形成した信号用コネクタ露出穴と電
源用コネクタを左右及び上下方向にスライド可能に形成
した電源用コネクタ露出穴とを有した表側固定板と、1
対の信号用コネクタ横固定手段と、1対の信号用コネク
タ縦固定手段と、1対の電源用コネクタ横固定手段と、
1対の電源用コネクタ縦固定手段と、信号用コネクタ横
固定手段を左右方向に摺動自在に保持する1対の横支持
レールと、信号用コネクタ縦固定手段を上下方向に摺動
自在に保持する1対の縦支持レールと、電源用コネクタ
横固定手段を左右方向に摺動自在に保持する1対の横支
持レールと、電源用コネクタ縦固定手段を上下方向に摺
動自在に保持する1対の縦支持レールと、信号用ケーブ
ル固定凹部と電源用ケーブル固定凹部とを有した裏側固
定板とを備えるように構成したので、インピーダンスの
違いから発生する信号の反射や信号線が電源線から受け
るノイズを低減できると共に、信号用コネクタ及び電源
用コネクタを左右方向及び上下方向にスライドさせて固
定でき、脱着するデバイスの寸法やコネクタの位置がマ
ザーボード製作後に変更になっても、マザーボードを再
製作することなく容易に対応できる効果がある。
【0130】請求項8記載の発明によれば、裏側固定板
の信号用ケーブル固定凹部と電源用ケーブル固定凹部に
シールド部材を設けるように構成したので、信号用ケー
ブルが電源用ケーブルから受ける輻射ノイズをさらに抑
制できる効果がある。
【0131】請求項9記載の発明によれば、信号用コネ
クタを表裏両面に有した信号用ケーブルと、電源用コネ
クタを表裏両面に有した電源用ケーブルと、信号用ケー
ブル固定凹部と電源用ケーブル固定凹部とを離隔して有
しかつ信号用コネクタ露出穴と電源用コネクタ露出穴と
を有した表側固定板と、信号用ケーブル固定凹部と電源
用ケーブル固定凹部とを離隔して有しかつ信号用コネク
タ露出穴と電源用コネクタ露出穴とを有した裏側固定板
とを備えるように構成したので、マザーボードの表裏に
おいてデバイスを接続でき、脱着できるデバイス数を倍
増できる効果がある。また、試験のために制御信号をモ
ニターする必要があるものの、計算機システムなどに組
み込んだ時の構造上の制約から、表側固定板側からモニ
ターできないような場合であっても、モニター用の信号
ケーブルを裏側固定板の信号用コネクタと接続すること
により、制御信号を取り出して解析することができる効
果がある。
【0132】請求項10記載の発明によれば、表側固定
板及び裏側固定板の信号用ケーブル固定凹部と電源用ケ
ーブル固定凹部にシールド部材を設けるように構成した
ので、信号用ケーブルが電源用ケーブルから受ける輻射
ノイズをさらに抑制できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるマザーボード
を示す正面図である。
【図2】 信号用コネクタの固定部分を示す拡大正面図
である。
【図3】 (a)はこの発明の実施の形態2によるマザ
ーボードを示す斜視図、(b)はマザーボードの要部を
示す側面図である。
【図4】 ケーブル固定金具の固定部分を示す拡大側面
図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるマザーボード
を示す組立斜視図である。
【図6】 マザーボードを示す全体斜視図である。
【図7】 (a)はこの発明の実施の形態4によるマザ
ーボードの要部を示す部分斜視図、(b)は(a)のA
−A断面図である。
【図8】 ケーブル固定金具の固定部分を示す拡大側面
図である。
【図9】 この発明の実施の形態5によるマザーボード
の要部を示す部分斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態6によるマザーボー
ドを示す組立斜視図である。
【図11】 マザーボードを示す平面図である。
【図12】 マザーボードを示す側面図である。
【図13】 従来のケーブル固定式マザーボードを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ハードディスク装置(デバイス)、2 信号用ケー
ブル、3 信号用コネクタ、4 電源用ケーブル、5
電源用コネクタ、6 固定板、7 ケーブル固定金具
(信号用ケーブル固定手段)、7a 係止片、7b 係
止用凹部、7cネジ穴、8 固定用ネジ(信号用ケーブ
ル固定手段)、9 ケーブル固定金具(電源用ケーブル
固定手段)、10 固定用ネジ(電源用ケーブル固定手
段)、12,16 ケーブル固定金具(表固定片)、1
2a 貫通穴、13,17 ケーブル固定金具(裏固定
片)、13a ネジ穴、14 固定用ネジ、14b 6
角ナット(押圧部材)、15,18 支持レール、2
1,30 表側固定板、21a,22a 信号用ケーブ
ル固定凹部、21b,22b 電源用ケーブル固定凹
部、22 裏側固定板、26 シールド部材、28,2
8a,31,45 信号用コネクタ露出穴、29,29
a,32,46 電源用コネクタ露出穴、34コネクタ
固定金具(信号用コネクタ横固定手段)、38,41
支持レール(横支持レール)、39 コネクタ固定金具
(電源用コネクタ横固定手段)、48コネクタ固定金具
(信号用コネクタ縦固定手段)、50,54 支持レー
ル(縦支持レール)、52 コネクタ固定金具(電源用
コネクタ縦固定手段)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイスの信号用コネクタと脱着可能に
    形成された信号用コネクタを有し信号を伝達する信号用
    ケーブルと、前記デバイスの電源用コネクタと脱着可能
    に形成された電源用コネクタを有し電源を供給する電源
    用ケーブルと、前記信号用ケーブルと前記電源用ケーブ
    ルとを離隔して併設する固定板と、前記固定板に前記信
    号用ケーブルを固定する信号用ケーブル固定手段と、前
    記固定板に前記電源用ケーブルを固定する電源用ケーブ
    ル固定手段とを備えたマザーボード。
  2. 【請求項2】 信号用ケーブル固定手段は、裏面に信号
    用ケーブルを係止する係止用凹部を有すると共に両端部
    にネジ穴を有した係止片と、前記係止片のネジ穴にねじ
    込まれ該係止片を固定板に固定する固定用ネジとを備
    え、電源用ケーブル固定手段は、裏面に電源用ケーブル
    を係止する係止用凹部を有すると共に両端部にネジ穴を
    有した係止片と、前記係止片のネジ穴にねじ込まれ該係
    止片を固定板に固定する固定用ネジとを備えたことを特
    徴とする請求項1記載のマザーボード。
  3. 【請求項3】 デバイスの信号用コネクタと脱着可能に
    形成された信号用コネクタを有し信号を伝達する信号用
    ケーブルと、前記デバイスの電源用コネクタと脱着可能
    に形成された電源用コネクタを有し電源を供給する電源
    用ケーブルと、前記信号用ケーブルと前記電源用ケーブ
    ルとが離隔して併設される固定板と、前記固定板に前記
    信号用ケーブルを固定する信号用ケーブル固定手段と、
    前記固定板に前記電源用ケーブルを固定する電源用ケー
    ブル固定手段と、前記固定板に突設され前記信号用ケー
    ブル固定手段を該固定板に対して左右に摺動自在に保持
    する1対の支持レールと、前記固定板に突設され前記電
    源用ケーブル固定手段を該固定板に対して左右に摺動自
    在に保持する1対の支持レールとを備えたマザーボー
    ド。
  4. 【請求項4】 信号用ケーブル固定手段は、信号用ケー
    ブルの表面側に配置され両端部に貫通穴を有した表固定
    片と、前記表固定片に対向して前記信号用ケーブルの裏
    面側に配置され両端部にネジ穴を有した裏固定片と、前
    記表固定片の貫通穴に挿通され前記裏固定片のネジ穴に
    ねじ込まれる固定用ネジと、前記固定用ネジがねじ込ま
    れ固定板を押圧する押圧部材とを備え、電源用ケーブル
    固定手段は、電源用ケーブルの表面側に配置され両端部
    に貫通穴を有した表固定片と、前記表固定片に対向して
    前記電源用ケーブルの裏面側に配置され両端部にネジ穴
    を有した裏固定片と、前記表固定片の貫通穴に挿通され
    前記裏固定片のネジ穴にねじ込まれる固定用ネジと、前
    記固定用ネジがねじ込まれ固定板を押圧する押圧部材と
    を備えたことを特徴とする請求項3記載のマザーボー
    ド。
  5. 【請求項5】 デバイスの信号用コネクタと脱着可能に
    形成された信号用コネクタを有し信号を伝達する信号用
    ケーブルと、前記デバイスの電源用コネクタと脱着可能
    に形成された電源用コネクタを有し電源を供給する電源
    用ケーブルと、前記信号用ケーブルの厚さ方向の表半分
    をはめ込んで固定する信号用ケーブル固定凹部と前記電
    源用ケーブルの厚さ方向の表半分をはめ込んで固定する
    電源用ケーブル固定凹部とを離隔して有し、かつ前記信
    号用コネクタをはめ込んで該信号用コネクタの接続面を
    露出させる信号用コネクタ露出穴と前記電源用コネクタ
    をはめ込んで該電源用コネクタの接続面を露出させる電
    源用コネクタ露出穴とを有した表側固定板と、前記表側
    固定板の裏面に固定可能に形成され、前記信号用ケーブ
    ルの厚さ方向の裏半分をはめ込んで固定する信号用ケー
    ブル固定凹部と前記電源用ケーブルの厚さ方向の裏半分
    をはめ込んで固定する電源用ケーブル固定凹部とを離隔
    して有した裏側固定板とを備えたマザーボード。
  6. 【請求項6】 デバイスの信号用コネクタと脱着可能に
    形成された信号用コネクタを有し信号を伝達する信号用
    ケーブルと、前記デバイスの電源用コネクタと脱着可能
    に形成された電源用コネクタを有し電源を供給する電源
    用ケーブルと、前記信号用コネクタを挿通して該信号用
    コネクタの接続面を露出させ、かつ挿通した該信号用コ
    ネクタを左右方向にスライド可能に形成した信号用コネ
    クタ露出穴と前記電源用コネクタを挿通して該電源用コ
    ネクタの接続面を露出させ、かつ挿通した該電源用コネ
    クタを左右方向にスライド可能に形成した電源用コネク
    タ露出穴とを有した表側固定板と、前記表側固定板上に
    配置され、前記信号用コネクタ露出穴から露出した前記
    信号用コネクタを左右両側面から挟んで固定する1対の
    信号用コネクタ横固定手段と、前記表側固定板上に配置
    され、前記電源用コネクタ露出穴から露出した前記電源
    用コネクタを左右両側面から挟んで固定する1対の電源
    用コネクタ横固定手段と、前記表側固定板に突設され前
    記信号用コネクタ横固定手段を該表側固定板に対して左
    右方向に摺動自在に保持する1対の横支持レールと、前
    記表側固定板に突設され前記電源用コネクタ横固定手段
    を該表側固定板に対して左右方向に摺動自在に保持する
    1対の横支持レールと、前記表側固定板の裏面に固定可
    能に形成され、前記信号用ケーブルをはめ込んで固定す
    る信号用ケーブル固定凹部と前記電源用ケーブルをはめ
    込んで固定する電源用ケーブル固定凹部とを有した裏側
    固定板とを備えたマザーボード。
  7. 【請求項7】 デバイスの信号用コネクタと脱着可能に
    形成された信号用コネクタを有し信号を伝達する信号用
    ケーブルと、前記デバイスの電源用コネクタと脱着可能
    に形成された電源用コネクタを有し電源を供給する電源
    用ケーブルと、前記信号用コネクタを挿通して該信号用
    コネクタの接続面を露出させ、かつ挿通した該信号用コ
    ネクタを左右及び上下方向にスライド可能に形成した信
    号用コネクタ露出穴と前記電源用コネクタを挿通して該
    電源用コネクタの接続面を露出させ、かつ挿通した該電
    源用コネクタを左右及び上下方向にスライド可能に形成
    した電源用コネクタ露出穴とを有した表側固定板と、前
    記表側固定板上に配置され、前記信号用コネクタ露出穴
    から露出した前記信号用コネクタを左右両側面から挟ん
    で固定する1対の信号用コネクタ横固定手段と、前記表
    側固定板上に配置され、前記信号用コネクタ露出穴から
    露出した前記信号用コネクタを上下両側面から挟んで固
    定する1対の信号用コネクタ縦固定手段と、前記表側固
    定板上に配置され、前記電源用コネクタ露出穴から露出
    した前記電源用コネクタを左右両側面から挟んで固定す
    る1対の電源用コネクタ横固定手段と、前記表側固定板
    上に配置され、前記電源用コネクタ露出穴から露出した
    前記電源用コネクタを上下両側面から挟んで固定する1
    対の電源用コネクタ縦固定手段と、前記表側固定板に突
    設され前記信号用コネクタ横固定手段を該表側固定板に
    対して左右方向に摺動自在に保持する1対の横支持レー
    ルと、前記表側固定板に突設され前記信号用コネクタ縦
    固定手段を該表側固定板に対して上下方向に摺動自在に
    保持する1対の縦支持レールと、前記表側固定板に突設
    され前記電源用コネクタ横固定手段を該表側固定板に対
    して左右方向に摺動自在に保持する1対の横支持レール
    と、前記表側固定板に突設され前記電源用コネクタ縦固
    定手段を該表側固定板に対して上下方向に摺動自在に保
    持する1対の縦支持レールと、前記表側固定板の裏面に
    固定可能に形成され、前記信号用ケーブルをはめ込んで
    固定する信号用ケーブル固定凹部と前記電源用ケーブル
    をはめ込んで固定する電源用ケーブル固定凹部とを有し
    た裏側固定板とを備えたマザーボード。
  8. 【請求項8】 裏側固定板の信号用ケーブル固定凹部と
    電源用ケーブル固定凹部にシールド部材を設けたことを
    特徴とする請求項6または請求項7記載のマザーボー
    ド。
  9. 【請求項9】 デバイスの信号用コネクタと脱着可能に
    形成された信号用コネクタを表裏両面に有し信号を伝達
    する信号用ケーブルと、前記デバイスの電源用コネクタ
    と脱着可能に形成された電源用コネクタを表裏両面に有
    し電源を供給する電源用ケーブルと、前記信号用ケーブ
    ルの厚さ方向の表半分をはめ込んで固定する信号用ケー
    ブル固定凹部と前記電源用ケーブルの厚さ方向の表半分
    をはめ込んで固定する電源用ケーブル固定凹部とを離隔
    して有し、かつ該信号用ケーブルの表側の信号用コネク
    タをはめ込んで該信号用コネクタの接続面を露出させる
    信号用コネクタ露出穴と該電源用ケーブルの表側の電源
    用コネクタをはめ込んで該電源用コネクタの接続面を露
    出させる電源用コネクタ露出穴とを有した表側固定板
    と、前記表側固定板の裏面に固定可能に形成され、前記
    信号用ケーブルの厚さ方向の裏半分をはめ込んで固定す
    る信号用ケーブル固定凹部と前記電源用ケーブルの厚さ
    方向の裏半分をはめ込んで固定する電源用ケーブル固定
    凹部とを離隔して有し、かつ該信号用ケーブルの裏側の
    信号用コネクタをはめ込んで該信号用コネクタの接続面
    を露出させる信号用コネクタ露出穴と該電源用ケーブル
    の裏側の電源用コネクタをはめ込んで該電源用コネクタ
    の接続面を露出させる電源用コネクタ露出穴とを有した
    裏側固定板とを備えたマザーボード。
  10. 【請求項10】 表側固定板及び裏側固定板の信号用ケ
    ーブル固定凹部と電源用ケーブル固定凹部にシールド部
    材を設けたことを特徴とする請求項5または請求項9記
    載のマザーボード。
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Cited By (3)

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