JPH09311524A - 画像形成装置及びその帯電器 - Google Patents

画像形成装置及びその帯電器

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JPH09311524A
JPH09311524A JP12374196A JP12374196A JPH09311524A JP H09311524 A JPH09311524 A JP H09311524A JP 12374196 A JP12374196 A JP 12374196A JP 12374196 A JP12374196 A JP 12374196A JP H09311524 A JPH09311524 A JP H09311524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ワイヤを簡素な構成で装着できる画像形
成装置用の帯電器を提供する。 【解決手段】 互いに対向する一対の保持壁510、5
11と、一対の保持壁510、511の間に架設される
帯電ワイヤ512と、帯電ワイヤ512の一端側を一方
の保持壁510に係止する係止手段(514、514
a、515)と、帯電ワイヤ512の他端側と連結され
て帯電ワイヤ512に張力を与えるばね部材516と、
帯電ワイヤ512を外部回路11と接続するための電極
部516dとを具備する帯電器51において、導電性を
有する材料にてばね部材516を構成し、そのばね部材
516の端部を電極部516dとして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置では、像担持体と
しての感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、その画像
を現像剤で現像して可視像に変換し、その可視像を用紙
等の記録媒体に転写している。可視像の転写後の感光ド
ラムは、次回の静電潜像の形成に備えて除電され、続い
て帯電器によって帯電される。この一連の処理に使用さ
れる感光ドラム、現像装置、転写ローラ、帯電器等はプ
ロセスユニットとして集約され、そのプロセスユニット
は画像形成装置の本体に対して着脱可能とされている。
装置の本体には、上述した感光ドラムや転写ローラ等を
回転させる駆動機構や電圧の印加等を行なう制御回路が
設けられ、それらの機構や回路はプロセスユニットを本
体に装着したときにプロセスユニットと接続される。そ
して、上記の帯電器としては、例えば帯電ワイヤを感光
ドラムの軸方向に沿って架設したいわゆるスコロトロン
型のものが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したスコロトロン
型の帯電器をプロセスユニットに設けた場合、本体側の
制御回路から帯電ワイヤへの電圧の印加を可能とするた
め、本体側に設けられる帯電器用接点と接触する電極部
を帯電器に設ける必要がある。また、感光ドラムと帯電
ワイヤとの隙間を均一に保つため、ばね部材によって帯
電ワイヤに適当な張力を与える必要がある。さらに、ば
ね部材の張力に抗して帯電ワイヤの一端を拘束する必要
もある。従来は、電極部を構成する部材、帯電ワイヤに
張力を与えるばね部材、及び帯電ワイヤの一端を拘束す
る部材としてそれぞれ専用の部材を設けていたため、部
品点数が増えてコスト増を招いていた。
【0004】従って、本発明は、帯電ワイヤを簡素な構
成で装着できる画像形成装置及び帯電器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の実施形態
を示す図面に対応付けて本発明を説明する。但し、本発
明は図示の形態に限定されない。
【0006】請求項1の発明では、制御回路11を有す
る本体10と、外周に画像が形成される円筒状の像担持
体50及びこの像担持体50を帯電させる帯電器51を
含み、本体10に対して着脱可能に設けられたプロセス
ユニット5とを具備し、帯電器51には、像担持体50
の軸方向に沿って架設される帯電ワイヤ512と、帯電
ワイヤ512に張力を与えるばね手段と、プロセスユニ
ット5が本体10に装着されるときに本体10に設けら
れた帯電器用の接点100と接触して当該接点100と
帯電ワイヤ512とを導通させる導通手段とが設けられ
た画像形成装置において、ばね手段と導通手段とが単一
の部材516に一体に設けられることにより、上述した
目的を達成する。
【0007】この発明では、帯電器51に取り付けた単
一の部材516により、帯電ワイヤ512に張力が付与
される。プロセスユニット5を装置の本体10に取り付
けると前記単一の部材516が本体10側の帯電器用接
点100と接触し、その接点100と帯電ワイヤ512
とが導通する。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の画像形成
装置において、導電性を有する材料にて構成されたねじ
りコイルばね516が単一の部材として設けられ、その
ねじりコイルばね516の一方の腕部516bが帯電ワ
イヤ512に連結され、他方の腕部516cが接点10
0と接触可能な位置まで延ばされている。
【0009】この発明では、ねじりコイルばね516の
一方の腕部516bにて帯電ワイヤ512が引っ張られ
るとともに、他方の腕部516cが本体10側の接点1
00と接触して当該接点100と帯電ワイヤ512とが
導通する。
【0010】請求項3の発明では、互いに対向する一対
の保持壁510、511と、一対の保持壁510、51
1の間に架設される帯電ワイヤ512と、帯電ワイヤ5
12の一端側を一方の保持壁510に係止する係止手段
514、514a、515と、帯電ワイヤ512の他端
側と連結されて帯電ワイヤ512に張力を与えるばね部
材516と、帯電ワイヤ512を外部回路11と接続す
るための電極部516dとを具備し、ばね部材516が
導電性を有する材料にて構成されるとともに、そのばね
部材516の端部が電極部516dとして構成された帯
電器51により上述した目的を達成する。
【0011】この発明では、係止手段にて帯電ワイヤ5
12の一端側が一方の保持壁510に係止され、帯電ワ
イヤ512の他端側は他方の保持壁511側からばね部
材516にて引っ張られる。ばね部材516の端部に設
けられた電極部516dを外部回路11と接続してその
外部回路11と帯電ワイヤ512とを導通させることが
できる。
【0012】請求項4の発明では、制御回路11を有す
る本体10と、外周に画像が形成される円筒状の像担持
体50及びこの像担持体50を帯電させる帯電器51を
含み、本体10に対して着脱可能に設けられたプロセス
ユニット5とを具備し、帯電器51には、像担持体50
の軸方向に沿って架設され一端には係止具513が取り
付けられた帯電ワイヤ512と、帯電ワイヤ512の一
端を保持するための保持壁510とが設けられ、保持壁
510には、当該保持壁510から帯電ワイヤ512が
引き出される方向と反対側に突出する突部514が設け
られ、突部514には、係止具513が通過不可能な幅
の溝部514aが設けられた画像形成装置により、上述
した目的を達成する。
【0013】この発明では、保持壁510に形成された
突部514の溝部514aに帯電ワイヤ512を挿入し
てこれを所定方向に引き出すと、係止具513が溝部5
14aの周囲の突部514に突き当たり、それにより帯
電ワイヤ512の一端側が保持壁510に係止される。
帯電ワイヤ512の装着後に別の部材を保持壁510等
に固定して帯電ワイヤ512を抜け止めする必要はな
い。
【0014】請求項5の発明では、請求項4の画像形成
装置において、プロセスユニット5には、保持壁510
の突部514と対向させて拘束壁515が設けられ、拘
束壁515と保持壁510の突部514との隙間Sは、
係止具513を通過させるために必要な最小値(図示例
では係止具513の板厚t)かそれよりもやや大きい程
度に設定されている。
【0015】この発明では、拘束壁515と保持壁51
0の突部514との隙間Sを介して係止具513を突部
514の一方の側から他方の側へ移動させることができ
る。その状態から帯電ワイヤ512を突部514の溝部
514aに挿入してこれを所定方向に引っ張ると、係止
具513が起き上がって拘束壁515と突部514とに
突き当たる(図1参照)。これにより帯電ワイヤ513
の一端側が保持壁510に係止される。
【0016】請求項6の発明では、一端側に係止具51
3が取り付けられる帯電ワイヤ512と、帯電ワイヤ5
12の一端側を保持するための保持壁510と、帯電ワ
イヤ512の他端側と連結されて帯電ワイヤ512に張
力を付与するばね手段516とを具備し、保持壁510
には、当該保持壁510から帯電ワイヤ512が引き出
される方向と反対側に突出する突部514が設けられ、
突部514には、係止具513が通過不可能な幅の溝部
514aが設けられた帯電器51により、上述した目的
を達成する。
【0017】この発明では、保持壁510に形成された
突部514の溝部514aに帯電ワイヤ512を挿入
し、その状態で帯電ワイヤ512を保持壁510から所
定方向に引き出しつつばね手段516にて張力を与える
と、帯電ワイヤ512の一端側の係止具513が溝部5
14aの周囲の突部514に突き当たり、その結果、帯
電ワイヤ512の一端が保持壁510に係止される。帯
電ワイヤ512の装着後に別の部材を保持壁510等に
固定して帯電ワイヤ512を抜け止めする必要はない。
【0018】
【発明の実施の形態】図7及び図8は本発明の一実施形
態としてのレーザビームプリンタ1の全体構成を示すも
のである。なお、以下において図7の矢印F方向がレー
ザビームプリンタ1の前方に、矢印U方向が上方にそれ
ぞれ相当する。図示のレーザビームプリンタ1は、本体
ケース2と、用紙Pを供給するための給紙ユニット3
と、静電潜像を形成するためのレーザスキャナユニット
4と、静電潜像を可視像に変換して用紙Pに転写するた
めのプロセスユニット5と、用紙Pに転写された画像を
定着するための定着ユニット6と、印刷後の用紙Pが積
載される排紙トレイ7とを備えている。
【0019】図8から明らかなように、本体ケース2
は、ケースフレーム20と、そのケースフレーム20の
上側に装着される上カバー21とを具備する。上カバー
21は、その後端側(図7の左端側)に設けられた不図
示の連結部を中心として上下方向に開閉可能な状態でケ
ースフレーム20に連結される。ケースフレーム20内
の一側部には、モータやギア列(不図示)を内蔵した駆
動ユニット8がケースフレーム20の下面側に設けられ
た開口部(不図示)を介して挿入される。この駆動ユニ
ット8のギア列は、本体ケース2内に設けられた不図示
の駆動ギア列と噛合する。
【0020】図7及び図8に示すように、給紙ユニット
3は、本体ケース2に着脱可能に取り付けられる給紙カ
セット30を具備する。給紙カセット30には、用紙P
が積載される押上板31が設けられる。押上板31上に
積載された用紙Pはばね32の力で給紙ローラ33及び
用紙押さえカラー34に押し当てられ、この状態で給紙
ローラ33が図7の矢印方向に回転して用紙Pが給紙カ
セット30から送り出される。給紙カセット30の前方
には分離壁35が設けられる。この分離壁35の傾き
と、これを給紙ローラ33側に押圧するばね36の力と
によって用紙Pの相互の分離が促され、その結果、給紙
カセット30の最上位の用紙Pが他の用紙Pから引き離
されてレジストローラ37、38により下流側に送られ
る。なお、排紙トレイ7に至るまでの用紙Pの移動経路
を図中に一点鎖線PPで示す。
【0021】レーザスキャナユニット4は、本体ケース
2の下部に装着される。レーザスキャナユニット4の内
部にはレーザ光の発生器40が設けられ、その発生器4
0から射出されたレーザ光は、図7に矢印で示したよう
に、ポリゴンミラー41、レンズ42、ミラー43、レ
ンズ44及びミラー45を介してプロセスユニット5の
感光ドラム50上に導かれる。レーザ光の射出に同期し
てポリゴンミラー41はその上下軸線の廻りに回転駆動
され、その回転に伴って感光ドラム50の軸線方向(図
7の紙面と直交する方向)にレーザ光が走査される。
【0022】プロセスユニット5は、レーザスキャナユ
ニット4の上側に覆い被さるようにして本体ケース2内
に収容される。上カバー21を開閉することにより、プ
ロセスユニット5は本体ケース2に対して着脱可能であ
る。プロセスユニット5のケース5aの内部には、感光
ドラム50と、帯電器51と、現像装置52と、転写ロ
ーラ53とがそれぞれ設けられる。感光ドラム50及び
転写ローラ53は、上述した駆動ユニット8(図8参
照)から供給される駆動力によりそれぞれの軸線を中心
として図中の矢印方向に回転駆動される。感光ドラム5
0はアルミニウム管等の薄肉円筒体の外周を感光層で覆
って構成される。また、転写ローラ53は、導電性を有
する発泡樹脂等を円柱状に成形して構成される。帯電器
51は、感光ドラム50との間にコロナ放電を生じさせ
て感光ドラム50を帯電させる。帯電器51の詳細は後
述する。帯電した感光ドラム50の外周には上述したレ
ーザスキャナユニット4からのレーザ光が照射され、そ
の照射部と非照射部との間で電位差が生じて静電潜像が
形成される。
【0023】現像装置52は、トナーボックス520に
収容されたトナー521を供給ローラ522及び現像ロ
ーラ523を介して感光ドラム50の外周側に供給す
る。供給されたトナー521は感光ドラム50の帯電状
態に応じて感光ドラム50上に付着し、それにより静電
潜像に応じた可視像が感光ドラム50上に形成(現像)
される。
【0024】転写ローラ53は感光ドラム50の上端と
接するように配置され、これらの接触位置には用紙Pが
導かれる。感光ドラム50と転写ローラ53との間には
一定の電界が形成され、その電界によって感光ドラム5
0上のトナー像が用紙Pに転写される。転写後は、次回
の静電潜像の形成に備えて感光ドラム50上の残留トナ
ーがクリーニングローラ54で除去され、除電ランプ5
5にて感光ドラム50の残留電荷が除去される。なお、
クリーニングローラ54に移された残留トナーは適当な
タイミング(静電潜像の形成等の邪魔にならないタイミ
ング)で感光ドラム50に戻され、その戻されたトナー
は現像ローラ523を介して現像装置52に回収され
る。
【0025】定着ユニット6は、プロセスユニット5に
対して用紙Pの搬送方向下流側に隣接して配置される。
定着ユニット6には一対のローラ60、61が設けられ
る。トナー像が転写された用紙Pはこれらのローラ6
0、61の間に導かれて押圧され、その状態で一方のロ
ーラ(例えば60)に設けられたハロゲンランプ等の加
熱手段(不図示)で用紙Pが加熱される。この押圧と加
熱とによって用紙P上のトナー像が定着される。定着後
の用紙Pは一対の排出ローラ62、62によって排紙ト
レイ7上に排出される。排紙トレイ7は、その両端に設
けられた連結部70を中心に開閉可能な状態で本体20
の前面側に連結される(図8参照)。
【0026】以上のレーザビームプリンタ1では、給紙
カセット30及びプロセスユニット5が使用者による取
り付けや取り外しを前提として本体ケース2に所定の着
脱機構を介して装着され、それ以外のレーザスキャナユ
ニット4、定着ユニット6、排紙トレイ6及び駆動ユニ
ット8は使用者が容易に分解できないようボルト等の固
定手段を用いて本体ケース2に固定される。これら本体
ケース2、レーザスキャナユニット4、定着ユニット
6、排紙トレイ6及び駆動ユニット8の組立体がレーザ
ビームプリンタ1の本体10を構成する。本体10に
は、画像形成装置の電源、及びその電源から各部に印加
する電圧等を制御する制御回路11が設けられる。制御
回路11の位置や大きさは本体10内のスペースに応じ
て適宜変更される。
【0027】次に図1〜図6を参照して帯電器51の詳
細を説明する。図1に示したように、帯電器51は、感
光ドラム50の軸方向に対向させて配置された一対の保
持壁510、511と、保持壁510、511の間に感
光ドラム50の軸方向と平行にして架設された帯電ワイ
ヤ512とを有する。帯電ワイヤ512は例えばタング
ステン等の導電性を有する材料にて構成され、その両端
には端子513、513が取り付けられる。
【0028】保持壁510、511は樹脂等を素材とす
るもので、プロセスユニット5のケース5aと一体に形
成されている。図2〜図4にも示したように、一方の保
持壁510にはV字型の切欠510aが設けられ、その
底位置には帯電ワイヤ512を受け入れる溝部510b
が形成されている。保持壁510には、帯電ワイヤ51
2が引き出される方向(図1において右側)と反対側に
突出する突部514がその上面を切欠510aの底位置
にほぼ一致させて設けられ、この突部514には、溝部
510bと位置を合わせて溝部514aが設けられる。
溝部514aの幅は、端子513が通過できないよう
に、帯電ワイヤ512の直径よりもやや大きい程度に設
定される。突部514と対向する位置には保持壁510
と平行にして拘束壁515が設けられている。この拘束
壁515もプロセスユニット5のケース5aに一体に形
成されている。拘束壁515と突部514との隙間S
は、端子513が通過するために必要な最小値、すなわ
ち端子513の板厚tよりも僅かに大きい程度に設定さ
れている。
【0029】以上の構造によれば、隙間Sを介して端子
513を突部514の下面側に挿入し、その状態で帯電
ワイヤ513を溝部514a、510bに挿入しつつ他
方の保持壁511へ向けて引き出すと、図示のように端
子513が突部514及び拘束壁515に係止されて帯
電ワイヤ513の一端が保持壁510に拘束される。保
持壁510とは別体の部材を保持壁510や突部51
4、あるいは拘束壁515に固定して帯電ワイヤ512
やその端子513を抜け止めする必要はない。端子51
3を隙間Sに挿入して帯電ワイヤ512を引っ張るだけ
で帯電ワイヤ512の一端側の取り付けが完了し、別部
材を保持壁510等に固定して端子513等を押さえる
よりも短時間で作業を終えることができる。
【0030】図1、図5及び図6に示したように、他方
の保持壁511には帯電ワイヤ512が挿通される抜き
穴511aが形成されている。抜き穴511aの下部内
周面はV字型に形成され、その底位置には帯電ワイヤ5
12を受け入れる溝部511bが形成されている。保持
壁511の外面側には突軸511cが設けられ、その突
軸511cにはねじりコイルばね516のコイル部51
6aが嵌め合わされている。ねじりコイルばね516は
導電性を有する材料にて構成される。抜き穴511aに
挿通された帯電ワイヤ512の端子513はねじりコイ
ルばね516の一方の腕部516bと連結される。その
ため、腕部516bの先端はフック状に成形されてい
る。ねじりコイルばね516の他方の腕部516cは保
持壁511の下端の突起511dに係止される。一方の
腕部516bはコイル部516aの復元力で下向きに付
勢され、その結果、帯電ワイヤ512に張力が付与され
る。
【0031】ねじりコイルばね516の他方の腕部51
6cには、突起511dの下面側に露出する電極部51
6dが設けられる。図6に示したように、プロセスユニ
ット5を本体10に装着すると、電極部516dが本体
10から突出するばね状の帯電器用接点100と接触
し、その結果、接点100と帯電ワイヤ512とがねじ
りコイルばね516及び端子513を介して導通する。
画像の形成時には、本体10の制御回路11から接点1
00を介して帯電ワイヤ512に所定の電圧が印加され
る。
【0032】なお、図1〜図3及び図6から明らかなよ
うに、帯電器51には、保持壁510、511の間を感
光ドラム50の軸方向と平行に延びる一対の側壁51
7、518が設けられる。帯電器51の上端は感光ドラ
ム50の外周面に向かって全面的に開口しているが、そ
の開口部分には、帯電ワイヤ512と感光ドラム50と
の間において電荷を制御するグリッド519が装着され
て側壁517、518に支持されている。
【0033】以上の構成によれば、帯電ワイヤ512を
引っ張るねじりコイルばね516の一部を電極部516
dとして利用するから、ねじりコイルばね516とは別
の部材を用いて電極部を構成する場合よりも部品点数が
削減される。また、ねじりコイルばね516を取り付け
るだけで帯電ワイヤ512に対する張力の付与と、帯電
ワイヤ512と電極部516dとの電気的接続とが完了
するから短時間で組み付け作業を終えることができる。
【0034】以上の実施形態では、突部514及びその
溝部514a並びに拘束壁515が帯電ワイヤの一端側
の係止手段を、ねじりコイルばね516がばね手段及び
導通手段として兼用される単一の部材、並びにばね部材
を、端子513が帯電ワイヤの一端側に取り付けられる
係止具をそれぞれ構成する。
【0035】なお、拘束壁515は省略しても構わな
い。少なくとも保持壁510、511のいずれか一方を
ケース5aと別体に形成して帯電器51をプロセスユニ
ット5に対して着脱自在に構成してもよい。ねじりコイ
ルばね516に代えて各種のばね部材を用いてよい。帯
電ワイヤの一端に取り付ける係止具としては、端子51
3に限らず各種の形状の部材を用いてよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
画像形成装置によれば、帯電ワイヤへの張力の付与と、
帯電ワイヤと画像形成装置の制御回路との電気的接続と
を同一の部材にて行なえるので、部品点数及び組み付け
作業の工数を減らしてコストダウンを達成できる。特に
請求項2の画像形成装置によれば、ねじりコイルばねを
プロセスユニットに取り付けてその一方の腕部を帯電ワ
イヤと接続しつつ他方の腕部を帯電器用の接点と接触可
能な位置に固定するだけで良いので、帯電ワイヤの組み
付けに必要な構成の簡素化に大きく貢献できる。
【0037】請求項3の帯電器によれば、帯電ワイヤへ
張力を付与するためのばね部材を、帯電ワイヤと帯電器
外の回路とを接続するための電極部として利用できるの
で、帯電ワイヤの装着に必要な部品点数や組み付け作業
の工数を減らしてコストダウンを達成し、請求項1又は
2の発明の画像形成装置に適した帯電器を提供できる。
【0038】請求項4及び5の画像形成装置によれば、
保持壁に設けた突部とその溝部を利用して帯電ワイヤの
一端側を保持壁に係止でき、帯電ワイヤの装着後に別の
部材を保持壁等に固定して帯電ワイヤの一端を押さえ付
ける必要がないため、帯電ワイヤの一端側の係止に必要
な部品点数を減らしてその作業工数も削減でき、それに
よりコストダウンを達成できる。特に請求項5の発明に
よれば、拘束壁を利用して係止具をより確実に抜け止め
でき、簡素で信頼性の高い帯電ワイヤの係止構造を提供
できる。
【0039】請求項6の帯電器によれば、保持壁に設け
た突部とその溝部を利用して帯電ワイヤの一端側を保持
壁に係止でき、帯電ワイヤの装着後に別の部材を保持壁
等に固定して帯電ワイヤの一端を押さえ付ける必要がな
いため、帯電ワイヤの一端側の係止に必要な部品点数を
減らしてコストダウンを達成し、請求項4又は5の画像
形成装置に適した帯電器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る帯電器の軸方向に沿っ
た断面図。
【図2】図1の帯電器の矢印II方向からの平面図。
【図3】図1の帯電器の矢印III 方向からの側面図。
【図4】図1の帯電器における帯電ワイヤの一端側の係
止構造を示す斜視図。
【図5】図1の帯電器の矢印V方向からの側面図。
【図6】図1の帯電器における帯電ワイヤの他端側の取
付構造を示す斜視図。
【図7】本発明の実施形態に係るレーザビームプリンタ
の断面図。
【図8】本発明の実施形態に係るレーザビームプリンタ
の分解斜視図。
【符号の説明】
1…レーザビームプリンタ 2…本体ケース 3…給紙ユニット 4…レーザスキャナユニット 5…プロセスユニット 6…定着ユニット 7…排紙トレイ 8…駆動ユニット 10…本体 11…制御回路 50…感光ドラム(像担持体) 51…帯電器 100…帯電器用の接点 510、511…保持壁 514…突部 514a…突部の溝部 515…拘束壁 516…ねじりコイルばね(ばね手段、導通手段、ばね
部材) 516b、516c…ねじりコイルばねの腕部 516d…電極部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御回路を有する本体と、 外周に画像が形成される円筒状の像担持体及びこの像担
    持体を帯電させる帯電器を含み、前記本体に対して着脱
    可能に設けられたプロセスユニットと、を具備し、 前記帯電器には、前記像担持体の軸方向に沿って架設さ
    れる帯電ワイヤと、前記帯電ワイヤに張力を与えるばね
    手段と、前記プロセスユニットが前記本体に装着される
    ときに前記本体に設けられた帯電器用の接点と接触して
    当該接点と前記帯電ワイヤとを導通させる導通手段とが
    設けられた画像形成装置において、 前記ばね手段と前記導通手段とが単一の部材に一体に設
    けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 導電性を有する材料にて構成されたねじ
    りコイルばねが前記単一の部材として設けられ、そのね
    じりコイルばねの一方の腕部が前記帯電ワイヤに連結さ
    れ、他方の腕部が前記接点と接触可能な位置まで延ばさ
    れていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 互いに対向する一対の保持壁と、 前記一対の保持壁の間に架設される帯電ワイヤと、 前記帯電ワイヤの一端側を一方の保持壁に係止する係止
    手段と、 前記帯電ワイヤの他端側と連結されて前記帯電ワイヤに
    張力を与えるばね部材と、 前記帯電ワイヤを外部回路と接続するための電極部と、
    を具備し、 前記ばね部材が導電性を有する材料にて構成されるとと
    もに、そのばね部材の端部が前記電極部として構成され
    ていることを特徴とする帯電器。
  4. 【請求項4】 制御回路を有する本体と、 外周に画像が形成される円筒状の像担持体及びこの像担
    持体を帯電させる帯電器を含み、前記本体に対して着脱
    可能に設けられたプロセスユニットと、を具備し、 前記帯電器には、前記像担持体の軸方向に沿って架設さ
    れ一端には係止具が取り付けられた帯電ワイヤと、前記
    帯電ワイヤの前記一端を保持するための保持壁とが設け
    られ、 前記保持壁には、当該保持壁から前記帯電ワイヤが引き
    出される方向と反対側に突出する突部が設けられ、 前記突部には、前記係止具が通過不可能な幅の溝部が設
    けられていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記プロセスユニットには、前記保持壁
    の前記突部と対向させて拘束壁が設けられ、前記拘束壁
    と前記保持壁の前記突部との隙間は、前記係止具を通過
    させるために必要な最小値かそれよりもやや大きい程度
    に設定されていることを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 一端側に係止具が取り付けられる帯電ワ
    イヤと、 前記帯電ワイヤの前記一端側を保持するための保持壁
    と、 前記帯電ワイヤの他端側と連結されて前記帯電ワイヤに
    張力を付与するばね手段と、を具備し、 前記保持壁には、当該保持壁から前記帯電ワイヤが引き
    出される方向と反対側に突出する突部が設けられ、 前記突部には、前記係止具が通過不可能な幅の溝部が設
    けられていることを特徴とする帯電器。
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