JPH09310998A - 海水流通用機器類およびその保守補修方法 - Google Patents

海水流通用機器類およびその保守補修方法

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JPH09310998A
JPH09310998A JP12820596A JP12820596A JPH09310998A JP H09310998 A JPH09310998 A JP H09310998A JP 12820596 A JP12820596 A JP 12820596A JP 12820596 A JP12820596 A JP 12820596A JP H09310998 A JPH09310998 A JP H09310998A
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seawater
heat transfer
titanium
transfer pipe
equipment
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Kazuhiko Machida
和彦 町田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L58/00Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
    • F16L58/02Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】海水を流す熱交換器の伝熱管等が海水によって
腐食するのを防止し、併せて現地に設置された状態で伝
熱管等を保守補修できる方法を提供する。 【解決手段】内部に海水を流す熱交換器の伝熱管,配管
およびバルブ等の海水流通用機器において、例えば伝熱
管1の内面に海水に耐える耐食性保護被膜2を形成す
る。この保護被膜2はチタンの薄膜で、イオンプレーテ
ィング法により形成される。すなわち、イオンプレーテ
ィング法は伝熱管1内をアルゴンガス雰囲気に保持し
て、蒸発物質のチタンを陽極にし、伝熱管1を陰極にし
て高電圧を印加し、チタンを加熱蒸発させる。両極間に
グロー放電を発生させ、そこを通過するチタンの蒸発分
子または原子をイオン化するとともに励起させ伝熱管1
の内面に到達凝固させてチタンの耐食性保護被膜2を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海水を冷却材として
使用する例えば熱交換器の伝熱管,海水系配管およびバ
ルブ等が海水により腐食するのを防止し、また現地にお
いて保守補修できるように構成した海水流通用機器類お
よびその保守補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】海水を冷却材として使用する熱交換器の
伝熱管は、熱伝導率,耐食性,製造性,経済性等の観点
から銅合金により製造されている。機器使用場所で実施
する定期検査等の保守,補修作業においては、腐食の状
態を確認する検査を実施し、腐食による減肉が認められ
た場合は、交換等の作業を実施している。
【0003】海水系配管は、製造性,経済性等の観点か
ら炭素鋼で製造され、耐食性を向上させるためにはライ
ニングを施している。機器使用場所で実施する定期検査
の保守,保守作業においては、腐食の状態を確認する検
査を実施し、腐食によるライニングの剥離が生じている
ことが認められた場合は、工場に持ち帰りライニングを
補修している。母材まで腐食が進行している場合は、配
管を交換している。
【0004】海水系バルブは、製造性,経済性等の観点
から炭素鋼で製造され、耐食性を向上させるためにライ
ニングを施している。また、耐食性,製造性,経済性等
の観点からステンレス鋼で製造されているものもあり、
この場合ライニングは実施してない。
【0005】機器使用場所で実施する定期検査の保守,
補修作業においては、腐食の状態を確認する検査を実施
し、腐食によるライニングの剥離が生じていることが認
められた場合は、工場に持ち帰りライニングを補修して
いる。母材まで腐食が進行している場合は、バルブを交
換している。ステンレス鋼で製造されたバルブにおいて
も腐食の状態を確認し、補修,交換等を実施する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記銅合金
から形成された熱交換器の伝熱管,炭素鋼で製造された
海水系配管,炭素鋼またはステンレス鋼で製造された海
水系バルブの表面には、海水により腐食が発生し、腐食
による減肉により機械的強度の低下,貫通等を招く恐れ
がある。
【0007】特に、燃料の高燃焼度化に伴い定期検査か
ら次回定期検査までの期間が長期化する傾向にあり、伝
熱管,配管およびバルブの海水に対する耐食性を改良し
なければならなくなってきている。また、発電所の稼働
率向上のため定期検査の期間が短くなる傾向にあり、伝
熱管,配管およびバルブの保守,補修作業の時間短縮が
望まれている。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、海水による腐食を有効に防止できる例えば熱
交換器の伝熱管,配管,バルブ等の海水流通用機器類お
よび原子力発電所等の機器設置場所、つまり現地での保
守補修を行うことができる海水流通用機器の保守補修方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内部
に海水を流す熱交換器の伝熱管,配管およびバルブ等の
海水流通用機器類において、前記海水が接触する面に海
水に耐え得る保護被膜を形成してなることを特徴とす
る。請求項2の発明は、前記保護被膜はチタンがイオン
プレーティング法により形成されたものからなることを
特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、内部に海水を流す熱交
換器の伝熱管,配管およびバルブ等の海水用機器類の海
水と接する海水接触面を洗浄したのち、その海水接触面
近傍に海水に耐え得る保護被膜を形成する物質を被着し
たヒータを配置するとともにその近傍を減圧に維持して
不活性ガスを注入し前記ヒータに高電圧を印加し放電さ
せることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、前記保護被膜を形成す
る蒸発物質はチタンからなることを特徴とする。請求項
5の発明は、前記不活性ガスはアルゴンガスからなるこ
とを特徴とする。請求項6の発明は、前記蒸発物質を陽
極に前記海水接触面を陰極にして高電圧を印加すること
を特徴とする。
【0012】上記耐食性保護膜の形成に使用されるイオ
ンプレーティング法(イオン化静電メッキ法)は、アル
ゴンガス雰囲気中において負の高電圧を当該品に印加し
てその周囲にグロー放電を発生させ、そこを通過する蒸
発分子または原子をイオン化するとともに励起させ、当
該品に到達凝固させる方法である。このようにするとピ
ンホールや膨れ等のない僅か数ミクロンの均一性のよい
被膜を容易に形成することができる。
【0013】イオンプレーティング法によって被膜可能
な物質としては、以下に例示する金属,合金,化合物が
ある。 金 属:Ag,Al,Be,Cd,Cr,Mo,Nb,
Ni,Pb,Pt,Se,Si,Sn,Ta,Ti,
V,W,Zn,Zr等 合 金:Cu−Ni,Ni−Cr,Nb−Sn,Ti−
V等 化合物:TiC,ZrC,FeN,CrN,AlO,C
rO等
【0014】これらの材料のうち、耐食性保護被膜とし
ては、主としてAl,Zn,Cd,Cr,Tiの使用が
考えられるが、海水に接触している熱交換器の伝熱管,
海水系配管,海水系バルブの耐食性保護被膜としては、
Clイオンに対して極めて強いTiが有効である。例え
ば、海水流速5m/s以内における配管系材料の耐食性
を比較すると炭素鋼,耐海水性銅合金,ステンレス鋼な
どに比べ、Tiが有効である。また、海水中における腐
食速度においても軟鋼:0.15mm/yr,銅銅金:0.15〜0.04
mm/yr,ステンレス鋼:0.05mm/yr に対し、Ti:<0.00
1mm/yrであることから、Tiが有効である。
【0015】本発明は、熱交換器の伝熱管,海水系配
管,海水系バルブ主体の表面に耐食性保護被膜を形成し
た伝熱管,配管,バルブであり、伝熱管,配管,バルブ
主体の表面に耐食性保護被膜をイオンプレーティング法
により形成する。原子力発電所等の機器使用場所の現地
で定期検査時等において、イオンプレーティング法によ
り、短期間で保守,補修できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1から図3を参照しながら本発
明に係る海水流通用機器類の第1の実施の形態を説明す
る。本実施の形態における海水流通機器類は海水を冷却
材として流通させる熱交換器の伝熱管の例を示してい
る。すなわち、図1中符号1は熱交換器用伝熱管であ
り、この伝熱管1の内面には海水に耐え得る耐食性保護
被膜2がイオンプレーティング法により形成されてい
る。耐食性保護被膜2の材料としてはチタン(Ti)を
使用する。
【0017】この伝熱管1に耐食性保護被膜2を形成す
る方法は図2の工程図に示すように従来の製造工程によ
る伝熱管1の内面を洗浄工程3で洗浄したのち、イオン
プレーティング法による被膜形成工程4で伝熱管1の内
面に耐食性保護被膜2を施す。伝熱管1は銅合金からな
り、耐食性保護被膜2は厚さ数ミクロンの純チタンから
なっている。
【0018】イオンプレーティング法では先ず、圧力を
下げた処理容器内に蒸発物質(Ti,Zn,Cr等)と
洗浄済みの伝熱管1を入れ、不活性ガスとしてアルゴン
ガスを吹き込み、5〜25mtorr のアルゴンガス雰囲気に
する。
【0019】次に、蒸発物質を陽極に伝熱管1を陰極に
して高電圧(伝熱管1は設置電位に対して-500〜-5000
V)を印加するとともに蒸発物質を加熱して蒸発させ
る。高電圧によって両極間に放電が発生し、同時に蒸発
した物質がイオン化および励起し、伝熱管1の内面に入
射し耐食性保護被膜2を形成することができる。
【0020】表1に海水中における金属の腐食速度を示
し、図3に配管系材料の耐食性と海水流速を示す。表1
および図3から明らかなように耐食性保護被膜2には他
の材料と比較してチタンが有効であることが認められ
る。
【0021】
【表1】
【0022】つぎに図4(a)〜(c)により本発明に
係る海水流通用機器類の保守補修方法の第1の実施の形
態を説明する。本実施の形態はU字状伝熱間型熱交換器
内の銅合金を主体とする伝熱管の内面にチタンの耐食性
保護被膜を形成する方法の例であり、この方法は例えば
原子力発電所等の熱交換器設置場所の現地において耐食
性保護被膜を形成することができる。
【0023】図4(a)中符号5は熱交換器の胴部で、
この胴部5は一端が開口し、他端が封止されている。胴
部5内には多数本のU字状伝熱管6が管板7に取り付け
られている。この伝熱管6内にはプレーティング素材の
チタンを塗着したヒータ8が挿入されている。このヒー
タ8は図4(b)に拡大して示したように伝熱管6の開
口端部に絶縁シール材としての入口部ヒータ支えこま9
により支えられて導出している。
【0024】また、伝熱管6のU字状わん曲部にも絶縁
材としての内部ヒータ支えこま10が数個所設けられてヒ
ータ8を絶縁支持している。ヒータ8は管板7の前方に
設けたヒータ支え板11に絶縁支持されている。ヒータ支
え板11の端部は図4(c)に拡大して示したように管板
7に取り付けた止め金12に張力ボルト13を介して固定さ
れている。張力ボルト13の端部には係止部14が形成され
ており、この係止部14を止め金12の穴15内に挿入する。
【0025】胴部5の開口端部は蓋16により閉塞されて
水室を形成する。蓋16にはヒータ8と接続するリード線
21を導入するヒータフランジ17と真空ポンプ18の真空配
管19を接続する真空フランジ20が取り付けられている。
【0026】ヒータ8はケーブル線21に接続し、ケーブ
ル線21は蒸発源用電源22に接続している。ケーブル線21
の一本と蓋16に高電圧を印加する高圧電源23の陰極側が
ケーブル接続し、高圧電源23の陽極側は蒸発電源22から
導出したケーブル21に接続している。
【0027】図4(a)において、U字状伝熱管6の内
面に耐食性保護被膜2を形成する工程を説明すれば(1)
熱交換器の蓋16を取り外す。(2) プレーティング素材の
チタンを塗着したヒータ(電極)8をU字状伝熱管6内
に取り付ける。(3) ヒータ支え板11,真空配管19,ケー
ブル線21を取り付ける。(4) 高圧電源23を取り付ける。
(5) 真空ポンプ18により伝熱管6内を減圧に排気する。
アルゴンガスを注入する。(6) 伝熱管6内を放電させ
る。このような工程を経て伝熱管6内に耐食性保護被膜
2を形成して熱交換器の伝熱管を保守補修することがで
きる。
【0028】つぎに図5(a)〜(c)により本発明に
係る海水流通用機器類の保守補修方法の第2の実施の形
態を説明する。本実施の形態は図4に示した第1の実施
の形態の他の例であり、その異なる点はU字状伝熱管6
の代りに銅合金を主体とする直管状伝熱管6aを組み込
んだ熱交換器に適用したことにあり、その他の部分は図
4と同様であるため、図5中に図4と同一部分は同一符
号を付して重複する部分の説明は省略する。
【0029】図5(a)において胴部5aは両端が開口
した大径直管状円筒体であり、胴部5a内に多数本の直
管状伝熱管6aの両端が管板7に取り付けられている。
伝熱管6a内にはプレーティング素材のチタンを塗着し
たヒータ8が挿入されており、ヒータ8の両端は入口部
ヒータ支えこま9により絶縁支持されている。胴部5a
の両端開口はそれぞれ蓋16aにより閉塞される。
【0030】一方の蓋16a側には蒸発源用電源22および
高圧電源23に接続するケーブル線21がヒータフランジ17
aを挿通してヒータ8の一端に接続し、他方の蓋16a側
には蒸発用電源22に接続するケーブル線21が真空フラン
ジ20を挿通してヒータ8の他端に接続するとともに真空
ポンプ18の真空配管19が真空フランジ20に接続してい
る。
【0031】なお、図5(a)中A部を図5(b)に拡
大して示し、B部を図5(c)に拡大して示している
が、これらの部分は図4(b)および(c)と同様であ
るので、その説明は省略する。本実施の形態の作用効果
は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略
する。
【0032】つぎに図6により本実施の形態に係る海水
流通用機器類の保守補修方法の第3の実施の形態を説明
する。本実施の形態は炭素鋼を主体とする海水系配管用
のエルボ24と直状配管25に適用した例で、図6中にはこ
れらを併記している。また、図4と同一部分には同一符
号を付して重複する部分の説明は省略する。
【0033】図6において、エルボ24および直状配管25
の一端はそれぞれ閉塞フランジ26にシール材28を介して
気密に封止されており、エルボ24および直状配管25の他
端にはそれぞれ補修用フランジ27がシール材28を介して
取り付けられる。補修用フランジ27にはプレーティング
素材のチタンを塗着したヒータ8が電極棒29,30を介し
て接続されている。これらの電極棒29,30は蒸発源用電
源22からのケーブル線21に接続している。また、補修用
フランジ27には真空ポンプ18からの真空配管19が接続し
ている。
【0034】しかして、本実施の形態によれば、エルボ
24および直状配管25内に補修用フランジ27に取り付けた
ヒータ8を挿入し、第1の実施の形態と同様に真空ポン
プ18により減圧に排気し、アルゴンガスを注入し、高電
圧を印加して蒸発物質のチタンを加熱蒸発させてエルボ
24および直状配管25の内面に耐食性保護被膜を形成させ
ることができる。
【0035】つぎに図7により本発明に係る海水流通用
機器類の保守補修方法の第4の実施の形態を説明する。
本実施の形態は海水系配管に使用する海水系バルブ31に
適用した例で、図7中図4および図6と同一部分には同
一符号を付して重複する部分の説明は省略する。海水系
バルブ31は炭素鋼またはステンレス鋼を主体としてい
る。耐食性保護被膜2はチタンを主体としている。
【0036】すなわち、図7に示すように海水系バルブ
31は弁箱32に弁ふた33がボルト34により気密に接続し、
弁ふた33の上端開口部に補修用フランジ27が気密に取り
付けられている。弁箱32内にはシートリング35が設けら
れている。弁箱32内には電極棒29,30に取り付けたプレ
ーティング素材のチタンを塗着したヒータ8が挿入され
ている。
【0037】しかして、本実施の形態は第1の実施の形
態と同様にイオンプレーティング法により高圧電源23か
ら高電圧を印加してチタンを蒸発させて弁箱32および弁
ふた33の内面にチタンの耐食性保護被膜2を形成させる
ことができる。
【0038】上記第1から第4の実施の形態から明らか
なように原子力発電所等の海水を使用する機器類の設置
場所において機器類を工場へ運び込むことなく、現地で
耐食性保護被膜を容易に形成でき、したがって現地での
保守補修が容易にできる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、熱交換器の伝熱管,海
水系配管,海水系バルブ主体の内面に耐食性保護被膜を
イオンプレーティング法により被覆したものであるか
ら、海水に対する耐食性に優れ、熱交換器の伝熱管,海
水系配管,海水系バルブの耐久性を向上させることがで
きる。
【0040】また、機器使用場所で実施する定期検査の
保守,補修作業においては、現地でイオンプレーティン
グ法を適用することにより、工場に運び込むことなく作
業することができる。さらに、複数の伝熱管,配管等を
同時に施工するイオンプレーティング法により、短時間
で保守,補修作業を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海水流通用機器類の第1の実施の
形態を示す縦断面図。
【図2】図1における工程図。
【図3】本発明の実施の形態を説明するための配管系材
料の耐食性と海水流速の関係を示す棒線図。
【図4】(a)は本発明に係る海水流通用機器類の保守
補修方法の第1の実施の形態を一部ブロックで示す縦断
面図、(b)は(a)におけるA部の拡大図、(c)は
(a)におけるB部の拡大図。
【図5】(a)は本発明に係る海水流通用機器類の保守
補修方法の第2の実施の形態を一部ブロックで示す縦断
面図、(b)は(a)におけるA部の拡大図、(c)は
(a)におけるB部の拡大図
【図6】本発明に係る海水流通用機器類の保守補修方法
の第3の実施の形態を一部ブロックで示す縦断面図。
【図7】本発明に係る海水流通用機器類の保守補修方法
の第4の実施の形態を一部ブロックで示す縦断面図。
【符号の説明】
1…伝熱管、2…耐食性保護被膜、3…洗浄工程、4…
イオンプレーティング法による被膜形成工程、5,5a
…胴部、6…U字状伝熱管、6a…直管状伝熱管、7…
管板、8…ヒータ、9…入口部ヒータ支えこま、10…内
部支えこま、11…ヒータ支え板、12…止め金、13…張力
ボルト、14…係止部、15…穴、16…蓋、17…ヒータフラ
ンジ、18…真空ポンプ、19…真空配管、20…真空フラン
ジ、21…ケーブル線、22…蒸発源用電源、23…高圧電
源、24…エルボ、25…直状配管、26…閉塞フランジ、27
…補修用フランジ、28…シール材、29,30…電極棒、31
…海水系バルブ、32…弁箱、33…弁ふた、34…ボルト、
35…シートリング。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に海水を流す熱交換器の伝熱管,配
    管およびバルブ等の海水流通用機器類において、前記海
    水が接触する面に海水に耐え得る保護被膜を形成してな
    ることを特徴とする海水流通用機器類。
  2. 【請求項2】 前記保護被膜はイオンプレーティング法
    により形成されたチタンの薄膜からなることを特徴とす
    る請求項1記載の海水流通用機器類。
  3. 【請求項3】 内部に海水を流す熱交換器の伝熱管,配
    管およびバルブ等の海水用機器類の海水と接する海水接
    触面を洗浄したのち、その海水接触面近傍に海水に耐え
    得る保護被膜を形成する蒸発物質を被着したヒータを配
    置するとともにその近傍を減圧に維持して不活性ガスを
    注入し前記ヒータに高電圧を印加して放電させることを
    特徴とする海水流通用機器類の保守補修方法。
  4. 【請求項4】 前記蒸発物質はチタンからなることを特
    徴とする請求項3記載の海水流通用機器類の保守補修方
    法。
  5. 【請求項5】 前記不活性ガスはアルゴンガスからなる
    ことを特徴とする請求項3記載の海水流通用機器類の保
    守補修方法。
  6. 【請求項6】 前記蒸発物質を陽極にし、かつ前記海水
    流通用機器類の海水が接触する接触面を陰極にして高電
    圧を印加することを特徴とする請求項3記載の海水流通
    用機器類の保守補修方法。
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