JPH09310681A - ベローズシールポンプ - Google Patents

ベローズシールポンプ

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Publication number
JPH09310681A
JPH09310681A JP8149949A JP14994996A JPH09310681A JP H09310681 A JPH09310681 A JP H09310681A JP 8149949 A JP8149949 A JP 8149949A JP 14994996 A JP14994996 A JP 14994996A JP H09310681 A JPH09310681 A JP H09310681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
plunger
cylinder hole
pump
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8149949A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideya Kikuchi
英弥 菊地
Nobuo Aoki
青木  伸夫
Akinao Minegishi
昭直 峯岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP8149949A priority Critical patent/JPH09310681A/ja
Publication of JPH09310681A publication Critical patent/JPH09310681A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベローズシールポンプに用いられているベロ
ーズの寿命を向上させる。 【解決手段】 ベローズ15の受け金具15cをプラン
ジャ11に対して軸線方向へ移動自在に、かつ回動自在
に嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プランジャの往
復動によって加圧されたガソリン等の液体がシリンダ孔
とプランジャとの間からポンプ内部に漏れ出るのをベロ
ーズによって防止するようにしたベローズシールポンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘性の低い液体を加圧するポン
プ、例えばガソリンポンプにおいては、プランジャによ
って加圧されたガソリンがシリンダ孔の内周面とプラン
ジャの外周面との間を通ってポンプ内部に漏れ出るおそ
れがあり、ポンプ内部にガソリンが漏れ出るると、軸受
部、摺動部等に塗布されたグリス等の潤滑油が希釈さ
れ、この結果軸受部等の摩擦抵抗が増大するという問題
が発生する。
【0003】そこで、最近では、ベローズシールポンプ
が多用されるようになってきた。このベローズシールポ
ンプは、ベローズの一端部をシリンダ孔が形成されたシ
リンダ部材にシール状態に取り付けるとともに、ベロー
ズの他端部をプランジャにシール状態に取り付けること
により、シリンダ孔に臨む密閉空間を形成し、この密閉
空間にシリンダ孔とプランジャとの間から漏れ出たガソ
リンを封じ込めるようになっている(実開昭60−18
263号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のベローズポ
ンプにおいては、ベローズが各種の力を受けることがあ
る。例えば、プランジャは、カム軸または斜板によって
往復動させられるようになっているのであるが、カム軸
または斜板が回転すると、プランジャが回転力を受け、
ひいてはベローズが捩り力を受ける。その結果、ベロー
ズの寿命が低下するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、シリンダ孔を有するシリ
ンダ部材と、このシリンダ部材のシリンダ孔に摺動自在
に設けられ、シリンダ孔内に導入された液体を加圧する
プランジャと、一端部が上記シリンダ部材にシール状態
に取り付けられ、他端部が上記プランジャの上記シリン
ダ孔から突出した端部にシール状態に取り付けられたベ
ローズとを備えたベローズシールポンプにおいて、上記
ベローズを上記プランジャに対して変位可能に取り付け
たことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態について図1〜図3を参照して説明する。 図1は、この発明をガソリン用の斜板式ポンプに適用し
た実施の形態を示すものであり、この図に示すベローズ
シールポンプ1は、ポンプ本体2を有している。このポ
ンプ本体2は、本体部3と蓋部4とから構成されてい
る。本体部3は、一端部に底部3aが形成されるととも
に、他端部が開口した有底円筒状をなすものであり、そ
の開口部に蓋部4がシール状態に固定されている。これ
により、ポンプ本体2の内部に収容空間5が形成されて
いる。
【0007】上記収容空間5内には、弁座板6、リーフ
弁7および支持プレート8が順次挿入され、ボルト9に
よって底部3aに押圧固定されている。支持プレート8
には、取付孔8aが形成されている。この場合、取付孔
8aは複数形成され、しかも周方向に等間隔をもって配
置されているが、一つだけ形成してもよい。取付孔8a
には、円筒状をなすバレル(シリンダ部材)10のフラ
ンジ部10aが嵌合されている。フランジ部10aと取
付孔8aの底面との間には、そこを封止するOリング1
7が装着されている。また、バレル10のシリンダ孔1
0bには、プランジャ11の一端部が摺動自在に挿入さ
れている。
【0008】一方、上記蓋部4の中央部には、これを貫
通する支持孔4aが形成されており、この支持孔4aに
は、ガソリンエンジン(図示せず)によって回転駆動さ
れる入力軸12が回転自在に貫通配置されている。この
入力軸12の内側の端部には、斜板13が一体的に設け
られており、斜板13には円形の平板状をなす揺動プレ
ート14が相対回転自在に設けられている。この揺動プ
レート14には、シリンダ孔10bから突出したプラン
ジャ11の端部が押圧接触させられている。したがっ
て、入力軸12が回転駆動されると揺動プレート14が
揺動し、これによってプランジャ11が往復動させられ
る。なお、揺動プレート14を省略し、斜板13にプラ
ンジャ11を直接接触させるようにしてもよい。
【0009】上記構成において、プランジャ11が往動
(図1において左方へ移動)すると、シリンダ孔10b
内に導入されたガソリンが加圧される。加圧されたガソ
リンは、支持プレート8に形成された孔8bを通り、リ
ーフ弁7を押し開ける。そして、弁座板6に形成された
凹部6aおよび孔6b、並びに底部3aに形成された孔
3bを通って吐出口3cに至り、そこからガソリンエン
ジンに供給される。逆に、プランジャ11が復動(図1
において右方へ移動)すると、底部3aに形成された導
入口3dにフィードポンプ(図示せず)から供給された
ガソリンが、底部3aに形成された孔3e、弁座板6に
形成された凹部6cおよび孔6dを通り、リーフ弁7を
押し開ける。そして、支持プレート8に形成された凹部
8cおよび孔8dを通ってシリンダ孔10b内に吸引導
入される。なお、ガソリンの導入および吐出に関する弁
座板6、リーフ弁7および支持プレート8の構造は、周
知のものと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0010】上記バレル10とプランジャ11との間に
は、ベローズ15が配設されている。このベローズ15
は、蛇腹状をなす金属製のベローズ本体15aと、この
ベローズ本体15aの一端部に溶接等によって固着され
た円筒状の固定金具15bと、ベローズ本体15aの他
端部に溶接等によって固着された断面L字形の筒状をな
す受け金具15cとから構成されている。
【0011】上記固定金具15bは、取付孔8aに螺合
されており、固定金具15bを締め付けることによって
バレル10のフランジ部10aが支持プレート8に押圧
固定されるとともに、固定金具15b自体が支持プレー
ト8に固定されている。この固定金具15bとバレル1
0のフランジ部10aとの間には、そこを封止するOリ
ング18が装着されている。これによってベローズ15
の一端部がバレル10にシール状態で取り付けられてい
る。
【0012】一方、上記受け金具15cは、プランジャ
11のシリンダ孔10bから突出した端部に回動自在に
かつ軸線方向へ移動自在に嵌合されており、止めリング
16によって抜け止めされている。しかも、受け金具1
5cの内周面とプランジャ11の外周面との間には、そ
こを封止するOリング19が装着されている。これによ
り、ベローズ15の他端部がプランジャ11に、その軸
線L2(図2参照)方向および周方向へ変位可能に、か
つシール状態で取り付けられている。なお、この実施の
形態の場合、受け金具15cの内径がプランジャ11の
外径より若干大径になっており、これによって非常に僅
かな量ではあるが、受け金具15cは、軸線L2と直交
する方向へも変位可能になっている。
【0013】このように、ベローズ15は、その両端部
がバレル10とプランジャ11とにシール状態で取り付
けられているので、ベローズ15の内部には、バレル1
0およびプランジャ11によって区画される密封空間が
Cが形成され、バレル10の内周面とプランジャ11の
外周面との間から漏れ出たガソリンが密封空間C内に封
じ込められ、そこからポンプ1の内部の収納空間5に流
出することがない。なお、密封空間C内に漏れ出たガソ
リンは、固定金具15bの内周面とバレル10の外周面
との間の隙間を通り、さらにバレル10に形成された孔
10c、並びに支持プレート8、リーフ弁7および底部
3aにわたって形成された逃がし通路(図示せず)を通
ってガソリンタンク等の低圧側(ここでは、後述する流
入口3d)に戻るようになっている。
【0014】ベローズ15は、固定金具15bが支持プ
レート8に固定され、かつ受け金具15cが止めリング
16に突き当たった状態においては、その軸線方向へ弾
性的に若干縮小しており、その弾性力によってプランジ
ャ11を揺動プレート14に押し当て、これによってプ
ランジャ11を揺動プレート14の揺動に追随して往復
動させるようになっている。勿論、プランジャ11を往
復動させるために、圧縮ばね等の他の弾性部材を用いて
もよい。
【0015】次に、上記構成のベローズシールポンプ1
の作用を説明する。入力軸12が回転駆動されると、揺
動プレート14が揺動するが、揺動プレート14はいわ
ゆる「すりこぎ」状態で揺動する。このため、揺動プレ
ート14に接触するプランジャ11には、回転力が作用
する。しかるに、受け金具15cがプランジャ11に対
して回動自在であるので、ベローズ15は回転力を受け
ることがなく、捩られることがない。したがって、ベロ
ーズ15の寿命を向上させることができる。
【0016】また、図1からも明らかなように、プラン
ジャ11は揺動プレート14によって軸線に対して傾斜
した力を受ける。これにより、プランジャ11が僅かで
はあるが傾斜する。しかも、この傾斜方向は揺動プレー
ト14が1回揺動する間に逆方向に変化する。つまり、
プランジャ11はバレル10を支点として揺動運動す
る。このため、仮に受け金具15cがプランジャ11に
固定されていると、プランジャ11の揺動に伴ってベロ
ーズ本体15aの下端部も揺動する。この場合、揺動速
度が遅ければ問題ないが、揺動が比較的高速で行われる
ため、プランジャ11の一側部と他側部とには揺動に伴
って引っ張り力と押圧力とが交互に作用する。この結
果、ベローズ本体15aの下端部、特に溶接部分が早期
に疲労するおそれがある。
【0017】この点、このポンプ1においては、受け金
具15cがプランジャ11に対してその軸線方向へ移動
可能になっているので、図2に示すように、プランジャ
11の軸線L2がバレル10の軸線L1に対して若干傾斜
したとしても、受け金具15cは、止めリング16によ
ってバレル10側へ移動させられだけであり、プランジ
ャ11の傾斜に追随して揺動することがない。したがっ
て、ベローズ本体15aの下端部およびその溶接部には
ベローズ本体15a自体による押圧力が作用するだけで
あり、引っ張り力が作用することがない。よって、溶接
部分の疲労を大幅に緩和することができる。
【0018】また、この実施の形態のポンプ1において
は、バレル10をベローズ15の固定金具15aによっ
て固定しているので、バレル10を固定するための部材
を殊更必要としない。したがって、その分だけ部品点数
を減らして製造費を軽減することができるとともに、ポ
ンプ全体の小型化を図ることができる。
【0019】次に、図3に示すこの発明の他の実施の形
態について説明する。図3に示す実施の形態は、バレル
10の端部をフランジ部10aが支持プレート8に突き
当たるまで取付孔8aに圧入して固定するとともに、固
定金具15bをフランジ部10aに溶接等によって固着
したものである。その他の構成を上記ポンプ1と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0020】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、上記の実施の形態においては、この発明を斜板式ポ
ンプに適用しているが、前述した公報に記載されている
ようなカム駆動によるポンプにも適用可能である。ま
た、金属製のベローズ15に代えて樹脂製のベローズを
用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るベ
ローズシールポンプによれば、プランジャの往復動中に
ベローズが回転力等の各種の力を受けるのを防止するこ
とができ、これによってベローズの寿命を向上させるこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同実施の形態の作用を説明するための要部の拡
大図である。
【図3】この発明の他の実施の形態の要部を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ベローズシールポンプ 10 バレル(シリンダ部材) 10b シリンダ孔 11 プランジャ 15 ベローズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ孔を有するシリンダ部材と、こ
    のシリンダ部材のシリンダ孔に摺動自在に設けられ、シ
    リンダ孔内に導入された液体を加圧するプランジャと、
    一端部が上記シリンダ部材にシール状態に取り付けら
    れ、他端部が上記プランジャの上記シリンダ孔から突出
    した端部にシール状態に取り付けられたベローズとを備
    えたベローズシールポンプにおいて、上記ベローズを上
    記プランジャに対して変位可能に取り付けたことを特徴
    とするベローズシールポンプ。
JP8149949A 1996-05-21 1996-05-21 ベローズシールポンプ Pending JPH09310681A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8149949A JPH09310681A (ja) 1996-05-21 1996-05-21 ベローズシールポンプ

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JP8149949A JPH09310681A (ja) 1996-05-21 1996-05-21 ベローズシールポンプ

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JPH09310681A true JPH09310681A (ja) 1997-12-02

Family

ID=15486112

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JP8149949A Pending JPH09310681A (ja) 1996-05-21 1996-05-21 ベローズシールポンプ

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JP (1) JPH09310681A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008232A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Saginomiya Seisakusho Inc 定量送液ポンプおよびそれを用いた薬液塗布装置
CN104791238A (zh) * 2014-01-17 2015-07-22 沈如华 一种高效率色浆调色泵

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JP2008008232A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Saginomiya Seisakusho Inc 定量送液ポンプおよびそれを用いた薬液塗布装置
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