JPH09310094A - 撥水型洗浄剤 - Google Patents

撥水型洗浄剤

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JPH09310094A
JPH09310094A JP8150009A JP15000996A JPH09310094A JP H09310094 A JPH09310094 A JP H09310094A JP 8150009 A JP8150009 A JP 8150009A JP 15000996 A JP15000996 A JP 15000996A JP H09310094 A JPH09310094 A JP H09310094A
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carbon atoms
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和之 松村
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 フッ化アルキル基含有アルコキシシラン
又はフッ化アルキル基含有アルコキシシランとフッ素原
子を含まない1価炭化水素基含有アルコキシシランとを
アミノ基含有アルコキシシランと共加水分解・縮合した
水溶性反応物を有効成分として含有してなることを特徴
とする撥水型洗浄剤。 【効果】 本発明の撥水型洗浄剤は、洗浄と同時に高い
撥水性を付与し、しかもその撥水膜の耐久性も高く、更
に溶液保存性も高く、かつ腐食性の少ないものであり、
車輛、船舶、航空機あるいは建築物等のウインドガラ
ス、ミラーあるいは塗装面等に好適に用いることがで
き、特に自動車用撥水型ウインドウォッシャー液として
有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛、船舶、航空
機、建築物等のウインドガラス、ミラーあるいは塗装面
等に、洗浄と同時に撥水性、撥油性、防汚性、着氷雪防
止性等を付与するために用いられ、特に自動車用撥水型
ウインドウオッシャー液として好適な撥水型洗浄剤に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
例えば自動車用ケミカルパーツとして、撥水型ウインド
ウオッシャー液に代表されるような撥水型洗浄剤が市販
されている。これはウオッシャー液としてフロントウイ
ンドを洗浄すると同時に撥水性をも付与するものであ
る。このようなものとしてはリンダ(横浜油脂株式会社
製、商品名)、ガラコウオッシャー液(ソフト99株式
会社製、商品名)及び雨ん棒ウオッシャー(シーシーア
イ株式会社製、商品名)などが知られている。しかしな
がら、このような撥水型ウインドウオッシャー液は、撥
水成分が基本的にポリジメチルシロキサンやポリメチル
フェニルシロキサンあるいはアミノ変性シロキサンであ
り、処理対象基材の表面と化学結合しないかあるいは弱
いため、撥水膜耐久性に乏しく、また基本骨格が炭化水
素系であるため、初期の撥水性も弱いという問題点があ
った。
【0003】一方、特開平7−179850号公報に
は、フルオロアルキルシランを塩酸や硝酸で加水分解
し、それをウオッシャー液に混合したものが開示されて
いる。これはフルオロアルキル基が撥水成分であるの
で、初期撥水性に優れる反面、フルオロアルキルシラン
の加水分解物はもともと水不溶性であるため、ウオッシ
ャー液の安定性はあまり良くない。また、触媒として塩
酸や硝酸のような強酸を使用しているため、ワイパーの
ゴムや塗装面を傷めたり、腐食したりするという問題点
があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、洗浄と同時に高い撥水性を付与し、しかもその撥
水膜の耐久性も高く、更に溶液保存性も高く、かつ腐食
性の少ない撥水型洗浄剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、フッ化アルキル基含有アルコキシシランとアミノ基
含有アルコキシシラン、場合によっては更にフッ素原子
を含まない1価炭化水素基含有アルコキシシランを共加
水分解・縮合した水溶性反応物を撥水型洗浄剤の有効成
分として使用した場合、この反応物は撥水成分として有
効なフッ化アルキル基含有シラン化合物自体に水溶性が
付与されたものであり、水に容易に溶解するため、保存
安定性が高く、また優れた撥水性等の性能を付与するこ
とができ、かつその耐久性も優れていること、また共加
水分解には弱酸を使用できるため、腐食性も低く抑える
ことができ、また洗浄成分を含んだ洗浄液に混合するだ
けで撥水効果を発現させることも可能であり、従来の撥
水型洗浄剤が抱えていた多くの問題点を改良した撥水型
洗浄剤が得られることを知見し、本発明をなすに至った
ものである。
【0006】従って、本発明は、フッ化アルキル基含有
アルコキシシラン又はフッ化アルキル基含有アルコキシ
シランとフッ素原子を含まない1価炭化水素基含有アル
コキシシランとをアミノ基含有アルコキシシランと共加
水分解・縮合した水溶性反応物を有効成分として含有し
てなることを特徴とする撥水型洗浄剤を提供する。
【0007】以下、本発明について更に詳しく説明する
と、本発明で用いるフッ化アルキル基含有アルコキシシ
ランは特に制限されないが、下記一般式(1)で表され
るものが好ましく用いられる。
【0008】
【化4】 [式中、RfはCn (nは1〜20の整数)で表され
るポリフルオロアルキル基を示し、Xは−(CH2
y−、−CH2O−、−NR3−、−CO2−、−CONR
3−、−S−、−SO3−又は−SO2NR3−の1種又は
2種以上の結合基(R3は水素原子又は炭素数1〜8の
アルキル基、y=1〜3の整数)を示し、R1 は炭素数
1〜4のアルキル基、R2は炭素数1〜4のアルキル基
を示す。aは0〜3の整数、bは1〜3の整数、cは0
又は1である。]
【0009】ここで、Rfは、Cn2n+1(nは1〜2
0の整数)であり、CF3−、C25−、C37−、C4
9−、C613−、C817−、C1021−、C1225
−、C1429−、C1633−、C1837−、C2041
などが例示される。
【0010】上記式(1)のシランとして具体的には下
記のものを例示することができる。X=CH2、a=
0、b=1〜3であるRf(CH2xSiR2 c(O
13-c(x=2〜4)で表されるシラン Rf(CH22Si(OCH33、Rf(CH22Si
(OC253、Rf(CH22Si(OCH(CH3
23、Rf(CH22SiCH3(OCH32、Rf
(CH22SiCH3(OC252、Rf(CH22
iCH3(OCH(CH322、Rf(CH23Si
(OCH33、Rf(CH23SiCH3(OCH32 X=NH、a=0であるRfNH(CH2bSiR
2 c(OR13-cで表されるシラン RfNH(CH22Si(OCH33、RfNH(CH
22Si(OC253、RfNH(CH22Si(O
CH(CH323、RfNH(CH22SiCH3(O
CH32、RfNH(CH22SiCH3(OC
252、RfNH(CH22SiCH3(OCH(CH
322、RfNH(CH23Si(OCH33、Rf
NH(CH23SiCH3(OCH32 X=NH、(CH2y及びNH、a=0であるRfNH
(CH2yNH(CH2bSiR2 c(OR13-cで表さ
れるシラン RfNH(CH22NH(CH22Si(OCH33
RfNH(CH22NH(CH22Si(OC
253、RfNH(CH22NH(CH22Si(O
CH(CH323、RfNH(CH22NH(CH2
2SiCH3(OCH32、RfNH(CH22NH(C
22SiCH3(OC252 RfNH(CH22NH(CH22SiCH3(OCH
(CH322、RfNH(CH22NH(CH23
i(OCH33、RfNH(CH22NH(CH23
iCH3(OCH32 X=CONH、a=0であるRfCONH(CH2b
iR2 c(OR13-cで表されるシラン RfCONH(CH22Si(OCH33、RfCON
H(CH22Si(OC253、RfCONH(C
22Si(OCH(CH323、RfCONH(C
22SiCH3(OCH32、RfCONH(CH2
2SiCH3(OC252、RfCONH(CH22
iCH3(OCH(CH322、RfCONH(C
23Si(OCH33、RfCONH(CH23Si
(OCH(CH323、RfCONH(CH23Si
CH3(OCH32 X=CO2及びNHであるRf(CH2aOCONH
(CH2bSiR2 c(OR13-cで表されるシラン Rf(CH22OCONH(CH22Si(OC
33、Rf(CH22OCONH(CH22Si(O
253、Rf(CH22OCONH(CH22Si
(OCH(CH323、Rf(CH22OCONH
(CH22SiCH3(OCH32、Rf(CH22
CONH(CH23Si(OCH33、Rf(CH22
OCONH(CH23SiCH3(OCH32 X=SO2NR3、a=0であるRfSO2NR3(C
2bSiR2 c(OR13-cで表されるシラン RfSO2NH(CH22Si(OCH33、RfSO2
NH(CH22Si(OC253、RfSO2NH(C
22Si(OCH(CH323、RfSO2NH(C
22SiCH3(OCH32、RfSO2NH(C
22SiCH3(OC252、RfSO2NH(C
22SiCH3(OCH(CH322、RfSO2
H(CH23Si(OCH33、RfSO2NH(C
23Si(OCH(CH323、RfSO2NH(C
23SiCH3(OCH32、RfSO2N(CH3
(CH22Si(OCH33、RfSO2N(CH3
(CH22Si(OCH(CH323、RfSO2
(CH3)(CH22SiCH3(OCH32、RfSO
2N(CH3)(CH22SiCH3(OC252、Rf
SO2N(CH3)(CH22SiCH3(OCH(C
322、RfSO2N(CH3)(CH23Si(O
CH33、RfSO2N(CH3)(CH23SiCH3
(OCH32 X=SO2、NH、(CH2y及びCONH、a=0で
あるRfSO2NH(CH2yCONH(CH2bSi
2 c(OR13-cで表されるシラン RfSO2NH(CH22CONH(CH23Si(O
CH33、RfSO2NH(CH22CONH(CH2
3Si(OC253、RfSO2NH(CH22CON
H(CH23Si(OCH(CH323、RfSO2
H(CH22CONH(CH23SiCH3(OCH3
2、RfSO2NH(CH23CONH(CH23Si
(OCH33、RfSO2NH(CH23CONH(C
23SiCH3(OCH32
【0011】上記の中で好ましいものとしてはC817
基を有するもの、例えば C817(CH22Si(OCH33、C817(C
22Si(OC253、C817CONH(CH22
Si(OCH33などが挙げられ、特にC817(C
22Si(OCH33が好ましい。
【0012】本発明において、フッ化アルキル基含有ア
ルコキシシランとしては、上記シランの他に、上記シラ
ンの部分加水分解物を用いることができる。ただし、こ
の場合、少なくとも1個は加水分解性基が残存している
必要がある。所望により、各種のシラン混合物を使用し
てもよいし、シラン混合物の部分加水分解物であっても
よい。
【0013】アミノ基含有アルコキシシランも特に制限
されないが、下記一般式(2)で表されるものが好まし
い。
【0014】
【化5】 [式中、R4及びR5は水素原子、炭素数1〜15、好ま
しくは1〜4のアルキル基又は炭素数1〜15、好まし
くは1〜6のアミノアルキル基を示し、R4とR5とは互
いに同一でも異なっていてもよい。R6は炭素数1〜1
8、好ましくは1〜6のアルキレン基、アリーレン基、
アルキルアリーレン基などの2価の炭化水素基、R7
炭素数1〜4のアルキル基、R8は炭素数1〜4のアル
キル基を示す。dは0又は1である。]
【0015】このようなアミノ基含有アルコキシシラン
の具体例としては、下記のものが挙げられる。 H2N(CH22Si(OCH33、H2N(CH22
i(OC253、H2N(CH23Si(OCH33
2N(CH23Si(OC253、CH3NH(C
23Si(OCH33、CH3NH(CH23Si
(OC253、CH3NH(CH25Si(OC
33、CH3NH(CH25Si(OC253、H2
N(CH22NH(CH23Si(OCH33、H2
(CH22NH(CH23Si(OC253、CH3
H(CH22NH(CH23Si(OCH33、CH3
NH(CH22NH(CH23Si(OC253、C4
9NH(CH22NH(CH23Si(OCH33
49NH(CH22NH(CH23Si(OC25
3、H2N(CH22SiCH3(OCH32、H2N(C
22SiCH3(OC252、H2N(CH23Si
CH3(OCH32、CH3NH(CH23SiCH
3(OCH32、CH3NH(CH25SiCH3(OC
32、H2N(CH22NH(CH23SiCH3(O
CH32、CH3NH(CH22NH(CH23SiC
3(OCH32、C49NH(CH22NH(CH2
3SiCH3(OCH32 これらの中で特に、H2N(CH23Si(OC
33、H2N(CH23Si(OC253、H2
(CH22NH(CH23Si(OCH33、H2
(CH22NH(CH23SiCH3(OCH32など
が好適に用いられる。
【0016】本発明においては、上記シランの他に上記
シランの部分加水分解物も使用し得る。
【0017】また本発明においては、上記フッ化アルキ
ル基含有アルコキシシランとアミノ基含有アルコキシシ
ランとの共加水分解・縮合反応物を使用するものである
が、必要により更にフッ素原子を含まない1価炭化水素
基含有アルコキシシランを上記両シランに加えた共加水
分解・縮合反応物を使用することもできる。
【0018】ここで、上記1価炭化水素基含有アルコキ
シシランとしては、特に下記一般式(3)で表されるも
のを好適に使用することができる。
【0019】
【化6】 [式中、R9は炭素数1〜10のフッ素原子を含まない
1価炭化水素基を示す。R10は炭素数1〜4のアルキル
基、R11は炭素数1〜4のアルキル基を示す。eは0又
は1である。なお、1価炭化水素基としては、アルキル
基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基や、これ
らのフッ素以外のハロゲン置換体などが挙げられるが、
特にはアルキル基が好ましい。]
【0020】このようなアルコキシシランの具体例とし
ては、下記のものが挙げられる。 C1021Si(OCH33、C1021Si(OC25
3、C1021Si(OCH(CH323、C1021Si
(CH3)(OCH32、C1021Si(CH3)(OC
252、C817Si(OCH33、C817Si(O
253、C817Si(OCH(CH323、C8
17Si(CH3)(OCH32、C613Si(OC
33、C613Si(OC253、C613Si(C
3)(OCH32、C49Si(OCH33、C49
Si(OC253、C49Si(CH3)(OC
32、C37Si(OCH33、C37Si(OC2
53、C37Si(CH3)(OCH32、C25
i(OCH33、C25Si(OC253、C25
i(CH3)(OCH32、CH3Si(OCH33、C
3Si(OC253、CH3Si(OCH(C
323、(CH32Si(OCH32、(CH32
Si(OC252 これらの中で、特に、C1021Si(OCH33、C10
21Si(CH3)(OCH32、(CH32Si(O
CH32、(CH32Si(OC252などが好適に
用いられる。
【0021】本発明において、上記シランの他に上記シ
ランの部分加水分解物をも使用し得る。
【0022】ここで、上記フッ化アルキル基含有アルコ
キシシランとアミノ基含有アルコキシシランの反応物あ
るいはフッ化アルキル基含有アルコキシシランとアミノ
基含有アルコキシシランと1価炭化水素基含有アルコキ
シシランの反応物は、これら2成分又は3成分を有機酸
あるいは無機酸の存在下に共加水分解・縮合させること
により得ることができる。安定性の点より最初にフッ化
アルキル基含有アルコキシシランあるいはフッ化アルキ
ル基含有アルコキシシランと1価炭化水素基含有アルコ
キシシランとを有機酸あるいは無機酸の存在下、部分加
水分解し、このフッ化アルキル基含有アルコキシシラン
の部分加水分解物あるいはフッ化アルキル基含有アルコ
キシシランと1価炭化水素基含有アルコキシシランとの
部分加水分解物にアミノ基含有アルコキシシランを反応
させることによって得ることが好ましい。
【0023】フッ化アルキル基含有アルコキシシラン単
独あるいはフッ化アルキル基含有アルコキシシランと1
価炭化水素基含有アルコキシシランとを加水分解する際
に使用される有機酸及び無機酸としては、塩酸、硫酸、
メタンスルホン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、クエン
酸、シュウ酸及びマレイン酸などから選ばれる少なくと
も1種の酸が用いられるが、処理した際の基材への腐食
性の観点からなるべく弱酸が好ましく、特に酢酸、プロ
ピオン酸が好適である。この酸の使用量はフッ化アルキ
ル基含有アルコキシシラン量あるいはフッ化アルキル基
含有アルコキシシランと1価炭化水素基含有アルコキシ
シランとの総量100重量部に対して5〜400重量
部、好ましくは10〜150重量部である。この酸の使
用量が5重量部よりも少ないと加水分解の進行が遅く、
また、組成物の水溶液の安定性が悪化するので好ましく
ない。
【0024】加水分解の際は溶剤で希釈した状態で行う
ことが好ましい。溶剤としては、アルコール系溶剤が好
適であり、メタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノー
ル、3−ブタノール及び2−メチル−2−ブタノールが
好適である。特に好ましくは3−ブタノールである。こ
の溶剤の使用量は、フッ化アルキル基含有アルコキシシ
ラン量あるいはフッ化アルキル基含有アルコキシシラン
と1価炭化水素基含有アルコキシシランとの総量100
重量部に対して100〜500重量部、好ましくは20
0〜400重量部である。この溶剤の使用量が100重
量部より少ないと縮合が進んでしまうので好ましくな
い。また、500重量部を超えると加水分解に時間がか
かり、好ましくない。
【0025】フッ化アルキル基含有アルコキシシラン単
独あるいはフッ化アルキル基含有アルコキシシランと1
価炭化水素基含有アルコキシシランとを加水分解させる
ために加える水量はフッ化アルキル基含有アルコキシシ
ランモル量あるいはフッ化アルキル基含有アルコキシシ
ランと1価炭化水素基含有アルコキシシランの総モル量
に対し1〜3倍モル量、好ましくは1.2〜2.5倍モ
ル量である。加える水量が1倍モル量より少ないとアル
コキシ基が多く残存する場合がある。また、3倍モル量
を超えると縮合が進行しすぎる場合がある。
【0026】上記フッ化アルキル基含有アルコキシシラ
ン単独あるいはフッ化アルキル基含有アルコキシシラン
と1価炭化水素基含有アルコキシシランとを加水分解さ
せる際の反応条件は反応温度10〜100℃、好ましく
は60〜90℃がよく、反応時間は1〜3時間で加水分
解反応させることがよい。
【0027】なお、フッ化アルキル基含有アルコキシシ
ランと1価炭化水素基含有アルコキシシランとを反応さ
せる場合の比率は1:0.05〜1:0.5のモル比と
なるのが好ましい。1価炭化水素基含有アルコキシシラ
ンのモル比が0.05より小さいと耐久性が悪化する場
合がある。また、0.5より大きいと水溶性が悪化した
り、撥油性が悪化する場合がある。
【0028】このように加水分解されたフッ化アルキル
基含有アルコキシシラン加水分解物あるいはフッ化アル
キル基含有アルコキシシランと1価炭化水素基含有アル
コキシシランとの反応生成物を、次のようにアミノ基含
有アルコキシシランと連続的に反応させる。フッ化アル
キル基含有アルコキシシラン加水分解物量あるいはフッ
化アルキル基含有アルコキシシランと1価炭化水素基含
有アルコキシシランの合計量とアミノ基含有アルコキシ
シランとのモル比は1:0.5〜1:20になるように
アミノ基含有アルコキシシランを反応させることが好ま
しい。アミノ基含有アルコキシシランのモル比が0.5
より小さいと水溶性が悪化する場合がある。また20を
超えると撥水性能が悪くなる場合がある。
【0029】このアミノ基含有アルコキシシランを反応
させる際の反応条件は、反応温度60〜100℃、反応
時間1〜3時間が好ましい。なお、触媒は上記の通りで
ある。
【0030】このようにして得られた共加水分解・縮合
反応物は水溶性であり、本発明はこの水溶性反応物を有
効成分(撥水洗浄有効成分)として用いる。この場合、
この水溶性反応物は、洗浄用成分を含んだ洗浄液に溶
解、含有させることによって、本発明の撥水型洗浄剤を
得ることができる。上記水溶性反応物の濃度は適宜選定
されるが、洗浄剤全体の0.01〜1%(重量%、以下
同じ)、特に0.05〜0.2%が好ましい。0.01
%より少ないと十分な撥水効果が得られない場合があ
り、多すぎると腐食やシミの原因となるおそれがある。
なお、上記洗浄用成分としては、陽イオン性、陰イオン
性、非イオン性等の各種界面活性剤などが挙げられる。
陽イオン性界面活性剤としてはテトラアルキルアンモニ
ウムクロライド類、イミダゾリニウムメトサルフェート
類等が例示され、陰イオン性界面活性剤としてはアルキ
ル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、
α−スルホ脂肪酸メチルエステル、α−オレフィンスル
ホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリン類などが
例示される。非イオン性界面活性剤としては第1アルコ
ールエトキシレート、第2アルコールエトキシレート、
アルキルフェニルポリオキシエチレンエーテル、脂肪酸
エタノールアミド、アミンオキシド類等が例示される。
これらの中では陽イオン性界面活性剤が好ましい。界面
活性剤の配合量は洗浄剤全体の0.01〜1%、特に
0.05〜0.3%とすることが好ましい。0.01%
未満であると洗浄効果が十分でなく、1%を超えると撥
水性が低下する場合がある。
【0031】更にグリコール等の添加剤、メタノール、
エタノール等の溶剤、金属防錆剤、着色剤などを含んで
いてもよい。これら洗浄用成分を含んだ洗浄液として
は、市販の自動車用のウオッシャー液、シャンプー液等
の公知の洗浄液を用いることができる。
【0032】本発明の撥水型洗浄剤は、車輛、船舶、航
空機、建築物等のウインドガラス、ミラーや塗装面等に
有効に用いることができ、特に自動車用撥水型ウインド
ウォッシャー液や自動車用撥水型シャンプー液等に好適
に用いることができる。
【0033】
【実施例】以下、合成例、実施例及び比較例を示し、本
発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制
限されるものではない。
【0034】〔合成例1〕撹拌器、冷却管、温度計及び
滴下ロートを備えた0.5Lの四つ口フラスコにC8
17(CH22Si(OCH3350.0g(0.088
モル)、3−ブタノール170g、酢酸13.2g
(0.22モル)及び水2.4g(0.133モル)を
入れ、撹拌し、3−ブタノールが還流するまで加熱し
た。2時間反応させた後、滴下ロートによりH2N(C
22HN(CH23Si(OCH3319.6g
(0.088モル)を滴下し、更に3−ブタノール還流
下で1時間反応させ、淡黄色透明溶液を得た。105℃
/3時間の条件で不揮発分測定を行ったところ、20.
3%であった。
【0035】〔合成例2〕撹拌器、冷却管、温度計及び
滴下ロートを備えた0.5Lの四つ口フラスコにC8
17(CH22Si(OCH3348.0g(0.085
モル)、(CH32Si(OCH322.0g(0.0
09モル)、3−ブタノール169g、酢酸14.2g
(0.237モル)及び水2.6g(0.142モル)
を入れ、撹拌し、3−ブタノールが還流するまで加熱し
た。2時間反応させた後、滴下ロートによりH2N(C
22HN(CH23Si(OCH3321.0g
(0.095モル)を滴下し、更に3−ブタノール還流
下で1時間反応させ、淡黄色透明溶液を得た。105℃
/3時間の条件で不揮発分測定を行ったところ、20.
2%であった。
【0036】〔合成例3〕酢酸を8.6g(0.143
モル)とし、H2N(CH22HN(CH23Si(O
CH33の代わりにH2N(CH23Si(OCH33
17.0g(0.095モル)を用いた以外は合成例2
と同様の反応操作により、透明溶液を得た。105℃/
3時間の条件で不揮発分測定を行ったところ、20.4
%であった。
【0037】〔合成例4〕撹拌器、冷却管、温度計及び
滴下ロートを備えた0.3Lの四つ口フラスコにイソプ
ロピルアルコール150g、C817(CH22Si
(OCH333.0g(0.005モル)、硝酸1.0
g(0.016モル)及び水0.2gを加え、80℃ま
で加熱し、更に3時間加熱還流し、冷却して透明溶液を
得た。105℃/3時間の条件で不揮発分測定を行った
ところ、1.8%であった。
【0038】〔実施例1〕ラウリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド0.08重量%、エチレングリコール
0.1重量%、メタノール25重量%、残部が水である
洗浄液498gに合成例1で作製した反応物溶液2gを
混合し、撥水型洗浄剤を調製した。この撥水型洗浄剤を
50℃下で1ヶ月放置したが変化はなかった。また、磨
き鋼板にこの撥水型洗浄剤を1滴垂らし、錆発生速度を
観察したところ、2〜3日後に少し錆が発生する程度で
あった。
【0039】市販の油膜取り剤にて油膜を完全に取り除
いた70mm×150mm(厚さ3mm)のガラス板
に、この撥水型洗浄剤をスポイトにより6滴塗布し、ガ
ーゼで30回拭き上げ処理行ってサンプルを作製した。
このサンプルについて下記評価項目にて撥水性の評価を
行った。その評価結果を表1に示す。 (a)接触角 水の接触角を測定した。基材表面の異なる5ヶ所で測定
を行い、最大値と最小値を切捨てたものの平均値を示
す。 (b)摩耗試験 引掻試験器(株式会社ケイエヌテー)を用いて荷重1k
g/cm2、摩耗回数3000回、布により摩耗試験を
実施後、(a)と同様の操作で水の接触角を測定した。
【0040】更に、この撥水型洗浄剤を自動車のウォッ
シャー液タンクに入れ、ワイパーを作動させながら、ウ
オッシャー液を噴霧し、撥水処理を行った。初期接触角
は実施例1(a)の方法により測定した。また実車耐久
性評価は、接触角が100°を切るのに要した日数とし
た。その撥水評価結果を表2に示す。
【0041】また、この撥水型洗浄剤を車の塗装面に塗
布し、シミの発生を観察したが、シミの発生は見られな
かった。
【0042】〔実施例2〕ラウリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド0.08重量%、エチレングリコール
0.1重量%、メタノール25重量%、残部が水である
洗浄液498gに合成例2で作製した反応物溶液2gを
混合し、撥水型洗浄剤を調製した。この撥水型洗浄剤を
50℃下で1ヶ月放置したが変化はなかった。また、磨
き鋼板にこの撥水型洗浄剤を1滴垂らし、錆発生速度を
観察したところ、2〜3日後に少し錆が発生する程度で
あった。
【0043】この撥水型洗浄剤について実施例1と同様
にサンプルを作製し、サンプルの評価を行った。その評
価結果を表1に示す。
【0044】更に、実施例1と同様な処理をし、初期接
触角と実車耐久性を測定した。その結果を表2に示す。
【0045】また、この撥水型洗浄剤を車の塗装面に塗
布し、シミの発生を観察したが、シミの発生は見られな
かった。
【0046】〔実施例3〕ラウリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド0.08重量%、エチレングリコール
0.1重量%、メタノール25重量%、残部が水である
洗浄液498gに合成例3で作製した反応物溶液2gを
混合し、撥水型洗浄剤を調製した。この撥水型洗浄剤を
50℃下で1ヶ月放置したが変化はなかった。また、磨
き鋼板にこの撥水型洗浄剤を1滴垂らし、錆発生速度を
観察したところ、2〜3日後に少し錆が発生する程度で
あった。
【0047】この撥水型洗浄剤について実施例1と同様
にサンプルを作製し、サンプルの評価を行った。その評
価結果を表1に示す。
【0048】更に、実施例1と同様な処理をし、初期接
触角と実車耐久性を測定した。その結果を表2に示す。
【0049】また、この撥水型洗浄剤を車の塗装面に塗
布し、シミの発生を観察したが、シミの発生は見られな
かった。
【0050】〔比較例1〕ラウリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド0.08重量%、エチレングリコール
0.1重量%、メタノール25重量%、残部が水である
洗浄液478gに合成例4で作製した反応物溶液22g
を混合し、撥水型洗浄剤を調製した。この撥水型洗浄剤
を50℃下で1ヶ月放置すると微量の沈殿が見られた。
また、磨き鋼板にこの撥水型洗浄剤を1滴垂らし、錆発
生速度を観察したところ、約1時間後に錆が発生してい
た。
【0051】この撥水型洗浄剤について実施例1と同様
にサンプルを作製し、サンプルの評価を行った。その評
価結果を表1に示す。
【0052】更に、実施例1と同様な処理をし、初期接
触角と実車耐久性を測定した。その結果を表2に示す。
【0053】また、この撥水型洗浄剤を車の塗装面に塗
布し、シミの発生を観察したが、一部シミの発生が見ら
れた。
【0054】〔比較例2〕自動車用撥水型ウインドウォ
ッシャー液混合用市販品(横浜油脂株式会社製、商品名
リンダ)を使用し、500gの撥水型洗浄剤を作製し
た。この撥水型洗浄剤を50℃下で1ヶ月放置すると微
量の沈殿が見られた。また、磨き鋼板にこの撥水型洗浄
剤を1滴垂らし、錆発生速度を観察したところ、約30
分後に錆が発生していた。
【0055】この撥水型洗浄剤について実施例1と同様
にサンプルを作製し、サンプルの評価を行った。その評
価結果を表1に示す。
【0056】更に、実施例1と同様な処理をし、初期接
触角と実車耐久性を測定した。その結果を表2に示す。
【0057】また、この撥水型洗浄剤を車の塗装面に塗
布し、シミの発生を観察したが、一部シミの発生が見ら
れた。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【発明の効果】本発明の撥水型洗浄剤は、洗浄と同時に
高い撥水性を付与し、しかもその撥水膜の耐久性も高
く、更に溶液保存性も高く、かつ腐食性の少ないもので
あり、車輛、船舶、航空機あるいは建築物等のウインド
ガラス、ミラーあるいは塗装面等に好適に用いることが
でき、特に自動車用撥水型ウインドウォッシャー液とし
て有効である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ化アルキル基含有アルコキシシラン
    又はフッ化アルキル基含有アルコキシシランとフッ素原
    子を含まない1価炭化水素基含有アルコキシシランとを
    アミノ基含有アルコキシシランと共加水分解・縮合した
    水溶性反応物を有効成分として含有してなることを特徴
    とする撥水型洗浄剤。
  2. 【請求項2】 フッ化アルキル基含有アルコキシシラン
    又はフッ化アルキル基含有アルコキシシランとフッ素原
    子を含まない1価炭化水素基含有アルコキシシランとを
    1:0.05〜1:0.5のモル比で反応させたものを
    アミノ基含有アルコキシシランと1:0.5〜1:20
    のモル比で反応させた水溶性反応物を用いた請求項1記
    載の撥水型洗浄剤。
  3. 【請求項3】 フッ化アルキル基含有アルコキシシラン
    が下記一般式(1) 【化1】 [式中、RfはCn (nは1〜20の整数)で表され
    るポリフルオロアルキル基を示し、Xは−(CH2
    y−、−CH2O−、−NR3−、−CO2−、−CONR
    3−、−S−、−SO3−又は−SO2NR3−の1種又は
    2種以上の結合基(R3は水素原子又は炭素数1〜8の
    アルキル基、y=1〜3の整数)を示し、R1 は炭素数
    1〜4のアルキル基、R2は炭素数1〜4のアルキル基
    を示す。aは0〜3の整数、bは1〜3の整数、cは0
    又は1である。]で表されるシラン又はその部分加水分
    解物であり、アミノ基含有アルコキシシランが下記一般
    式(2) 【化2】 [式中、R4及びR5は水素原子、炭素数1〜15のアル
    キル基又は炭素数1〜15のアミノアルキル基を示し、
    4とR5とは互いに同一でも異なっていてもよい。R6
    は炭素数1〜18の2価の炭化水素基、R7は炭素数1
    〜4のアルキル基、R8は炭素数1〜4のアルキル基を
    示す。dは0又は1である。]で表されるシラン又はそ
    の部分加水分解物であり、フッ素原子を含まない1価炭
    化水素基含有アルコキシシランが下記一般式(3) 【化3】 [式中、R9は炭素数1〜10のフッ素原子を含まない
    1価炭化水素基を示す。R10は炭素数1〜4のアルキル
    基、R11は炭素数1〜4のアルキル基を示す。eは0又
    は1である。]で表されるシラン又はその部分加水分解
    物である請求項1又は2記載の撥水型洗浄剤。
  4. 【請求項4】 自動車用撥水型ウインドウオッシャー液
    である請求項1,2又は3記載の撥水型洗浄剤。
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