JPH09309509A - 容器ホルダーの供給方法及び容器ホルダー連続体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の形状のホルダーに対応することができ
る容器ホルダーの供給方法及び容器ホルダー連続体を提
供することを課題とする。 【解決手段】 つば部を有する容器5 に装着されるシー
ト状の容器ホルダー2 を、容器5 の上部側に供給するべ
く取り出し可能に設けられたホルダー供給ケース1 内
に、前記容器ホルダー2 が切り離し可能に複数連続した
容器ホルダー連続体2aが複数枚重ねられて供給されるこ
とを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンやヨーグル
ト等が収納されるつば付き容器に装着される容器ホルダ
ーを、装着装置に供給するホルダー供給方法において、
容器ホルダーの形状や大きさ等が異なる場合にもホルダ
ー装着装置に設けられたホルダー供給用ケースを変更す
ることなく且つホルダーの供給効率を向上させることが
できる容器ホルダーの供給方法及び容器ホルダー連続体
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば、プリンやヨーグルト等の
食品が収納されるつば付き容器には、２個以上まとめて
販売するために、図５（イ）に示すような紙製等のシー
ト状の容器ホルダー22が複数の容器25の上面に装着され
ていた。即ち、容器ホルダー22は２個の容器25の上面に
亘って被せられ、容器ホルダー22に形成された切り欠き
22a に容器25のつば部25a を挿入し、さらに側縁部を容
器の下方に折り曲げることによって容器25を保持しなが
ら装着されるものである。

【０００３】このように容器ホルダー22を容器25に装着
する場合には、図５（ロ）に示すようなホルダー装着装
置31に設けられたホルダー供給ケース21内にシート状の
容器ホルダー22を複数枚重ねて収納し、取り出し手段30
によって一枚ずつ下端部から取り出して、移送されてき
た容器25の上面に被せて装着していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このようなホルダー装
着装置31において容器ホルダー22は、通常図５（ハ）に
示すように、ホルダー供給ケース21内に幅方向に平行に
複数の列を形成するように供給されていたが、この場
合、各列のホルダー22を所定位置に確実に供給するた
め、該容器ホルダー22の両側を支持するガイド23a,23b,
23c,23d が長手方向に容器ホルダー22の幅の間隔を有し
て平行に設けられていた。そして、該ガイド23a,23b,23
c,23d 内にホルダー22が供給されることによって確実に
所定の位置に供給されていた。

【０００５】しかしながら、容器ホルダー22が装着され
る容器25を２個から３個に変更する場合には、当然容器
ホルダー22のサイズも変更することになるが、この場合
に、上記のようなホルダー供給ケース21は前記各ガイド
23a によって収納できる容器ホルダー22の幅が限定され
てしまうため、容器ホルダー22のサイズを変更するに従
ってホルダー供給ケース21も取り替えなくてはならず、
コストがかかるという問題が生じていた。

【０００６】また、上記のようにガイド23a,23b,23c,23
d が形成されている場合にも、例えば容器ホルダー22の
端縁部が曲線状に形成されていたり、一部が突出してい
るような形状に形成されている場合には、ホルダー供給
ケース21内に収納した時にバランスが悪く、所定の容器
25の上面に正確に装着できないおそれがあった。

【０００７】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、種々の形状のホルダーに対応することがで
きる容器ホルダーの供給方法及び容器ホルダー連続体を
提供することを課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

（構成）本発明は上記課題を解決するためにホルダーの
供給方法及びホルダー用連続体としてなされたもので、
ホルダーの供給方法としての特徴は、つば部を有する容
器5 に装着されるシート状の容器ホルダー2 を、容器5
の上部側に供給するべく取り出し可能に設けられたホル
ダー供給ケース1 内に、前記容器ホルダー2 が切り離し
可能に複数連続した容器ホルダー連続体2aが複数枚重ね
られて供給されることにある。

【０００９】また、容器ホルダー連続体としての特徴
は、つば部を有する容器5 のつば部が挿入される挿入部
6 が設けられ、且つ側縁部を容器5 の側方部にて下方に
折り曲げることによって容器5 の上面に装着される容器
ホルダー2 が、破断手段4 を介して切り離し可能に複数
連続されてなることにある。

【００１０】（作用）本発明は上記のように、ホルダー
供給ケース1 内に容器ホルダー2 が切り離し可能に複数
連続した容器ホルダー連続体2aが複数枚重ねられて供給
されるため、該ホルダー連続体2aの両端部を支持するだ
けで、例えバランスの悪い形状の容器ホルダー2 であっ
ても安定した状態で各ホルダー2 をホルダー供給ケース
1 内に収納することができる。

【００１１】また、各々の容器ホルダー2 のサイズ及び
形状を変更する場合にもホルダー連続体2aの幅に変更が
ない限りホルダー供給ケース1 を取り替えたりガイドの
位置を変更することなくそのまま使用することができ、
容器ホルダー2 の変更への対応が容易にできる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照しながら説明する。図１において示す１
は、前下がりに設けられたホルダー装着装置10のホルダ
ー供給部９に設けられたホルダー供給ケースで、該ホル
ダー供給ケース１には図２に示すように両側部にガイド
3a,3b が設けられて、該ガイド3a,3b 間にシート状のホ
ルダー連続体２が複数枚重ねられた状態で収納されてい
る。

【００１３】ホルダー連続体２は、図２に示すように、
３つの容器ホルダー２が破断手段としての切り込み線４
を介して幅方向に連続して設けられており、各容器ホル
ダー２は該切り込み線４に設けられた僅かな連続部4a
（例えば、０．１ｍｍ〜２ｍｍ程度の幅で１〜数カ所）
によって連結されており、容易に切り離し可能に設けら
れている。各容器ホルダー２の破断手段としてはこのよ
うな切り込み線４の他にミシン目等、任意の破断可能な
手段が設けられていてもよい。

【００１４】また、各容器ホルダー２はつば付きの容器
を２個ずつ保持できるように、該容器のつば部を挿入可
能な切り欠き６が２対ずつ設けられている。

【００１５】12はホルダー収納部９の下端側に設けられ
たホルダー取り出し装置で、該ホルダー取り出し装置12
によってホルダー供給ケース１内から取り出され、且つ
切断手段（図示セズ）によって前記切り込み線４から切
断された各容器ホルダー２が容器ホルダー搬送装置15に
よって移送され、押出装置16によって容器搬送装置11上
を所定間隔を有して移送された容器５の上部に押し出さ
れ、ホルダー装着部13に供給される。

【００１６】該ホルダー装着部13には上下移動自在な成
形体14が設けられ、該成形体14によって容器ホルダー２
の切り欠き６に容器５のつば部5aを挿入させて、さらに
該成形体14に設けられた折り込み手段（図示セズ）によ
って容器５の側部で下方に折り曲げて容器５に容器ホル
ダー２を装着する。

【００１７】次に、上記のようなホルダー装着装置10の
ホルダー供給ケース１に容器ホルダー２を供給する方法
を説明する。まず、前記ホルダー供給ケース１内に図２
に示すようにホルダー連続体2aを複数枚重ねた状態で収
納する。

【００１８】このホルダー供給ケース１は両側のガイド
3a,3b の内側には仕切り等が存在しないため、梱包され
た状態のホルダー連続体2aを一度に収納することがで
き、例えば機械によって自動的にホルダー連続体2aを供
給することも簡単にできる。

【００１９】この状態でホルダー連続体2aはホルダー供
給ケース１内を下方に移送され、前記ホルダー取り出し
装置12によって一枚ずつ、ホルダー供給ケース１内から
取り出され、切断手段（図示セズ）によってホルダー連
続体2aの各容器ホルダー２間に形成された切り込み線４
の連続部4aを切断して各容器ホルダー２として容器ホル
ダー搬送装置15によって、容器搬送装置11上を搬送され
てきた容器５の上面に供給される。

【００２０】また、この際、連続部4aは僅かに連続する
ように設けられているため、簡単な切断手段により容易
に切断できる。

【００２１】そして、上記のようにホルダー装着部13に
おいて容器ホルダー２を容器５に装着する。

【００２２】このようにホルダー供給ケース内１には、
幅方向に複数の容器ホルダー２が連続したホルダー連続
体2aの状態で供給されるためホルダー供給ケース１内に
各ホルダーを仕切る長手方向のガイド等が不要となり、
梱包されて纏められた状態の容器ホルダー２をホルダー
供給ケース１内に簡単に供給する作業を機械等によって
容易に自動化できる。

【００２３】尚、上記実施の形態では矩形状の容器ホル
ダー２が３つ連続したホルダー連続体2aを形成したが、
ホルダー連続体2aはこれに限定されるものではなく、例
えば図３に示すように、容器ホルダー２の側縁部が一部
が突出しているような不定型状に形成されていてもよ
い。この場合には、容器ホルダー２単体としてはバラン
スの悪い形状であるためホルダー供給ケース１内に安定
して供給しにくいが、図３に示すようなホルダー連続体
2aとして形成した場合には突出部分が複数箇所形成され
るため、安定してホルダー供給ケース１内に収納するこ
とができ、容器ホルダー２供給時に位置ずれすることな
く確実に所定位置に供給することができる。

【００２４】また、容器ホルダー２のサイズを変更する
場合、例えば上記実施の形態で使用したような２つの容
器５に装着される容器ホルダー２から、図４に示すよう
な３つの容器５を保持する容器ホルダー２に変更する場
合に、ホルダー連続体2aの幅が同じであれば同じホルダ
ー供給ケース１を使用して容器ホルダー２に対応するこ
とができる。

【００２５】また、ホルダー連続体2aの幅が異なる場合
であっても該ホルダー連続体2aの両側を支持するガイド
3a,3b を幅方向にスライド可能に設けておけば、容易に
種々の幅のホルダー連続体2aに対応することができる。

【００２６】さらに上記実施の形態では、ホルダー取り
出し装置12によってホルダー供給ケース１からホルダー
連続体2aが１枚取り出された後に切断手段によって切断
することで容器ホルダー２を形成することとしたが、ホ
ルダー連続体2aを切断して容器ホルダー２を形成するタ
イミングは特に限定されるものではなく、要は、ホルダ
ー供給ケース１に収納する際には複数の容器ホルダー２
が連続した状態のホルダー連続体2aが供給されていれば
よい。

【００２７】また、容器ホルダー２の形状も切り欠き６
以外に容器５に嵌合可能な孔部が形成されていてもよ
く、また容器のつば部に接着して蓋として使用する容器
ホルダー２であってもよく、要は容器５の上面に装着さ
れるシート状の容器ホルダー２であればその形状や材質
は問わない。さらに、ホルダー装着装置10の構成も上記
実施の形態に限定されるものではない。

【００２８】

【発明の効果】本発明は、ホルダー供給ケース内に容器
ホルダーが複数連続したホルダー連続体を供給するた
め、大きさや形状のことなるホルダーを使用する場合に
も安定した状態でホルダー供給ケース内に収納すること
ができ、ホルダーの供給が簡単で自動化が容易になり、
容器ホルダーの形状によってホルダーの供給効率や装着
作業性が損なわれることがない。

【００２９】また、種々の形状の容器ホルダーを、ホル
ダー供給ケースに安定した状態で供給することができ、
容器への装着作業が確実に行え、且つホルダー供給ケー
スの汎用性が高まる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の一例を示す容器ホルダー
装着装置を示す概略正面図。

【図２】ホルダー供給ケースを示す要部斜視図。

【図３】他の実施の形態のホルダー供給ケースを示す要
部斜視図。

【図４】他の実施の形態のホルダー供給ケースを示す要
部斜視図。

【図５】（イ）は容器に容器ホルダーを装着した状態を
示す斜視図、（ロ）は従来の容器ホルダー装着装置を示
す概略正面図、（ハ）は従来のホルダー供給ケースを示
す要部斜視図。

【符号の説明】

１ ホルダー用供給ケース ２ 容器ホルダー 2a 容器ホルダー連続体 ４ 切り込み線 ５ 容器 ６ 切り欠き

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 つば部を有する容器(5) に装着されるシ
   ート状の容器ホルダー(2) を、容器(5) の上部側に供給
   するべく取り出し可能に設けられたホルダー供給ケース
   (1) 内に、前記容器ホルダー(2) が切り離し可能に複数
   連続した容器ホルダー連続体(2a)が複数枚重ねられて供
   給されることを特徴とする容器ホルダーの供給方法。
2. 【請求項２】 つば部を有する容器(5) のつば部が挿入
   される挿入部(6) が設けられ、且つ側縁部を容器(5) の
   側方部にて下方に折り曲げることによって容器(5) の上
   面に装着される容器ホルダー(2) が、破断手段(4) を介
   して切り離し可能に複数連続されてなることを特徴とす
   る容器ホルダー連続体。