JPH09309414A - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

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JPH09309414A
JPH09309414A JP13030496A JP13030496A JPH09309414A JP H09309414 A JPH09309414 A JP H09309414A JP 13030496 A JP13030496 A JP 13030496A JP 13030496 A JP13030496 A JP 13030496A JP H09309414 A JPH09309414 A JP H09309414A
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JP
Japan
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air box
water
water nozzle
traveling frame
frame
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Pending
Application number
JP13030496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Morioka
弘 森岡
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Nissei Build Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissei Build Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to SG1996010276A priority patent/SG55215A1/en
Priority to KR1019960030025A priority patent/KR970005999A/ko
Priority to ITMI961560 priority patent/IT1283501B1/it
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のサイズに拘らず、均一な洗浄効果を
実現する。 【解決手段】 左右に移動調節可能な第1の水ノズル2
1、21…、エアボックス31、31と、上下に移動調
節可能な第2の水ノズル26、26、エアボックス36
とを走行フレーム10に設ける。走行フレーム10を前
後に往復走行させ、第1、第2の水ノズル21、21
…、26、26から水を高圧噴射して自動車Cを洗浄
し、第1、第2のエアボックス31、31、36から強
風を噴出して表面を乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、適用可能な自動
車のサイズ範囲を広くとることができる洗車装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の洗車装置は、いわゆる回転ブラシ
式であり、水や洗剤等の洗浄液を霧状に噴射するノズル
と、自動車の表面に接触しながら回転する回転ブラシと
を門形の走行フレームに組み込んで構成されている。そ
こで、このものは、走行フレーム内に自動車を駐車し、
ノズルと回転ブラシとを作動させながら走行フレームを
前後に走行移動させることにより、自動車の表面を自動
的に洗浄することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、回転ブラシは、自動車の表面に接触しながら回
転するので、自動車の塗装表面に細かい傷が付き易い
上、自動車の表面に対する洗浄範囲が回転ブラシの寸法
によって固定されているので、洗浄可能な車幅、車高等
のサイズが限定され、適用範囲が狭いという問題があっ
た。また、自動車の各部に対応させるために、多数の回
転ブラシを組み込む必要があり、全体構造が極めて複雑
になるという問題もあった。
【0004】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、左右に移動調節可能な第1の水ノズ
ル、エアボックスと、上下に移動調節可能な第2の水ノ
ズル、エアボックスとを走行フレームに組み込むことに
よって、全体構造を簡単にし、適用可能な自動車のサイ
ズ範囲を大幅に拡大することができる洗車装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、門形の走行フレームと、走行フ
レームの左右に内向きに組み込む第1の水ノズルと、走
行フレームの上部に下向きに組み込む第2の水ノズル
と、走行フレームの左右に組み込む第1のエアボックス
と、走行フレームの上部に組み込む第2のエアボックス
とを備えてなり、第1の水ノズル、エアボックスは、左
右に移動調節可能であり、第2の水ノズル、エアボック
スは、上下に移動調節可能であることをその要旨とす
る。
【0006】なお、第1の水ノズルは、上下に往復移動
可能であってもよく、第2の水ノズルは、左右に往復移
動可能であってもよい。
【0007】また、第2の水ノズル、エアボックスは、
前後に揺動可能であってもよい。
【0008】一方、第1の水ノズルは、第1のガイドフ
レームを介して走行フレームに組み込み、第1のガイド
フレームは、左右に移動調節可能な第1のエアボックス
に付設することができる。
【0009】また、第2の水ノズル、エアボックスは、
上下に移動調節可能な共通の第2のガイドフレームを介
して走行フレームに組み込むことができる。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、走行フレーム
は、左右に移動調節可能な第1の水ノズル、エアボック
スを左右に組み込み、上下に移動調節可能な第2の水ノ
ズル、エアボックスを上部に組み込んで構成されてい
る。そこで、走行フレームは、入庫する自動車の前後方
向に往復走行し、第1、第2の水ノズルをそれぞれ左
右、上下に移動させ、自動車の表面との距離を最適に保
ちながら、水を高圧噴射させて自動車を洗浄することが
でき、自動車の表面に対して第1、第2のエアボックス
の位置を最適に保ちながら、強風を噴出させて自動車の
表面を乾燥させることができる。なお、第1、第2の水
ノズルから噴射させる水は、数10気圧ないし数100
気圧の噴射圧力とし、特に好ましくは、70〜200気
圧とするのがよい。噴射圧力が不足すると、洗浄効果が
不足する一方、過大な噴射圧力は、取扱いが難しく、ポ
ンプの所要動力が過大になるおそれがあるからである。
【0011】第1、第2の水ノズルがそれぞれ上下、左
右に往復移動可能であるときは、第1、第2の水ノズル
は、噴射するジェット水流による洗浄効果を広範囲に及
ぼし、少ないノズル数であっても、自動車の表面全体を
均一に洗浄することができ、必要な使用水量を最少に抑
えることができる。
【0012】第2の水ノズル、エアボックスを前後に揺
動可能とすれば、第2の水ノズルは、適当な角度に揺動
して横向きに水を噴射することにより、自動車の上面の
みならず、前面、後面をも確実に洗浄することができ、
第2のエアボックスは、横向きに強風を噴出することに
より、自動車の上面、前面、後面を乾燥させることがで
きる。また、第2の水ノズル、エアボックスは、走行フ
レームの走行中において前後に連続的に揺動することに
より、ジェット水流、強風による実質的な洗浄範囲、乾
燥範囲を広くすることができ、一層良好な洗浄効果、乾
燥効果を実現することができる。
【0013】第1のエアボックスに付設する第1のガイ
ドフレームを介して第1の水ノズルを走行フレームに組
み込めば、第1の水ノズルは、第1のエアボックスを左
右に移動させることにより、第1のガイドフレームを介
して同時に左右に移動させることができ、第1の水ノズ
ル、エアボックスを移動させるための部材を共通化し、
全体装置を簡単にすることができる。
【0014】共通の第2のガイドフレームを介して第2
の水ノズル、エアボックスを走行フレームに組み込むと
きは、第2のガイドフレームは、第2の水ノズル、エア
ボックスを同時に上下に移動させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0016】洗車装置は、門形の走行フレーム10と、
第1の水ノズル21、21…、第2の水ノズル26、2
6と、第1のエアボックス31、31、第2のエアボッ
クス36とを主要部材としてなる(図1)。ただし、第
1の水ノズル21、21…、第1のエアボックス31、
31は、走行フレーム10の左右に組み込まれており、
第2の水ノズル26、26、第2のエアボックス36
は、走行フレーム10の上部に組み込まれている。
【0017】走行フレーム10は、自動車Cが入庫可能
な門形に形成されている(図1、図2)。走行フレーム
10は、左右に装着する前後各一対の車輪13、13…
を介し、地表Fに敷設するレールR、R上を前後に走行
自在に設置されている。また、左右の後側の各車輪13
は、スプロケット13a、13a、チェン13bを介し
て走行モータ13cに連結されている。そこで、走行フ
レーム10は、走行モータ13c、13cを正逆に同期
して回転させることにより、レールR、R上を前後に往
復走行することができる。
【0018】第1の水ノズル21、21…は、第1のエ
アボックス31、31に付設する第1のガイドフレーム
22、22を介し、走行フレーム10の左右に各一対が
内向きに組み込まれている(図1、図3)。第1のガイ
ドフレーム22は、後方に開放する上下に長いチャンネ
ル状に形成されており、第1のエアボックス31の後面
に対し、走行フレーム10の内側寄りに取り付けられて
いる。第1のガイドフレーム22には、一対のガイドレ
ール22a、22aが左右の外側面に付設されており、
また、中間部、下部のスプロケット22b、22bを介
してチェン22cが配設されている。ただし、チェン2
2cには、駆動ピン22c1 が突設されている。下部の
スプロケット22bは、プーリ22d、22e1 、ベル
ト22d1 を介して駆動モータ22eに連結されてお
り、ベルト22d1 、駆動モータ22eは、エアボック
ス31の下面に付設する収納ボックス32に収納されて
いる。
【0019】第1のガイドフレーム22には、縦長の駆
動ベース23を介し、第1の水ノズル21、21が装着
されている(図2、図3)。駆動ベース23の下部に
は、駆動ピン22c1 が係合する水平方向の長孔23a
が形成されており、各隅角部には、各ガイドレール22
aに係合して第1のガイドフレーム22に沿って走行す
るローラ23b、23b…が装着されている。なお、第
1の水ノズル21、21は、駆動ベース23の一辺に沿
って、上下に内向きに固定されている。
【0020】そこで、第1のガイドフレーム22は、駆
動モータ22eを介してチェン22cを一方向に回転走
行させることにより、駆動ピン22c1 、駆動ベース2
3を介して第1の水ノズル21、21を上下に往復移動
させることができる(図1の矢印K1 、K1 方向)。駆
動ピン22c1 は、駆動ベース23の長孔23aに係合
しており、チェン22cを介して第1のガイドフレーム
22の中間部、下部の間を上下に移動し、長孔23a内
を左右に往復しながら駆動ベース23を上下に駆動する
ことができるからである。なお、このとき、上側の第1
の水ノズル21は、縦長の駆動ベース23を介し、第1
のガイドフレーム22の中間部から上方において往復移
動し、下側の第1の水ノズル21は、第1のガイドフレ
ーム22の中間部から下方において往復移動する。すな
わち、第1の水ノズル21、21は、それぞれ第1のガ
イドフレーム22の上半分、下半分をストロークするこ
とにより、第1のガイドフレーム22の全長をカバーす
ることができる。
【0021】第1のエアボックス31、31は、それぞ
れ縦長の箱形に形成されており、上面には、ブロワ33
に接続するエア導入口31aが形成されている(図2、
図3)。第1のエアボックス31の内側面には、スリッ
ト状のエア噴出口31bが上下方向に開口しており、エ
ア噴出口31bの両側には、整流板31c、31cが付
設されている。そこで、第1のエアボックス31は、ブ
ロワ33からの強風をエア噴出口31bから均一に噴出
させることができる。なお、整流板31c、31c、
は、エア噴出口31bからのエアが過大に分散すること
を防止する。
【0022】また、第1のエアボックス31は、ローラ
33a、33a…を有する架台33、33を介し、左右
に移動自在に設置されている(図1、図3)。ローラ3
3a、33a…は、収納ボックス32の下面に付設する
チャンネル材32a、32aに収納されており、架台3
3、33は、ローラ33a、33a…を介して第1のエ
アボックス31を支持している。
【0023】収納ボックス32の下面には、ラック32
bが付設されており、ラック32bには、ピニオン34
aが噛合している。ピニオン34aの軸34は、スプロ
ケット34b、34b、チェン34cを介して駆動モー
タ35に連結されている。そこで、第1のエアボックス
31は、駆動モータ35を正逆に回転させることによ
り、ピニオン34a、ラック32bを介し、第1の水ノ
ズル21、21とともに、架台33、33に沿って左右
に移動させることができる(図1の矢印K2 、K2 方
向)。
【0024】すなわち、第1の水ノズル21、21は、
左右に移動調節可能な第1のエアボックス31に付設す
る第1のガイドフレーム22を介し、走行フレーム10
に対し、左右に移動調節可能に、しかも上下に往復移動
可能に組み込まれている。
【0025】第2の水ノズル26、26、エアボックス
36は、上下に移動調節可能な共通の第2のガイドフレ
ーム27を介し、走行フレーム10の上部に組み込まれ
ている(図1、図4)。
【0026】第2のガイドフレーム27には、ガイドレ
ール27a、27aが上下に付設されており、中間部、
一端部のスプロケット27b、27bを介してチェン2
7cが配設されている。チェン27cには、駆動ピン2
7c1 が突設されており、一方のスプロケット27b
は、プーリ27d、27e1 、ベルト27d1 を介して
駆動モータ27eに連結されている。
【0027】第2のガイドフレーム27の後面側には、
横長の駆動ベース28を介し、左右一対の第2の水ノズ
ル26、26が装着されている(図2、図4)。駆動ベ
ース28の駆動モータ27e側には、駆動ピン27c1
が係合する垂直方向の長孔28aが形成されており、各
隅角部には、ガイドレール27a、27aに係合し、第
2のガイドフレーム27に沿って走行するローラ28
b、28b…が装着されている。また、駆動ベース28
の後面側には、管路26aを介し、第2の水ノズル2
6、26が下向きに固定されている。
【0028】そこで、第2のガイドフレーム27は、駆
動モータ27eを介してチェン27cを一方向に回転走
行させることにより、駆動ピン27c1 、駆動ベース2
8を介して第2の水ノズル26、26を左右に往復移動
させることができる(図1の矢印K3 方向)。ただし、
第2の水ノズル26、26は、それぞれ第2のガイドフ
レーム27の全長の右半分、左半分をストロークするこ
とにより、第2のガイドフレーム27の全長をカバーす
ることができる。
【0029】第2のエアボックス36は、断面逆三角形
状の横長の箱形に形成されており(図1、図4)、第2
のガイドフレーム27の前面に取り付けられている。第
2のエアボックス36の上面には、導入部36a、36
aを介してエア導入口36b、36bが開口されてお
り、エア導入口36b、36bには、ブロワ37、37
が接続されている(図2、図4)。第2のエアボックス
36の下面には、第1のエアボックス31と同様に、ス
リット状のエア噴出口36cが開口されている。そこ
で、第2のエアボックス36は、ブロワ37、37から
の強風をエア噴出口36cから均一に下向きに噴出させ
ることができる。
【0030】第2のガイドフレーム27は、両端の箱形
の昇降部材24、24に連結するチェン29、29を介
し、走行フレーム10の上部から昇降自在に吊下されて
いる(図1、図2)。
【0031】第2のガイドフレーム27の両端には、ブ
ラケット27f1 、27f1 を介して軸27f、27f
が突設されており(図4)、第2のガイドフレーム27
は、軸27f、27fを介し、昇降部材24、24によ
って回転自在に支持されている。なお、一方の軸27f
は、スプロケット27f2 、27f2 、チェン27f3
を介して揺動モータ27gに連結されており、揺動モー
タ27gは、昇降部材24に収納されている。
【0032】そこで、第2のガイドフレーム27は、揺
動モータ27gを正逆に回転させることにより、第2の
水ノズル26、26、エアボックス36を同時に前後に
揺動させることができる(図5の矢印K4a、K4b方
向)。なお、揺動モータ27gは、図示しないセンサ、
板カム状のドッグを介して回転角度を検出することによ
り、第2の水ノズル26、26、エアボックス36の前
後の揺動範囲を規制している。すなわち、第2の水ノズ
ル26、26、エアボックス36は、下向き、後向き、
前向きに揺動可能である(同図の実線、一点鎖線、二点
鎖線)。
【0033】チェン29、29は、それぞれ、走行フレ
ーム10の上部、下部に組み込むスプロケット29a、
29aを介して折り返されており(図1)、両端は、昇
降部材24の上面、下面に連結されている。なお、上部
のスプロケット29a、29aは、回転軸29bの両端
に固定されており、回転軸29bは、スプロケット29
c、29c、チェン29dを介し、昇降モータ29eに
連結されている。
【0034】一方、各昇降部材24の外側面には、前後
方向のローラ24a、24a、外向きのローラ24bが
付設されており(図1、図2)、各昇降部材24の外側
には、ローラ24a、24a、24bに対応してガイド
レール25が立設されている。なお、ローラ24a、2
4a、24bは、ガイドレール25の内面に係合してい
る。そこで、第2のガイドフレーム27は、昇降モータ
29eを正逆に回転させることにより、チェン29、2
9を介し、ガイドレール25、25に沿って昇降し、第
2の水ノズル26、26、エアボックス36を上下に移
動させることができる(図1の矢印K5 方向)。
【0035】走行フレーム10の左右には、それぞれ第
1の洗剤ノズル41、41…、ワックスノズル51、5
1…が組み込まれており(図2、図6)、走行フレーム
10の上部にも、ワックスノズル51、51が組み込ま
れている。第1の洗剤ノズル41、41…は、門形に組
み立てる管路41aの左右に内向きに付設されている
(図6(A))。一方、ワックスノズル51、51…
は、門形に組み立てる管路51aの上部に下向きに、左
右に内向きに付設されている(同図(B))。
【0036】また、走行フレーム10の上部には、上下
に移動調節可能な第2の洗剤ノズル46、46…が組み
込まれている(図2、図7)。第2の洗剤ノズル46、
46…は、前後に分岐する管路46a、46aを介して
前後2列に下向きに配設されており、管路46a、46
aは、昇降フレーム47の前面に固定されている。昇降
フレーム47の両端には、それぞれブラケット47aを
介してローラ47a1、47a1 が付設されている。ま
た、昇降フレーム47は、チェン48、48を介して走
行フレーム10の上部から昇降自在に吊下されており、
各チェン48は、走行フレーム10の上下に組み込むス
プロケット48a、48aを介して折り返し、両端は、
昇降フレーム47の両端に付設する補助ブラケット47
b、47bの上面、下面に連結されている。
【0037】上部のスプロケット48a、48aは、回
転軸48bに固定されており、回転軸48bは、昇降モ
ータ48cに直結されている。昇降フレーム47の左右
には、ローラ47a1 、47a1 …に対応するガイドレ
ール49、49が立設されている。なお、ローラ47a
1 、47a1 は、ガイドレール49に対して外れ止めす
るように接触している。そこで、昇降フレーム47は、
昇降モータ48cを正逆に回転させることにより、第2
の洗剤ノズル46、46…を上下に移動することができ
る(図7の矢印K6 方向)。
【0038】かかる洗車装置は、洗車すべき自動車Cを
レールR、R間に正しく入庫させることにより、自動車
Cの表面全体を洗浄し、ワックス掛けし、乾燥すること
ができる。すなわち、走行フレーム10は、走行モータ
13c、13cを介してレールR、R上を複数回に亘っ
て往復走行する。このとき、第1の水ノズル21、21
…は、上下に往復移動しながら自動車Cの両側面全体に
水を高圧噴射し、第2の水ノズル26、26は、左右に
往復移動するとともに前後に揺動しながら自動車Cの上
面全体に水を高圧噴射する。また、第1の洗剤ノズル4
1、41…は、洗剤を自動車Cの両側面全体に噴射し、
第2の洗剤ノズル46、46…は、自動車Cの上面全体
に洗剤を噴射する。したがって、自動車Cは、第1、第
2の水ノズル21、21…、26、26からの高圧のジ
ェット水流と、第1、第2の洗剤ノズル41、41…、
46、46…からの洗剤とにより、全表面を一挙に洗浄
することができる。
【0039】つづいて、第1、第2の水ノズル21、2
1…、26、26からの水により、自動車Cの全表面を
さらに洗浄して洗剤を洗い流すと同時に、ワックスノズ
ル51、51…からワックスを噴射させる。これによ
り、自動車Cの全表面にワックス掛けし、洗浄、ワック
ス工程を終了することができる。
【0040】次ぎに、ブロワ33、33、37、37を
介して第1、第2のエアボックス31、31、36から
強風を噴出させれば、強風によって自動車Cの全表面の
余剰の水滴を除去し、洗車後の乾燥工程を終了させるこ
とができる。乾燥工程が終了すると、自動車Cを外部に
出庫し、装置全体の稼働が終了する。
【0041】なお、第1の水ノズル21、21…、第1
のエアボックス31、31は、ラック32b、ピニオン
34aを介して左右に移動し、自動車Cの両側面に対し
て最適位置にセットすることができる。一方、昇降モー
タ29eは、自動車Cの前方、後方に対応する走行フレ
ーム10の前進限、後退限において、第2のガイドフレ
ーム27を下降限にまで下降させることにより、第2の
水ノズル26、26、エアボックス36を介し、自動車
Cの前面、後面を洗浄し、乾燥させることができる。た
だし、このとき、揺動モータ27gは、第2の水ノズル
26、26、エアボックス36を前向きまたは後向きに
揺動させ、自動車Cの前面または後面に対向させるもの
とする。
【0042】一方、走行フレーム10は、最初に自動車
Cの全長に亘って前進するとき、自動車Cの車高データ
を図示しない車高センサを介して検出し、これを図示し
ない制御装置に記憶させることができる。したがって、
昇降モータ29e、48cは、その後走行フレーム10
が前後に走行するとき、記憶されている車高データに基
づいて第2のガイドフレーム27、昇降フレーム47を
昇降させ、第2の水ノズル26、26、エアボックス3
6、洗剤ノズル46、46…の高さを最適に制御するこ
とができる。
【0043】
【他の実施の形態】レールR、Rを敷設する地表Fに
は、排水用の溝F1 を形成し、溝F1 の一端に形成する
沈殿槽F2 は、浄化タンク60を介して貯水槽F3 に接
続してもよい(図8、図9)。
【0044】浄化タンク60は、容器61、蓋62、フ
ィルタ63、仕切板64、64…を有する。容器61に
は、対向する一方の側面に沈殿槽F1 に接続する流入管
61aが開口しており、他方の側面には、L字形の流出
管61bが設けられている。なお、流出管61bは、容
器61内において下向きに開口している。一方、仕切板
64、64…は、流入管61aから流出管61bに向っ
て容器61内を複数に仕切るように設けられており、各
仕切板64と容器61の底面との間には、隙間が形成さ
れている。また、容器61の流入管61a側には、支持
部61c、64aを介してフィルタ63が設けられてお
り、容器61の底面には、各仕切板64の流出管61b
側に、迷路を形成するための邪魔板65、65…が立設
されている。
【0045】そこで、浄化タンク60は、流入管61a
を介して沈殿槽F2 から流入する排水の不純物をフィル
タ63によって除去し、仕切板64、64…、邪魔板6
5、65…を介して油分を含む微細な浮遊成分を除去す
ることにより排水を浄化し、処理水として流出管61b
から貯水槽F3 に排出することができる。すなわち、貯
水槽F3 には、浄化された処理水を貯留し、自動車Cの
洗浄に再利用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、走行フレームの左右に組み込む第1の水ノズル、エ
アボックスと、上部に組み込む第2の水ノズル、エアボ
ックスとを設けることによって、走行フレームは、入庫
する自動車の全長に亘って往復走行する一方、第1、第
2の水ノズルは、入庫する自動車の表面との距離を最適
にセットして水を高圧噴射し、自動車の全表面を洗浄す
ることができ、第1、第2のエアボックスは、自動車の
表面に対して強風を噴射し、表面を乾燥させることがで
きるから、適用可能な自動車のサイズ範囲を大幅に拡大
することができる上、回転ブラシを使用しないから、全
体構造を極めて簡単にし、無接触による自動洗浄が可能
であるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成正面説明図
【図2】 全体構成平面説明図
【図3】 要部拡大分解斜視図(1)
【図4】 要部拡大分解斜視図(2)
【図5】 要部動作説明図
【図6】 要部配管系統図
【図7】 要部拡大分解斜視図(3)
【図8】 他の実施の形態を示す要部斜視図
【図9】 他の実施の形態を示す要部断面説明図
【符号の説明】
10…走行フレーム 21…第1の水ノズル 22…第1のガイドフレーム 26…第2の水ノズル 27…第2のガイドフレーム 31…第1のエアボックス 36…第2のエアボックス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門形の走行フレームと、該走行フレーム
    の左右に内向きに組み込む第1の水ノズルと、前記走行
    フレームの上部に下向きに組み込む第2の水ノズルと、
    前記走行フレームの左右に組み込む第1のエアボックス
    と、前記走行フレームの上部に組み込む第2のエアボッ
    クスとを備えてなり、前記第1の水ノズル、エアボック
    スは、左右に移動調節可能であり、前記第2の水ノズ
    ル、エアボックスは、上下に移動調節可能であることを
    特徴とする洗車装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の水ノズルは、上下に往復移動
    可能であることを特徴とする請求項1記載の洗車装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の水ノズルは、左右に往復移動
    可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の洗車装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の水ノズル、エアボックスは、
    前後に揺動可能であることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれか記載の洗車装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の水ノズルは、第1のガイドフ
    レームを介して前記走行フレームに組み込み、前記第1
    のガイドフレームは、左右に移動調節可能な前記第1の
    エアボックスに付設することを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のいずれか記載の洗車装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の水ノズル、エアボックスは、
    上下に移動調節可能な共通の第2のガイドフレームを介
    して前記走行フレームに組み込むことを特徴とする請求
    項1ないし請求項5のいずれか記載の洗車装置。
JP13030496A 1995-07-26 1996-05-24 洗車装置 Pending JPH09309414A (ja)

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SG1996010276A SG55215A1 (en) 1995-07-26 1996-07-19 Car washing apparatus
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ITMI961560 IT1283501B1 (it) 1995-07-26 1996-07-24 Apparecchiatura di lavaggio di automobili ad elevata efficacia indipendentemente dalle dimensioni dell'automobile sottoposta

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007139163A1 (ja) * 2006-05-31 2007-12-06 Panasonic Corporation 乾燥装置およびそれを備えた衛生洗浄装置
CN107972634A (zh) * 2017-11-15 2018-05-01 施佳云 一种轿车清洗装置

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