JPH09308696A - 遠赤外線放射保健治療触身物及びその使用方法 - Google Patents

遠赤外線放射保健治療触身物及びその使用方法

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JPH09308696A
JPH09308696A JP8359346A JP35934696A JPH09308696A JP H09308696 A JPH09308696 A JP H09308696A JP 8359346 A JP8359346 A JP 8359346A JP 35934696 A JP35934696 A JP 35934696A JP H09308696 A JPH09308696 A JP H09308696A
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health
rubber
treatment
health care
care composition
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JP8359346A
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Susumu Miyawaki
進 宮脇
Sousuke Kimura
荘助 木村
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Ekorojika Kk
Z WAY KK
Original Assignee
Ekorojika Kk
Z WAY KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筋肉痛及び関節痛の予防、もしくは治療
に有効な遠赤外線放射体のトルマリンの粉体の合目的的
な量を固定し、且つ、局部又は患部への装着が円滑に実
施可能な遠赤外線放射保健治療触身物、及び防寒機能を
有する靴の中敷を得る。 【解決手段】 トルマリン粉体の担体としてゴムを用い
る。図1のように該ゴムを成形した保健治療触身物の機
能部品、保健治療組成物2には水分透過を円滑にする孔
3を配し、布1又は布4が片面又は両面にラミネートを
施し、縫製加工性をよくしている。又、該ゴムを成形し
た靴の中敷は防寒機能を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体の健康維持及
び治療に有効とされる遠赤外線を放射するトルマリンの
粉末を担持したゴム組成物の応用に関する。
【0002】
【従来の技術】筋肉痛及び/又は関節痛の緩和、及び治
療に赤外線が有効とされて、医療用具として、赤外線放
射治療装置が実用化されている。しかし、筋肉痛及び/
又は関節痛の患者の多くは、赤外線放射治療装置による
赤外線照射時間中は、疼痛の緩和を自覚しているが、該
治療装置を離れた後は疼痛の復帰を自覚して根治に至ら
ないことが多いとされている。
【0003】上記の説明の通り、筋肉痛及び/又は関節
痛の患者の多くは、患部へ赤外線を照射しているときは
疼痛の緩和を自覚していることから、遠赤外線の継続的
照射を可能にするところの保健治療触身物が提案されて
いる。該提案は身につける布、例えば下着に、焦電セラ
ミック、又はトルマリンの粉末をバインダーに混入し
て、パターンコートして、保健治療触身物を製作するも
ので、遠赤外線の放射効果と、焦電セラミックの焦電及
び圧電等の作用で、身体に与える電気的刺激の効果を腰
痛、神経痛及び肩こり等の予防又は治療に期待してい
る。(例えば 特公平1−198566参照)
【0004】しかし、上記の従来の保健治療触身物にお
いて、コーティング面に治療効果に有効に作用する機能
成分の量と治療効果の関係に課題を残している考えられ
る。即ち、上記の従来の保健治療触身物の機能を面に単
位面積当たり、焦電セラミック又はトルマリンの必要な
重量を固定するコーティングの方法は、その実用化に際
して未解決の技術的課題を残していると考えられる。
【0005】又、上記従来の焦電セラミック又はトルマ
リンをバインダーに混入し、コーティングして製造され
た保健治療触身物の表面は、バインダーの皮膚刺激性又
は、皮膚接触毒等の医学的問題を残していると考えられ
る。又、患部への装着時の装着面において、各種の原因
による違和感の問題も、未解決の問題と考えられる。
【0006】又、身体の末端部の足の防寒は、スキー、
登山及び/又は寒冷地の生活の中で従来から靴又は中敷
に防寒機能が求められていて、金属の反応熱を利用する
方法又はヒーター等動力源を使用する方法等が研究さ
れ、実用化されている物があるが、実用上の制約があっ
て容易に普及しない未解決の問題と考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の保健治療触身物
は、疼痛の予防及び/又は治療もしくは防寒を目的とす
る患部又は局部に接触して機能する面の単位面積当りの
焦電セラミックの有効な量を固定することに、技術的及
び経済的コストに問題があったことは上述の通りであ
る。
【0008】本発明は、トルマリンが常温において、筋
肉痛、関節痛をもたらす局所的疾患に有効な治療効果及
び防寒効果が期待される遠赤外線の放射体であることに
着目したもので、遠赤外線の放射体として、トルマリン
の粉体をゴムに固定した保健治療組成物を提案してい
る。
【0009】遠赤外線放射体を機能材料とする保健治療
触身物の治療効果は、患部が受ける遠赤外線のエネルギ
ー量に依存すると云えるから、保健治療組成物の単位面
積当りの遠赤外線放射体の重量が治療効果と相関すると
考えられる。一般的に保健治療触身物の治療効果は官能
的であり、患者の主観的判断又は、表現に依存しなけれ
ばならないという側面を、本発明においては、触身物の
機能部分の面積と、遠赤外線放射体の重量の関係を数値
化して、有効な効果が期待できる保健治療触身物を提案
している。
【0010】又、本発明は、保健治療触身物の装着者
が、各種の労働及び運動において、違和感を殆ど感覚す
ることなく、生活のサイクルの中で長時間の装着を可能
にする軽量で、且つ柔軟性に富んだ保健治療触身物を提
案している。
【0011】更に、本発明は、トルマリンの粉体を固定
したゴムを用いて成形した靴の中敷又はその部品に保健
治療触身物の機能を与えることを提案している。該中敷
は、その装着者の足の疲労の予防又は軽減及び水虫の予
防又は治療等の効果が期待されている。又、該中敷は、
動力源を必要としない防寒機能を有するものとして期待
されている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では保健治療触身物に、常温において遠赤外
線を放射するトルマリンの粉体を混錬したゴムシート又
はゴムの成形物を保健治療組成物として用いることとし
たものである。
【0013】本発明においてトルマリンの粉体の担体と
してゴムを用いた理由は(1)ゴムはトルマリン粉体の
ような、不溶性の無機添加物を混錬する際、比較的、高
濃度で配合することが可能で、且つ、トルマリンの粉末
を高濃度で固定した場合でも硬度、弾性及び伸縮性等保
健治療組成物に、要求される物性を有する弾性体として
成形加工することが可能である。
【0014】(2)保健治療触身物の装着による負担を
軽減するために軽量化が望ましいが、ゴムは、軽量化材
として木粉、ガラスバルーン及びシラスバルーン等を配
合することより、軽量化が期待できる。又、発砲成形法
を用いた軽量化が可能である。
【0015】(2) 保健治療触身物を患部又は器官に
装着したとき、ゴムは、弾性及び伸縮性を備えているか
ら、患部又は器官の動作を阻害しないようにその動作に
合わせた伸縮が可能で、装着部の動作による異和感を軽
減することが可能な材料といえる。
【0016】(3)ゴムは布、又は不織布等とラミネー
トが容易にできる材料である。触身物としてゴムを使用
するに際して、ゴムの表面を布地又は不織布でラミネー
トすることにより、触身物の表面を衣類と類似の材料と
することが可能で、ゴムと皮膚の接触による違和感を軽
減することができる。又、触身物の縫製加工性を高め
て、実用的な使用範囲を拡げることができる。
【0017】(4)ゴムは皮膚と接触したとき、アレル
ギー等の原因になり難いとされるシリコンゴム等の比較
的医生物学的安全性が高いとされる材料が容易に選択で
きる。
【0018】トルマリン粉体の担体となるゴムにおい
て、保健治療触身物として、医生物学的安全性が高いと
されるものは、上記の通りシリコーンゴムが知られてい
るが、触身物として比較的医生物学的安全性が高いとさ
れるゴムの種類は下記の通りである。但し、医療用、も
しくは食品用等のグレートの範囲に限る。又、加硫後未
反応成分として残るものは毒性を示す可能性があること
を付記しておく。
【0019】シリコーンゴム 天然ゴム 合成天然ゴム クロロプレン ブチルゴム ニトリルゴム エチレンプロピレンゴム ウレタンゴム
【0020】本発明が提案する保健治療組成物におい
て、トルマリン粉体のゴムへの添加量はゴムシートの表
面積1平方cm当り0.01〜0.05gの範囲であ
る。上記トルマリン粉体の添加量の範囲において、該保
健治療触身物を装着した患者の多くは有効な治療効果を
経験している。又、上記添加量の範囲においてゴムコン
パウンドの混錬工程から成形工程まで技術的な問題は特
になく、且つ保健治療組成物は経済的コストの範囲で成
形加工が可能と考えられている。
【0021】本発明の保健治療組成物はシート状に成形
したときの肉厚は0.5〜2mmが機能及びコストを満
足させる範囲であると考えている。保健治療組成物の肉
厚はトルマリン粉末の添加量を考慮して決めるのがよい
と言える。
【0022】上記記載の保健治療組成物を触身物として
直接患部の皮膚に装着するときは、患部の皮膚は冷さの
感覚、もしくは異和感を感覚する例が多く見られる。
又、ゴム特有の高い表面摩擦抵抗が、別の異和感を感覚
させることが判っている。更に該保健治療組成物の比重
は1.2付近にあって、この比重の大きさが不快感の原
因となることがある。
【0023】上記説明の通り、本発明の保健治療組成物
の比重が1.2程度あるが、治療効果を維持しながら、
比重を低下させた保健治療組成物が期待されている。本
発明は、トルマリンの粉体と合わせて、軽量化材とし
て、木粉、シラスバルーン、又はガラスバルーンを配合
して、比重0.7程度のゴムシートを保健治療触身物と
して用いることを提案している。
【0024】本発明の保健治療組成物は、そのままで
は、汗等水分の透過性は殆どないから、必要に応じて孔
を明けた保健治療組成物を使用することを提案してい
る。開孔率は10〜30%、又、孔の形は円形、四角
形、星形、又は十字形を用途に応じて選択するのがよ
い。更に、孔を明けたゴムシートを用いたことにより、
保健治療組成物のみかけの比重を軽減する効果が期待さ
れる。
【0025】上記の保健治療組成物の欠点を緩和する手
段として、本発明は、シート状の保健治療組成物の片
面、又は両面に布もしくは不織布をラミネートすること
により直接ゴムが皮膚と接触することを回避することを
提案している。保健治療組成物に布、又は不織布をラミ
ネートすることにより孔は布又は不織布により被覆され
て、外観的には孔は見えなくなる。しかし、孔の水分透
過機能は維持または増進すると考えてよい。
【0026】本発明の保健治療組成物は、布または不織
布でラミネートされた効果として、例えば、肩パッド、
サポーター、又はベルト等への固定、もしくは装着を目
的とした縫製加工を容易にして用途に応じた保健治療触
身物を提案している。
【0027】本発明の保健治療組成物の機能成分のトル
マリンは極性結晶体で、温度の変化、圧力、又は摩擦等
の刺激によりこの結晶の両端に生じる正及び負の電極の
活動の結果、遠赤外線又は電磁波を放射するとされてい
る。本発明の保健治療触身物を身体に装着する際に、ゴ
ムに起きる歪、圧力、摩擦及び体温等の物理的変化が、
トルマリンに作用して常温において遠赤外線の放射に関
係していると考えられる。
【0028】上記説明の通り、本発明の保健治療触身物
を身体の局部に装着することによって、機能成分のトル
マリンは遠赤外線を常温において放射するが、この遠赤
外線は該保健治療触身物を装着した身体の体表から、身
体の深部にまで透過して熱エネルギーに変換するから、
該保健治療触身物を装着した身体の局部においては、血
液の循環が促進され、温感が感覚されることが多いとさ
れている。この血液循環の促進は局所の疼痛の緩和及び
治療に有効とされており、又、局所的な冷感をなくす
る、又は冷感を温感に変える等の効果があるとされてい
る。
【0029】本発明が遠赤外線を放射する機能材料とし
て用いるトルマリンは、ショール別名鉄電気石、ドラバ
イト別名苦土電気石、及びエルバイト別名リチュウム電
気石の3種類の中で、上記の機能性材料として活性が高
く、且つ経済的コストで入手できるショール又はエルバ
イトを採用することを推奨している。
【0030】上記詳述の通り、本発明が提供する保健治
療組成物は、遠赤外線放射体としてトルマリンの粉体を
固定する材料としてゴムを用いて、シート状に成形する
ことを推奨している。該保健治療組成物は伸縮性、及び
弾力性を有して、患部への装着に当たって、患部の形状
に馴じみ易く、且つ患部の運動機能の阻害を最小限にと
どめる保健治療触身物を提供している。又、該保健治療
触身物の装着に際して、不快感、違和感、又は重量感等
の原因になっている諸要素を緩和する手段を指差してい
る本発明は、筋肉痛、関節痛、及び神経痛等の疼痛を緩
和し、更に治療に有効な効果を期待することが可能な保
健治療触身物を提供するものである。
【0031】更に、本発明は、中敷に保健治療触身物の
機能を与えることを期待して、トルマリンを混錬したゴ
ムを用いて中敷の1部又は全部を成形することを推奨し
ている。本発明が提供する遠遠赤外線を放射する中敷を
靴に用いることにより、足の血液循環を促進する作用
は、足の温度低下の予防、及び足の疲労の予防等の効果
の発現を可能にするもので、登山スキー、スケート等の
寒冷期又は寒冷地のスポーツに付随する足の温度低下に
よる苦痛を緩和することを可能にした中敷を本発明は提
供している。
【0032】又、上記に詳細に説明した中敷は、機能成
分のトルマリンの効果として、靴を履くことによって発
生する足の悪臭を消臭する作用、及び足の水虫の予防及
び治療の効果を併せて期待される保健治療触身物として
の機能を具えている。
【0033】
【本発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にも
とづき説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【実施例1】本発明が提供する保健治療組成物の原料ゴ
ムの配合例は下記の通りである。但し、配合の割合は重
量比である。 配合例1 メチルビニルシリコーン生ゴム 100部 トルマリン粉体 平均粒径 6ミクロン 20部 パーオキサイド系加硫剤 少量
【0034】配合例2 メチルビニルシリコーン生ゴム 100部 トルマリン粉体 平均粒径 6ミクロン 30部 ガラスバルーン 平均粒径 20ミクロン かさ比重 0.15g/cc 10部 パーオキサイド系加硫剤 少量
【0035】上記配合例1、配合例2、より成形したシ
ート状の保健治療組成物の機能に関係する数値は下記の
通りである。 項目 配合例1 配合例2 肉厚 0.7mm 0.7mm 比重 1.14 0.75 トルマリン粉体/平方cm 0.014g 0.016g
【0036】
【実施例2】次に、本発明が提供する保健治療触身物の
形態及び使用例を説明する。例1、図1、及び図2は請
求項4に記載の保健治療触身物の例として長方形保健治
療触身物を示している。保健治療組成物2の寸法は例え
ば25cm×10cm×0.07cmである。円形の孔
3の直径は0.8cm、孔3の開口率は約20パーセン
トである。図2において、布1及び布4が、保健治療組
成物2の両平面にラミネートされている。該寸法の長方
形保健治療触身物は、背、腰、大腿部等比較的大きい患
部に使用するもので、患部への装着は、テープ、包帯、
又はサポーター等を用いるとよい。該長方形保健治療触
身物は、上記の患部の筋肉痛及び関節痛の予防及び治療
に適用してよい。
【0037】例2、図3、及び図4は、請求項5に記載
の保健治療触身物の例としてベルト状保健治療触身物を
示している。長方形の保健治療組成物2の寸法は、例え
ば、25cm×10cm×0.07cmである。保健治
療組成物2の1面は布ベルト4にラミネートされてい
る。布ベルト4には、マジックテープ5及びマジックテ
ープ6が付属している。布ベルト4の寸法は対象とする
患部に合わせて決めるとよい。該ベルト状保健治療触身
物は腰、又は四肢等の患部へベルトを用いて装着して、
運動もしくは、作業等の動作による脱落を防いでいる。
該ベルト状保健治療触身物は腰痛の予防及び治療並びに
四肢の関節痛、筋肉痛の予防及び治療に適用してよい。
【0038】例3、図5は請求項6に記載の筒状サポー
ターの例を示している。表側の布1と裏側の布4の間
に、請求項3に記載する保健治療組成物2が縫製加工又
は、接着加工により組み込まれている。該筒状サポータ
ーの寸法は、例えば、折巾は約8cm、折巾に直角の長
さは11cmである。図5では、保健治療組成物2は布
1と布4の間に円筒状に装着されている。該筒状サポー
ターは、手首、腕、肘、足首又は股等四股に用いるとよ
い。該筒状サポーターの装着は、労働又はスポーツによ
る四股の疲労の予防及び治療に適用してよい。
【0039】例3、図6は、円形保健治療触身物を示し
ている。保健治療組成物2の寸法は例えば肉厚は0.0
7cm、円の直径は6cm、孔3の径は0.8cmで、
保健治療組成物2の平面の開口率は約20パーセントで
ある。保健治療組成物2の1面又は両面に布もしくは不
織布がラミネートされる。該円形保健治療触身物は、ス
ポーツ用もしくは保健用の膝、肘の関節保護用のサポー
ターと組み合わせて、膝、肘等の関節に装着することを
容易にしている。又、肩の関節の患部へ装着するため
に、衣類の肩部に組み込む、あるいは肩パッドに組み込
むのがよい。該円形保健治療触身物は関節の疼痛の予防
及び治療に適用してよい。
【0040】例4、次に請求項7に記載の保健治療触身
物を応用した肩パッドについて説明する。上記の例3に
記載の円形の保健治療触身物を肩パッドに組み込む例が
説明してあるが、請求項4に記載の保健治療触身物を肩
パッドの平面図形に似た形状に加工するのがよい。該肩
パッドは肩こりの予防及び治療に適用してよい。
【0041】例5、次に請求項8に記載の保健治療組成
物を応用した敷き布について説明する。例えば寸法が1
00cm×200cm×0.07cmの保健治療組成物
の片面に布をラミネートした、保健治療触身物を敷き布
に用いることによって、就寝時間を保健治療時間とする
ことを可能にしている。敷布様の保健治療触身物は筋肉
痛、関節痛、皮膚炎、又は床づれの予防及び治療に適用
してよい。
【0042】
【実施例3】次に、請求項9、請求項10及び請求項1
1に記載の保健治療触身物の作用を有する靴の中敷の形
態及び使用例を説明する。本実施例に使用するトルマリ
ンの粉体を混錬したゴムは実施例1、配合例2に記載の
シリコンゴムを使用する。保健治療触身物の作用を有す
る中敷は下記の例を用いて説明する。
【0043】例6、図7は指先から踵までの足裏全面を
カバーする中敷の例である。図8は土踏まずから踵まで
の足裏をカバーするハーフサイズの中敷の例である。こ
れらの中敷は実施例1配合例2により成形した保健治療
組成物である本例の中敷は足の防寒又防冷、足の疲労の
予防及び治療、並びに足の水虫の予防及び治療、並びに
足の水虫の予防及び治療に適用してよい。更に、足の悪
臭の発生を予防する効果が期待される。
【0044】例7、図9は指先部にトルマリンを混錬し
たゴム片、即ち実施例1、配合例2により成形した保健
治療触身物の入子7を有する中敷である。該中敷は指先
部の防寒又は防冷、並びに凍症の予防及び治療に適用し
てよい。更に、足の悪臭の発生を予防する効果がある。
【0045】例8、図10は土踏まずの部分にトルマリ
ンを混錬したゴム片、即ち実施例1、配合例2により成
形した保健治療触身物の入子7を有する中敷である。該
中敷は土踏まずあるとされる東洋医学のつぼをトルマリ
ンが刺激する効果を期待している。足の疲労の予防及び
治療は適用してよい。
【0046】
【実施例5】本発明が提供する保健治療触身物の単位面
積当たりのトルマリン粉体の重量と治療効果との相関の
調査を目的とする実験を行った。実験に用いた検体は下
記の通りであった。
【0047】ゴムに対するトルマリン粉体の配合量を、
保健治療組成物1平方cm当たり0.007g、0.0
14g及び、0.020gの3種類として前記実施例
2、例1に記載の寸法及び形状を有する長方形保健治療
触身物を制作して検体とした。実験の要領は下記の通り
であった。
【0048】慢性的に腰痛を自覚している患者を被検者
として腰部の皮膚に上記の検体を装着後20分及び40
分の経過時点で、検体の装着前の腰痛を基準として腰痛
の変化を記録した。腰痛の変化は、悪くなった2、変化
しなかった3、やや良くなった4、大変良くなった5の
4通りの区分で記録した。実験に際して、被検者には、
検体の種類は通知されることはなかった。又、上記3種
類の検体の装着において、実験と実験の間に3日の間隔
をあけた。被検者は固有名詞A、B、C、D、Eの5名
であった。実験の結果は下記の通りであった。
【0049】 A B C D E 4以上の頻度 0.007g/平方cm 20分後 3 3 3 3 3 0/5 40分後 4 3 3 4 3 2/5 0.014g/平方cm 20分後 4 3 4 4 3 3/5 40分後 4 4 4 5 3 4/5 0.020g/平方cm 20分後 4 4 4 5 3 4/5 40分後 5 4 5 5 4 5/5
【0050】上記の実験の結果から、本発明による保健
治療触身物において、ゴムシートのトルマリン粉体の含
量が1平方cm当たり0.014g、及び0.020g
の検体は、腰痛の治療に有効な作用を示したと考察し
た。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
【0052】本発明の保健治療触身物において、目的と
する保健及び/又は治療の作用を示す遠赤外線を放射す
る保健治療組成物を布及び/又は不織布をラミネートし
た効果として、患部に対して違和感を与えることなく、
且つ容易な装着が可能となった。
【0053】本発明の保健治療触身物は、ラミネートし
た布及び/又は不織布の効果と、孔の効果により汗等の
水分の発散を容易にして、汗疹等の副作用を伴うことな
く、患部への長時間の装着が可能となった。
【0054】本発明の保健治療触身物は、保健及び/又
は治療に必要な遠赤外線のエネルギーレベルの確保を可
能にするだけのトルマリンの粉末の量を固定することが
ゴムを担体に用いたことによって可能となった。
【0055】本発明の保健治療触身物を、筋肉痛、関節
痛又は神経痛の患部に装着した効果として、多くは装着
後20分から40分の時間の範囲に疼痛の緩和が感覚さ
れるという効果が見られた。
【0056】本発明の保健治療触身物の作用を有する中
敷は足の防寒又は防冷、並びに足の疲労の予防及び治
療、水虫の予防及び治療の効果が期待されている。更に
足の悪臭を抑制する作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】長方形保健治療触身物の平面図である。
【図2】長方形保健治療触身物A−A’の断面図であ
る。
【図3】ベルト形保健治療触身物の平面図である。
【図4】ベルト形保健治療触身物の側面図である。
【図5】筒状サポーターの見取図である。
【図6】円形保健治療触身物の平面図である。
【図7】足裏全面をカバーする中敷の上面図である。
【図8】ハーフサイズの中敷の上面図である。
【図9】指先部分に保健治療組成物が入子になっている
中敷の上面図である。
【図10】土踏まずの部分に保健治療組成物が入子にな
っている中敷の上面図である。
【符号の説明】
1.布 2.シート状の保健治療組成物 3.孔 4.布 5.マジックテープ オス 6.マジックテープ メス 7.保健治療組成物の入子 8.保健治療組成物とは別の組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 5/02 B32B 5/02 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルマリンの粉体の担体としてゴムを使
    用して、有泡又は無泡成形したことを特徴とする保健治
    療組成物
  2. 【請求項2】 トルマリンの粉体にパルプ、木粉、ガラ
    スバルーン又はシラスバルーンを更に配合したゴムを成
    形したことを特徴とする保健治療組成物。
  3. 【請求項3】 上記の請求項1又は請求項2に記載した
    シート状の保健治療組成物に孔をもたせて通気性及び透
    水性を具備したことを特徴とする保健治療触身物。
  4. 【請求項4】 上記の請求項1、請求項2、又は請求項
    3に記載のシート状の保健治療組成物の片面、又は両面
    に、布もしくは不織布をラミネートしたことを特徴とす
    る保健治療触身物。
  5. 【請求項5】 上記の請求項1、請求項2、請求項3に
    記載の保健治療組成物、又は請求項4に記載の保健治療
    触身物を組み込んだことを特徴とするベルト又はベルト
    状サポーター。
  6. 【請求項6】 上記の請求項1、請求項2、又は請求項
    3に記載する保健治療組成物を組み込んだことを特徴と
    する筒状サポーター。
  7. 【請求項7】 上記の請求項1、請求項2、請求項3に
    記載の保健治療組成物、又は請求項4に記載の保健治療
    触身物を組込んだことを特徴とする肩パッド。
  8. 【請求項8】 上記の請求項4に記載の保健治療触身物
    からなることを特徴とする敷き布。
  9. 【請求項9】 上記の請求項1、請求項2、請求項3に
    記載の保健治療組成物を組込んだことを特徴とする靴の
    中敷。
  10. 【請求項10】 トルマリンの粉体の担体としてゴムを
    使用して、有泡又は無泡成形したことを特徴とする靴の
    中敷。
  11. 【請求項11】 上記の請求項10に記載のゴムに、パ
    ルプ、木粉、ガラスバルーン、又はシラスバルーンを更
    に配合したことを特徴とする靴の中敷。
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