JP2021090738A - ボールヒール中底形状インナーソール - Google Patents
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Abstract
Description
このフラット状中底は、図25(a)に示すように、足の踏込部の後ろに対応する領域から略直線状に次第に立ち立ち上がって踵部後端に至り、踵部に対応する領域(以下、中底踵部対応領域と称する)が略平坦(フラットともいう)な中底である。
しかし、フラット状中底は、表面全体が平坦でかつ爪先側に略直線状に傾斜しているので、ヒールが高くなるほど足が前にずれ、結果として図25(b)に示すように、足の踵部と、アッパーとの間に隙間が生じる傾向にある。すなわち、足と靴とがフィットしていなことになるので、歩き難い。
このボール状型中底は、中底踵部対応領域がフラット状中底に比べて深く凹んだ略お椀状の窪みに形成されている。
すなわち、ボール状型中底は、踵部対応領域が、「お椀状の窪み」を形成している。
また、ボール状型中底は、図26(a)に示すように、土踏まず対応領域が盛り上がっている。
このため、足の土踏まず部と、ボール状型中底の土踏まず対応領域とが密着すると共に、図26(b)に示すように、足の踵部と、アッパーとの密着度が増す。従って、足の踵部の横ずれ、足の前ずれを抑制できている。
図27にボール状型中底に対してヒールを取り付ける場合の踵側後方から見た場合の図を示す。
図27に示すように、ヒールの上は、ヒール上皿があり、このヒール上皿面とボール状型中底の中底踵部対応領域の裏面との湾曲率は各々相違している。
図27に示すように、ボール状型中底の中底踵部対応領域の裏面の方がヒール上皿に対して湾曲率が大きい。
すなわち、ヒール上皿の湾曲が浅く、ボール状型中底の底面の湾曲と合わなくなる。
そこで、ボール状型中底とヒール上皿面とに隙間ができなくようにするためには、ボール状中底の中底踵部対応領域の裏面の湾曲率に合わせてヒール、アッパー等を加工して靴を作る必要がある。
従って、ボール状中底を用いた女性靴を製造するにはコスト高になる。
足裏が載置される土踏まず対応領域の中央付近が幅方向に渡って最大の厚みにされ、
さらに、
土踏まず対応領域の両側が足の内側を包み込む内側コーナ部、足の外側を包み込む外側コーナ部となり、
これらの包込側コーナ部は、前記中央付近が最も高くされ、踵骨凸部対応領域が窪み状にされていることを特徴とする。
また、本発明に係るボールヒール中底形状インナーソールは、。
フラット型中底に用いられる長手方向の断面が湾曲形状のクッション素材の多層構造で形成したインナーソールであって、
クッション素材の下層部材及び該下層部材以下の厚みの上層部材を圧着した多層構造であり、
前記下層部材は、
前記踵骨凸部に対応する部分が円状に開口されており、さらに、
足裏が載置される土踏まず対応領域の中央付近が幅方向に渡って最大の厚みにされ、
前記土踏まず対応領域の両側が足の内側を包み込む内側コーナ部、足の外側を包み込む外側コーナ部となり、
これらの包込側コーナ部は、前記中央付近が高くされており、
前記上層部材の圧着により、前記開口を囲む後側コーナと前記開口とで窪み状にしていることを特徴とする。
さらに、ヒール高さ別用のボールヒール中底形状インナーソールは、足裏が載置される表面側に足のアーチを保つための凸部が成形され、この凸部の頂点の位置及び高さが女性靴のヒールの高さに応じて相違させられて、フラット型中底に用いられる長手方向の断面が湾曲形状のクッション素材の多層構造で形成したインナーソールであって、
下層部材に上層部材を圧着して、この上層部材に表革を張り付けており、
前記下層部材は、
足の踵骨における踵骨凸部に対応する部分が円状に開口されており、さらに、
足裏が載置される土踏まず対応領域の中央付近が幅方向に渡って最大の厚みにされていることを特徴とする。
以下の実施の形態ではパッドとして説明する。なお、各図においては、同一符号については説明を省略する。
さらに、本実施の形態では、パッドの縁、凸部の頂点は高さと記載し、面状の部分は厚みと記載する。
図1は本実施の形態1のボールヒール中底形状パッド100を説明する斜視図である。なお、図1のボールヒール中底形状パッド100は、フラット状中底220を有する女性靴200(例えば、パンプス)に用いた場合の斜視図である。また、図1においてはヒール240を示す。
図2は本実施の形態1のボールヒール中底形状パッド100を足裏側から見た場合の平面図である。
図3は本実施の形態1のフラット底型中底にヒールを取り付ける場合の踵側後方を見た場合の説明図である。
なお、本実施の形態1においては、ボールヒール中底形状パッド100の上に張り付けられる表層部材については図示しない。
本実施の形態では、足内側を包込むための立上り部分を内側コーナ部100a(内側包込部ともいう)と記載し、足外側を包み込むための立上り部分を外側コーナ部100b(外側包込部ともいう)と記載する。
この内側コーナ部100aの足内側となるの最も高い縁点を内側コーナ部縁頂点100aaと記載し、外側コーナ部100bの足外側縁となる縁点を外側コーナ部縁頂点100bbと記載する。
この内側コーナ部縁頂点100aa及び外側コーナ部縁頂点100bbは同程度の高さである。例えば、14mm程度(13mm〜15mm:好ましくは14mm)の高さにしている。
また、後述する足の踵骨凸部(図示せず)に対応する領域は、円状の窪み(以下、パッド踵骨凸部窪部100cと記載する)になっている。なお、パッド踵骨凸部窪部100cは一点鎖線で示す。
後側低コーナ部100dは、内側コーナ部100a及び外側コーナ部100bに連なっているので、内側コーナ部100a及び外側コーナ部100bの立ち上がりが維持できる。
この後側低コーナ部100dと、内側コーナ部100aと、外側コーナ部100bとを総称して本実施の形態では単にコーナと記載する。
なお、ボールヒール中底形状パッド100の中心線Ljと後側低コーナ部100dとが交わる後端をパッド後端Ljaと記載する。
また、このパッド後端Ljaから中心線Ljに沿って前側に引いた直線をLkaと記載し、この直線Lkaと、中心線Ljとが交わる点をLjrと記載する。
つまり、後側低コーナ部100dのパッド後端Ljaの高さは、Ljrと同じ高さである(パッド踵骨凸部窪部100cの厚み程度:非常に低い)。
このため、女性靴200に足を入れてこのボールヒール中底形状パッド100に足を載置した場合は、足の土踏まず部が持ち上げられるので、後ろのアッパー内壁と足の踵とがフィットすると共に、前ずれを防止できる。
なお、前述の前足部20と中足部22との接続分を踏付部26と記載する。
踏付部26は、第1基節骨41、第2基節骨42、第3基節骨43、第4基節骨44、第5基節骨45の各々の骨底付近と、第1中足骨51、第2中足骨52、第3中足骨53、第4中足骨54、第5中足骨55の各々の骨頭付近の範囲である。
一方、図2に示すように、ボールヒール中底形状パッド100のパッド前部120は、踏付部26の後ろからパッド後部110に接続する範囲をいう。この範囲をパッド土踏まず対応領域100eともいう。
また、パッド後部110は、後足部23に対応する領域である。さらに、踵骨凸部77aを示している。また、踵骨77の足外側の凹みを踵骨外側凹部77jと記載し、内側を踵骨内側凹部77gと記載する。
但し、図5においては、表層部材及びコーナ(但し、パッド後端Ljaは図示する)については図示しない。
図5に示すように、フラット状中底220の上のボールヒール中底形状パッド100はパッド踵骨凸部窪部100cの厚みが薄いと共に、後側低コーナ部100dのパッド後端Ljaの高さは、非常に低いので、ボール状型中底を用いた場合と同様に、足300の踵が女性靴200の後端のアッパーにほぼ隙間なく接している。
以下にボールヒール中底形状パッド100の詳細について図6を用いて説明する。図6のボールヒール中底形状パッド100は、Mサイズ用(23.00cm〜23.5cm)のパンプス靴用の例である。
図6(a)は左足用のボールヒール中底形状パッド100を上から見た場合の平面図である。なお、図6(a)には、パッド踵骨凸部窪部100cを一点鎖線で示している。
また、図6(a)においては、裏面からの内側コーナ部100a及び外側コーナ部100bの立ち上がり始める部分の線を一点鎖線(SLa、SLb)で示し、先端縁の中央(以下、パッド先端Ljbと記載する)と後端縁の中央(パッド後端Lja)とを結ぶ中心線Ljを示している。
図6(b)においては、この中心線Ljにおける断面を点ハッチで示している。
ボールヒール中底形状パッド100は、図6(a)に示すように、長手方向の長さが137mm程度(135mm〜140mm:好ましくは137mm)である。また、踏付部領域101を記載する。
さらに、パッド後端Ljaから前側に引いた直線Lkaが交わる点Ljrの高さは、パッド後端Ljaの高さと同じく、3.0mm程度(2.0mm〜4.0mm:好ましくは3.0mm)である。また、Ljrは、パッド後端Ljaから45mm程度(40mm〜50mm:好ましくは45mm)である。
図7はボールヒール中底形状パッド100の切断辺の断面図である。図7においては各々の切断辺の断面は斜線で示している。
図7(a)は図6(a)のボールヒール中底形状パッド100のVA−VA断面を示し、図7(b)は図6(a)のボールヒール中底形状パッド100のVB−VB断面を示し、図7(c)は図6(a)のボールヒール中底形状パッド100のVC−VC断面を示し、図7(d)は図6(a)のB方向から見た場合(踵側)の図(B方向矢視図ともいう)を示す。なお、各々の断面の図は前側を見た場合の断面である。
なお、図7(a)のVA―VA断面は前側を見た場合であり、長手方向が湾曲しているので、パッド土踏まず対応領域100eの点Ljcが見えている。
また、点Ljr(パッド踵骨凸部窪部100cより前側)も見えている(図6(a)参照)。
これに対して、図7(b)に示すVB−VB断面は、最も厚みがある部分であるので、点Ljcのみが見える。
一方、図7(c)に示す前側のVC−VC断面は、足の踏付部の部分であるので、図7(a)に示す踵骨凸部窪部100cのVA−VA断面よりは少し厚みがある。
また、図7(d)は、踵側から見た場合(B方向)の図面であり、後側低コーナ部100dの高さが低く、最も厚みがある中央付近の点Ljcが見えている。また、後側低コーナ部100dにおけるパッド後端Ljaが見えている。
すなわち、先端に向かうに従って幅方向が狭くなる幅狭形状にしてもよい。この幅狭形状のパッドについては、後述する実施の形態3で説明する。
上記実施の形態1は単層のボールヒール中底形状パッド100として説明したが多層構造(以下、多層型パッド400と記載する)であってもかまわない。
以下に実施の形態2の多層型パッド400について図8(図8(a)〜図8(d))を用いて説明する。
図8(a)は多層型パッド400を上から見た場合の左足用表側の平面図である。多層型パッド400の長手方向は、137mm程度(135mm〜140mm:好ましくは137mm)である。
図8(b)は図8(a)のe−e断面図である。但し、下層部材410は斜線で示す。
図8(c)は図8(a)のC方向から見た場合の側面図である。図8(d)は多層型パッド400を裏面から見た場合の平面図である。
図8(c)、図8(d)では、裏側の下層部材410は、斜線で示している。
また、図8(a)には、中央横断線Liが交わる多層型内側コーナ部400aの足内側縁の交点400aaと、多層型外側コーナ部400bの縁との交点400bbとを示している。
さらに、パッド土踏まず対応領域を多層型パッド土踏まず対応領域400eと記載する。
図8(b)と図8(d)とには、下層部材410における中心線Ljが交わる後端縁の交点を下層部材後端縁点Ljmとして記載する。
図8(b)、図8(c)に示すように、多層型パッド400は下層部材410と、上層部材420とを圧着して形成している。硬度は、下層部材410の方が硬くなるように成形されている。
下層部材410は、図8(b)及び図8(c)に示すように、中央横断線Li付近から多層型パッド踵骨凸部窪部400cに向かうに従って、次第に厚みが薄くされている。
下層部材410の中央横断線Li付近の厚みは、具体的には、図8(b)に示すように7mm程度である。
また、下層部材410の多層型パッド踵骨凸部窪部400c(開口)は、図8(d)に示すように、円状(楕円状でも構わない)に空けられている。
また、下層部材開口後端縁点Ljmaからの立ち上がりの角度θiは、5度〜20度である。
図9は多層型パッド400の切断辺の断面図である。図9(a)は図8(a)の多層型パッド400のVE−VE断面を示し、図9(b)は図8(a)の多層型パッド400のVF−VF断面を示し、図9(c)は図8(a)の多層型パッド400のVG−VG断面を示し、図9(d)は図8(a)のH方向から見た場合の図(H方向矢視図ともいう)を示す。なお、これらの断面の図は前側を見た場合の断面である。
図9(a)のVF―VF断面は前側を見た場合であり、長手方向が湾曲しているので、中央横断線Li上の点Ljfが見えている。
また、後側低コーナ部400dの多層型後端Lea(図示せず)の高と同じ高さである点Ljfも見えている。
これに対して、図9(b)に示すVF−VF断面は、最も厚みがある部分であり、中央横断線Li付近の断面であるので、中央横断線Li上の点Ljfのみが見える。
一方、図9(c)に示す前側のVG−VG断面は、足の踏付踏の部分であるので、下層部材410と上層部材420とが重なっているので図9(a)に示すVE−VE断面より厚みがある。
また、図9(d)は、踵側から見た場合(H方向)の図面であり、後側低コーナ部400dが薄く、かつ中央横断線Li(図示せず)付近が最も厚みがあるので、中央横断線Li(図示せず)上の点Ljfが見えている。また、後側低コーナ部400dのLeaが見えている。
実施の形態3は、ボールヒール中底形状パッド100に対して横幅を狭くしたパッドであり、多層構造にしている(以下、幅狭多層型パッド700と記載する)である。
また、幅狭多層型パッド700の足の内側となる側部を包込むように立上がった側面を幅狭内側コーナ部700aと記載し、外側となる側面を幅狭外側コーナ部700bと記載する。
また、幅狭パッド踵骨凸部窪部700cの先端縁の点を幅狭窪部先端縁点Lrbbと記載し、この幅狭窪部先端縁点Lrbbを両側に横断する線を窪部先端縁横断線Lrと記載する。
この内側縁点Lra及び外側縁点Lrbが最も高い。なお、内側縁点Lra及び外側縁点Lrbの位置は、図2に示す踵骨77の踵骨外側凹部77j及び踵骨内側凹部77gの付近であるのが好ましい。
また、幅狭パッド踵骨凸部窪部700cの厚みは薄い。この厚みについては後述する。
また、図10には、幅狭多層型パッド700の先端中央(以下、幅狭パッド先端Leebと記載する)と、幅狭パッド後側低コーナ部700dの後端中央(以下、幅狭パッド後端Leeaと記載する)とを結ぶ中心線Ljを記載している。
また、図11(a)においては、後述する下層部材を斜めの点線で示し、符号は括弧書きで710と記載している。また、上層部材は720と記載している。
図11(b)は図11(a)の幅狭多層型パッド700のj−j断面図である。
j−j断面は、幅狭多層型パッド700の先端中央と、後端中央とを結ぶ中心線Ljの断面であり、斜線で示す。さらに、図11(a)には、点Ljrmを記載する。
なお、図11(b)及び図11(c)は、幅狭多層型パッド700を平面的な床に置いた場合を示している。
図11(a)においては、裏面から立ち上がる線(SLg、SLh)を点線で示している。また、図11(a)には、幅狭多層型パッド土踏まず表面領域700eaを示す。
さらに、図11(a)及び図11(d)には、内側縁の最大の高さとなる点Lra、外側縁の点Lrbを記載している。
また、図11(b)に示すように、中央横断線Li付近の厚みは、6.0mm程度(5.5mm〜6.5mm:好ましくは6.0mm)である。
図11(b)に示すように、幅狭用下層部材710の開口の先端縁と中心線Ljとが交わる点を幅狭用下層部材開口先端縁点Lrebと記載し、開口の後端縁と中心線Ljとが交わる点を幅狭用下層部材開口後端縁点Ljeaと記載する。
図12(a)は、図11(a)のVG−VG断面を示し、図12(b)は図11(a)のVj−Vj断面を示し、図12(c)は図11(a)のVk−Vk断面を示し、図12(d)は図11(a)のM方向(踵方向)から見た場合の図(M方向矢視図ともいう)を示す。
但し、図12(a)〜図12(d)には、幅狭用用下層部材710のフラット型中板側(図示せず)に接する裏面を700ebと記載し、足裏に接する幅狭用上層部材720の表面を700eaと記載する。
但し、その他の実施の形態1では、Ljr、Ljrc、Lka等については記載しない。
上記のインナーソールに横アーチ用凸部を形成してもよい。以下にその一例を説明する。但し、本実施の形態のインナーソールは、上記の実施の形態1と区別するために、記号「A」を付し、同一箇所は同一の番号を記載する。
図15(a)は図14の横アーチ用凸部付ボールヒール中底形状パッド100A(幅広)を上から見た場合の平面図である。図15(b)は図15(a)のa1−a1断面図である。
図16は横アーチ用凸部付ボールヒール中底用パッド400A(多層)の説明図である。
横アーチ用凸部付幅狭用多層型パッド700Aの横アーチ用凸部を幅狭用横アーチ用凸部705Aと記載している。
ハイヒールは足が美しく見えること、背が高くなるという利点がある。しかし、ヒールが高くなるに従って、足が前にずれる傾向にあり、ヒールの高さによって足裏の横アーチ用凸部の頂点の高さ及び位置も変わる。
すなわち、ヒールの高さに応じて(例えば、6cm、9cm又は3cm)、インナーソールを以下の構成にするのが好ましい。
以下、本実施の形態では、これらのインナーソールを総称してヒール高さ別インナーソール800(ヒール高別インナーソールともいう)と表記する。
なお、このヒール高別インナーソールは多層構造として説明する。
この足の踵骨凸部に対応する領域は、円状の窪みにし、さらに、この円状の窪みの周囲を、高さが低い踵コーナで形成している。
以下に、図18を用いて具体的に説明する。但し、ヒール高別インナーソールは、6cmヒール用、3cmヒール用、9cmヒール用を一つの図面に記載する。
なお、各々の凸部(横アーチ用凸部、内側縦アーチ用凸部、外側縦アーチ凸部)等は、6cmヒール用、3cmヒール用、9cmヒール用に応じて形状、位置、高さ等は相違するが、図18においては、6cmヒール用、3cmヒール用、9cmヒール用の凸部の頂点(●、〇、◎)を一つのヒール高別インナーソールに示して説明する。
図18はヒール高さ別インナーソール800の斜視図である。図18においては、足300と、女性靴200との間に、ヒール高さ別インナーソール800を示している。但し、各々の頂点の間隔は6mm程度であるが、図面の説明上、間隔を少し大きめにして記載している。
また、足300の横アーチを保つためのヒール高さ別用横アーチ用凸部810が形成されている。
さらに、内側コーナ部を800aと記載し、外側コーナ部を800bと記載している。
前述のヒール高さ別用内側縦アーチ用凸部820の各々の頂点を総称してヒール高さ別用内側頂点部P4(3cmヒール用内側頂点P4C(〇)、6cmヒール用内側頂点P4A(●)、9cmヒール用内側頂点P4B(◎)と記載している。
なお、3cmヒール用インナーソール800Cと、6cmヒール用インナーソール800Aと、9cmヒール用インナーソール800Bとを総称してヒール高さ別インナーソール800と称している。
なお、図20及び図21は、3cmヒール用、6cmヒール用、9cmヒール用のヒール高さ別インナーソールの形状を一つの図面に示している。また、同図においても、各々の頂点の間隔は6mm程度であるが、図面の説明上、間隔を少し大きめにして記載している。
(図20(a)の説明)
図20(a)においては、3cmヒール用上層部材860Cと、6cmヒール用上層部材860Aと、9cmヒール用上層部材860Bとを記載している(総称してヒール高さ別上層部材860と称している)。
また、3cmヒール用下層部材850Cと、6cmヒール用下層部材850Aと、9cmヒール用下層部材850Bとを記載している(総称してヒール高さ別下層部材850と称している)。
また、3cmヒー用横アーチ用凸部810Cと、6cmヒー用横アーチ用凸部810Aと、9cmヒー用横アーチ用凸部810Bとを記載している(総称してヒール高さ別横アーチ用凸部810と称している)。
また、3cmヒール用外側縦アーチ用凸部830Cと、6cmヒール用外側縦アーチ用凸部830Aと、9cmヒール用内側縦アーチ用凸部830Bとを記載している(総称してヒール高さ別用外側縦アーチ用凸部830と称している)。
また、3cmヒール用内側頂点P4C(〇)に対向する内側縁の点をP4C´、6cmヒール用内側頂点P4A(●)に対向する内側縁の点をP4A´、9cmヒール用内側頂点P4B(◎)に対向する内側縁の点をP4B´と記載している。
さらに、3cmヒール用外側頂点P6C(〇)に対向する外側縁の点をP6C´、6cmヒール用外側頂点P6A(●)に対向する外側縁の点をP6A´、9cmヒール用外側頂点P6B(◎)に対向する外側縁の点をP6B´と記載している。
図20(b)においては、6cmヒール用を代表にして説明する。
6cmヒールの840部分(図20(a)の840部分)の厚みは5mm程度(4mm〜6mm:好ましくは5mm)であり、ヒール高さ別窪部803の厚みは2.0mm程度である。また、P2Aの高さは8mm程度(7mm〜9mm:好ましくは8mm)である。
なお、3cmヒール用インナーソール800C、9cmヒール用インナーソール800Bについても同様である。
図21はヒール高さ別インナーソール800の内側方向、外側方向から見た場合の説明図である。但し、上記図と同一符号については説明を省略する。
図21においては、図21(b)にヒール高さ別インナーソール800を上から見た場合の平面図を示し、図21(a)には図21(b)のヒール高さ別インナーソール800を内側方向(R1方向)から見た場合の側面図を示し、図21(c)には図21(b)のヒール高さ別インナーソール800を外側方向(R2方向)から見た場合の側面図を示す。
すなわち、内側縁、外側内が高くなっているので、後足部を包み込むと共に、足の踵が略平行に載ることになる。
足骨格とヒール高さ別インナーソール800との関係について図22を用いて説明する。但し、6cmヒール用を代表にして説明する。
図22は6cmヒール用高さ別インナーソール800Aを裏側から見た場合の平面図である。
ヒール高さ別インナーソール800の各切断面については、6cmヒール用を代表にして説明する。
図23は6cmヒール高さ別インナーソール800Aの詳細説明図であり、上記と同一符号のものは説明を省略する。図23(a)に表側を見た場合の平面図を示す。
後方M側から見た場合の図面である。図23(c)〜(h)は、6cmヒール高さ別インナーソール800Aの各切断面の説明図である。切断面は斜線で示す。なお、図23(c)はa1−a1断面から前側を見た場合の断面図であり、図23(d)はa2−a2断面から前側を見た場合の断面図であり、図23(e)はa3−a3断面から前側みた場合で断面図である。
そして、図23(e)のa3−a3断面では6cmヒール高さ別用下層部材850Aに第5中足骨用の保護領域860AA(ミトン)が存在している(断面で示している)。
さらに、図23(g)のa5−a5断面は、6cmヒール高さ別用下層部材850Aの断面が薄くなっている。
図24は本実施の形態のヒール高さ別を用いた場合の効果を説明する側面図である。但し、靴の本底は図示しない。また、高さ別インナーソール800(800A、800B、800C)の各凸部(810、830、820)の各頂点等については図示しない。
また、足300の踵端がアッパー802(802A、802B、802C)に密着する。さらに、横アーチ用凸部、内側縦アーチ用凸部、外側縦アーチ凸部を有しているので、足300のアーチを保つことができている。
77g 踵骨内側凹部
100 ボールヒール中底用パッド
110 パッド後部
100a 内側コーナ部
100b 外側コーナ部
100c パッド踵骨凸部窪部
100e パッド土踏まず対応範囲
100aa 内側コーナ部縁頂点
100bb 外側コーナ部縁頂点
120 パッド前部
220 フラット状中底
210 本底
400 多層型パッド
Claims (3)
- フラット型中底に用いられる長手方向の断面が湾曲形状のクッション素材のインナーソールであって、
足裏が載置される土踏まず対応領域の中央付近が幅方向に渡って最大の厚みにされ、
さらに、
土踏まず対応領域の両側が足の内側を包み込む内側コーナ部、足の外側を包み込む外側コーナ部となり、
これらの包込側コーナ部は、前記中央付近が最も高くされ、
踵骨凸部対応領域が窪み状にされている
ことを特徴とするボールヒール中底形状インナーソール。 - フラット型中底に用いられる長手方向の断面が湾曲形状のクッション素材の多層構造で形成したインナーソールであって、
クッション素材の下層部材及び該下層部材以下の厚みの上層部材を圧着した多層構造であり、
前記下層部材は、
前記踵骨凸部に対応する部分が円状に開口されており、さらに、
足裏が載置される土踏まず対応領域の中央付近が幅方向に渡って最大の厚みにされ、
前記土踏まず対応領域の両側が足の内側を包み込む内側コーナ部、足の外側を包み込む外側コーナ部となり、
これらの包込側コーナ部は、前記中央付近が高くされており、
前記上層部材の圧着により、前記開口を囲む後側コーナと前記開口とで窪み状にしている
ことを特徴とするボールヒール中底形状インナーソール。 - 足裏が載置される表面側に足のアーチを保つための凸部が成形され、この凸部の頂点の位置及び高さが女性靴のヒールの高さに応じて相違させられて、フラット型中底に用いられる長手方向の断面が湾曲形状のクッション素材の多層構造で形成したインナーソールであって、
下層部材に上層部材を圧着して、この上層部材に表革を張り付けており、
前記下層部材は、
足の踵骨における踵骨凸部に対応する部分が円状に開口されており、さらに、
足裏が載置される土踏まず対応領域の中央付近が幅方向に渡って最大の厚みにされていることを特徴とするヒール高さ別用のボールヒール中底形状インナーソール。
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