JPH09308659A - 棺桶等内保冷方法及び保冷装置 - Google Patents

棺桶等内保冷方法及び保冷装置

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JPH09308659A
JPH09308659A JP15007196A JP15007196A JPH09308659A JP H09308659 A JPH09308659 A JP H09308659A JP 15007196 A JP15007196 A JP 15007196A JP 15007196 A JP15007196 A JP 15007196A JP H09308659 A JPH09308659 A JP H09308659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遺体を極力生前の状態に保持でき、伝染性病
原菌等の二次感染を防止し得る棺桶等内保冷方法及び保
冷装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 棺桶1内に液化ガス供給スペ−ス3、8
を形成し、液化ガス供給スペ−ス3、8内に液化ガスを
供給することにより、棺桶内を冷却しつつ滅菌処理す
る。棺本体1と蓋2とから成る棺桶の少なくとも蓋2に
設置される可燃資材製保冷装置であって、1段又は複数
段の通気ボ−ド9を内蔵した冷却ケ−ス8を設け、通気
ボ−ド9と冷却ケ−ス8との間に通気スペ−スを形成
し、前記通気スペ−スを通流する液化ガスが通気ボ−ド
9内に流入して逆方向に流れることを可能にし、冷却ケ
−ス8内に液化ガスを供給するノズル20を冷却ケ−ス
8に接続可能にして成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は棺桶等内保冷方法及
び保冷装置、より詳細には、棺桶、緊急災害時等用遺体
収納袋等において、遺体の安置保管中それ等の内部を低
温に保持すると共に滅菌し、以て遺体の腐食、異臭の発
生、細菌類の繁殖等を防止し得る棺桶等内保冷方法及び
保冷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記遺体の腐食、異臭の発生等を防止す
べく棺桶内を冷却するために従来は、ドライアイスや電
気式冷却手段が用いられている。その内ドライアイスを
用いる方法は一番手軽で簡単であるが、過冷却によって
遺体が部分的に凍結する等、温度管理が難しいという問
題がある。電気式の冷却器を使用する方法は、各棺に対
して個別の装置が必要なためにコスト高となり、騒音の
問題、輸送時の電源確保もしくは、冷却器から切り離し
た際の温度管理が難しい等の問題がある。ペルチェ素子
を使用した冷却方法もあるが、それはコストが高い、十
分に冷却できない等の問題がある他、不燃物を含むた
め、出棺前に蓋を取り替える作業が必要となる等の手間
がかかる。
【0003】また、出棺等に際しては、遺族が遺体に取
りすがったり頬ずりをしたりして遺体に直接触れること
が少なくないが、殊に温暖時には細菌類が繁殖しやす
く、遺体が伝染性病原菌を有しているような場合には二
次感染の危険性が高い。しかし従来は、遺体自体が有
し、あるいは、その周囲に存する細菌を死滅させる等と
いうことは考えられていなかった。
【0004】更に、ヨ−ロッパ等においては、遺体を生
前の状態に近い状態に保持するために、エンバ−ミング
という特殊な処理が施されることが少なくない。このエ
ンバ−ミングというのは、首の頸動脈と鼠頸部の頸動脈
を開き、首部分より赤く着色した防腐剤を入れることに
より、鼠頸部より血液を流出させると共に、全ての血管
を防腐剤で満たすという技法であり、血管が赤色の防腐
剤で満たされることにより、生前の姿に近い状態に保持
することができるのである。腹部も同様に内蔵を取り出
して赤色の防腐剤を入れて保存を計ることができるが、
非常に高度な技術が必要なだけでなく、施設の設置に1
億円以上の費用がかかるので、一般的ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
棺桶内冷却方法並びに遺体保存方法には多くの問題があ
り、いずれも満足のいくものではなかった。そこで本発
明は、上記従来方法における問題点がなく、既存の棺桶
等に簡単に組み込むことができ、可燃性資材製のために
棺桶等と共に焼却処理でき、ドライアイスの場合のよう
な過冷却は起こらず、程良く棺内を低温に温度管理でき
ると共に滅菌作用をも奏し、以て遺体を極力生前の状態
に保持でき、伝染性病原菌等の二次感染を防止し得る棺
桶等内保冷方法及び保冷装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、棺桶又は遺体
収納袋内に液化ガス供給スペ−スを形成し、前記液化ガ
ス供給スペ−ス内に液化ガスを供給することにより、棺
桶又は遺体収納袋内を冷却しつつ滅菌処理することを特
徴とする棺桶等内保冷方法、を以て上記課題を解決し
た。液化ガスの供給は、適宜時間置きに行う場合と一度
に大量に行う場合とがある。
【0007】本発明はまた、棺本体と蓋とから成る棺桶
等の少なくとも蓋に設置される可燃資材製保冷装置であ
って、1段又は複数段の通気ボ−ドを内蔵した冷却ケ−
スを設け、前記通気ボ−ドと冷却ケ−スとの間に通気ス
ペ−スを形成し、前記通気スペ−スを通流する液化ガス
が前記通気ボ−ド内に流入して逆方向に流れることを可
能にし、前記冷却ケ−ス内に液化ガスを供給するノズル
を前記冷却ケ−スに接続可能にして成る棺桶等保冷装
置、を以て上記課題を解決した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
依拠しつつ説明する。本発明に係る棺桶等内保冷装置
は、予め棺桶製造時に棺桶に組み込むこともできるし、
既存の棺桶に後から組み込むこともできる。本装置を適
用し得る棺桶は一般のものと同様、棺本体1と蓋2とか
ら成り、棺本体1及び蓋2は共に、木製等の可燃資材製
であることが好ましい。棺本体1の内底には、防水ロ−
引き紙材、段ボ−ル等の可燃資材製の下部冷却ケ−ス3
が設置される。
【0009】下部冷却ケ−ス3内には、内部を通気可能
に構成した1段又は複数段の下部通気ボ−ド4が内蔵さ
れ、通気ボ−ド4上には冷却室6を形成するためのステ
イ5が、下部通気ボ−ド4上に通例点状に配置される。
下部通気ボ−ド4は、強度的に優れているという意味に
おいて、ハニカム構造であることが好ましい。下部通気
ボ−ド4の前端面側及び後端面側と冷却ケ−ス3の側面
とは当接させることなく通流スペ−ス7が確保され、下
部通気ボ−ド4上を通流するガスが前端側から下部通気
ボ−ド4内に流入し得るようになっている。この下部通
気ボ−ド4は、主として断熱機能を発揮するためのもの
である。
【0010】蓋2内にも、下部冷却ケ−ス3と同様資材
製の上部冷却ケ−ス8が嵌装され、その上面に当接させ
て下部通気ボ−ド4と同様の構成の1段又は複数段の上
部通気ボ−ド9が内蔵される。上部通気ボ−ド9の下面
と冷却ケ−ス8の底板10との間に冷却室11を形成す
るために、ステイ5同様にして底板10上にステイ5a
が配置される。また、上部通気ボ−ド9の前面側と後面
側とにそれぞれ通流スペ−ス12が確保され、以て冷却
室11を通流したガスが上部通気ボ−ド9内に流入し得
るようになっている。この上部通気ボ−ド9も、下部通
気ボ−ド4同様に断熱機能を発揮する。
【0011】底板10の中間部、即ち、遺体50の胸腹
部対応部は円形、楕円形等に開口され、そこに、下方に
窪んだスノ−溜め14が設置される。スノ−溜め14は
不織布、ネット材等の通気性を有する資材で構成され、
後述するようにして冷却室11内に供給される液化ガス
が、スノ−溜め14内において瞬時に雪状のスノ−ドラ
イアイスとなり、スノ−溜め14の網目等を通して遺体
50に対する冷気供給が行われる。
【0012】底板10における遺体50の頭部対応部に
は必要に応じ拝顔穴15が形成され、また、拝顔穴15
を囲むように冷気下降穴16が形成される。拝顔穴15
を形成する場合は、これに連通させて上部通気ボ−ド9
及び蓋2にも開口17が形成される。
【0013】蓋2の側面には冷却室11内に通じるノズ
ル挿入口18が形成され、また、棺本体1の側面(普通
ノズル挿入口18形成面と同一側面)の下部にも冷却室
6内に通じるノズル挿入口19が形成され、各ノズル挿
入口18、19にノズル20が密嵌される。ノズル挿入
口18、19にノズル20を密嵌状態にするためには、
ノズル挿入口18、19の内周面及び/又はノズル20
(詳細には後記回収管21)の外周面にゴム、合成樹脂
等のパッキンを設置したり、ネジ付方式にしたりする。
【0014】通例、図4に示されるようにノズル20は
回収管21内に液化ガス供給管22を配した二重管構造
となっていて、回収管21は冷却室6、11を通流した
余分のガスを回収し、大気へ放出する放出部23を有す
る。図示してないが、放出部23には、適宜殺菌作用の
あるガスフィルタ−が配備される。液化ガス供給管22
は、高圧ホ−ス24を介して液化ガスボンベ25に連結
される。
【0015】液化ガスボンベ25は可搬式で、通例、把
手26、ホイ−ル27及びスタンド28を備える。ガス
ボンベ25には、冷却室6と冷却室11とに液化ガスを
分けて供給するための分岐管29が取り付けられ、その
枝管にそれぞれ電磁弁30、31が設置される。電磁弁
30、31はそれぞれガスボンベ25に設置されたタイ
マ−32、33によって個別に制御される。34はスト
ップ弁である。
【0016】上記構成例の場合、タイマ−32、33を
操作して電磁弁30、31を開状態にすると、ガスボン
ベ25内の液化ガスが高圧ホ−ス24を通って液化ガス
供給管22より冷却室6、11内に噴出する。液化ガス
としては通例液化炭酸を用いるが、その場合は噴出後直
ちに雪状のスノ−ドライアイスとなり、その多くがスノ
−溜め14内に溜まる。
【0017】そして、スノ−溜め14及び底板10を通
し、冷気が遺体50に対しその胸腹部を中心に降り注が
れる。また、冷気下降穴16を設けたときは、液化ガス
の一部がそこから棺本体1内に流入して遺体50の頭部
を冷却する。そして、残余ガスは通流スペ−ス12から
上部通気ボ−ド9内に流入して逆流し、上部通気ボ−ド
9の他端部から出た残余ガスは回収管21内に回収さ
れ、放出部23からフィルタ−を介して大気に放出され
る。
【0018】一方、冷却室11内に供給された液化ガス
もそこにおいてスノ−ドライアイス化し、下部冷却ケ−
ス3の上面から棺本体1内全体に冷気を供給し続ける。
また、残余ガスは下部通気ボ−ド4内に流れ込んで逆流
し、反対側端面から出て回収管21内に回収され、放出
部23からフィルタ−を介して大気に放出される。下部
通気ボ−ド4内はガスで満たされ、十分な断熱機能を果
たす。即ち、図10のグラフに示されるように、一般空
気に比較してガス(グラフでは二酸化炭素)は熱伝導率
がかなり低いため、断熱性に優れていることは容易に理
解し得るところである。
【0019】遺体50の周囲に供給される冷気(炭酸ガ
ス)は、遺体50及び棺内を冷却するだけでなく、そこ
に存する少なくとも好気性菌を死滅させる作用をも果た
し、遺体50の腐敗を防止すると共に、遺族が遺体に触
れた際の二次感染を防止する役目を果たす(ガスパック
効果)。
【0020】実際の運用例を説明すると、冬場のように
外気温が低いときは蓋2の方の冷却機構のみを使用し
(棺本体1の方の冷却機構は設置を省略してもよ
い。)、例えば10時間当たり5Kgの液化ガスを供給
する。液化ガスの供給は、タイマ−32、33により噴
射時間と噴射間隔を予めセットする等の方法により自動
的に行われるようにする。夏場のように外気温が高い場
合には、例えば10時間当たり10Kgの液化ガスを供
給する。殊に夏場においては、葬儀社において予冷して
おくことが有効である。1回の葬儀に要する時間を50
時間と想定すると、夏場においては葬儀社において予冷
に10時間分の10Kg、葬儀場における40時間分と
して10時間置きに10Kgで40Kgの合計50Kg
を供給することになる。
【0021】図5に示す実施形態は、上記実施形態をよ
り簡易化したもので、棺本体1と蓋2をそれぞれ中空に
形成し、棺本体1及び蓋2の一端面にそれぞれ中空部に
通ずる液化ガス注入口36、37を設けたものである。
棺本体1の方の液化ガス注入口36は、普通両側板と底
板の3個所に設ける。この場合に用いる液化ガスボンベ
25には、各液化ガス注入口36、37に接続される複
数のノズル38を備えた分岐管39が、噴射タイマ−4
0を介して設置される。
【0022】図6の(A)、(B)はノズル38の液化
ガス注入口36、37への接続方法を示すもので、
(A)の場合は液化ガス注入口36、37にオネジ管4
1が取り付けられ、ノズル38の先端にオネジ管41に
螺合するメネジ42が取り付けられている。また、
(B)の場合は液化ガス注入口36、37の内側に、外
方から押すことによって内方に移動して開口する閉口板
43が設置されている。この場合は液化ガス注入口3
6、37内に進入したノズル38が閉口板43を押し開
き、更に棺本体1及び蓋2の各中空部内に進入する。そ
してノズル38が液化ガス注入口36、37から引き抜
かれると、バネ、ゴム等の復元力で閉口板43は復帰
し、液化ガス注入口36、37の内端縁に密着してそこ
を閉塞する。
【0023】図6に示す実施形態の場合も上記実施形態
同様、噴射タイマ−40の作用で所定時間置きに所定時
間、棺本体1と蓋2の中空部内に液化ガスが注入されて
スノ−ドライアイスが形成されることにより、長時間に
亘り棺内の冷却状態が保持される。
【0024】図7に示す実施形態は、棺本体1の主とし
て長尺側側面の内側及び中央部上面に蓄冷材収納ケ−ス
45〜47を配置したものである。各蓄冷材収納ケ−ス
45〜47は両面テ−プ等によって固定される。蓄冷材
収納ケ−ス45は棺本体1の内側面に添設されるもの
で、仰臥状態の遺体50の両腕及び両脚に対向する。蓄
冷材収納ケ−ス46は跨線状で側面は両腰部に位置し、
上面は胸部から大腿部にまで及ぶ。蓄冷材収納ケ−ス4
7は遺体50の頭部の下に配置される。
【0025】各蓄冷材収納ケ−ス47は開閉可能で、棺
本体1から取り出して開き、ブロックドライアイス、ペ
レットドライアイス、あるいは、蓄冷材を入れる。その
量、補給間隔は季節によって適宜設定する。
【0026】図1に示す実施形態にこの蓄冷材収納ケ−
ス45〜47の一部を取り入れることができる(但し、
収納ケ−ス46は不適)。即ち、スノ−ドライアイスの
場合は供給直後の急冷作用後冷却能力の持続性に欠ける
ので、これを補うために、ブロックドライアイス又はペ
レットドライアイス等を入れた蓄冷材収納ケ−ス45、
47を、棺本体1の内壁等に取り付けることとしてもよ
い。
【0027】図8に示す実施形態は、主として緊急災害
時等に用いられる遺体収納袋51に関するもので、収納
袋51は普通、気密性を有する断熱性資材にて二重に形
成される。そして、収納袋51に適宜液化ガス供給口5
2を設け、遺体収納中所定時間ごとに液化ガスを供給
し、二重袋内にスノ−ドライアイスを形成せしめる。
【0028】また、二重袋の構成を略した構成とし、液
化ガスを袋内に直接供給することとしてもよい。これは
主として、緊急災害時等のように多くの遺体を処理しな
ければならない場合や、遺体の腐敗がある程度進行して
いるような場合に用いられるもので、この場合液化ガス
は直接遺体に降りかかり、遺体はスノ−ドライアイス
(液化炭酸の場合)とガスに包まれる。その結果、遺体
の腐敗の進行が阻止されると共に、ガスパック効果が得
られる。
【0029】図9に示すものは冷却ケ−ス53で、その
扉54を開けて棺桶や遺体収納袋を出し入れし、棺桶を
丸ごと冷却するものである。冷却ケ−ス53には液化ガ
スボンベ55が接続される。
【0030】なお、上記いずれの実施形態においても、
棺桶、収納袋等内の残余ガスを放出する手段として、図
4に示すような二重管構造のノズルを用いる方法の外、
適宜個所に排気口を設ける方法も採用でき、勿論両方法
を併用することもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、本発明
によれば、ガスの冷却作用と断熱作用とによって遺体収
納中棺桶等内を適温(普通3℃〜5℃)に維持管理で
き、以て遺体の腐敗を防いで異臭の発生を防止すると共
に遺体を極力生前の状態に保持することができ、また、
ガスによる滅菌効果が得られるため、遺体に接触するこ
とによる伝染性疾病の感染等を抑止できる効果がある。
殊に、請求項2記載の方法によった場合は、液化ガスに
よる即効性冷却作用にブロックドライアイス等による遅
効性冷却作用が加わるので、棺桶内の温度管理が一層容
易となる。また、本発明に係る装置は可燃資材製のた
め、棺桶と共に焼却処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の構成を示す縦断面図で
ある。
【図2】 図1に示す例における冷却ケ−スの底板の構
成例を示す図である。
【図3】 図1に示す例における冷却ケ−ス内の通気ボ
−ドの構成例を示す図である。
【図4】 図1に示す例における液化ガス供給用ノズル
の構成例を示す図である。
【図5】 本発明の他の実施形態の構成を示す図であ
る。
【図6】 図5に示す例における液化ガス供給部の構成
例を示す図である。
【図7】 本発明の更に他の実施形態の構成を示す図で
ある。
【図8】 本発明の更に他の実施形態の構成を示す図で
ある。
【図9】 本発明の更に他の実施形態の構成を示す図で
ある。
【図10】 空気と二酸化炭素の熱伝導率の違いを示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 棺本体 2 蓋 3 下部冷却ケ−ス 4 下部通気ボ−ド 7 通流スペ−ス 8 上部冷却ケ−ス 9 上部通気ボ−ド 10 底板 12 通流スペ−ス 14 スノ−溜め 16 冷気下降穴 18 ノズル挿入口 19 ノズル挿入口 20 ノズル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棺桶又は遺体収納袋内に液化ガス供給ス
    ペ−スを形成し、前記液化ガス供給スペ−ス内に液化ガ
    スを供給することにより、棺桶又は遺体収納袋内を冷却
    しつつ滅菌処理することを特徴とする棺桶等内保冷方
    法。
  2. 【請求項2】 液化ガスを適宜時間置きに供給すること
    を特徴とする請求項1記載の棺桶等内保冷方法。
  3. 【請求項3】 液化ガスを一度に大量に供給することを
    特徴とする請求項1記載の棺桶等内保冷方法。
  4. 【請求項4】 ブロックドライアイス、ペレットドライ
    アイス又は蓄冷材を棺桶又は遺体収納袋内に配備して補
    助冷却を行うことを特徴とする請求項1記載の棺桶等内
    保冷方法。
  5. 【請求項5】 棺本体と蓋とから成る棺桶等の少なくと
    も蓋に設置される可燃資材製保冷装置であって、1段又
    は複数段の通気ボ−ドを内蔵した冷却ケ−スを設け、前
    記通気ボ−ドと冷却ケ−スとの間に通気スペ−スを形成
    し、前記通気スペ−スを通流する液化ガスが前記通気ボ
    −ド内に流入して逆方向に流れることを可能にし、前記
    冷却ケ−ス内に液化ガスを供給するノズルを前記冷却ケ
    −スに接続可能にして成る棺桶等保冷装置。
  6. 【請求項6】 前記通気スペ−スを前記冷却ケ−スの底
    部に形成し、前記冷却ケ−ス底板の中央部を開口し、そ
    こにネット状物、不織布等の通気性資材製スノ−受けを
    設置した棺桶等の蓋に設置される請求項5記載の棺桶等
    保冷装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却ケ−ス底板の遺体の頭部対応部
    周囲に冷気下降穴を形成した請求項6記載の棺桶等保冷
    装置。
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