JPH09308568A - 誘導加熱式炊飯器 - Google Patents

誘導加熱式炊飯器

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JPH09308568A
JPH09308568A JP12550096A JP12550096A JPH09308568A JP H09308568 A JPH09308568 A JP H09308568A JP 12550096 A JP12550096 A JP 12550096A JP 12550096 A JP12550096 A JP 12550096A JP H09308568 A JPH09308568 A JP H09308568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
coil
rice cooker
shell
heating type
Prior art date
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Pending
Application number
JP12550096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Hata
正巳 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立性がよく、コストを低減でき、構造面で
の制約が少なく、しかも優れた強度を有する。 【解決手段】 保護枠2と、該保護枠2に収容される内
鍋3と、前記保護枠2の底面に配設され、前記内鍋3を
誘導加熱するコイル13とを備えている。前記保護枠2
は、底部9と導電性を有する胴部8とで構成されてい
る。胴部8の下縁は、前記コイル13の外周側方まで延
設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導加熱式炊飯器、
特に、誘導加熱コイルに発生する磁束の漏れ防止性に優
れた誘導加熱式炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導加熱式炊飯器では、誘導加熱
コイルに発生する磁束が外部に漏れないようにするため
に、誘導加熱コイルの外周側方に防磁板を配設するよう
にしたものがある(例えば、特公平4−36009号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記誘
導加熱式炊飯器では、防磁板が別部品となる。このた
め、組立性が悪く、コストがかかるという問題がある。
また、防磁板は保護枠の側面から離して配置する必要が
あり、構造上の制約がある。
【0004】そこで、本発明は、組立性がよく、コスト
を低減でき、構造面での制約が少なく、しかも優れた強
度を有する誘導加熱式炊飯器を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明では、保護枠と、該保護枠に収容される内鍋
と、前記保護枠の底面に配設され、前記内鍋を誘導加熱
するコイルとを備えた誘導加熱式炊飯器において、前記
保護枠を、底部と導電性を有する胴部とで構成し、該胴
部の下縁を下方に向かって前記コイルの外周側方まで延
設したものである。
【0006】この構成によれば、コイルから発生する磁
束は、保護枠を構成する胴部の一部(下部)によって遮
蔽され、外部に漏れることはない。
【0007】前記コイルの下方には、該コイルの中心か
ら放射状に延びるフェライトが設けられ、前記保護枠の
胴部には、その下縁から前記フェライトの端部が位置す
る切欠きを形成するのが好ましい。
【0008】この構成によれば、切欠きからの磁束の漏
れはフェライトによって阻止されることになり、外周側
への膨出を最小限に抑えつつ、防磁板を形成することが
できる。
【0009】なお、前記保護枠の胴部は、大径部及び小
径部を、底部の上方開口部に当接する段部で接続した構
成としてもよい。
【0010】また、前記保護枠の胴部は、アルミニウム
又はアルミニウムを含有する材料からなるのが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0012】図1は本発明に係る誘導加熱式炊飯器の断
面図である。この誘導加熱式炊飯器は、外装体1内に保
護枠2を設け、この保護枠2内に内鍋3を取出し可能に
収容し、上方開口部を蓋体4で開閉可能としたものであ
る。
【0013】前記外装体1は、胴体5の下方開口部に底
体6を嵌合してなる有底筒状で、それぞれ合成樹脂材料
を成形することにより形成される。なお、前記胴体5の
上方開口縁部は内方に延在する内縁部7となっている。
【0014】前記保護枠2は有底筒状で、胴部8と底部
9からなる。胴部8は、図2に示すように、アルミニウ
ム合金からなり、その上半部は保護枠2の側壁、下半部
は防磁板をそれぞれ構成する。胴部8の上半部には、外
周面に内鍋3の保温用ヒータ10が設けられ、上方開口
縁部にカーリング11が形成され、このカーリング11
は胴体5の内縁部7底面に当接している。また、胴部8
の下半部には、下方開口縁部からスリット状の切欠き1
2が4箇所略等分に形成されている。
【0015】一方、底部9は、合成樹脂材料を略皿状と
したもので、その底面には誘導加熱コイル13が配設さ
れている。誘導加熱コイル13は、底部9にねじ止めさ
れた図示しない保持部材によって底部9から脱落不能と
なっている。保持部材には、図3に示すように、外周に
向かって放射状に延びる4本のフェライト14が保持さ
れている。フェライト14は、誘導結合を高め、外部へ
の磁束の漏れを防止するためのもので、前記胴部8の各
切欠き12に対応する位置に設けられている。また、底
部9の上方開口縁部には、前記各フェライト14に対応
して径方向に突片15が延設されている。突片15は、
前記胴部8を胴体5の内縁部7との間に挟持すると共
に、その回転方向の位置決めを行う。
【0016】前記構成からなる誘導加熱式炊飯器では、
底部9に誘導加熱コイル13、フェライト14を固定し
た後、胴部8を取り付けるだけで簡単に誘導加熱コイル
13の外周側方に胴部8の下半部を位置させることがで
きる。胴部8の下半部は、防磁板としての役割を果た
し、別個に取り付ける必要がない。したがって、組立作
業が簡単になる。また、切欠き12は、フェライト14
が位置する部分にのみ形成されているので、磁束が漏れ
出る心配はない。
【0017】なお、前記実施の形態では、保護枠2の胴
部8を筒状で、下半部に切欠き12を有する構成とした
が、次のようにしてもよい。
【0018】すなわち、図4及び図5に示すように、胴
部8を、小径部17と、防磁板となる大径部18とを段
部19で接続した構成とする。一方、底部9を、突片1
5の代わりに鍔部20を形成した構成とする。これによ
り、胴部8は、胴体5の内縁部7と、底部9の鍔部20
との間に挟持される。この場合、胴部8の段部19と底
部9の鍔部20とは面接触しており、取付状態は安定し
ている。また、胴部8の段部19に穿設した係止孔19
aには、底部9の鍔部20に形成した係止突部20aが
係止し、回転方向の位置決めがなされている。
【0019】この構成によれば、大径部18により若干
外径側に大型化するものの、前述の切欠き12を設けた
ものよりも強度が高くなり、組立作業時に変形するとい
った不具合は発生しない。また、フェライト14の配設
状態に拘わらず、誘導加熱コイル13の外周側方を完全
に遮蔽することができるので、磁束の漏れは最小限に抑
えられる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る誘導加熱式炊飯器によれば、保護枠を構成する胴
部の下縁をコイルの外周側方に延設するようにしたの
で、従来のような防磁板が不要となる。このため、コス
トを低減でき、組立工程も簡略化できる。しかも、保護
枠自身に形成されているので、炊飯器の外周方向への広
がりを抑制してコンパクトなものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る誘導加熱式炊飯器の断面図であ
る。
【図2】 図1の保護枠の胴部を示す斜視図である。
【図3】 図1の部分底面図である。
【図4】 他の誘導加熱式炊飯器の断面図である。
【図5】 図4の保護枠の胴部を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 保護枠 3 内鍋 8 胴部 9 底部 13 (誘導加熱)コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護枠と、該保護枠に収容される内鍋
    と、前記保護枠の底面に配設され、前記内鍋を誘導加熱
    するコイルとを備えた誘導加熱式炊飯器において、 前記保護枠を、底部と導電性を有する胴部とで構成し、
    該胴部の下縁を下方に向かって前記コイルの外周側方ま
    で延設したことを特徴とする誘導加熱式炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記コイルの下方には、該コイルの中心
    から放射状に延びるフェライトが設けられ、前記保護枠
    の胴部には、その下縁から前記フェライトの端部が位置
    する切欠きを形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の誘導加熱式炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記保護枠の胴部は、大径部及び小径部
    を、底部の上方開口部に当接する段部で接続してなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱式炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記保護枠の胴部は、アルミニウム又は
    アルミニウムを含有する材料からなることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の誘導加熱式炊
    飯器。
JP12550096A 1996-05-21 1996-05-21 誘導加熱式炊飯器 Pending JPH09308568A (ja)

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JP12550096A JPH09308568A (ja) 1996-05-21 1996-05-21 誘導加熱式炊飯器

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JPH09308568A true JPH09308568A (ja) 1997-12-02

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016372A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
CN100396221C (zh) * 2000-09-19 2008-06-25 Seb公司 具有自动打开铰链的多功能烹调器
JP2008311138A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2012010720A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 炊飯器

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