JPH09308474A - 食物洗浄装置 - Google Patents
食物洗浄装置Info
- Publication number
- JPH09308474A JPH09308474A JP12542696A JP12542696A JPH09308474A JP H09308474 A JPH09308474 A JP H09308474A JP 12542696 A JP12542696 A JP 12542696A JP 12542696 A JP12542696 A JP 12542696A JP H09308474 A JPH09308474 A JP H09308474A
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- solvent
- pressure
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 乾式洗浄を用い洗浄中に栄養分が溶出する恐
れもなく洗浄対象となる食品が乾物でも使用でき、また
洗浄溶媒が食品表面に残存しても安全性を損なうことな
く短時間で洗浄を行うことができるようにする。 【解決手段】 洗浄溶媒をポンプ12で臨界圧力以上に
加圧し、物質の浸透性は大きく、その一方で物質を溶解
する能力は通常の溶媒とほぼ同等である超臨界流体の状
態で食物を収納する耐圧容器8に供給し、食物を洗浄す
るものである。
れもなく洗浄対象となる食品が乾物でも使用でき、また
洗浄溶媒が食品表面に残存しても安全性を損なうことな
く短時間で洗浄を行うことができるようにする。 【解決手段】 洗浄溶媒をポンプ12で臨界圧力以上に
加圧し、物質の浸透性は大きく、その一方で物質を溶解
する能力は通常の溶媒とほぼ同等である超臨界流体の状
態で食物を収納する耐圧容器8に供給し、食物を洗浄す
るものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食物などに付着し
た農薬やゴミなどの汚染物質を効果的に落とすことがで
きる食物洗浄装置に関するものである。
た農薬やゴミなどの汚染物質を効果的に落とすことがで
きる食物洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の食物洗浄装置は図5に示さ
れているように、洗浄槽21に水流発生装置22を設
け、添加剤23を充填した添加剤供給手段24を備えた
構成とされていた。上記構成により食物に付着している
汚染物質は水流の機械的剥離と添加剤の特性による化学
的洗浄により洗浄除去されていた。
れているように、洗浄槽21に水流発生装置22を設
け、添加剤23を充填した添加剤供給手段24を備えた
構成とされていた。上記構成により食物に付着している
汚染物質は水流の機械的剥離と添加剤の特性による化学
的洗浄により洗浄除去されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
食物洗浄装置では、湿式洗浄であるため洗浄中に栄養分
が溶出する恐れや洗浄対象となる食品が乾物の場合使用
できない、また添加剤が食品表面に残存し二次汚染の可
能性があるなどという課題を有していた。
食物洗浄装置では、湿式洗浄であるため洗浄中に栄養分
が溶出する恐れや洗浄対象となる食品が乾物の場合使用
できない、また添加剤が食品表面に残存し二次汚染の可
能性があるなどという課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、食物を耐圧容器に収納し、臨界圧力以上に
加圧した超臨界流体状態の洗浄溶媒をこの耐圧容器に供
給して、超臨界流体の溶解力により食物表面を洗浄する
ものである。
するために、食物を耐圧容器に収納し、臨界圧力以上に
加圧した超臨界流体状態の洗浄溶媒をこの耐圧容器に供
給して、超臨界流体の溶解力により食物表面を洗浄する
ものである。
【0005】以下、超臨界流体を説明すると、蒸気圧を
持つ化合物は通常気体と液体との平衡状態として存在し
ており、加熱あるいは減圧すると平衡が気体側に移り、
その逆では液体側に動く。しかしながら、各化合物に固
有のある温度と圧力(臨界点)を超えると気体でも液体
でもない状態となる。これを超臨界流体状態という。超
臨界流体は、気体と液体の中間の物理化学的性質を有
し、粘性あるいは拡散性は気体に近いため物質の浸透性
は大きく、その一方で物質を溶解する能力は通常の溶媒
とほぼ同等である。二酸化炭素の場合おおよそヘキサン
に近いと言われている。
持つ化合物は通常気体と液体との平衡状態として存在し
ており、加熱あるいは減圧すると平衡が気体側に移り、
その逆では液体側に動く。しかしながら、各化合物に固
有のある温度と圧力(臨界点)を超えると気体でも液体
でもない状態となる。これを超臨界流体状態という。超
臨界流体は、気体と液体の中間の物理化学的性質を有
し、粘性あるいは拡散性は気体に近いため物質の浸透性
は大きく、その一方で物質を溶解する能力は通常の溶媒
とほぼ同等である。二酸化炭素の場合おおよそヘキサン
に近いと言われている。
【0006】上記発明によれば、乾式洗浄であるため洗
浄中に栄養分が溶出する恐れもなく洗浄対象となる食品
が乾物でも使用でき、また洗浄溶媒が食品表面に残存し
ても常圧に戻したとき気化してしまうので二次汚染の可
能性もなく、そのため食品の安全性を損なうことなく短
時間で洗浄を行うことができる。
浄中に栄養分が溶出する恐れもなく洗浄対象となる食品
が乾物でも使用でき、また洗浄溶媒が食品表面に残存し
ても常圧に戻したとき気化してしまうので二次汚染の可
能性もなく、そのため食品の安全性を損なうことなく短
時間で洗浄を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は食物を収納する耐圧容器
と、前記耐圧容器を加熱する加熱部と、前記加熱部を温
度制御する制御部と、洗浄溶媒供給源と、洗浄溶媒を臨
界圧力以上に加圧し前記耐圧容器に供給するポンプと、
前記耐圧容器の出口側に設けた溶媒圧力調整弁と、前記
溶媒圧力調整弁により洗浄溶媒を気化させた後に食物の
汚染成分を捕集するトラップ部を有するものである。
と、前記耐圧容器を加熱する加熱部と、前記加熱部を温
度制御する制御部と、洗浄溶媒供給源と、洗浄溶媒を臨
界圧力以上に加圧し前記耐圧容器に供給するポンプと、
前記耐圧容器の出口側に設けた溶媒圧力調整弁と、前記
溶媒圧力調整弁により洗浄溶媒を気化させた後に食物の
汚染成分を捕集するトラップ部を有するものである。
【0008】この食物洗浄装置によれば、耐圧容器内で
加圧により超臨界流体状態となった洗浄溶媒は耐圧容器
内で一定温度と圧力を保持され、食品の表面に拡散し付
着している汚染物質を溶解する。一定時間後、洗浄溶媒
は耐圧容器出口から溶媒圧力調整弁を通過してトラップ
部に放出され、急激な圧力低下により気化し、汚染物質
はトラップ部内の充填剤に捕集することにより、耐圧容
器内の食品の表面を洗浄することができる。
加圧により超臨界流体状態となった洗浄溶媒は耐圧容器
内で一定温度と圧力を保持され、食品の表面に拡散し付
着している汚染物質を溶解する。一定時間後、洗浄溶媒
は耐圧容器出口から溶媒圧力調整弁を通過してトラップ
部に放出され、急激な圧力低下により気化し、汚染物質
はトラップ部内の充填剤に捕集することにより、耐圧容
器内の食品の表面を洗浄することができる。
【0009】また上記耐圧容器に無極性溶媒添加手段を
取り付けたものである。これによると、超臨界流体の溶
解度をさらに高め、広範囲の化学成分の溶解、洗浄を行
うことができる。
取り付けたものである。これによると、超臨界流体の溶
解度をさらに高め、広範囲の化学成分の溶解、洗浄を行
うことができる。
【0010】また、水供給手段として開閉弁及び注水口
を設けた洗浄槽と、前記洗浄槽に水流入出口とポンプを
設置した水流発生装置と、前記洗浄槽の内部に設けた食
物を収納する洗浄用かごと、前記洗浄用かごを収納でき
る耐圧容器からなるものである。
を設けた洗浄槽と、前記洗浄槽に水流入出口とポンプを
設置した水流発生装置と、前記洗浄槽の内部に設けた食
物を収納する洗浄用かごと、前記洗浄用かごを収納でき
る耐圧容器からなるものである。
【0011】そして、泥やほこりなど表面に物理的付着
している汚れ成分を水流水洗により除去した後、食品を
洗浄かごに入れたまま耐圧容器に移し、農薬などの化学
的付着している汚染物質を洗浄することができる。
している汚れ成分を水流水洗により除去した後、食品を
洗浄かごに入れたまま耐圧容器に移し、農薬などの化学
的付着している汚染物質を洗浄することができる。
【0012】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の食物洗浄装置の
構成図である。
して説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の食物洗浄装置の
構成図である。
【0013】図1において、食物1を収納する耐圧容器
8と、前記耐圧容器8を加熱する加熱部9と、前記加熱
部9を温度制御する制御部10と、洗浄溶媒供給源11
と、洗浄溶媒を臨界圧力以上に加圧し前記耐圧容器8に
供給するポンプA12と、前記耐圧容器8の出口側に設
けた溶媒圧力調整弁13と、前記溶媒圧力調整弁13に
より洗浄溶媒を気化させた後に食物の汚染成分を充填剤
により捕集するトラップ部14を有するものである。
8と、前記耐圧容器8を加熱する加熱部9と、前記加熱
部9を温度制御する制御部10と、洗浄溶媒供給源11
と、洗浄溶媒を臨界圧力以上に加圧し前記耐圧容器8に
供給するポンプA12と、前記耐圧容器8の出口側に設
けた溶媒圧力調整弁13と、前記溶媒圧力調整弁13に
より洗浄溶媒を気化させた後に食物の汚染成分を充填剤
により捕集するトラップ部14を有するものである。
【0014】洗浄溶媒として、二酸化炭素、エタノー
ル、n−プロパン、アンモニア、亜酸化窒素、ペンタ
ン、水などいくつかの溶媒が使用でき、特に二酸化炭素
は、もっとも安全性が高いこと、比較的穏やかな条件で
超臨界流体状態になること、入手しやすい点から好まし
い。
ル、n−プロパン、アンモニア、亜酸化窒素、ペンタ
ン、水などいくつかの溶媒が使用でき、特に二酸化炭素
は、もっとも安全性が高いこと、比較的穏やかな条件で
超臨界流体状態になること、入手しやすい点から好まし
い。
【0015】捕集するトラップ部14に使用する充填剤
としては、ODS(オクタデシル基結合シリカゲル充填
剤)や多孔性ポリマーなどがあり、低沸点の化学物質も
捕集できる点から多孔性ポリマーを使用するのが好まし
い。
としては、ODS(オクタデシル基結合シリカゲル充填
剤)や多孔性ポリマーなどがあり、低沸点の化学物質も
捕集できる点から多孔性ポリマーを使用するのが好まし
い。
【0016】次に動作、作用について説明すると、洗浄
溶媒供給源11から供給される二酸化炭素をポンプA1
2で加圧して超臨界状態にして食品として玄米の入って
いる耐圧容器8内に送り込み、洗浄を行うとともに、洗
浄した汚染物質を含む二酸化炭素は耐圧容器8の出口側
に設けた溶媒圧力調整弁13で減圧された状態でトラッ
プ部14に送り出す。トラップ部14内で急速に圧力が
低下し二酸化炭素の溶解力が下がり、分離された汚染物
質は充填された多孔質ポリマーに捕集され、二酸化炭素
は気化する。本発明の食物洗浄装置の洗浄効果を確認す
るために、捕集した汚染物質を多孔質ポリマーから抽出
し、ガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)で
測定した結果を、図2に示す。
溶媒供給源11から供給される二酸化炭素をポンプA1
2で加圧して超臨界状態にして食品として玄米の入って
いる耐圧容器8内に送り込み、洗浄を行うとともに、洗
浄した汚染物質を含む二酸化炭素は耐圧容器8の出口側
に設けた溶媒圧力調整弁13で減圧された状態でトラッ
プ部14に送り出す。トラップ部14内で急速に圧力が
低下し二酸化炭素の溶解力が下がり、分離された汚染物
質は充填された多孔質ポリマーに捕集され、二酸化炭素
は気化する。本発明の食物洗浄装置の洗浄効果を確認す
るために、捕集した汚染物質を多孔質ポリマーから抽出
し、ガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)で
測定した結果を、図2に示す。
【0017】(実施例2)図3は本発明の実施例2の食
物洗浄装置の構成図である。実施例1と異なる点は、無
極性溶媒添加手段として無極性溶媒源15を耐圧容器8
に取り付けたところである。
物洗浄装置の構成図である。実施例1と異なる点は、無
極性溶媒添加手段として無極性溶媒源15を耐圧容器8
に取り付けたところである。
【0018】無極性溶媒は、メタノール、ジクロロメタ
ン、ヘキサン、あるいは水などいくつかの溶媒が使用で
き、特にメタノールは、比較的安全性が高く、微量で溶
解性を高め、入手しやすい点から好ましい。
ン、ヘキサン、あるいは水などいくつかの溶媒が使用で
き、特にメタノールは、比較的安全性が高く、微量で溶
解性を高め、入手しやすい点から好ましい。
【0019】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
すると洗浄溶媒供給源11から供給される二酸化炭素と
無極性溶媒源15から供給されるメタノールをポンプA
12、ポンプB16で耐圧容器8内に送り込み、混合ガ
スを加圧して超臨界状態にする。
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
すると洗浄溶媒供給源11から供給される二酸化炭素と
無極性溶媒源15から供給されるメタノールをポンプA
12、ポンプB16で耐圧容器8内に送り込み、混合ガ
スを加圧して超臨界状態にする。
【0020】本発明の食物洗浄装置の無極性溶媒添加手
段として無極性溶媒添加源15にメタノールを使用した
場合の洗浄効果を確認するために、耐圧容器8内の二酸
化炭素の密度を変化させて、メタノールを混合させたと
きと無いときの玄米の有機塩素系農薬の回収率を比較し
た。100%回収するのにメタノールを混合しないとき
は二酸化炭素の密度は0.65g/mlでメタノールを混
合させたときは二酸化炭素の密度は0.35g/mlであ
った。
段として無極性溶媒添加源15にメタノールを使用した
場合の洗浄効果を確認するために、耐圧容器8内の二酸
化炭素の密度を変化させて、メタノールを混合させたと
きと無いときの玄米の有機塩素系農薬の回収率を比較し
た。100%回収するのにメタノールを混合しないとき
は二酸化炭素の密度は0.65g/mlでメタノールを混
合させたときは二酸化炭素の密度は0.35g/mlであ
った。
【0021】(実施例3)図4は本発明の実施例3の食
物洗浄装置の構成図である。
物洗浄装置の構成図である。
【0022】実施例1と異なる点は、水供給手段として
開閉弁3及び注水口5を設けた洗浄槽2と、前記洗浄槽
2に水流入出口7とポンプC6を設置した水流発生装置
18と、前記洗浄槽2の内部に設けた食物を収納する洗
浄用かご17と、前記洗浄用かご17を収納できる耐圧
容器8にしたところである。
開閉弁3及び注水口5を設けた洗浄槽2と、前記洗浄槽
2に水流入出口7とポンプC6を設置した水流発生装置
18と、前記洗浄槽2の内部に設けた食物を収納する洗
浄用かご17と、前記洗浄用かご17を収納できる耐圧
容器8にしたところである。
【0023】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
すると、食品を洗浄用かご17に入れ、水供給手段によ
り水を満たした洗浄槽2にセットする。ポンプC6を作
動させ洗浄槽2内に発生させた水流により、食物に物理
的に付着している土やゴミなどの汚染物質は機械的剥離
を受け除去される。一定時間経過後、食品を洗浄用かご
17に入れた状態で、耐圧容器8にセットし、超臨界流
体による洗浄を行う。
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
すると、食品を洗浄用かご17に入れ、水供給手段によ
り水を満たした洗浄槽2にセットする。ポンプC6を作
動させ洗浄槽2内に発生させた水流により、食物に物理
的に付着している土やゴミなどの汚染物質は機械的剥離
を受け除去される。一定時間経過後、食品を洗浄用かご
17に入れた状態で、耐圧容器8にセットし、超臨界流
体による洗浄を行う。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
食品洗浄装置によれば、次の効果が得られる。
食品洗浄装置によれば、次の効果が得られる。
【0025】(1)耐圧容器内で加圧により超臨界流体
状態となった洗浄溶媒は一定温度と圧力を保持すること
により密度を高め溶解力を強め、食品の表面に拡散し付
着している汚染物質、特に有機性の物質、例えば残留農
薬や食品添加物などの化学物質を溶解する。
状態となった洗浄溶媒は一定温度と圧力を保持すること
により密度を高め溶解力を強め、食品の表面に拡散し付
着している汚染物質、特に有機性の物質、例えば残留農
薬や食品添加物などの化学物質を溶解する。
【0026】(2)十分な汚染物質の溶解を完了した
後、洗浄溶媒は耐圧容器出口から溶媒圧力調整弁を通過
してトラップ部に放出され、急激な圧力低下により気化
し、汚染物質はトラップ部内の充填剤に捕集することに
より大気中に放出することなくまとめて廃棄することが
できる。
後、洗浄溶媒は耐圧容器出口から溶媒圧力調整弁を通過
してトラップ部に放出され、急激な圧力低下により気化
し、汚染物質はトラップ部内の充填剤に捕集することに
より大気中に放出することなくまとめて廃棄することが
できる。
【0027】(3)乾式洗浄であるため、乾物や畜産
肉、魚などの水洗により味覚が損なわれる、または水洗
することにより栄養分が溶出する恐れのある食品の洗浄
に適しており、安全な食品を提供することができる。
肉、魚などの水洗により味覚が損なわれる、または水洗
することにより栄養分が溶出する恐れのある食品の洗浄
に適しており、安全な食品を提供することができる。
【0028】(4)超臨界流体状態にするために耐圧容
器内を加圧する必要があるが、無極性溶媒を添加するこ
とにより、低温低圧力で十分な溶解力を高めた超臨界流
体が得ることができるため、温度、圧力の変化で味覚や
栄養素が損なわれるデリケートな食物の洗浄に適してお
り、安全な食品を提供することができる。
器内を加圧する必要があるが、無極性溶媒を添加するこ
とにより、低温低圧力で十分な溶解力を高めた超臨界流
体が得ることができるため、温度、圧力の変化で味覚や
栄養素が損なわれるデリケートな食物の洗浄に適してお
り、安全な食品を提供することができる。
【0029】(5)野菜などは土やゴミなどが付着して
いる場合があり、水流による洗浄を組み合わせることに
よって、物理的付着しているものの除去と、残留農薬や
食品添加物などの化学物質の化学的吸着の溶解ができる
ため、より安全な食品を提供することができる。
いる場合があり、水流による洗浄を組み合わせることに
よって、物理的付着しているものの除去と、残留農薬や
食品添加物などの化学物質の化学的吸着の溶解ができる
ため、より安全な食品を提供することができる。
【図1】本発明の実施例1の食物洗浄装置の構成図
【図2】同実施例1の食物洗浄装置による洗浄結果を示
すグラフ
すグラフ
【図3】本発明の実施例2の食物洗浄装置の構成図
【図4】本発明の実施例3の食物洗浄装置の構成図
【図5】従来の食物洗浄装置の構成図
2 洗浄槽 3 注水口 5 開閉弁 6 水流出入口 7 ポンプC 8 耐圧容器 11 洗浄溶媒供給源 12 ポンプA 13 溶媒圧力調整弁 14 トラップ部 15 無極性溶媒供給源 16 ポンプB 17 洗浄かご 18 水流発生装置
Claims (3)
- 【請求項1】食物を収納する耐圧容器と、前記耐圧容器
を加熱する加熱部と、前記加熱部を温度制御する制御部
と、洗浄溶媒供給源と、洗浄溶媒を臨界圧力以上に加圧
し前記耐圧容器に供給するポンプと、前記耐圧容器の出
口側に設けた溶媒圧力調整弁と、前記溶媒圧力調整弁に
より洗浄溶媒を気化させた後に食物の汚染成分を捕集す
るトラップ部を有する食物洗浄装置。 - 【請求項2】耐圧容器に無極性溶媒添加手段を設けた請
求項1記載の食物洗浄装置。 - 【請求項3】開閉弁及び注水口を設けた洗浄槽と、前記
洗浄槽に水流入出口とポンプを設置した水流発生装置
と、前記洗浄槽の内部に設けた食物を収納する洗浄用か
ごとを備え、前記耐圧容器は洗浄用かごを収納できる構
成とした請求項1または2記載の食物洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12542696A JPH09308474A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 食物洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12542696A JPH09308474A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 食物洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09308474A true JPH09308474A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14909814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12542696A Pending JPH09308474A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 食物洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09308474A (ja) |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP12542696A patent/JPH09308474A/ja active Pending
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