JPH09308431A - チョコレ−ト浸透クルトン - Google Patents
チョコレ−ト浸透クルトンInfo
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- JPH09308431A JPH09308431A JP8150386A JP15038696A JPH09308431A JP H09308431 A JPH09308431 A JP H09308431A JP 8150386 A JP8150386 A JP 8150386A JP 15038696 A JP15038696 A JP 15038696A JP H09308431 A JPH09308431 A JP H09308431A
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- chocolate
- croutons
- crouton
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、コンソメス−プ・ポタ−ジュス−
プなどの水系食品類のトッピング等として使用されるク
ルトン(食パンを小さな細目に切って乾燥したもの)の
改良に関する発明である。 【構成】 本発明は、クルトンとチョコレ−トを混合
し、減圧装置内に入れ(混合工程)、減圧装置内を減圧
し気泡を排出(減圧排出工程)させた後、常圧に戻し
(常圧工程)チョコレ−トを浸透させ(ミキシング工
程)振動ふるい機(振動ふるい工程)にかけ余分なチョ
コレ−トを除去し冷却固化(冷却固化工程)させること
により製造することを特徴とするチョコレ−ト浸透クル
トンの構成とした。
プなどの水系食品類のトッピング等として使用されるク
ルトン(食パンを小さな細目に切って乾燥したもの)の
改良に関する発明である。 【構成】 本発明は、クルトンとチョコレ−トを混合
し、減圧装置内に入れ(混合工程)、減圧装置内を減圧
し気泡を排出(減圧排出工程)させた後、常圧に戻し
(常圧工程)チョコレ−トを浸透させ(ミキシング工
程)振動ふるい機(振動ふるい工程)にかけ余分なチョ
コレ−トを除去し冷却固化(冷却固化工程)させること
により製造することを特徴とするチョコレ−ト浸透クル
トンの構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンソメス−プ・ポタ
−ジュス−プなどの水系食品類のトッピング等として使
用されるクルトン(食パンを小さな細目に切って乾燥し
たもの)の改良に関する発明である。
−ジュス−プなどの水系食品類のトッピング等として使
用されるクルトン(食パンを小さな細目に切って乾燥し
たもの)の改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来クルトンは、水系の食品(コンソメ
ス−プ・ポタ−ジュス−プ・アイスクリ−・ム−ス・パ
フェなど)に入れてカリカリした食感を楽しむためのも
のであり、この食感を長く保持させるために様々な方策
が考えられ実施されてきた。チョコレ−トをかけたクル
トンとするためには、チョコレ−トをクルトンにかける
か、又はクルトンに油脂をスプレ−していた。
ス−プ・ポタ−ジュス−プ・アイスクリ−・ム−ス・パ
フェなど)に入れてカリカリした食感を楽しむためのも
のであり、この食感を長く保持させるために様々な方策
が考えられ実施されてきた。チョコレ−トをかけたクル
トンとするためには、チョコレ−トをクルトンにかける
か、又はクルトンに油脂をスプレ−していた。
【0003】しかし、上記の様に油脂等をコ−ティング
したり、浸漬したりするだけでは完全な効果は期待でき
なかった。チョコレ−トをかけたクルトンとするために
はチョコレ−トをクルトンにエンロ−バ−やスプレ−で
コ−ティングするのが一般的であるが、クルトンに油脂
をスプレ−していたのでは、時間の経過とともに、クル
トンを浸透させる水系の食品に含まれている水分がクル
トン内部に侵入してしまうためクルトンが有するカリカ
リした食感が失なわれてしまうとの欠点があった。
したり、浸漬したりするだけでは完全な効果は期待でき
なかった。チョコレ−トをかけたクルトンとするために
はチョコレ−トをクルトンにエンロ−バ−やスプレ−で
コ−ティングするのが一般的であるが、クルトンに油脂
をスプレ−していたのでは、時間の経過とともに、クル
トンを浸透させる水系の食品に含まれている水分がクル
トン内部に侵入してしまうためクルトンが有するカリカ
リした食感が失なわれてしまうとの欠点があった。
【0004】そのために、クルトンにチョコレ−トをよ
り多くかけたり、油脂をより多くスプレ−していたため
に、素材が大きくなり過ぎるとともに、チョコレ−トが
多くかかると温度が上がった時(アイスは別)にチョコ
レ−トの被膜がくずれて溶け、互いに付着するとの欠点
があった。
り多くかけたり、油脂をより多くスプレ−していたため
に、素材が大きくなり過ぎるとともに、チョコレ−トが
多くかかると温度が上がった時(アイスは別)にチョコ
レ−トの被膜がくずれて溶け、互いに付着するとの欠点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、時間の経過
とともに、クルトンの内部にクルトンを浸透させた水系
食品素材の水分が侵入し難くすることにより、クルトン
が有するカリカリした食感が失なわれることがなく、カ
リカリとした食感を長期間に保持できるとともに素材が
大きくなることがないクルトン及び温度が上がった時
(アイスは別)にチョコレ−トの被膜が崩れて溶けるこ
とがなく、パン、バタ−クリ−ム、生クリ−ム、水入り
菓子素材、アイスクリ−ム等の水分が多い食品(叉は素
材)に混入したり、トッピング(上のせ)しても、クル
トンのカリカリという食感を長期間保持するチョコレ−
ト浸透クルトンを提供することを目的とする。
とともに、クルトンの内部にクルトンを浸透させた水系
食品素材の水分が侵入し難くすることにより、クルトン
が有するカリカリした食感が失なわれることがなく、カ
リカリとした食感を長期間に保持できるとともに素材が
大きくなることがないクルトン及び温度が上がった時
(アイスは別)にチョコレ−トの被膜が崩れて溶けるこ
とがなく、パン、バタ−クリ−ム、生クリ−ム、水入り
菓子素材、アイスクリ−ム等の水分が多い食品(叉は素
材)に混入したり、トッピング(上のせ)しても、クル
トンのカリカリという食感を長期間保持するチョコレ−
ト浸透クルトンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、クルトンとチ
ョコレ−トを減圧装置内に入れ混合(混合工程)した
後、前記減圧装置内を減圧し気泡を排出(減圧排出工
程)させた後、常圧に戻し(常圧工程)チョコレ−ト浸
透させ(ミキシング工程)、振動ふるい機(振動ふるい
工程)で余分なチョコレ−トを除去し、冷却固化(冷却
固化工程)させることにより製造することを特徴とする
チョコレ−ト浸透クルトンの構成とした。
ョコレ−トを減圧装置内に入れ混合(混合工程)した
後、前記減圧装置内を減圧し気泡を排出(減圧排出工
程)させた後、常圧に戻し(常圧工程)チョコレ−ト浸
透させ(ミキシング工程)、振動ふるい機(振動ふるい
工程)で余分なチョコレ−トを除去し、冷却固化(冷却
固化工程)させることにより製造することを特徴とする
チョコレ−ト浸透クルトンの構成とした。
【0007】
【実施例】次に、本発明であるチョコレ−ト浸透クルト
ン及びチョコレ−ト浸透クルトンの製造方法について図
面に基づいて詳細に説明する。
ン及びチョコレ−ト浸透クルトンの製造方法について図
面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明に使用されるクルトンの製
造工程を示した図である。先ず、本発明であるチョコレ
−ト浸透クルトンに使用するクルトンの原材料、規格等
について述べる。
造工程を示した図である。先ず、本発明であるチョコレ
−ト浸透クルトンに使用するクルトンの原材料、規格等
について述べる。
【0009】本発明であるチョコレ−ト浸透クルトンに
使用されるクルトンの原材料及びその規格をあげると下
記のものがある。ただし、クルトンはメ−カ−によりそ
の原材料及び規格等が異なるものであり、下記のクルト
ンは1つの例を示すにすぎず、下記のクルトンのみに限
定されるものではない。 クルトンの原材料 小麦粉 100に対し イ−スト 1 上白糖 4 コ−ンスタ−チ 20 油脂 2 食塩 0.7 水 70
使用されるクルトンの原材料及びその規格をあげると下
記のものがある。ただし、クルトンはメ−カ−によりそ
の原材料及び規格等が異なるものであり、下記のクルト
ンは1つの例を示すにすぎず、下記のクルトンのみに限
定されるものではない。 クルトンの原材料 小麦粉 100に対し イ−スト 1 上白糖 4 コ−ンスタ−チ 20 油脂 2 食塩 0.7 水 70
【0010】 食品素材規格書 (一般分析) 水 分 1.9% 蚕白質 11.4% 脂 質 2.7% 糖 質 82.6% 繊維質 0.2% 灰 分 1.2% エネルギー 401kcal (100g中) 添加物 ナシ 性状/外観 黄白色固体 形状 立方体(又は直方体) 香味 無臭 重量 0.090g(+−0.10g) 保存条件 常温
【0011】クルトンと他に同じ効果が得られるものに
は、クッキ−を砕いて製造されたクッキークランチ、ス
ポンジ生地の乾燥ダイス状のスポンジ乾燥品等もあり、
本発明にこのようなものを使用してもよい。
は、クッキ−を砕いて製造されたクッキークランチ、ス
ポンジ生地の乾燥ダイス状のスポンジ乾燥品等もあり、
本発明にこのようなものを使用してもよい。
【0012】次に、本発明であるチョコレ−ト浸透クル
トンに使用する「クルトン」の製造工程について述べ
る。クルトンには種類があり、その種類により製造工程
が異なり、クルトン製造工程に必ず必要な工程は、粉を
予め振るって、イ−ストを水にといて前処理1をし→本
練2→フロア−タイム3(イ−ストの発酵の第一段階
で、室温20℃の場合には20分〜40分、室温30℃
の場合には10分〜30分、箱やボ−ルに入れて床に置
いておく。)→分割4→第二発酵5(焼く前の発酵で、
温度は37℃で充分に発酵させます。食パンの場合は型
に入れ、菓子パンの場合は成形しておいてからの発酵に
なります。温度37℃〜39℃、湿度80%以上のとこ
ろで行う。)→蒸焼6→冷却7→スライス8→乾燥・焙
焼9→ふるい選別10等の工程である。
トンに使用する「クルトン」の製造工程について述べ
る。クルトンには種類があり、その種類により製造工程
が異なり、クルトン製造工程に必ず必要な工程は、粉を
予め振るって、イ−ストを水にといて前処理1をし→本
練2→フロア−タイム3(イ−ストの発酵の第一段階
で、室温20℃の場合には20分〜40分、室温30℃
の場合には10分〜30分、箱やボ−ルに入れて床に置
いておく。)→分割4→第二発酵5(焼く前の発酵で、
温度は37℃で充分に発酵させます。食パンの場合は型
に入れ、菓子パンの場合は成形しておいてからの発酵に
なります。温度37℃〜39℃、湿度80%以上のとこ
ろで行う。)→蒸焼6→冷却7→スライス8→乾燥・焙
焼9→ふるい選別10等の工程である。
【0013】クルトンには、オイルコ−ティングタイ
プ、無処理タイプ、無処理厳密選別タイプ等があ
り、各タイプにより製造工程が異なるものである。オ
イルコ−ティングタイプと無処理タイプの製造工程に
ついて説明する。
プ、無処理タイプ、無処理厳密選別タイプ等があ
り、各タイプにより製造工程が異なるものである。オ
イルコ−ティングタイプと無処理タイプの製造工程に
ついて説明する。
【0014】先ず、オイルコ−ティングタイプのクル
トンを製造する工程について述べる。前記工程により製
造されたクルトンをオイルコ−ティング11→選別コン
ベア−12→袋詰13→計量14→金属検出機 15→
箱詰16してオイルコーティングタイプのクルトンが製
造されるのである。
トンを製造する工程について述べる。前記工程により製
造されたクルトンをオイルコ−ティング11→選別コン
ベア−12→袋詰13→計量14→金属検出機 15→
箱詰16してオイルコーティングタイプのクルトンが製
造されるのである。
【0015】次に、無処理タイプのクルトンの製造工程
について述べる。この無処理タイプのクルトンは、先
ず、選別コンベア−17→袋詰18→計量19→金属検
出機20→箱詰21→箱開封22→手ふるい選別23→
袋詰24→計量25→シ−ル26→シ−ルチェック27
→箱詰28の工程により製造されるものである。
について述べる。この無処理タイプのクルトンは、先
ず、選別コンベア−17→袋詰18→計量19→金属検
出機20→箱詰21→箱開封22→手ふるい選別23→
袋詰24→計量25→シ−ル26→シ−ルチェック27
→箱詰28の工程により製造されるものである。
【0016】図2〜図4は、本発明であるチョコレ−ト
浸透クルトンの製造工程を示した図である。チョコレ−
トは製菓用チョコレ−トのうちトランス酸系代用脂を用
いたノ−テンパリンタイプ、マル準チョコレ−トを使用
する。ここで、本発明に使用されるチョコレ−トの製造
方法は従来の製造方法で製造されたものであり公知のチ
ョコレ−トを使用する。
浸透クルトンの製造工程を示した図である。チョコレ−
トは製菓用チョコレ−トのうちトランス酸系代用脂を用
いたノ−テンパリンタイプ、マル準チョコレ−トを使用
する。ここで、本発明に使用されるチョコレ−トの製造
方法は従来の製造方法で製造されたものであり公知のチ
ョコレ−トを使用する。
【0017】本発明であるチョコレ−ト浸透クルトンの
原材料の配合は以下の通りである。 砂糖 33 カカオマス 5 ココアパウダ−(油分23%) 7 全粉乳 15 脱脂粉乳 5 トランス酸系代用脂(MP36℃) 35 大豆レシチン 0.3 香料 0.03
原材料の配合は以下の通りである。 砂糖 33 カカオマス 5 ココアパウダ−(油分23%) 7 全粉乳 15 脱脂粉乳 5 トランス酸系代用脂(MP36℃) 35 大豆レシチン 0.3 香料 0.03
【0018】なお、使用チョコレ−トはこれに限らず、
ラウリン酸系代用脂を用いた洋生チョコレ−ト、アイス
用チョコ、油脂性菓子食品、本チョコと呼ばれているコ
コアバタ−、ココアバタ−類似代用脂を用いたテンパリ
ン型チョコレ−ト等を使用してもよい。
ラウリン酸系代用脂を用いた洋生チョコレ−ト、アイス
用チョコ、油脂性菓子食品、本チョコと呼ばれているコ
コアバタ−、ココアバタ−類似代用脂を用いたテンパリ
ン型チョコレ−ト等を使用してもよい。
【0019】しかしながら、本発明であるチョコレ−ト
浸透クルトンに使用するチョコレ−トの粘性は、350
POISE(B型粘度計ロ−タ−NO.4,12rpm)より低
い方がよい。なぜならば、クルトンの中まで入り易いか
らである。好ましくは、125POISE(B型粘度計ロ−タ
−NO.4,12rpm)以下のものが良い。
浸透クルトンに使用するチョコレ−トの粘性は、350
POISE(B型粘度計ロ−タ−NO.4,12rpm)より低
い方がよい。なぜならば、クルトンの中まで入り易いか
らである。好ましくは、125POISE(B型粘度計ロ−タ
−NO.4,12rpm)以下のものが良い。
【0020】以下に本発明であるチョコレ−ト浸透クル
トンの製造方法について説明する。先ず、図2に示す製
造例について説明する。チョコレ−トと混合してもチョ
コレ−トが固まらない温度(チョコレ−トと同温が良
い)に調整したクルトン29を60gと53、8℃のチ
ョコレ−ト30を600gを一般的な減圧装置31(バ
ッチ式真空脱気装置でもよい。)内に入れ攪拌混合する
(混合工程)。
トンの製造方法について説明する。先ず、図2に示す製
造例について説明する。チョコレ−トと混合してもチョ
コレ−トが固まらない温度(チョコレ−トと同温が良
い)に調整したクルトン29を60gと53、8℃のチ
ョコレ−ト30を600gを一般的な減圧装置31(バ
ッチ式真空脱気装置でもよい。)内に入れ攪拌混合する
(混合工程)。
【0021】このように、減圧装置31内で混合するた
めに入れた状態では、クルトン29の内部までチョコレ
−ト30は浸透せず、クルトン29はチョコレ−ト30
上層に半ば浮かんだ状態である。
めに入れた状態では、クルトン29の内部までチョコレ
−ト30は浸透せず、クルトン29はチョコレ−ト30
上層に半ば浮かんだ状態である。
【0022】その後、減圧装置31を密閉し、減圧ポン
プ32を駆動させて減圧する。真空度が10mmHg〜4mm
Hgで10分〜15分かけてチョコレ−ト30中の気泡
及びクルトン29内部の気泡を膨張させ大きな気泡が発
生する(減圧排出工程)。
プ32を駆動させて減圧する。真空度が10mmHg〜4mm
Hgで10分〜15分かけてチョコレ−ト30中の気泡
及びクルトン29内部の気泡を膨張させ大きな気泡が発
生する(減圧排出工程)。
【0023】これら多数の気泡が減圧中にチョコレ−ト
30表面に浮かび上がりはじけて消える。気泡の出方が
少なくなったら常圧33に戻し(常圧工程)、チョコレ
−ト30をクルトン30内部に浸透させる。そして、ミ
キシング34する(ミキシング工程)。
30表面に浮かび上がりはじけて消える。気泡の出方が
少なくなったら常圧33に戻し(常圧工程)、チョコレ
−ト30をクルトン30内部に浸透させる。そして、ミ
キシング34する(ミキシング工程)。
【0024】ミキシング34した後、クルトン29に浸
透しなかった余分なチョコレ−ト30を振動ふるい機3
5にかけ(振動ふるい工程)て除去し、除去された除去
チョコレ−ト30aは受け槽36内に入れ、クルトン2
9に付着しないようにしながら冷却固化35し(冷却固
化工程)、製品として出荷する。
透しなかった余分なチョコレ−ト30を振動ふるい機3
5にかけ(振動ふるい工程)て除去し、除去された除去
チョコレ−ト30aは受け槽36内に入れ、クルトン2
9に付着しないようにしながら冷却固化35し(冷却固
化工程)、製品として出荷する。
【0025】次に、図3に示す製造例について説明す
る。本例は、本発明であるチョコレ−ト浸透クルトンの
製造工程の他の実施例を示した図であり、網31aを使
用してチョコレ−ト30をクルトン29に混入し浸透さ
せる方法により製造するものである。この方法は、短時
間でチョコレ−ト30をクルトン29に浸透させ混入さ
せることができる。
る。本例は、本発明であるチョコレ−ト浸透クルトンの
製造工程の他の実施例を示した図であり、網31aを使
用してチョコレ−ト30をクルトン29に混入し浸透さ
せる方法により製造するものである。この方法は、短時
間でチョコレ−ト30をクルトン29に浸透させ混入さ
せることができる。
【0026】まず、減圧装置31内にクルトン29とチ
ョコレ−ト30を入れるとともに、チョコレ−ト30の
表面にクルトン29が浮上しないように、浮上している
クルトン29を覆うように網31aをかける。
ョコレ−ト30を入れるとともに、チョコレ−ト30の
表面にクルトン29が浮上しないように、浮上している
クルトン29を覆うように網31aをかける。
【0027】網31aをかけたままで、減圧装置31内
を減圧ポンプ32を駆動させて減圧する。真空度が10
mmHg〜4mmHgで10分〜15分かけてチョコレ−ト3
0中の気泡及びクルトン29内部の気泡を膨張させ大き
な気泡が発生する。
を減圧ポンプ32を駆動させて減圧する。真空度が10
mmHg〜4mmHgで10分〜15分かけてチョコレ−ト3
0中の気泡及びクルトン29内部の気泡を膨張させ大き
な気泡が発生する。
【0028】これら多数の気泡が減圧中にチョコレ−ト
30表面に浮かび上がりはじけて消える。気泡の出方が
少なくなったら常圧33に戻し、チョコレ−ト30をク
ルトン30内部に浸透させる。そして、ミキシング34
する。
30表面に浮かび上がりはじけて消える。気泡の出方が
少なくなったら常圧33に戻し、チョコレ−ト30をク
ルトン30内部に浸透させる。そして、ミキシング34
する。
【0029】ミキシング34した後、クルトン29に浸
透しなかった余分なチョコレ−ト30を振動ふるい機3
5にかけて除去し、除去された除去チョコレ−ト30a
は受け槽36内に入れ、クルトン29に付着しないよう
にしながら冷却固化35し、製品として出荷する。
透しなかった余分なチョコレ−ト30を振動ふるい機3
5にかけて除去し、除去された除去チョコレ−ト30a
は受け槽36内に入れ、クルトン29に付着しないよう
にしながら冷却固化35し、製品として出荷する。
【0030】最後に、図4に示す製造例について説明す
る。この製造例は、図2に示した製造例中の減圧する工
程、減圧下で気泡を排出する工程及びミキシングの工程
を繰り返すことによりチョコレ−ト浸透クルトンを製造
する製造例である。
る。この製造例は、図2に示した製造例中の減圧する工
程、減圧下で気泡を排出する工程及びミキシングの工程
を繰り返すことによりチョコレ−ト浸透クルトンを製造
する製造例である。
【0031】以上は、チョコレ−トをクルトンに浸透さ
せたものとして述べたが、チョコレ−トのみに限定され
るものではなく、チョコレ−トの代わりに油脂性菓子素
材を用いて上記の工程によりクルトンに浸透させてもよ
い。
せたものとして述べたが、チョコレ−トのみに限定され
るものではなく、チョコレ−トの代わりに油脂性菓子素
材を用いて上記の工程によりクルトンに浸透させてもよ
い。
【0032】ここで、油脂性菓子素材とは、チョコレ−
ト用油脂を用いたチ−ズクリ−ム、フル−ツクリ−ム等
をいう。
ト用油脂を用いたチ−ズクリ−ム、フル−ツクリ−ム等
をいう。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成で
あるから、時間の経過とともにクルトンを混合した水系
食品素材の水分がクルトン内部に侵入しないため、クル
トンが有するカリカリした食感が失なわれることがない
とともに、素材の水の膨潤による肥大化することがな
く、温度が上がった時にチョコレ−トの被膜が崩れて溶
けることがない。また、パン、バタ−クリ−ム、生クリ
−ム、水入り菓子素材、アイスクリ−ム等の水分が多い
食品(叉は素材)に混入したり、トッピング、(上の
せ)してもクルトンのカリカリという食感が失われるこ
とがない。以下ににその比較した表を示す。 クルトン、チョコレ−トコ−ティングクルトン及び本
発明であるチョコレ−ト浸透クルトンをホイップクリ−
ムへの混入した場合の「カリカリとする食感」の比較を
表で表わすと以下のようになる。 時間 0 6 12 24 48 72 96 120 クルトン ○ × ×× × − − − − チョココ-ティンク゛ クルトン ○ ○ ○ ○ △ × − − 本発明クルトン ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △× (○はカリカリ感有り △はカリカリ感弱い ×はカリカリ感全く無し) クルトン、チョコレ−トコ−ティングクルトン及び本
発明であるチョコレ−ト浸透クルトンをアイスクリ−ム
へ混入した場合の「カリカリとした食感」の比較を表で
表わすと以下のようになる。 日数 0 10 30 40 50 60 90 120 クルトン ○ × × − − − − − チョココ-ティンク゛ クルトン ○ ○ ○ △ △ △ × × 本発明クルトン ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (○はカリカリ感有り △はカリカリ感弱い ×はカリカリ感全く無し)
あるから、時間の経過とともにクルトンを混合した水系
食品素材の水分がクルトン内部に侵入しないため、クル
トンが有するカリカリした食感が失なわれることがない
とともに、素材の水の膨潤による肥大化することがな
く、温度が上がった時にチョコレ−トの被膜が崩れて溶
けることがない。また、パン、バタ−クリ−ム、生クリ
−ム、水入り菓子素材、アイスクリ−ム等の水分が多い
食品(叉は素材)に混入したり、トッピング、(上の
せ)してもクルトンのカリカリという食感が失われるこ
とがない。以下ににその比較した表を示す。 クルトン、チョコレ−トコ−ティングクルトン及び本
発明であるチョコレ−ト浸透クルトンをホイップクリ−
ムへの混入した場合の「カリカリとする食感」の比較を
表で表わすと以下のようになる。 時間 0 6 12 24 48 72 96 120 クルトン ○ × ×× × − − − − チョココ-ティンク゛ クルトン ○ ○ ○ ○ △ × − − 本発明クルトン ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △× (○はカリカリ感有り △はカリカリ感弱い ×はカリカリ感全く無し) クルトン、チョコレ−トコ−ティングクルトン及び本
発明であるチョコレ−ト浸透クルトンをアイスクリ−ム
へ混入した場合の「カリカリとした食感」の比較を表で
表わすと以下のようになる。 日数 0 10 30 40 50 60 90 120 クルトン ○ × × − − − − − チョココ-ティンク゛ クルトン ○ ○ ○ △ △ △ × × 本発明クルトン ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (○はカリカリ感有り △はカリカリ感弱い ×はカリカリ感全く無し)
【図1】本発明に使用されるクルトンの製造工程を示し
た図である。
た図である。
【図2】本発明に使用されるクルトンの製造工程を示し
た図である。
た図である。
【図3】本発明であるチョコレ−ト浸透クルトンの製造
工程の他の実施例を示した図である。
工程の他の実施例を示した図である。
【図4】本発明であるチョコレ−ト浸透クルトンの製造
工程の他の実施例を示した図である。
工程の他の実施例を示した図である。
1 前処理 2 本練 3 フロア−タイム 4 分割 5 第二発酵 6 蒸焼 7 冷却 8 スライス 9 乾燥・焙焼 10 ふるい選別 11 オイルコ−ティング 12 選別コンベア− 13 袋詰 14 計量 15 金属検出機 16 箱詰 17 適別コンベア− 18 袋詰 19 計量 20 金属検出機 21 箱詰 22 箱開封 23 手ふるい選別 24 袋詰 25 計量 26 シ−ル 27 シ−ルチェック 28 箱詰 29 クルトン 30 チョコレ−ト 30a 除去チョコレ−ト 31 減圧装置 31a 網 32 減圧ポンプ 33 常圧 34 ミキシング 35 振動ふるい機 36 受け槽 37 冷却固化 38 製品
Claims (3)
- 【請求項1】 クルトンとチョコレ−トを混合し、減圧
装置内に入れ(混合工程)、減圧装置内を減圧し気泡を
排出(減圧排出工程)させた後、常圧に戻し(常圧工
程)チョコレ−トを浸透させ(ミキシング工程)振動ふ
るい機(振動ふるい工程)にかけ余分なチョコレ−トを
除去し冷却固化(冷却固化工程)させることにより製造
することを特徴とするチョコレ−ト浸透クルトン。 - 【請求項2】 混合工程、減圧工程、及び常圧工程に網
を使用することにより製造されたることを特徴とする請
求項1記載のチョコレ−ト浸透クルトン。 - 【請求項3】減圧排出工程、常圧工程及びミキシング工
程を繰り返すことにより製造することを特徴とする請求
項1記載のチョコレ−ト浸透クルトン。
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---|---|---|---|
JP8150386A JP3008261B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | チョコレート浸透クルトン |
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JP8150386A Expired - Fee Related JP3008261B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | チョコレート浸透クルトン |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2013042665A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Riken Vitamin Co Ltd | 多孔性食品素材に油脂性食品素材を含浸させた複合食品の製造方法 |
KR20130081210A (ko) | 2010-03-31 | 2013-07-16 | 가부시키가이샤 메이지 | 화이트 초콜릿 함침 식품 및 그의 제조 방법 |
CN103561583A (zh) * | 2011-05-25 | 2014-02-05 | 株式会社明治 | 含浸膨化食品及其制造方法 |
WO2018168975A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | 株式会社明治 | 含浸複合油脂性菓子の製造方法 |
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-
1996
- 1996-05-22 JP JP8150386A patent/JP3008261B2/ja not_active Expired - Fee Related
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