JPH09308164A - モ−ルドモ−タ - Google Patents
モ−ルドモ−タInfo
- Publication number
- JPH09308164A JPH09308164A JP14996596A JP14996596A JPH09308164A JP H09308164 A JPH09308164 A JP H09308164A JP 14996596 A JP14996596 A JP 14996596A JP 14996596 A JP14996596 A JP 14996596A JP H09308164 A JPH09308164 A JP H09308164A
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- JP
- Japan
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- lead
- lead wire
- bush
- groove
- wire
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】モ−タのコイル口出し線と接続するリ−ド線を
挿通して固定するリ−ドブッシュの組み付け作業の向上
を図る。 【解決手段】コイル4の口出し線とリ−ド線5の接続部
を筒状体6に差込み、この筒状体をステ−タコア2のス
ロットに埋設するとともに、二分割形成されるステ−タ
コアに設けたインシュレ−タ3の対向面に凹凸を形成す
る一方、この凹凸に合致するように上記リ−ド線5を固
定するリ−ドブッシュ7に一体に設けた支持体8と嵌合
させて固定するとともに、リ−ドブッシュ7よりリ−ド
線5を外部に引出す。
挿通して固定するリ−ドブッシュの組み付け作業の向上
を図る。 【解決手段】コイル4の口出し線とリ−ド線5の接続部
を筒状体6に差込み、この筒状体をステ−タコア2のス
ロットに埋設するとともに、二分割形成されるステ−タ
コアに設けたインシュレ−タ3の対向面に凹凸を形成す
る一方、この凹凸に合致するように上記リ−ド線5を固
定するリ−ドブッシュ7に一体に設けた支持体8と嵌合
させて固定するとともに、リ−ドブッシュ7よりリ−ド
線5を外部に引出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモ−ルドモ−タの構
造に関し、特にコイルの口出し線と接続する電源用リ−
ド線の保持構造に関するものである。
造に関し、特にコイルの口出し線と接続する電源用リ−
ド線の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモ−ルドモ−タは図2の様に、予
め二つに分割形成された略円弧状のステ−タコア2にイ
ンシュレ−タ3を装設して各々トロイダル状にコイル4
を巻装し、これを溶接等によって環状に組合せた後、そ
の外側を覆う様に合成樹脂等の絶縁素材により一体的に
インサ−ト成形することによって筒状のステ−タ1が構
成されていた。このステ−タコア2の組立にあたり、上
記コイル4の口出し線と電源用リ−ド線5との接続部は
筒状体6に差込むことにより保持されるとともに絶縁処
理されて、この筒状体6はステ−タコア2のスロットに
埋設されて保持固定されるとともに、前記リ−ド線5は
コイルエンドの上に載せた形で配置されるとともに、こ
のリ−ド5は、このリ−ド線を固定するリ−ドブッシュ
7に挿通して固定する様にしていた。
め二つに分割形成された略円弧状のステ−タコア2にイ
ンシュレ−タ3を装設して各々トロイダル状にコイル4
を巻装し、これを溶接等によって環状に組合せた後、そ
の外側を覆う様に合成樹脂等の絶縁素材により一体的に
インサ−ト成形することによって筒状のステ−タ1が構
成されていた。このステ−タコア2の組立にあたり、上
記コイル4の口出し線と電源用リ−ド線5との接続部は
筒状体6に差込むことにより保持されるとともに絶縁処
理されて、この筒状体6はステ−タコア2のスロットに
埋設されて保持固定されるとともに、前記リ−ド線5は
コイルエンドの上に載せた形で配置されるとともに、こ
のリ−ド5は、このリ−ド線を固定するリ−ドブッシュ
7に挿通して固定する様にしていた。
【0003】しかしながら、上記従来の構造によると、
図2の様に絶縁素材によるインサ−ト成形を行なう場合
に、リ−ドブッシュが確実に固定されていないため、成
形時の樹脂の圧力によりリ−ドブッシュがずれて金型と
の間に隙間を生じ、樹脂が隙間に流れ込んで型離れを悪
くして成型の作業性を阻害したり、またリ−ドブッシュ
がずれることにより固定子からのリ−ド線が引っ張られ
たり、または、たるんだりして、リ−ド線の断線等の事
故を生じていた。また、リ−ドブッシュの位置が一定せ
ず寸法確保が難しかった。
図2の様に絶縁素材によるインサ−ト成形を行なう場合
に、リ−ドブッシュが確実に固定されていないため、成
形時の樹脂の圧力によりリ−ドブッシュがずれて金型と
の間に隙間を生じ、樹脂が隙間に流れ込んで型離れを悪
くして成型の作業性を阻害したり、またリ−ドブッシュ
がずれることにより固定子からのリ−ド線が引っ張られ
たり、または、たるんだりして、リ−ド線の断線等の事
故を生じていた。また、リ−ドブッシュの位置が一定せ
ず寸法確保が難しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の欠
点に鑑み発明されたものであって、特にモ−ルドモ−タ
のリ−ド線の品質確保を図るために、ステ−タの組立の
際に、モ−タのコイル口出し線とリ−ド線の接続部の処
理を簡素化するとともに、リ−ド線の引き回しを安定に
保持するためにインシュレ−タの対向面の隙間に形成さ
れた凹凸にリ−ドブッシュを保持し、このリ−ドブッシ
ュにてリ−ド線を固定する構造を提供しようとするもの
である。
点に鑑み発明されたものであって、特にモ−ルドモ−タ
のリ−ド線の品質確保を図るために、ステ−タの組立の
際に、モ−タのコイル口出し線とリ−ド線の接続部の処
理を簡素化するとともに、リ−ド線の引き回しを安定に
保持するためにインシュレ−タの対向面の隙間に形成さ
れた凹凸にリ−ドブッシュを保持し、このリ−ドブッシ
ュにてリ−ド線を固定する構造を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段としては、二つに分割形成されたステ
−タコアに各々インシュレ−タを介してトロイダル状に
コイルを巻装し、これを環状に組合せて外周を合成樹脂
等の絶縁素材により一体形成してなるモ−ルドモ−タに
おいて、コイルの口出し線とリ−ド線の接続部を筒状体
に差込み、この筒状体をステ−タコアのスロツトに埋設
するとともに、上記二分割形成されるステ−タコアのイ
ンシュレ−タの対向面に凹凸を形成する一方、この凹凸
に合致するように上記リ−ド線を固定するリ−ドブッシ
ュに一体に設けた支持体と嵌合させて固定するととも
に、リ−ドブッシュよりリ−ド線を外部に引出す。
めの本発明の手段としては、二つに分割形成されたステ
−タコアに各々インシュレ−タを介してトロイダル状に
コイルを巻装し、これを環状に組合せて外周を合成樹脂
等の絶縁素材により一体形成してなるモ−ルドモ−タに
おいて、コイルの口出し線とリ−ド線の接続部を筒状体
に差込み、この筒状体をステ−タコアのスロツトに埋設
するとともに、上記二分割形成されるステ−タコアのイ
ンシュレ−タの対向面に凹凸を形成する一方、この凹凸
に合致するように上記リ−ド線を固定するリ−ドブッシ
ュに一体に設けた支持体と嵌合させて固定するととも
に、リ−ドブッシュよりリ−ド線を外部に引出す。
【0006】
【発明の実施の形態】以上の様な構成により、上記二つ
割のステ−タコアを筒状に組合せると、上記インシュレ
−タの対向面に形成された凹凸が形成される。この凹凸
を利用して上記リ−ド線は同コイルの上に載せて、上記
リ−ドブッシュのリ−ド線固定用溝を通してモ−ルドの
外部に引出すことができる。この様に組立られたステ−
タコアの周囲には上記リ−ド線に支障なく絶縁素材によ
り一体的にインサ−ト成形することができる。
割のステ−タコアを筒状に組合せると、上記インシュレ
−タの対向面に形成された凹凸が形成される。この凹凸
を利用して上記リ−ド線は同コイルの上に載せて、上記
リ−ドブッシュのリ−ド線固定用溝を通してモ−ルドの
外部に引出すことができる。この様に組立られたステ−
タコアの周囲には上記リ−ド線に支障なく絶縁素材によ
り一体的にインサ−ト成形することができる。
【0007】なお、コイルの口出し線とリ−ド線との接
続部はステ−タコアのスロットに対応して形成した複数
の筒状体内に各々差込むことにより保持されるとともに
絶縁処理され、上記ステ−タコアのスロットに埋設さ
れ、また、各リ−ド線はリ−ドブッシュのリ−ド線固定
用溝に各々挿通して保持固定される。
続部はステ−タコアのスロットに対応して形成した複数
の筒状体内に各々差込むことにより保持されるとともに
絶縁処理され、上記ステ−タコアのスロットに埋設さ
れ、また、各リ−ド線はリ−ドブッシュのリ−ド線固定
用溝に各々挿通して保持固定される。
【0008】なお、リ−ド線を固定するリ−ドブッシュ
は互いに重合される一対のブッシュ片からなり、このブ
ッシュ片の各々の重合面にはリ−ド線を挟持するリ−ド
線外径より狭い巾の円形のリ−ド線固定用溝を設ける。
は互いに重合される一対のブッシュ片からなり、このブ
ッシュ片の各々の重合面にはリ−ド線を挟持するリ−ド
線外径より狭い巾の円形のリ−ド線固定用溝を設ける。
【0009】または、このブッシュ片の各々の重合面に
はリ−ド線を挟持する円形のリ−ド線固定用溝が他方の
ブッシュ片とは深さを異ならせて形成する。
はリ−ド線を挟持する円形のリ−ド線固定用溝が他方の
ブッシュ片とは深さを異ならせて形成する。
【0010】上記それぞれのリ−ドブッシュを構成する
一方のブッシュ片の重合面に貫通孔が形成され、他方の
ブッシュ片の重合面には貫通孔の深さより短く形成され
てこの貫通孔に嵌合する突起を形成する。
一方のブッシュ片の重合面に貫通孔が形成され、他方の
ブッシュ片の重合面には貫通孔の深さより短く形成され
てこの貫通孔に嵌合する突起を形成する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるステ−タに
リ−ドブッシュを取り付けた状態の平面図である。以下
図に示す一実施例について本発明を説明すると、1はス
テ−タであって、同ステ−タ1は二つに分割形成された
略円弧状のステ−タコア2に各々インシュレ−タ3が装
設され、その各溝部にはトロイダル状にコイル4が巻装
された後、これらのステ−タコア2は溶接等によって環
状に組合され、これらの周囲には合成樹脂等の絶縁素材
によってインサ−ト成型することにより、一体的に構成
されている。
リ−ドブッシュを取り付けた状態の平面図である。以下
図に示す一実施例について本発明を説明すると、1はス
テ−タであって、同ステ−タ1は二つに分割形成された
略円弧状のステ−タコア2に各々インシュレ−タ3が装
設され、その各溝部にはトロイダル状にコイル4が巻装
された後、これらのステ−タコア2は溶接等によって環
状に組合され、これらの周囲には合成樹脂等の絶縁素材
によってインサ−ト成型することにより、一体的に構成
されている。
【0012】なお、コイル4の口出し線と電源側に接続
されるリ−ド線5との接続部は絶縁素材によって形成さ
れる筒状体6に挿通して絶縁処理されステ−タコア2の
スロットに埋設され、また、各リ−ド線はリ−ド線を固
定するリ−ドブッシュ7に挿通して引出す。
されるリ−ド線5との接続部は絶縁素材によって形成さ
れる筒状体6に挿通して絶縁処理されステ−タコア2の
スロットに埋設され、また、各リ−ド線はリ−ド線を固
定するリ−ドブッシュ7に挿通して引出す。
【0013】かかるステ−タ1の組立にあたり、上記二
分割形成されるステ−タコア2のインシュレ−タ3の対
向面には予め、凹凸を形成する一方、この凹凸に合致さ
せるようにリ−ドブッシュ7に一体に形成した支持体8
に備えた凸凹に合致させて保持するとともにリ−ド線5
をリ−ドブッシュ7のリ−ド線固定用溝を通して外部に
引出す。なお、このリ−ド線5は、このリ−ド線を固定
する合成樹脂製のリ−ドブッシュ7によって後述する樹
脂成形時に生ずる熱や圧力から保護され、或いは合成樹
脂との密着性が向上するように配慮されている。
分割形成されるステ−タコア2のインシュレ−タ3の対
向面には予め、凹凸を形成する一方、この凹凸に合致さ
せるようにリ−ドブッシュ7に一体に形成した支持体8
に備えた凸凹に合致させて保持するとともにリ−ド線5
をリ−ドブッシュ7のリ−ド線固定用溝を通して外部に
引出す。なお、このリ−ド線5は、このリ−ド線を固定
する合成樹脂製のリ−ドブッシュ7によって後述する樹
脂成形時に生ずる熱や圧力から保護され、或いは合成樹
脂との密着性が向上するように配慮されている。
【0014】前記リ−ドブッシュ7は、互いに重合され
る一対のブッシュ片からなり、このブッシュ片の各々の
重合面には前記複数のリ−ド線5に対応して、リ−ド線
外径よりも狭い巾で形成したリ−ド線固定用溝に、リ−
ド線を挟んで固定する。またはこのブッシュ片の各々の
重合面に複数のリ−ド線5に対応して、深さが異なる複
数のリ−ド線固定用溝が形成されている。即ち、ブッシ
ュの上側となるブッシュ片の溝は断面形状が半真円形
(180度)より小さく形成されている一方、ブッシュ
の下側となるブッシュ片の溝は断面形状が半真円形(1
80度)より大きく形成されている。これによって、上
側の溝の深さは浅く、下側の溝の深さは深くなってい
る。
る一対のブッシュ片からなり、このブッシュ片の各々の
重合面には前記複数のリ−ド線5に対応して、リ−ド線
外径よりも狭い巾で形成したリ−ド線固定用溝に、リ−
ド線を挟んで固定する。またはこのブッシュ片の各々の
重合面に複数のリ−ド線5に対応して、深さが異なる複
数のリ−ド線固定用溝が形成されている。即ち、ブッシ
ュの上側となるブッシュ片の溝は断面形状が半真円形
(180度)より小さく形成されている一方、ブッシュ
の下側となるブッシュ片の溝は断面形状が半真円形(1
80度)より大きく形成されている。これによって、上
側の溝の深さは浅く、下側の溝の深さは深くなってい
る。
【0015】また、ブッシュ片の重合面には4つの貫通
孔9が形成され、他方のブッシュ片の重合面には前記貫
通孔の深さより短く形成されてこの貫通孔に嵌合する長
さの4つの突起10が形成されている。そして、この上
側と下側に設けられた複数の溝によってリ−ドブッシュ
7はリ−ド線5を挟持する一方、コイル4を巻装したス
テ−タコア2の樹脂成形固化と同時にリ−ドブッシュ本
体の半分程度が一体に樹脂に埋設されステ−タに固定さ
れる。
孔9が形成され、他方のブッシュ片の重合面には前記貫
通孔の深さより短く形成されてこの貫通孔に嵌合する長
さの4つの突起10が形成されている。そして、この上
側と下側に設けられた複数の溝によってリ−ドブッシュ
7はリ−ド線5を挟持する一方、コイル4を巻装したス
テ−タコア2の樹脂成形固化と同時にリ−ドブッシュ本
体の半分程度が一体に樹脂に埋設されステ−タに固定さ
れる。
【0016】この様に構成されたモ−ルドモ−タにおい
て、リ−ド線固定用溝の巾をリ−ド線外径よりも狭い巾
に形成するか、または、リ−ドブッシュの下側となるブ
ッシュ片の溝を断面形状が半真円形より大きくし、その
深さが深く形成されているため、この溝でリ−ド線5を
確実に保持することができ、ブッシュ片同志を重合する
際に、その溝内にリ−ド線5を確実に位置決めしておく
ことができる。この結果、簡単な構造により、組み付け
作業性を向上されることができる。
て、リ−ド線固定用溝の巾をリ−ド線外径よりも狭い巾
に形成するか、または、リ−ドブッシュの下側となるブ
ッシュ片の溝を断面形状が半真円形より大きくし、その
深さが深く形成されているため、この溝でリ−ド線5を
確実に保持することができ、ブッシュ片同志を重合する
際に、その溝内にリ−ド線5を確実に位置決めしておく
ことができる。この結果、簡単な構造により、組み付け
作業性を向上されることができる。
【0017】また、一方のブッシュ片の溝の深さを深く
する構造の場合、深さを深く形成された溝は断面形状が
真半円より大きい円弧形状となるため、この円弧の両端
に突き出た縁部にてリ−ド線5を確実に保持しておくこ
とができるのである。但し、溝は必ずしも真半円より大
きく形成する必要はなく、例えば半長円形の如く単に深
さを真半円より深く形成するだけでも同様の作業は得ら
れる。
する構造の場合、深さを深く形成された溝は断面形状が
真半円より大きい円弧形状となるため、この円弧の両端
に突き出た縁部にてリ−ド線5を確実に保持しておくこ
とができるのである。但し、溝は必ずしも真半円より大
きく形成する必要はなく、例えば半長円形の如く単に深
さを真半円より深く形成するだけでも同様の作業は得ら
れる。
【0018】また、ブッシュ片の重合面には4つの貫通
孔9が形成され、他方のブッシュ片の重合面には前記貫
通孔の深さより短く形成されてこの貫通孔に嵌合する長
さの4つの突起10が形成されているため、両ブッシュ
を嵌合した状態では貫通孔の一部が空洞のまま残る。こ
の空洞にはステ−タ1の樹脂成形時に樹脂が進入して固
化するため、両ブッシュ片の結合力及びブッシュ自体の
固定は一層強力となり、リ−ドブッシュ7がステ−タ1
に強固に固定される。従って、モ−ルドモ−タの使用後
の振動や経年変化によってもリ−ド線5がリ−ドブッシ
ュ7から外れたりすることは殆どなく、また、リ−ドブ
ッシュ7がステ−タ1から脱落したりすることはなく、
耐久性並びに信頼性に優れたモ−ルドモ−タを得ること
ができる。
孔9が形成され、他方のブッシュ片の重合面には前記貫
通孔の深さより短く形成されてこの貫通孔に嵌合する長
さの4つの突起10が形成されているため、両ブッシュ
を嵌合した状態では貫通孔の一部が空洞のまま残る。こ
の空洞にはステ−タ1の樹脂成形時に樹脂が進入して固
化するため、両ブッシュ片の結合力及びブッシュ自体の
固定は一層強力となり、リ−ドブッシュ7がステ−タ1
に強固に固定される。従って、モ−ルドモ−タの使用後
の振動や経年変化によってもリ−ド線5がリ−ドブッシ
ュ7から外れたりすることは殆どなく、また、リ−ドブ
ッシュ7がステ−タ1から脱落したりすることはなく、
耐久性並びに信頼性に優れたモ−ルドモ−タを得ること
ができる。
【0019】
【発明の効果】以上の様に二分割形成されるステ−タコ
アのインシュレ−タの対向面に凹凸を形成し、この凹凸
に嵌合させてリ−ドブッシュの支持体を固定する構成に
することによって、品質的トラブルの発生をもたらすこ
となく、リ−ド線はリ−ドブッシュの溝を通り引出すこ
とができる。これによつて、組立を簡素化することがで
きる。
アのインシュレ−タの対向面に凹凸を形成し、この凹凸
に嵌合させてリ−ドブッシュの支持体を固定する構成に
することによって、品質的トラブルの発生をもたらすこ
となく、リ−ド線はリ−ドブッシュの溝を通り引出すこ
とができる。これによつて、組立を簡素化することがで
きる。
【0020】また、ブッシュ片の各々の重合面にリ−ド
線を挟持する円形溝がリ−ド線外径よりも狭い巾で形成
し、リ−ド線を保持するか、または、他方のブッシュ片
とは深さを異ならせて形成し、その溝の深さを深く形成
したブッシュ片の溝にリ−ド線を保持する構成にする。
各々の場合ともリ−ド線を簡単、且つ、確実に位置決め
保持させることができる。従って、係る簡単な構成によ
り、リ−ドブッシュの組み付け作業性を著しく向上させ
ることができる。
線を挟持する円形溝がリ−ド線外径よりも狭い巾で形成
し、リ−ド線を保持するか、または、他方のブッシュ片
とは深さを異ならせて形成し、その溝の深さを深く形成
したブッシュ片の溝にリ−ド線を保持する構成にする。
各々の場合ともリ−ド線を簡単、且つ、確実に位置決め
保持させることができる。従って、係る簡単な構成によ
り、リ−ドブッシュの組み付け作業性を著しく向上させ
ることができる。
【0021】また、上記に加えて両ブッシュ片を重ね合
わせて結合した場合に、貫通孔の一部は突起が入り込ま
ずに空洞のまま残されることとなり、ステ−タのモ−ル
ド時に、前記貫通孔の空洞部分に合成樹脂が流入して固
化する。このため、空洞部分に流入した合成樹脂によっ
て両ブッシュ片の結合力及び合成樹脂とリ−ドブッシュ
との結合力が高まるので、モ−ルドモ−タの使用後の振
動や経年変化によってもリ−ド線がリ−ドブッシュから
外れたり、リ−ドブッシュがステ−タから脱落すること
が無くなり、耐久性並びに信頼性に優れたモ−ルドモ−
タを得ることができる。
わせて結合した場合に、貫通孔の一部は突起が入り込ま
ずに空洞のまま残されることとなり、ステ−タのモ−ル
ド時に、前記貫通孔の空洞部分に合成樹脂が流入して固
化する。このため、空洞部分に流入した合成樹脂によっ
て両ブッシュ片の結合力及び合成樹脂とリ−ドブッシュ
との結合力が高まるので、モ−ルドモ−タの使用後の振
動や経年変化によってもリ−ド線がリ−ドブッシュから
外れたり、リ−ドブッシュがステ−タから脱落すること
が無くなり、耐久性並びに信頼性に優れたモ−ルドモ−
タを得ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示すモ−ルドモ−タのステ
−タの平面図である。
−タの平面図である。
【図2】従来のモ−ルドモ−タのステ−タの平面図であ
る。
る。
1 ステ−タ 2 ステ−タコア 3 インシュレ−タ 4 コイル 5 リ−ド線 6 筒状体 7 リ−ドブッシュ 8 支持体 9 貫通孔 10 突起
Claims (5)
- 【請求項1】二つに分割形成されたステ−タコアに各々
インシュレ−タを介してトロイダル状にコイルを巻装
し、これを環状に組合せて外周を合成樹脂等の絶縁素材
により一体成形してなるモ−ルドモ−タにおいて、上記
二分割形成されるステ−タコアのインシュレ−タの対向
面の隙間に凹凸を形成する一方、上記コイルの口出し線
と接続するための電源側に接続されるリ−ド線を保持固
定するリ−ドブッシュと一体に形成した支持体に備えた
凸凹とを合致させて保持する様に構成して、このリ−ド
ブッシュにリ−ド線固定用溝を設けて、このリ−ド線固
定用溝にリ−ド線を挿入し固定してなることを特徴とす
るモ−ルドモ−タ。 - 【請求項2】リ−ド線を保持固定するリ−ドブッシュは
互いに重合される一対のリ−ドブッシュ片からなり、こ
のリ−ドブッシュ片に設けたリ−ド線固定用溝をリ−ド
線外径より狭い巾とした請求項1記載のモ−ルドモ−
タ。 - 【請求項3】リ−ドブッシュは互いに重合される一対の
リ−ドブッシュ片からなり、このリ−ドブッシュ片の各
々の重合面には前記リ−ド線を挟持する円形のリ−ド線
固定用溝が他方のブツシュ片とは深さを異ならせて形成
されていることを特徴とするモ−ルドモ−タ。 - 【請求項4】リ−ドブッシュを構成する一方のリ−ドブ
ッシュ片の重合面には貫通孔が形成され、他方のリ−ド
ブッシュ片の重合面には前記貫通孔の深さより短く形成
されてこの貫通孔に嵌合する突起が形成されていること
を特徴とする請求項2又は請求項3記載のモ−ルドモ−
タ。 - 【請求項5】コイルの口出し線とリ−ド線を接続部で接
続し、筒状体で接続部を絶縁してステ−タコアのスロツ
トに筒状体を収納する構成とした請求項1記載のモ−ル
ドモ−タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14996596A JPH09308164A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | モ−ルドモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14996596A JPH09308164A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | モ−ルドモ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09308164A true JPH09308164A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15486488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14996596A Pending JPH09308164A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | モ−ルドモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09308164A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108262922A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-07-10 | 东莞市热恒注塑科技有限公司 | 热流道专用分流板出线结构 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP14996596A patent/JPH09308164A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108262922A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-07-10 | 东莞市热恒注塑科技有限公司 | 热流道专用分流板出线结构 |
CN108262922B (zh) * | 2018-03-30 | 2024-04-05 | 东莞市热恒注塑科技有限公司 | 热流道专用分流板出线结构 |
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