JPH09308097A - 高電圧印加部用電源装置 - Google Patents

高電圧印加部用電源装置

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JPH09308097A
JPH09308097A JP8113817A JP11381796A JPH09308097A JP H09308097 A JPH09308097 A JP H09308097A JP 8113817 A JP8113817 A JP 8113817A JP 11381796 A JP11381796 A JP 11381796A JP H09308097 A JPH09308097 A JP H09308097A
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JP
Japan
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voltage
high voltage
current
transformer
power supply
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Withdrawn
Application number
JP8113817A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ideue
和夫 井出上
Masashi Oya
正志 大屋
Kazuya Tsurusaki
一也 鶴崎
Yuji Asahara
裕司 浅原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子回路用電源として電池以外の長時間連続供
給を可能とする。 【解決手段】放電電極6は、曲率半径の小さい突起部を
備え、放電電極で、昇圧または降圧用トランス7を介し
て交流が印加された高電圧印加部1に接続する。放電電
極6の突起部の曲率半径を小さくして、突起部周囲の電
位の傾きがコロナ臨界電圧を越えるように設定すると、
同突起部からコロナ放電し、トランス7の一次側に高電
圧印加部1の交流電圧に対応した放電電流が流れる。ト
ランス7の変圧比は、負荷例えばアンプあるいはFMテ
レメータ等の電子回路5に必要な電圧が得られるように
設定する。放電電流によってトランス7の二次側に発生
する交流電圧を整流回路8で整流し、コイル及びコンデ
ンサで構成された平滑回路9によりリップルを除去して
負荷である電子回路5に直流電圧を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧印加部の物
理情報をFMテレメータなどで遠隔地点に伝送する際の
高電圧印加部用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高電圧印加部の物理情報をFMテ
レメータなどで遠隔地点に伝送する際の電源装置は、図
4に示すように構成されている。同図において、1は高
電圧印加部で、この高電圧印加部1の例えば温度、湿
度、電流などの物理情報2を遠隔地点に伝送するには、
耐電圧を考慮してFMテレメータによる無線方式が利用
される。そして、このFMテレメータの変換回路、送信
器等の電子回路5の電源は、電池3の端子電圧をDC−
DCコンバータ4により所定の直流電圧に変換して供給
される。すなわち、電子回路5用の電源は、電子回路5
と高電圧印加部1が同電位のため受信器を設置する低電
圧部から供給できないので、上記したように電池3を設
け、DC−DCコンバータ4により電子回路5に必要な
直流電圧に変換して供給するようにしている。しかし、
上記の方法では、電池3の寿命に限界があるので、長時
間の連続測定ができないという欠点がある。
【0003】更に、従来技術における応用例について、
図5により説明する。電力用高電圧回路の電流検出は連
続測定が必要なため、図4のようなFMテレメータの利
用が困難である。そこで、図5の概念に示すような変流
器が利用される。すなわち、高電圧母線10の周囲に鉄
心12を配置し、この鉄心12に二次コイル13を巻回
し、電磁誘導作用による二次コイル13の電流を電流計
14で測定して高電圧母線10の電流を検出する。ここ
で、電流計14は、低電圧部に設置する必要があるた
め、高電圧母線10と二次コイル13間は絶縁する必要
があり、高電圧母線10、鉄心12、及び二次コイル1
3をケース11中の絶縁油に浸す構造になっている。
【0004】しかし、電力用送電系統は、500KV以
上の高電圧の場合があり、そのような高電圧用変流器は
絶縁耐圧を確保するため、形状が大きくなり、著しく高
価なものとなる欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高電圧印加部1の物理
情報2を無線で伝送する場合、使用する電子回路5の電
源として電池3から供給すると、この電池3の寿命によ
り長時間の連続測定ができないという欠点がある。ま
た、電流測定用などの変流器の場合、長時間の連続測定
は可能であるが、高電圧印加部1の電圧に耐える絶縁耐
圧を確保するため形状が大きくなり、著しく高価にな
る。本発明は上記の課題を解決するためになされたもの
で、電子回路用電源として電池以外の長時間連続供給が
可能な高電圧印加部用電源装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高電圧印加
部用電源装置は、交流高電圧印加部に昇圧又は降圧トラ
ンスを介して放電電極を接続し、同電極からの放電電流
の一部を整流・平滑し、負荷に直流電圧を供給するよう
に構成したことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る高電圧印加部用電源装
置は、直流高電圧印加部にDC−DCコンバータの入力
回路を介して放電電極を接続し、同電極からの放電電流
の一部を電圧変換し、整流・平滑し、負荷に直流電圧を
供給するように構成したことを特徴とする。
【0008】(作用)突起部を有した放電電極を高電圧
印加部に接続すると、電極の曲率半径が小さい部分の周
囲は、局部的に電位の傾きが大きくなる。電位の傾きが
コロナ臨界電圧と称する周囲の空気の絶縁耐力(約30
KV/cm)を越えると、コロナ放電を発生する。この
コロナ放電による放電電流の一部を電子回路などの負荷
に必要な直流電圧に変換し、長時間連続して電源を供給
する。
【0009】なお、放電電極を大地あるいは電力系統に
おける別相との距離が極端に小さくなるように設置する
と、コロナ放電がアーク放電に移行し、地絡あるいは相
間短絡事故を発生するので、放電電極は別相との距離が
充分得られるように設置する必要がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
高電圧印加部用電源装置の構成図である。この第1実施
形態は、高電圧印加部1が交流印加の場合について示し
たものである。図1において、6は曲率半径の小さい突
起部を設けた放電電極で、昇圧または降圧用トランス7
を介して交流が印加された高電圧印加部1に接続する。
【0011】ここで、放電電極6の突起部の曲率半径を
小さくして、突起部周囲の電位の傾きがコロナ臨界電圧
を越えるように設定すると、同突起部からコロナ放電
し、トランス7の一次側に高電圧印加部1の交流電圧に
対応した放電電流が流れる。トランス7の変圧比は、負
荷例えばアンプあるいはFMテレメータ等の電子回路5
に必要な電圧が得られるように設定する。
【0012】放電電流によってトランス7の二次側に発
生する交流電圧を整流回路8で整流し、コイル及びコン
デンサで構成された平滑回路9によりリップルを除去し
て負荷である電子回路5に直流電圧を供給する。上記の
構成とすることにより、高電圧印加部1に高電圧が印加
されている限り、電子回路5に連続して電源を供給する
ことができる。
【0013】(第2実施形態)図2は本発明の第2実施
形態に係る高電圧印加部用電源装置の構成図である。こ
の第2実施形態は、高電圧印加部1が直流印加の場合に
ついて示したものである。図2において、6は上記第1
実施形態と同様な放電電極であり、5は負荷としての電
子回路である。また、4はチョッパ形のDC−DCコン
バータで、放電電流によって生じた電圧を電子回路5に
必要な直流電圧に変換して供給する。
【0014】高電圧印加部1が直流印加の場合、放電電
流も直流となるため、電子回路5に必要な直流電圧を得
る対策として本方式が有効になる。(第3実施形態)本
発明による電源装置の応用例として電力用高圧回路の電
流測定について図3により説明する。
【0015】図3において、10は高電圧が印加される
高電圧母線10で、その周囲に鉄心12が配置される。
上記高電圧母線10は、トランス7を介して放電電極6
に接続される。この放電電極6の放電電流は、図1の実
施形態と同様に整流回路8及び平滑回路9により直流電
圧とし、電流−周波数変換回路15及びFMテレメータ
送信器16に供給する。
【0016】一方、鉄心12に巻回され二次コイル13
には、電磁誘導により高電圧母線10の電流に比例した
電流が発生する。この電流を電流−周波数変換回路15
により電流に比例した周波数に変換し、FMテレメータ
送信器16に入力することにより、高電圧母線10の電
流に比例した変調を受けたFM電波が送信アンテナ17
を介して放射される。
【0017】受信側では、送信アンテナ17から送られ
てくるFM電波を受信アンテナ18により受信し、FM
テレメータ受信器19で復調して電流計14に入力す
る。この電流計14の指示値は、高電圧母線10の電流
値に比例するため、高電圧母線10の電流が無線により
測定可能になる。
【0018】ここで、放電電極6からの放電により発生
する放電電極6と高電圧母線10との間の電位差は、数
V〜数十V程度のため、トランス7、整流回路8、平滑
回路9、鉄心12、二次コイル13、電流−周波数変換
回路15、FMテレメータ送信器16及び送信アンテナ
17と高電圧母線10間の電圧も数十V未満となり、通
常使用される低電圧用の絶縁対策で充分に対応できる。
すなわち、高電圧母線10の電圧がどれほど高電圧にな
っても、これらの部品間の絶縁は高電圧用の高価な絶縁
対策が不必要になる。
【0019】なお、電流−周波数変換回路15及びFM
テレメータ送信器16に必要な直流電源としては、数十
V×数百mA程度の小容量のため、電力用高圧回路の高
電圧母線10の大電流に比較して放電電極6の放電電流
はごく小さな値であり、損失は問題にならない。また、
本実施形態では、電波を利用した無線方式について述べ
たが、レーザ光を利用した伝達方式も可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、高
電圧印加部で使用する電子回路などの負荷用電源とし
て、高電圧印加部に高電圧が印加されている限り、放電
電極からの放電電流が流れ、同放電電流により負荷に直
流電圧を連続して供給することができる。更に、本発明
による電源部及び電子回路などの負荷部は、高電圧印加
部とほぼ電位(数十V未満の電圧)のため、通常の低電
圧用絶縁対策で充分対応でき、安価な電源装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る高電圧印加部用電
源装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る高電圧印加部用電
源装置の構成図。
【図3】本発明を電力用高圧回路の電流測定に応用した
第3実施形態を示す構成図。
【図4】従来の高電圧印加部用電源装置の構成を示すブ
ロック図。
【図5】従来装置を電力用高圧回路の電流測定に応用し
た例を示す図。
【符号の説明】
1 高電圧印加部 2 物理情報 3 電池 4 DC−DCコンバータ 5 電子回路 6 放電電極 7 トランス 8 整流回路 9 平滑回路 10 高電圧母線 12 鉄心 13 二次コイル 14 電流計 15 電流−周波数変換回路 16 FMテレメータ送信器 17 送信アンテナ 18 受信アンテナ 19 FMテレメータ受信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅原 裕司 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流高電圧印加部に昇圧又は降圧トラン
    スを介して放電電極を接続し、同電極からの放電電流の
    一部を整流・平滑し、負荷に直流電圧を供給するように
    構成したことを特徴とする高電圧印加部用電源装置。
  2. 【請求項2】 直流高電圧印加部にDC−DCコンバー
    タの入力回路を介して放電電極を接続し、同電極からの
    放電電流の一部を電圧変換し、整流・平滑し、負荷に直
    流電圧を供給するように構成したことを特徴とする高電
    圧印加部用電源装置。
JP8113817A 1996-05-08 1996-05-08 高電圧印加部用電源装置 Withdrawn JPH09308097A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031373A1 (de) * 2003-09-19 2005-04-07 Siemens Aktiengesellschaft Stromversorgung für auf hochspannungspotential liegende elektronikeinheiten

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031373A1 (de) * 2003-09-19 2005-04-07 Siemens Aktiengesellschaft Stromversorgung für auf hochspannungspotential liegende elektronikeinheiten

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