JPH09306967A - 半導体シミュレーション装置および半導体シミュレーション方法 - Google Patents

半導体シミュレーション装置および半導体シミュレーション方法

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JPH09306967A
JPH09306967A JP8121185A JP12118596A JPH09306967A JP H09306967 A JPH09306967 A JP H09306967A JP 8121185 A JP8121185 A JP 8121185A JP 12118596 A JP12118596 A JP 12118596A JP H09306967 A JPH09306967 A JP H09306967A
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simulation
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lateral
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JP8121185A
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Hideki Agari
英樹 上里
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横方向濃度分布を知得して例えば電界効果ト
ランジスタのソース/ドレイン濃度分布を導出できる半
導体シミュレーション装置を提供する。 【解決手段】 プロセス条件に基づいて不純物領域の濃
度分布等のデバイス構造データを生成するプロセスシミ
ュレーション実行部5と、前記デバイス構造データに基
づいてI−V値等のデバイス特性データを算出するデバ
イスシミュレーション実行部6と、前記算出されたI−
V値が実測されたI−V値に適合するように前記実行部
6の合わせ込みを行う精度向上部7と、前記実行部6か
ら出力されるデバイス特性データ及びネットリストを用
いてリングオシレータの伝搬遅延時間を算出する回路シ
ミュレーション実行部8と、前記算出された伝搬遅延時
間が実測された伝搬遅延時間に適合するように不純物領
域の横方向濃度分布を変更させるtpd実測値比較部9
及び横方向不純物濃度変更部10とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体シミュレー
ション装置に関し、例えば電界効果トランジスタ(FE
T)のソース/ドレイン濃度分布を導出する機能を備え
た半導体シミュレーション装置および半導体シミュレー
ション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不純物領域の濃度分布は、素子の電気特
性を決定する重要なパラメータである。この不純物の濃
度分布を知る方法として、実際に半導体基板に不純物を
注入し拡散の具合を実測する方法と、イオン注入条件等
から計算によって拡散の具合を算出するプロセスシミュ
レーションを行う方法とがある。
【0003】前記実測による方法として、特開平2−7
8220号公報には、半導体基板の拡散層およびその周
辺を含む部分に角度研磨を施し、角度研磨面の広がり抵
抗を所定の目盛りに基づいて測定することにより拡散マ
スクの拡散窓端縁から横方向に拡散した横方向拡散部分
の広がりを知る方法が開示されている。また、特開平2
−47847号公報には、不純物イオン注入領域を区画
する直線に対して或る角度を持って傾斜させた直線に沿
って不純物濃度を測定し、この不純物濃度の測定結果と
傾斜角度とから不純イオンの横方向の拡散距離を求める
方法が開示されている。また、「Two−dimens
ional Profiling ofdoped l
ayers by SR and AFM…」ESSD
ERC,’93,には、不純物濃度分布の導出において
広がり抵抗測定(Spreading Resista
nce profiling(SR))で横方向50n
mの解像度が得られること、Atomic Force
Microscopy(AFM)で10nm以下の解
像度が得られることが示されている。
【0004】一方、前記シミュレーションによる方法と
して、特開平6−177151号公報には、プロセスシ
ミュレーションにおいて複数の素子を構築し、デバイス
シミュレーションによって電気特性を求める場合に個々
の素子について別々に計算を行う必要を解消した技術が
開示されている。また、「ロジックLSI技術の革新」
(サイエンスフォーラム,1995,P.354〜)に
は、プロセス・デバイス・回路シミュレーションを用
い、プロセスから回路特性までを計算する技術が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−78220号公報の技術や特開平2−47847号
公報の技術では実際にトランジスタ(Tr)を形成して
いないため、ソース/ドレイン濃度分布を知ることには
使えない。更に、広がり抵抗測定(SR)における測定
誤差も問題となる。また、前記AFMでは、ソース/ド
レイン濃度分布を詳細に知ることはできない。そして、
前記SRやAFMでは、ジャンクション形状がどのよう
になっているかを知ることができても、実際にエッチン
グされていったときの濃度分布を知ることは難しい。更
に、これらの実測法では、デバイスを破壊しなければな
らいという欠点がある。
【0006】一方、前記シミュレーションによる方法で
は、デバイスを破壊する必要が無いという利点があり、
また、デバイスの各部の深さ方向の濃度分布について
は、SIMS(Secodary Ion Mass
Spectromemtry)による実測結果を考慮し
てプロセスシミュレーションを行うことができるが、ゲ
ート酸化膜下へ二次元的に回り込むような不純物領域の
濃度の分布(横方向濃度分布)は、前述の実測法におい
て説明したように、精度良く実測することはできないの
で、実測した横方向濃度分布をプロセスシミュレーショ
ンに反映させることはできない。また、特開平6−17
7151号公報の技術においても、プロセスシミュレー
ションで横方向濃度分布誤差を考慮するようにはなって
いない。
【0007】なお、電界効果型トランジスタの実効チャ
ネル長(Leff)を電気的に求める方法として、チャ
ネルの抵抗を測定する方法とキャパシタンスを測定する
方法が知られているが、かかる方法では、求めた実効チ
ャネル長から接合のプロファイルを導出することはでき
ない。
【0008】この発明は、上記の事情に鑑み、例えば、
リングオシレータの伝搬遅延時間(Tpd)によって横
方向濃度分布を導出し、素子の不純物濃度分布を高精度
で導出する半導体シミュレーション装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体シミュレ
ーション装置は、上記の課題を解決するために、プロセ
ス条件に基づいて不純物領域の濃度分布等のデバイス構
造データを生成するプロセスシミュレーション実行部
と、前記デバイス構造データに基づいてI−V値等のデ
バイス特性データを算出するデバイスシミュレーション
実行部と、前記算出されたI−V値が実測されたI−V
値に適合するように前記デバイスシミュレーション実行
部の合わせ込みを行う精度向上部と、前記デバイスシミ
ュレーション実行部から出力されるデバイス特性データ
及びネットリスト出力部からのネットリストを用いてリ
ングオシレータの伝搬遅延時間を算出する回路シミュレ
ーション実行部と、前記算出された伝搬遅延時間が実測
された伝搬遅延時間に適合するように不純物領域の横方
向濃度分布を変更させるためのデータを生成し不純物領
域の横方向濃度分布を変更させる横方向不純物濃度変更
部とを備えたことを特徴とする。
【0010】これによれば、算出された伝搬遅延時間と
実測された伝搬遅延時間との比較によって不純物領域の
横方向濃度分布を導出するので、非破壊で物理モデルに
基づいた精度の高いプロファイルを得ることができる。
【0011】また、本発明の半導体シミュレーション装
置は、プロセス条件に基づいて不純物領域の濃度分布等
のデバイス構造データを生成するプロセスシミュレーシ
ョン実行部と、前記デバイス構造データに基づいてI−
V値およびC−V値等のデバイス特性データを算出する
デバイスシミュレーション実行部と、前記算出されたI
−V値が実測されたI−V値に適合するように前記デバ
イスシミュレーション実行部の合わせ込みを行う精度向
上部と、前記デバイスシミュレーション実行部から出力
されるデバイス特性データ及びネットリスト出力部から
のネットリストを用いて回路シミュレーションを行う回
路シミュレーション実行部と、前記算出されたC−V値
がスパイスパラメータに基づくSPICEの回路シミュ
レーションで得られるC−V値に適合するように不純物
領域の横方向濃度分布を変更させるためのデータを生成
し不純物領域の横方向濃度分布を変更させる横方向不純
物濃度変更部とを備えたことを特徴とする。
【0012】これによれば、算出された伝搬遅延時間を
用いずに例えばnMOSとpMOSを独立に横方向不純
物濃度の変更が行えることになる。
【0013】また、本発明の半導体シミュレーション装
置は、プロセス条件に基づいて不純物領域の濃度分布等
のデバイス構造データを生成するプロセスシミュレーシ
ョン実行部と、前記デバイス構造データに基づいてI−
V値およびC−V値等のデバイス特性データを算出する
デバイスシミュレーション実行部と、前記算出されたI
−V値が実測されたI−V値に適合するように前記デバ
イスシミュレーション実行部の合わせ込みを行う精度向
上部と、前記デバイスシミュレーション実行部から出力
されるデバイス特性データ及びネットリスト出力部から
のネットリストを用いてリングオシレータの伝搬遅延時
間を算出する回路シミュレーション実行部と、前記算出
された伝搬遅延時間と実測された伝搬遅延時間との間に
許容範囲を越える誤差がある場合に、前記算出されたC
−V値とスパイスパラメータに基づくSPICEの回路
シミュレーションで得られるC−V値とに基づいて前記
デバイス構造データとしてのpMOSとnMOSのいず
れに前記誤差があるのかを判断し、誤差があるMOSに
対して前記算出された伝搬遅延時間が実測された伝搬遅
延時間に適合するように不純物領域の横方向濃度分布を
変更させるためのデータを生成し不純物領域の横方向濃
度分布を変更させる横方向不純物濃度変更部とを備えた
ことを特徴とする。
【0014】かかる構成においては、SPICEの回路
シミュレーションで得られるC−V値を基準としたソー
ス/ドレイン領域の濃度分布の変更が必ずしも最良の結
果をもたらすとは限らない点に鑑み、SPICEの回路
シミュレーションで得られるC−V値については、誤差
が例えばnMOSとpMOSのどちらにあるのかを判断
するために利用し、不純物領域の横方向濃度分布の変更
には、算出された伝搬遅延時間を用いることとし、より
正確なシミュレーションが可能となる。
【0015】また、前記横方向不純物濃度変更部は、不
純物領域の横方向濃度分布を変更させるためのデータと
して、不純物領域の濃度分布を横方向にシフトさせるこ
とに相当するデータを生成してこれを前記デバイスシミ
ュレーション実行部に与え、このデバイスシミュレーシ
ョン実行部は、既に得られているデバイス構造データに
対してその不純物領域の濃度分布をそのまま横方向にシ
フトさせるようになっていてもよい。
【0016】これによれば、既に得られているデバイス
構造データの不純物領域の横方向への座標値変更を行う
だけでよいので、再度のプロセスシミュレーションの実
行は不要である。従って簡便に短時間で不純物領域の横
方向濃度分布を導出することとができる。
【0017】また、前記横方向不純物濃度変更部は、不
純物領域の横方向濃度分布を変更させるためのデータと
して、横方向の拡散係数に係わるパラメータを変更させ
ることに相当するデータを生成してこれを前記プロセス
シミュレーション実行部に与え、このプロセスシミュレ
ーション実行部は、変更されたパラメータに基づいて新
たにデバイス構造データを生成するようになっていても
よい。
【0018】これによれば、再度のプロセスシミュレー
ションの実行を行うことになるが、そのシミュレーショ
ンに係わるデバイスとは別のデバイスを評価する場合に
も、横方向の拡散係数に係わるパラメータを用いること
ができるので、より汎用性のあるシミュレーションが行
えることになる。
【0019】本発明の半導体シミュレーション方法は、
プロセス条件に基づいてプロセスシミュレーションを行
って不純物領域の濃度分布等のデバイス構造データを生
成する工程と、前記デバイス構造データに基づいてデバ
イスシミュレーションを行ってI−V値等のデバイス特
性データを算出する工程と、前記算出されたI−V値が
実測されたI−V値に適合するように前記デバイスシミ
ュレーションの合わせ込みを行う工程と、前記算出され
たデバイス特性データ及びネットリストを用いて回路シ
ミュレーションを行ってリングオシレータの伝搬遅延時
間を算出する工程と、前記算出された伝搬遅延時間が実
測された伝搬遅延時間に適合するように不純物領域の横
方向濃度分布を変更させるためのデータを生成し不純物
領域の横方向濃度分布を変更させる工程とを含むことを
特徴とする。
【0020】また、本発明の半導体シミュレーション方
法は、プロセス条件に基づいてプロセスシミュレーショ
ンを行って不純物領域の濃度分布等のデバイス構造デー
タを生成する工程と、前記デバイス構造データに基づい
てデバイスシミュレーションを行ってI−V値およびC
−V値等のデバイス特性データを算出する工程と、前記
算出されたI−V値が実測されたI−V値に適合するよ
うに前記デバイスシミュレーションの合わせ込みを行う
工程と、前記算出されたデバイス特性データ及びネット
リストを用いて回路シミュレーションを行う工程と、前
記算出されたC−V値がスパイスパラメータに基づくS
PICEの回路シミュレーションで得られるC−V値に
適合するように不純物領域の横方向濃度分布を変更させ
るためのデータを生成し不純物領域の横方向濃度分布を
変更させる工程とを含むことを特徴とする。
【0021】また、本発明の半導体シミュレーション方
法は、プロセス条件に基づいてプロセスシミュレーショ
ンを行って不純物領域の濃度分布等のデバイス構造デー
タを生成する工程と、前記デバイス構造データに基づい
てデバイスシミュレーションを行ってI−V値およびC
−V値等のデバイス特性データを算出する工程と、前記
算出されたI−V値が実測されたI−V値に適合するよ
うに前記デバイスシミュレーション実行部の合わせ込み
を行う工程と、前記デバイスシミュレーション実行部か
ら出力されるデバイス特性データ及びネットリストを用
いて回路シミュレーションを行ってリングオシレータの
伝搬遅延時間を算出する工程と、前記算出された伝搬遅
延時間と実測された伝搬遅延時間との間に許容範囲を越
える誤差がある場合に、前記算出されたC−V値とスパ
イスパラメータに基づくSPICEの回路シミュレーシ
ョンで得られるC−V値とに基づいて前記デバイス構造
データとしてのpMOSとnMOSのいずれに前記誤差
があるのかを判断する工程と、前記誤差があるMOSに
対して前記算出された伝搬遅延時間が実測された伝搬遅
延時間に適合するように不純物領域の横方向濃度分布を
変更させるためのデータを生成し不純物領域の横方向濃
度分布を変更させる工程とを含むことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、この発明の実施の形態を図に基
づいて説明する。
【0023】図1は、この発明の半導体シミュレーショ
ン装置の概略構成を示した機能ブロック図である。この
装置は、各種の命令やデータを外部から入力するための
入力装置1と、シミュレーションのための各種の処理を
実行するデータ処理装置2と、各種のデータを記憶する
記憶装置3と、シミュレーション結果を出力する出力装
置4とを備える。
【0024】前記データ処理装置2および記憶装置3の
具体的内容について以下に説明する。データ処理装置2
のプロセスシミュレーション実行部5は、記憶装置3の
プロセス条件記憶部11に格納されているプロセス条件
を入手し、このプロセス条件に基づいて不純物領域の濃
度分布等のデバイス構造データを生成するようになって
いる。前記プロセス条件としては、例えば、不純物の種
類、不純物のイオン打ち込み強さ、或いは基板温度など
が挙げられる。また、前記デバイス構造データに基づい
て描画されるデバイスイメージの一例を示せば、図2の
ようである。図2では、半導体基板22上にゲート酸化
膜21を介してゲート電極18が形成され、ゲート電極
18の両側部分の半導体基板22にソース領域19とド
レイン領域20とが形成された電界効果型トランジスタ
のイメージを示している。また、図2に描かれている矢
印は、前記ソース/ドレイン領域19,20における横
方向(チャネル長方向)を表している。
【0025】前記プロセスシミュレーション実行部5に
て得られたデバイス構造データは、記憶装置3のデバイ
ス構造記憶部12に格納される。そして、このデバイス
構造記憶部12からデバイス構造データが読み出され、
このデバイス構造データはデータ処理装置2のデバイス
シミュレーション実行部6に与えられるようになってい
る。
【0026】デバイスシミュレーション実行部6は、前
記のデバイス構造データと、記憶装置3のバイアス条件
記憶部13から読み出したバイアス条件とに基づき、デ
バイス特性データを算出するようになっている。デバイ
ス特性データとしては、例えば、図3に示すようなI−
V特性、或いは図4に示すようなC−V特性(ゲートと
ソース/ドレイン間の容量)が挙げられる。また、前記
バイアス条件としては、例えば前記図3のI−V特性を
得るためのゲート電圧(Vg)やドレインバイアス(d
rain bias)などが挙げられる。
【0027】前記デバイスシミュレーション実行部6に
て得られたデバイス特性データは、デバイスシミュレー
ション精度向上部7に入力される。このデバイスシミュ
レーション精度向上部7は、記憶装置3のI−V実測特
性記憶部14からI−V実測値(例えば、Vth(ゲー
ト閾値)やIdsat(ドレイン飽和電流))を入手
し、前記デバイスシミュレーション実行部6にて算出さ
れたデバイス特性データであるI−V特性との比較を行
い、算出されたI−V値が前記実測されたI−V値に適
合するように前記デバイスシミュレーション実行部6の
合わせ込みを行うようになっている。この合わせ込みと
しては、例えば、デバイスシミュレーション実行部6に
おける移動度モデルパラメータのフィッテイング、即
ち、v=μE(v:走行速度,E:電界の強さ,μ:移
動度)、より詳細には、即ち電子の場合、Jn =−q
(μn n∇ψ−Dn ∇n)(Jn :電子電流密度、q:
単位電荷、μn :電子移動度、n:電子濃度、ψ:電
位、Dn :電子拡散係数)におけるμの調節を行うこと
が挙げられる。
【0028】前記算出されたI−V値と前記実測された
I−V値とが適合した場合の前記算出されたI−V値お
よびC−V値は、記憶装置3のI−V,C−V特性記憶
部15に格納される。そして、これらI−V値およびC
−V値は、記憶装置3のネットリスト記憶部16に与え
られる。ネットリスト記憶部16では、データ処理装置
2の回路シミュレーション実行部8に与えるべきデー
タ、例えば、前記I−V値、C−V値に基づく接合容量
やゲート容量、更に配線容量や抵抗に関するデータをネ
ットリスト(例えば、2NANDゲート)に組み込むこ
とが行われる。
【0029】回路シミュレーション実行部8は、前記ネ
ットリスト部16から与えられるデータに基づいて回路
シミュレーションを実行し、リングオシレータの伝搬遅
延時間(Tpd)を算出し、この算出したTpd値をデ
ータ処理装置2のtpd実測値比較部9に与えるように
なっている。tpd実測値比較部9は、記憶装置3のt
pd実測値記憶部17から与えられるtpd実測値と、
前記算出したTpd値とを比較する。データ処理装置2
の横方向不純物濃度変更部10は、前記比較結果が、予
め定められた誤差範囲内であれば特に処理は行わない
が、予め定められた誤差範囲内に納まらない場合には、
前記算出したTpdがtpd実測値に適合するようにソ
ース/ドレイン領域の横方向濃度分布を変更させるため
のデータを生成しソース/ドレイン領域の横方向濃度分
布を変更させる。
【0030】例えば、比較結果が誤差範囲内に納まらな
い場合において、前記算出したTpd値の方が前記tp
d実測値よりも大きいとされた場合には、ソース領域1
9およびドレイン領域20の各々の接合部分が共に、図
2の矢印の外側方向に等しい距離移動されるようにして
ある。
【0031】ソース/ドレイン領域の横方向濃度分布の
変更のための処理としては、具体的には、以下のと
の処理がある。
【0032】前記横方向不純物濃度変更部9は、ソー
ス/ドレイン領域の横方向濃度分布を変更させるための
データとして、ソース/ドレイン領域の濃度分布を横方
向にシフトさせることに相当するデータを生成してこれ
を前記デバイスシミュレーション実行部6に与える。す
ると、このデバイスシミュレーション実行部6は、既に
得られているデバイス構造データに対してそのソース/
ドレイン領域の濃度分布をそのまま横方向にシフトさせ
る。即ち、ソース/ドレイン領域の横方向への座標値の
みの変更を行う。
【0033】前記横方向不純物濃度変更部9は、ソー
ス/ドレイン領域の横方向濃度分布を変更させるための
データとして、横方向の拡散係数に係わるパラメータを
変更させることに相当するデータを生成してこれを前記
プロセスシミュレーション実行部5に与える。すると、
このプロセスシミュレーション実行部5は、変更された
パラメータに基づいて新たにデバイス構造データを生成
する。この新たなデバイス構造データにおけるソース/
ドレイン領域の横方向濃度分布は、従前の構造に対して
変化されたものとなる。横方向の拡散係数に係わるパラ
メータとしては、不純物の横方向拡散係数、或いは、不
純物注入時の点欠陥濃度分布の横方向のまわり込み量に
関係する係数を用いることができる。なお、例えば不純
物の横方向拡散係数は、前述のごとく算出したTpd値
の方が前記tpd実測値よりも大きいとされた場合にお
いては、小さくされる。
【0034】なお、ソース/ドレイン領域の横方向濃度
分布の変更に伴い、I−V特性が変化する場合がある
が、この場合には、デバイスシミュレーション精度向上
部7において、前述したごとく、移動度モデルパラメー
タのフィッティングにより、実測のI−V特性に対する
合わせ込みが行われる。
【0035】以上説明したように、この実施の形態の半
導体シミュレーション装置によれば、算出したTpd値
とtpd実測値との比較によって不純物領域の横方向濃
度分布を導出するので、非破壊で物理モデルに基づいた
精度の高いプロファイルを得ることができる。即ち、高
精度で汎用的なシミュレーションが実行できることにな
る。
【0036】また、前記の処理を行う場合において
は、既に得られているデバイス構造データのソース/ド
レイン領域の横方向への座標値変更を行うだけでよいの
で、再度のプロセスシミュレーションの実行は不要であ
る。従って簡便に短時間で不純物領域の横方向濃度分布
を導出することとができる。
【0037】一方、前記の処理を行う場合において
は、再度のプロセスシミュレーションの実行を行うこと
になるが、そのシミュレーションに係わるデバイスとは
別のデバイスを評価する場合にも、横方向の拡散係数に
係わるパラメータを用いることができるので、より汎用
性のあるシミュレーションが行えることになる。
【0038】(実施の形態2)次に、この発明の他の実
施の形態を図5に基づいて説明する。なお、説明の便宜
上、図1と同様の機能を有する機能部分には同一の符号
を付記してその説明を省略している。
【0039】この実施の形態においても、実施の形態1
と同様、デバイスシミュレーション実行部6においてデ
バイスの実測値によらないシミュレーションが行われ、
C−V値(以下、このC−V値を第1のC−V値とい
う)が算出される。ここで、この第1のC−V値は、n
MOSデバイス構造データおよびpMOSデバイス構造
データのそれぞれについて算出されるものとする。
【0040】一方、実施の形態1と異なり、実際のデバ
イス(nMOS,pMOS)からスパイスパラメータ抽
出ソフトを用いてスパイスパラメータを抽出し、そのパ
ラメータを用いてSPICE(Simulation
program withintegrated ci
rcuit emphasis)の回路シミュレーショ
ンによってC−V値(以下、このC−V値を第2のC−
V値という)を得ている。この第2のC−V値は、記憶
装置3のC−V値記憶部25に格納されるようになって
いる。データ処理装置2のC−V特性比較部26は、n
MOSとpMOSのそれぞれについて前記第1のC−V
値と第2のC−V値とを比較し、この比較結果を横方向
不純物濃度変更部10aに与える。前記のnMOSにお
ける比較結果とpMOSにおける比較結果とにより、ど
ちらのMOSにおいてどれだけの誤差が生じているのか
が判断できる。
【0041】横方向不純物濃度変更部10aは、nMO
Sにおいて誤差が生じていれば、その誤差の大きさに応
じて実施の形態1で説明した或いはの手法を用いて
nMOSデバイス構造データのソース/ドレイン領域の
横方向濃度分布の変更のための処理を行うことになり、
pMOSにおいて誤差が生じていれば、その誤差の大き
さに応じて同様に或いはの手法を用いてpMOSデ
バイス構造データのソース/ドレイン領域の横方向濃度
分布の変更のための処理を行うことになる。
【0042】以上説明したように、この実施の形態であ
れば、Tpdを用いずにnMOSとpMOSを独立に横
方向不純物濃度の変更が行えることになる。
【0043】(実施の形態3)次に、この発明の他の実
施の形態を図6に基づいて説明する。なお、説明の便宜
上、図1,図5と同様の機能を有する機能部分には同一
の符号を付記してその説明を省略している。
【0044】回路シミュレーション実行部8で得られる
Tpdは、実施の形態1においてもそうであるが、I−
V特性、接合容量、ゲート容量、配線容量、及び抵抗な
どの特性によって影響を受けることになる。前記ゲート
容量のうち、ゲート−ソース/ドレインオーバーラップ
容量は、実測が困難である。この容量は、通常のスパイ
スパラメータ抽出において合わせ込みパラメータになっ
ており、tpd実測値に合うように与えられている。別
言すれば、他の特性が正確な実測に基づいていれば、前
記ゲート−ソース/ドレインオーバーラップ容量はSP
ICEにより、実際値に近い値が得られることになる。
【0045】しかしながら、このように実際値に近い値
が得られるのは、他の特性が正確な実測に基づいている
ことを前提とするので、SPICEにより得られる第2
のC−V値を基準としたソース/ドレイン領域の濃度分
布の変更が必ずしも最良の結果をもたらすとは限らな
い。
【0046】この実施の形態では、実施の形態1で説明
したごとく、回路シミュレーションによってリングオシ
レータの伝搬遅延時間(Tpd)を算出し、この算出さ
れたTpdとtpd実測値との間に許容範囲を越える誤
差が存在する場合に、ソース/ドレイン領域の横方向濃
度分布を変更させるのであるが、この変更に際し、横方
向不純物濃度変更部10bは、実施の形態2で説明した
ように、nMOSとpMOSのそれぞれについて前記第
1のC−V値と第2のC−V値とを比較する。ただし、
実施の形態2のごとくこのC−V比較結果からソース/
ドレイン領域の横方向濃度分布を変更させることはしな
い。
【0047】即ち、横方向不純物濃度変更部10bは、
算出されたTpdとtpd実測値との間に誤差がある場
合に、この誤差がnMOSにあるのかpMOSにあるの
かC−V比較結果から知る。そして、誤差があるMOS
において前記Tpdがtpd実測値に適合するようにソ
ース/ドレイン領域の濃度分布を変更する。つまり、前
述したように、SPICEにより得られる第2のC−V
値を基準としたソース/ドレイン領域の濃度分布の変更
が必ずしも最良の結果をもたらすとは限らないので、S
PICEにより得られる第2のC−V値については、誤
差がnMOSとpMOSのどちらにあるのかを判断する
ために利用し、ソース/ドレイン領域の横方向濃度分布
の変更には、算出されたTpdを用いることとする。
【0048】従って、この実施の形態の構成であれば、
実施の形態1,2に比べてより正確なシミュレーション
が行えることになる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の半導体
シミュレーション装置によれば、算出された伝搬遅延時
間と実測された伝搬遅延時間との比較によって不純物領
域の横方向濃度分布を導出するので、非破壊で物理モデ
ルに基づいた精度の高いプロファイルを得ることができ
る。また、他の構成の本発明の半導体シミュレーション
装置によれば、算出された伝搬遅延時間を用いずに例え
ばnMOSとpMOSを独立に横方向不純物濃度の変更
が行えることになる。そして、更に他の構成の本発明の
半導体シミュレーション装置によれば、SPICEの回
路シミュレーションで得られるC−V値については、誤
差が例えばnMOSとpMOSのどちらにあるのかを判
断するために利用し、不純物領域の横方向濃度分布の変
更には、算出された伝搬遅延時間を用いることとするの
で、より正確なシミュレーションが可能になるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の半導体シミュレ
ーション装置の概略構成を示した機能ブロック図であ
る。
【図2】デバイス構造データに基づいて描画されるデバ
イスイメージの一例を示した電界効果型トランジスタの
断面図である。
【図3】算出されたデバイス特性データとしてのI−V
特性図である。
【図4】算出されたデバイス特性データとしてのC−V
特性図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態の半導体シミュレ
ーション装置の概略構成を示した機能ブロック図であ
る。
【図6】この発明の第3の実施の形態の半導体シミュレ
ーション装置の概略構成を示した機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 データ処理装置 3 記憶装置 5 プロセスシミュレーション実行部 6 デバイスシミュレーション実行部 7 デバイスシミュレーション精度向上部 8 回路シミュレーション実行部 9 tpd実測値比較部 10 横方向不純物濃度変更部 10a横方向不純物濃度変更部 10b横方向不純物濃度変更部 11 プロセス条件記憶部 12 デバイス構造記憶部 13 バイアス条件記憶部 14 I−V実測特性記憶部 15 I−V,C−V特性記憶部 16 ネットリスト記憶部 17 tpd実測値記憶部 25 C−V特性(SPICE)記憶部 26 C−V特性比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/06 H01L 27/06 102A 29/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス条件に基づいて不純物領域の濃
    度分布等のデバイス構造データを生成するプロセスシミ
    ュレーション実行部と、前記デバイス構造データに基づ
    いてI−V値等のデバイス特性データを算出するデバイ
    スシミュレーション実行部と、前記算出されたI−V値
    が実測されたI−V値に適合するように前記デバイスシ
    ミュレーション実行部の合わせ込みを行う精度向上部
    と、前記デバイスシミュレーション実行部から出力され
    るデバイス特性データ及びネットリスト出力部からのネ
    ットリストを用いてリングオシレータの伝搬遅延時間を
    算出する回路シミュレーション実行部と、前記算出され
    た伝搬遅延時間が実測された伝搬遅延時間に適合するよ
    うに不純物領域の横方向濃度分布を変更させるためのデ
    ータを生成し不純物領域の横方向濃度分布を変更させる
    横方向不純物濃度変更部とを備えたことを特徴とする半
    導体シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 プロセス条件に基づいて不純物領域の濃
    度分布等のデバイス構造データを生成するプロセスシミ
    ュレーション実行部と、前記デバイス構造データに基づ
    いてI−V値およびC−V値等のデバイス特性データを
    算出するデバイスシミュレーション実行部と、前記算出
    されたI−V値が実測されたI−V値に適合するように
    前記デバイスシミュレーション実行部の合わせ込みを行
    う精度向上部と、前記デバイスシミュレーション実行部
    から出力されるデバイス特性データ及びネットリスト出
    力部からのネットリストを用いて回路シミュレーション
    を行う回路シミュレーション実行部と、前記算出された
    C−V値がスパイスパラメータに基づくSPICEの回
    路シミュレーションで得られるC−V値に適合するよう
    に不純物領域の横方向濃度分布を変更させるためのデー
    タを生成し不純物領域の横方向濃度分布を変更させる横
    方向不純物濃度変更部とを備えたことを特徴とする半導
    体シミュレーション装置。
  3. 【請求項3】 プロセス条件に基づいて不純物領域の濃
    度分布等のデバイス構造データを生成するプロセスシミ
    ュレーション実行部と、前記デバイス構造データに基づ
    いてI−V値およびC−V値等のデバイス特性データを
    算出するデバイスシミュレーション実行部と、前記算出
    されたI−V値が実測されたI−V値に適合するように
    前記デバイスシミュレーション実行部の合わせ込みを行
    う精度向上部と、前記デバイスシミュレーション実行部
    から出力されるデバイス特性データ及びネットリスト出
    力部からのネットリストを用いてリングオシレータの伝
    搬遅延時間を算出する回路シミュレーション実行部と、
    前記算出された伝搬遅延時間と実測された伝搬遅延時間
    との間に許容範囲を越える誤差がある場合に、前記算出
    されたC−V値とスパイスパラメータに基づくSPIC
    Eの回路シミュレーションで得られるC−V値とに基づ
    いて前記デバイス構造データとしてのpMOSとnMO
    Sのいずれに前記誤差があるのかを判断し、誤差がある
    MOSに対して前記算出された伝搬遅延時間が実測され
    た伝搬遅延時間に適合するように不純物領域の横方向濃
    度分布を変更させるためのデータを生成し不純物領域の
    横方向濃度分布を変更させる横方向不純物濃度変更部と
    を備えたことを特徴とする半導体シミュレーション装
    置。
  4. 【請求項4】 前記横方向不純物濃度変更部は、不純物
    領域の横方向濃度分布を変更させるためのデータとし
    て、不純物領域の濃度分布を横方向にシフトさせること
    に相当するデータを生成してこれを前記デバイスシミュ
    レーション実行部に与え、このデバイスシミュレーショ
    ン実行部は、既に得られているデバイス構造データに対
    してその不純物領域の濃度分布をそのまま横方向にシフ
    トさせるようになっていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の半導体シミュレーション
    装置。
  5. 【請求項5】 前記横方向不純物濃度変更部は、不純物
    領域の横方向濃度分布を変更させるためのデータとし
    て、横方向の拡散係数に係わるパラメータを変更させる
    ことに相当するデータを生成してこれを前記プロセスシ
    ミュレーション実行部に与え、このプロセスシミュレー
    ション実行部は、変更されたパラメータに基づいて新た
    にデバイス構造データを生成するようになっていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    半導体シミュレーション装置。
  6. 【請求項6】 プロセス条件に基づいてプロセスシミュ
    レーションを行って不純物領域の濃度分布等のデバイス
    構造データを生成する工程と、前記デバイス構造データ
    に基づいてデバイスシミュレーションを行ってI−V値
    等のデバイス特性データを算出する工程と、前記算出さ
    れたI−V値が実測されたI−V値に適合するように前
    記デバイスシミュレーションの合わせ込みを行う工程
    と、前記算出されたデバイス特性データ及びネットリス
    トを用いて回路シミュレーションを行ってリングオシレ
    ータの伝搬遅延時間を算出する工程と、前記算出された
    伝搬遅延時間が実測された伝搬遅延時間に適合するよう
    に不純物領域の横方向濃度分布を変更させるためのデー
    タを生成し不純物領域の横方向濃度分布を変更させる工
    程とを含むことを特徴とする半導体シミュレーション方
    法。
  7. 【請求項7】 プロセス条件に基づいてプロセスシミュ
    レーションを行って不純物領域の濃度分布等のデバイス
    構造データを生成する工程と、前記デバイス構造データ
    に基づいてデバイスシミュレーションを行ってI−V値
    およびC−V値等のデバイス特性データを算出する工程
    と、前記算出されたI−V値が実測されたI−V値に適
    合するように前記デバイスシミュレーションの合わせ込
    みを行う工程と、前記算出されたデバイス特性データ及
    びネットリストを用いて回路シミュレーションを行う工
    程と、前記算出されたC−V値がスパイスパラメータに
    基づくSPICEの回路シミュレーションで得られるC
    −V値に適合するように不純物領域の横方向濃度分布を
    変更させるためのデータを生成し不純物領域の横方向濃
    度分布を変更させる工程とを含むことを特徴とする半導
    体シミュレーション方法。
  8. 【請求項8】 プロセス条件に基づいてプロセスシミュ
    レーションを行って不純物領域の濃度分布等のデバイス
    構造データを生成する工程と、前記デバイス構造データ
    に基づいてデバイスシミュレーションを行ってI−V値
    およびC−V値等のデバイス特性データを算出する工程
    と、前記算出されたI−V値が実測されたI−V値に適
    合するように前記デバイスシミュレーション実行部の合
    わせ込みを行う工程と、前記デバイスシミュレーション
    実行部から出力されるデバイス特性データ及びネットリ
    ストを用いて回路シミュレーションを行ってリングオシ
    レータの伝搬遅延時間を算出する工程と、前記算出され
    た伝搬遅延時間と実測された伝搬遅延時間との間に許容
    範囲を越える誤差がある場合に、前記算出されたC−V
    値とスパイスパラメータに基づくSPICEの回路シミ
    ュレーションで得られるC−V値とに基づいて前記デバ
    イス構造データとしてのpMOSとnMOSのいずれに
    前記誤差があるのかを判断する工程と、前記誤差がある
    MOSに対して前記算出された伝搬遅延時間が実測され
    た伝搬遅延時間に適合するように不純物領域の横方向濃
    度分布を変更させるためのデータを生成し不純物領域の
    横方向濃度分布を変更させる工程とを含むことを特徴と
    する半導体シミュレーション方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7709899B2 (en) 2004-03-31 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor apparatus
JP2014123735A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Korea Institute Of Science And Technology ナノ素子設計用仮想実験装置およびナノ素子の設計のための仮想実験方法

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US7709899B2 (en) 2004-03-31 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor apparatus
JP2014123735A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Korea Institute Of Science And Technology ナノ素子設計用仮想実験装置およびナノ素子の設計のための仮想実験方法

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