JPH09304939A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH09304939A
JPH09304939A JP11660696A JP11660696A JPH09304939A JP H09304939 A JPH09304939 A JP H09304939A JP 11660696 A JP11660696 A JP 11660696A JP 11660696 A JP11660696 A JP 11660696A JP H09304939 A JPH09304939 A JP H09304939A
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JP
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silver halide
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support
reflection density
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JP11660696A
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English (en)
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Shigeki Shino
成樹 志野
Katsuo Okujima
勝雄 奥島
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、明室下でもロール状感材の端
部かぶりを生じる事なく自動露光装置の装着治具交換が
可能な、自動露光装置並びに自動現像装置などの自動装
置に対する適性の高められた、ハロゲン化銀写真感光材
料版を提供することである。 【解決手段】透明なフィルムの支持体上に少なくとも一
層のハロゲン化銀乳剤層と、支持体から見て反対側に少
なくとも二層からなる裏塗層が塗布されているハロゲン
化銀写真感光材料に於て、支持体を通して測定した裏塗
層の反射濃度が0.5以上、かつ裏塗り最外層側から測
定した該裏塗層の反射濃度が0.35以下であり、少な
くとも二層からなる裏塗層の内、支持体から見て最外層
にラテックスを含有する事を特徴とするハロゲン化銀写
真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真材料に
関し、詳しくはロール状感材の端部カブリ耐性を有し、
自動露光装置並びに自動現像装置などの自動装置に対す
る適性の高められた、簡易包装可能なハロゲン化銀写真
感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料は、その写真
特性に対し広い有用性からあらゆる分野に応用されてい
る。特に近年は要求される写真性能も益々高水準とな
り、高感度、高コントラスト化等の改良が繰り返されて
いる。又、高品質化に伴い、感材に対する包装も益々過
剰になっており近年環境問題が叫ばれている中、こうい
った廃包装材料の処分も無視ができなくなってきてい
る。その為、簡易の包装で尚且つ作業性に優れた感材が
望まれている。特に最近はロール状感材の使用比率が、
自動露光装置、自動現像装置などの普及にともない非常
に多くなってきている。一方、銀錯塩拡散転写法を応用
した平版印刷版に於いてもロール状の感材が一般的であ
り、近年益々そのダイレクト化が進む中、製版の簡便性
が市場に於いて受け入れられ更に大きく伸びている分野
である。
【0003】平版印刷版については、油脂性のインキを
受理する親油性の画線部分と、インキを受理しない撥油
性の非画線部分とからなり、一般に該非画線部は水を受
け付ける親水性部分から構成されている。通常の平版印
刷では、水とインキの両方を版面に供給し、画線部は着
色性のインキを、非画線部は水を選択的に受け入れ、該
画線上のインキを、例えば紙等の被印刷体に転写させる
事によって印刷がなされている。従って、良い印刷物を
得るためには、画線部と非画線部の親油性及び親水性の
差が十分に大きくて、水及びインキを版面に供給した時
に、画線部は十分量のインキを受け付け、非画線部は全
くインキを受付けないことが必要である。
【0004】銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた平
版印刷版(DTR平版印刷版)、特にハロゲン化銀乳剤
層の上に物理現像核層を有する平版印刷版は、例えば、
米国特許第3,728,114号、同第4,134,7
69号、同第4,160,670号、同第4,336,
321号、同第4,501,811号、同第4,51
0,228号、同第4,621,041号明細書等に記
載されており、露光されたハロゲン化銀結晶は、DTR
現像により化学現像を生起し黒色の銀となり親水性の非
画線部を形成し、一方、未露光のハロゲン化銀結晶は現
像液中の銀塩錯化剤により銀塩錯体となって表面の物理
現像核層まで拡散し、核の存在により物理現像を生起し
てインキ受容性の物理現像銀を主体とする画線部を形成
する。
【0005】銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた平
版印刷版は、従来から紙を支持体としていたものの近年
市場の更なる高品質化の要望に伴い特にフィルムを支持
体とする事が多くなった。このフィルムを支持体とした
平版印刷版は耐刷性能、印刷時の版伸び、印刷画質に優
れており益々使用頻度が高くなってきている。
【0006】この平版印刷版は一般にロール状感材であ
り、自動露光装置並びに自動現像装置により製版され
る。この製版作業は作業性の向上の為に明室下でのロー
ル取り替えが行われる。そのため特に自動露光装置へロ
ール装着の際に必要なロール治具の交換に於ては従来の
紙の支持体に比べ透明なフィルムを支持体とする平版印
刷版でその両端部に大きくカブリの発生が起こり易くな
っている。それ故、端部の画像部がカブリにより非画像
部になってしまい実用上重大な欠陥になってしまう。つ
まり、装着用治具はロール状感材の端部を支持し自動露
光装置への装填の役割を持つ一方、ロール端部からの光
の入射を防ぎ端部のカブリを防いでいる。ところが、こ
の装着用治具を取り替える作業は近年大判化が進む中、
明室下での作業が益々多くなり更に実用上不都合な問題
となってきている。それ故、こうしたロール状感材端部
のカブリが生じる事なく明室下での装着用治具交換が可
能な品質を有する銀錯塩拡散転写法を用いた平版印刷版
を主としたハロゲン化銀写真感光材料が要望されてい
る。
【0007】一般にロール状のハロゲン化銀感光材料は
ロール端部からの光線入射によるカブリを防ぐために通
称「メンコ」と呼ばれるあて紙が包装時ロール端部に取
り付けられる。しかしながら、感材を使用するにつれそ
のロール巻径が小さくなる為メンコとの隙間が生じ易く
なり、この様な状況下において明室下でのロール取り替
え作業はそのロール端部にかぶりを生じさせ易い。この
ロール状感材の端部カブリについては紙の支持体を用い
たDTR平版印刷版では殆ど問題にならなかったものが
着色されていない透明な支持体で非常に重大な欠陥とな
っており、これは支持体内部にロール端部から入射した
光が内部反射により更に内部に進入し裏塗層を透過して
その裏塗層に接している乳剤層に至ることが最大の原因
である。
【0008】このため、特願平6−217503号明細
書において、ロール端部の支持体断面から支持体内部に
入射した光の内部反射を、反射濃度がある一定値以上有
する層で支持体をはさみこむことにより、入射した光の
内部反射を減衰させ、ロール状感材端部カブリ改良を行
っている。
【0009】一方、自動露光装置あるいは自動現像装置
においては、装置内部に於て感材の搬送を制御するため
のセンサーを多数有しており、このセンサーは裏面に照
射した光の反射光を利用したタイプのものもあるため、
特願平6−217503号明細書においては、裏塗り最
外層側から測定した該裏塗層の反射濃度を約0.4以下
と規定している。
【0010】従って、自動露光装置あるいは自動現像装
置などの自動装置に対応させるために、裏塗層はロール
端部から入射する光の内部反射を押さえるための光学反
射濃度の高い下層と、反射濃度の低い上層から構成され
ることとなる。
【0011】しかしながら、該構成の裏塗層をもつハロ
ゲン化銀感光材料を、自動露光装置並びに自動現像装置
などの自動装置で使用する場合、その内部に於て感材の
搬送を制御するために裏面に照射した光の反射光を利用
したタイプのセンサーを用いる機器において、感光材料
の検出不良による搬送不良が散見された。
【0012】自動露光装置が備える、裏面に照射した光
の反射光を利用したタイプの反射型センサーは、使用さ
れる感光材料がセンサーの照射する光により感光し、カ
ブリの発生しないことが必要であり、そのため反射型セ
ンサーの発光素子には一般的に近赤外域の波長をもつL
EDが使用される。また、この反射型センサーは一般的
に反射光がある一定の量以上になると検出するような回
路構成となっており、反射光の変化つまり微分変化を検
出するような構成ではないため、反射型センサーが検出
するためには必ず設定されたレベル以上の反射光が受光
素子に入射することが必須である。
【0013】更に、この設定レベルは外部から調整可能
な場合もあるが、大抵はセンサーモジュールが設定レベ
ルを持っており、これは外部から調整不可能であり、さ
らには、センサーモジュールの個体差、経時、センサー
モジュール自体の汚れなどにより、検出感度にばらつき
が生じる。
【0014】従って、検出不良は裏塗層による反射光強
度が低く、センサーの検出レベルを満足する量の反射光
がセンサーに入っていないために発生すると推測され
た。
【0015】そこで、同一の光学反射濃度を持つ、該構
成の裏塗層と単層からなる裏塗層の波長に対する反射濃
度を調べたところ、可視光域ではほぼ同一の反射濃度を
持つが、可視光域を越え波長が長くなるに従い、該構成
の裏塗層は反射濃度が高くなることが判明した。
【0016】これは該構成の裏塗層においては、光学反
射濃度の低い上層による光学反射濃度の高い下層の隠蔽
が、波長が長くなるに従い低下するためであり、このた
めに近赤外域では裏塗層の反射濃度が高くなり、反射型
センサーの受光素子に入射する反射光が減少し、検出不
良が発生していると推察された。
【0017】従って、検出不良を生じさせないために
は、反射型センサーが検出に使用する波長域の光に対す
る反射濃度を十分に低くすればよい事となる。
【0018】支持体を通して測定した反射濃度を充分に
高く保ちつつ、裏塗の反射濃度を低減するためには、例
えば裏塗層が前述したような二層構成である場合、反射
濃度の高い下層の上に存在する、反射濃度の低い上層の
反射濃度をさらに低くすればよく、例えば上層に添加さ
れている白色顔料などの隠蔽用の添加剤、例えば二酸化
チタンを増量する事、同一組成塗液を用いた上層そのも
のの塗布量を増加する事などが考えられる。
【0019】しかしながら、反射型センサーの検出不良
を生じさせないためには、少なくとも可視光域での反射
濃度が0.35以下である必要があり、これを満足する
ためには、白色顔料などの隠蔽用添加剤の大幅な増量あ
るいは上層の塗布量の大幅な増加が必要であり、白色顔
料の脱落や裏塗層の剥離、ハロゲン化銀感光材料のカー
ルの増加とそれによる搬送性の劣化など、自動露光装置
並びに自動現像装置などの自動装置に対して好ましくな
い影響が多大に現れた。
【0020】そのため、自動露光装置並びに自動現像装
置などの自動装置に対して好ましくない影響を与えるこ
とが無く、反射型センサーの検出不良が生じない裏塗層
が望まれていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は明室下
でもロール状感材の端部カブリを生じる事なく自動露光
装置の装着治具交換が可能であり、自動露光装置並びに
自動現像装置などの自動装置に対する適性の高められた
ハロゲン化銀写真感光材料を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】透明なフィルムの支持体
上に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層と、支持体か
ら見て反対側に少なくとも二層の裏塗層が塗布されてな
るハロゲン化銀写真感光材料に於て、裏塗層の反射濃度
が支持体を通して測定した裏塗層の反射濃度が0.5以
上、かつ裏塗り最外層側から測定した該裏塗層の反射濃
度が0.35以下であり、少なくとも二層からなる裏塗
層の内、支持体から見て最外層にラテックスを含有せし
めることにより達成された。
【0023】裏塗層の内、支持体から見て最外層にラテ
ックスを含有せしめることにより、ゼラチンなどのバイ
ンダー量、二酸化チタンなどの隠蔽用添加剤が同一であ
る裏塗層においても、更に低い反射濃度を得ることが可
能となり、更に自動露光装置並びに自動現像装置などの
自動装置で使用するにあたり好ましくないカールを緩和
することが同時に可能となった。
【0024】本発明に於ける裏塗層の下層、つまり支持
体側から測定した場合に於ける高い光学濃度を与える事
を目的とする層には、反射濃度調整剤としてはカーボン
ブラック等の黒色顔料や染料、フィルター色素等が含ま
れる。本発明で使用する黒色顔料としては好ましくはカ
ーボンブラックである。カーボンブラックの原料として
はチャンネル、サーマル及びファーネスなどの任意の製
法のものを使用できる。カーボンブラックの粒子サイズ
は特に限定されないが9〜180nmのものが好まし
い。また、特開昭59−97142号に記されているよ
うなグラフトカーボンブラックも使用できる。尚、カー
ボンブラックは導電性を特に高めた導電性カーボンであ
っても構わない。また染料並びにフィルター色素使用の
場合ハロゲン化銀感光層の感光波長領域において吸収を
持つものでなければならない。
【0025】これら、各種黒色顔料、染料、フィルター
色素などは単独あるいは併用して用いる事が出来る。
【0026】本発明に於ける裏塗層の上層、つまり裏塗
層側から測定した場合に於ける低い光学濃度を与える事
を目的とする層には、白色顔料が含まれる。白色顔科と
しては二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、
炭酸バリウム、炭酸カルシウム、アルミナ白、シリカ
白、三酸化アンチモン、燐酸チタニウム等を用いること
が出来る。特に二酸化チタンは隠蔽力か大きいので好ま
しい。二酸化チタンはルチル型でもアナターゼ型でも良
く、又、二酸化チタンは公知のサルフェート法、あるい
はクロライド法により作られたものでも良い。更に、二
酸化チタンは含水アルミナ処理及び又は含水二酸化ケイ
素処理等の無機の表面処理したもの或は、トリメチロー
ルメタン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、2,4ジヒドロキシ−2−メチルペンタン等の有
機コーテイング処理したものや界面活性剤の表面処理し
たものが本発明に於いて特に好ましい結果を得る事が出
来る。
【0027】白色顔料の分散に際してはpHの調整、界
面活性剤等の分散助剤を用いる事は必要に応して可能で
あり、更に又、各種の分散機(例えばコロイドミル、ホ
モミキサー、ホモジナイザー、ボールミル、超音波発生
機等、)を用いると、好ましくない二次粒子を含まない
微細な分散物を得ることが出来る。
【0028】本発明の対象たる平版印刷版はゼラチンを
含有しており、その含有層は下塗り層であり、裏塗層で
あり、乳剤層であり、また物理現像核層でもありうる。
これらのゼラチン含有層は、ゼラチン硬膜剤で硬化する
ことができる。ゼラチン硬膜剤としては、例えば、クロ
ム明ばんのような無機化合物、ホルマリン、グリオキサ
ール、マレアルデヒド、グルタルアルデヒドのようなア
ルデヒド類、尿素やエチレン尿素等のN−メチロール化
合物、ムコクロル酸、2,3−ジヒドロキシ−1,4−
ジオキサンの様なアルデヒド類、2,4−ジクロロ−6
−ヒドロキシ−S−トリアジン塩や、2,4−ジヒドロ
キシ−6−クロロ−S−トリアジン塩のような活性ハロ
ゲンを有する化合物、ジビニルスルホン、ジビニルケト
ンやN、N、N−トリアクロイルヘキサヒドロトリアジ
ン、活性な三員環であるエチレンイミノ基やエポキシ基
を分子中に二個以上有する化合物類、高分子硬膜剤とし
てのジアルデヒド澱粉等の種々の化合物の一種もしくは
二種以上を用いることができる。
【0029】硬膜剤はすべての層に添加することも出
来、幾つか又は一層にのみ添加することも可能である。
勿論、拡散性の硬膜剤は二層同時塗布の場合、何れか一
層にのみ添加することが可能である。添加方法は乳剤製
造時に添加したり、塗布時にインラインで添加すること
もできる。
【0030】本発明のゼラチン含有層におけるゼラチン
としては、いわゆる石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチ
ン、酵素処理ゼラチン及びゼラチン分子中に含まれる官
能基としてのアミノ基、イミノ基、ヒドロキシル基また
はカルボキシル基をそれらと反応し得る基を1個持った
試薬で処理、改質したゼラチン誘導体、変成ゼラチン等
例えばゼラチン側鎖にカルボキシル基を増すような試薬
例えばフタル酸無水物、コハク酸無水物、トリメリト酸
無水物で処理したフタル化ゼラチン、コハク化ゼラチ
ン、トリメリト化ゼラチン等当業界で一般に用いられて
いるものは、いずれも用いる事ができる。
【0031】本発明のゼラチン含有層におけるゼラチン
は、その一部を、水溶性ゼラチン、澱粉、デキストリ
ン、アルブミン、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシエ
チルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアクリルアミド、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、ポリビニルメチルエーテル−無水マレイン酸共
重合体等の親水性高分子の一種又は二種以上で置換する
ことも出来る。さらにビニル重合体水性分散物(ラテッ
クス、例えばスチレン−ブタジエン共重合体等)をゼラ
チン層に添加することもできる。
【0032】本発明の裏塗層に含有せしめられるラテッ
クスとしては、スチレン−ブタジエン系、アクリルニト
リル−ブタジエン系、アクリル系、スチレン−アクリル
系、塩化ビニリデン系、酢ビ−塩ビ系またはエチレン−
酢ビ系の共重合体、及びそれらのホモポリマーからなる
ラテックス等の水性ラテックスがあげられる。
【0033】具体例としては、スチレン−ブタジエン系
ラテックスとしてニッポール(日本ゼオン)、ノーガテ
ックス(住友ノーガタック)、クロスレン(武田薬
品)、アクリルニトリル−ブタジエン系ラテックスとし
てクロスレン(武田薬品)、ポリラック(三井東圧)、
ニトレックス(住友ノーガタック)、メチルメタクリレ
ート−ブタジエン系ラテックスとしてポリラック(三井
東圧)、クロスレン(武田薬品)、ラックスター(大日
本インキ)、スチレン−アクリル系ラテックスとしてボ
ンロン(三井東圧)、ポリゾール(昭和高分子)、モビ
ニール(へキスト合成)、タフタック(山陽国策パル
プ)、塩化ビニリデン系ラテックスとしてサランラテッ
クス(旭ダウ)、クレハロン(呉羽化字)、酢ビ−塩ビ
系ラテックス、としては、ビニブラン(日信化学)、デ
ンカテックス(電気化学工業)、エチレン−酢ビ系ラテ
ックスとしてスミカフレックス(住友化学)、電化EV
A(電気化学工業)、ポリゾール(昭和高分子)、ボン
コート(大日本インキ)等があげられその他酢ビ−ベオ
バ系、酢ビ−マレイン酸エステル系、エチレン−酢ビ−
アクリル酸塩系等の水系ラテックスがあげられる。
【0034】特に好ましく用いられるものは、スチレン
−ブタジエン系、メチルメタクリレート、ブラジエン
系、スチレン−アクリル系および酢ビ−ベオバ系の水系
ラテックスであり、ラテックスの特性としてなるべく低
い乾燥温度でも皮膜が形成できるように、ガラス転移温
度Tが30℃以下のものを用いる事が望ましい。
【0035】これらラテックスは1種類あるいは2種類
以上を併用して用いても良く、特に制限を設けるもので
はない。
【0036】本発明に於ける裏塗層の上層、つまり裏塗
層側から測定した場合に於ける低い光学濃度を与えるこ
とを目的とする層にラテックスが添加される。ラテック
スの添加量は、該層に於いてゼラチンなどから構成され
るバインダーの固形分に対するラテックスの固形分比率
にて3%〜200%、好ましくは10%〜100%であ
る。ラテックスの添加量が固形分比率にて3%未満であ
ると、ラテックス添加による反射濃度低減効果を得るこ
とは出来ない。
【0037】本発明に於ける裏塗層に使用されるゼラチ
ンなどから構成されるバインダーの使用量は、支持体を
挟んで反対側に存在する下塗層及び乳剤層などに使用さ
れるバインダー量と密接な関係があり、乳剤層側に使用
されるゼラチン量の10%〜400%、好ましくは50
%〜200%である。
【0038】本発明に於ける裏塗層の上層、つまり裏塗
層側から測定した場合に於ける低い光学濃度を与えるこ
とを目的とする層に含まれる、ゼラチンなどから構成さ
れるバインダーの使用量と、裏塗層の下層、つまり支持
体側から測定した場合に於ける高い光学濃度を与えるこ
とを目的とする層に含まれる、ゼラチンなどから構成さ
れるバインダーの使用量との配分は20:1〜1:10
の範囲であり、好ましくは10:1〜2:1である。
【0039】本発明に使用される支持体としては、例え
ば硬質塩化ビニール、ポリスチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどの
合成高分子の他、二酢酸セルロース、三酢酸セルロー
ス、ニトロセルロースなどの天然高分子フィルムなどが
挙げられる。
【0040】特に好ましく用いられる支持体は、両面も
しくは片面をポリオレフィン重合体で被覆したポリエス
テルフィルム、表面を親水化処理したポリエステルフィ
ルム等である。これらの支持体には表面物性改良の為に
固形微粒子を含んでいてもよい。
【0041】これ等の支持体は親水性コロイド層との接
着性を強固ならしめるために、予め前処理を施すことが
望ましい。
【0042】前処理の方法としては、酸化剤溶液への浸
漬法、火炎処理法、放電処理法、電子衝撃法、紫外線照
射法等による高分子表面の親水化、フランス国特許第8
94,789号、ドイツ国特許第1,040,898号
に開示された如き、親水性コロイドを含んだ溶媒による
サーピング、日本特許第429038号、日本特許第4
29039号等に開示された如き、親水性コロイドを含
む水性高分子エマルジョンの塗布、あるいは特公昭47
一24270号に開示された如きグラフト化ゼラチンを
溶剤に溶解して塗布する方法等がある。
【0043】なお本発明に於ける裏塗層においては、支
持体の上に白色顔科を含む上層と、黒色顔料や染料など
を含む下層を積層して設けるが、これらの層を設ける方
法としては、支持体の上に両方の層を同時塗布して設け
る方法および、支持体の上に下層を塗布し該層が乾燥し
ないうちに上層を塗布する方法のいずれでもよいが、両
方の層を同時塗布により設ける方法が好ましい。
【0044】本発明では支持体を通して測定した裏塗層
の反射濃度が0.5以上必要であるが更には0.8以上
である事が好ましい。
【0045】本発明において、支持体を通して乳剤層を
有する側の反射濃度の測定に際しては裏塗層側が無い状
態すなわち剥離した状態にて行い、又支持体を通して裏
塗層側の反射濃度測定に際しては乳剤層側がない状態即
ち剥離した状態にて測定を行っている。端部カブリを効
果的に防止するために、乳剤層と支持体の間に下塗層を
設け、該下塗層に黒顔料、染料などを含有せしめるが、
その際支持体を通して測定した乳剤層を有する側の反射
濃度は0.8以上であることが望ましい。0.8以上必
要であるのは露光時のハレーション防止効果も兼ねてい
るためである。支持体を通して測定した乳剤層を有する
側の反射濃度が0.8以下で更に支持体を通して測定し
た裏塗層の反射濃度が0.5以下の場合、製版後の画質
低下が甚だしく又明室下での自動露光装置の装着治具交
換時ロール状感材の端部カブリを発生し易い。
【0046】支持体を通して測定した乳剤層側の反射濃
度は0.8以上必要であるが、更には1.0以上である
事が好ましい。ハレーション防止の目的も加え反射濃度
調整剤としてカーボンブラック等の顔料、染料等を含ん
でいる。さらに現像主薬等の写真用添加物も含むことが
出来る。また下塗り層は特開昭48−5503、同昭4
8−100203、同昭49−16507に記載のよう
なものであってもよい。尚、フィルムの接着下引層を含
んでいても構わない。
【0047】ハロゲン化銀乳剤層は、例えば、塩化銀、
臭化銀、塩臭化銀、及びこれらにヨウ化銀を含むものか
らなる。ハロゲン化銀結晶は、ロジウム塩、イリジウム
塩、パラジウム塩、ルテニウム塩、ニッケル塩、白金塩
等の重金属塩を含んでいてもよく、添加量はハロゲン化
銀1モル当り10-8〜10-3モルである。ハロゲン化銀
の結晶形態に特に制限はなく、立方体ないし14面体粒
子、さらにはコアシェル型、平板状粒子でもよい。ハロ
ゲン化銀結晶は、単分散、多分散結晶であってもよく、
その平均粒径は0.2〜0.8μmの範囲である。好ま
しい例の一つとしては、ロジウム塩もしくはイリジウム
塩を含む、塩化銀が80モル%以上の単分散もしくは多
分散結晶がある。
【0048】ハロゲン化銀乳剤は、それが製造される時
又は塗布される時に種々な方法で増感することが出来
る。例えば、チオ硫酸ナトリウム、アルキルチオ尿素に
よって、又は金化合物、たとえばロダン金、塩化金によ
って、又はこれらの両者の併用など当該技術分野におい
て良く知られた方法で化学的に増感することが好まし
い。ハロゲン化銀乳剤は又、例えばシアニン、メロシア
ニン等の色素によってポジティブにもネガティブにも増
感又は減感され得る。その増感又は減感され得る波長域
に特に制限はない。従って、オルソ増感、パンクロ増
感、ヘリウム−ネオンレーザー用増感、アルゴンレーザ
ー用増感、LED用増感、半導体レーザー用増感もなし
得るし、明室用にUV増感、可視光減感もなし得る。
【0049】乳剤層の上部に存在する表面層には物理現
像核を含む。物理現像核としては銀、アンチモン、ビス
マス、カドミウム、コバルト、鉛、ニッケル、パラジウ
ム、ロジウム、金、白金等の金属コロイド微粒子や、こ
れらの金属の硫化物、多硫化物、セレン化物、又はそれ
らの混合物、混晶であっても良い。物理現像核には、親
水性バインダーを含んでいてもいなくても良いが、ゼラ
チン、澱粉、ジアルデヒド澱粉、カルボキシメチルセル
ロース、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリスチレンスルホン酸、ポリ
アクリル酸ソーダ、ビニルイミダゾールとアクリルアミ
ドの共重合体、アクリル酸とアクリルアミドの共重合
体、ポリビニルアルコール等の親水性高分子又はそのオ
リゴマーを含むことが出来、その含有量は0.5g/m
2以下であることが好ましい。さらに物理現像核層に
は、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、カテコー
ル等の現像主薬や、ホルマリン、ジクロロ−s−トリア
ジン等の公知の硬膜剤を含んでいてもよい。
【0050】下塗り層、裏塗層、ハロゲン化銀乳剤層、
物理現像核層等の各塗布層には、塗布助剤として、陰イ
オン、陽イオンもしくは中性界面活性剤のいくつかを含
んでいてもよいし、カブリ防止剤、マット剤、増粘剤、
帯電防止剤等を含むことが出来る。
【0051】本発明で使用する現像処理液には、アルカ
リ性物質、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム等、保恒剤とし
ての亜硫酸塩、ハロゲン化銀溶剤、例えばチオ硫酸塩、
チオシアン酸塩、環状イミド、2−メルカプト安息香
酸、アミン等、粘稠剤、例えばヒドロキシエチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース等、カブリ防止剤、
例えば臭化カリウム、特開昭47−26201に記載の
化合物等、現像剤、例えばハイドロキノン類、カテコー
ル、1−フェニル−3−ピラゾリドン等、現像変性剤、
例えばポリオキシアルキレン化合物、オニウム化合物等
を含むことが出来る。さらに現像処理液には、米国特許
第3,776,728号に記載の如き表面銀層のインキ
乗りを良くする化合物等を使用することが出来る。
【0052】本発明の平版印刷版の現像後の表面銀層
は、任意の公知の表面処理剤でインキ受容性に変換ない
しは受容性を増強せしめ得る。このような処理液として
は、例えば特公昭48−29723、米国特許第3,7
21,559号等に記載されている。印刷方法、あるい
は使用する不感脂化液、給湿液等は普通に良く知られた
方法によることが出来る。
【0053】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが勿論
本発明はこれだけに限定されるものではない。
【0054】実施例1 親水化の目的で特開昭60−213942号に示される
エポキシ化合物を含有した下引組成物で水性下引加工さ
れたポリエステルフィルム支持体上に下記の如く下塗層
並びに裏塗層を塗布する。
【0055】 <下塗層塗液> ゼラチン 30g 水 200g 塩野義製薬株式会社カープレックス(FPS−101) 20g 水 160g カーボンブラック分散液(固形分32%) 10g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g グリオギザール(30%水溶液) 4g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を600gにする。
【0056】塗布量は湿分塗布量で60g/m2とし
た。上記下塗層の支持体を通して測定した反射濃度は
0.8であった。
【0057】上記下塗層上にオルソ増感され た高コン
トラスト塩化銀乳剤を硝酸銀に換算して1.5g/m2
塗布した。乾燥後、50℃2日加温して、特開昭53−
21602の実施例2に記載の核塗布液(ポリマーとし
てはNo.3のアクリルアミドとビニルイミダゾールとの共
重合体を含み現像主薬としてハイドロキノンを0.8g
/m2の割合で含む)にポリアクリル酸 ソーダ(平均分
子量260000)を0.04g/m2となるように加
えた液を 同様にして調整し、塗布した。
【0058】 <裏塗層下層塗液1> ゼラチン 5g 水 200g 塩野義製薬株式会社カープレックス(FPS−101) 5g 水 160g カーボンブラック分散液(固形分32%) 10g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g グリオギザール(30%水溶液) 4g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を420gにする。
【0059】 <裏塗層下層塗液2> ゼラチン 5g 水 200g 塩野義製薬株式会社カープレックス(FPS−101) 5g 水 160g カーボンブラック分散液(固形分32%) 20g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g グリオギザール(30%水溶液) 4g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を420gにする。
【0060】裏塗層下層塗液1、2の塗布量は湿分塗布
量で42g/m2とした。
【0061】上記裏塗層下層塗液1及び2を塗布した上
に更に下記の、裏塗層上層塗液1及び2を湿分塗布量で
70g/m2となるように重ねて塗布を行ない、サンプ
ル1、2、3、4を作成した。
【0062】 <裏塗層上層塗液1> ゼラチン 15g 水 200g 酸化チタン分散液(固形分25%) 280g ラテックス(固形分50%) 6g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を700gにする。
【0063】 <裏塗層上層塗液2> ゼラチン 15g 水 200g 酸化チタン分散液(固形分25%) 240g ラテックス(固形分50%) 12g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を700gにする。
【0064】上記裏塗層下層塗液1及び2を塗布した上
に更に、下記の比較用裏塗層上層塗液1、2、3を湿分
塗布量で70g/m2となるように重ねて塗布を行な
い、比較サンプル1、2、3、4、5、6を作成した。
【0065】 <比較用裏塗層上層塗液1> ゼラチン 15g 水 200g 酸化チタン分散液(固形分25%) 240g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を700gにする。
【0066】 <比較用裏塗層上層塗液2> ゼラチン 20g 水 200g 酸化チタン分散液(固形分25%) 240g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を700gにする。
【0067】 <比較用裏塗層上層塗液3> ゼラチン 15g 水 200g 酸化チタン分散液(固形分25%) 320g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を700gにする。
【0068】更に比較用として下記の単層裏塗層塗液を
作成し、湿分塗布量で50g/m2となるように塗布を
行ない、これを比較サンプル7とした。 <比較用単層裏塗層塗液> ゼラチン 20g 水 200g 酸化チタン分散液(固形分25%) 120g ホルムアルデヒド(30%水溶液) 2g 界面活性剤 6ml 水を加え全量を500gにする。
【0069】上記各平版印刷版は全てロール状感材と
し、明室下にて自動露光装置の装着用治具を外した状態
で5分間放置した。三菱製紙社製製版カメラプロセッサ
CP−550IIを用いて、露光せず現像処理のみ行っ
た。現像は下記の拡散転写現像液でそれぞれ30℃、2
0杪間現像した。安定化は、下記の組成の安定化液でそ
れぞれ25℃、20杪間処理し、乾燥させた。
【0070】 <拡散転写現像液> 水 700g 水酸化ナトリウム 18g 水酸化カリウム 7g 無水亜硫酸ナトリウム 50g 2−メルカプト安息香酸 1g ウラシル 10g 2−メチルアミノエタノール 30g 5−フェニル−2−メルカプト−1,3,4−オキサジアゾール 0.1g 臭化カリウム 1g 水を加えて全量を1,000mlとする。
【0071】 <安定化液> 水 600g クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g コロイダルシリカ(20%) 5g エチレングリコール 5g 水を加えて全量を1,000mlとする。
【0072】反射濃度測定はマクベス濃度計TR927
を用い、ロール状感材の両端部のカブリレベル評価は現
像後のサンプルについて端部からのかぶっている長さ
で、次の評価基準により判定した。 (A)5mm以下 (B)6〜10mm (C)11〜15mm (D)16〜20mm (E)21mm以上
【0073】反射型センサーによる検出可否の判定に
は、オムロン株式会社EE−SB5Vアンプ内蔵フォト
マイクロセンサーを用い、センサーの発光素子であるL
EDに流す電流を変化させ、上記の比較用単層裏塗層の
有無を検知するレベルにセンサー感度を設定しておき、
サンプルを検知させたときに、検出するか否かで判定し
た。
【0074】カールについてはサンプルを直径80mm
の円筒に乳剤面を外にして巻き付け、40℃1日加温を
行った後、カールゲージを用いて、23℃相対湿度50
%での曲率を測定した。乳剤面が凸となるカールを正カ
ールとし、次の評価基準により判定した。 (A)250mm〜350mm (B)2000mm〜250mm (C)200mm未満
【0075】また、サンプルを三菱製紙社製製版カメラ
プロセッサCP−550IIを用いて処理を行った場合
に、裏塗層にキズが無いかどうかを目視により判定し
た。
【0076】以上の結果を表1に示す。
【0077】
【表1】
【0078】表1より明らかなように、本発明と同様の
構成を持つ比較サンプル2は、単層からなる比較サンプ
ル7と比較して、支持体を通して測定した裏塗層の反射
濃度が同一であるにも係わらず、反射型センサーで検出
できない。これに対し、本発明のサンプル1、2、3、
4は、反射濃度を更に低くしたため、反射型センサーで
の検出を問題なく行うことが出来る。更に本発明のサン
プル1、2、3、4は比較サンプル7と比べ耐ロール端
部カブリ特性に優れており、本発明のサンプル1、2、
3、4は、比較サンプル3、4と比べカールが少なく、
比較サンプル1、2と比べ反射型センサーによる確実な
検出が行え、比較サンプル5、6と比べ裏塗層はキズが
付きにくく、裏塗層として要求される全ての条件を満た
している。特に、サンプル3、4は比較サンプル1、2
に対してラテックスを添加しただけであるにもかかわら
ず、裏塗層として要求される全ての条件を満たしてい
る。
【0079】
【発明の効果】本発明を用いることにより明室下でもロ
ール状感材端部カブリを生じる事なく自動露光装置の装
着治具交換が可能な、自動露光装置並びに自動現像装置
などの自動装置に対する適性の高められた、ハロゲン化
銀写真感光材料を提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なフィルムの支持体上に少なくとも
    一層のハロゲン化銀乳剤層と、支持体から見て反対側に
    少なくとも二層からなる裏塗層が塗布されているハロゲ
    ン化銀写真感光材料に於て、支持体を通して測定した裏
    塗層の反射濃度が0.5以上、かつ裏塗り最外層側から
    測定した該裏塗層の反射濃度が0.35以下であり、少
    なくとも二層からなる裏塗層の内、支持体から見て最外
    層にラテックスを含有する事を特徴とするハロゲン化銀
    写真感光材料。
  2. 【請求項2】 請求項1の構成である銀錯塩拡散転写法
    を応用した平版印刷版。
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