JPH09304463A - 耐電圧試験回路 - Google Patents
耐電圧試験回路Info
- Publication number
- JPH09304463A JPH09304463A JP8123012A JP12301296A JPH09304463A JP H09304463 A JPH09304463 A JP H09304463A JP 8123012 A JP8123012 A JP 8123012A JP 12301296 A JP12301296 A JP 12301296A JP H09304463 A JPH09304463 A JP H09304463A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- withstand voltage
- voltage test
- circuit
- switch
- filter capacitor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力変換装置を含む装置の耐電圧試験時の短
絡事故を防止し、接地回路の開放，復旧作業を簡単にす
る。 【解決手段】 電力変換装置２の耐電圧試験用スイッチ
３に接点８，９を付加することで、試験時には接点８を
開放して電源６の開閉用コンタクタ５を動作させないよ
うにするとともに、接点９を開放してフィルタコンデン
サ４の接地回路を開放することにより、電源短絡事故の
防止と接地回路の開放，復旧作業の簡単化とを図る。
絡事故を防止し、接地回路の開放，復旧作業を簡単にす
る。 【解決手段】 電力変換装置２の耐電圧試験用スイッチ
３に接点８，９を付加することで、試験時には接点８を
開放して電源６の開閉用コンタクタ５を動作させないよ
うにするとともに、接点９を開放してフィルタコンデン
サ４の接地回路を開放することにより、電源短絡事故の
防止と接地回路の開放，復旧作業の簡単化とを図る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体電力変換
装置を含む装置の耐電圧試験回路、特にその作業性等を
改良した耐電圧試験回路に関する。
装置を含む装置の耐電圧試験回路、特にその作業性等を
改良した耐電圧試験回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の耐電圧試験では、種々の部品か
らなる回路を印加電圧毎にまとめ、ケースと回路との間
に或る定められた電圧を一定時間印加して行なうのが一
般的であり、回路を印加電圧毎にまとめる作業を簡単に
するために、通常は耐電圧試験用スイッチが用いられ
る。図２に耐電圧試験用スイッチを用いた従来例を示
す。同図において、１はケース、２は電力変換装置、３
は耐電圧試験用スイッチ、４はフィルタコンデンサ、５
は電源開閉用コンタクタ、６は電源、７は負荷、１０は
操作回路である。
らなる回路を印加電圧毎にまとめ、ケースと回路との間
に或る定められた電圧を一定時間印加して行なうのが一
般的であり、回路を印加電圧毎にまとめる作業を簡単に
するために、通常は耐電圧試験用スイッチが用いられ
る。図２に耐電圧試験用スイッチを用いた従来例を示
す。同図において、１はケース、２は電力変換装置、３
は耐電圧試験用スイッチ、４はフィルタコンデンサ、５
は電源開閉用コンタクタ、６は電源、７は負荷、１０は
操作回路である。
【０００３】すなわち、電力変換装置２はケース１に収
納され、常時は電源開閉用コンタクタ５を介して電源６
より電力を供給されて負荷７を駆動する。また、電力変
換装置２の出力側には、ケース１に接地されたフィルタ
コンデンサ４が設けられている。ここで、耐電圧試験時
には、操作回路１０によって電源開閉用コンタクタ５を
動作させて電源６を開放したのち、耐電圧試験用スイッ
チ３を閉位置（図示とは逆の位置）に切り換え、次い
で、接地点Ｄの電線を外し、しかる後Ａ点とＢ点または
Ｃ点とＢ点の間に規定の電圧を一定時間印加することに
より、耐電圧試験を行なうようにしている。
納され、常時は電源開閉用コンタクタ５を介して電源６
より電力を供給されて負荷７を駆動する。また、電力変
換装置２の出力側には、ケース１に接地されたフィルタ
コンデンサ４が設けられている。ここで、耐電圧試験時
には、操作回路１０によって電源開閉用コンタクタ５を
動作させて電源６を開放したのち、耐電圧試験用スイッ
チ３を閉位置（図示とは逆の位置）に切り換え、次い
で、接地点Ｄの電線を外し、しかる後Ａ点とＢ点または
Ｃ点とＢ点の間に規定の電圧を一定時間印加することに
より、耐電圧試験を行なうようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方式では、下記のような問題が生じる。 （１）電源を開放せずに耐電圧試験用スイッチを閉にし
たり、耐電圧試験用スイッチを閉にしたままで電源を投
入すると、電源短絡事故が発生する。 （２）フィルタコンデンサの接地回路の試験時の電線外
しや、試験終了後の電線接続作業が煩雑で、時間が掛か
る。
方式では、下記のような問題が生じる。 （１）電源を開放せずに耐電圧試験用スイッチを閉にし
たり、耐電圧試験用スイッチを閉にしたままで電源を投
入すると、電源短絡事故が発生する。 （２）フィルタコンデンサの接地回路の試験時の電線外
しや、試験終了後の電線接続作業が煩雑で、時間が掛か
る。
【０００５】したがって、この発明の課題は、 （イ）耐電圧試験時の誤操作による電源短絡事故を防止
する。 （ロ）耐電圧試験時の接地回路の開放，復帰作業を簡略
化する。ことにある。
する。 （ロ）耐電圧試験時の接地回路の開放，復帰作業を簡略
化する。ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
べく、請求項１の発明では、入力側は電源開閉用コンタ
クタを介して電源と接続され、出力側はフィルタコンデ
ンサの接地回路を介して接地される電力変換装置を含む
装置の耐電圧試験を、耐電圧試験用スイッチを介して行
なう耐電圧試験回路において、前記電源開閉用コンタク
タの動作回路に耐電圧試験用スイッチの連動接点を挿入
し、試験時にはこの耐電圧試験用スイッチの連動接点に
より、前記電源開閉用コンタクタを動作不能にするよう
にしている。
べく、請求項１の発明では、入力側は電源開閉用コンタ
クタを介して電源と接続され、出力側はフィルタコンデ
ンサの接地回路を介して接地される電力変換装置を含む
装置の耐電圧試験を、耐電圧試験用スイッチを介して行
なう耐電圧試験回路において、前記電源開閉用コンタク
タの動作回路に耐電圧試験用スイッチの連動接点を挿入
し、試験時にはこの耐電圧試験用スイッチの連動接点に
より、前記電源開閉用コンタクタを動作不能にするよう
にしている。
【０００７】請求項２の発明では、入力側は電源開閉用
コンタクタを介して電源と接続され、出力側はフィルタ
コンデンサの接地回路を介して接地される電力変換装置
を含む装置の耐電圧試験を、耐電圧試験用スイッチを介
して行なう耐電圧試験回路において、前記フィルタコン
デンサの接地回路と直列に耐電圧試験用スイッチの連動
接点を挿入し、試験時にはこの耐電圧試験用スイッチの
連動接点により、前記フィルタコンデンサの接地回路を
開放するようにしている。
コンタクタを介して電源と接続され、出力側はフィルタ
コンデンサの接地回路を介して接地される電力変換装置
を含む装置の耐電圧試験を、耐電圧試験用スイッチを介
して行なう耐電圧試験回路において、前記フィルタコン
デンサの接地回路と直列に耐電圧試験用スイッチの連動
接点を挿入し、試験時にはこの耐電圧試験用スイッチの
連動接点により、前記フィルタコンデンサの接地回路を
開放するようにしている。
【０００８】請求項３の発明では、入力側は電源開閉用
コンタクタを介して電源と接続され、出力側はフィルタ
コンデンサの接地回路を介して接地される電力変換装置
を含む装置の耐電圧試験を、耐電圧試験用スイッチを介
して行なう耐電圧試験回路において、前記電源開閉用コ
ンタクタの動作回路に耐電圧試験用スイッチの第１の連
動接点を挿入するとともに、前記フィルタコンデンサの
接地回路と直列に耐電圧試験用スイッチの第２の連動接
点を挿入し、試験時には前記耐電圧試験用スイッチの第
１の連動接点により、前記電源開閉用コンタクタを動作
不能にするとともに、前記耐電圧試験用スイッチの第２
の連動接点により、前記フィルタコンデンサの接地回路
を開放するようにしている。
コンタクタを介して電源と接続され、出力側はフィルタ
コンデンサの接地回路を介して接地される電力変換装置
を含む装置の耐電圧試験を、耐電圧試験用スイッチを介
して行なう耐電圧試験回路において、前記電源開閉用コ
ンタクタの動作回路に耐電圧試験用スイッチの第１の連
動接点を挿入するとともに、前記フィルタコンデンサの
接地回路と直列に耐電圧試験用スイッチの第２の連動接
点を挿入し、試験時には前記耐電圧試験用スイッチの第
１の連動接点により、前記電源開閉用コンタクタを動作
不能にするとともに、前記耐電圧試験用スイッチの第２
の連動接点により、前記フィルタコンデンサの接地回路
を開放するようにしている。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１はこの発明の実施の形態を示
す構成図である。図２と比較すれば明らかなように、こ
の例は耐電圧試験用スイッチ３に連動する接点８，９を
付加した点が特徴である。接点８は電源開閉用コンタク
タ５を開閉する操作回路１０に直列に挿入され、接点９
はフィルタコンデンサ４の接地回路に直列に挿入されて
いる。これらのことにより、耐電圧試験を行なうべく耐
電圧試験用スイッチ３を動作させると、接点８および接
点９はともに開放される（図示とは反対方向に切り換わ
る）ことになる。その結果、電力変換装置２は電源６お
よび接地回路から開放されるため、耐電圧試験時の電源
短絡事故が防止されるとともに、接地回路の開放作業も
不要となる。なお、接地回路は耐電圧試験後には自動的
に接地されるので、復帰作業も不要となる。
す構成図である。図２と比較すれば明らかなように、こ
の例は耐電圧試験用スイッチ３に連動する接点８，９を
付加した点が特徴である。接点８は電源開閉用コンタク
タ５を開閉する操作回路１０に直列に挿入され、接点９
はフィルタコンデンサ４の接地回路に直列に挿入されて
いる。これらのことにより、耐電圧試験を行なうべく耐
電圧試験用スイッチ３を動作させると、接点８および接
点９はともに開放される（図示とは反対方向に切り換わ
る）ことになる。その結果、電力変換装置２は電源６お
よび接地回路から開放されるため、耐電圧試験時の電源
短絡事故が防止されるとともに、接地回路の開放作業も
不要となる。なお、接地回路は耐電圧試験後には自動的
に接地されるので、復帰作業も不要となる。
【００１０】上記の例では接点８，９の双方を付加する
ようにしたが、そのいずれか一方だけ設けるようにして
も良いのは勿論である。また、以上では、主として電力
変換装置の耐圧試験について説明したが、この発明はこ
れと同様の装置一般の耐圧試験に適用することが可能な
のは言うまでもない。
ようにしたが、そのいずれか一方だけ設けるようにして
も良いのは勿論である。また、以上では、主として電力
変換装置の耐圧試験について説明したが、この発明はこ
れと同様の装置一般の耐圧試験に適用することが可能な
のは言うまでもない。
【００１１】
【発明の効果】この発明によれば、耐電圧試験時には、
電源開閉用コンタクタが投入されないか、またはフィル
タコンデンサの接地回路を開放するようになっているの
で、電源短絡事故の防止、または、接地回路の開放，復
帰作業の簡略化が実現できる。また、耐電圧試験時に電
源開閉用コンタクタが投入されないようにするととも
に、フィルタコンデンサの接地回路を耐電圧試験用スイ
ッチと連動して開放するようにすれば、電源短絡事故を
防止しつつ接地回路の開放，復帰作業が簡略化されると
いう相乗効果を期待でき、装置の信頼性が著しく向上す
るという利点が得られる。
電源開閉用コンタクタが投入されないか、またはフィル
タコンデンサの接地回路を開放するようになっているの
で、電源短絡事故の防止、または、接地回路の開放，復
帰作業の簡略化が実現できる。また、耐電圧試験時に電
源開閉用コンタクタが投入されないようにするととも
に、フィルタコンデンサの接地回路を耐電圧試験用スイ
ッチと連動して開放するようにすれば、電源短絡事故を
防止しつつ接地回路の開放，復帰作業が簡略化されると
いう相乗効果を期待でき、装置の信頼性が著しく向上す
るという利点が得られる。
【図１】この発明の実施の形態を示す構成図である。
【図２】従来例を示す構成図である。
１…ケース、２…電力変換装置、３…耐電圧試験用スイ
ッチ、４…フィルタコンデンサ、５…電源開閉用コンタ
クタ、６…電源、７…負荷、８…コンタクタ開閉用接
点、９…フィルタコンデンサ開放用接点、１０…操作回
路。
ッチ、４…フィルタコンデンサ、５…電源開閉用コンタ
クタ、６…電源、７…負荷、８…コンタクタ開閉用接
点、９…フィルタコンデンサ開放用接点、１０…操作回
路。
Claims (3)
- 【請求項１】 入力側は電源開閉用コンタクタを介して
電源と接続され、出力側はフィルタコンデンサの接地回
路を介して接地される電力変換装置を含む装置の耐電圧
試験を、耐電圧試験用スイッチを介して行なう耐電圧試
験回路において、 前記電源開閉用コンタクタの動作回路に耐電圧試験用ス
イッチの連動接点を挿入し、試験時にはこの耐電圧試験
用スイッチの連動接点により、前記電源開閉用コンタク
タを動作不能にすることを特徴とする耐電圧試験回路。 - 【請求項２】 入力側は電源開閉用コンタクタを介して
電源と接続され、出力側はフィルタコンデンサの接地回
路を介して接地される電力変換装置を含む装置の耐電圧
試験を、耐電圧試験用スイッチを介して行なう耐電圧試
験回路において、 前記フィルタコンデンサの接地回路と直列に耐電圧試験
用スイッチの連動接点を挿入し、試験時にはこの耐電圧
試験用スイッチの連動接点により、前記フィルタコンデ
ンサの接地回路を開放することを特徴とする耐電圧試験
回路。 - 【請求項３】 入力側は電源開閉用コンタクタを介して
電源と接続され、出力側はフィルタコンデンサの接地回
路を介して接地される電力変換装置を含む装置の耐電圧
試験を、耐電圧試験用スイッチを介して行なう耐電圧試
験回路において、 前記電源開閉用コンタクタの動作回路に耐電圧試験用ス
イッチの第１の連動接点を挿入するとともに、前記フィ
ルタコンデンサの接地回路と直列に耐電圧試験用スイッ
チの第２の連動接点を挿入し、試験時には前記耐電圧試
験用スイッチの第１の連動接点により、前記電源開閉用
コンタクタを動作不能にするとともに、前記耐電圧試験
用スイッチの第２の連動接点により、前記フィルタコン
デンサの接地回路を開放することを特徴とする耐電圧試
験回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8123012A JPH09304463A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 耐電圧試験回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8123012A JPH09304463A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 耐電圧試験回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09304463A true JPH09304463A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14850065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8123012A Pending JPH09304463A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 耐電圧試験回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09304463A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007259680A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 電力変換装置の試験用回路短絡装置 |
| JP2008216057A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 電気信号測定装置 |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP8123012A patent/JPH09304463A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007259680A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 電力変換装置の試験用回路短絡装置 |
| JP2008216057A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 電気信号測定装置 |
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