JPH09304070A - 電子測量機における検出信号の自動調整装置 - Google Patents

電子測量機における検出信号の自動調整装置

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JPH09304070A
JPH09304070A JP14676596A JP14676596A JPH09304070A JP H09304070 A JPH09304070 A JP H09304070A JP 14676596 A JP14676596 A JP 14676596A JP 14676596 A JP14676596 A JP 14676596A JP H09304070 A JPH09304070 A JP H09304070A
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JP
Japan
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surveying instrument
amplifier
detection signal
electronic
electronic surveying
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JP14676596A
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Shoji Kamasako
正二 鎌迫
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子測量機の各種検出手段から出力される検
出信号の演算増幅器の利得や入力バイアスを自動的に調
整する。 【解決手段】 電子測量機の測角・測距時に各種検出手
段から出力される検出信号のレベルを監視し調整するた
めの電子測量機における検出信号の自動調整装置におい
て、検出信号を増幅するオペオンプ56の利得及び入力
バイアスを電子ボリューム57及び60を介してフィー
ドバック制御により自動的に調整する手段として、A/
D変換器58と、オペオンプ56の利得及び入力バイア
スを設定する設定部62、およびオペオンプ56の出力
信号と設定値とを比較し、その誤差が許容値以内に達す
るまで電子ボリューム57及び60の抵抗値を変化させ
てオペオンプ56の利得及び入力バイアスを設定値に自
動的に設定する演算制御部59を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子技術を利用し
て距離測定、角度測定等を行う電子測量機における検出
信号の自動調整装置に関し、特に電子測量機における検
出信号の処理系を構成する増幅器の利得及び入力バイア
スを自動的に調整する自動調整技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子技術の発達に伴って、距離測
定、角度測定等を行う測量機においても、電磁波を用い
て距離を測定する電磁波測距儀、電子的な処理により距
離、角度を求める電子式セオドライト、トータルステー
ション等の電子測量機が実現されている。この種の電子
測量機において、角度を計数可能なパルス信号に変換す
るものとしては、一般に、エンコーダが利用されてい
る。このエンコーダとしては、光学式(光電式)、電磁
式、電磁誘導式、静電容量式などの方式のものが知られ
ているが、(a)基準スケールが高度の光学技術によっ
て作られ、高精度・高分解能である、(b)光電式検出
機構で外部ノイズに強く、特に磁界の影響を受けない、
(c)非接触の信号検出のため、長寿命で信頼性が高い
等の利点を有する光学式ロータリーエンコーダが主流に
なっている。
【0003】この光学式ロータリーエンコーダは、コー
ド化方式(インクリメンタル方式、アブソリュート方式
がある)、検出方式(平行スリット方式、モアレじま方
式、バーニャじま方式、レーザ回折方式がある)、スケ
ールの光学特性(透過型、反射型がある)などによっ
て、多くの種類に分けられるが、それらの基本原理は細
かい点を除くと同じであり、円盤状の基本スケール上の
微細な格子目盛りを、発光素子と受光素子とを用いて読
取り、正弦波、またはパルス化信号として出力するもの
である。
【0004】電子測量機では、平行スリット方式、透過
型によるインクリメンタル方式が主として使用されてい
る。このインクリメンタル方式は、図9に示したよう
に、それぞれ等間隔の格子目盛りを持ち回転されるメイ
ンスケール100と固定のサブスケール101、および
これらスケールを挟むように設置された発光素子102
と受光素子103で光の送受を行い、メインスケール1
00の回転につれて1ピッチ移動するごとに光の断続が
生じ、電気信号が得られるように構成されている。すな
わち、メインスケール100の回転につれて、1ピッチ
移動するごとに、メインスケール100とサブスケール
101の格子部分を通過する光量が変調を受けて明暗が
繰り返される。この明暗変化は、受光素子103で検出
され、近似正弦波の電気信号に光電変換される。
【0005】ところで、高精度のエンコーダを実現する
場合、受光素子103としては、素子のバラツキが小さ
いフォトダイオードが使用されているが、このフォトダ
イオードは出力が小さいため、フォトダイオードの後段
には、図10に示したように、演算増幅器(オペアン
プ)104が設けられている。また、発光素子102や
受光素子(フォトダイオード)103の個体差を吸収し
たり、オペアンプ104の後段に設けられる図示省略し
た波形整形回路(シュミットトリガ回路など)のスレッ
ショルドレベルとの関係などで、オペアンプ104の利
得(出力信号レベル)を所定値にするために、信号入力
端子には、半固定抵抗器105を介して出力端子からフ
ィードバック(負帰還)をかけるように構成され、更
に、オペアンプ104の入力端にはバイアス調整用の半
固定抵抗器106が接続されている。このバイアス調整
用半固定抵抗器106は、その抵抗値を変えることによ
り、オペアンプ104の反転入力端子の入力電圧を変化
させ、その出力電圧のレベルシフトを行う。これによ
り、オペアンプ104の電源が単一の正電源の場合、そ
の出力電圧が負になるのを回避する。そして、出荷時な
どに、オペアンプ104の利得や入力バイアスを所定値
に調整する場合は、オペアンプ104の出力信号レベル
を電圧計やオシロスコープで監視しながら、半固定抵抗
器105や半固定抵抗器106のツマミをドライバー等
により回して、その抵抗値を可変するようにしていた。
なお、トータルステーション等の電子測量機において
は、水平方向の角度のみならず垂直方向の角度をも測定
し、かつメインスケール100等の回転方向を区別する
等のために、上述するオペアンプ104や半固定抵抗器
105及び半固定抵抗器106を含む光学式ロータリー
エンコーダの信号処理回路は多数(少なくとも10個)
設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オペアンプ1
04の利得やバイアスレベルを所定値に調整するために
は、上記のように、半固定抵抗器105や半固定抵抗器
106の抵抗値をマニュアルで変化させる必要があるた
め、その操作が煩雑で時間がかかるほか、製造時の作業
行程が増え、コスト高を招いていた。また、半固定抵抗
器105や半固定抵抗器106のツマミをドライバー等
により回す際に過大な力を加えてしまい、半固定抵抗器
105や半固定抵抗器106を破壊してしまうおそれが
ある。また、多数の半固定抵抗器105や半固定抵抗器
106の抵抗値を順次調整していく場合に、既に調整済
みの半固定抵抗器105や半固定抵抗器106のツマミ
を誤って触ってしまい、再度、調整し直さなければなら
なくなるなどの調整ミスを招き、この点でもコスト高を
招いていた。本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、電子測量機の各種検出手段か
ら出力される検出信号の演算増幅器の利得や入力バイア
スを自動的に調整できるようにした電子測量機における
検出信号の自動調整装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電子測量機の測角・測距時に検出手段から
出力される検出信号のレベルを監視し調整するための電
子測量機における検出信号の自動調整装置であって、前
記検出信号を増幅する増幅器と、前記増幅器の帰還系に
接続され、該増幅器の利得を調整する利得調整手段と、
前記増幅器の利得を予め定めた値に設定する設定手段
と、前記増幅器の出力信号と前記設定手段で設定された
設定値とを比較し、この出力信号と設定値との誤差から
生成される制御信号により前記利得調整手段の抵抗値を
変化させるとともに前記誤差が許容値以内に達するまで
前記利得調整手段を制御する制御手段とを備えてなるも
のである。
【0008】また、本発明は、前記増幅器が複数設けら
れ、この各増幅器は電子測量機の測角・測距時に各検出
手段から出力されるそれぞれの検出信号を増幅する構成
になっているものである。また、本発明は、前記検出手
段の検出信号が、前記電子測量機で測定対象点を視準し
た時に動作される測角用光学式エンコーダの受光部から
出力される信号であることを特徴とする。また、本発明
は、前記利得調整手段が、電子ボリュームから構成され
ているものである。また、本発明は、前記電子ボリュー
ムが、前記増幅器の出力端と反転入力端子間に直列に接
続された複数の抵抗と、一端が前記増幅器の出力端に並
列に接続され、他端が相隣接する前記抵抗の接続点に順
に接続された切換スイッチと、前記制御手段で算出され
た誤差に応じて生成される位置信号により前記切換スイ
ッチの1つを選択してオンするワイパーポジションデコ
ーダとから構成されているものである。また、本発明
は、前記増幅器の入力側に接続され、該増幅器の動作点
を決定する入力バイアス調整手段と、前記設定手段に前
記増幅器の入力バイアスを予め定めた値に設定するバイ
アス設定手段を備え、前記増幅器の出力信号と前記バイ
アス設定手段で設定された設定値とを前記制御手段で比
較して、その誤差に応じた制御信号により前記バイアス
調整手段の抵抗値を変化させるとともに前記誤差が許容
値以内に達するまで前記バイアス調整手段を制御する構
成にしたものである。また、本発明は、前記入力バイア
ス調整手段が、電子ボリュームから構成されているもの
である。また、本発明は、前記増幅器から出力される信
号をデジタル信号に変換して前記制御手段に出力するA
/D変換手段を更に備えてなるものである。また、本発
明は、少なくとも前記設定手段及び制御手段が、マイク
ロコンピュータにより構成されたことを特徴とする。ま
た、本発明は、前記マイクロコンピュータには、電子測
量機を統括的に制御するマイクロコンピュータを活用す
るように構成したことを特徴とする。また、本発明は、
前記利得の設定値が、外部のコンピュータから前記マイ
クロコンピュータに入力されることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記電子測量機はトータルステーション
であることを特徴とする。また、本発明は、前記電子測
量機は電子式セオドライトであることを特徴とする。ま
た、本発明は、電子測量機で測定対象点を視準した時に
動作される光学式エンコーダにより少なくとも角度を測
定するための電子測量機における検出信号の自動調整装
置であって、前記光学式エンコーダの信号処理回路を構
成する増幅器の利得及び入力バイアスを調整する電子ボ
リュームを設け、この電子ボリュームの抵抗値を前記演
算増幅器の出力と設定値との誤差が許容値以内に達する
までフィードバック制御により自動的に調整することを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例につ
いて説明する。本形態例は電子測量機としてのトータル
ステーションに適用した例である。図1は、本実施の形
態例に係る電子測量機としてのトータルステーションの
外観を示す正面図であり、図2は、図1の左側から見た
状態を示すトータルステーションの側面図である。これ
ら図1、図2から明らかなように、測量機本体としての
トータルステーションは、本体部2、基台部3、および
整準ブロック4を、図面上方から順に組立て構成されて
いる。
【0010】本体部2は、略U字状の形状をなし、その
U字状凹部2a内に視準望遠鏡部1が装着されている。
また、本体部2の正面および裏面には、測量結果や測量
指示を表示するための表示器12,12、および各種デ
ータや操作コマンドを入力するための入力操作部13が
設けられている。整準ブロック4上に軸線を一致させて
設置した基台部3の軸心部には、図2に示すように、鉛
直軸9によって本体部2の下部が水平方向に回転可能に
軸支されている。鉛直軸9の端部には、トータルステー
ションの測定対象点への視準時に本体部2の水平方向の
角度を測定するための円盤状のスケール10aが取り付
けられており、このスケール10a上には円周方向に沿
って所望ピッチの目盛パターンが形成されている。一
方、本体部2内には、スケール10aの目盛パターンの
明暗変化を電気信号に変換する検出装置10bが配設さ
れている。これらスケール10aおよび検出装置10b
は、インクリメント方式の水平方向エンコーダ10を構
成し、このエンコーダ10は本体部2の基台部3に対す
る水平方向の回転角度に対応して目盛パターンのピッチ
に応じた数のパルス信号を発生する。なお、図1に示す
水平方向微調整ネジ2cは、本体部2の基台部3に対す
る回転量を微調整するためのネジである。
【0011】視準望遠鏡部1は、測定対象点に配置され
た反射プリズム(コーナーキューブ)を視準するための
視準望遠鏡1aを内蔵している。この視準望遠鏡1a
は、光波測定のための変調光の送光光学系、および受光
光学系を兼ねている。その他、視準望遠鏡部1内には、
この変調光を出射する発光素子21(図3参照)、反射
プリズムからの変調光の戻り光を受光する受光素子22
(図3参照)などが内蔵されている。この視準望遠鏡部
1は、鉛直軸9の軸線と直交する水平軸6によって本体
部2のU字状凹部2a内に軸支され、この水平軸6を中
心にして上下方向に回転可能になっている。
【0012】視準望遠鏡部1と一体に回転する水平軸6
の端部には、トータルステーションの測定対象点への視
準時に視準望遠鏡部1の垂直方向の角度を測定するため
の円盤状のスケール7aが取り付けられており、このス
ケール7a上には円周方向に沿って所望ピッチの目盛パ
ターンが形成されている。一方、本体部2内には、透明
スケール7aの目盛パターンの明暗変化を電気信号に変
換する検出装置7bが配設されている。これら透明スケ
ール7aおよび検出装置7bは、インクリメント方式の
垂直方向エンコーダ7を構成し、このエンコーダ7は視
準望遠鏡部1の本体部2に対する垂直方向の回転度に対
応して目盛パターンのピッチに応じた数のパルス信号を
発生する。また、スケール7a上には原点検出用パター
ンが形成されているとともに、本体部2内には、この原
点検出用パターンを読み取るための原点検出部24が配
設されている。これら原点検出用パターンの形態および
原点検出部24の位置は、視準望遠鏡1aの光軸が鉛直
軸9の軸線と直角な位置においてのみパルス(原点検出
パルス)を出力するように設定されている。なお、図1
に示す垂直方向微調整ネジ2bは、視準望遠鏡部1の本
体部2に対する回転量を微調整するためのネジである。
【0013】以上の機械的な構成により、視準望遠鏡部
1は、基台部3に対してあらゆる方向を向くことがで
き、このときの視準望遠鏡1aの方向は、垂直方向エン
コーダ7および水平方向エンコーダ10によって測定さ
れる。整準ブロック4は、上部板4aおよび下部板4b
から構成され、この上部板4aと下部板4b間には微調
整可能な3個の整準ネジ8が周方向に等角度離して配設
されている。そして、これら整準ネジ8の突出量を微調
整することにより、上部板4aを下部板4bに対して任
意の向きおよび角度に相対傾動させて、鉛直軸9の軸線
を鉛直方向に一致させることができる。なお、基台部3
と上部板4aとの間は、相互に水平方向にシフト可能な
求心軸受となっており、鉛直軸9を所定の測定点上に移
動させる求心作業ができるようになっている。
【0014】図2に示す求心望遠鏡2dは、鉛直軸9と
同軸の対物光軸を有し、上述の求心作業を行うためのガ
イドとなる。また、上部板4aに設けられた固定ネジ4
cは、基台部3と上部板4aとの間の動きを固定するた
めのものである。また、本体部2の上部には、そのU字
状凹部2aをまたぐように、取手部11が取り付けら
れ、この取手部11の水平部には、図示省略した棒コン
パスが埋め込まれている。この棒コンパスは、中空棒内
に磁針を回動自在に保持しており、この磁針のS極が回
転面に対し直交する向きにより、中空棒の端部(表示
面)から磁針の振れを観察して、水平方向の回転角の基
準を磁北に設定するために設けられている。
【0015】次に、本トータルステーションの内部回路
の全体構成を図3に基づいて説明する。本トータルステ
ーションは、距離・角度を演算する制御演算部(マイコ
ン)20を有する。この制御演算部20には、上述した
垂直方向エンコーダ7、水平方向エンコーダ10、表示
部12、入力操作部13、および原点検出部24が接続
されている。また、制御演算部20には、上述した測距
用の発光素子21および受光素子22に接続された位相
差検出部23も接続されている。位相差検出部23は、
所定の位相の変調信号を内部的に発生して、この変調信
号に従って発光素子21から変調光を出射させる。ま
た、位相差検出部23は、受光素子22によって光電変
換された変調光の戻り光による変調信号が入力される。
そして、位相差検出部23は、内部的に発生した変調信
号の位相と戻り光による変調信号の位相とを比較して、
それらの位相差を検出する。検出された位相差は、制御
演算部20に入力される。
【0016】そして、制御演算部20は、位相差検出部
23から入力された計数値(位相差)に基づいて、トー
タルステーションの機械中心(発光素子21および受光
素子22に対する視準望遠鏡1aの光軸上における光学
的等価位置)から反射プリズムまでの距離を算出する。
また、制御演算部20は、水平方向エンコーダ10から
のパルス及び垂直方向エンコーダ7からのパルスに基づ
いて、トータルステーションの機械中心(水平軸6と鉛
直軸9との交点に一致)を基準として、測定対象の測角
値を計算する。すなわち、視準望遠鏡部1を本体部2の
基準水平面と平行にすると(視準望遠鏡1aの光軸を鉛
直軸9の軸線と直角な方向に向かせると)、原点検出部
24により高度角の原点を示す原点検出パルスが制御演
算部20に入力されて、高度角の原点がセットされる。
この原点セット後に、制御演算部20は、垂直方向エン
コーダ7から入力されるパルスをカウントする。この個
々のパルスは高度角の単位角度に対応しているので、制
御演算部20は、セットされた原点を基準にパルスをカ
ウントすることにより、水平面に対する視準望遠鏡1a
の高度角を計算することができる。
【0017】一方、水平角の原点は、棒コンパスが磁北
方向を向いた時、または任意の回転位置で入力操作部1
3の所定のファンクションキーが押下されることによっ
てセットされる。この原点セット後に、制御演算部20
は、水平方向エンコーダ10から入力されるパルスをカ
ウントする。この個々のパルスは、水平角の単位角度に
対応しているので、制御演算部20は、セットされた原
点を基準にパルスをカウントすることにより、磁北また
は任意の回転位置を基準とした視準望遠鏡1aの水平角
(方角)を計算することができる。そして、制御演算部
20は、このようにして算出した距離値、測角値をそれ
ぞれ表示器2上に表示する。
【0018】次に、垂直方向エンコーダ7、および水平
方向エンコーダ10の構成及び動作を詳細に説明する。
垂直方向エンコーダ7、および水平方向エンコーダ10
は、図4に示したように、光学式セオドライトから構成
されるもので、メインスケール50(前述の透明スケー
ル7a、スケール10aに対応)とサブスケール51の
両側に発光ダイオード52、フォトダイオード53(こ
れらフォトダイオードは、前述の検出装置7b、10b
に対応している)が配置され、発光ダイオード52とメ
インスケール50との間にコリメータレンズ54が配置
された構成となっている。なお、メインスケール50と
サブスケール51は、数10μmの隙間を隔てて、スリ
ット面を向かい合わせて配置されている。
【0019】メインスケール50とサブスケール51に
は、スリット状の明暗パターン50a、51aが、例え
ば80″のピッチで形成されている。そして、発光ダイ
オード52から出射された光は、コリメータレンズ54
により平行にされてメインスケール50、サブスケール
51を介してフォトダイオード53に入射される。この
際、コリメータレンズ54による光線の平行化により、
光線がメインスケール50とサブスケール51のスリッ
トを通過する間に拡がり、明暗比が低下することが防止
される。視準望遠鏡部1の回転操作に伴ってメインスケ
ール50(またはサブスケール51)は回転駆動される
が、その回転につれて1ピッチ移動するごとに、メイン
スケール50とサブスケール51のスリット部分を通過
する光量が変調を受け、フォトダイオード53に入射さ
れる光の明暗が繰り返される。この明暗変化は、理想的
には三角波であるが、高分解能を実現するために、上記
のように、スリットのピッチは80″と非常に狭くして
いるため、スリット通過時の光の回折、2つのスケール
間の反射・刻線幅の不均一性などによる光の漏れを生
じ、フォトダイオード53で検出される明暗変化は、近
似正弦波となる。
【0020】次に、本発明に特有な光学式エンコーダに
おける検出信号のレベルを自動的に調整する調整装置の
構成及び動作を図5に基づいて説明する。図5に示した
ように、フォトダイオード53から出力された近似正弦
波は、図示省略のプリアンプ及び抵抗55を介してオペ
アンプ56に入力される。このオペアンプ56の出力信
号は、電子ボリューム57を介してオペアンプ56の反
転入力端子にフィードバックされる(負帰還がかけられ
る)と共に、A−D変換器58を介して演算制御部59
に入力される。また、オペアンプ56の反転入力端子に
は、オペアンプ56の入力バイアスを変化させることに
よりオペアンプ56の動作点を調整する電子ボリューム
60が抵抗61を介して接続されている。この電子ボリ
ューム60は、その抵抗値を変えることで、オペアンプ
56の反転入力端子の入力電圧を変化させ、その出力電
圧をレベルシフトすることにより、オペアンプ56の出
力電圧の動作点を調整し、出力電圧が負にならないよう
にする。
【0021】設定部62は、オペアンプ56の利得(増
幅度)及び入力バイアスをフォトダイオード53からの
出力信号の増幅に適した値に設定するものであり、この
各設定値は演算制御部59に出力される。そこで、演算
制御部59では、電子ボリューム57により設定された
利得(増幅度)に応じてオペアンプ56から出力される
実際の出力信号レベルをA−D変換器58でディジタル
量に変換した後、このディジタル量と設定部62に設定
された利得設定用の設定値とを比較して、その誤差分に
応じた制御信号を生成し、この制御信号により電子ボリ
ューム57の抵抗値を変化させるとともに上記誤差が許
容値以内に達するまで(設定値と出力信号の商が“1”
になるまで)オペアンプ56の利得を自動的に調整す
る。また、演算制御部59は、オペアンプ56から出力
される実際の出力信号の直流レベルをA−D変換器58
でディジタル量に変換した後、このディジタル量と設定
部62に設定されたバイアス設定用の設定値とを比較し
て、その誤差分に応じた制御信号を生成し、この制御信
号により電子ボリューム60の抵抗値を変化させるとと
もに上記誤差が許容値以内に達するまで(設定値と出力
信号の商が“1”になるまで)オペアンプ56の入力バ
イアスを自動的に調整して、オペアンプ56の動作点を
決定する。なお、この自動調整は、例えば、製品を出荷
するとき、製造の最終行程において、入力操作部の所定
キーの操作により調整モードを設定することにより行わ
れる。また、オペアンプ56の出力段には、図5に示す
ように、シュミット回路等の波形整形回路63が接続さ
れており、この波形整形回路63は、オペアンプ56か
ら出力される近似正弦波を矩形波に整形するとともに、
この矩形波の立ち上がり及び立ち下がり時点でパルスを
生成するものであり、このパルス信号は図3に示す制御
演算部20に出力され、測定対象点に対する水平及び垂
直方向の角度演算に供される。
【0022】次に、図6によりオペアンプ56の利得調
整用電子ボリューム57の他の実施の形態例について説
明する。図6において、利得調整用電子ボリューム57
は、メモリ57a、ワイパーポジションデコーダ57
b、複数の利得設定用の抵抗R1〜Rn、およびトラン
ジスタからなる抵抗選択用の切換スイッチS1〜Snを
備える。上記各抵抗R1〜Rnはオペアンプ56の出力
端と反転入力端子間に直列に接続され、また、上記各切
換スイッチS1〜Snの一端はオペアンプ56の出力端
に並列に接続され、この各切換スイッチS1〜Snの他
端は相隣接する抵抗の接続点に抵抗R1から順に接続さ
れている。さらに、オペアンプ56の反転入力端子に
は、オペアンプ56の入力バイアスを変化させることに
よりオペアンプ56の動作点を調整する電子ボリューム
60が抵抗61を介して接続されている。ワイパーポジ
ションデコーダ57bは、図5に示す演算制御部59で
算出された誤差に対応する複数ビットのデータを位置デ
ータにデコードすることにより、誤差分に応じた位置の
切換スイッチの1つ、例えば切換スイッチS3を選択し
てオンする。これにより、抵抗R1〜R3をオペアンプ
56の帰還回路に接続してオペアンプ56の利得を設定
する。なお、メモリ57aは、演算制御部59で算出さ
れた誤差に対応する位置データを記憶するもので、電源
投入時などにメモリ57aに記憶された位置データを自
動的にワイパーポジションデコーダ57bに再転送し、
電源投入以前の状態にセットする。
【0023】トータルステーションにおいて、垂直方向
および水平方向の測角には、上述した演算増幅器の利得
や動作点の制御のみに限らず、正弦波のゼロクロスレベ
ルの変動制御のための回路、回転方向を区別する回路、
スケールピッチよりも細かいピッチで角度を読取れるよ
うにする回路、エンコーダの偏心補正を行うための回路
など、少なくとも10個以上の調整を要する回路が付加
されており、これら回路に対しても、その出力特性を測
角等に最適になるように調整する必要がある。
【0024】このように、本実施の形態例においては、
電子ボリュームを用いて測角や測距の信号処理に使用さ
れる増幅器の利得及び入力バイアスを自動的に調整して
いるので、従来のように、半固定抵抗器のツマミをドラ
イバー等により回す際に過大な力を加えることで、半固
定抵抗器を破壊したり、多数の半固定抵抗器の抵抗値を
順次調整していく場合に、既に調整済みの半固定抵抗器
のツマミを誤って触ってしまい、再度、調整し直さなけ
ればならなくなるなどの人為的ミスを回避でき、また、
人手による操作が不要になるため、製造時の作業行程を
大幅に低減でき、製造コストも低減できるという効果が
ある。
【0025】本発明は、上記実施の形態例に限定され
ず、例えば、図7に示したように、図5におけるA−D
変換器58、演算制御部59、設定部62の機能を、マ
イクロコンピュータ(マイコン)64に持たせ、このマ
イコン64により、オペアンプ56の利得調整用電子ボ
リューム57及び入力バイアス調整用電子ボリューム6
0を制御することも可能である。この場合、マイコン6
4としては、電子測量機(トータルステーション)全体
を制御する図3の制御演算部20を利用するとよい。
【0026】図8は、電子測量機の測角その他の各種検
出手段から出力される検出信号のレベルをマイコンによ
り一括制御するようにした本発明の他の応用例を示すブ
ロック図である。図8において、各検出信号に対応して
設けたオペアンプ56a,56b,56c,・・・は、
図5及び図6と同様な利得調整用電子ボリューム57及
び入力バイアス調整用電子ボリューム60を備え、この
各オペアンプの利得調整用電子ボリューム57及び入力
バイアス調整用電子ボリューム60はマイコン64によ
り制御される構成になっているとともに、各オペアンプ
56a,56b,56c,・・・の利得及び入力バイア
スは、外部のパーソナルコンピュータ(パソコン)65
により設定されるように構成され、機種によって、それ
ぞれの設定値を変更する場合に簡単に対応できるように
することも可能である。さらに、本発明は、距離と角度
を測定するトータルステーションに限らず、角度を専ら
測定する電子式セオドライトにも適用することが可能で
ある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子測量機の測角・測距時に各種検出手段から出力され
る検出信号のレベルを監視し調整するための電子測量機
における検出信号の自動調整装置において、測角や測距
の信号処理に使用される増幅器の利得及び/または入力
バイアスの調整に電子ボリュームを用いて自動的に行う
構成にしたので、調整時の人手が不要になり、人為的な
調整ミスを解消できるとともに、上記従来の問題を一掃
でき、かつ製造時の作業行程を大幅に低減できるほか、
製造コストも低減できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検出信号自動調整装置を適用したトー
タルステーションの正面図である。
【図2】図1のトータルステーションの側面図である。
【図3】本発明を適用したトータルステーションの内部
回路の全体構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用したトータルステーションに適用
される光学式エンコーダの光学系を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態例における光学式エンコー
ダ用検出信号自動調整装置のオペアンプの利得及び入力
バイアスを調整する回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】図5における電子ボリュームの回路構成を示す
回路図である。
【図7】本発明の応用変形例を示すブロック図である。
【図8】本発明の他の応用変形例を示すブロック図であ
る。
【図9】光学式エンコーダの原理を説明するための説明
図である。
【図10】従来の光学式エンコーダにおけるオペアンプ
の利得及び入力バイアスを調整する回路の構成を示す図
である。
【符号の説明】
7 垂直方向エンコーダ 10 水平方向エンコーダ 50 メインスケール 51 サブスケール 52 発光ダイオード 53 フォトダイオード 56 オペアンプ(演算増幅器) 57 利得調整用電子ボリューム(利得調整手段) 58 A/D変換器 59 演算制御部 60 入力バイアス調整用電子ボリューム(入力バイア
ス調整手段) 62 設定部 63 波形整形回路 64 マイコン 65 パソコン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に、垂直方向エンコーダ7、および水平
方向エンコーダ10の構成及び動作を詳細に説明する。
垂直方向エンコーダ7、および水平方向エンコーダ10
は、図4に示したように、光学式エンコーダから構成さ
れるもので、メインスケール50(前述の透明スケール
7a、スケール10aに対応)とサブスケール51の両
側に発光ダイオード52、フォトダイオード53(これ
らフォトダイオードは、前述の検出装置7b、10bに
対応している)が配置され、発光ダイオード52とメイ
ンスケール50との間にコリメータレンズ54が配置さ
れた構成となっている。なお、メインスケール50とサ
ブスケール51は、数10μmの隙間を隔てて、スリッ
ト面を向かい合わせて配置されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】設定部62は、オペアンプ56の利得(増
幅度)及び入力バイアスをフォトダイオード53からの
出力信号の増幅に適した値に設定するものであり、この
各設定値は演算制御部59に出力される。そこで、演算
制御部59では、電子ボリューム57により設定された
利得(増幅度)に応じてオペアンプ56から出力される
実際の出力信号レベルをA−D変換器58でディジタル
量に変換した後、このディジタル量と設定部62に設定
された利得設定用の設定値とを比較して、その誤差分に
応じた制御信号を生成し、この制御信号により電子ボリ
ューム57の抵抗値を変化させるとともに上記誤差が許
容値以内に達するまで(設定値と出力信号の商が“1”
になるまで)オペアンプ56の利得を自動的に調整す
る。また、演算制御部59は、オペアンプ56から出力
される実際の出力信号の直流レベルをA−D変換器58
でディジタル量に変換した後、このディジタル量と設定
部62に設定されたバイアス設定用の設定値とを比較し
て、その誤差分に応じた制御信号を生成し、この制御信
号により電子ボリューム60の抵抗値を変化させるとと
もに上記誤差が許容値以内に達するまで(設定値と出力
信号の商が“1”になるまで)オペアンプ56の入力バ
イアスを自動的に調整して、オペアンプ56の動作点を
決定する。なお、この自動調整は、例えば、製品を出荷
するとき、製造の最終行程において、入力操作部の所定
キーの操作により調整モードを設定することにより行わ
れる。また、オペアンプ56の出力端には、図5に示す
ように、シュミット回路等の波形整形回路63が接続さ
れており、この波形整形回路63は、オペアンプ56か
ら出力される近似正弦波を矩形波に整形するとともに、
この矩形波の立ち上がり及び立ち下がり時点でパルスを
生成するものであり、このパルス信号は図3に示す制御
演算部20に出力され、測定対象点に対する水平及び垂
直方向の角度演算に供される。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子測量機の測角・測距時に検出手段か
    ら出力される検出信号のレベルを監視し調整するための
    電子測量機における検出信号の自動調整装置であって、 前記検出信号を増幅する増幅器と、 前記増幅器の帰還系に接続され、該増幅器の利得を調整
    する利得調整手段と、 前記増幅器の利得を予め定めた値に設定する設定手段
    と、 前記増幅器の出力信号と前記設定手段で設定された設定
    値とを比較し、この出力信号と設定値との誤差から生成
    される制御信号により前記利得調整手段の抵抗値を変化
    させるとともに前記誤差が許容値以内に達するまで前記
    利得調整手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子測量機における検出信号
    の自動調整装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅器は複数設けられ、この各増幅
    器は電子測量機の測角・測距時に各検出手段から出力さ
    れるそれぞれの検出信号を増幅する構成になっている請
    求項1記載の電子測量機における検出信号の自動調整装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段の検出信号は、前記電子測
    量機で測定対象点を視準した時に動作される測角用光学
    式エンコーダの受光部から出力される信号である請求項
    1または2記載の電子測量機における検出信号の自動調
    整装置。
  4. 【請求項4】 前記利得調整手段は、電子ボリュームか
    ら構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の電子
    測量機における検出信号の自動調整装置。
  5. 【請求項5】 前記電子ボリュームは、前記増幅器の出
    力端と反転入力端子間に直列に接続された複数の抵抗
    と、一端が前記増幅器の出力端に並列に接続され、他端
    が相隣接する前記抵抗の接続点に順に接続された切換ス
    イッチと、前記制御手段で算出された誤差に応じて生成
    される位置信号により前記切換スイッチの1つを選択し
    てオンするワイパーポジションデコーダとから構成され
    ている請求項4記載の電子測量機における検出信号の自
    動調整装置。
  6. 【請求項6】 前記増幅器の入力側に接続され、該増幅
    器の動作点を決定する入力バイアス調整手段と、前記設
    定手段に前記増幅器の入力バイアスを予め定めた値に設
    定するバイアス設定手段を備え、前記増幅器の出力信号
    と前記バイアス設定手段で設定された設定値とを前記制
    御手段で比較して、その誤差に応じた制御信号により前
    記バイアス調整手段の抵抗値を変化させるとともに前記
    誤差が許容値以内に達するまで前記バイアス調整手段を
    制御する構成になっている請求項1〜5のいずれかに記
    載の電子測量機における検出信号の自動調整装置。
  7. 【請求項7】 前記入力バイアス調整手段は、電子ボリ
    ュームから構成されている請求項6記載の電子測量機に
    おける検出信号の自動調整装置。
  8. 【請求項8】 前記増幅器から出力される信号をデジタ
    ル信号に変換して前記制御手段に出力するA/D変換手
    段を更に備えてなる請求項1〜7のいずれかに記載の電
    子測量機における検出信号の自動調整装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記設定手段及び制御手段
    は、マイクロコンピュータにより構成されたことを特徴
    とする請求項1〜8のいずれかに記載の電子測量機にお
    ける検出信号の自動調整装置。
  10. 【請求項10】 前記マイクロコンピュータには、電子
    測量機を統括的に制御するマイクロコンピュータを活用
    するように構成したことを特徴とする請求項9記載の電
    子測量機における検出信号の自動調整装置。
  11. 【請求項11】 前記利得の設定値は、外部のコンピュ
    ータから前記マイクロコンピュータに入力されることを
    特徴とする請求項9または10記載の電子測量機におけ
    る検出信号の自動調整装置。
  12. 【請求項12】 前記電子測量機はトータルステーショ
    ンであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
    記載の電子測量機における検出信号の自動調整装置。
  13. 【請求項13】 前記電子測量機は電子式セオドライト
    であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記
    載の電子測量機における検出信号の自動調整装置。
  14. 【請求項14】 電子測量機で測定対象点を視準した時
    に動作される光学式エンコーダにより少なくとも角度を
    測定するための電子測量機における検出信号の自動調整
    装置であって、 前記光学式エンコーダの信号処理回路を構成する増幅器
    の利得及び入力バイアスを調整する電子ボリュームを設
    け、この電子ボリュームの抵抗値を前記演算増幅器の出
    力と設定値との誤差が許容値以内に達するまでフィード
    バック制御により自動的に調整する、 ことを特徴とする電子測量機における検出信号の自動調
    整装置。
JP14676596A 1996-05-15 1996-05-15 電子測量機における検出信号の自動調整装置 Withdrawn JPH09304070A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054952A (ja) * 2000-08-09 2002-02-20 Futaba Corp リニヤスケールにおけるリサージュ信号の自動調整装置及び自動調整方法
JP2013246110A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Topcon Corp 回転角検出装置及び測量装置

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JP2002054952A (ja) * 2000-08-09 2002-02-20 Futaba Corp リニヤスケールにおけるリサージュ信号の自動調整装置及び自動調整方法
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