JPH09304067A - 推進機の方位測定装置、並びに推進機の方位及び位置測定装置 - Google Patents
推進機の方位測定装置、並びに推進機の方位及び位置測定装置Info
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- JPH09304067A JPH09304067A JP12533696A JP12533696A JPH09304067A JP H09304067 A JPH09304067 A JP H09304067A JP 12533696 A JP12533696 A JP 12533696A JP 12533696 A JP12533696 A JP 12533696A JP H09304067 A JPH09304067 A JP H09304067A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 演算量が少なく、かつ、高精度に推進機の方
位角を求めることを可能とする。 【解決手段】 信号処理部66は、推進機2のレーザ3
から照射されるレーザ光の光軸上の2つの位置の座標か
ら推進機2の方位を求める。このため、推進機2の方位
を少ない演算量で高精度に求めることができる。
位角を求めることを可能とする。 【解決手段】 信号処理部66は、推進機2のレーザ3
から照射されるレーザ光の光軸上の2つの位置の座標か
ら推進機2の方位を求める。このため、推進機2の方位
を少ない演算量で高精度に求めることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル内に台車
を走行させることにより、推進機の方位及び位置を求め
る推進機の方位及び位置測定装置に関する。
を走行させることにより、推進機の方位及び位置を求め
る推進機の方位及び位置測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の推進機の方位及び位置測定装置と
して、例えば、特開平7−151543号公報に示され
るものがある。この推進機の方位及び位置測定装置は、
台車にレーザを搭載し、推進機にレーザのターゲット及
びCCDカメラを搭載したものであり、推進機の方位θ
fを次の式(1)から求めていた。 θf=θa+θb+θe …(1) ここで、θa,θb,θeは、距離測定値から演算によ
り求められるものであり、θaは台車の走行による変位
角、θbは台車の走行開始点における初期方位、θeは
台車と推進機との角度差である。
して、例えば、特開平7−151543号公報に示され
るものがある。この推進機の方位及び位置測定装置は、
台車にレーザを搭載し、推進機にレーザのターゲット及
びCCDカメラを搭載したものであり、推進機の方位θ
fを次の式(1)から求めていた。 θf=θa+θb+θe …(1) ここで、θa,θb,θeは、距離測定値から演算によ
り求められるものであり、θaは台車の走行による変位
角、θbは台車の走行開始点における初期方位、θeは
台車と推進機との角度差である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の推進機
の方位及び位置測定装置によると、3つの角度(θa,
θb,θe)の和から推進機の方位θfを求めており、
しかもそれぞれの角度θa,θb,θeは、距離測定値
から演算により求められるものであるので、演算量が増
加し、誤差が生じやすいという問題があった。
の方位及び位置測定装置によると、3つの角度(θa,
θb,θe)の和から推進機の方位θfを求めており、
しかもそれぞれの角度θa,θb,θeは、距離測定値
から演算により求められるものであるので、演算量が増
加し、誤差が生じやすいという問題があった。
【0004】従って、本発明の目的は、演算量が少な
く、かつ、高精度に推進機の方位角を求めることが可能
な推進機の方位及び位置測定装置を提供することにあ
る。
く、かつ、高精度に推進機の方位角を求めることが可能
な推進機の方位及び位置測定装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、トンネル内を掘進する推進機の方位を測定
する推進機の方位測定装置において、前記推進機に設け
られ、推進機の進行軸後方に向けてレーザ光を照射する
レーザと、前記レーザ光の光軸上の2つの位置の座標を
計測し、この2つの位置の座標から前記推進機の方位を
求める演算手段とを有することを特徴とする。
に本発明は、トンネル内を掘進する推進機の方位を測定
する推進機の方位測定装置において、前記推進機に設け
られ、推進機の進行軸後方に向けてレーザ光を照射する
レーザと、前記レーザ光の光軸上の2つの位置の座標を
計測し、この2つの位置の座標から前記推進機の方位を
求める演算手段とを有することを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、演算手段は、推進機側
から照射されるレーザ光の光軸上の2つの位置の座標か
ら推進機の方位を求める。このため、推進機の方位を少
ない演算量で高精度に求めることができる。
から照射されるレーザ光の光軸上の2つの位置の座標か
ら推進機の方位を求める。このため、推進機の方位を少
ない演算量で高精度に求めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る推進機の方位及び位置測定装置を示す概略
図である。
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る推進機の方位及び位置測定装置を示す概略
図である。
【0008】この測定装置1は、推進機2に設けられ、
推進機2の進行軸後方に向けてレーザ光を照射する推進
側レーザ3と、トンネルの内壁を構成するセグメント管
4内に敷設された走行用レール5と、走行用レール5上
を自力走行する台車6と、台車6の初期方位及び位置を
測定するトランシット(測量器)7とを有して概略構成
されている。
推進機2の進行軸後方に向けてレーザ光を照射する推進
側レーザ3と、トンネルの内壁を構成するセグメント管
4内に敷設された走行用レール5と、走行用レール5上
を自力走行する台車6と、台車6の初期方位及び位置を
測定するトランシット(測量器)7とを有して概略構成
されている。
【0009】台車6は、走行用レール5上を転動する走
行用車輪60と、台車6の移動距離を検出する移動距離
検出手段としてのロータリーエンコーダ61と、直交3
軸の角速度を検出する角速度検出部62と、レーザ光の
受光位置を検出するレーザ光受光位置検出部63と、3
軸の加速度計64と、台車6の進行軸後方に向けてレー
ザ光を照射する台車側レーザ65と、ロータリーエンコ
ーダ61,角速度検出部62,レーザ光受光位置検出部
63及び加速度計64からの各検出信号に基づいて所定
の信号処理を行う信号処理部66と、信号処理部66の
出力信号を通信ケーブル67を介して外部に送信する通
信インタフェース68と、バッテリ等の図示しない電源
とを具備し、走行用レール5に沿って前方及び後方のど
ちらにも走行できるようになっている。
行用車輪60と、台車6の移動距離を検出する移動距離
検出手段としてのロータリーエンコーダ61と、直交3
軸の角速度を検出する角速度検出部62と、レーザ光の
受光位置を検出するレーザ光受光位置検出部63と、3
軸の加速度計64と、台車6の進行軸後方に向けてレー
ザ光を照射する台車側レーザ65と、ロータリーエンコ
ーダ61,角速度検出部62,レーザ光受光位置検出部
63及び加速度計64からの各検出信号に基づいて所定
の信号処理を行う信号処理部66と、信号処理部66の
出力信号を通信ケーブル67を介して外部に送信する通
信インタフェース68と、バッテリ等の図示しない電源
とを具備し、走行用レール5に沿って前方及び後方のど
ちらにも走行できるようになっている。
【0010】図2は台車6を進行方向から見た正面図で
ある。走行用レール5は、断面円形状の2本のレール5
a,5bからなり、2本のレール5a,5bは、トンネ
ルの直径上を通る空想線Cの左右両側に対称の位置に設
けられている。走行用車輪60は、外周面がレール5
a,5bの形状に対応して凹状に形成され、横方向の位
置ずれの防止を図っている。
ある。走行用レール5は、断面円形状の2本のレール5
a,5bからなり、2本のレール5a,5bは、トンネ
ルの直径上を通る空想線Cの左右両側に対称の位置に設
けられている。走行用車輪60は、外周面がレール5
a,5bの形状に対応して凹状に形成され、横方向の位
置ずれの防止を図っている。
【0011】ロータリーエンコーダ61は、車輪60の
回転量に比例した数のパルスを信号処理部66に出力す
るものである。
回転量に比例した数のパルスを信号処理部66に出力す
るものである。
【0012】角速度検出部62は、回転角速度センサ、
例えば、光ファイバージャイロを直交する3軸、ロール
センサ,ピッチセンサ,ヨーセンサとして設けたもので
ある。光ファイバージャイロは、ファイバーをコイル状
に巻いたセンシングコイルを備え、光の位相差により生
じる光の干渉を利用してセンシングコイルの周方向の角
速度を検出するものである。3つのセンシングコイルを
互いに直交させて配置することにより、3軸の角速度を
検出する角速度検出部62が構成される。
例えば、光ファイバージャイロを直交する3軸、ロール
センサ,ピッチセンサ,ヨーセンサとして設けたもので
ある。光ファイバージャイロは、ファイバーをコイル状
に巻いたセンシングコイルを備え、光の位相差により生
じる光の干渉を利用してセンシングコイルの周方向の角
速度を検出するものである。3つのセンシングコイルを
互いに直交させて配置することにより、3軸の角速度を
検出する角速度検出部62が構成される。
【0013】次に、本装置1の動作を図3及び図4を参
照し、図5のフローチャートに従って説明する。なお、
以下の動作説明では、推進機2及び台車6の姿勢は、ロ
ール方向及びピッチ方向に変化せず、ヨー方向にのみ変
化するとする。図3は台車6の初期方位及び位置を求め
る方法を説明するための図である。トンネルの掘り出す
方向は、測量器7を用いて予め測定してき、これを初期
掘削の計画線8とする。測量器7を用いて管4の端面と
計画線8との交点Bの座標(X S ,0)と、台車6の進
行軸6aと後端との交点PS の座標(XS ,YS )とを
求め、更に測量器7側で台車側レーザ64からのレーザ
光の受光位置A(0,Y O )を測定する(S1)。
照し、図5のフローチャートに従って説明する。なお、
以下の動作説明では、推進機2及び台車6の姿勢は、ロ
ール方向及びピッチ方向に変化せず、ヨー方向にのみ変
化するとする。図3は台車6の初期方位及び位置を求め
る方法を説明するための図である。トンネルの掘り出す
方向は、測量器7を用いて予め測定してき、これを初期
掘削の計画線8とする。測量器7を用いて管4の端面と
計画線8との交点Bの座標(X S ,0)と、台車6の進
行軸6aと後端との交点PS の座標(XS ,YS )とを
求め、更に測量器7側で台車側レーザ64からのレーザ
光の受光位置A(0,Y O )を測定する(S1)。
【0014】次に、初期方位θS を次の式(2)により
求める(S2)。 θS =tan-1{(YS −YO )/XS } …(2)
求める(S2)。 θS =tan-1{(YS −YO )/XS } …(2)
【0015】次に、台車6を前方へ走行させて台車6走
行中のルート計測を図5のステップS3に示す式により
行う(S3)。すなわち、信号処理部66は、角度検出
部62が所定のタイミング毎に検出する角速度θk から
求めた微小方位Δθを初期方位θS に順次加算して台車
6の現在の方位θi を求める。また、信号処理部66
は、現在の方位θi とロータリーエンコーダ61からの
パルス数とを基に求めた微小移動距離Δlと、初期位置
(XS ,YS )とから台車6の現在の位置(x,y)を
求める。
行中のルート計測を図5のステップS3に示す式により
行う(S3)。すなわち、信号処理部66は、角度検出
部62が所定のタイミング毎に検出する角速度θk から
求めた微小方位Δθを初期方位θS に順次加算して台車
6の現在の方位θi を求める。また、信号処理部66
は、現在の方位θi とロータリーエンコーダ61からの
パルス数とを基に求めた微小移動距離Δlと、初期位置
(XS ,YS )とから台車6の現在の位置(x,y)を
求める。
【0016】図4はレーザ受光点Dの座標(X1 ,
Y1 )を求める方法を説明するための図である。台車6
を更に前方へ走行させ、推進機側レーザ3からのレーザ
光をレーザ光受光位置検出部63で受光すると(S
4)、信号処理部62は、そのレーザ受光点Dの座標
(X1 ,Y1 )を次に式(3)より求める(S5)。
Y1 )を求める方法を説明するための図である。台車6
を更に前方へ走行させ、推進機側レーザ3からのレーザ
光をレーザ光受光位置検出部63で受光すると(S
4)、信号処理部62は、そのレーザ受光点Dの座標
(X1 ,Y1 )を次に式(3)より求める(S5)。
【数1】 なお、台車6の進行軸6aと後端との交点P1 の座標
(x1 ,y1 )及び点P 1 における台車6の方位θd
は、ステップS3におけるルート計測により得られる。
また、点P1 からレーザ受光位置検出部63のレーザ受
光面までの距離aは、台車6の設計の際に定められた値
であり、b1 は、台車6の進行軸6aからレーザ受光点
Dまでの距離である。
(x1 ,y1 )及び点P 1 における台車6の方位θd
は、ステップS3におけるルート計測により得られる。
また、点P1 からレーザ受光位置検出部63のレーザ受
光面までの距離aは、台車6の設計の際に定められた値
であり、b1 は、台車6の進行軸6aからレーザ受光点
Dまでの距離である。
【0017】次に、台車6を推進機2の直前まで前進さ
せる。信号処理部62は、レーザ光受光位置検出部63
のレーザ受光点Eの座標(X2 ,Y2 )を次の式(4)
より求める(S6)。
せる。信号処理部62は、レーザ光受光位置検出部63
のレーザ受光点Eの座標(X2 ,Y2 )を次の式(4)
より求める(S6)。
【数2】
【0018】続いて、信号処理部62は、推進機2の方
位θF 及び座標(XF ,YF )を求める(S7)。推進
機2の方位θF は、次の式(5)より求められる。 θF =tan-1{(Y2 −Y1 )/(X2 −X1 )} …(5) また、推進機2の座標(XF ,YF )は、台車6の停止
位置における点P2 から推進機2までの距離Lを機械的
又は光学的に求めることにより、次の式(6)より求め
られる。 XF =x2 +L・cosθF 、YF =y2 +L・sinθF …(6)
位θF 及び座標(XF ,YF )を求める(S7)。推進
機2の方位θF は、次の式(5)より求められる。 θF =tan-1{(Y2 −Y1 )/(X2 −X1 )} …(5) また、推進機2の座標(XF ,YF )は、台車6の停止
位置における点P2 から推進機2までの距離Lを機械的
又は光学的に求めることにより、次の式(6)より求め
られる。 XF =x2 +L・cosθF 、YF =y2 +L・sinθF …(6)
【0019】以上のように構成された本装置1によれ
ば、2箇所の座標D(X1 ,Y1 ),E(X2 ,Y2 )
から推進機2の方位を求めているので、演算量が少な
く、かつ、高精度に推進機の方位を求めることができ
る。また、台車6に測量器やカメラを搭載する必要がな
いため、安価で操作が容易であり、簡単な構成で推進機
2の方位及び位置を測定することができ、測定時間も短
くすることが可能なシステムを構築することができる。
ば、2箇所の座標D(X1 ,Y1 ),E(X2 ,Y2 )
から推進機2の方位を求めているので、演算量が少な
く、かつ、高精度に推進機の方位を求めることができ
る。また、台車6に測量器やカメラを搭載する必要がな
いため、安価で操作が容易であり、簡単な構成で推進機
2の方位及び位置を測定することができ、測定時間も短
くすることが可能なシステムを構築することができる。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態に係る推
進機の方位及び位置計測装置について説明する。この計
測装置は、図1の構成に対し、姿勢角補正演算部を付加
したものである。姿勢角補正演算部は、角度検出部62
が検出した3軸の角度センサ(ロールセンサ,ピッチセ
ンサ,ヨーセンサ)の角度変化を、累積した姿勢角で補
正するものである。なお、「姿勢角」とは、台車6の出
発点からの3軸の角度変化を累積したものをいう。すな
わち、Ψxi:ロールセンサ出力角、Ψyi:ピッチセンサ
出力角、Φzi:ヨーセンサ出力角、θxi:ロール姿勢
角、θyi:ピッチ姿勢角、li :積算移動距離、Pxi:
x座標、Pyi:y座標、Pzi:z座標とすると、ピッチ
姿勢角θyi及びロール姿勢角θxiは、次の式(7)より
求められる。 θyi=Ψyi、θxi=sin{(sinΨxi)/(cosΨyi)}…(7) 台車6の方位θziは、次の式(8)より求められる。 θzi=θzi-1+{(Φzi−Φzi-1)+(θyi−θyi-1)・sinθxi} /(cosθxi・cosθyi) …(8) x座標Pxi,y座標Pyi及びz座標Pziは、次の式
(9),(10),(11)より求められる。 Pxi=Pxi-1+(li −li-1 )・cosθyi・cosθzi …(9) Pyi=Pyi-1+(li −li-1 )・cosθyi・cosθzi …(10) Pzi=Pzi-1+(li −li-1 )・sinθyi …(11) 式(9),(10)により求めたx座標Pxi及びy座標
Pyiは、台車6走行のルート計測の演算式として用い
る。
進機の方位及び位置計測装置について説明する。この計
測装置は、図1の構成に対し、姿勢角補正演算部を付加
したものである。姿勢角補正演算部は、角度検出部62
が検出した3軸の角度センサ(ロールセンサ,ピッチセ
ンサ,ヨーセンサ)の角度変化を、累積した姿勢角で補
正するものである。なお、「姿勢角」とは、台車6の出
発点からの3軸の角度変化を累積したものをいう。すな
わち、Ψxi:ロールセンサ出力角、Ψyi:ピッチセンサ
出力角、Φzi:ヨーセンサ出力角、θxi:ロール姿勢
角、θyi:ピッチ姿勢角、li :積算移動距離、Pxi:
x座標、Pyi:y座標、Pzi:z座標とすると、ピッチ
姿勢角θyi及びロール姿勢角θxiは、次の式(7)より
求められる。 θyi=Ψyi、θxi=sin{(sinΨxi)/(cosΨyi)}…(7) 台車6の方位θziは、次の式(8)より求められる。 θzi=θzi-1+{(Φzi−Φzi-1)+(θyi−θyi-1)・sinθxi} /(cosθxi・cosθyi) …(8) x座標Pxi,y座標Pyi及びz座標Pziは、次の式
(9),(10),(11)より求められる。 Pxi=Pxi-1+(li −li-1 )・cosθyi・cosθzi …(9) Pyi=Pyi-1+(li −li-1 )・cosθyi・cosθzi …(10) Pzi=Pzi-1+(li −li-1 )・sinθyi …(11) 式(9),(10)により求めたx座標Pxi及びy座標
Pyiは、台車6走行のルート計測の演算式として用い
る。
【0021】次に、本発明の第3の実施の形態に係る推
進機の方位及び位置計測装置について説明する。この計
測装置は、図1の構成に対し、絶対姿勢角補正演算部を
付加したものである。絶対姿勢角補正演算部は、3軸の
加速度計64で重力加速度を検出することにより、重力
方位座標系で定めた姿勢角に補正するものである。な
お、絶対姿勢角補正演算部が行う補正演算は、上記第2
の実施の形態における姿勢角とは基準座標が異なるだけ
で補正演算自体は同一である。
進機の方位及び位置計測装置について説明する。この計
測装置は、図1の構成に対し、絶対姿勢角補正演算部を
付加したものである。絶対姿勢角補正演算部は、3軸の
加速度計64で重力加速度を検出することにより、重力
方位座標系で定めた姿勢角に補正するものである。な
お、絶対姿勢角補正演算部が行う補正演算は、上記第2
の実施の形態における姿勢角とは基準座標が異なるだけ
で補正演算自体は同一である。
【0022】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々な実施の形態が可能である。例えば、台車6
の初期方位の計測は、測量器7側にレーザを設け、台車
6に反射ミラーを設け、反射光の位置を測定することに
より行ってもよい。
れず、種々な実施の形態が可能である。例えば、台車6
の初期方位の計測は、測量器7側にレーザを設け、台車
6に反射ミラーを設け、反射光の位置を測定することに
より行ってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、2
箇所の座標から推進機の方位を求めることができるの
で、演算量が少なく、かつ、高精度に推進機の方位を求
めることができる。
箇所の座標から推進機の方位を求めることができるの
で、演算量が少なく、かつ、高精度に推進機の方位を求
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る推進機の方位及び位置測定装置を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図2】本発明に係る台車を進行方向から見た正面図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係る台車の初期方位及び位置を求める
方法を説明するための図である。
方法を説明するための図である。
【図4】レーザ受光点Dの座標(X1 ,Y1 )を求める
ための演算方法を説明するための図である。
ための演算方法を説明するための図である。
【図5】本発明に係る推進機の方位及び位置測定装置の
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
1 推進機の方位及び位置測定装置 2 推進機 3 推進機側レーザ 4 管 5 走行用レール 6 台車 7 測量器 61 ロータリーエンコーダー 62 角速度検出部 63 レーザ受光位置検出部 64 台車側レーザ 65 信号処理部
Claims (6)
- 【請求項1】トンネル内を掘進する推進機の方位を測定
する推進機の方位測定装置において、 前記推進機に設けられ、推進機の進行軸後方に向けてレ
ーザ光を照射するレーザと、 前記レーザ光の光軸上の2つの位置の座標を計測し、こ
の2つの位置の座標から前記推進機の方位を求める演算
手段と、 を有することを特徴とする推進機の方位測定装置。 - 【請求項2】トンネル内を掘進する推進機の方位と位置
を測定する推進機の方位及び位置測定装置において、 前記推進機に設けられ、推進機の進行軸後方に向けてレ
ーザ光を照射するレーザと、 前記トンネル内の進行路上を進行する台車に設けられ、
前記レーザ光を受光して受光位置信号を出力する受光手
段と、 前記台車に設けられ、前記台車の進行方向角変化を検出
する進行方向角検出手段と、 前記台車に設けられ、前記台車の移動距離を検出する移
動距離検出手段と、 前記台車の初期方位及び初期位置と前記進行方向角変化
及び前記移動距離に基づいて前記台車の現在方位と現在
位置を演算する演算手段とを備え、 前記演算手段は、前記進行路上の2つの位置で演算した
前記現在方位及び前記現在位置と、前記2つの位置で前
記受光手段から入力した前記受光位置信号とに基づいて
前記2つの位置に対応する2つの座標を演算し、前記2
つの座標から前記推進機の方位を演算し、かつ、前記2
つの位置の1つと前記推進機との間の距離と前記推進機
の方位に基づいて前記推進機の位置を演算する構成を有
することを特徴とする推進機の方位及び位置測定装置。 - 【請求項3】前記台車は、台車の進行軸後方に向けてレ
ーザ光を照射する台車側レーザを搭載し、前記台車側レ
ーザからのレーザ光の受光位置を検出し、この検出値を
基に前記台車の初期方位及び位置を求める構成の請求項
2記載の推進機の方位及び位置測定装置。 - 【請求項4】前記進行方向角検出手段は、3軸の光ファ
イバージャイロからなり、前記各光ファイバージャイロ
の検出値に基づいて姿勢角補正演算を行う構成の請求項
2記載の推進機の方位及び位置測定装置。 - 【請求項5】前記進行方向角検出手段は、3軸の光ファ
イバージャイロからなり、前記台車は、加速度計を3軸
搭載し、前記光ファイバージャイロ及び前記加速度計の
検出値に基づいて絶対姿勢角補正演算を行う構成の請求
項2記載の推進機の方位及び位置測定装置。 - 【請求項6】前記台車は、台車の方位及び位置の情報と
前記推進機の方位及び位置の情報とを有線又は無線によ
りトンネルの外に伝送する伝送手段を備えた請求項2記
載の推進機の方位及び位置測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12533696A JPH09304067A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 推進機の方位測定装置、並びに推進機の方位及び位置測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12533696A JPH09304067A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 推進機の方位測定装置、並びに推進機の方位及び位置測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09304067A true JPH09304067A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14907598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12533696A Pending JPH09304067A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 推進機の方位測定装置、並びに推進機の方位及び位置測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09304067A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105241444A (zh) * | 2015-09-19 | 2016-01-13 | 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 | 一种悬臂式掘进机空间位姿自动检测系统及其测量方法 |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP12533696A patent/JPH09304067A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105241444A (zh) * | 2015-09-19 | 2016-01-13 | 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 | 一种悬臂式掘进机空间位姿自动检测系统及其测量方法 |
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