JPH09303769A - 燃焼装置の比例弁駆動回路 - Google Patents

燃焼装置の比例弁駆動回路

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JPH09303769A
JPH09303769A JP11486196A JP11486196A JPH09303769A JP H09303769 A JPH09303769 A JP H09303769A JP 11486196 A JP11486196 A JP 11486196A JP 11486196 A JP11486196 A JP 11486196A JP H09303769 A JPH09303769 A JP H09303769A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比例弁電流が異常に大きくなり比例弁が全開状
態になって爆発着火が生じるのを防止する。 【解決手段】バーナーと燃料配管との間に元弁と比例弁
が設けられ、所望の燃焼出力に応じた駆動電流を比例弁
に供給する比例弁駆動回路を有する燃焼装置において、
バーナー着火前に、比例弁駆動回路から所望の燃焼出力
に応じた駆動電流を比例弁に供給するよう制御し、その
時の比例弁電流値が比例弁の定格最大電流値を越えない
ことを確認してから元弁を開いてバーナーに着火し、比
例弁電流値が定格最大電流値を越える場合には、元弁を
開いての着火を禁止する様制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器等の燃焼装
置のガス比例弁の駆動の安全性を高めることができる駆
動回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器や風呂釜等の燃焼装置は、出湯温
度を設定温度に制御する為に水量、入水温度、出湯温度
から最適な燃焼量を演算により求め、その燃焼量を出力
する為に必要なガス供給量と燃焼ファン回転数で燃焼制
御を行う。
【0003】従って、所望のガスを供給する為にガス供
給管とバーナーとの間にガス比例弁が設けられている。
ガス比例弁は、通常電磁弁で構成され、駆動電流の大き
さによって弁の開閉度が変化することを利用してガス供
給量を制御する。この比例弁電流は、燃焼装置の設定能
力に応じてその最大値と最小値が定められ、比例弁電流
を制御するマイクロコンピュータ等により最大値と最小
値の間の所望の駆動電流が供給される様に制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この駆
動電流を供給する駆動トランジスタに短絡故障が生じた
り、その駆動トランジスタを制御するためのマイクロコ
ンピュータから出される制御電圧が、何らかの要因で制
御範囲から大きく外れた電圧になり、ガス比例弁に大電
流が供給されるといった故障が発生することがある。そ
の場合は、比例弁に流れる電流を監視して異常が認めら
れたら燃焼を停止する措置を取る必要がある。
【0005】かかる点を考慮した比例弁の安全装置が種
々提案されている。例えば、特開昭60-263016 等であ
る。しかしながら、これらの安全装置は、主として燃焼
中にガス比例弁に大きな駆動電流が供給されるのを検出
して燃焼を停止することを主眼としており、燃焼開始時
に異常に多くのガスが供給されて着火時の爆発を招く可
能性の問題点についての考慮はされていない。また、ど
の程度の駆動電流の増大が発生したら異常状態と認識し
て燃焼を停止すべきかについて検討も十分成されていな
い。比例弁の場合は、定格最大電流値が設定されており
その値を越えて駆動が行われると電磁弁のコイルの故障
につながる。従って、定格最大電流値を越える駆動電流
を供給することはやがて電磁弁のコイルが故障してより
大きな事故につながる可能性も出てくる。
【0006】そこで、本発明の目的は、ガス比例弁に定
格電流以上の大電流が流れて爆発着火や燃焼中の許容値
以上の燃焼出力を確実に避けることができるガス比例弁
制御回路を有する燃焼装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の別の目的は、ガス比例弁に
最大定格電流以上の駆動電流が流れるのを検出して燃焼
を停止することで、ガス比例弁の疲労故障を未然に防ぐ
ことができるガス比例弁制御回路を有する燃焼装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明に
よれば、バーナーと燃料配管との間に元弁と比例弁が設
けられ、所望の燃焼出力に応じた駆動電流を該比例弁に
供給する比例弁駆動回路を有する燃焼装置において、バ
ーナー着火前に、該比例弁駆動回路から所望の燃焼出力
に応じた駆動電流を該比例弁に供給するよう制御し、そ
の時の比例弁電流値が所定の検出基準値を越えないこと
を確認してから前記元弁を開いてバーナーに着火し、当
該比例弁電流値が該検出基準値を越える場合には、該元
弁を開いての着火を禁止する様制御されることを特徴と
する燃焼装置を提供することにより達成される。
【0009】更に、本発明の燃焼装置は、バーナー燃焼
中において、前記比例弁駆動回路から所望の燃焼出力に
応じた駆動電流を該比例弁に供給するよう制御し、その
時の比例弁電流値が前記検出基準値を越える場合には、
該元弁を閉じて燃焼を停止する様制御される。そして、
上記の検出基準値が、当該比例弁の定格最大電流値より
も所定値分高い値に設定されている。
【0010】上記の構成により、着火時に先ず比例弁電
流に異常がないかどうかのチェックがなされ、正常範囲
の値であることが確認されてから元弁を開いてバーナー
の着火が行われるので、爆発着火を防止することができ
る。この着火時は、給湯器等の場合はQ機能として所定
時間着火を遅らせて出湯温度が高騰するのを防止するこ
とが行われるので、通常の着火動作に整合させて行うこ
とができる。
【0011】また、上記の目的は、本発明の別の例によ
れば、バーナーと燃料配管との間に元弁と比例弁が設け
られ、所望の燃焼出力に応じた駆動電流を該比例弁に供
給する比例弁駆動回路を有する燃焼装置において、燃焼
制御用のシーケンスプログラムを格納し、該比例弁駆動
回路に前記所望の燃焼出力に応じた制御信号を供給する
制御部を有し、該比例弁駆動回路は、前記制御部から燃
焼出力に応じた制御信号と前記駆動電流に応じたフィー
ドバック信号とを比較する第一の比較回路と、該フィー
ドバック信号が制御信号を越えない時に該第一の比較回
路の出力により導通し前記比例弁に駆動電流を供給し、
制御信号を越える時に非導通になって該駆動電流の供給
を停止する駆動トランジスタと、該フィードバック信号
が所定の検出基準信号を越える時に該制御部に異常信号
を供給する第二の比較回路とを有し、該制御部は、前記
異常信号を受信して前記元弁の開弁を禁止する様制御す
ることを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成
される。
【0012】かかる構成にすることにより、比例弁の駆
動電流が所望値になるよう制御可能となり、その駆動電
流制御に使用しているフィードバック信号を検査基準信
号と比較することで、駆動電流の異常状態の検出を行う
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲
はその実施の形態に限定されるものではない。
【0014】図1は、本発明の燃焼装置の一例である給
湯器の概略図である。給湯器10内には、先端に給湯蛇
口11を備えた給水管12とその途中に設けられた熱交
換器13が設けられている。熱交換器13に対向してバ
ーナ17が設けられ、バーナ17にはガス供給管20か
ら電磁元弁21と電磁比例弁22を介して燃料ガスが供
給される。またバーナ17での燃焼に必要な空気が燃焼
ファン23によって供給される。27は、燃焼ファン2
3の回転数を検出するセンサであり、実際の回転数が演
算で求められた目標の回転数に一致するように燃焼ファ
ン23の駆動電流が制御される。給水管12中には、蛇
口11が開かれて給水が行われたことを検出するフロー
センサ14、熱交換器13の入口の入水温度センサ1
5、出湯温度センサ16がそれぞれ設けられている。ま
た、バーナ17に対しては、着火用のイグナイタ18と
着火を検出するフレームロッド19が設けられている。
25は排気口であり、26は吸気口である。水量、入水
温度、出湯温度を元に設定温度の出湯温度を確保する為
に必要な燃焼量を演算してガス比例弁22と燃焼ファン
23を制御する電装基板24が設けられている。電装基
板24内には、後述するようなマイクロコンピュータや
各種アクチュエータ駆動回路及びセンサ入力回路等が設
けられている。
【0015】図2は、ガス比例弁を駆動する回路図であ
り、ガス比例弁に定格最大電流を越える電流が供給され
たことを検出する安全機能を有している。これらの回路
は、前述した電装基板24上に実装されている。30
は、マイクロコンピュータであり、給湯器の燃焼制御シ
ーケンスプログラムを内蔵し、各種の制御を行う。
【0016】ポートP1から所望のガス比例弁開度に応
じた電圧値が出力され、駆動トランジスタTr1,Tr
2によりガス比例弁22の電磁コイルLpに駆動電流i
Lが供給される。また、駆動電流iLの値は抵抗RLに
より電圧Vfとして監視され、比較回路33等により、
その値の異常上昇がポートP3を介してマイクロコンピ
ュータ30にフィードバックされる。P4は、ガス元弁
21の開閉を指令する信号を出力するポートである。ま
た、ポートP14,15,16,18,19,23,2
7はそれぞれ、フローセンサ14、入水温度センサ1
5、出湯温度センサ16、イグナイタ18、フレームロ
ッド19、燃焼ファン23、及び回転数センサ27に接
続される。
【0017】図3は、その回路図を説明する為の各電圧
値の関係を示すグラフである。先ず最初に、ガス比例弁
22の駆動電流制御について説明する。ポートP1に
は、マイクロコンピュータ30によって演算された燃焼
量に応じた比例弁駆動電流値を与える為に必要な制御電
圧が出力される。抵抗R4,5,6は分圧回路を構成
し、ポートP1からの出力に従って、比較回路31のプ
ラス側入力端子に所望の制御電圧Vsが供給される。今
仮に、比較回路31の出力がHレベルとすると、トラン
ジスタTr2がオンし、駆動トランジスタTr1にベー
ス電流を供給し、トランジスタTr1をオンさせ、電源
(30V)からの駆動電流iLが比例弁22のコイルL
pに供給される。
【0018】駆動電流iLは時間とともに上昇し、抵抗
RLに発生する電圧(iL×RL)が平滑回路32を介
して検出されるVfとして比較回路31にフィードバッ
クされる。駆動電流iLが増加してフィードバック電圧
Vfが制御電圧Vsを越えると、比較回路31の出力は
Lレベルとなり、トランジスタTr2,Tr1がオフに
なり、駆動電流iLの供給がなくなる。その時、コイル
Lpはオン時に蓄積されたエネルギーによりそれまで流
れていた電流を維持しようとするが、そのエネルギーの
減少とともに駆動電流iLは徐々に減少し、それに伴い
駆動電流iLに応じたフィードバック電圧Vfが制御電
圧Vsより低くなると、比較回路31の出力がHレベル
になり、トランジスタTr2,Tr1がオンして再度駆
動電流iLの供給が始まる。従って、図3に示した通
り、フィードバック電圧Vfは制御電圧Vsを中心にし
て上下しながら、比例弁22の開度が制御値に維持さ
れ、目標の燃焼量に必要な燃料ガスが供給される。
【0019】以上の様に、駆動電流iLに応じたフィー
ドバック電圧Vfを利用してトランジスタTr1をオン
オフ動作させることで、制御電圧Vsに見合った駆動電
流iLが比例弁22のコイルに供給される。従って、ト
ランジスタTr1のデューティ比に従って駆動電流iL
の値が設定される。尚、32は抵抗RLに検出される上
下変化する電圧を平滑化する平滑化回路である。
【0020】以上の様に、ガス比例弁22の駆動電流が
一定に保たれるが、例えば落雷によるサージ電圧により
駆動トランジスタTr1のエミッタ・コレクタ間が短絡
故障を発生する可能性がある。また、例えば抵抗R4,
R6の短絡故障等により制御電圧Vsが異常に高くなる
可能性もある。かかる故障が発生すると、駆動電流iL
が定格最大電流以上となり、比例弁22が全開状態とな
る。その結果、着火前においては爆発着火を招く可能性
があり、また燃焼中においては風量不足状態の過大燃焼
状態となる。
【0021】そこで、図2の回路では、フィードバック
電圧Vfを監視し、所定の検出用基準電圧Vchkと比
較し、検出用基準電圧Vchkを越えるとマイクロコン
ピュータ30のポートP3に検出信号を与えるようにし
ている。即ち、比較回路33の出力は、駆動電流iLが
定格最大電流値近傍値より低い通常状態では、Hレベル
であるが、駆動電流iLが定格最大電流値を越える場合
にはフィードバック電圧Vfも上昇し、検出用基準電圧
Vchkを越えるとその出力はLレベルになる。マイク
ロコンピュータ30では、検出用の入力ポートP3にL
レベルが入力されると、ポートP4からガス元弁21を
閉じる指令信号を出力することで、ガスの供給を停止す
る。
【0022】この検出用基準電圧Vchkは、比例弁2
2への駆動電流iLが比例弁の定格最大電流iMAX の時
に対応するフィードバック電圧Vfの値VMAX より所定
値高い値に設定される。即ち、図3に示した通り、制御
電圧Vsは、通常定格最大電流と最小電流に対応するフ
ィードバック電圧値VMAX ,VMIN の間に設定される。
従って、検出基準電圧Vchkは、その最大電圧値V
MAX よりも所定値高い値に設定されている。
【0023】図3に示した通り、故障状態であってもそ
の故障モードによりフィードバック電圧Vfは、種々の
値を取りうる。例えば、図3に示したのは、駆動トラン
ジスタTr1がエミッタ・コレクタ短絡故障を起こした
場合の電圧Vf1と、抵抗R4が短絡故障した場合の電
圧Vf2である。この様に、故障モードによって検出さ
れるフィードバック電圧Vfは種々の値を取りうる。従
って、本発明では、比例弁の駆動電流iLがその定格最
大電流値を越えると、その状態を検出してマイクロコン
ピュータ30に通知することができるようにしている。
こうすることで、比例弁22が最大開度状態での燃焼制
御を防止することができると共に、比例弁の故障につな
がる定格最大電流値以上の駆動電流状態を避けることが
できる。
【0024】図4は、図2の比例弁駆動回路を利用して
燃焼制御を行うシーケンスのフローチャート図である。
先ず、蛇口11が開かれて給水管12に水が流れたこと
をフローセンサ14が検出すると(S1)、ガス比例弁
22をオンさせる駆動信号がポートP1から出力され、
同時に燃焼ファン23をオンさせる駆動信号がポートP
23から出力される。比例弁の駆動信号に従って、比例
弁22に駆動電流iLが流され、比例弁は開いた状態と
なる。また、燃焼ファン23の回転数センサ27からの
信号に基づいて所望の回転数になるよう燃焼ファン23
の駆動信号が調整される(S2)。
【0025】そして、ガス元弁を開きイグナイタ18を
オンして着火する前に、比例弁22の駆動電流iLが定
格の範囲より大きくなっていないかどうかのチェックが
行われる(S3)。具体的には、フィードバック電圧V
fが検出基準電圧Vchkより高くないかどうかのチェ
ックが図2の回路により行われる。もし、フィードバッ
ク電圧Vfが検出基準電圧Vchkよりも高くなってい
ると、その状態がT1秒間続くかどうかを判断し(S
4)、T1秒間高い状態が続くようだと、比例弁駆動電
流が異常に大きくなっていることを意味し、直ちにエラ
ー信号を出力して着火動作を禁止する(S5)。T1秒
間は例えば5秒程度が適切であり、これによりノイズ等
により誤って駆動電流が高くなっていると検出されるの
を防止することができる。
【0026】比例弁の駆動電流が異常でない場合には、
T2秒後に(S6)、ガス元弁21を開いて、イグナイ
タ18を放電させて着火し、燃焼を開始する(S7)。
従って、着火前に必ず比例弁の駆動電流が正常値である
ことを確認するので、着火時に大量のガスが充満し爆発
着火を起こすことが防止される。尚、T2時間の待機
は、例えばQ機能を実現するための待機時間に合わせる
ことで、Q機能の実現と着火前の比例弁駆動電流のチェ
ックを同時に行うことができる。
【0027】ステップS8〜S11は燃焼中の制御フロ
ーである。燃焼中であっても何らかの故障が原因して比
例弁22の駆動電流iLが高くなり、全開状態になって
いないかどうかの監視が続けられる。即ちステップS8
とS9により、T1秒以上比例弁電流が高い値にならな
いかどうかのチェックが行われ、その状態が検出される
と直ちにガス元弁21を閉じる指令信号がマイクロコン
ピュータ30から出力される。駆動電流の異常が検出さ
れない場合は、やがてフローセンサ14がオフしたのを
検出して(S11)、ガス元弁、比例弁、燃焼ファンが
共にオフして(S12)、燃焼が終了する。この一連の
制御により、燃焼中であっても比例弁が異常に開いた状
態になるのを監視して、全開状態になる場合には燃焼を
止めるように制御する。
【0028】上記の実施の形態では、ガスを燃料として
場合の燃焼機器で説明したが、灯油等を燃料として比例
弁でその燃料を制御する場合にも適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、比
例弁の駆動電流を着火前にチェックして異常が検出され
ると着火を禁止するよう制御されるので、爆発着火等の
可能性を低く抑えることができる。また、燃焼中であっ
ても同様に駆動電流が高くなって比例弁が大きく開く状
態を検出したら燃焼を止めるように制御するので、許容
範囲以上の燃焼状態になることを防止することができ
る。更に、駆動電流を監視して着火禁止や燃焼停止を行
う閾値を、比例弁の定格最大電流値より少し高い値に設
定しているので、比例弁の故障を未然に防ぐこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼装置の一例である給湯器の概略図
である。
【図2】ガス比例弁を駆動する回路図である。
【図3】図2の回路図を説明する為の各電圧値の関係を
示すグラフである。
【図4】図2の比例弁駆動回路を利用して燃焼制御を行
うシーケンスのフローチャート図である。
【符号の説明】
10 給湯器 13 熱交換器 14 フローセンサ 17 バーナ 18 イグナイタ 21 ガス元弁 22 ガス比例弁 23 燃焼ファン 24 電装基板 30 マイクロコンピュータ 31 比較回路 33 比較回路 Tr1,Tr2 駆動トランジスタ iL 駆動電流 Vf フィードバック電圧 Vchk 検出基準電圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナーと燃料配管との間に元弁と比例弁
    が設けられ、所望の燃焼出力に応じた駆動電流を該比例
    弁に供給する比例弁駆動回路を有する燃焼装置におい
    て、 バーナー着火前に、該比例弁駆動回路から所望の燃焼出
    力に応じた駆動電流を該比例弁に供給するよう制御し、
    その時の比例弁電流値が所定の検出基準値を越えないこ
    とを確認してから前記元弁を開いてバーナーに着火し、
    当該比例弁電流値が該検出基準値を越える場合には、該
    元弁を開いての着火を禁止する様制御されることを特徴
    とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の燃焼装置において、 バーナー燃焼中において、前記比例弁駆動回路から所望
    の燃焼出力に応じた駆動電流を該比例弁に供給するよう
    制御し、その時の比例弁電流値が前記検出基準値を越え
    る場合には、該元弁を閉じて燃焼を停止する様制御され
    ることを特徴とする。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の燃焼装置におい
    て、 該検出基準値が、当該比例弁の定格最大電流値よりも所
    定値分高い値に設定されていることを特徴とする。
  4. 【請求項4】バーナーと燃料配管との間に元弁と比例弁
    が設けられ、所望の燃焼出力に応じた駆動電流を該比例
    弁に供給する比例弁駆動回路を有する燃焼装置におい
    て、 燃焼制御用のシーケンスプログラムを格納し、該比例弁
    駆動回路に前記所望の燃焼出力に応じた制御信号を供給
    する制御部を有し、 該比例弁駆動回路は、 前記制御部から燃焼出力に応じた制御信号と前記駆動電
    流に応じたフィードバック信号とを比較する第一の比較
    回路と、 該フィードバック信号が制御信号を越えない時に該第一
    の比較回路の出力により導通し前記比例弁に駆動電流を
    供給し、制御信号を越える時に非導通になって該駆動電
    流の供給を停止する駆動トランジスタと、 該フィードバック信号が所定の検出基準信号を越える時
    に該制御部に異常信号を供給する第二の比較回路とを有
    し、 該制御部は、前記異常信号を受信して前記元弁の開弁を
    禁止する様制御することを特徴とする燃焼装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の燃焼装置において、 前記検出基準信号が、該比例弁の定格最大電流が当該比
    例弁に供給された時のフィードバック信号より所定値分
    高い値に設定されていることを特徴とする。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011237130A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Rinnai Corp 比例弁駆動装置
WO2019159877A1 (ja) * 2018-02-19 2019-08-22 株式会社ノーリツ 燃焼装置

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WO2019159877A1 (ja) * 2018-02-19 2019-08-22 株式会社ノーリツ 燃焼装置

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