JPH09303162A - 圧縮圧開放式ブレーキ装置 - Google Patents

圧縮圧開放式ブレーキ装置

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JPH09303162A
JPH09303162A JP12311696A JP12311696A JPH09303162A JP H09303162 A JPH09303162 A JP H09303162A JP 12311696 A JP12311696 A JP 12311696A JP 12311696 A JP12311696 A JP 12311696A JP H09303162 A JPH09303162 A JP H09303162A
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shutter
intake
lift amount
engine
exhaust
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JP12311696A
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English (en)
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Takuma Konno
琢磨 昆野
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒内圧が高いオーバーラン状態や過渡状態に
動弁系の応力を下げて製造コスト低減、耐久性向上を図
った圧縮圧開放式ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 圧縮圧開放式ブレーキ装置100は、排
気弁2のリフト量調整をする偏心ロッカアーム31及び
第3のエアシリンダ32と、これらにリフト量調整を行
わせる信号を出力するブレーキスイッチ42と、吸気シ
ャッタ11の開閉を行う第1のエアシリンダ12と、N
eセンサ41と、ブレーキスイッチ42からの信号に基
づいて排気弁2を強制的に所定のリフト量だけ余分に開
くように調整させるECU40とを備える。ECU40
は、エンジン回転数Neが所定値Ne1以上のときに上
記吸気シャッタ11を第1の所定開度まで閉成させ、ブ
レーキスイッチ41がオンした後の過渡状態で吸気シャ
ッタ11を第1の所定開度より小さい第2の所定開度ま
で閉成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンのブレーキ装置に関し、特に排気ブレーキと圧縮圧開
放式ブレーキとを併用した圧縮圧開放式ブレーキ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディーゼルエンジンのサイク
ルを使用した補助ブレーキとして、排気ブレーキ及び圧
縮圧開放式ブレーキが公知である。特に、圧縮圧開放式
ブレーキは、一般に排気ブレーキと併用され、ブレーキ
によって吸収されるエンジン出力を更に増やすのに有効
なブレーキである。
【0003】而して、排気ブレーキがエンジン排気系に
設けられた排気シャッタを強制的に閉じて排気シャッタ
上流側の排気管内の圧力を高めてエンジン出力を低下さ
せるのに対し、圧縮圧開放式ブレーキは、元々クランク
角度に応じて変位する排気弁のリフト量を、常時僅かな
リフト量(一定リフト調整量ΔLf)だけ余分に開弁さ
せ、もって、エンジンの圧縮行程や膨張行程において筒
内圧を低下させることによりエンジン出力を低下させる
ものである。
【0004】このように圧縮圧開放式ブレーキは、排気
弁のリフト量をエンジンのクランク角度に係わらず、強
制的に一定リフト調整量ΔLfだけ余分に開弁させるも
のであるから、例えば、エンジンが圧縮行程にあるとき
のように排気弁を閉じる方向に大きな力(50気圧程度
のエンジン筒内圧)が加わっている場合にも、これを強
制的に開弁しなければならず、上記大きな筒内圧に抗し
て、排気ロッカアームが排気弁を開弁できるように動弁
系全体が強固に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排気弁
の強制的な開弁に特に大きな力を要するのは、運転者
が、圧縮圧開放式ブレーキをあまり必要としないエンジ
ン運転状態であることが、本願の発明者等によって確認
された。即ち、圧縮圧開放式ブレーキを機能させる場合
に、動弁系の応力が大きくなるのは、エンジンの筒内圧
Pinxが大きくなる次の2つのエンジン運転状態であ
る。
【0006】第1のエンジン運転状態は、エンジン回転
数Neが所定値Ne1を超える、領域(図4のオーバー
ラン領域)となるエンジン運転状態(オーバーラン状
態)である。このエンジン回転数Neの高い領域では、
エンジンシリンダ内の排ガスの排出の効率が低下し、こ
れが筒内圧Pinxの上昇を招来することが知られてい
る。第2のエンジン運転状態は、運転者がブレーキスイ
ッチをオン(図6〜図8のt2時点)にして、上記排気
弁を僅かに強制的に開弁させる動作が開始してから、排
気弁が実際に上記一定リフト調整量ΔLfだけ余分に開
弁するまで(圧縮圧開放式ブレーキが実質的にオンする
まで)の過渡状態(以下、単に「過渡状態」という。)
である(図6から図8のt2〜t3時点間)。
【0007】この過渡状態では、未だ、当該圧縮圧開放
式ブレーキの作用による筒内圧Pinxの低下が充分に達
成されていないため(図8のt2〜t3時点間)、上記排
気弁を一定リフト調整量ΔLfだけ余分に開弁させるた
めには、図8に示すエンジンの筒内圧Pinxに抗して排
気弁を開成させる必要があり、開弁動作時に排気弁の動
弁系の応力が大きくなる(図6のt2〜t3時点間)。
【0008】因みに、排気弁が一定リフト調整量ΔLf
余分に開弁して、圧縮圧開放式ブレーキが十分に機能す
ると(図7のt3時点以降)、その後、排気弁を一定リ
フト調整量ΔLf余分に開弁させておくのに必要な動弁
系の応力は小さくなる(図6のt3時点以降)。このよ
うに、圧縮圧開放式ブレーキを機能させる排気弁の動弁
系では、通常至ることが少ない上記オーバーラン運転状
態や上記過渡状態等の圧縮圧開放式ブレーキを必要とし
ないエンジン運転状態で筒内圧Pinxが高くなるが、エ
ンジンを設計するに当っては、エンジンが仮にこれらの
運転状態に至っても、当該動弁系が壊れないように、動
弁系を強固にする必要があり、エンジンの製造コストが
その分高くなっていた。尤も、動弁系の応力を低減させ
るために、筒内圧Pinxを全てのエンジン運転状態で下
がるように設計をすることもできるが、その場合には、
エンジン性能の低下を来すことになる。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、エンジンの筒内圧が異常に高くなるオーバーラン
状態や過渡状態等のときに圧縮圧開放式ブレーキが機能
しても、その動弁系の応力が大きくならないようにし
て、その製造コストの低減を図ると共に併せて動弁系の
耐久性の向上をも図るようにした圧縮圧開放式ブレーキ
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の圧縮圧開放式ブレーキ装置は、排
気弁のリフト量を調整するリフト量調整手段と、上記リ
フト量調整手段にリフト量の調整を行わせる信号を出力
するブレーキスイッチと、エンジンの吸気系に配設され
た吸気シャッタと、該吸気シャッタの開閉を行う吸気シ
ャッタ駆動手段と、エンジン回転数を検出するエンジン
回転数センサと、上記ブレーキスイッチからの信号に基
づいて、上記リフト調整手段をして排気弁をエンジンの
クランク角度と係わりなく所定のリフト量だけ余分に開
くように調整せしめる第1の制御手段と、上記検出され
たエンジン回転数が所定回転数以上のときに、上記吸気
シャッタ駆動手段をして、上記吸気シャッタを所定開度
まで閉成せしめる第2の制御手段とを備えたものであ
る。
【0011】又、請求項2の発明は、上記所定回転数
を、エンジンがオーバーラン領域の下限を表すエンジン
回転数にしたものである。又、請求項3の発明の圧縮圧
開放式ブレーキ装置は、排気弁のリフト量を調整するリ
フト量調整手段と、該リフト量調整手段によるリフト量
の調整を行わせる信号を出力するブレーキスイッチと、
エンジンの吸気系に配設された吸気シャッタと、該吸気
シャッタの開閉を行う吸気シャッタ駆動手段と、上記該
リフト量調整手段をして上記排気弁をエンジンのクラン
ク角度と係わりなく所定のリフト量だけ余分に開くよう
に調整せしめると共に上記吸気シャッタ駆動手段をして
上記吸気シャッタの開閉を行わせしめる制御手段とを備
え、該制御手段が、少なくとも上記ブレーキスイッチか
ら信号が出力された後、所定期間に亘って、上記吸気シ
ャッタ駆動手段をして上記吸気シャッタを所定開度にて
閉成せしめるものである。
【0012】又、請求項4の発明は、上記制御手段が、
上記ブレーキスイッチからの信号に基づいて吸気シャッ
タが上記所定開度まで閉成したときに、上記リフト量調
整手段をして上記排気弁のリフト量の調整を開始せしめ
るものである。又、請求項5の発明は、上記制御手段
が、上記排気弁の上記所望のリフト量の調整が終了した
後、上記吸気シャッタ駆動手段をして上記吸気シャッタ
を、上記所定開度より大きく且つ全開より小さい第2の
所定開度まで開成せしめるものである。
【0013】又、請求項6の発明の圧縮圧開放式ブレー
キ装置は、エンジンの排気系に配設された排気シャッタ
と、該排気シャッタの開閉を行う排気シャッタ駆動手段
と、排気弁のリフト量を調整するリフト量調整手段と、
上記排気シャッタ駆動手段に上記排気シャッタの開閉を
行わせる第1の信号を出力する第1のオン状態と上記リ
フト量調整手段に上記リフト量の調整を行わせる第2の
信号を出力する第2のオン状態とに切り換え可能なブレ
ーキスイッチと、エンジンの吸気系に配設された吸気シ
ャッタと、該吸気シャッタの開閉を行う吸気シャッタ駆
動手段と、上記第2の信号に基づいて上記リフト量調整
手段をして排気弁をエンジンのクランク角度と係わりな
く所定のリフト量だけ余分に開弁せしめると共に、上記
第1若しくは第2の信号に基づいて吸気シャッタ駆動手
段をして吸気シャッタを所望の開度で開閉せしめる制御
手段とを備え、該制御手段が、上記第1の信号が出力さ
れたときに上記排気シャッタ駆動手段をして上記排気シ
ャッタを閉成せしめると共に上記吸気シャッタ駆動手段
をして上記吸気シャッタを第1の所定開度にて閉成せし
め、上記第2の信号が出力された後、所定期間に亘っ
て、上記吸気シャッタ駆動手段をして上記吸気シャッタ
を上記第1の開度より小さい第2の所定開度にて閉成せ
しめるものである。
【0014】又、請求項7の発明は、上記制御手段にエ
ンジン回転数センサが接続され、該制御手段が、エンジ
ン回転数が所定回転数以上のときに、上記ブレーキスイ
ッチのオン/オフ状態に係わらず、上記吸気シャッタ駆
動手段をして、上記吸気シャッタを所定開度まで閉成せ
しめるものである。
【0015】(作用)上記請求項1の発明によれば、エ
ンジンの筒内圧が高くなるエンジン回転数の高回転領域
で、吸気シャッタを閉成してその筒内圧を下げ、もっ
て、圧縮圧開放式ブレーキを機能させる際の排気弁の動
弁系の応力を低下させることができる。
【0016】又、請求項2の発明によれば、通常のエン
ジン操作では至ることのない所謂オーバーラン状態で、
吸気シャッタを閉成してその筒内圧を下げておくので、
当該オーバーラン状態でも排気弁の動弁系の応力を低下
させることができる。又、請求項3の発明によれば、圧
縮圧開放式ブレーキを機能させる過渡状態で、筒内圧を
低減させて、圧縮圧開放式ブレーキを機能させる際の排
気弁の動弁系の応力を低下させることができる。
【0017】又、請求項4の発明によれば、圧縮圧開放
式ブレーキとして排気弁が開弁動作する前に、筒内圧を
下げておくことにより、圧縮圧開放式ブレーキを機能さ
せる際の動弁系の応力を低下させることができる。又、
請求項5の発明によれば、吸気シャッタにより筒内圧を
低下させて圧縮圧開放式ブレーキが機能し始めるときの
動弁系の応力を小さくし、その後は、当該吸気シャッタ
を圧縮圧開放式ブレーキが機能してるときの騒音防止に
用いることができる。
【0018】又、請求項6の発明によれば、排気ブレー
キと圧縮圧開放式ブレーキとの併用が容易になり、又、
上記吸気シャッタを、一方では排気ブレーキを機能させ
た時の騒音防止に用い、他方で圧縮圧開放式ブレーキを
機能させた時の吸気流量の制御に用いて筒内圧の調整を
図ることができる。又、請求項7の発明によれば、エン
ジンの筒内圧が高くなるエンジン回転数の高回転領域
で、ブレーキスイッチのオン/オフに係わらず、吸気シ
ャッタが閉成されてその筒内圧が下げられるので、圧縮
圧開放式ブレーキが機能しても排気弁の動弁系の応力が
大きくならない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して説明する。尚、この実施形態
は、請求項1から請求項7に対応する。図1は本実施形
態の圧縮圧開放式ブレーキ装置100の全体構成図、図
2は第1の所定開度(開度大)で閉成されている吸気シ
ャッタ11及び第1のエアシリンダ12を示す要部断面
図、図3は第2の所定開度(開度小)で閉成されている
吸気シャッタ11及び第1のエアシリンダ12を示す要
部断面図、図4はエンジン回転数Neとシリンダの体積
効率ηvとの関係を示すグラフ、図5は圧縮圧開放式ブ
レーキ装置100の作動状態を示すタイミングチャート
である。
【0020】先ず、本実施形態の圧縮圧開放式ブレーキ
装置100の全体構成について説明する。図1に示すよ
うに、圧縮圧開放式ブレーキ装置100は、ディーゼル
エンジン1の吸気系10に設けられた吸気シャッタ11
と、排気系20に設けられた排気シャッタ21と、動弁
系30に設けられた偏心ロッカアーム31と、上記吸気
シャッタ11、排気シャッタ21及び偏心ロッカアーム
31の動作量を各々調整する第1,第2,第3のエアシ
リンダ12,22,32と、これら第1,第2,第3の
エアシリンダ12,22,32に供給される圧縮エア量
を調整するための第1,第2,第3,第4の電磁弁1
3,14,23,33と、これら第1,第2,第3,第
4の電磁弁13,14,23,33のオン/オフ制御を
行なう電子制御装置(ECU)40と、該ECU40に
接続されたエンジン回転数(Ne)センサ41、ブレー
キスイッチ42、他のセンサ43とによって構成されて
いる。ここで、図中1Cはエンジンシリンダ、2は排気
弁、3は吸気弁である。
【0021】尚、本実施形態では、第1のエアシリンダ
12が吸気シャッタ駆動手段として機能し、第2のエア
シリンダ22が排気シャッタ駆動手段として機能し、偏
心ロッカアーム31と第3のエアシリンダ32が協働し
てリフト量調整手段として機能している。このうち吸気
シャッタ11は、上記第1のエアシリンダ12によって
その開度が少なくとも、全開、開度大(第1の所定開
度)、開度小(第2の所定開度)の3段階に切り換えら
れる(図4)。この3段階の開度の切替を行なう第1の
エアシリンダ12には、図2、図3に示すように、2つ
の圧力室12A,12Bが設けられており、この2つの
圧力室12A,12Bに第1の電磁弁13、第2の電磁
弁14を介して各々所定の気圧の圧縮エアを供給するこ
とによって、当該ロッド12Cの変位が3段階に調整さ
れる。そして、このロッド12Cの変位に応じて、該ロ
ッド12Cと吸気シャッタ11とを連結するリンク機構
15が、当該吸気シャッタ11の開度を上記した3段階
に切り換えるようになっている。因みに、第1の電磁弁
13,第2の電磁弁14が共にオフのときは吸気シャッ
タ11は全開となり(図1に示す状態)、第1の電磁弁
13のみがオンのときは弁体12Dのみがバネ12Eに
抗して図中下方に変位して吸気シャッタ11は開度大
(第1の所定開度)となり(図2に示す状態)、第1の
電磁弁13,第2の電磁弁14が共にオンのときは弁体
12Fがバネ12Gに抗して上記弁体12Dを更に下方
に変位させて吸気シャッタ11は開度小(第2の所定開
度)となる(図3に示す状態)。尚、上記第1,第2の
電磁弁13,14のオン/オフは、これに接続されたE
CU40によって制御される。
【0022】上記排気シャッタ21は、上記第2のエア
シリンダ22によってその開閉が切り換えられる。即
ち、第2のエアシリンダ22の圧力室(図示省略)に
は、第3の電磁弁23を介して圧縮エアが供給されるよ
うになっており、この第3の電磁弁23のオン/オフに
応じて供給される圧縮エアにより当該ロッド(図示省
略)が変位して、これに連結されたリンク機構25が排
気シャッタ21を開閉する。尚、この第2のエアシリン
ダ22のロッドの変位を決定する第3の電磁弁23のオ
ン/オフは、これに接続されたECU40によって制御
される。
【0023】又、上記偏心ロッカアーム31は、上記第
3のエアシリンダ32によって、ロッカアーム本体31
Aとロッカシャフト31Bとが相対的に回動され、この
とき生じる位相差により、クランク角度に拘わらず、当
該排気弁2を通常のリフト量より、僅かな所定のリフト
量(一定リフト調整量ΔLf)だけ余分に開弁させて、
エンジンシリンダ1C内の圧縮圧を開放するものであ
る。上記第3のエアシリンダ32の圧力室(図示省略)
には、第4の電磁弁33を介して圧縮エアが供給される
ようになっており、この第4の電磁弁33のオン/オフ
に応じて供給される圧縮エアにより、当該ロッド(図示
省略)が変位して、これに連結されたリンク機構35が
上記ロッカアーム本体31Aとロッカシャフト31Bと
を相対的に回動させる。尚、この第3のエアシリンダ3
2のロッドの変位を決定する第4の電磁弁33のオン/
オフは、これに接続されたECU40によって制御され
る。
【0024】上記ECU40には、その入力ポート(図
示省略)にNeセンサ41、ブレーキスイッチ42、他
のセンサ43が接続されており、ECU40はこれらN
eセンサ41、ブレーキスイッチ42、他のセンサ43
から入力された信号に基づいてエンジン運転状態を検知
し、斯く検知した結果に基づいて、第1から第4の電磁
弁13,14,23,33の開閉制御を行なう。尚、上
記ブレーキスイッチ42は、オフ状態、第1のオン状
態、第2のオン状態の何れかに切り換えられるもので、
第1のオン状態が選択されているときは、運転者が排気
ブレーキ(排気シャッタ21を閉成し、且つ吸気シャッ
タ11を第1の所定開度にするブレーキ)のみを機能さ
せることを意図している旨を表す第1の信号が上記EC
U40側に出力され、第2のオン状態が選択されている
とき、運転者が排気ブレーキと圧縮圧開放式ブレーキ
(排気弁を強制的に一定リフト調整量ΔLfだけ余分に
開弁させるブレーキ)の双方を機能させることを意図し
ている旨を表す第2の信号が上記ECU40側に出力さ
れる。
【0025】次に、ECU40による圧縮圧開放式ブレ
ーキ装置100の制御について説明する(制御手段、第
1の制御手段、第2の制御手段としての機能)。ECU
40は、ブレーキスイッチ42が上記第1のオン状態の
ときに、排気シャッタ21と吸気シャッタ11を閉成さ
せて排気ブレーキを機能させ、ブレーキスイッチ42が
第2のオン状態のときに上記排気ブレーキを機能させる
と共に、更に排気弁2を上記一定リフト調整量ΔLfだ
け余分に開弁して圧縮圧開放式ブレーキを機能させる。
【0026】そして、上記ECU40は、一方でエンジ
ン1が第1のエンジン運転状態(オーバーラン状態)の
とき吸気シャッタ11を全開から開度大(第1の所定開
度)に閉成し、第2のエンジン運転状態(圧縮圧開放式
ブレーキを機能させる過渡状態)のとき所定期間に亘り
吸気シャッタ11を開度小(第2の所定開度)にて閉成
させ、その後、上記吸気シャッタ11を開度大(第1の
所定開度)にて閉成させて、圧縮圧開放式ブレーキ(又
は排気ブレーキ)が機能している際に生じる騒音の防止
を図る。
【0027】以下、ECU40による制御を具体的に説
明する。エンジン1においては、通常、エンジン回転数
Neは、図4に示す所定値Ne1(例えば、2300rp
m)を超えて運転されることのないように、エンジン設
計がされている。しかし、実際には運転者の操作(例え
ば、シフトチェンジ)によってエンジン回転数Neが当
該所定値Ne1を超えて(オーバーラン領域)回転する
ことがある(オーバーラン状態)。
【0028】このためECU40は、エンジン状態を常
時監視し、エンジンがオーバーラン状態に至ったとき
に、仮に圧縮圧開放式ブレーキを機能させるべく排気弁
2が一定リフト調整量ΔLf余分に開弁されても、動弁
系30の応力が大きくならないように、実際のブレーキ
スイッチ42のオン/オフに係わらず、エンジン回転数
Neが所定値Ne1を超えたことを条件に上記吸気シャ
ッタ11を開度大(第1の開度)にて閉成させる。
【0029】即ち、ECU40は、Neセンサ41から
の信号に基づいて、エンジン回転数Neがオーバーラン
領域を表す所定値Ne1(図4)を超えてオーバーラン
領域に至ったときに(オーバーラン状態)、上記第1の
電磁弁13をオンして、吸気シャッタ11を上記第1の
所定開度にて閉成させる。この結果、オーバーラン状態
では、エンジン1の筒内圧Pinxは低下し、仮に、この
エンジン運転状態で圧縮圧開放式ブレーキが機能して
も、排気弁2を開弁する際動弁系30の応力が大きくな
らない。
【0030】ところで、上記第1の所定開度は、当該第
1の所定開度にて吸気シャッタ11を閉成したときに、
エンジン回転数Neに応じて体積効率ηvが、図4の破
線で示すように変化する値(エンジン回転数NeがNe
1以上のときに、所謂チョーク効果が効率よく発揮され
る値)に設定される。尚、一般的に、エンジン設計にお
いては、体積効率ηvをなるべく大きくしてエンジン性
能を高めるようになっている(図4の一点鎖線)。そし
て、吸気シャッタ11を比較的大きな開度で閉成するこ
とによって、図4中破線で示すように特定のエンジン回
転数(この場合Ne1)より急激に体積効率ηvを低下さ
せることができる。尚、この実施形態では、この第1の
所定開度は、圧縮圧開放式ブレーキ若しくは排気ブレー
キが機能している場合において、騒音発生を防止するた
めに吸気シャッタ11を閉成する際の開度と一致する。
又、上記第1の所定開度より小さい第2の所定開度は、
所謂「常用回転領域」内で、エンジン回転数Neに応じ
て体積効率ηvが、図4の実線で示すように変化する値
(エンジン回転数NeがNe1より小さいときに、チョ
ーク効果が効率よく発揮される値)に設定される。
【0031】而して、エンジンの体積効率ηvは、常用
回転領域ではそのエンジン性能が最大限に引き出せるよ
うに設計され(図4の一点鎖線)、オーバーラン領域で
上記吸気シャッタ11を上記第1の所定開度で閉成する
ことによって、エンジン回転数Neが所定値Ne1を超
えた時点で、体積効率ηvを小さくして、その筒内圧Pi
nxを低下させることができる。
【0032】次に、エンジン運転状態が第2のエンジン
運転状態(過渡状態)にあるときのECU40による吸
気シャッタ11及び排気弁2の制御について説明する。
前述したように、圧縮圧開放式ブレーキを機能させるた
めの動作の初期状態(過渡状態)においては、未だ筒内
圧Pinxが高く(図6のt2〜t3)、この状態から、す
ぐに排気弁2を一定リフト調整量ΔLfだけ余分に開成
するのであれば、当該動弁系30の応力が大きくなる。
【0033】このためECU40は、ブレーキスイッチ
42の状態を常時監視し、ブレーキスイッチが第2の状
態になったときに、上記吸気シャッタ11を予め所定の
開度(第2の所定開度)まで閉成させてエンジンシリン
ダ1Cの体積効率ηvを低下させ(図4の実線)、もっ
てエンジン1の筒内圧Pinxを、排気弁2が強制的に開
弁される前に低下させる。
【0034】即ち、運転者によってブレーキスイッチ4
2が第2の状態にされると(図5のt10時点)、その第
2の信号の立下りエッジにおいて(図5のt11時点)、
ECU40は第1,第2の電磁弁13,14の双方をオ
ンさせて圧縮エアを第1のエアシリンダ12に供給し、
吸気シャッタ11を開度小(第2の所定開度)まで閉成
させる(図5のt12時点)。
【0035】そして、上記吸気シャッタ11が十分に閉
成されて筒内圧Pinxが低下すると、ECU40は、第
4の電磁弁33をオンして第3のエアシリンダ32に圧
縮エアを供給し、ロッカアーム本体31Aとロッカシャ
フト31Bとを相対的に回動させ、排気弁2を一定リフ
ト調整量ΔLfだけ余分に開弁させる(図5のt12〜t
13時点間)。
【0036】そして、上記一定リフト調整量ΔLfだけ
余分に排気弁2が開弁されるようになって、筒内圧Pin
xが低下すると、もはや、吸気シャッタ11によって筒
内圧Pinxを減少させる必要がなくなるため、ECU4
0は、上記排気弁2を一定リフト調整量ΔLfだけ余分
に開弁させるために必要な期間(t12〜t13時点間)よ
り長い所定期間の経過後(図5のt14時点)、第2の電
磁弁14のみをオフして、吸気シャッタ11を騒音防止
のためにのみ機能させるべく開度大(第1の所定開度)
にする(図5のt15時点)。
【0037】尚、ECU40は、ブレーキスイッチ42
から、第1の状態が選択されていることを表す第1の信
号が入力されたときには、排気ブレーキのみを機能させ
るべく、排気シャッタ21を閉成し、これに併せて吸気
シャッタ11を開度大(第1の所定開度)で閉弁させて
騒音の低減を図るようにしている。以上説明したよう
に、本実施形態の圧縮圧開放式ブレーキ装置100で
は、エンジンシリンダ1C内の圧力が異常に上昇する第
1のエンジン運転状態(オーバーラン状態)及び第2の
エンジン運転状態(過渡状態)で、それぞれ吸気シャッ
タ11を、第1の所定開度、第2の所定開度で閉成して
いるので、圧縮圧開放式ブレーキを機能させる際に、こ
れら第1,第2のエンジン運転状態で排気弁2の動弁系
30の応力を小さくできる。従って、エンジンを設計す
るに当り当該動弁系30の強度を、上記2つのエンジン
運転状態に対処できるような強靱なものにする必要がな
く、その分製造コストを低減できる。又、動弁系30の
応力が小さくなる分、その耐久性も向上する。
【0038】又、動弁系30の応力が小さくなる分、排
気弁の当該リフト調整量の設計自由度が増すため、常用
回転領域等での圧縮圧開放式ブレーキの制動力のチュー
ニングの自由度も向上する。尚、上記実施形態では、エ
ンジンがオーバーラン状態のときに吸気シャッタ11を
第1の開度で閉成させたが、このとき吸気シャッタ11
を全閉にすることで、排気管内の圧力を下げて、オーバ
ーラン状態での排気弁の異常開弁を防ぐこともできる。
【0039】又、上記実施形態では、オーバーラン状態
における吸気シャッタ11の開度と、該吸気シャッタ1
1で騒音防止を図るときの開度を、共に第1の所定開度
としているが、当該吸気シャッタを4段階以上に開閉で
きるようにして、オーバーラン状態での開度と、騒音防
止を図るときの開度とを異ならせてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、エンジンの筒内圧が高くなるエンジン回転数の高
回転領域で吸気シャッタが閉成されて筒内圧が下がり、
圧縮圧開放式ブレーキを機能させる時の排気弁の動弁系
の応力を低下させることができる。この結果、当該動弁
系の強度を、当該エンジン運転状態に対処できるような
強靱なものにする必要がなくその分製造コストが低減で
き、当該動弁系の耐久性も向上する。
【0041】又、請求項2の発明によれば、通常のエン
ジン操作では至ることのない当該オーバーラン状態で吸
気シャッタの閉成によって筒内圧を下げることができ、
圧縮圧開放式ブレーキを機能させる時の動弁系の応力を
低下させることができる。又、請求項3の発明によれ
ば、圧縮圧開放式ブレーキが機能する過渡状態で、筒内
圧を低減させて、動弁系の応力を低下させることがで
き、この結果、当該動弁系の強度を当該エンジン運転状
態に対処できるような強靱なものにする必要がなくなっ
て、その分製造コストの低減、動弁系の耐久性の向上が
共に図られる。
【0042】又、請求項4の発明によれば、圧縮圧開放
式ブレーキとして排気弁が開弁する前に、筒内圧を下げ
て圧縮圧開放式ブレーキを機能させる時の動弁系の応力
を低下させておくことができる。又、請求項5の発明に
よれば、吸気シャッタを、過渡状態においては筒内圧を
低下させるために用い、その後は、騒音の低減のために
用いることができる。
【0043】又、請求項6の発明によれば、排気ブレー
キと圧縮圧開放式ブレーキとの併用が容易になり、又、
上記吸気シャッタを、一方では騒音低減を図るために用
い、他方で圧縮圧開放式ブレーキを機能させる際の筒内
圧の調整に用いることができる。又、請求項7の発明に
よれば、エンジンの筒内圧が高くなるエンジン回転数の
高回転領域で筒内圧が下がり、この高回転領域で圧縮圧
開放式ブレーキが機能しても、排気弁の動弁系の応力が
大きくならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の圧縮圧開放式ブレーキ装置100
の全体構成図である。
【図2】第1の所定開度(開度大)で閉成されている吸
気シャッタ11及び第1のエアシリンダ12を示す要部
断面図である。
【図3】第2の所定開度(開度小)で閉成されている吸
気シャッタ11及び第1のエアシリンダ12を示す要部
断面図である。
【図4】エンジン回転数Neとシリンダの体積効率ηv
との関係を示すグラフである。
【図5】圧縮圧開放式ブレーキ装置100の作動状態を
示すタイミングチャートである。
【図6】従来の圧縮圧開放式ブレーキのオンからオフへ
の過渡状態における動弁系の応力の変化を示すグラフで
ある。
【図7】従来の圧縮圧開放式ブレーキのオンからオフへ
の過渡状態における排気弁のリフト量の変化を示すグラ
フである。
【図8】従来の圧縮圧開放式ブレーキのオンからオフへ
の過渡状態における筒内圧の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
2 排気弁 10 吸気系 11 吸気シャッタ 12 第1のエアシリンダ(吸気シャッタ駆動手段) 13 第1の電磁弁 14 第2の電磁弁 20 排気系 21 排気シャッタ 22 第2のエアシリンダ(排気シャッタ駆動手段) 23 第3の電磁弁 30 動弁系 31 偏心ロッカアーム(リフト量調整手段) 31A ロッカアーム本体 31B ロッカシャフト 32 第3のエアシリンダ(リフト量調整手段) 33 第4の電磁弁 40 電子制御装置(制御手段) 41 エンジン回転数センサ 42 ブレーキスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気弁のリフト量を調整するリフト量調
    整手段と、 上記リフト量調整手段にリフト量の調整を行わせる信号
    を出力するブレーキスイッチと、 エンジンの吸気系に配設された吸気シャッタと、 該吸気シャッタの開閉を行う吸気シャッタ駆動手段と、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサと、 上記ブレーキスイッチからの信号に基づいて、上記リフ
    ト調整手段をして排気弁をエンジンのクランク角度と係
    わりなく所定のリフト量だけ余分に開くように調整せし
    める第1の制御手段と、 上記検出されたエンジン回転数が所定回転数以上のとき
    に、上記吸気シャッタ駆動手段をして、上記吸気シャッ
    タを所定開度まで閉成せしめる第2の制御手段とを備え
    たことを特徴とする圧縮圧開放式ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 上記所定回転数は、エンジンがオーバー
    ラン領域の下限を表すエンジン回転数であることを特徴
    とする請求項1に記載の圧縮圧開放式ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 排気弁のリフト量を調整するリフト量調
    整手段と、 該リフト量調整手段にリフト量の調整を行わせる信号を
    出力するブレーキスイッチと、 エンジンの吸気系に配設された吸気シャッタと、 該吸気シャッタの開閉を行う吸気シャッタ駆動手段と、 上記該リフト量調整手段をして上記排気弁をエンジンの
    クランク角度と係わりなく所定のリフト量だけ余分に開
    くように調整せしめると共に上記吸気シャッタ駆動手段
    をして上記吸気シャッタの開閉を行わせしめる制御手段
    とを備え、 該制御手段は、少なくとも上記ブレーキスイッチから信
    号が出力された後、所定期間に亘って、上記吸気シャッ
    タ駆動手段をして上記吸気シャッタを所定開度にて閉成
    せしめることを特徴とする圧縮圧開放式ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記ブレーキスイッチ
    からの信号に基づいて吸気シャッタを上記所定開度まで
    閉成させた後、上記リフト量調整手段をして上記排気弁
    のリフト量の調整を開始せしめることを特徴とする請求
    項3に記載の圧縮圧開放式ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記排気弁の上記所望
    のリフト量の調整が終了した後、上記吸気シャッタ駆動
    手段をして上記吸気シャッタを、上記所定開度より大き
    く且つ全開より小さい第2の所定開度まで開成せしめる
    ことを特徴とする請求項4に記載の圧縮圧開放式ブレー
    キ装置。
  6. 【請求項6】 エンジンの排気系に配設された排気シャ
    ッタと、 該排気シャッタの開閉を行う排気シャッタ駆動手段と、 排気弁のリフト量を調整するリフト量調整手段と、 上記排気シャッタ駆動手段に上記排気シャッタの開閉を
    行わせる第1の信号を出力する第1のオン状態と上記リ
    フト量調整手段に上記リフト量の調整を行わせる第2の
    信号を出力する第2のオン状態とに切り換え可能なブレ
    ーキスイッチと、 エンジンの吸気系に配設された吸気シャッタと、 該吸気シャッタの開閉を行う吸気シャッタ駆動手段と、 上記第2の信号に基づいて上記リフト量調整手段をして
    排気弁をエンジンのクランク角度と係わりなく所定のリ
    フト量だけ余分に開弁せしめると共に、上記第1若しく
    は第2の信号に基づいて吸気シャッタ駆動手段をして吸
    気シャッタを所望の開度で開閉せしめる制御手段とを備
    え、 該制御手段は、上記第1の信号が出力されたときに上記
    排気シャッタ駆動手段をして上記排気シャッタを閉成せ
    しめると共に上記吸気シャッタ駆動手段をして上記吸気
    シャッタを第1の所定開度にて閉成せしめ、上記第2の
    信号が出力された後、所定期間に亘って、上記吸気シャ
    ッタ駆動手段をして上記吸気シャッタを上記第1の開度
    より小さい第2の所定開度にて閉成せしめることを特徴
    とする圧縮圧開放式ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段にはエンジン回転数センサ
    が接続され、 該制御手段は、エンジン回転数が所定回転数以上のとき
    に、上記ブレーキスイッチのオン/オフ状態に係わら
    ず、上記吸気シャッタ駆動手段をして、上記吸気シャッ
    タを上記所定開度まで閉成せしめることを特徴とする請
    求項6に記載の圧縮圧開放式ブレーキ装置。
JP12311696A 1996-05-17 1996-05-17 圧縮圧開放式ブレーキ装置 Pending JPH09303162A (ja)

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